JP6187835B1 - 浴室ユニット - Google Patents

浴室ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6187835B1
JP6187835B1 JP2016132910A JP2016132910A JP6187835B1 JP 6187835 B1 JP6187835 B1 JP 6187835B1 JP 2016132910 A JP2016132910 A JP 2016132910A JP 2016132910 A JP2016132910 A JP 2016132910A JP 6187835 B1 JP6187835 B1 JP 6187835B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
drain
washing place
sidewall
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016132910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018003480A (ja
Inventor
創太 大城
創太 大城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016132910A priority Critical patent/JP6187835B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6187835B1 publication Critical patent/JP6187835B1/ja
Publication of JP2018003480A publication Critical patent/JP2018003480A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

【課題】浴槽から洗い場に溢れた洗い場の湯が出入口部から浴室ユニットの外に溢れ出にくい浴室ユニットを提供する。【解決手段】浴室ユニット10は、第1の側壁61、第1の側壁61と対向する第2の側壁62、第1の側壁61の一方の端部と第2の側壁62の一方の端部とを接続する第3の側壁63、および、第1の側壁61の他方の端部と第2の側壁62の他方の端部とを接続する第4の側壁64を備える浴槽60と、第1の側壁61と隣接する第1の壁部51と、第2の側壁62と隣接する洗い場40と、第3の側壁63と隣接する第2の壁部52と、第4の側壁64と隣接する第3の壁部53と、洗い場40のうちの第2の側壁62と隣接する縁部40Aと反対側の縁部40Bに設置されている出入口部54とを備える。洗い場40には、複数の排水口41,42が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、排水口が設けられている床パンを備える浴室ユニットに関する。
従来より床パンを備える浴室ユニットが知られている。従来の浴室ユニットの一例は、特許文献1の浴室ユニットである。この浴室ユニットは床パンとしての防水パンを備えている。特許文献1の防水パンは浴槽と隣接する洗い場を備える。浴槽の周壁部は、第1の側壁および第1の側壁と対向する第2の側壁を備える。洗い場は、第2の側壁と隣接する第1の縁部および第1の縁部とは反対側の第2の縁部を備える。
特開2000−81222号公報
上記浴槽の洗い場側の周壁部である第2の側壁から溢れ出た湯は、洗い場の第2の縁部に向かって流れる。このため、第2の縁部に出入口部を形成した場合、湯が溢れ出た勢いによって湯が出入口部の下枠を乗り越え、浴室ユニットの外に溢れ出すおそれがある。
本発明に関する浴室ユニットの一形態は、第1の側壁、前記第1の側壁と対向する第2の側壁、前記第1の側壁の一方の端部と前記第2の側壁の一方の端部とを接続する第3の側壁、および、前記第1の側壁の他方の端部と前記第2の側壁の他方の端部とを接続する第4の側壁を備える浴槽と、前記第1の側壁と隣接する第1の壁部と、前記第2の側壁と隣接する洗い場と、前記第3の側壁と隣接する第2の壁部と、前記第4の側壁と隣接する第3の壁部と、前記洗い場のうちの前記第2の側壁と隣接する縁部と反対側の縁部に設置されている出入口部とを備え、前記洗い場には、複数の排水口が形成されており、前記複数の排水口は、第1の排水口および第2の排水口を備え、前記第1の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の一方の端部寄りに形成され、前記第2の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の他方の端部寄りに形成され、前記出入口部が設置されている前記洗い場の前記縁部は、前記第2の排水口に近い第1の端部、および、前記第2の排水口から遠い第2の端部を有し、前記洗い場の表面は、前記第2の端部から前記第2の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記第1の端部から前記第2の排水口に向かうほど低くなる勾配と、を有する
本発明に関する浴室ユニットの一形態は、第1の側壁、前記第1の側壁と対向する第2の側壁、前記第1の側壁の一方の端部と前記第2の側壁の一方の端部とを接続する第3の側壁、および、前記第1の側壁の他方の端部と前記第2の側壁の他方の端部とを接続する第4の側壁を備える浴槽と、前記第1の側壁と隣接する第1の壁部と、前記第2の側壁と隣接する洗い場と、前記第3の側壁と隣接する第2の壁部と、前記第4の側壁と隣接する第3の壁部と、前記洗い場のうちの前記第2の側壁と隣接する縁部と反対側の縁部に設置されている出入口部とを備え、前記洗い場には、複数の排水口が形成されており、前記複数の排水口は、第1の排水口および第2の排水口を備え、前記第1の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の一方の端部寄りに形成され、前記第2の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の他方の端部寄りに形成され、前記出入口部が設置されている前記洗い場の前記縁部は、前記第1の排水口に近い第1の端部、および、前記第1の排水口から遠い第2の端部を有し、前記洗い場の表面は、前記第1の端部から前記第1の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記第2の端部から前記第1の排水口に向かうほど低くなる勾配と、を有する。
本発明に関する浴室ユニットの一形態は、第1の側壁、前記第1の側壁と対向する第2の側壁、前記第1の側壁の一方の端部と前記第2の側壁の一方の端部とを接続する第3の側壁、および、前記第1の側壁の他方の端部と前記第2の側壁の他方の端部とを接続する第4の側壁を備える浴槽と、前記第1の側壁と隣接する第1の壁部と、前記第2の側壁と隣接する洗い場と、前記第3の側壁と隣接する第2の壁部と、前記第4の側壁と隣接する第3の壁部と、前記洗い場のうちの前記第2の側壁と隣接する縁部と反対側の縁部に設置されている出入口部とを備え、前記洗い場には、複数の排水口が形成されており、前記複数の排水口は、第1の排水口および第2の排水口を備え、前記第1の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の一方の端部寄りに形成され、前記第2の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の他方の端部寄りに形成され、前記出入口部が設置されている前記洗い場の前記縁部は、前記第2の排水口に近い第1の端部、および、前記第1の排水口に近い第2の端部を有し、前記洗い場の表面は、前記第2の端部から前記第1の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記洗い場の中心から前記第1の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記第1の端部から前記第2の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記洗い場の中心から前記第2の排水口に向かうほど低くなる勾配と、を有する。
上記浴室ユニットは、浴槽から洗い場に溢れた湯が出入口部から浴室ユニットの外に溢れ出にくい。
実施の形態の浴室ユニットの斜視図である。 図1の床パンの平面図である。 図1の出入口部の浴室側の斜視図である。 図3の4−4線の断面図である。 図2の出入口部の下枠の斜視図である。 図1の排水部の斜視図である。 変形例の床パンの平面図である。 変形例の出入口部の断面図である。 変形例の出入口部の断面図である。
(浴室ユニットが取り得る形態の一例)
〔1〕本発明に従う浴室ユニット10の一形態は、第1の側壁61、前記第1の側壁61と対向する第2の側壁62、前記第1の側壁61の一方の端部と前記第2の側壁62の一方の端部とを接続する第3の側壁63、および、前記第1の側壁61の他方の端部と前記第2の側壁62の他方の端部とを接続する第4の側壁64を備える浴槽60と、前記第1の側壁61と隣接する第1の壁部51と、前記第2の側壁62と隣接する洗い場40と、前記第3の側壁63と隣接する第2の壁部52と、前記第4の側壁64と隣接する第3の壁部53と、前記洗い場40のうちの前記第2の側壁62と隣接する縁部40Aと反対側の縁部40Bに設置されている出入口部54とを備え、前記洗い場40には、複数の排水口41,42が形成されている。
浴槽60の三方が壁部に囲まれる浴室ユニットにおいては洗い場の床面積が狭いため、浴槽から溢れ出た湯の排出が遅いと出入口部から湯が溢れやすくなる。上記浴室ユニットによれば、洗い場に複数の排水口が形成されているため、洗い場の湯が排水口から速やかに排出される。このため、洗い場の湯が洗い場のうちの浴槽設置部に連結されている縁部と反対側の縁部に設置されている出入口部から浴室ユニット10の外側の脱衣室側に溢れ出にくい。
〔2〕前記浴室ユニット10の一例によれば、前記第1の側壁61および前記第2の側壁62は、前記浴槽60の平面視における長手方向に沿う。
上記浴室ユニットによれば、出入口部を浴槽の長手方向に沿う部分に沿わせることができる。このため、出入口部が浴槽の短手方向に沿う場合と比較して、出入口部の幅を広げることができる。
〔3〕前記浴室ユニット10の一例によれば、前記複数の排水口41,42は、第1の排水口41および第2の排水口42を備え、前記第1の排水口41は、前記洗い場40のうちの前記第2の側壁62寄りかつ前記第2の側壁62の一方の端部寄りに形成され、前記第2の排水口42は、前記洗い場40のうちの前記第2の側壁62寄りかつ前記第2の側壁62の他方の端部寄りに形成される。
上記浴室ユニットによれば、第1の排水口および第2の排水口が出入口部から浴槽の第2の側壁寄りに形成されているため、浴槽から溢れた水が出入口部に達しにくい。
〔4〕前記浴室ユニット10の一例によれば、前記洗い場40の表面は、前記出入口部54から前記複数の排水口41,42のうちの1つに向かうほど低くなる勾配を有する。
上記浴室ユニットによれば、洗い場の表面は複数の排水口のうちの1つに向かうほど低くなるため、全ての排水口に向かうほど低くなるような勾配を有する場合と比較して洗い場の表面形状を簡単な形状にすることができる。
〔5〕前記浴室ユニット10の一例によれば、前記出入口部54が設置されている前記洗い場40の前記縁部40Bは、前記第1の排水口41および前記第2の排水口42の一方に近い第1の端部40X、および、前記第1の排水口41および前記第2の排水口42の一方から遠い第2の端部40Yを有し、前記洗い場40の表面は、前記第2の端部40Yから前記第1の排水口41および前記第2の排水口42の一方に向かうほど低くなる勾配を有する。
上記浴室ユニットによれば、洗い場の表面において勾配の設けられている第2の端部から第1の排水口および第2の排水口の一方までの距離が長くなる。このため、勾配を緩やかにすることができる。
(実施の形態)
図1に示されるとおり、浴室ユニット10は、床パン20、第1の壁部51、第2の壁部52、第3の壁部53、出入口部54、浴槽60、および、排水部70(図3参照)を備える。床パン20の下方には、床パン20を支持する架台(図示略)および架台に取り付けられて床パン20の床面からの高さを調整可能な支持脚12が設けられている。
図2に示されるとおり、床パン20は、長方形状を有する。床パン20は、浴槽設置部30および洗い場40を備える。床パン20の大きさは、例えば長方形状の長辺が1.6メートル、かつ、短辺が1.2メートルである。この場合、浴槽設置部30の大きさは、例えば長方形状の長辺が1.2メートル、かつ、長方形状の短辺が0.8メートルである。また、洗い場40の大きさは、例えば長方形状の長辺が1.2メートル、かつ、長方形状の短辺が0.8メートルである。つまり、浴槽設置部30と洗い場40の大きさはほぼ等しい。
浴槽設置部30は、長方形状を有する。浴槽設置部30は、第1の縁部30A、第2の縁部30B、第3の縁部30C、および、第4の縁部30Dを備える。第1の縁部30Aおよび第2の縁部30Bは、浴槽設置部30の長方形状の長辺に相当する。第3の縁部30Cおよび第4の縁部30Dは、浴槽設置部30の長方形状の短辺に相当する。
洗い場40は、長方形状を有する。洗い場40は、第1の縁部40A、第2の縁部40B、第3の縁部40C、および、第4の縁部40Dを備える。第1の縁部40Aおよび第2の縁部40Bは、洗い場40の長方形状の長辺に相当する。第3の縁部40Cおよび第4の縁部40Dは、洗い場40の長方形状の短辺に相当する。洗い場40の第1の縁部40Aは、浴槽設置部30の第2の縁部30Bに連結されている。第1の縁部40Aは、「洗い場40のうちの第2の側壁62と隣接する縁部」に相当する。第2の縁部40Bは、「洗い場40のうちの第2の側壁62と隣接する縁部40Aと反対側の縁部」に相当する。洗い場40の第1の縁部40Aおよび第2の縁部40Bの長さと、浴槽設置部30の第1の縁部30Aおよび第2の縁部30Bの長さは実質的に等しい。浴槽設置部30の第1の縁部30Aおよび洗い場40の第2の縁部40Bは、床パン20の長方形状の短辺を構成する。浴槽設置部30の第3の縁部30Cおよび洗い場40の第3の縁部40Cは、床パン20の長方形状の長辺の一方を構成する。浴槽設置部30の第4の縁部30Dおよび洗い場40の第4の縁部40Dは、床パン20の長方形状の長辺の他方を構成する。
第1の壁部51は、浴槽設置部30の第1の縁部30Aに設置されている。第2の壁部52は、浴槽設置部30の第3の縁部30Cおよび洗い場40の第3の縁部40Cに設置されている。第3の壁部53は、浴槽設置部30の第4の縁部30Dおよび洗い場40の第4の縁部40Dに設置されている。すなわち、浴室ユニット10は、三方が壁部51,52,53に囲まれ、洗い場40を挟んで浴槽60と対向する部分に出入口部54が設置されている。
図3に示されるとおり、出入口部54は、洗い場40の第2の縁部40Bに設置されている。また、出入口部54は、脱衣室の床F(図5参照)の端部と洗い場40の第2の縁部40Bとの間に配置されている。図1に示されるとおり、出入口部54は、枠54Aおよび戸54Cを備える。戸54Cは、枠54Aに嵌め込まれる。枠54Aのうちの框を構成する部分には、下枠54Bが配置されている。戸54Cは、スライド式の引き戸である。戸54Cは、戸54Cの幅方向に並べられた3枚の板部材54Dを有する。図4に示されるとおり、一端側の板部材54Dを他端側の板部材54Dに向けて移動することによって戸54Cが開閉される。中央の板部材54Dは、一端側の板部材54Dとともに他端側の板部材54Dに対して移動する。
図5に示されるとおり、下枠54Bは、洗い場側部分54X、外側部分54Y、および、レール部分54Lを備える。下枠54Bは、洗い場40の第2の縁部40Bおよび床Fに着脱可能に取り付けられる。洗い場側部分54Xは、洗い場40の第2の縁部40Bに取り付けられる。外側部分54Yは、脱衣室の床Fに取り付けられる。レール部分54Lは、洗い場側部分54Xと外側部分54Yとの間に設けられる。板部材54Dは、レール部分54Lに沿って移動する。下枠54Bの浴槽設置部30からの高さは、車椅子等が下枠54Bの上を通過しやすいように低く、かつ、パッキン等の弾性部材が取り付けられていないことが好ましい。下枠54Bの上端部と洗い場40の第2の縁部40Bおよび脱衣室の床Fの端部との高さの差Dは、例えば3ミリメートルである。洗い場側部分54Xは勾配を有さない。また、洗い場側部分54Xの高さは、洗い場40の表面の高さと略一致する。このため、下枠54Bと洗い場40との間に段差が形成されない。外側部分54Yの床F側の端部の高さは、床Fの高さよりも高い。このため、外側部分54Yと床Fとの間に段差が形成される。外側部分54Yの床F側の端部の高さは、レール部分54Lの上端部の高さと略一致する。
下枠54Bのレール部分54Lの下方には、空間54Sが形成されている。レール部分54Lの上方には、空間54Sと連通する貫通孔54Tが形成されている。空間54Sの下方には、開口54Pが形成されている。開口54Pには、出入口部側排水管55が接続されている。出入口部側排水管55は、排水部70(図6参照)に接続される。レール部分54Lに流れ込んだ水は、貫通孔54Tによって空間54Sに流れ込み、排水部70に排水される。
浴槽60は、長方形状を有する。浴槽60は、平面視において長手方向および短手方向を有する。浴槽60は、第1の側壁61、第2の側壁62、第3の側壁63、第4の側壁64、および、底壁65を備える。第1の側壁61および第2の側壁62は、浴槽60の長手方向に沿う。第3の側壁63および第4の側壁64は、浴槽60の短手方向に沿う。
浴槽60は、第1の側壁61が第1の壁部51と隣接するように浴槽設置部30に設置されている。第1の側壁61は、浴槽設置部30の第1の縁部30Aと隣接する。第2の側壁62は、第1の側壁61と対向する。第2の側壁62は、洗い場40と隣接する。第3の側壁63は、第1の側壁61の一方の端部と第2の側壁62の一方の端部とを接続する。第3の側壁63は、第2の壁部52と隣接する。第4の側壁64は、第1の側壁61の他方の端部と第2の側壁62の他方の端部とを接続する。第4の側壁64は、第3の壁部53と隣接する。第2の側壁62は、洗い場40側にスカート66が取り付けられている。
図2に示されるとおり、浴槽設置部30には、第1の浴槽側排水口31および第2の浴槽側排水口32が形成されている。第1の浴槽側排水口31は、浴槽設置部30のうちの第2の縁部30Bかつ第3の縁部30C寄りに形成されている。第2の浴槽側排水口32は、浴槽設置部30のうちの第2の縁部30B寄りかつ第4の縁部30D寄りに形成されている。図1に示す浴槽60の底壁65には、図示しない複数の排水口が形成されている。浴槽60の排水口は、それぞれ浴槽側排水口31,32と対応する位置に形成されている。
洗い場40には、第1の排水口41および第2の排水口42が形成されている。第1の排水口41は、洗い場40のうちの第2の側壁62寄り、かつ、第2の側壁62の長手方向の一方の端部寄り(第3の縁部40C寄り)に形成されている。第1の排水口41は、第2の側壁62およびスカート66を挟んで第1の浴槽側排水口31と対応する位置に配置されている。第2の排水口42は、洗い場40のうちの第2の側壁62寄り、かつ、第2の側壁62の長手方向の他方の端部寄り(第4の縁部40D寄り)に形成されている。第2の排水口42は、第2の側壁62およびスカート66を挟んで第2の浴槽側排水口32と対応する位置に配置されている。
図1に示されるとおり、平面視において第1の排水口41と第3の縁部40Cとの間に支持脚12の1つが配置されている。また、図示しないが、平面視において第2の排水口42と第4の縁部40Dとの間に支持脚12の1つが配置されている。すなわち、第1の排水口41および第2の排水口42の付近にそれぞれ支持脚12が設けられている。このため、第1の排水口41および第2の排水口42を介して、第1の排水口41および第2の排水口42の付近に設けられている支持脚12の高さを調整することができる。
図2に示されるとおり、第1の排水口41から第1の縁部40Aまでの距離(以下、「第1の距離LA1」)は、第1の排水口41から出入口部54までの距離(以下、「第2の距離LA2」)より短い。第1の距離LA1は、第1の排水口41から第2の壁部52までの距離(以下、「第3の距離LA3」)より短い。第2の距離LA2は、第1の排水口41から第2の排水口42までの距離(以下、「排水口間距離LC」)と実質的に等しい。
第2の排水口42から第1の縁部40Aまでの距離(以下、「第4の距離LB1」)は、第2の排水口42から出入口部54までの距離(以下、「第5の距離LB2」)より短い。第4の距離LB1は、第2の排水口42から第3の壁部53までの距離(以下、「第6の距離LB3」)より短い。第5の距離LB2は、排水口間距離LCと実質的に等しい。第1の距離LA1は、第4の距離LB1と実質的に等しい。第2の距離LA2は、第5の距離LB2と実質的に等しい。第3の距離LA3は、第6の距離LB3と実質的に等しい。
洗い場40の表面は、出入口部54から複数の排水口41,42のうちの1つに向かうほど低くなる勾配を有する。図2の一点鎖線RA1は、洗い場40の表面の第1の勾配を示す。図2の一点鎖線RA2は、洗い場40の表面の第2の勾配を示す。出入口部54が設置されている洗い場40の第2の縁部40Bは、第2の排水口42に近い第1の端部40X、および、第2の排水口42から遠い第2の端部40Yを有する。第1の勾配は、一点鎖線RA1に示されるとおり、第2の端部40Yから第2の排水口42に向かうほど低くなる。第2の勾配は、一点鎖線RA2に示されるとおり、第2の端部40Yから第2の排水口42に向かうほど低くなる。第1の勾配は、1/50以下であることが好ましい。第2の勾配は、1/50以下であることが好ましい。第2の排水口42は、第1の排水口41よりも低い位置に形成されている。
図3に示されるとおり、排水部70は、第1の支流管71、第2の支流管72、および、合流管73を備える。第1の支流管71、第2の支流管72、および、合流管73は、床パン20と床面との間の空間に配置されている。第1の支流管71は、第1の浴槽側排水口31および第1の排水口41と連通する。第1の支流管71と第1の浴槽側排水口31との間には第1の排水トラップ71Aが配置されている。第1の支流管71と第1の排水口41との間には第2の排水トラップ71Bが配置されている。第2の支流管72は、第2の浴槽側排水口32および第2の排水口42と連通する。第2の支流管72と第2の浴槽側排水口32との間には第3の排水トラップ72Aが配置されている。第2の支流管72と第2の排水口42との間には第4の排水トラップ72Bが配置されている。合流管73は、第1の支流管71の第2の排水トラップ71Bよりも下流側の部分と、第2の支流管72の第4の排水トラップ72Bよりも下流側の部分とを接続して、排水を浴室ユニット10の外部に排出する。
図1および図5を参照して、浴室ユニット10の作用および効果を説明する。
浴室ユニット10は、浴槽60の三方が壁部51,52,53に囲まれており、洗い場40の床面積が狭い。また、浴槽60の第3の側壁63および第4の側壁64は壁部52,53に隣接しているため、浴槽60から溢れた湯は出入口部54に向かう。浴室ユニット10によれば、洗い場40に複数の排水口41,42が形成されているため、洗い場40の湯が排水口41,42から速やかに排出される。また、洗い場40の湯が出入口部54に達しにくいため、洗い場40の浴槽60側の端部と脱衣室側の床Fの端部の高低差を低くすることができ、かつ、出入口部54の下枠54Bの高さを洗い場40に対しても脱衣室の床Fに対しても低くすることができる。このため、下枠54Bにパッキン等の弾性部材が取り付けられていなくても浴槽60から洗い場40に溢れた湯が出入口部54から浴室ユニット10の外側の脱衣室側に流れることはない。
(変形例)
上記実施の形態に関する説明は、本発明に従う浴室ユニットが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う浴室ユニットは、実施の形態以外に例えば以下に示される実施の形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・洗い場40の構成は、任意に変更可能である。例えば、図7の洗い場40の表面は、出入口部54から第1の排水口41および第2の排水口42に向かうほど低くなる勾配を有する。第1の排水口41および第2の排水口42は、同じ高さ位置に形成されている。図7の一点鎖線RB1は、洗い場40の表面の第1の勾配を示す。図7の一点鎖線RB2は、洗い場40の表面の第2の勾配を示す。図7の一点鎖線RC1は、洗い場40の表面の第3の勾配を示す。図7の一点鎖線RC2は、洗い場40の表面の第4の勾配を示す。第1の勾配は、一点鎖線RB1に示されるとおり、第2の縁部40Bの第2の端部40Yから第1の排水口41に向かうほど低くなる。第2の勾配は、一点鎖線RB2に示されるとおり、洗い場40の中心Cから第1の排水口41に向かうほど低くなる。第3の勾配は、一点鎖線RC1に示されるとおり、第2の縁部40Bの第1の端部40Xから第2の排水口42に向かうほど低くなる。第4の勾配は、一点鎖線RC2に示されるとおり、洗い場40の中心Cから第2の排水口42に向かうほど低くなる。
・第1の排水口41および第2の排水口42の構成は任意に変更可能である。例えば、第1の排水口41を洗い場40の中央寄り、または、第2の縁部40B寄りに設けることもできる。また、第1の排水口41を洗い場40の中央寄り、または、第2の縁部40B寄りに設けることもできる。
・洗い場40の構成は、任意に変更可能である。例えば、洗い場40に3つ以上の排水口を形成することもできる。例えば、洗い場40の第2の縁部40B寄りに第3の排水口を形成する。この場合、各排水口に排水トラップを設けることが好ましい。
・浴槽設置部30および排水部70の構成は、任意に変更可能である。例えば、第1の浴槽側排水口31および第2の浴槽側排水口32の一方を省略することもできる。また、第1の浴槽側排水口31および第2の浴槽側排水口32を第1の支流管71および第2の支流管72とは別の排水管に連通することもできる。
・排水部70の構成は、任意に変更可能である。例えば、第1の排水トラップ71Aおよび第2の排水トラップ71Bを1つの排水トラップにすることもできる。また、第3の排水トラップ72Aおよび第4の排水トラップ72Bを1つの排水トラップにすることもできる。排水トラップの数を減らす場合には、排水トラップを大きくすることによって浴室ユニット10の排水能力の低下を抑制することもできる。
・出入口部54の構成は、任意に変更可能である。例えば、図8に示すように、2枚の板部材154Dを有する戸154Cが設けられる出入口部154に変更することもできる。出入口部54は、第2の壁部52側に2枚の板部材154Dを配置可能な戸袋154Aを備える。
・上記変形例において、第2の端部40Y側に戸袋154Aを設置することもできる。この場合、第1の端部40Xから第1の排水口41に向かうほど低くなる勾配を付し、第1の排水口41が第2の排水口42よりも低い位置に形成されるようにする。つまり、左右勝手違いの場合には、洗い場40の勾配や排水口41,42の高さを図2と左右で反転させるようにする。
・出入口部54の構成は、任意に変更可能である。例えば、図9に示すように2枚の板部材254Dをヒンジ255で接続した戸254Cが設けられる出入口部254に変更することもできる。板部材254Dの一方は、外枠254Aとヒンジ(図示略)によって接続される。2枚の板部材254Dが折りたたまれることによって戸254Cが開閉する。
10 :浴室ユニット
40 :洗い場
40A:第1の縁部(第2の側壁と隣接する縁部)
40B:第2の縁部(第2の側壁と隣接する縁部と反対側の縁部)
41 :第1の排水口(排水口)
42 :第2の排水口(排水口)
51 :第1の壁部
52 :第2の壁部
53 :第3の壁部
54 :出入口部

Claims (7)

  1. 第1の側壁、前記第1の側壁と対向する第2の側壁、前記第1の側壁の一方の端部と前記第2の側壁の一方の端部とを接続する第3の側壁、および、前記第1の側壁の他方の端部と前記第2の側壁の他方の端部とを接続する第4の側壁を備える浴槽と、
    前記第1の側壁と隣接する第1の壁部と、
    前記第2の側壁と隣接する洗い場と、
    前記第3の側壁と隣接する第2の壁部と、
    前記第4の側壁と隣接する第3の壁部と、
    前記洗い場のうちの前記第2の側壁と隣接する縁部と反対側の縁部に設置されている出入口部とを備え、
    前記洗い場には、複数の排水口が形成されており、
    前記複数の排水口は、第1の排水口および第2の排水口を備え、
    前記第1の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の一方の端部寄りに形成され、
    前記第2の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の他方の端部寄りに形成され、
    前記出入口部が設置されている前記洗い場の前記縁部は、前記第2の排水口に近い第1の端部、および、前記第2の排水口から遠い第2の端部を有し、
    前記洗い場の表面は、前記第2の端部から前記第2の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記第1の端部から前記第2の排水口に向かうほど低くなる勾配と、を有する
    浴室ユニット。
  2. 前記第2の排水口は、前記第1の排水口よりも低い位置に形成されている
    請求項1に記載の浴室ユニット。
  3. 第1の側壁、前記第1の側壁と対向する第2の側壁、前記第1の側壁の一方の端部と前記第2の側壁の一方の端部とを接続する第3の側壁、および、前記第1の側壁の他方の端部と前記第2の側壁の他方の端部とを接続する第4の側壁を備える浴槽と、
    前記第1の側壁と隣接する第1の壁部と、
    前記第2の側壁と隣接する洗い場と、
    前記第3の側壁と隣接する第2の壁部と、
    前記第4の側壁と隣接する第3の壁部と、
    前記洗い場のうちの前記第2の側壁と隣接する縁部と反対側の縁部に設置されている出入口部とを備え、
    前記洗い場には、複数の排水口が形成されており、
    前記複数の排水口は、第1の排水口および第2の排水口を備え、
    前記第1の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の一方の端部寄りに形成され、
    前記第2の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の他方の端部寄りに形成され、
    前記出入口部が設置されている前記洗い場の前記縁部は、前記第1の排水口に近い第1の端部、および、前記第1の排水口から遠い第2の端部を有し、
    前記洗い場の表面は、前記第1の端部から前記第1の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記第2の端部から前記第1の排水口に向かうほど低くなる勾配と、を有する
    浴室ユニット。
  4. 前記第2の排水口は、前記第1の排水口よりも低い位置に形成されている
    請求項3に記載の浴室ユニット。
  5. 第1の側壁、前記第1の側壁と対向する第2の側壁、前記第1の側壁の一方の端部と前記第2の側壁の一方の端部とを接続する第3の側壁、および、前記第1の側壁の他方の端部と前記第2の側壁の他方の端部とを接続する第4の側壁を備える浴槽と、
    前記第1の側壁と隣接する第1の壁部と、
    前記第2の側壁と隣接する洗い場と、
    前記第3の側壁と隣接する第2の壁部と、
    前記第4の側壁と隣接する第3の壁部と、
    前記洗い場のうちの前記第2の側壁と隣接する縁部と反対側の縁部に設置されている出入口部とを備え、
    前記洗い場には、複数の排水口が形成されており、
    前記複数の排水口は、第1の排水口および第2の排水口を備え、
    前記第1の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の一方の端部寄りに形成され、
    前記第2の排水口は、前記洗い場のうちの前記第2の側壁寄りかつ前記第2の側壁の他方の端部寄りに形成され、
    前記出入口部が設置されている前記洗い場の前記縁部は、前記第2の排水口に近い第1の端部、および、前記第1の排水口に近い第2の端部を有し、
    前記洗い場の表面は、前記第2の端部から前記第1の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記洗い場の中心から前記第1の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記第1の端部から前記第2の排水口に向かうほど低くなる勾配と、前記洗い場の中心から前記第2の排水口に向かうほど低くなる勾配と、を有する
    浴室ユニット。
  6. 前記第1の排水口は、前記第2の排水口と同じ高さ位置に形成されている
    請求項5に記載の浴室ユニット。
  7. 前記第1の側壁および前記第2の側壁は、前記浴槽の平面視における長手方向に沿う
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の浴室ユニット。
JP2016132910A 2016-07-04 2016-07-04 浴室ユニット Active JP6187835B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016132910A JP6187835B1 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 浴室ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016132910A JP6187835B1 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 浴室ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6187835B1 true JP6187835B1 (ja) 2017-08-30
JP2018003480A JP2018003480A (ja) 2018-01-11

Family

ID=59720368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016132910A Active JP6187835B1 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 浴室ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6187835B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345692U (ja) * 1986-09-12 1988-03-28
JPH11256648A (ja) * 1998-03-06 1999-09-21 Kubota Corp 浴室の排水路構造
JP2000220183A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Sekisui Chem Co Ltd 浴室ユニットの出入り口構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345692U (ja) * 1986-09-12 1988-03-28
JPH11256648A (ja) * 1998-03-06 1999-09-21 Kubota Corp 浴室の排水路構造
JP2000220183A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Sekisui Chem Co Ltd 浴室ユニットの出入り口構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018003480A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6187835B1 (ja) 浴室ユニット
JP5405369B2 (ja) 浴室構造
JP4345557B2 (ja) ユニットバス
JP6858340B2 (ja) 浴室の排水構造
JP2000309965A (ja) ユニットバス
JP6858339B2 (ja) 浴室の排水構造
JP5766766B2 (ja) 浴室構造
JPH072763Y2 (ja) 防水パン用目皿カバー
TWI706071B (zh) 儲存槽
JP7305998B2 (ja) タンクフレーム装置及びトイレ装置
JP6523527B2 (ja) 浴室構造
TWI717731B (zh) 儲存槽(一)
JP2000126067A (ja) ユニットバス
JP7262196B2 (ja) 設備ユニット
JP3337949B2 (ja) 浴室戸の排水構造
JP7344717B2 (ja) 浴室洗い場の床構造および浴室ユニット
NL2003568C2 (nl) Afvoergoot.
JP7122598B2 (ja) 床パン
KR102547676B1 (ko) 비데용 조작패널 및 이를 구비하는 비데
JPH10299056A (ja) 浴室の洗い場床面構造
JP6174080B2 (ja) 浴室構造
JP6112694B2 (ja) 浴室構造
JP3057191U (ja) 排水装置
IT202100016340A1 (it) Orinatoio a muro con seduta, toilette alla turca e telefono doccia
JP2013221263A (ja) シャワールームユニットの床構造

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170719

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6187835

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151