JP6187098B2 - 印刷流体カートリッジ - Google Patents
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図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙などの被記録媒体に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10は、インク供給装置100を備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30が装着され得る。カートリッジ装着部110には、その一面が外部に開放された開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を介してカートリッジ装着部110に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から抜き出される。インクカートリッジ30が印刷流体カートリッジに相当する。
図1に示されるように、インク供給装置100は、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21へインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。
図2〜5に示されるように、インクカートリッジ30は、インクが貯留される容器である。インクカートリッジ30の内部に形成されている空間がインクを貯留するインク室36である。
図2〜5に示されるように、フレーム31の前壁40における上下方向52の下側に、インク流通部34が設けられている。インク流通部34は、円筒形状の外形をなしており、前壁40から挿入及び取出方向50に沿って外側へ突出している。インク流通部34の突出端にはインク供給口71が形成されている。インク流通部34の内部には、インク供給口71から挿入及び取出方向50に延びてインク室36へ通ずるインク流路72が形成されている。インク流通部34は、カバー32の孔35を通じて、カバー32の外側へ突出している。
図1〜5に示されるように、フレーム31の外周壁80におけるインク室36の底面を区画する面には、残量検知部33が設けられている。残量検知部33は、インク室36の底面において、前後方向53の中央付近に配置されている。残量検知部33が透光部材に相当する。
図4及び図5に示されるように、フレーム31の側壁81には、膜82へ向かって突出する複数の突出部60が設けられている。各突出部60は、側壁81側が大径であり、膜82側が小径であって、膜82側へ向かって外径が次第に小さくなるテーパ形状の円柱である。各突出部60の膜82側となる頂部61は、側壁81のインク室36側の面と平行な円形の平面である。各突出部60が側壁81から突出する距離(距離H1,H2など)は、外周壁80の上壁39、前壁40、後壁41及び下壁42が側壁81から突出する距離H3より短い(距離H1,H2<距離H3)。距離H3が第5距離に相当する。なお、本実施形態では、上壁39、前壁40、後壁41及び下壁42が側壁81からそれぞれ突出する距離は同じである。
図4及び図5に示されるように、フレーム31の側壁81には、膜82へ向かって突出するリブ63が設けられている。リブ63は、インク流通部34よりも上方に配置され、側壁81においてインク室36の下面を区画する面に沿って前後方向53に延びる平板形状のものであり、膜82側へ向かって上下方向52に沿った幅が次第に小さくなるテーパ形状である。リブ63が側壁81から突出する距離H4は、外周壁80の上壁39、前壁40、後壁41及び下壁42が側壁81から突出する距離H3より短い。距離H4が第6距離に相当する。
インクカートリッジ30のインク室36にインクが充填されているときには、図4に示されるように、フレーム31の外周壁80に溶着された膜82は、側壁81から最も離れており、外周壁80における側壁81と反対側の縁より外側へ孕んでいるか、或いは縁付近にある。なお、インク室36は、インクのみで充填されていてもよいし、若干の空気が存在してもよい。
本実施形態によれば、インク流通部34に近い側の突出部60が突出する距離H1が、インク流通部34から遠い側の突出部60が突出する距離H2より長いので、側壁81側へ撓む膜82は、先ず、インク流通部34から遠い側の突出部60の間において、側壁81と接触する。これにより、インクの消費に伴ってインク室36を構成する膜82が撓むときに、インク流通部34から遠い側から撓んでいくように膜82の変形が制御されるので、インク流通部34に近い側において先に膜82と側壁81とが接触して、インク流通部34へのインクの流通が遮断されることがない。これにより、インク室36におけるインクの残量を安定して少なくすることができる。
なお、前述された実施形態では、インクカートリッジ30のフレーム31において、突出部60は、側壁81に設けられているが、突出部60が膜82に設けられて側壁81側へ突出されていてもよいし、側壁81及び膜82の両方において、相互に干渉しない位置に突出部60がそれぞれ設けられていてもよい。
(式1) (角度A)+(角度B)=90°
(式2) (角度A)>SIN-1{(膜82の絶対屈折率)/(残量検知部33の絶対屈折率)}
(式3) (角度B)>SIN-1{(膜82の絶対屈折率)/(残量検知部33の絶対屈折率)}
31 フレーム
33 残量検知部(透光部材)
34 インク流通部(印刷流体流通部)
36 インク室(空間)
45 透過面
46 第1傾斜面(反射面)
47 第2傾斜面(反射面)
60 突出部
61 頂部
63 リブ(突条)
80 外周壁
81 側壁(第1壁)
82 膜
Claims (10)
- 第1壁、及び当該第1壁の周囲を囲繞する外周壁を有するフレームと、
上記第1壁と対向して配置されて上記外周壁に液密に接着されており、上記フレームと共に印刷流体が貯留される空間を区画する膜と、
上記フレームに設けられており、上記フレームの外部と上記空間との間で印刷流体を流通させる印刷流体流通部と、
上記第1壁又は上記膜の少なくとも一方に設けられており、他方へ向かって突出する複数の突出部と、を具備しており、
上記膜は、上記第1壁側へ撓むことができる可撓性を有しており、
上記印刷流体流通部に対して近い側の上記突出部が上記第1壁又は上記膜から突出する第1距離は、上記印刷流体流通部に対して遠い側の上記突出部が上記第1壁又は上記膜から突出する第2距離より長い印刷流体カートリッジ。 - 上記印刷流体流通部に対して近い側において隣り合う上記突出部の頂部の最短距離である第3距離は、上記印刷流体流通部に対して遠い側において隣り合う上記突出部の頂部の最短距離である第4距離より短い請求項1に記載の印刷流体カートリッジ。
- 上記突出部は、頂部から上記第1壁又は上記膜に向かって外形が大きくなるテーパ形状である請求項1又は2に記載の印刷流体カートリッジ。
- 上記印刷流体流通部に対して近い側の上記突出部のテーパ形状は、上記印刷流体流通部に対して遠い側の上記突出部のテーパ形状より、外形の拡がりが小さい請求項3に記載の印刷流体カートリッジ。
- 上記突出部は、上記第1距離及び上記第2距離が、上記外周壁が上記第1壁から上記膜側へ延びる最大距離である第5距離より短い請求項1から4のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
- 上記外周壁に設けられており、上記空間に露出された反射面及び上記外周壁の外部に露出された透過面を有する透光部材を更に具備しており、
上記反射面は、上記空間に貯留された印刷流体と接触しているときにおいて上記透過面に照射されて上記透光部材内を透過する光を反射する反射率R1と、上記空間に貯留された印刷流体と接触していないときにおいて上記透過面に照射されて上記透光部材内を透過する光を反射する反射率R2と、が異なる請求項1から5のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。 - 上記透光部材は、上記印刷流体流通部に最も近い上記突出部より、上記印刷流体流通部から離れた位置に配置されている請求項6に記載の印刷流体カートリッジ。
- 上記透光部材が配置された上記外周壁の一部と対向して上記第1壁から突出された突条を更に具備する請求項6又は7に記載の印刷流体カートリッジ。
- 上記突条は、上記第1壁から上記膜へ向かって突出する距離である第6距離が、上記外周壁が上記第1壁から上記膜側へ延びる最大距離である第5距離より短い請求項8に記載の印刷流体カートリッジ。
- 上記反射面は、上記外周壁と直交する方向に対して傾斜し、かつ上記膜側を向いた第1傾斜面であり、
上記透光部材は、上記第1傾斜面より上記第1壁側に設けられて、上記外周壁と直交する方向に対して傾斜し、かつ上記第1壁側を向いた第2傾斜面を有しており、
上記第2傾斜面は、少なくとも上記空間に貯留された印刷流体と接触していないときにおいて、上記透光部材内を透過する光を上記第1傾斜面又は上記透過面へ向かって反射する請求項6から9のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
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JP2013201813A JP6187098B2 (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | 印刷流体カートリッジ |
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JP2015066759A JP2015066759A (ja) | 2015-04-13 |
JP6187098B2 true JP6187098B2 (ja) | 2017-08-30 |
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JP2013201813A Active JP6187098B2 (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | 印刷流体カートリッジ |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4304518B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2009-07-29 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容体及び液体噴射装置 |
JP4706719B2 (ja) * | 2007-07-10 | 2011-06-22 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容容器 |
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2013
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