JP6188571B2 - ごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法 - Google Patents

ごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6188571B2
JP6188571B2 JP2013270640A JP2013270640A JP6188571B2 JP 6188571 B2 JP6188571 B2 JP 6188571B2 JP 2013270640 A JP2013270640 A JP 2013270640A JP 2013270640 A JP2013270640 A JP 2013270640A JP 6188571 B2 JP6188571 B2 JP 6188571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fractal dimension
edge
dust
garbage
waste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013270640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015124955A (ja
Inventor
誠 藤吉
誠 藤吉
馨 川端
馨 川端
嘉洋 伊崎
嘉洋 伊崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP2013270640A priority Critical patent/JP6188571B2/ja
Publication of JP2015124955A publication Critical patent/JP2015124955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6188571B2 publication Critical patent/JP6188571B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

本発明は、ごみ焼却設備におけるごみピット内に搬入されたごみの攪拌状態を検出するためのごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法に関する。
ごみ焼却設備にはごみピットが設けられており、ごみ搬送車からのごみは、一旦、ごみピット内に貯留される。そして、このごみは、ごみピット内で天井クレーンからのバケットにより、焼却炉内での燃焼が効率良く行われるように、ごみ質が均一となるように攪拌されている。
ところで、最近、ごみピット内でのごみの攪拌作業の自動化が進んでいるとともに、自動化によるごみの攪拌状態の評価方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この評価方法は、簡単に言うと、バケットの開閉信号を基に、ごみがどこに落下して堆積したかをモデル化することで、ごみの攪拌度を評価する方法である。
特許第5185197号
しかし、上述した特許文献1のごみ攪拌評価方法では、クレーンのバケットの開閉信号に基づき、ごみがどこに落下したかを判断することにより、ごみの攪拌度合いを計測している。この評価方法では、バケットを開いてごみを落下させると、その場所で円形状にごみが広がって落下するとともに、バケットによりごみを掴むと、その場所でのごみが円形状に取り除かれるとの仮定に基づいている。言い換えれば、ごみの散らばり具合をすべて計算により算出しているため、実際のごみの動きとリンクしていないので、ごみの攪拌状態が正確に判らないという問題がある。
そこで、本発明は、ごみピット内でのごみの攪拌状態をより正確に知ることができるごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のごみ攪拌状態検出装置は、ごみ焼却設備におけるごみピット内の攪拌状態を検出する装置であって、
ごみピット内を撮影する撮影手段と、
この撮影手段にて撮影された画像データを入力するとともに輝度値に基づき階調化する階調化部と、
この階調化部で階調化された画像データに対してエッジ抽出用フィルタを用いてごみの塊部分の外形線に対応するエッジを抽出するエッジ抽出部と、
このエッジ抽出部で抽出されたエッジのフラクタル次元を演算するフラクタル次元演算部と、
このフラクタル次元演算部で求められたフラクタル次元に基づきごみの攪拌状態を検出する攪拌状態検出手段とから構成したものであり、
また上記検出装置において、フラクタル次元演算部でのフラクタル次元を求める際に、ボックスカウント法を用いたものである。
さらに、本発明のごみ攪拌状態検出方法は、ごみ焼却設備におけるごみピット内の攪拌状態を検出する方法であって、
撮影手段により撮影されるとともに輝度値に基づき階調化されたごみピット内の画像データにエッジ抽出用フィルタを適用してごみの塊部分の外形線に相当するエッジを抽出し、
次にこの抽出されたエッジのフラクタル次元を演算するとともに、このフラクタル次元に基づきごみの攪拌状態を検出する方法であり、
また上記検出方法において、フラクタル次元を求める際に、ボックスカウント法を用いる方法である。
上記検出装置および検出方法において、ごみの攪拌状態を検出するのに、実際のごみピット内でのごみの画像データに対して、ごみの塊部分を示すエッジを抽出するとともに、このエッジに対してフラクタル次元を演算により求めてごみの攪拌状態を検出るようにしたので、従来のように、クレーンのバケットの開閉信号に基づき、ごみがどこに落下したかを判断することによりごみの攪拌度を計測しているものに比べて、ごみの攪拌状態をより正確に検出することができる。
本発明の実施例に係るごみ焼却設備の概略構成を示す断面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 同実施例に係るごみ攪拌状態検出装置の概略構成を示すブロック図である。 同実施例に係るごみ攪拌状態検出方法を説明するための攪拌前のごみの状態を階調化して表した平面図である。 図4の平面図に対してエッジ処理を施した画像データである。 同実施例に係るフラクタル次元演算部で得られる回帰直線を示すグラフである。 同実施例に係るごみ攪拌状態検出方法を説明するための攪拌前のごみの状態を示す平面図で、(a)は階調化されたごみの画像データであり、(b)は抽出されたエッジを示すものである。 図7のごみの画像データに対してエッジを検出した状態を示す平面図で、(a)は階調化されたごみの画像データであり、(b)は抽出されたエッジを示すものである。 同実施例の具体例に係るブロックの大きさおよびその個数の数値を示す図表である。 同実施例の具体例に係るブロックの大きさおよびその個数の数値を示す図表である。 同実施例の具体例に係るブロックの大きさおよびその個数から求められる回帰直線を示すグラフである。
以下、本発明の実施例に係るごみピット内のごみ攪拌状態を検出するためのごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法を図面に基づき説明する。
本実施例に係るごみピットはごみ焼却設備に設けられている。具体的には、図1および図2に示すように、ごみピット1は焼却炉2に併設されている。そして、ごみピット1の天井には、天井走行クレーン3が配置されており、この天井走行クレーン3には横行台車4が配置されるとともに、この横行台車4には、ごみGを掴むためのバケット5がワイヤー6を介して巻上げ機7により昇降し得るように吊持されている。したがって、ごみ搬送車Sによりごみピット1内に搬入されたごみGは、バケット5によるごみの把持・開放動作により攪拌された後、焼却炉2の投入用ホッパー2a内に投入されて、焼却炉2内で燃焼される。なお、ごみピット1の側壁部1aには、ごみピット1内を監視し得るとともに天井走行クレーン3を操作するための操作室8が設けられている。
ところで、バケット5によるごみGの攪拌作業は、ごみ袋をバケット5により掴み上方に持ち上げて放出することにより、ごみ袋を破くとともに落下させてごみを周囲に撒き散らすことにより行われる。
そして、このごみ焼却設備には、ごみピット1内でのバケット5によるごみGの撒き散らし状態、すなわちごみの攪拌状態を検出するごみ攪拌状態検出装置(図3に示す)11が具備されている。
以下、ごみ攪拌状態検出装置11について説明する。
図1〜図3に示すように、このごみ攪拌状態検出装置11は、大きく分けて、ごみピット1内を撮影する撮影手段としての撮影カメラ(CCDカメラまたはCMOSカメラなどが用いられる)12と、この撮影カメラ12により撮影された画像データを入力してごみの塊部分のエッジ(外形を示す輪郭線である)Eを抽出するための画像処理手段13と、この画像処理手段13により抽出されたエッジEのフラクタル次元を演算するフラクタル次元演算手段14と、このフラクタル次元演算手段14で求められたフラクタル次元に基づきごみピット1内のごみ攪拌状態を検出する攪拌状態検出手段15とから構成されている。
上記画像処理手段13は、図3に示すように、撮影カメラ12にて撮影された画像データを取り込む画像データ取込部21と、この画像データ取込部21に取り込まれたごみピット1の全体の画像データに対してごみの攪拌エリアを設定する攪拌エリア設定部22と、この攪拌エリア設定部22で設定された攪拌エリアの画像データを複数の領域、例えば7行×9列で計63個に分割する画像分割部23と、この画像分割部23で分割された領域(以下、分割領域という)における画素毎(画素の大きさは任意調整することができ、例えば撮像素子を複数集めた大きさである)の輝度値を所定の階調に、例えば256階調(所謂、グレイスケール)に分ける階調化部24と、この階調化部24で得られた分割領域におけるごみGの塊部分の境界部分に対応するエッジEの抽出処理を行うエッジ抽出部25とから構成されている。
このエッジ抽出部25では、例えばキャニー(Canny)法が用いられて、エッジが抽出される。
ここで、エッジ抽出部25でのキャニー法による具体的な抽出方法について説明する。
まず、対象となる画像データに対してガウシアンフィルタで輝度値の平滑化を行った後、エッジ輝度と勾配方向とを計算する。すなわち、ソーベルフィルタを用いてエッジを抽出するとともに、エッジの方向を求める。
次に、太いエッジに対して細線化処理を行った後、2つの閾値α,β(α<β)を用いて、エッジであるか否かを判断する。
すなわち、βよりも大きい輝度値である場合にはエッジであると判断し、αよりも小さい輝度値である場合にはエッジでないと判断し、さらにαとβとの間の輝度値である場合で且つエッジに結合しているものについては、エッジと判断する。この手順にて、エッジが求められる。
例えば、図4に示すような階調化(グレイスケール化)されたごみの画像データに対してエッジ抽出処理を行うと、図5に示すようなエッジ(白い線で表されている)Eの画像データが得られる。
次に、フラクタル次元演算手段14での演算について詳しく説明する。
このフラクタル次元演算手段14ではボックスカウント法によりフラクタル次元が求められる。
まず、フラクタル次元について一般的に説明する。
フラクタル次元とは、ハウスドルフ測度から導かれるもので、或る図形Xが長さ(被覆距離の一例で、代表距離ともいえる。ここでは、直径と称して説明する)dの直線を用いて近似した場合(例えば、直径dの円で被覆した場合)の個数(被覆個数)をN(d)個とすると、ハウスドルフ測度M(X)は下記(1)式にて表される。
そして、或る数kにおいて、種々の直径dと当該直径dに対する個数N(d)との間に、下記(2)式に示すような比例関係があるとすると、下記(3)式が得られる。
但し、直径dと個数N(d)との間に、上記(2)式の比例関係が成立するような値dが採用される。
上記(1)および(3)式から、図形Xのハウスドルフ測度M(X)は、k=kにおいて、下記(4)式にて表される。
Mk(X)≒μ・・・(4)
そして、上記(4)式における定数kをフラクタル次元とするものである。
ところで、この定数kについては、上記(2)式の両辺の自然対数をとることにより求めることができる。
上記(2)式の両辺の自然対数をとると、下記(5)式のようになる。
logN(d)=−klogd+logμ・・・(5)
この(5)式のlogN(d)をyに、logdをxに置き換えると下記(6)式が得られる。
y=−kx+logμ・・・(6)
そして、上記x(logdである)とy(logN(d)である)とに複数個の実測データを代入して回帰直線を求め、kは当該回帰直線の傾きとして与えられる。
次に、上記説明を踏まえて、攪拌状態を検出する対象画像にて抽出されたエッジつまりごみの塊部分の外形に相当する輪郭線に対して、ボックスカウント法を用いてフラクタル次元が求められる。
すなわち、まず、対象画像の一辺をm個に分割し、対象画像がm×m個のブロックとなるように分割する。
そして、一辺の長さがブロック1個分である場合のエッジを含むブロックd(添え字のmはブロック1個分の長さであることを示す)の個数をカウントして、その全個数をN(d)とする。
次に、一辺の長さがブロック2個分である場合のエッジを含むブロック(d2m)の個数をカウントして、その全個数N(d2m)を求める。
以下、同様にして、ブロックの一辺の長さが、4m、8m、16m、・・・というように、順次、増やし(つまり、対象画像の分割個数を減らすことになる)、それぞれのブロック(d:i=m,2m,4m、8m、16m、・・・)毎にエッジを含む全個数N(d)をカウントする。なお、dの値については、必ずしも、倍々にする必要はなく、適切な値が選択される。
次に、上記求められたブロックの一辺の長さd(i=m,2m,4m,・・・)と全個数N(d)との対数をとるとともに、各対数の値をx−y座標上にプロットして結ぶと、例えば図6に示すような曲線aが得られる。そして、これらプロットされた各点に対して最小二乗法を適用し、回帰直線yを求める。この回帰直線yの傾きがフラクタル次元kとなる。例えば、図6では、フラクタル次元kが1.172の場合を示している。
すなわち、フラクタル次元演算手段14には、エッジ抽出部25で抽出されたエッジに対して当該エッジを含むブロックの個数をカウントする個数算出部31と、この個数算出部31でカウントされたブロックの全個数N(d)とブロックの大きさを表す長さdとの対数をそれぞれ求める対数演算部32と、この対数演算部32で求められた長さdと全個数N(d)との組からなる二次元座標上での点に対して最小二乗法を適用して少なくとも回帰直線の傾きを求めるとともにこの傾きをフラクタル次元kとする(出力する)フラクタル次元演算部33とが具備されている。
また、上記攪拌状態検出手段15では、フラクタル次元演算部33で求められたフラクタル次元kが入力され、予め、設定された閾値と比較されて、攪拌が行われているか否かが検出される。そして、例えば攪拌が充分でない場合には、その旨の信号が、例えば操作室8に送られて、自動的にまたは操作員により、ごみの攪拌操作が行われる。
次に、上記検出装置によるごみ攪拌状態の検出方法について詳しく説明する。
すなわち、撮影カメラ12からの画像データが画像データ取込部21に取り込まれた後、攪拌エリア設定部22にて、その画像データに対して攪拌エリア(概略的なエリアである)が設定される(例えば、自動的に、または操作員により設定される)。
そして、設定された攪拌エリアの画像データが画像分割部23に入力され、ここで複数の領域、例えば7行×9列で計63個に分割される。なお、図2は7行×4列で計28個に分割した状態を示している。
次に、この画像分割部23で分割された分割領域の画像データが階調化部24に入力されて複数の階調、例えば256階調でもって、所定大きさの画素毎に示される。
そして、この階調化部24で階調化された画像データがエッジ抽出部25に入力され、ここでエッジEが抽出される。すなわち、ごみGの塊部分の輪郭線が抽出される。
次に、この抽出されたエッジEの画像データがフラクタル次元演算手段14に入力され、フラクタル次元kが求められる。
すなわち、分割領域の画像データにおけるエッジつまりごみGの塊部分の外形に相当する輪郭線に対して、ボックスカウント法を用いてフラクタル次元が求められる。
具体的には、対象画像の一辺をm個に分割し、対象画像がm×m個のブロックdとなるように分割する。
そして、エッジを含むブロックdの個数をカウントして、その全個数をN(d)とする。
次に、一辺の長さが2m個である場合のエッジを含むブロックd2mの個数をカウントして、その全個数N(d2m)を求める。
以下、同様にして、ブロックの一辺が、4m、8m、16m、・・・というように、順次、増やし、それぞれのブロックd毎にエッジを含む全個数N(d)をカウントする。
次に、上記求められたブロックの一辺の長さd(i=m,2m,4m,8m、16m、・・・)と全個数N(d)との対数をとるとともに、各対数の値をx−y座標上にプロットする。例えば、logdをx座標に、logNdをy座標にとる。
次に、プロットされた複数の点に対し、最小二乗法を用いて回帰直線yの傾きを求める。この傾きがフラクタル次元kとなる。
ここで、ごみの攪拌前の状態と、攪拌後の状態とについて、フラクタル次元を求めた結果について説明する。
すなわち、図7は攪拌前の状態を示し、図8は攪拌後の状態を示し、各図において、(a)はごみの画像を階調化した画像データであり、(b)はこの階調化した画像から抽出されたエッジを示す図である。
そして、攪拌前と攪拌後におけるlogdとlogN(d)とを求めると、図9および図10の図表のようになる。そして、これらのlogdとlogN(d)とをx−y座標にプロットして結ぶと、図11に示す曲線b,cのようになる。そして、プロットされた各点に対して最小二乗法を適用して回帰直線を求めると、図11に示すyおよびyのようになる。この場合における各フラクタル次元k01およびk02は、それぞれ1.176と、1.411となり、攪拌後のフラクタル次元y02の方が大きくなっていることがよく判る。
次に、このようにして求められたフラクタル次元kが攪拌状態検出手段15に入力され、予め設定された閾値と比較される。フラクタル次元kが閾値以上である場合には、ごみが充分に攪拌されていると判断され、引き続いて、他の分割領域に対して、上述したと同様の手順が行われる。一方、フラクタル次元kが閾値を超えていない場合には、ごみの攪拌が充分でないと判断され、当該分割領域のごみGに対して引き続き攪拌が行われる。
そして、上述した手順が全ての分割領域に対して行われる。つまり、全ての分割領域でのフラクタル次元kが閾値以上となるように攪拌が行われる。
なお、攪拌が充分でないと判断された場合には、その旨の信号が操作室8に送られて、自動的にまたは操作員により天井走行クレーン3が操作されて、その分割領域でのごみGが攪拌される。
ごみ投入動作の自動化まで考慮した場合、本実施例には、上記ごみ攪拌状態検出装置およびこのごみ攪拌状態検出装置にて検出されたごみ攪拌状態の信号を入力して天井走行クレーン3、横行台車4および巻上げ機7を自動的に駆動させる制御装置を具備するごみピット内の自動投入装置が含まれることになる。
上述したように、実際のごみピット内でのごみの画像データに対して、ごみの塊部分を示すエッジを抽出するとともに、このエッジに対してフラクタル次元を演算により求めてごみの攪拌状態を検出するようにしたので、従来のように、クレーンのバケットの開閉信号に基づき、ごみがどこに落下したかを判断することによりごみの攪拌度を計測しているものに比べて、ごみの攪拌状態をより正確に検出することができる。
ところで、上記実施例で説明した画像処理手段13およびフラクタル次元演算手段14における主要な各処理部、例えば画像分割部23、階調化部24、エッジ処理部25、個数算出部31、対数演算部32、フラクタル次元演算部33などについては、実際には、プログラムまたは集積回路により構成されている。
また、上記実施例においては、エッジの抽出に際し、キャニー法を用いたが、ソーベルフィルタやLOGフィルタとゼロ交差とを用いる方法などであってもよい。さらに、フラクタル次元をボックスカウント法により求めたが、例えばMPD(modified pixel dilation)法などを用いても良い。
G ごみ
1 ごみピット
2 焼却炉
3 天井走行クレーン
4 横行台車
5 バケット
11 ごみ攪拌状態検出装置
12 撮影カメラ
13 画像処理手段
14 フラクタル次元演算手段
15 攪拌状態検出手段
21 画像データ取込部
22 攪拌エリア設定部
23 画像分割部
24 階調化部
25 エッジ抽出部
31 個数算出部
32 対数演算部
33 フラクタル次元演算部

Claims (4)

  1. ごみ焼却設備におけるごみピット内の攪拌状態を検出する装置であって、
    ごみピット内を撮影する撮影手段と、
    この撮影手段にて撮影された画像データを入力するとともに輝度値に基づき階調化する階調化部と、
    この階調化部で階調化された画像データに対してエッジ抽出用フィルタを用いてごみの塊部分の外形線に対応するエッジを抽出するエッジ抽出部と、
    このエッジ抽出部で抽出されたエッジのフラクタル次元を演算するフラクタル次元演算部と、
    このフラクタル次元演算部で求められたフラクタル次元に基づきごみの攪拌状態を検出する攪拌状態検出手段とから構成したことを特徴とするごみ攪拌状態検出装置。
  2. フラクタル次元演算部でのフラクタル次元を求める際に、ボックスカウント法を用いたことを特徴とする請求項1に記載のごみ攪拌状態検出装置。
  3. ごみ焼却設備におけるごみピット内の攪拌状態を検出する方法であって、
    撮影手段により撮影されるとともに輝度値に基づき階調化されたごみピット内の画像データにエッジ抽出用フィルタを適用してごみの塊部分の外形線に相当するエッジを抽出し、
    次にこの抽出されたエッジのフラクタル次元を演算するとともに、このフラクタル次元に基づきごみの攪拌状態を検出することを特徴とするごみ攪拌状態検出方法。
  4. フラクタル次元を求める際に、ボックスカウント法を用いたことを特徴とする請求項3に記載のごみ攪拌状態検出方法。
JP2013270640A 2013-12-27 2013-12-27 ごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法 Active JP6188571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270640A JP6188571B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 ごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270640A JP6188571B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 ごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015124955A JP2015124955A (ja) 2015-07-06
JP6188571B2 true JP6188571B2 (ja) 2017-08-30

Family

ID=53535774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013270640A Active JP6188571B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 ごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6188571B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6457137B1 (ja) * 2018-02-27 2019-01-23 株式会社タクマ ごみの混合度評価システム
WO2019208729A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 日立造船株式会社 情報処理装置、制御装置、および不適物検出システム
CN111094851A (zh) * 2017-08-09 2020-05-01 川崎重工业株式会社 热值推定方法、热值推定装置及垃圾贮存设备

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6714437B2 (ja) 2016-06-06 2020-06-24 日立造船株式会社 ごみクレーン運転装置およびごみクレーン運転方法
JP6659474B2 (ja) * 2016-06-09 2020-03-04 日立造船株式会社 クレーン制御装置、クレーン制御装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体
JP7025126B2 (ja) * 2017-03-31 2022-02-24 日立造船株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP7018329B2 (ja) * 2018-02-15 2022-02-10 日立造船株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP6731680B2 (ja) * 2018-08-23 2020-07-29 荏原環境プラント株式会社 情報処理装置、情報処理プログラム、および情報処理方法
WO2020040110A1 (ja) 2018-08-23 2020-02-27 荏原環境プラント株式会社 情報処理装置、情報処理プログラム、および情報処理方法
JP7148327B2 (ja) * 2018-08-31 2022-10-05 日立造船株式会社 クレーン制御装置、クレーン制御装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08303732A (ja) * 1995-05-02 1996-11-22 Hitachi Zosen Corp ごみピット内のごみ攪拌方法
JPH09178141A (ja) * 1995-12-21 1997-07-11 Kubota Corp ゴミピットのクレーン制御装置
JP3455396B2 (ja) * 1996-06-28 2003-10-14 大日本スクリーン製造株式会社 画像の階調補間方法及び装置、並びに、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体
JP5025120B2 (ja) * 2005-11-02 2012-09-12 株式会社日立プラントテクノロジー ごみ処理工場用自動クレーンの制御装置による自動クレーンの運転方法
JP5185197B2 (ja) * 2009-05-28 2013-04-17 株式会社神戸製鋼所 ごみ攪拌評価方法及びごみ攪拌評価プログラム、並びにごみ攪拌評価装置
JP5361595B2 (ja) * 2009-07-27 2013-12-04 株式会社タクマ 燃焼炉に供給される燃焼対象物の処理システム、処理方法およびこれらを用いた燃焼炉の燃焼制御システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111094851A (zh) * 2017-08-09 2020-05-01 川崎重工业株式会社 热值推定方法、热值推定装置及垃圾贮存设备
CN111094851B (zh) * 2017-08-09 2021-11-19 川崎重工业株式会社 热值推定方法、热值推定装置及垃圾贮存设备
JP6457137B1 (ja) * 2018-02-27 2019-01-23 株式会社タクマ ごみの混合度評価システム
JP2019148409A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 株式会社タクマ ごみの混合度評価システム
WO2019208729A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 日立造船株式会社 情報処理装置、制御装置、および不適物検出システム
JP2019190805A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 日立造船株式会社 情報処理装置、制御装置、および不適物検出システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015124955A (ja) 2015-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6188571B2 (ja) ごみ攪拌状態検出装置およびごみ攪拌状態検出方法
JP2015143139A (ja) ごみピット内の攪拌状態検出装置及びごみピット内の攪拌状態検出方法
JP6810505B2 (ja) 教師データ作成方法及び装置並びに欠陥検査方法及び装置
JP5969685B1 (ja) 廃棄物選別システム及びその選別方法
JP6767490B2 (ja) 欠陥検査装置、欠陥検査方法、およびプログラム
JP2017109197A (ja) 廃棄物選別システム及びその選別方法
Schmugge et al. Crack segmentation by leveraging multiple frames of varying illumination
JP2015187031A (ja) ごみピット内の攪拌状態測定装置及びごみピット内の攪拌状態測定方法
JP6930926B2 (ja) 欠陥検査装置、方法およびプログラム
JP2019211247A (ja) コンクリート評価制御装置、コンクリート評価制御プログラム
JPWO2017130550A1 (ja) 欠陥検査装置、方法およびプログラム
JP6457137B1 (ja) ごみの混合度評価システム
JP2020095709A (ja) スクラップ等級判定システム、スクラップ等級判定方法、推定装置、学習装置、学習済みモデルの生成方法、及びプログラム
JP2019119545A (ja) 情報処理装置、制御装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP7213741B2 (ja) 鉄スクラップ検品方法および鉄スクラップ検品システム
JP2016156647A (ja) 電磁波を使用した検査装置
JP2017025609A (ja) コンクリートの締固め度の判定方法および装置
CN116681664A (zh) 一种用于冲压设备作业的检测方法及装置
CN112703725A (zh) 合成处理系统、合成处理装置以及合成处理方法
KR101371042B1 (ko) 프로파일 영상분석에 의한 원료광 입자크기 측정 장치 및 방법
KR101793091B1 (ko) 불량화소의 검출방법 및 검출장치
JP6883458B2 (ja) 不定形シール材の診断方法
JP2000329594A (ja) データ収集処理装置およびデータ収集処理用プログラムが記録された記録媒体
WO2023053627A1 (ja) 情報処理装置、判定方法、判定プログラム、および制御システム
WO2023136030A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6188571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250