JP6953785B2 - 光源ユニット及び照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、光源ユニット及び照明器具に関するものである。
天井面等に取り付けられる照明器具は、天井面等への取り付け機構を有する本体ユニットと、本体ユニットに着脱可能であり、光源モジュールを有する光源ユニットとを備える。光源ユニットは、発光素子が実装された基板と、基板が取り付けられたフレームと、基板を覆い、フレームに取り付けられたカバーとを備える。発光素子から発せられた光は、カバーを通って、カバーから照明器具の外部へ照射される。
カバーは、基板と対向する面を有する主部と、基板と交差する方向に突出する傾斜部とを有し、主部と傾斜部とは、同一の材料によって形成される(例えば、特許文献1)。
特開2016−136533号公報
このような光源ユニットにあっては、主部と傾斜部とが同一の材料によって形成されているので、主部からの照射される光量に対する傾斜部から照射される相対光量を変えることについて考慮されていなかった。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、主部から照射される光量に対する傾斜部から照射される相対光量を、目的に応じて、任意に設定することができる光源ユニットを提供することを目的とする。
本発明にかかる光源ユニットは、発光素子が実装された基板と、基板が取り付けられたフレームと、基板を覆い、フレームに取り付けられたカバーと、を備え、カバーは、基板と対向する面を有する第1のカバー部と、基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、垂直方向からフレームに接続する第1の接続部と、を有し、第1のカバー部の透過率は、第2のカバー部の透過率と異なり、フレームの透過率が第1のカバー部の透過率よりも高い場合は、第1の接続部の透過率は、第1のカバー部の透過率以下であること、を特徴とする。
また、本発明にかかる光源ユニットは、発光素子が実装された基板と、基板が取り付けられたフレームと、基板を覆い、フレームに取り付けられたカバーと、を備え、カバーは、基板と対向する面を有する第1のカバー部と、基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、垂直方向からフレームに接続する第1の接続部と、を有し、第1のカバー部の透過率は、第2のカバー部の透過率と異なり、フレームの反射率が第1のカバー部の反射率よりも低い場合は、第1の接続部の反射率は、第1のカバー部の反射率以上であること、を特徴とする。
また、本発明にかかる光源ユニットは、発光素子が実装された基板と、基板が取り付けられたフレームと、基板を覆い、フレームに取り付けられたカバーと、を備え、フレームは、基板が取り付けられる取り付け部と、基板と交差する方向に突出し、カバーが取り付けられる第1の側部と、取り付け部と第1の側部とを接続する第2の側部と、を有し、カバーは、基板と対向する面を有する第1のカバー部と、基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、水平方向に第2のカバー部が存在する位置にあり、第2の側部に平行である支持部と、を有し、第2のカバー部の透過率は、第1のカバー部の透過率よりも高く、支持部の透過率は、第2のカバー部の透過率以上であること、を特徴とする。
また、本発明にかかる光源ユニットは、発光素子が実装された基板と、基板が取り付けられたフレームと、基板を覆い、フレームに取り付けられたカバーと、を備え、カバーは、基板と対向する面を有する第1のカバー部と、基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、を有し、第2のカバー部の透過率は、第1のカバー部の透過率よりも高く、第2のカバー部は、端部のうちフレームに近い方の第1の端部が、フレームから遠い方の第2の端部を通る垂直軸上、又は水平方向において垂直軸よりも発光素子側にあること、を特徴とする。
また、本発明にかかる光源ユニットは、発光素子が実装された基板と、基板が取り付けられたフレームと、基板を覆い、フレームに取り付けられたカバーと、を備え、カバーは、基板と対向する面を有する第1のカバー部と、基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、を有し、第2のカバー部の透過率は、第1のカバー部の透過率よりも高く、第2のカバー部は、端部のうちフレームに近い方の第1の端部が、フレームから遠い方の第2の端部よりも水平方向において発光素子に近いこと、を特徴とする。
本発明にかかる光源ユニットによれば、第1のカバー部の透過率は、第2のカバー部の透過率と異なるので、第1のカバー部から照射される光量に対する第2のカバー部から照射される相対光量を、目的に応じて、任意に設定することができる。
本発明の実施の形態1にかかる照明器具を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる照明器具を示す断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる本体ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる光源ユニットを示す分解断面図である。 本発明の実施の形態2にかかる光源ユニットを示す分解断面図である。 本発明の実施の形態3にかかる照明器具を示す断面図である。 本発明の実施の形態3にかかる光源ユニットを示す断面図である。 本発明の実施の形態4にかかる照明器具を示す断面図である。 本発明の実施の形態4にかかる光源ユニットを示す断面図である。 本発明の実施の形態5にかかる光源ユニットを示す断面図である。
以下、図を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった向きは、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具100を示す斜視図である。本実施の形態にかかる照明器具100は、天井面や壁等の造営材への取り付け機構を有する本体ユニット120と、本体ユニット120に着脱可能であり、光源モジュールを有する光源ユニット110とを備える。本実施の形態にかかる照明器具100は、図1に示すように、長尺状である。
ここで、図1に示す方向と、後述する図2から図10に示す方向は、同じ記号かつ同じ符号であれば、同じ方向を示すものである。なお、図1から図10では、照明器具100の長手方向をX軸方向とし、短手方向とY軸方向とし、照明器具100から発せられる光が進行する方向のうち主な方向を−Z方向とする。すなわち、天井面や壁等の本体ユニット120が取り付けられた面から床面に向う方向を−Z方向とする。また、図1から図10において、垂直方向とはZ軸方向、垂直軸とはZ軸に平行な軸を示すとする。水平方向とはZ軸に垂直な方向であるX軸方向又はY軸方向であり、水平軸とはX軸又はY軸に平行な軸を示すとする。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる照明器具100を示す断面図であり、図1におけるA−A断面を示す。本実施の形態にかかる照明器具100の本体ユニット120は、光源ユニット110の一部が挿入されて取り付けられる凹形状の収容凹部120aと、+Z方向へ向うに従って、Y軸方向において中心から遠ざかる方向へ広がる傾斜を有する傾斜部120bとを備える。本実施の形態において、本体ユニット120は、天井面や壁等の造営材である被取り付け部150に、ボルト等の固定具を用いて固定される。本実施の形態では、被取り付け部150は天井面であるとして説明する。
本実施の形態にかかる光源ユニット110は、発光素子1が実装された基板3と、基板3が取り付けられたフレーム10と、基板3を覆い、フレーム10に取り付けられたカバー20とを備える。本実施の形態において光源モジュールは、発光素子1と基板3とを含む。本実施の形態にかかる照明器具100は、本体ユニット120と、光源ユニット110との間に、電源装置5を備える。電源装置5は、発光素子1を点灯させるための電力を供給する。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる本体ユニット120を示す斜視図である。本実施の形態にかかる本体ユニット120の収容凹部120aは、矩形状に形成された底面部120aaと、底面部120aaの長辺の端部から−Z方向に延びる一対の側面部120abとを有する凹形状である。本実施の形態にかかる本体ユニット120は、収容凹部120aに挿入される光源ユニット110を係止して保持する第1のバネ122a及び第2のバネ122bをさらに有する。第1のバネ122aは、収容凹部120aの底面部120aa、かつ本体ユニット120のX軸方向両端のうちの一方に設けられる。第2のバネ122bは、収容凹部120aの底面部120aa、かつ本体ユニット120のX軸方向両端のうちの他方に設けられ、第1のバネ122aと対をなす。
第1のバネ122a及び第2のバネ122bは、円弧状のバネ円弧部と、バネ円弧部の一端に設けられ、底面部120aaに固定されるバネ固定部と、バネ円弧部の他端に設けられ、光源ユニット110と本体ユニット120とを係止するバネ突端部とを有し、ステンレス材料や、バネ鋼材などの弾性材料で形成される。第1のバネ122a及び第2のバネ122bは、上述した構造や材料に限られることはなく、板材の弾性材料を曲げて形成してもよいし、線材の弾性材料を曲げて形成してもよい。
本実施の形態にかかる本体ユニット120は、商用電源から電源装置5へ電力供給を受けるための電源線が挿し込まれる端子台121をさらに有する。電源線は、本体ユニット120の天井面側から収容凹部120a内に引き込まれる。
図4は、本発明の実施の形態1にかかる光源ユニット110を示す分解断面図であり、図1のA−A断面における光源ユニット110の分解断面図を示す。図4は、光源ユニット110をZ軸方向に、フレーム10と、発光素子1が実装された基板3と、カバー20とに分解した図である。本実施の形態にかかる光源ユニット110が備えるフレーム10は、基板3が取り付けられる取り付け部11と、基板3と交差する方向に突出し、カバー20が取り付けられる第1の側部12とを有する。本実施の形態において、取り付け部11と第1の側部12とに用いられる材料は、同じであっても異なっていてもよい。
本実施の形態にかかる光源ユニット110が備えるカバー20は、光源ユニット110が組み立てられた状態において、基板3と対向する面を有する第1のカバー部21と、基板3と交差する方向に突出する第2のカバー部22とを有する。第1のカバー部21の透過率は、第2のカバー部22の透過率と異なり、本実施の形態において第1のカバー部21の透過率は、第2のカバー部22の透過率よりも低い。すなわち、本実施の形態において、第2のカバー部22の透過率は、第1のカバー部21の透過率よりも高い。ここで、第1のカバー部21が有する基板3と対向する面とは、第1のカバー部21が有する面のうち+Z方向に基板3がある面のみを示す。
また、本実施の形態おいて、第2のカバー部22は、端部のうちフレーム10に近い方の第1の端部が、フレーム10から遠い方の第2の端部を通る垂直軸上、又は水平方向においてその垂直軸よりも発光素子1側にある。図4では、第2のカバー部22は垂直軸と平行であり、第2のカバー部22は、端部のうちフレーム10に近い方の第1の端部が、フレームから遠い方の第2の端部を通る垂直軸上にある。
第1のカバー部21及び第2のカバー部22には、ポリカーボネート樹脂等の樹脂が用いられる。本実施の形態において、第1のカバー部21及び第2のカバー部22には微粒子が混ぜ込まれる。そのため、第1のカバー部21及び第2のカバー部22は拡散性を有する。これに限られることなく、第2のカバー部22は、微粒子が混ぜ込まれずに、光が全透過するようなものであってもよい。
カバー20は、二色成形技術によって第1のカバー部21及び第2のカバー部22を一体に成形してもよいし、第1のカバー部21と第2のカバー部22とを別々に成形してから接着剤等によって第1のカバー部21と第2のカバー部22とを貼り付けてもよい。その他、第2のカバー部22に用いる予定の材料を使用して、第1のカバー部21及び第2のカバー部22を一体に成形してから、第1のカバー部21に相当する箇所に、第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率とを異ならせるための材料を塗布してもよい。カバー20の成形方法は特に限定されないが、二色成形技術によって第1のカバー部21及び第2のカバー部22を一体に成形する方法が、好ましい。工程が少なく、複雑な方法でないからである。また、光源ユニット110内に埃等が入るのを防ぐことができるからである。
本実施の形態にかかるカバー20は、垂直方向からフレーム10に接続する第1の接続部23と、水平方向からフレーム10に接続する第2の接続部24とをさらに有する。本実施の形態において、第2の接続部24は、第1の側部12と平行である。第1の接続部23及び第2の接続部24には、第2のカバー部22と同じ材料が用いられてもよいし、第1のカバー部21と同じ材料が用いられてもよい。
第1の接続部23及び第2の接続部24に用いられる材料は特に限定されないが、透過率が低いものが好ましい。例えば、フレーム10の取り付け部11と第1の側部12の透過率が同じであり、その透過率が第1のカバー部21の透過率よりも高い場合は、第1の接続部23の透過率は、第1のカバー部21の透過率以下であることが好ましい。フレーム10の取り付け部11と第1の側部12の透過率が異なり、取り付け部11の透過率が第1のカバー部21の透過率よりも高い場合は、第1の接続部23の透過率は、第1のカバー部21の透過率以下であることが好ましい。第1のカバー部21で反射した光が、フレーム10を透過してしまい、カバー20の光の取り出し効率が下がるのを防ぐためである。また、フレーム10の反射率が高ければ、第1の接続部23及び第2の接続部24は、透過率が高くてもよい。
さらに、フレーム10の取り付け部11及び第1の側部12は、反射率が高いものが好ましい。例えば、フレーム10の取り付け部11と第1の側部12の反射率が同じであり、その反射率が第1のカバー部21の反射率よりも低い場合は、第1の接続部23の反射率は、第1のカバー部21の反射率以上であることが好ましい。フレーム10の取り付け部11と第1の側部12の反射率が異なり、取り付け部11の反射率が第1のカバー部21の反射率よりも低い場合は、第1の接続部23の反射率は、第1のカバー部21の反射率以上であることが好ましい。第1のカバー部21で反射した光を第1の接続部23で反射することができるので、カバー20の光の取り出し効率を上げることができるからである。また、光を吸収しないものが好ましい。
以上のように、本実施の形態にかかる照明器具100は、光源ユニット110が組み立てられた状態において、発光素子1が実装された基板3と対向する面を有する第1のカバー部21と、基板3と交差する方向に突出する第2のカバー部22とを有するカバー20を備え、第2のカバー部22の透過率は、第1のカバー部21の透過率よりも高い。そのため、第1のカバー部21から照射される光量に対する第2のカバー部22から照射される相対光量を、目的に応じて、任意に設定することができる。本実施の形態では、第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率とが同じ場合よりも、第1のカバー部21から照射される光量に対する第2のカバー部22から照射される相対光量を多くすることができる。
発光素子1から発せられる光のうち、狭角方向の光は第1のカバー部21に入射し、広角方向の光は第2のカバー部22に入射する。第1のカバー部21に入射した光のうちの一部は、第1のカバー部21から照射されずに、第1のカバー部21で反射したのちに第2のカバー部22に入射する。発光素子1から発せられる光のうち、広角方向の光は狭角方向の光よりも光束が小さい。また、第1のカバー部21で反射したのちに第2のカバー部22に入射した光は、第1のカバー部21で反射する際にいくらかの光量を失ってしまうので、光束が小さい。そのため、第2のカバー部22に入射する光の光束は、第1のカバー部21に入射する光の光束よりも小さい。
第1のカバー部21に入射した光は、第1のカバー部21が拡散性を有するので、第1のカバー部21で拡散されて、第1のカバー部21から床面側に照射される。第1のカバー部21から床面側に照射される光は、第1のカバー部21で拡散されることにより、ムラが少ない光となる。光が物質を通る際、いくらかの光量が失われる。第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率とが同じ場合、失われる光量の割合は同じである。そのため、第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率とが同じ場合、第2のカバー部22に入射する光の光束が第1のカバー部21に入射する光の光束よりも小さいことに主に起因して、第2のカバー部22から照射される光量は、第1のカバー部22から照射される光量よりも少なくなる。
本実施の形態において、第1のカバー部21の透過率よりも第2のカバー部22の透過率の方が高い。そのため、第2のカバー部22に入射した光が第2のカバー部22を通る際に失う光量の割合は、第1のカバー部21に入射した光が第1のカバー部21を通る際に失う光量の割合よりも少ない。以上より、本実施の形態では、第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率とが同じ場合よりも、第1のカバー部21から照射される光量に対する第2のカバー部22から照射される相対光量を多くすることができる。
したがって、第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率との差によっては、第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率とが同じ場合よりも、第1のカバー部21から照射される光量と第2のカバー部22から照射される光量との差を少なくすることができる。また、第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率との差によっては、第1のカバー部21から照射される光量よりも第2のカバー部22から照射される光量を多くすることができる。
第1のカバー部21から照射される光量と第2のカバー部22から照射される光量との差を少なくすることができれば、天井面を見上げた時に、照明器具100を眩しく感じることを防ぐことができる。第1のカバー部21から照射される光量と第2のカバー部22から照射される光量との差が大きいと、天井面を見上げた時に、照明器具100と照明器具100の周囲との明暗差が大きくなるので、照明器具100を眩しいと感じてしまう。一方、第1のカバー部21から照射される光量と第2のカバー部22から照射される光量との差が少なくなれば、例え第1のカバー部21から照射される光量が変わらなくても、天井面を見上げた時に、照明器具100と照明器具100の周囲との明暗差が少なくなるので、照明器具100を眩しく感じることを防ぐことができる。
また、第1のカバー部21から照射される光量と第2のカバー部22から照射される光量との差を少なくすることができれば、複数の照明器具100を設置した部屋において天井面を見上げた時に、天井面が縞模様に見えることを防ぐことができる。第1のカバー部21から照射される光量と第2のカバー部22から照射される光量との差が大きいと、複数の照明器具100を設置した部屋において、隣り合う照明器具100の間の領域と照明器具100との明暗差が大きくなり、天井面が縞模様に見えるからである。
さらに、第1のカバー部21から照射される光量と第2のカバー部22から照射される光量との差を少なくすることができれば、天井面が低く見えることを防ぐことができる。第1のカバー部21から照射される光量と第2のカバー部22から照射される光量との差が大きいと、照明器具100と照明器具100の周囲との明暗差が大きくなるので、照明器具100の周囲の暗さが目立ち、天井面が低く見えてしまうからである。
また、第1のカバー部21から照射される光量よりも第2のカバー部22から照射される光量を多くすることができれば、本実施の形態にかかる照明器具100を間接照明として使用することができる。本実施の形態にかかる照明器具100によって天井面を通常よりも明るく照らすことができるので、天井面からの反射光によって床面を照らすことが可能になるからである。
以上のように、本実施の形態にかかる照明器具100は、第1のカバー部21から照射される光量に対する第2のカバー部22から照射される相対光量を、目的に応じて、任意に設定することができる。
さらに、本実施の形態では、第1のカバー部21から照射される光量よりも第2のカバー部22から照射される光量を多くする際に、第1のカバー部21の透過率よりも第2のカバー部22の透過率の方を高くするのに加えて、第1のカバー部21の反射率を第2のカバー部22の反射率以上としてもよい。第1のカバー部21の反射率が第2のカバー部22の反射率以上であれば、第1のカバー部21の反射率が第2のカバー部22の反射率よりも低い場合よりも、第1のカバー部21を通らずに反射したのち第2のカバー部22から照射される光が、多くなるからである。
また、本実施の形態おいて、第2のカバー部22は、端部のうちフレーム10に近い方の第1の端部が、フレーム10から遠い方の第2の端部を通る垂直軸上、又は水平方向においてその垂直軸よりも発光素子1側にある。そのため、照明器具100を床面側から天井面を見上げたときに(+Z方向の向きに見たときに)、光源ユニット110内が見えるのを抑制することができる。第1のカバー部21よりも透過率の高く、中が見えやすい第2のカバー部22が、第1のカバー部21の両端それぞれを通る垂直軸で挟まれた領域内であり、その軸上を含む領域内にあるからである。
本実施の形態において、第2のカバー部22にプリズム等の光学制御機能を、さらに持たせてもよい。第2のカバー部22にプリズム等の光学制御機能をさらに持たせると、第2のカバー部22から照射される光の方向をさらに調整しやすくなる。
なお、本実施の形態にかかる光源ユニット110のカバー20は、第2のカバー部22をY軸対称に2つ有しているが、1つしか有さないとしてもよい。その他、本実施の形態にかかる光源ユニット110のカバー20が、第2のカバー部22を2つ有するとしても、それらがY軸対称である必要はない。また、本実施の形態における発光素子1には、LED(Light Emitting Diode)や有機エレクトロルミネッセンス等が考えられるが、特に限定されるものではない。
なお、本実施の形態において、透過率とは光の透過率のことを示し、反射率とは光の反射率のことを示す。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2にかかる光源ユニット210について説明する。本発明の実施の形態2では、本発明の実施の形態1と相違する部分について説明し、同一又は対応する部分についての説明は省略する。本発明の実施の形態2にかかる光源ユニット210は、本発明の実施の形態1にかかる光源ユニット110とは、第1のカバー部21及び第2のカバー部22の透過率が異なる。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる光源ユニット210を示す分解断面図である。図5は、光源ユニット210をZ軸方向に、フレーム10と、発光素子1が実装された基板3と、カバー40とに分解した図である。本実施の形態にかかる光源ユニット210が備えるカバー40は、光源ユニット210が組み立てられた状態において、基板3と対向する面を有する第1のカバー部41と、基板3と交差する方向に突出する第2のカバー部42とを有する。第1のカバー部41の透過率は、第2のカバー部42の透過率と異なり、本実施の形態において第1のカバー部41の透過率は、第2のカバー部42の透過率よりも高い。すなわち、本実施の形態において、第2のカバー部42の透過率は、第1のカバー部41の透過率よりも低い。ここで、第1のカバー部41が有する基板3と対向する面とは、第1のカバー部41が有する面のうち+Z方向に基板3がある面のみを示す。
第1のカバー部41及び第2のカバー部42には、ポリカーボネート樹脂等の樹脂が用いられる。本実施の形態において、第1のカバー部41及び第2のカバー部42には微粒子が混ぜ込まれる。そのため、第1のカバー部41及び第2のカバー部42は拡散性を有する。これに限られることなく、第2のカバー部42は、微粒子が混ぜ込まれずに、光が全透過するようなものであってもよい。
カバー40は、二色成形技術によって第1のカバー部41及び第2のカバー部42を一体に成形してもよいし、第1のカバー部41と第2のカバー部42とを別々に成形してから接着剤等によって第1のカバー部41と第2のカバー部42とを貼り付けてもよい。その他、第1のカバー部41に用いる予定の材料を使用して、第1のカバー部41及び第2のカバー部42を一体に成形してから、第2のカバー部42に相当する箇所に、第1のカバー部41の透過率と第2のカバー部42の透過率とを異ならせるための材料を塗布してもよい。カバー40の成形方法は特に限定されないが、二色成形技術によって第1のカバー部41及び第2のカバー部42を一体に成形する方法が、好ましい。工程が少なく、複雑な方法でないからである。また、光源ユニット210内に埃等が入るのを防ぐことができるからである。
本実施の形態にかかるカバー40は、垂直方向からフレーム10に接続する第1の接続部23と、水平方向からフレーム10に接続する第2の接続部24とをさらに有する。本実施の形態において、第2の接続部24は、第1の側部12と平行である。本実施の形態において、第1の接続部23及び第2の接続部24に用いられる材料は特に限定されないが、透過率が低いものが好ましい。例えば、フレーム10の取り付け部11と第1の側部12の透過率が同じである場合は、その透過率が、第1のカバー部41の透過率よりも高い場合は、第1の接続部23の透過率は第1のカバー部41の透過率以下であることが好ましい。フレーム10の取り付け部11と第1の側部12の透過率が異なる場合は、取り付け部11の透過率が、第1のカバー部41の透過率よりも高い場合は、第1の接続部23の透過率は第1のカバー部41の透過率以下であることが好ましい。第1のカバー部21で反射した光が、フレーム10を透過してしまい、カバー40の光の取り出し効率が下がるのを防ぐためである。また、フレーム10の反射率が高ければ、第1の接続部23及び第2の接続部24は、透過率が高くてもよい。
さらに、フレーム10の取り付け部11及び第1の側部12は、反射率が高いものが好ましい。例えば、フレーム10の取り付け部11と第1の側部12の反射率が同じであり、その反射率が第1のカバー部41の反射率よりも低い場合は、第1の接続部23の反射率は、第1のカバー部41の反射率以上であることが好ましい。フレーム10の取り付け部11と第1の側部12の反射率が異なり、取り付け部11の反射率が第1のカバー部41の反射率よりも低い場合は、第1の接続部23の反射率は、第1のカバー部41の反射率以上であることが好ましい。第1のカバー部41で反射した光を第1の接続部23で反射することができるので、カバー40の光の取り出し効率を上げることができるからである。また、光を吸収しないものが好ましい。
以上のように、本実施の形態にかかる照明器具は、発光素子1が実装された基板3と対向する面を有する第1のカバー部41と、基板3と交差する方向に突出する第2のカバー部42とを有するカバー40を備え、第1のカバー部41の透過率は、第2のカバー部42の透過率よりも高い。そのため、第1のカバー部41から照射される光量に対する第2のカバー部42から照射される相対光量を、目的に応じて、任意に設定することができる。
本実施の形態では、第1のカバー部41の透過率と第2のカバー部42の透過率とが同じ場合よりも、第1のカバー部41から照射される光量に対する第2のカバー部42から照射される相対光量を少なくすることができる。すなわち、本実施の形態では、第1のカバー部41の透過率と第2のカバー部42の透過率とが同じ場合よりも、第2のカバー部42から照射される光量に対する第1のカバー部41から照射される相対光量を多くすることができる。すなわち、第2のカバー部42から照射される光量よりも第1のカバー部41から照射される光量の方が多い状態で、第1のカバー部41の透過率と第2のカバー部42の透過率とが同じ場合よりも、第1のカバー部41から照射される光量と第2のカバー部42から照射される光量との差を大きくすることができる。
第1のカバー部41の透過率と第2のカバー部42の透過率とが同じ場合よりも、第2のカバー部42から照射される光量に対する第1のカバー部41から照射される相対光量を多くして、第1のカバー部41から照射される光量と第2のカバー部42から照射される光量との差を大きくすることができれば、本実施の形態にかかる照明器具をスポットライトとして使用することができる。カバー40から照射される光の配光角度を狭くして、光を集光することができるからである。
また、第1のカバー部41に入射した光は、第1のカバー部41が拡散性を有するので、第1のカバー部41で拡散されて、第1のカバー部41から床面側に照射される。第1のカバー部41から床面側に照射される光は、第1のカバー部41で拡散されることにより、ムラの少ない光とすることができる。
以上のように、本実施の形態にかかる照明器具100は、目的に応じて、第1のカバー部41から照射される光量に対する第2のカバー部42から照射される相対光量を、任意に設定することができる。
さらに、本実施の形態において、本実施の形態にかかる照明器具は、第1のカバー部41の透過率を第2のカバー部42の透過率よりも高くするのに加えて、第2のカバー部42の反射率を第1のカバー部41の反射率以上としてもよい。第2のカバー部42の反射率が第1のカバー部41の反射率以上であれば、第2のカバー部42の反射率が第1のカバー部41の反射率よりも低い場合よりも、第2のカバー部42を通らずに反射したのち第1のカバー部41から照射される光が、多くなる。そのため、カバー40から照射される光の配光角度をさらに狭くして、光を集光することができるからである。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3にかかる光源ユニットについて説明する。本発明の実施の形態3では、本発明の実施の形態1及び本発明の実施の形態2と相違する部分について説明し、同一又は対応する部分についての説明は省略する。本発明の実施の形態3にかかる光源ユニット310は、本発明の実施の形態1にかかる光源ユニット110及び本発明の実施の形態2にかかる光源ユニット210とは、第2のカバー部の角度が異なる。
図6は、本発明の実施の形態3にかかる照明器具300を示す断面図である。本実施の形態にかかる光源ユニット310は、発光素子1が実装された基板3と、基板3が取り付けられたフレーム10と、基板3を覆い、フレーム10に取り付けられたカバー60とを備える。
図7は、本発明の実施の形態3にかかる光源ユニット310を示す断面図である。カバー60は、基板3と対向する面を有する第1のカバー部61と、基板3と交差する方向に突出する第2のカバー部62とを有する。第1のカバー部61の透過率は、第2のカバー部62の透過率と異なる。本実施の形態において、第1のカバー部61の透過率と第2のカバー部62の透過率との関係は、本発明の実施の形態1にかかる光源ユニット110の第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率との関係と同じであるとする。
本実施の形態にかかる光源ユニット310の第2のカバー部62は、端部のうちフレーム10に近い方の第1の端部が、フレーム10から遠い方の第2の端部よりも、水平方向において発光素子1に近い。すなわち、第2のカバー部62は、端部のうちフレーム10に近い方の第1の端部が、第1のカバー部61の両端をそれぞれ通る垂直軸で挟まれた領域内であり、その軸上を含まない領域内にある。
そのため、本実施の形態にかかる照明器具300は、照明器具を床面側から天井面を見上げたときに(+Z方向の向きに見たときに)、光源ユニット310内が見えるのを、本発明の実施の形態1及び本発明の実施の形態2よりも抑制することができる。さらに、第2のカバー部62は、本発明の実施の形態1及び本発明の実施の形態2よりも、天井面を明るく照らすことができる。なぜなら、第2のカバー部62に入射する光の角度が、第2のカバー部62に入射した光が第2のカバー部62で屈折して第2のカバー部62から出射したあと、天井面に向う方向となりやすい角度となるからである。
本実施の形態においても、本発明の実施の形態1と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4にかかる光源ユニット410について説明する。本発明の実施の形態4では、本発明の実施の形態1から本発明の実施の形態3と相違する部分について説明し、同一又は対応する部分についての説明は省略する。本発明の実施の形態4にかかる光源ユニット410は、本発明の実施の形態1から本発明の実施の形態3にかかる光源ユニットとは、フレーム及びカバーの形状が異なる。
図8は、本発明の実施の形態4にかかる照明器具400を示す断面図である。本実施の形態にかかる光源ユニット410は、発光素子1が実装された基板3と、基板3が取り付けられたフレーム30と、基板3を覆い、フレーム30に取り付けられたカバー80とを備える。なお、図8では、本体ユニット120と光源ユニット410との間に備える電源装置5の図示を省略する。
図9は、本発明の実施の形態4にかかる光源ユニット410を示す断面図である。フレーム30は、基板3が取り付けられる取り付け部11と、基板3と交差する方向に突出し、カバー20が取り付けられる第1の側部12と、取り付け部11と第1の側部12とを接続する第2の側部33とを有する。第2の側部33は、端部のうち取り付け部11と接続する第3の端部よりも、第1の側部12と接続する第4の端部の方が、垂直方向において第1のカバー部81に近い。また、第4の端部よりも第3の端部の方が、水平方向において発光素子1に近い。本実施の形態において第2の側部33は、Z軸と平行ではなく、Z軸と交差する方向に突出する。
本実施の形態にかかる光源ユニット410が備えるカバー80は、基板3と対向する面を有する第1のカバー部81と、基板3と交差する方向に突出する第2のカバー部82とを有する。第1のカバー部81の透過率は、第2のカバー部82の透過率と異なる。第1のカバー部81の透過率と第2のカバー部82の透過率との関係は、本発明の実施の形態1にかかる光源ユニット110の第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率との関係と同じであってもよいし、本発明の実施の形態2にかかる光源ユニット210の第1のカバー部41の透過率と第2のカバー部42の透過率との関係と同じであってもよい。
本実施の形態にかかるカバー80は、垂直方向からフレーム30に接続する第1の接続部83と、水平方向からフレーム30に接続する第2の接続部84とをさらに有する。第1の接続部83は、第1の側部12と第2の側部33とで形成された角部を支える。第1の接続部83及び第2の接続部84には、第2のカバー部82と同じ材料が用いられてもよいし、第1のカバー部81と同じ材料が用いられてもよく、第1の接続部83及び第2の接続部84に用いられる材料は特に限定されない。
本実施の形態において、第2の側部33の反射率は、第1のカバー部81の反射率よりも高い。そのため、第1のカバー部81で反射して第2の側部33に入射した光を、さらに反射させて第2のカバー部82から照射させることができる。又は、第2のカバー部82で反射して第2の側部33に入射した光を、さらに反射させて第1のカバー部81から照射させることができる。すなわち、カバー80の光の取り出し効率を上げることができる。
本実施の形態にかかる光源ユニット410のうち、基板3に実装された発光素子1は、収納凹部120a内にあるが、第2のカバー部82の端部のうちフレーム10から遠い方の第2の端部は、収納凹部120aの外にある。つまり、本実施の形態において、第2のカバー部82の端部のうちフレーム10から遠い方の第2の端部は、傾斜部120bと収納凹部120aの側面部120abとの交点を通るY軸に平行な線よりも−Z側にあり、第2のカバー部82の全てが収納凹部120a内に収まっていない。
そのため、第2のカバー部82の透過率が第1のカバー部81の透過率よりも高い場合において、本実施の形態にかかる照明器具400は、発光素子1が本体ユニット120の収納凹部120a内にあったとしても、第2のカバー部82の透過率が第1のカバー部81の透過率と同じ場合よりも、発光素子1から発せられた光を天井面側へ照射しやすい。
本実施の形態においても、本発明の実施の形態1及び本発明の実施の形態2と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5にかかる光源ユニット510について説明する。本発明の実施の形態5では、本発明の実施の形態1から本発明の実施の形態4と相違する部分について説明し、同一又は対応する部分についての説明は省略する。本発明の実施の形態5にかかる光源ユニット510は、本発明の実施の形態1から本発明の実施の形態4にかかる光源ユニットとは、フレーム及びカバーの形状が異なる。
図10は、本発明の実施の形態5にかかる光源ユニット510を示す断面図である。本実施の形態にかかる光源ユニット510は、発光素子1が実装された基板3と、基板3が取り付けられたフレーム50と、基板3を覆い、フレーム50に取り付けられたカバー90とを備える。
フレーム50は、基板3が取り付けられる取り付け部11と、基板3と交差する方向に突出し、カバー20が取り付けられる第1の側部12と、取り付け部11と第1の側部12とを接続する第2の側部33と、第1の側部12と第2の側部33との接続を繋ぐ継ぎ手部54とを有する。第2の側部33は、端部のうち取り付け部11と接続する第3の端部よりも、第1の側部12と接続する第4の端部の方が、垂直方向において第1のカバー部91に近い。また、第4の端部よりも第3の端部の方が、水平方向において発光素子1に近い。本実施の形態において第2の側部33はZ軸と平行ではなく、Z軸と交差する方向に突出する。
本実施の形態にかかる光源ユニット410が備えるカバー90は、基板3と対向する面を有する第1のカバー部91と、基板3と交差する方向に突出する第2のカバー部92とを有する。第1のカバー部91の透過率は、第2のカバー部92の透過率と異なる。第1のカバー部91の透過率と第2のカバー部92の透過率との関係は、本発明の実施の形態1にかかる光源ユニット110の第1のカバー部21の透過率と第2のカバー部22の透過率との関係と同じであってもよいし、本発明の実施の形態2にかかる光源ユニット210の第1のカバー部41の透過率と第2のカバー部42の透過率との関係と同じであってもよい。
本実施の形態にかかるカバー90は、水平方向からフレーム50に接続し、第1の側部12と平行な第2の接続部94と、水平方向に第2のカバー部92が存在する位置にあり、第2の側部33に平行である支持部95とをさらに有する。第2の接続部94と支持部95とで継ぎ手部54を挟み込む。本実施の形態において、第2のカバー部92は第2の接続部94と平行であり、第2の接続部94とひと続きである。第2の接続部94及び支持部95には、第2のカバー部92と同じ材料が用いられてもよいし、第1のカバー部91と同じ材料が用いられてもよく、第2の接続部94及び支持部95に用いられる材料は特に限定されないが、透過率が高いものが好ましい。ただし、本実施の形態において、第2のカバー部92の透過率が第1のカバー部91の透過率よりも高い場合は、支持部95の透過率は、第2のカバー部92の透過率以上である。
本実施の形態において、フレーム50の第2の側部33は、反射率の高いものが好ましい。例えば、フレーム50の第2の側部33の反射率は、第1のカバー部91の反射率又は第2のカバー部92の反射率よりも高い。第2の側部33の反射率が第1のカバー部91の反射率よりも高ければ、第1のカバー部91で反射して第2の側部33に入射した光を、さらに反射させて第2のカバー部92から照射させることができる。第2の側部33の反射率が第2のカバー部92の反射率よりも高ければ、第2のカバー部92で反射して第2の側部33に入射した光を、さらに反射させて第1のカバー部91から照射させることができる。すなわち、カバー90の光の取り出し効率を上げることができる。
さらに、本実施の形態では、支持部95に入射した光が、第2のカバー部92へ入射するように、光を屈折させることができるので、第2のカバー部92へ入射する光の光量を多くすることができる。つまり、支持部95の屈折率によって第2のカバー部92へ入射する光の光量を調整することができるので、本実施の形態にかかるカバー90は所定の光学特性を得やすくなる。
本実施の形態において、支持部95にプリズム等の光学制御機能を、さらに持たせてもよい。支持部95にプリズム等の光学制御機能をさらに持たせると、支持部95から第2のカバー部92へ向う光の方向をさらに制御しやすくなる。
本実施の形態においても、本発明の実施の形態1及び本発明の実施の形態2と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
なお、本発明は、発明の範囲内において、各実施の形態や変形例を自由に組み合わせること、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。各実施の形態において例示された各構成要素の寸法、材質、形状、それらの相対配置等は、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるものであり、本発明はそれらの例示に限定されるものではない。また、各図における各構成要素の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
1 発光素子、3 基板、5 電源装置、10,30,50 フレーム、11 取り付け部、12 第1の側部、20,40,60,80,90 カバー、21,41,61,81,91 第1のカバー部、22,42,62,82,92 第2のカバー部、23,83 第1の接続部、24,84,94 第2の接続部、33 第2の側部、54 継ぎ手部、95 支持部、100,300,400 照明器具、110,210,310,410,510 光源ユニット、120 本体ユニット、120a 収納凹部、120aa 底面部、120ab 側面部、120b 傾斜部、121 端子台、122a 第1のバネ、122b 第2のバネ、150 被取り付け部。

Claims (13)

  1. 発光素子が実装された基板と、
    前記基板が取り付けられたフレームと、
    前記基板を覆い、前記フレームに取り付けられたカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、前記基板と対向する面を有する第1のカバー部と、前記基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、垂直方向から前記フレームに接続する第1の接続部と、を有し、
    前記第1のカバー部の透過率は、前記第2のカバー部の透過率と異なり、
    前記フレームの透過率が前記第1のカバー部の透過率よりも高い場合は、
    前記第1の接続部の透過率は、前記第1のカバー部の透過率以下であること、
    を特徴とする光源ユニット。
  2. 発光素子が実装された基板と、
    前記基板が取り付けられたフレームと、
    前記基板を覆い、前記フレームに取り付けられたカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、前記基板と対向する面を有する第1のカバー部と、前記基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、垂直方向から前記フレームに接続する第1の接続部と、を有し、
    前記第1のカバー部の透過率は、前記第2のカバー部の透過率と異なり、
    前記フレームの反射率が前記第1のカバー部の反射率よりも低い場合は、
    前記第1の接続部の反射率は、前記第1のカバー部の反射率以上であること、
    を特徴とする光源ユニット。
  3. 前記第2のカバー部の透過率は、前記第1のカバー部の透過率よりも高いこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光源ユニット。
  4. 前記第1のカバー部の反射率は、前記第2のカバー部の反射率以上であること、
    を特徴とする請求項3に記載の光源ユニット。
  5. 前記第1のカバー部の透過率は、前記第2のカバー部の透過率よりも高いこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光源ユニット。
  6. 前記第2のカバー部の反射率は、前記第1のカバー部の反射率以上であること、
    を特徴とする請求項5に記載の光源ユニット。
  7. 前記第2のカバー部は、端部のうち前記フレームに近い方の第1の端部が、前記フレームから遠い方の第2の端部を通る垂直軸上、又は水平方向において前記垂直軸よりも前記発光素子側にあること、
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光源ユニット。
  8. 前記第2のカバー部は、端部のうち前記フレームに近い方の第1の端部が、前記フレームから遠い方の第2の端部よりも水平方向において前記発光素子に近いこと、
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光源ユニット。
  9. 発光素子が実装された基板と、
    前記基板が取り付けられたフレームと、
    前記基板を覆い、前記フレームに取り付けられたカバーと、
    を備え、
    前記フレームは、前記基板が取り付けられる取り付け部と、前記基板と交差する方向に突出し、前記カバーが取り付けられる第1の側部と、前記取り付け部と前記第1の側部とを接続する第2の側部と、を有し、
    前記カバーは、前記基板と対向する面を有する第1のカバー部と、前記基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、水平方向に前記第2のカバー部が存在する位置にあり、前記第2の側部に平行である支持部と、を有し、
    前記第2のカバー部の透過率は、前記第1のカバー部の透過率よりも高く、
    前記支持部の透過率は、前記第2のカバー部の透過率以上であること、
    を特徴とする光源ユニット。
  10. 発光素子が実装された基板と、
    前記基板が取り付けられたフレームと、
    前記基板を覆い、前記フレームに取り付けられたカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、前記基板と対向する面を有する第1のカバー部と、前記基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、を有し、
    前記第2のカバー部の透過率は、前記第1のカバー部の透過率よりも高く、
    前記第2のカバー部は、端部のうち前記フレームに近い方の第1の端部が、前記フレームから遠い方の第2の端部を通る垂直軸上、又は水平方向において前記垂直軸よりも前記発光素子側にあること、
    を特徴とする光源ユニット。
  11. 発光素子が実装された基板と、
    前記基板が取り付けられたフレームと、
    前記基板を覆い、前記フレームに取り付けられたカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、前記基板と対向する面を有する第1のカバー部と、前記基板と交差する方向に突出する第2のカバー部と、を有し、
    前記第2のカバー部の透過率は、前記第1のカバー部の透過率よりも高く、
    前記第2のカバー部は、端部のうち前記フレームに近い方の第1の端部が、前記フレームから遠い方の第2の端部よりも水平方向において前記発光素子に近いこと、
    を特徴とする光源ユニット。
  12. 前記第1のカバー部の反射率は、前記第2のカバー部の反射率以上であること、
    を特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の光源ユニット。
  13. 被取り付け部に取り付けられる本体ユニットと、
    前記本体ユニットに着脱可能な、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の光源ユニットと、
    を備えた照明器具。
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