JP6184809B2 - 還元処理装置及び還元処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、還元処理装置及び還元処理方法に関する。
固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:以下「SOFC」という。)は、電解質としてジルコニアセラミックスなどのセラミックスが用いられ、都市ガス、天然ガス、石油、メタノール、石炭ガス化ガスなどを燃料として運転される燃料電池である。このSOFCは、イオン伝導率を高めるために作動温度が約700〜1000℃程度と高く、用途の広い高効率な高温型燃料電池として知られている。その一つとして、円筒型の固体酸化物形燃料電池が知られている。円筒型の固体酸化物形燃料電池は、発電室の内部に複数のセルスタックを収容する。セルスタックは、中央部が発電部となり、発電部を挟んで両端は非発電部となっている。セルスタックの発電部において、基体管の径方向に、燃料極、固体電解質、空気極を積層させたセルが複数形成される。セルは、基体管の軸方向に複数配列され、隣り合うセル同士がインターコネクタで電気的に直列に接続される。
SOFCに用いられる燃料電池電極は、基材上に電極材料を塗布した後に空気等の酸化性ガス雰囲気で焼成しているため、酸化した状態となっている。例えば、燃料極としてニッケル(Ni)を用いる場合、焼成した後は酸化ニッケル(NiO)となる。したがって、燃料電池として使用するには、燃料極を還元処理する必要がある。例えば、燃料極の酸化ニッケル(NiO)をニッケル(Ni)に還元する還元処理を行う必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、図7に示すように、円筒形状のセルスタック200の燃料極を還元処理する還元処理装置が開示されている。セルスタック200の上部には、シールリング202が固定されている。セルスタック200は、固定板201に形成された穴に挿入された後、シールリング202の下面が固定板201の上面に対して溶接等により固定される。セルスタック200の下端には、シールキャップ206が気密に固定されている。
セルスタック200の内部には、水素ガス供給管205が挿入されており、水素ガス供給管205の先端から水素(H)を供給することによって、水素ガスをセルスタック200の内側から外側に向けて透過させて燃料極を還元する。一方、セルスタック200の外部には、空気が供給されている。これは、セルスタック200の外周面に形成された空気極が水素ガスによって分解あるいは破壊されないようにするためである。このように、特許文献1に開示された還元処理装置は、セルスタック200の内部と外部とをシールリング202及びシールキャップ206によって気密に保持することで、還元領域と空気領域とをシールした構造となっている。
特開2002−329505号公報(図5及び図6)
このように、特許文献1に開示された還元処理装置では、水素ガス(還元ガス)による空気極の分解あるいは破壊を防止するために、シールリング及びシールキャップによってセルスタックの内部と外部を隔離する必要があった。シールリング及びシールキャップを、例えば、接着剤を用いて気密にセルスタックに固定する場合、接着剤が乾燥するまで数日の期間が必要となる。また、還元処理を行う高温状態でも耐えうるために高ニッケル材料を含有する高価なシールリング及びシールキャップが還元処理をするたびに使い捨てとなるため、還元処理を行うために必要な費用が高くなるという問題があった。
高価なシールリング及びシールキャップを使い捨てにしないようにするために、複数のセルスタックを1つのカートリッジに組み立てて、その後に還元処理を行う方法が考えられる。しかしながら、カートリッジ化されたセルスタックの場合、各セルスタックが正常に還元処理されているかどうかを、その外観などから確認することが容易でないという問題があった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、還元処理に要する期間を短縮化しつつ、還元処理を行うために必要な費用を削減した還元処理装置及び還元処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を採用する。
本発明に係る還元処理装置は、燃料電池を構成する円筒形状のセルスタックの燃料極を還元処理する還元処理装置であって、前記セルスタックは、基体管の外周面上に燃料極と固体電解質と空気極とが順に積層されており、前記セルスタックの軸方向に直交する直交方向の外周形状よりも大きい内周形状を有する挿入部と前記セルスタックの前記直交方向の前記外周形状よりも小さい内周形状を有する規制部とを有し、前記セルスタックの端部が前記挿入部に挿入され、かつ前記規制部により前記セルスタックの軸方向の相対位置が規制された状態で配置される一対の管状部材と、前記セルスタックの前記端部の外周面及び前記挿入部の内周面に接触して充填した状態で配置され、前記セルスタックの内部と外部とを隔離する一対の隔離部材と、還元性ガス入口から供給される還元性ガスを、前記セルスタックの一端部の内部に導く還元性ガス供給路と、前記セルスタックの他端部の内部から排出される前記還元性ガスを、還元性ガス出口へ導く還元性ガス排出路と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る還元処理装置によれば、セルスタックの端部が挿入部に挿入され、かつ規制部によりセルスタックの軸方向の相対位置が規制された状態で配置される。そして、セルスタックの端部において一対の隔離部材によりセルスタックの内部と外部とが隔離される。
セルスタックの内部と外部とが隔離された状態で、還元性ガス供給路から還元性ガスがセルスタックの一端部の内部に導かれる。セルスタックの他端部の内部から排出される還元性ガスは、還元性ガス排出路を介して還元性ガス出口へ導かれる。この還元性ガスにより、セルスタックの燃料極が還元処理される。一方、セルスタックの外部の空気極は、内部から隔離されているので、還元処理されない。
セルスタックの両端部にセルスタックの内部と外部とを隔離する一対の隔離部材を配置することにより、セルスタックの燃料極を還元処理した後は、一対の管状部材からセルスタックを外し、必要に応じて一対の隔離部材を交換した上で、新たなセルスタックを一対の管状部材に設置すれば良い。
このようにすることで、高価なシールリング及びシールキャップを接着剤等によりセルスタックに固定して還元処理を行う従来技術に比べ、還元処理に要する時間を短縮化しつつ、還元処理を行うために必要な費用を削減することができる。
本発明の第1態様の還元処理装置は、前記一対の管状部材の外周を囲うように配置され、前記空気極の周囲に酸化性ガスを流通させる酸化性ガス流路を形成する酸化性ガス管状部材と、前記酸化性ガス管状部材の外周を囲うように配置され、前記酸化性ガス管状部材の外周面を加熱するヒータを備えることを特徴とする。
このようにすることで、還元処理装置内に配置されるセルスタックの空気極の周囲を酸化性ガス雰囲気とし、空気極が還元処理されることを防止することができる。また、還元処理装置内に配置されるセルスタックの温度を高温に維持し、セルスタックの燃料極の還元処理をより確実に行わせることができる。
本発明の第2態様の還元処理装置は、前記一対の隔離部材が、非気密材料により構成されることを特徴とする。
このようにすることで、非気密材料によってセルスタックの先端部を還元性ガス雰囲気とし、セルスタックが酸化性ガスにより再び酸化してしまうことを防止することができる。
本発明の第1態様又は第2態様の還元処理装置においては、更に、前記還元性ガス供給路に供給される還元性ガスの圧力が、前記酸化性ガス流路に供給される酸化性ガスの圧力よりも高くなるように、前記還元性ガス及び前記酸化性ガスの少なくともいずれか一方の圧力を調整する圧力調整部を備える構成であってもよい。
このようにすることで、酸化性ガスが隔離部材を介して侵入することが防止される。
本発明の第3態様の還元処理装置は、前記セルスタックの前記一端部及び前記他端部には、前記セルスタックが発電する電気を集電するリード膜が配置されており、前記セルスタックの前記一端部の縁部及び前記他端部の縁部において、前記リード膜は前記セルスタックの外周面に露出しており、前記一対の隔離部材は、それぞれ前記一端部の縁部及び前記他端部の縁部を覆うように配置されることを特徴とする。
本発明の第3態様の還元処理装置によれば、セルスタックの縁部の外周面に露出したリード膜の周囲は、非気密性材料により構成されている隔離部材を介して還元性ガス供給路から供給される還元性ガスにより還元性ガス雰囲気となる。
このようにすることで、還元性ガスにより還元処理されたリード膜の露出部が、酸化性ガスにより再び酸化してしまうことを防止することができる。
本発明の第4態様の還元処理装置は、前記挿入部が、前記規制部から遠ざかるにしたがって、前記直交方向へ徐々に内周形状が拡大する形状であることを特徴とする。
このようにすることで、隔離部材の寸法に多少の誤差があったとしても、隔離部材と管状部材をセルスタックの軸方向に沿って互いに接触する方向に移動させることにより、これらを確実に接触させることができる。したがって、隔離部材の寸法の誤差によって還元性ガスが隔離部材を介して空気極の周囲に侵入し、空気極が還元されてしまう不具合を防止することができる。
本発明の第5態様の還元処理装置は、前記一対の管状部材及び前記一対の隔離部材を1組の還元処理ユニットとする複数組の還元処理ユニットを備え、前記還元性ガス供給路は、前記複数組の還元処理ユニットの各々に対応する複数の前記セルスタックの前記一端部の内部に前記還元性ガスを導き、前記還元性ガス排出路は、前記複数組の還元処理ユニットの各々に対応する複数の前記セルスタックの前記他端部の内部から排出される前記還元性ガスを前記還元性ガス出口へ導くことを特徴とする。
本発明の第5態様の還元処理装置によれば、複数の還元処理ユニットの各々に対応する複数のセルスタックの内部に還元性ガスを導く構成となっているため、複数のセルスタックを同時に還元処理することができる。したがって、複数のセルスタックを還元処理する際の作業工程を短縮することができる。
本発明の第2態様の還元処理装置においては、前記一対の隔離部材は、セラミック製ファイバーにより構成されていてもよい。
このようにすることで、セラミック製ファイバーを用いて、セルスタックの内部と外部を隔離しつつ、還元性ガスが通過できる非気密性を確保し、リード膜を適切に還元処理することができる。
本発明の還元処理方法は、燃料電池を構成するセルスタックの燃料極を還元処理する還元処理方法であって、セルスタックは、基体管の外周面上に燃料極と固体電解質と空気極とが順に積層されており、前記セルスタックの軸方向に直交する直交方向の外周形状よりも大きい内周形状を有する挿入部と前記セルスタックの前記直交方向の前記外周形状よりも小さい内周形状を有する規制部とを有する一対の管状部材に、前記セルスタックの端部が前記挿入部に挿入され、かつ前記規制部により前記セルスタックの軸方向の相対位置が規制された状態で配置する配置工程と、還元性ガス入口から供給される還元性ガスを、前記セルスタックの前記一端部の内部に導く還元性ガス供給路に供給する還元性ガス供給工程と、前記セルスタックの前記他端部の内部から排出される前記還元性ガスを、還元性ガス排出路を介して還元性ガス出口へ導く還元性ガス排出工程と、を備え、前記配置工程は、前記セルスタックの前記一端部の外周面及び前記第1挿入部の内周面に接触して充填した状態で前記セルスタックの内部と外部とを隔離する一対の隔離部材を配置することを特徴とする。
本発明の還元処理方法は、セルスタックの外径よりも大きい内径を有する挿入部とセルスタックの外径よりも小さい内径を有する規制部とを有する一対の管状部材に、セルスタックの端部が挿入部に挿入され、かつ規制部によりセルスタックの軸方向の相対位置が規制された状態で配置する工程(配置工程)を含む。
更に、本発明の還元処理方法は、還元性ガス入口から供給される還元性ガスを、セルスタックの一端部の内部に導く還元性ガス供給路に供給する工程(還元性ガス供給工程)と、セルスタックの他端部の内部から排出される還元性ガスを、還元性ガス排出路を介して還元性ガス出口へ導く工程(還元性ガス排出工程)とを含む。
ここで、配置工程は、セルスタックの端部の外周面及び挿入部の内周面に接触して充填した状態でセルスタックの内部と外部とを隔離する一対の隔離部材を配置する工程である。
このような還元方法を実行することにより、還元処理に要する期間を短縮化しつつ、還元処理を行うために必要な費用を削減することができる。
本発明によれば、還元処理に要する期間を短縮化しつつ、還元処理を行うために必要な費用を削減した還元処理装置及び還元処理方法を提供することができる。
円筒型の燃料電池のセルスタックの一態様を示す概略図であり、(a)はセルスタックの一端部を示す断面図であり、(b)はセルスタックの他端部を示す断面図である。 SOFCカートリッジの一態様を示す断面図である。 第1実施形態の還元処理装置を示す断面図である。 第1実施形態の還元処理装置のシール部材の周辺部分を示す断面図である。 セルスタックの軸方向の位置とセルスタックの外周面近傍の還元性ガス濃度との関係を示す図である。 第2実施形態の還元処理装置のシール部材の周辺部分を示す断面図である。 従来の還元処理装置の一例を示す図である。
〔第1実施形態〕
以下においては、説明の便宜上、紙面を基準として「上」及び「下」の表現を用いて各構成要素の位置関係を特定するが、鉛直方向に対して必ずしもこの限りである必要はない。例えば、紙面における上方向が鉛直方向における下方向に対応してもよい。また、紙面における上下方向が鉛直方向に直行する水平方向に対応してもよい。
まず、図1を参照して本実施形態の円筒形セルスタックについて説明する。ここで、図1は、第1実施形態のセルスタックの一態様を示すものである。図1において、(a)はセルスタック101の一端部を示す断面図であり、(b)はセルスタック101の他端部を示す断面図である。セルスタック101の一端部と他端部を除く部分は図示が省略されているが、セルスタックは1本の円筒形状の部材である。
セルスタック101は、円筒形状の基体管103と、基体管103の外周面に複数形成された燃料電池セル105と、隣り合う燃料電池セル105の間に形成されたインターコネクタ107とを有する。燃料電池セル105は、燃料極109と固体電解質111と空気極113とが積層して形成されている。また、セルスタック101は、基体管103の外周面に形成された複数の燃料電池セル105の内、基体管103の軸方向において最も端に形成された燃料電池セル105の空気極113に、インターコネクタ107を介して電気的に接続されたリード膜115を有する。
基体管103は、多孔質材料からなり、例えば、CaO安定化ZrO(CSZ)、又はY安定化ZrO2(YSZ)、又はMgAlとされる。この基体管103は、燃料電池セル105とインターコネクタ107とリード膜115とを支持すると共に、基体管103の内周面に供給される燃料ガスを基体管103の細孔を介して基体管103の外周面に形成される燃料極109に拡散させるものである。
燃料極109は、Niとジルコニア系電解質材料との複合材の酸化物で構成され、例えば、Ni/YSZが用いられる。この場合、燃料極109は、燃料極109の成分であるNiが燃料ガスに対して触媒作用を有する。この触媒作用は、基体管103を介して供給された燃料ガス、例えば、メタン(CH)と水蒸気との混合ガスを反応させ、水素(H)と一酸化炭素(CO)に改質するものである。また、燃料極109は、改質により得られる水素(H)及び一酸化炭素(CO)と、固体電解質111を介して供給される酸素イオン(O2−)とを固体電解質111との界面付近において電気化学的に反応させて水(HO)及び二酸化炭素(CO)を生成するものである。なお、燃料電池セル105は、この時、酸素イオンから放出される電子によって発電する。
固体電解質111は、ガスを通しにくい気密性と、高温で高い酸素イオン導電性とを有するYSZが主として用いられる。この固体電解質111は、空気極で生成される酸素イオン(O2−)を燃料極に移動させるものである。
空気極113は、例えば、LaSrMnO系酸化物、又はLaCoO系酸化物で構成される。この空気極113は、固体電解質111との界面付近において、供給される空気等の酸化性ガス中の酸素を解離させて酸素イオン(O2−)を生成するものである。
インターコネクタ107は、SrTiO系などのM1−xTiO(Mはアルカリ土類金属元素、Lはランタノイド元素)で表される導電性ペロブスカイト型酸化物から構成され、燃料ガスと酸化性ガスとが混合しないように緻密な膜となっている。また、インターコネクタ107は、酸化雰囲気と還元雰囲気との両雰囲気下で安定した電気導電性を有する。
このインターコネクタ107は、隣り合う燃料電池セル105において、一方の燃料電池セル105の空気極113と他方の燃料電池セル105の燃料極109とを電気的に接続し、隣り合う燃料電池セル105同士を直列に接続するものである。
リード膜115は、電子伝導性を有すること、及びセルスタック101を構成する他の材料との熱膨張係数が近いことが必要であることから、Ni/YSZ等のNiとジルコニア系電解質材料との複合材で構成されている。このリード膜115は、インターコネクタにより直列に接続される複数の燃料電池セル105で発電された直流電力をセルスタック101の端部付近まで導出すものである。
次に、図1に示す円筒形セルスタックを複数有するSOFCカートリッジについて図2を用いて説明する。
なお、複数のSOFCカートリッジは、燃料ガス供給管(不図示)、燃料ガス排出管(不図示)、酸化性ガス供給管(不図示)、酸化性ガス排出管(不図示)にそれぞれ接続された状態で、圧力容器(不図示)に格納される。
圧力容器の外部から燃料ガス及び酸化性ガスを供給することにより、SOFCカートリッジの円筒形セルスタック内の燃料電池セルが発電する。圧力容器の内部は、0.1MPa〜1MPa程度の圧力、大気温度〜550℃程度の温度にて運用される。
SOFCカートリッジ203は、図2に示す通り、複数のセルスタック101と、発電室215と、燃料ガス供給室217と、燃料ガス排出室219と、酸化性ガス供給室221と、酸化性ガス排出室223とを有する。また、SOFCカートリッジ203は、上部管板225aと、下部管板225bと、上部断熱体227aと、下部断熱体227bとを有する。なお、本実施形態においては、SOFCカートリッジ203は、燃料ガス供給室217と燃料ガス排出室219と酸化性ガス供給室221と酸化性ガス排出室223とが図2のように配置されることで、燃料ガスと酸化性ガスとがセルスタック101の内側と外側とを対向して流れる構造となっているが、他の構造であっても良い。例えば、セルスタック101の内側と外側とを平行して流れる、または酸化性ガスがセルスタック101の長手方向と直交する方向へ流れるようにしても良い。
発電室215は、上部断熱体227aと下部断熱体227bとの間に形成された領域である。この発電室215は、セルスタック101の燃料電池セル105が配置され、燃料ガスと酸化性ガスとを電気化学的に反応させて発電を行う領域である。また、この発電室215のセルスタック101長手方向の中央部付近での温度は、SOFCモジュール201の定常運転時に、およそ700℃〜1100℃の高温雰囲気となる。
燃料ガス供給室217は、SOFCカートリッジ203の上部ケーシング229aと上部管板225aとに囲まれた領域である。また、燃料ガス供給室217は、上部ケーシング229aに備えられた燃料ガス供給孔231aによって、図示しない燃料ガス供給枝管207aと連通されている。また、燃料ガス供給室217には、セルスタック101の一方の端部が、セルスタック101の基体管103の内部が燃料ガス排出室219に対して開放して配置されている。この燃料ガス供給室217は、図示しない燃料ガス供給枝管207aから燃料ガス供給孔231aを介して供給される燃料ガスを、複数のセルスタック101の基体管103の内部に略均一流量で導き、複数のセルスタック101の発電性能を略均一化させるものである。
燃料ガス排出室219は、SOFCカートリッジ203の下部ケーシング229bと下部管板225bとに囲まれた領域である。また、燃料ガス排出室219は、下部ケーシング229bに備えられた燃料ガス排出孔231bによって、燃料ガス排出枝管(不図示)と連通されている。また、燃料ガス排出室219には、セルスタック101の他方の端部が、セルスタック101の基体管103の内部が燃料ガス排出室219に対して開放して配置されている。この燃料ガス排出室219は、複数のセルスタック101の基体管103の内部を通過して燃料ガス排出室219に供給される排燃料ガスを集約して、燃料ガス排出孔231bを介して図示しない燃料ガス排出枝管(不図示)に導くものである。
SOFCモジュール201の発電量に対応して所定ガス組成と所定流量の酸化性ガスを酸化性ガス供給枝管へと分岐して、複数のSOFCカートリッジ203へ供給する。酸化性ガス供給室221は、SOFCカートリッジ203の下部ケーシング229bと下部管板225bと下部断熱体227bとに囲まれた領域である。また、酸化性ガス供給室221は、下部ケーシング229bに備えられた酸化性ガス供給孔233aによって、図示しない酸化性ガス供給枝管と連通されている。この酸化性ガス供給室221は、図示しない酸化性ガス供給枝管から酸化性ガス供給孔233aを介して供給される所定流量の酸化性ガスを、後述する酸化性ガス供給隙間235aを介して発電室215に導くものである。
酸化性ガス排出室223は、SOFCカートリッジ203の上部ケーシング229aと上部管板225aと上部断熱体227aとに囲まれた領域である。また、酸化性ガス排出室223は、上部ケーシング229aに備えられた酸化性ガス排出孔233bによって、図示しない酸化性ガス排出枝管と連通されている。この酸化性ガス排出室223は、発電室215から、後述する酸化性ガス排出隙間235bを介して酸化性ガス排出室223に供給される排酸化性ガスを、酸化性ガス排出孔233bを介して第3酸化性ガス排出枝管(不図示)に導くものである。
上部管板225aは、上部ケーシング229aの天板と上部断熱体227aとの間に、上部管板225aと上部ケーシング229aの天板と上部断熱体227aとが略平行になるように、上部ケーシング229aの側板に固定されている。また上部管板225aは、SOFCカートリッジ203に備えられるセルスタック101の本数に対応した複数の孔を有し、該孔にはセルスタック101がシール部材237を介して夫々挿入されている。この上部管板225aは、複数のセルスタック101の一方の端部をシール部材237及び接着部材のいずれか一方又は両方を介して気密に支持すると共に、燃料ガス供給室217と酸化性ガス排出室223とを隔離するものである。
下部管板225bは、下部ケーシング229bの底板と下部断熱体227bとの間に、下部管板225bと下部ケーシング229bの底板と下部断熱体227bとが略平行になるように下部ケーシング229bの側板に固定されている。また下部管板225bは、SOFCカートリッジ203に備えられるセルスタック101の本数に対応した複数の孔を有し、該孔にはセルスタック101が夫々挿入されている。この下部管板225bは、複数のセルスタック101の他方の端部をシール部材及び接着部材のいずれか一方又は両方を介して気密に支持すると共に、燃料ガス排出室219と酸化性ガス供給室221とを隔離するものである。
上部断熱体227aは、上部ケーシング229aの下端部に、上部断熱体227aと上部ケーシング229aの天板と上部管板225aとが略平行になるように配置され、上部ケーシング229aの側板に固定されている。また、上部断熱体227aには、SOFCカートリッジ203に備えられるセルスタック101の本数に対応して、複数の孔が設けられている。この孔の直径はセルスタック101の外径よりも大きく設定されている。上部断熱体227aは、この孔の内面と、上部断熱体227aに挿通されたセルスタック101の外面との間に形成された酸化性ガス排出隙間235bを有する。
この上部断熱体227aは、発電室215と酸化性ガス排出室223とを仕切るものであり、上部管板225aの周囲の雰囲気が高温化し強度低下や酸化性ガス中に含まれる酸化剤による腐食が増加することを抑制する。上部管板225a等はインコネルなどの高温耐久性のある金属材料から成るが、上部管板225a等が発電室215内の高温に晒されて上部管板225a等内の温度差が大きくなることで熱変形することを防ぐものである。また、上部断熱体227aは、発電室215を通過して高温に晒された排酸化性ガスを、酸化性ガス排出隙間235bを通過させて酸化性ガス排出室223に導くものである。
本実施形態によれば、上述したSOFCカートリッジ203の構造により、燃料ガスと酸化性ガスとがセルスタック101の内側と外側とを対向して流れるものとなっている。このことにより、排酸化性ガスは、基体管103の内部を通って発電室215に供給される燃料ガスとの間で熱交換がなされ、金属材料から成る上部管板225a等が座屈などの変形をしない温度に冷却されて酸化性ガス排出室223に供給される。また、燃料ガスは、発電室215から排出される排酸化性ガスとの熱交換により昇温され、発電室215に供給される。その結果、ヒータ等を用いることなく発電に適した温度に予熱昇温された燃料ガスを発電室215に供給することができる。
下部断熱体227bは、下部ケーシング229bの上端部に、下部断熱体227bと下部ケーシング229bの底板と下部管板225bとが略平行になるように配置され、上部ケーシング229aの側板に固定されている。また、下部断熱体227bには、SOFCカートリッジ203に備えられるセルスタック101の本数に対応して、複数の孔が設けられている。この孔の直径はセルスタック101の外径よりも大きく設定されている。下部断熱体227bは、この孔の内面と、下部断熱体227bに挿通されたセルスタック101の外面との間に形成された酸化性ガス供給隙間235aを有する。
この下部断熱体227bは、発電室215と酸化性ガス供給室221とを仕切るものであり、下部管板225bの周囲の雰囲気が高温化し強度低下や酸化性ガス中に含まれる酸化剤による腐食が増加することを抑制する。下部管板225b等はインコネルなどの高温耐久性のある金属材料から成るが、下部管板225b等が高温に晒されて下部管板225b等内の温度差が大きくなることで熱変形することを防ぐものである。また、下部断熱体227bは、酸化性ガス供給室233に供給される酸化性ガスを、酸化性ガス供給隙間235aを通過させて発電室215に導くものである。
本実施形態によれば、上述したSOFCカートリッジ203の構造により、燃料ガスと酸化性ガスとがセルスタック101の内側と外側とを対向して流れるものとなっている。このことにより、基体管103の内部を通って発電室215を通過した排燃料ガスは、発電室215に供給される酸化性ガスとの間で熱交換がなされ、金属材料から成る下部管板225b等が座屈などの変形をしない温度に冷却されて燃料ガス排出室219に供給される。また、酸化性ガスは排燃料ガスとの熱交換により昇温され、発電室215に供給される。その結果、ヒータ等を用いることなく発電に必要な温度に昇温された酸化性ガスを発電室215に供給することができる。
発電室215で発電された直流電力は、複数の燃料電池セル105に設けたNi/YSZ等からなるリード膜115によりセルスタック101の端部付近まで導出した後に、SOFCカートリッジ203の集電棒(不図示)に集電板(不図示)を介して集電して、各SOFCカートリッジ203の外部へと取り出される。前記集電棒によってSOFCカートリッジ203の外部に導出された電力は、各SOFCカートリッジ203の発電電力を所定の直列数および並列数へと相互に接続され、SOFCモジュール201の外部へと導出されて、図示しないインバータなどにより所定の交流電力へと変換されて、電力負荷へと供給される。
次に、図3を用いて本実施形態の還元処理装置について説明する。図3は、第1実施形態の還元処理装置100を示す断面図である。還元処理装置100は、燃料電池を構成する円筒形状のセルスタック101の燃料極109を還元処理する装置である。ここで、セルスタック101は、還元処理装置100が還元処理を行う対象物であるため、還元処理装置100を構成するものではない。そのため、図3では、セルスタック101を点線にて示している。
図3に示すように、本実施形態の還元処理装置100は、セルスタック101の両端部に配置される管板部材303及び管板部材306(一対の管状部材)を備える。
管板部材303は、セルスタック101の一端部が挿入される挿入部301と、セルスタック101の軸方向の位置を規制する規制部302とを有する。挿入部301はセルスタック101の外径よりも大きい内径を有し、規制部302はセルスタック101の外径よりも小さい内径を有する。セルスタック101は、一端部が挿入部301に挿入され、かつ規制部302により軸方向の位置が規制された状態で還元処理装置100の内部に配置される。
管板部材306は、セルスタック101の他端部(前述した一端部の反対側の部分)が挿入される挿入部304と、セルスタック101の軸方向の位置を規制する規制部305とを有する。挿入部304はセルスタック101の外径よりも大きい内径を有し、規制部305はセルスタック101の外径よりも小さい内径を有する。セルスタック101は、他端部が挿入部304に挿入され、かつ規制部305により軸方向の位置が規制された状態で還元処理装置100の内部に配置される。
セルスタック101の一端部が管板部材303の挿入部301に挿入される際、セルスタック101の一端部の外周面及び挿入部301の内周面に接触して充填した状態でシール部材401(隔離部材)が配置されている。同様に、セルスタック101の他端部が管板部材306の挿入部304に挿入される際、セルスタック101の一端部の外周面及び挿入部304の内周面に接触して充填した状態でシール部材402(隔離部材)が配置されている。
これらシール部材401,402は、セルスタック101の両端部の外周面及び挿入部301,304の内周面のそれぞれ半分以上の領域に接触するように配置されるのが望ましい。この場合、セルスタック101の両端部の外周面と挿入部301,304の内周面との間のそれぞれ半分以上の領域は、シール部材401,402により充填されて隙間が空いていない状態となる。なお、シール部材401,402は、セルスタック101の両端部の外周面及び挿入部301,304の内周面に対して、圧縮された状態で強く密着するのではなく、気体が通気可能な程度の状態で配置される。
これらシール部材401,402は、セルスタック101の両端部の外周面及び挿入部301,304の内周面の全領域(全面)に接触するように配置するのが更に望ましい。シール部材401,402を全領域(全面)よりも狭い領域にて接触するように配置する場合、確実な接触のために、シール部材401,402の外周面のサイズをある程度大きくする必要がある。それに対して全領域(全面)に接触するように配置する場合、全領域(全面)よりも狭い領域にて接触するように配置する場合に比べ、シール部材401,402の外周面のサイズを小さくすることができる。
シール部材401,402は、還元処理にあたってセルスタック101の内部と外部を隔離する部材であり、セラミック製ファイバー等の非気密性材料により構成されている。セラミック製ファイバーは、AlとSiOを主成分とした繊維状の材料であり、AlとSiOの含有比率(重量%)は、Al:SiO=40:60からAl:SiO=60:40のものを用いるのが好ましい。
また、シール部材401,402は、セルスタック101の外周面及び挿入部301,304に接触した状態で配置しつつセルスタック101の内部と外部を隔離するものである。したがって、セルスタック101の外周面と挿入部の隙間が2mm程度であれば、同じく2mm程度の厚みとするのが望ましい。また、シール部材401及びシール部材402は、気孔率が80%〜90%となるように成形するのが望ましい。
なお、管板部材303,306の熱膨張率はセルスタック101の膨張率よりも高く、シール部材401,402に用いるセラミックスファイバーの熱膨張率はセルスタック101の熱膨張率よりも低いものとなっている。
管板部材303は、更に、外部の還元性ガス供給源(不図示)から還元性ガスが供給される還元性ガス入口307と、還元性ガス入口307から供給される還元性ガスを、セルスタック101の内部に導く還元性ガス供給路308とを有する。また、管板部材306は、更に、セルスタック101の他端部の内部から排出される還元性ガスを、還元性ガス出口310へ導く還元性ガス排出路309を有する。還元性ガス入口307から供給される還元性ガスは、セルスタック101の燃料極109を還元処理するのに用いられる。還元性ガスとしては、例えば、水素(H)と窒素(N)との混合ガスが用いられる。
還元処理装置100は、管板部材303及び管板部材306の外周を覆うように配置される管板部材312(酸化性ガス管状部材)を備える。管板部材312は、空気等の酸化性ガスが供給される酸化性ガス入口313と、酸化性ガスを還元処理装置100の外部へ排出する酸化性ガス出口314とを有し、酸化性ガス入口313から酸化性ガス出口314へ向けて酸化性ガスを流通させる酸化性ガス流路311を形成する部材である。酸化性ガス流路311により、セルスタック101の空気極113の周囲に酸化性ガスが流通する。
還元処理装置100は、更に、管板部材312の外周面を加熱するヒータ315が、管板部材312の外周を囲うように配置されている。ヒータ315は、セルスタック101の長手方向の両端部を加熱する2つのサブヒータと、セルスタック101の長手方向の中央部を加熱する1つ以上のサブヒータの計3つ以上のヒータを有する。そして、ヒータ315を制御する制御部(不図示)は、セルスタック101の周囲に配置された温度センサ(不図示)が検出する温度に基づいて、セルスタック101の中央部が800℃〜900℃に、両端部が600℃〜700℃になるように制御する。
次に、図4を用いて還元処理装置100によるセルスタック101の燃料極109及びリード膜115の還元処理について説明する。図4は、第1実施形態の還元処理装置100のシール部材401の周辺部分を示す断面図である。以下では、管板部材303の挿入部301及びシール部材401について説明するが、管板部材306の挿入部304及びシール部材402についても、還元性ガス及び酸化性ガスの流通方向が逆である点を除いて同様であるので、以下で特に説明する場合を除き、説明を省略する。
図4に示すように、管板部材303の挿入部301には、セルスタック101の一端部が挿入されている。また、シール部材401は、挿入部301の内周面及びセルスタック101の外周面に接触するように配置されている。セルスタック101の一端部の基体管103の外周面にはリード膜115が積層されており、リード膜115の外周面には固体電解質111が更に積層されている。セルスタック101の一端部の縁部において、リード膜115はセルスタック101の外周面に露出している。そして、シール部材401は、セルスタック101の一端部の縁部を覆うように配置されている。
図示を省略するが、セルスタック101の他端部の基体管103の外周面にはリード膜115が積層されており、リード膜115の外周面には固体電解質111が更に積層されている。セルスタック101の他端部の縁部において、リード膜115はセルスタック101の外周面に露出している。そして、シール部材402は、セルスタック101の他端部の縁部を覆うように配置されている。
以上のように、セルスタック101の一端部の縁部及び他端部の縁部において、リード膜115はセルスタック101の外周面に露出している。また、挿入部301とセルスタック101の間に配置されるシール部材401は、セルスタック101の設置を容易にするため、過度に圧入された状態ではなく、接触しつつ還元性ガス及び酸化性ガスが微量に通過できる程度の状態(非気密性の状態)で配置されている。シール部材401は、セラミック製ファイバーにより構成されているので、表面の凹凸形状により、ラビリンスシール構造を形成する。
リード膜115は還元処理装置100に配置されて還元性ガスと反応することにより還元処理されるが、酸化性ガスがシール部材401中に流入してリード膜115の露出部分に到達してしまうと、還元処理したリード膜115が再び酸化されてしまう。
そこで、リード膜115の露出部分が再び酸化されてしまうことを防止するために、本実施形態の還元処理装置100は、還元性ガス供給路308に供給される還元性ガスの圧力が、酸化性ガス流路311に供給される酸化性ガスの圧力よりも高くなるように、還元性ガス及び酸化性ガスの少なくともいずれか一方の圧力を調整する圧力調整部(不図示)を備えている。
圧力調整部は、例えば、還元性ガスの圧力が酸化性ガスの圧力よりも、例えば0.2KPa〜0.5KPa高くなるように調整する。このようにすることで、リード膜115の露出部分の周囲の還元性ガス濃度を略100%とすることができる。したがって、酸化性ガスがシール部材401を介して侵入し、還元処理したリード膜115が再び酸化されてしまうことが防止される。
図5は、セルスタック101の軸方向の位置と、セルスタック101の外周面近傍の還元性ガス濃度との関係を示す図である。
挿入部301の他端部方向の先端に対応するのが位置L1であり、セルスタック101の一端部の先端に対応するのが位置L3である。位置L1と位置L3の間に位置するのが位置L2であり、セルスタック101の外周面近傍の還元性ガス濃度が50%となる位置である。
前述した圧力調整部により、還元性ガスの圧力が酸化性ガスの圧力よりも高くなるように調整するが、圧力差が大きくなるように調整すればするほど、位置L2が位置L1に近づく。逆に、圧力調整部により、圧力差が小さくなるように調整すればするほど、位置L2が位置L3に近づく。
図4に示す例では、還元性ガスと酸化性ガスの圧力差を適切に調整し、リード膜115の露出部分よりも十分に位置L1に近い場所を位置L2とし、リード膜115の露出部分の周囲の還元性ガス濃度を略100%としている。リード膜115の露出部分の長さに応じて還元性ガスと酸化性ガスの圧力差を適切に調整することで、リード膜115の露出部分が酸化性ガスにより酸化されてしまうことを確実に防止することができる。
なお、還元性ガスと酸化性ガスの圧力差を適切に調整した場合であっても、位置L1と位置L3との距離が短い場合は、不具合が生じる可能性がある。例えば、酸化性ガスの濃度が還元性ガスの濃度に比して高い場合に、リード膜115の露出部分に酸化性ガスが拡散して酸化されてしまう可能性がある。リード膜115の露出部分の酸化を防止するために、位置L1と位置L3との距離は、予め定められた一定以上の距離とするのが望ましい。
燃料ガスに含まれる水素(H)と酸化性ガスに含まれる酸素(O)は、図4に示す位置L2の近傍で燃焼反応し、水(HO)が生成される。この反応により生成される水は、位置L2の近傍のシール部材401に吸着するので、シール部材401の密閉度が高まる。
なお、図4には示されていないが、セルスタック101の燃料極109の外側には固体電解質111が積層されているため、酸化性ガス流路311の酸化性ガスにより燃料極109が酸化されてしまうことはない。したがって、セルスタック101の燃料極109は、還元性ガス中の水素(H)により還元処理される。
このようにして、図4に示す構成の還元処理装置100によりセルスタック101のリード膜115及び燃料極109が還元性ガスにより還元処理される。
次に、本実施形態の還元処理方法について説明する。
本実施形態の還元処理方法は、セルスタック101の外径よりも大きい内径を有する挿入部301,304とセルスタック101の外径よりも小さい内径を有する規制部302,305とを有する一対の管板部材303,306に、セルスタック101の端部が挿入部301,304に挿入され、かつ規制部302,305によりセルスタック101の軸方向の相対位置が規制された状態で配置する工程(配置工程)を含む。
更に、本実施形態の還元処理方法は、還元性ガス入口307から供給される還元性ガスを、セルスタック101の一端部の内部に導く還元性ガス供給路308に供給する工程(還元性ガス供給工程)と、セルスタック101の他端部の内部から排出される還元性ガスを、還元性ガス排出路309を介して還元性ガス出口310へ導く工程(還元性ガス排出工程)とを含む。
ここで、配置工程は、セルスタック101の端部の外周面及び挿入部301,304の内周面に接触した状態でセルスタック101の内部と外部を隔離する一対のシール部材401,402を配置する工程である。
このような還元方法を実行することにより、還元処理に要する期間を短縮化しつつ、還元処理を行うために必要な費用を削減することができる。
以上説明したように、本実施形態の還元処理装置100によれば、セルスタック101の端部が挿入部301,304に挿入され、かつ規制部302,305によりセルスタック101の軸方向の相対位置が規制された状態で配置される。そして、セルスタック101の端部においてシール部材401,402によりセルスタック101の内部と外部とが隔離される。
セルスタック101の両端部にセルスタック101の内部と外部を隔離する一対のシール部材401,402を配置することにより、セルスタック101の燃料極109を還元処理した後は、管板部材303及び管板部材306からセルスタック101を外し、必要に応じてシール部材401,402を交換した上で、新たなセルスタック101を管板部材303及び管板部材306に設置すれば良い。
このようにすることで、高価なシールリング及びシールキャップを接着剤等によりセルスタックに固定して還元処理を行う従来技術に比べ、還元処理に要する時間を短縮化しつつ、還元処理を行うために必要な費用を削減することができる。
また、本実施形態の還元処理装置100は、一対の管板部材303,306の外周を囲うように配置され、空気極113の周囲に酸化性ガスを流通させる酸化性ガス流路311を形成する管板部材312を備える。
このようにすることで、還元処理装置100内に配置されるセルスタック101の空気極113の周囲を酸化性ガス雰囲気とし、空気極113が還元処理されることを防止することができる。
本実施形態の還元処理装置100は、更に、管板部材312の外周を囲うように配置され、管板部材312の外周面を加熱するヒータ315を備える。
このようにすることで、還元処理装置100内に配置されるセルスタック101の温度を高温に維持し、セルスタック101の燃料極109の還元処理をより確実に行わせることができる。
本実施形態の還元処理装置100は、更に、還元性ガス供給路308に供給される還元性ガスの圧力が、酸化性ガス流路311に供給される酸化性ガスの圧力よりも高くなるように、還元性ガス及び酸化性ガスの少なくともいずれか一方の圧力を調整する圧力調整部を備える構成であってもよい。
このようにすることで、酸化性ガスがシール部材401,402を介して侵入し、還元処理したリード膜115の露出部分が再び酸化されてしまうことが防止される。
本実施形態の還元処理装置100によれば、セルスタック101の縁部の外周面に露出したリード膜115の周囲は、非気密性材料により構成されているシール部材401を介して還元性ガス供給路308から供給される還元性ガスにより還元性ガス雰囲気となる。
このようにすることで、還元性ガスにより還元処理されたリード膜の露出部が、酸化性ガスにより再び酸化してしまうことを防止することができる。
本実施形態の還元処理装置100は、シール部材401及びシール部材402が、セラミック製ファイバーにより構成されている。
このようにすることで、セラミック製ファイバーを用いて、セルスタックの内部と外部を隔離しつつ、還元性ガスが通過できる非気密性を確保し、リード膜115を適切に還元処理することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下で特に説明する箇所を除き、第1実施形態に示される各構成は第2実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
第1実施形態において、管板部材303,306は、セルスタック101の軸方向に沿って内径が一定の形状であった。また、シール部材401,402は、セルスタック101の軸方向に沿って外径が一定の形状であった。
それに対して、第2実施形態は、挿入部601が規制部602から遠ざかるにしたがって徐々に内径が拡大する形状であり、シール部材701が規制部602から遠ざかるにしたがって徐々に外径が拡大する形状である。
図6は、第2実施形態の還元処理装置のシール部材701の周辺部分を示す断面図である。
管板部材603は、第1実施形態の管板部材303を変形したものであり、第1実施形態の挿入部301が第2実施形態の挿入部601に対応し、第1実施形態の規制部302が第2実施形態の規制部602に対応する。また、第1実施形態のシール部材401に対応するのが第2実施形態のシール部材701である。
図6に示すように、挿入部601が規制部602から遠ざかるにしたがって徐々に内径が拡大する形状であり、シール部材701が規制部602から遠ざかるにしたがって徐々に外径が拡大する形状である。
このようにすることで、シール部材701の寸法に多少の誤差があったとしても、シール部材701と管板部材603をセルスタック101の軸方向に沿って互いに接触する方向に移動させることにより、これらを確実に接触させることができる。したがって、シール部材701の寸法の誤差によって還元性ガスがシール部材701を介して空気極113の周囲に侵入し、空気極が還元されてしまう不具合や還元性ガスが酸化性ガス中の酸素と燃焼反応し、セルスタック101の温度が過昇温することを防止することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。
第1実施形態の還元処理装置100は、還元性ガスと酸化性ガスの圧力差を適切に調整する圧力調整部を用いることにより、リード膜115の露出部分が酸化性ガスにより酸化されてしまうことを防止するものであった。
それに対して第3実施形態の還元処理装置は、空気極113の周囲の酸化性ガスに含まれる酸素(O)と窒素(N)の混合比を調整する混合比調整部(不図示)を用いることにより、リード膜115の露出部分が酸化性ガスにより酸化されてしまうことを防止するものである。
図4を参照して具体的に説明すると、混合比調整部が酸素の混合比が小さくなるように調整すればするほど、位置L2が位置L1に近づく。逆に、混合比調整部が、酸素の混合比が大きくなるように調整すればするほど、位置L2が位置L3に近づく。
リード膜115の露出部分の長さに応じて酸素と窒素の混合比を適切に調整することで、リード膜115の露出部分が酸化性ガスにより酸化されてしまうことを確実に防止することができる。
〔他の実施形態〕
前述の実施形態において、還元処理装置は、1つのセルスタックを還元処理するものであったが、複数のセルスタックを同時に還元処理する態様であってもよい。
この場合、還元処理装置は、第1実施形態の管板部材303、シール部材401、管板部材306、シール部材402を1組の還元処理ユニットとする複数組の還元処理ユニットを備える。そして、還元性ガス供給路は、複数組の還元処理ユニットの各々に対応する複数のセルスタックの一端部の内部に還元性ガスを導き、還元性ガス排出路は、複数組の還元処理ユニットの各々に対応する複数のセルスタックの他端部の内部から排出される還元性ガスを還元性ガス出口へ導く。
他の実施形態の還元処理装置によれば、複数の還元処理ユニットの各々に対応する複数のセルスタックの内部に還元性ガスを導く構成となっているため、複数のセルスタックを同時に還元処理することができる。したがって、複数のセルスタックを還元処理する際の作業工程を短縮することができる。
また、前述の実施形態において、セルスタック101とシール部材401,402とは直接的に接触するものとしたが他の態様であってもよい。例えば、セルスタック101とシール部材401,402との間に、セルスタック101とシール部材401,402の接着性を高めるためのシール接合膜(不図示)を設けるようにしても良い。
100 還元処理装置
101 セルスタック
103 基体管
105 燃料電池セル
109 燃料極
111 固体電解質
113 空気極
115 リード膜
301,601 挿入部
302,602 規制部
303,603 管板部材(管状部材)
304 挿入部
305 規制部
306 管板部材(管状部材)
307 還元性ガス入口
308 還元性ガス供給路
309 還元性ガス排出路
310 還元性ガス出口
311 酸化性ガス流路
312 管板部材(酸化性ガス管状部材)
314 ヒータ
401,402,701 シール部材(隔離部材)

Claims (9)

  1. 燃料電池を構成するセルスタックの燃料極を還元処理する還元処理装置であって、
    前記セルスタックは、基体管の外周面上に燃料極と固体電解質と空気極とが順に積層されており、
    前記セルスタックの軸方向に直交する直交方向の外周形状よりも大きい内周形状を有する挿入部と前記セルスタックの前記直交方向の前記外周形状よりも小さい内周形状を有する規制部とを有し、前記セルスタックの端部が前記挿入部に挿入され、かつ前記規制部により前記セルスタックの軸方向の相対位置が規制された状態で配置される一対の管状部材と、
    前記セルスタックの前記端部の外周面及び前記挿入部の内周面に接触して充填した状態で配置され、前記セルスタックの内部と外部とを隔離する一対の隔離部材と、
    還元性ガス入口から供給される還元性ガスを、前記セルスタックの一端部の内部に導く還元性ガス供給路と、
    前記セルスタックの他端部の内部から排出される前記還元性ガスを、還元性ガス出口へ導く還元性ガス排出路と、
    を備えることを特徴とする還元処理装置。
  2. 前記一対の管状部材の外周を囲うように配置され、前記空気極の周囲に酸化性ガスを流通させる酸化性ガス流路を形成する酸化性ガス管状部材と、
    前記酸化性ガス管状部材の外周を囲うように配置され、前記酸化性ガス管状部材の外周面を加熱するヒータを備えることを特徴とする請求項1に記載の還元処理装置。
  3. 前記一対の隔離部材は、非気密性材料により構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の還元処理装置。
  4. 前記還元性ガス供給路に供給される還元性ガスの圧力が、前記酸化性ガス流路に供給される酸化性ガスの圧力よりも高くなるように、前記還元性ガス及び前記酸化性ガスの少なくともいずれか一方の圧力を調整する圧力調整部を備えることを特徴とする請求項2に記載の還元処理装置。
  5. 前記セルスタックの前記一端部及び前記他端部には、前記セルスタックが発電する電気を集電するリード膜が配置されており、
    前記セルスタックの前記一端部の縁部及び前記他端部の縁部において、前記リード膜は前記セルスタックの外周面に露出しており、
    前記一対の隔離部材は、それぞれ前記一端部の縁部及び前記他端部の縁部を覆うように配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の還元処理装置。
  6. 前記挿入部は、前記規制部から遠ざかるにしたがって、前記直交方向へ徐々に内周形状が拡大する形状であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の還元処理装置。
  7. 前記一対の管状部材及び前記一対の隔離部材を1組の還元処理ユニットとする複数組の還元処理ユニットを備え、
    前記還元性ガス供給路は、前記複数組の還元処理ユニットの各々に対応する複数の前記セルスタックの前記一端部の内部に前記還元性ガスを導き、
    前記還元性ガス排出路は、前記複数組の還元処理ユニットの各々に対応する複数の前記セルスタックの前記他端部の内部から排出される前記還元性ガスを前記還元性ガス出口へ導くことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の還元処理装置。
  8. 前記一対の隔離部材は、セラミック製ファイバーにより構成されていることを特徴とする請求項3に記載の還元処理装置。
  9. 燃料電池を構成するセルスタックの燃料極を還元処理する還元処理方法であって、
    前記セルスタックは、基体管の外周面上に燃料極と固体電解質と空気極とが順に積層されており、
    前記セルスタックの軸方向に直交する直交方向の外周形状よりも大きい内周形状を有する挿入部と前記セルスタックの前記直交方向の前記外周形状よりも小さい内周形状を有する規制部とを有する一対の管状部材に、前記セルスタックの端部が前記挿入部に挿入され、かつ前記規制部により前記セルスタックの軸方向の相対位置が規制された状態で配置する配置工程と、
    還元性ガス入口から供給される還元性ガスを、前記セルスタックの一端部の内部に導く
    還元性ガス供給路に供給する還元性ガス供給工程と、
    前記セルスタックの他端部の内部から排出される前記還元性ガスを、還元性ガス排出路を介して還元性ガス出口へ導く還元性ガス排出工程と、を備え、
    前記配置工程は、前記セルスタックの前記端部の外周面及び前記挿入部の内周面に接触して充填した状態で前記セルスタックの内部と外部とを隔離する一対の隔離部材を配置することを特徴とする還元処理方法。
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