JP6188611B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、照明装に関する。
従来の照明装置として、発光素子を有する光源ユニットと、光源ユニットが内側に配設された筒状透光部材と、を備えたものがある。発光素子は、例えば、発光ダイオード(LED)と、光の波長を変換する蛍光材料と、によって、擬似的な白色光を出射するものである。そのような照明装置は、蛍光灯、白熱電球等が用いられた照明装置と比較して、小型であり、また、高効率であり、また、長寿命である。そして、近年の、発光素子の発光効率の向上、光束の改善等に伴って、そのような照明装置は、ますます普及している。
蛍光灯、白熱電球等が用いられた照明装置では、筒状透光部材として、ガラスが用いられていた。しかし、上述の従来の照明装置では、発光ダイオードの発熱が少なく、また、発光原理が異なることに起因して、多くの場合、筒状透光部材として、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の樹脂製品が用いられる。また、発光ダイオードが点光源であるため、点灯時に生じる輝点が、眩しさ、不快感等の原因となる。そのため、光拡散粒子が分散された筒状透光部材が用いられることによって、光が拡散される(例えば、特許文献1を参照)。また、内壁面に、光拡散粒子が分散された透光性無機材である樹脂膜が塗布された筒状透光部材が用いられることによって、光が拡散される(例えば、特許文献2を参照)。
そして、更に、上述の従来の照明装置では、蛍光灯、白熱電球等が用いられた照明装置と異なり、筒状透光部材の内側に、発光素子、基板、放熱部材等の反射率が比較的に低い部材が収納されるため、発光素子から出射されて筒状透光部材で反射した光が、これらの部材に吸収されることとなって、光の取り出し効率が低下する。そのため、筒状透光部材の、発光素子の発光面と対向する領域に、突部を形成して、その領域に入射する光を入射方向と異なる方向に反射させ、また、発光素子の周囲に反射シートを配設して、光が発光素子に向かって戻ることで生じる吸収ロスを抑制させることによって、光の取り出し効率を向上させている。(例えば、特許文献3を参照)。
特許第4938993号公報(段落[0002]) 特開2012−155880号公報(段落[0030]) 特開2012−185955号公報(段落[0022]、段落[0025])
上述の従来の照明装置では、発光素子から筒状透光部材に照射された光を、効率的に反射シートに反射させるために、筒状透光部材の、発光素子の発光面と対向する領域に、半球に近い形状の突部が形成される。そのため、発光素子と筒状透光部材との距離が短くなって、輝点が見えやすくなってしまうという問題点があった。また、反射シートに高反射材が用いられる場合でも、4〜6%程度の吸収ロスが生じてしまうという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、光の取り出し効率が高く、且つ、輝点が見えにくい照明装置を得ることを目的とする
本発明に係る照明装置は、発光素子を有する光源ユニットと、前記光源ユニットが内側に配設された筒状透光部材と、を備え、前記筒状透光部材の、前記発光素子によって光が照射される領域の少なくとも一部に、該発光素子に近い箇所ほど拡散性が高くなる領域が形成され、前記筒状透光部材は、該筒状透光部材の内周面及び外周面の少なくともいずれか一方に塗布された、拡散膜を有し、前記発光素子に近い箇所ほど拡散性が高くなる領域では、前記発光素子に近い箇所ほど前記拡散膜の膜厚が厚くなるものである。
本発明に係る照明装置は、筒状透光部材の、発光素子によって光が照射される領域の少なくとも一部に、発光素子に近い箇所ほど拡散性が高くなる領域が形成されたものである。そのため、発光素子からの距離が短い箇所、すなわち発光素子の輝点が見えやすい箇所において、拡散性が向上されて、輝点が見えにくくなるとともに、発光素子からの距離が長い箇所、すなわち輝点が見えにくい箇所において、拡散性が低減されて、光の取り出し効率が向上されることとなるため、光の取り出し効率が高く、且つ、輝点が見えにくい照明装置を得ることができる。
実施の形態1に係る照明装置の、斜視図である。 実施の形態1に係る照明装置の、図1におけるA−A線での断面図である。 実施の形態1に係る照明装置の、図1におけるB−B線での断面図である。 実施の形態2に係る照明装置の、図1におけるB−B線に相当する線での断面図である。 実施の形態3に係る照明装置の、図1におけるA−A線に相当する線での断面図である。 実施の形態4に係る照明装置の、図1におけるA−A線に相当する線での断面図である。 実施の形態5に係る照明装置の、図1におけるA−A線に相当する線での断面図である。 実施の形態6に係る照明装置の、図1におけるA−A線に相当する線での断面図である。
以下、本発明に係る照明装置について、図面を用いて説明する。
なお、以下で説明する構成、製造方法等は、一例であり、本発明に係る照明装置は、そのような構成、製造方法等である場合に限定されない。
実施の形態1.
実施の形態1に係る照明装置について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る照明装置の、斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明装置の、図1におけるA−A線での断面図である。図3は、実施の形態1に係る照明装置の、図1におけるB−B線での断面図である。なお、図1では、筒状透光部材20が切断された仮想の状態を示している。また、図1では、放熱部材13の図示が省略されている。また、図3では、口金30の図示が省略されている。
図1〜図3に示されるように、照明装置1は、光源ユニット10と、筒状透光部材20と、口金30と、を備える。光源ユニット10は、発光素子11と、基板12と、放熱部材13と、を有する。
発光素子11は、複数であり、基板12に実装される。発光素子11は、発光ダイオードと、光の波長を変換する蛍光材料と、によって、擬似的な白色光を出射するものである。発光素子11は、発光面の輝度が見る方向によらず略一定の、ランバート配光を行うものであるとよい。なお、発光素子11を基板12に接合する接合材(図示省略)、基板12に形成された、発光素子11と電気的に接続される回路パターン(図示省略)等は、どのようなものであってもよい。
基板12は、例えば、ガラスエポキシ樹脂である。基板12は、どのような材質であってもよい。基板12の表面の、発光素子11と電気的に接続される部分以外が、高反射性の樹脂で覆われるとよい。また、基板12は、熱伝導性が高い放熱部材13上に接合される。放熱部材13は、略円筒状で、且つ、光拡散性を有する筒状透光部材20の内周面に接着される。シリコーン系の接着剤によって接着されるとよいが、他の接着剤によって接着されてもよい。
筒状透光部材20は、光拡散材が分散された樹脂管である。光拡散材として、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シリカ微粒子等の無機材、アクリル、スチレン等の有機材、シリコーンパウダー等の光拡散微粒子、等が挙げられる。光拡散材は、可視光帯域における反射率が高いものであれば、他の光拡散材であってもよい。また、樹脂管として、アクリル、ポリカーボネート、等が挙げられる。樹脂管は、透明性が高いものであれば、他の樹脂管であってもよい。また、光拡散材は、濃度分布が生じないように、均一に分散されていることとする。また、筒状透光部材20は、押出成形によって製造されるとよいが、他の製造方法によって製造されてもよい。
従来の直管形の照明装置では、筒状透光部材20の拡散性が周方向に亘って均一であるため、輝点が見えやすい箇所と輝点が見えにくい箇所とが生じてしまうという問題点があった。また、輝点が見えやすい箇所に合わせて全体的に拡散性を強めてしまうと、輝点が見えにくい箇所において透過ロスが生じてしまうという問題点があった。
一方、照明装置1では、図2に示されるように、筒状透光部材20の肉厚が、周方向に分布を有しており、照射面側の発光素子11からの距離が最も短いa点において、最も厚く、発光素子11の光軸上に位置するb点において、最も薄い。つまり、筒状透光部材20の、発光素子11によって光が照射される領域の少なくとも一部に、発光素子11に近い箇所ほど肉厚が厚くなる領域が形成される。また、図3に示されるように、筒状透光部材20の肉厚は、その長手方向において一定である。また、筒状透光部材20は、0.5mm〜4mm程度の肉厚であるとよいが、他の肉厚であってもよい。
発光素子11からの距離が短いa点では、発光素子11からの距離が長いb点と比較して、輝点が見えやすくなる。また、発光素子11がランバート配光を行うものである場合では、発光素子11からa点に向かう方向の輝度が小さくなり、発光素子11からb点に向かう方向の輝度が最も大きくなる。そのため、照射面側では、a点において最も輝点が見えやすくなり、b点において最も輝点が見えにくくなる。そして、照明装置1では、上述のとおり、筒状透光部材20の肉厚が、a点において最も厚く、b点において最も薄いため、輝点が見えやすいa点での拡散性が向上されて、輝点が見えにくくなる。また、併せて、輝点が見えやすい箇所に合わせて全体的に拡散性を強める場合と比較して、輝点が見えにくいb点において、光の取り出し効率が高くなる。そのため、光の取り出し効率が高く、且つ、輝点が見えにくい照明装置1を得ることができる。なお、照射面側の反対側である背面側は、直接目視されることがなく、器具等で反射した光が使用者の目に届くため、背面側における筒状透光部材20の拡散性は、どのような状態であってもよい。
また、照明装置1では、図2に示されるように、発光素子11と筒状透光部材20との距離をL1、筒状透光部材20の内周面の長径をL2とした場合に、発光素子11は、L1/L2<0.5となる位置に配設される。つまり、発光素子11の光軸と直角で、且つ、発光素子11を通る面p1は、面p1と平行で、且つ、筒状透光部材20内を横断する距離が最大である面p2を基準として、筒状透光部材20の発光素子11の発光面と対向する領域から遠い側(つまり裏面側)に位置する。更に、L1/L2=0.25程度となる位置に配設されるとよい。また、発光素子11は、その光軸が筒状透光部材20の内周面の長軸と重なるように配設される。つまり、筒状透光部材20の中心軸と直交し、且つ、発光素子11を通る断面において、筒状透光部材20が、発光素子11の光軸と平行な直線l1を対称軸とする線対称の形状である場合において、発光素子11は、直線l1に均等に配設される。そのように構成されることで、発光素子11から筒状透光部材20に至るまでの距離が、特に、輝点が見えやすい、発光素子11の光軸との角度が大きい方向での距離が、短くなって、発光素子11から出射された光が、広がりが不十分なまま、筒状透光部材20を通過してしまって、輝点が見えやすくなることが抑制される。
なお、以上では、発光素子11が一列で配設される場合を説明したが、発光素子11が複数列で配設されていてもよい。そのような場合であっても、同様の構成によって、光の取り出し効率が高く、且つ、輝点が見えにくい照明装置1を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る照明装置について、図4を用いて説明する。
なお、以下では、実施の形態1と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
図4は、実施の形態2に係る照明装置の、図1におけるB−B線に相当する線での断面図である。なお、図4では、口金30の図示が省略されている。
照明装置1では、図4に示されるように、筒状透光部材20の肉厚が、長手方向に分布を有しており、発光素子11の光軸上に位置するc点において、最も厚く、発光素子11からの距離が長いd点において、最も薄い。つまり、筒状透光部材20の、発光素子11によって光が照射される領域の少なくとも一部に、発光素子11に近い箇所ほど肉厚が厚くなる領域が形成される。
発光素子11からの距離が短いc点では、発光素子11からの距離が長いd点と比較して、輝点が見えやすくなる。そして、照明装置1では、上述のとおり、筒状透光部材20の肉厚が、c点において最も厚く、d点において最も薄いため、輝点が見えやすいc点での拡散性が向上されて、輝点が見えにくくなる。また、併せて、輝点が見えやすい箇所に合わせて全体的に拡散性を強める場合と比較して、輝点が見えにくいd点において、光の取り出し効率が高くなる。そのため、光の取り出し効率が高く、且つ、輝点が見えにくい照明装置1を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る照明装置について、図5を用いて説明する。
なお、以下では、実施の形態1及び実施の形態2と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
図5は、実施の形態3に係る照明装置の、図1におけるA−A線に相当する線での断面図である。
照明装置1では、基板12としてフレキシブル基板等が用いられ、基板12が、放熱部材13に接合されるのではなく、図5に示されるように、筒状透光部材20の内周面に直接接着される。接着剤は、熱伝導性が高いシリコーン接着剤等であるとよい。
実施の形態1において説明したように、光の吸収ロスを抑制しつつ、光の拡散性を向上するためには、発光素子11と筒状透光部材20との距離を長くすることが効果的である。そのため、上述のとおり、放熱部材13が省かれて、発光素子11が実装された基板12が筒状透光部材20に直接接着されることで、発光素子11と筒状透光部材20との距離が長くなり、光の吸収ロスが抑制されつつ、光の拡散性が向上されることとなる。そのため、光の取り出し効率が高く、且つ、輝点が見えにくい照明装置1を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る照明装置について、図6を用いて説明する。
なお、以下では、実施の形態1〜実施の形態3と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
図6は、実施の形態4に係る照明装置の、図1におけるA−A線に相当する線での断面図である。
照明装置1では、図6に示されるように、筒状透光部材20の外周面の表面粗さが、周方向に分布を有しており、照射面側の発光素子11からの距離が最も短いa点において、最も表面粗さが大きく、発光素子11の光軸上に位置するb点において、最も表面粗さが小さい。つまり、筒状透光部材20の、発光素子11によって光が照射される領域の少なくとも一部に、発光素子11に近い箇所ほど表面粗さが大きくなる領域が形成される。また、表面粗さの分布を生じさせる方法として、研磨紙を用いた研磨、ウェットブラスト、サンドブラスト等の機械的処理、筒状透光部材20を押出成形する際に用いられる型の表面に表面粗さの分布を生じさせること、等が挙げられる。表面粗さの分布を生じさせる方法は、他の方法であってもよい。
発光素子11からの距離が短いa点では、発光素子11からの距離が長いb点と比較して、輝点が見えやすくなる。また、発光素子11がランバート配光を行うものである場合では、発光素子11からa点に向かう方向の輝度が小さくなり、発光素子11からb点に向かう方向の輝度が最も大きくなる。そのため、照射面側では、a点において最も輝点が見えやすくなり、b点において最も輝点が見えにくくなる。そして、照明装置1では、上述のとおり、筒状透光部材20の表面粗さが、a点において最も大きく、b点において最も小さいため、実施の形態1と同様に、輝点が見えやすいa点での拡散性が向上されて、輝点が見えにくくなる。また、併せて、輝点が見えやすい箇所に合わせて全体的に拡散性を強める場合と比較して、輝点が見えにくいb点において、光の取り出し効率が高くなる。そのため、光の取り出し効率が高く、且つ、輝点が見えにくい照明装置1を得ることができる。
なお、以上では、筒状透光部材20の外周面に表面粗さの分布を生じさせる場合を説明したが、筒状透光部材20の内周面、又は、筒状透光部材20の外周面と内周面との両方に、表面粗さの分布を生じさせてもよい。また、実施の形態2と同様に、筒状透光部材20の外周面の表面粗さが、長手方向に分布を有していてもよい。
実施の形態5.
実施の形態5に係る照明装置について、図7を用いて説明する。
なお、以下では、実施の形態1〜実施の形態4と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
図7は、実施の形態5に係る照明装置の、図1におけるA−A線に相当する線での断面図である。
照明装置1では、図7に示されるように、筒状透光部材20の内周面に拡散膜20aが塗布され、その拡散膜20aの膜厚が、周方向に分布を有しており、照射面側の発光素子11からの距離が最も短いa点において、最も膜厚が厚く、発光素子11の光軸上に位置するb点において、最も膜厚が薄い。つまり、筒状透光部材20の、発光素子11によって光が照射される領域の少なくとも一部に、発光素子11に近い箇所ほど拡散膜20aの膜厚が厚くなる領域が形成される。また、筒状透光部材20は、ガラスであるとよい。筒状透光部材20の材質は、透明性が高いものであれば、他の材質であってもよい。また、拡散膜20aは、アクリル樹脂等の高い透明性を有する樹脂をバインダーとして、可視光帯域における反射率が高い拡散材が分散されたものであるとよい。バインダーは、透明性が高ければよく、他のものであってもよい。光拡散材として、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、シリカ粒子等の無機材、アクリルパウダー等の有機材、シリコーンパウダー、等が挙げられる。光拡散材は、可視光帯域における反射率が高ければ、他のものであってもよい。また、拡散膜20aは、10μm〜40μm程度の膜厚であるとよい。そして、拡散材の粒子径は、その膜厚と比較して小さい必要がある。また、拡散膜20aは、塗布時に流動性を有するものであり、加熱によって硬化するものであり、硬化前の状態が液状又は粉体状のものであるとよい。
発光素子11からの距離が短いa点では、発光素子11からの距離が長いb点と比較して、輝点が見えやすくなる。また、発光素子11がランバート配光を行うものである場合では、発光素子11からa点に向かう方向の輝度が小さくなり、発光素子11からb点に向かう方向の輝度が最も大きくなる。そのため、照射面側では、a点において最も輝点が見えやすくなり、b点において最も輝点が見えにくくなる。そして、照明装置1では、上述のとおり、筒状透光部材20の拡散膜20aの膜厚が、a点において最も厚く、b点において最も薄いため、実施の形態1と同様に、輝点が見えやすいa点での拡散性が向上されて、輝点が見えにくくなる。また、併せて、輝点が見えやすい箇所に合わせて全体的に拡散性を強める場合と比較して、輝点が見えにくいb点において、光の取り出し効率が高くなる。そのため、光の取り出し効率が高く、且つ、輝点が見えにくい照明装置1を得ることができる。
なお、以上では、筒状透光部材20の内周面に拡散膜20aが塗布される場合を説明したが、筒状透光部材20の外周面、又は、筒状透光部材20の内周面と外周面との両方に、拡散膜20aが塗布されてもよい。また、実施の形態2と同様に、筒状透光部材20の拡散膜20aの膜厚が、長手方向に分布を有していてもよい。
実施の形態6.
実施の形態6に係る照明装置について、図8を用いて説明する。
なお、以下では、実施の形態1〜実施の形態5と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
図8は、実施の形態6に係る照明装置の、図1におけるA−A線に相当する線での断面図である。
照明装置1では、筒状透光部材20の拡散膜20aの膜厚が、点aにおいて最も薄いのではなく、図8に示されるように、背面側の最も遠い位置であるe点において最も薄い。そして、拡散膜20aは、筒状透光部材20が、その長手方向が重力方向と直角になる状態で、保持された状態で、塗布される。
上述のような構成であっても、実施の形態5と同様に、筒状透光部材20の、発光素子11によって光が照射される領域の少なくとも一部に、発光素子11に近い箇所ほど拡散膜20aの膜厚が厚くなる領域が形成されることとなる。また、上述のような方法で製造することが可能となって、生産性が向上される。つまり、実施の形態5では、図7に示されるような膜厚の分布を生じさせるために、拡散膜20aを少なくとも2回以上塗布する必要がある。一方、実施の形態6では、上述のような方法で、つまり、拡散膜20aが塗布時に流動性を有し、硬化時に重力によって自然と膜厚の分布が生じることを利用した方法によって、上述のような構成を得ることができるため、拡散膜20aの塗布の回数を低減することができる。そのため、照明装置1の生産性が向上される。
以上、実施の形態1〜実施の形態6について説明したが、本発明は各実施の形態の説明に限定されない。例えば、各実施の形態の全て又は一部を組み合わせることも可能である。
1 照明装置、10 光源ユニット、11 発光素子、12 基板、13 放熱部材、20 筒状透光部材、20a 拡散膜、30 口金。

Claims (9)

  1. 発光素子を有する光源ユニットと、
    前記光源ユニットが内側に配設された筒状透光部材と、
    を備え、
    前記筒状透光部材の、前記発光素子によって光が照射される領域の少なくとも一部に、該発光素子に近い箇所ほど拡散性が高くなる領域が形成され、
    前記筒状透光部材は、該筒状透光部材の内周面及び外周面の少なくともいずれか一方に塗布された、拡散膜を有し、
    前記発光素子に近い箇所ほど拡散性が高くなる領域では、前記発光素子に近い箇所ほど前記拡散膜の膜厚が厚くなる、
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記拡散膜は、
    前記筒状透光部材が、該筒状透光部材の長手方向が重力方向と直角になる状態で、保持されつつ、塗布された、
    ことを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  3. 前記発光素子に近い箇所ほど拡散性が高くなる領域では、拡散性の高さが、前記筒状透光部材の周方向に沿って分布する、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の照明装置。
  4. 前記発光素子に近い箇所ほど拡散性が高くなる領域では、拡散性の高さが、前記筒状透光部材の長手方向に沿って分布する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記発光素子に近い箇所ほど拡散性が高くなる領域では、前記発光素子に近い箇所ほど前記筒状透光部材の肉厚が厚くなる、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記発光素子に近い箇所ほど拡散性が高くなる領域では、前記発光素子に近い箇所ほど前記筒状透光部材の表面粗さが大きくなる、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記発光素子の光軸と直角で、且つ、該発光素子を通る第一面は、
    前記第一面と平行で、且つ、前記筒状透光部材内を横断する距離が最大である第二面を基準として、該筒状透光部材の前記発光素子の発光面と対向する領域から遠い側に位置する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記光源ユニットは、前記発光素子が実装された基板を有し、
    前記基板は、前記筒状透光部材の内周面に固定された、
    ことを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  9. 前記筒状透光部材の中心軸と直交し、且つ、前記発光素子を通る断面において、
    前記筒状透光部材は、前記発光素子の光軸と平行な第一直線を対称軸とする線対称の形状であり、
    前記発光素子は、前記第一直線に均等に配設された、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の照明装置。
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