JP6184749B2 - 火災感知器 - Google Patents
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Description
特許文献1のように、事前の火災試験のデータに基づいて火災・非火災の判別を行う場合には、例えば、部屋の広さ、天井高さ、設置した部屋の用途、喫煙の有無など、設置環境の違いによって、必ずしも誤警報を期待通りに低減できるとは限らないのが現状である。
本発明は、検証実験を通じて、種々の要因による火災状態、非火災状態に対する一酸化炭素濃度(第1のパラメータ)とその上昇率(第2のパラメータ)を測定した結果、これら2つのパラメータの測定値から、早期に火災・非火災の判別を行うことができる点に着目したものであり、この点とともに学習機能を備えた点を技術的特徴とするものである。
図1は、本発明の実施の形態1における火災感知器の基本構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態1における火災感知器10は、一酸化炭素濃度検出部11、火災判定処理部12、およびデータ記憶部13を備えて構成されている。また、火災判定処理部12による判定結果を外部に出力するための手段として、表示部21、音響部22が接続可能な構成となっている。
許容濃度閾値および許容濃度上昇率閾値を求めるためには、種々の誤報源による一酸化炭素濃度および一酸化炭素濃度上昇率の測定と、種々の火災要因による一酸化炭素濃度および一酸化炭素濃度上昇率の測定をあらかじめ行っておく必要がある。
<一酸化炭素濃度について>
図2と図3との対比から明らかなように、図2に示した非火災要因の2つの例では、一酸化炭素濃度が20ppm以下に収まっているのに対して、図3に示した火災要因の2つの例では、一酸化炭素濃度が、時間経過とともに20ppmを越える状態が発生している。
図2と図3との対比から明らかなように、図2に示した非火災要因の2つの例では、一酸化炭素濃度上昇率が概ね5ppm/min以下に収まっているのに対して、図3に示した火災要因の2つの例では、一酸化炭素濃度上昇率が、時間経過とともに5ppm/minを越える状態が発生している。
本実施の形態2では、種々の要因による火災状態、非火災状態に対する一酸化炭素濃度と一酸化炭素濃度上昇率の測定により、閾値算出の基となる集計データを更新する学習機能を備えた火災感知器について説明する。
(ステップS12)次に、火災判定処理部12は、ステップS11で取得したデータに基づいて、先の図2に示したように、1つの火災要因における一酸化炭素濃度および一酸化炭素濃度上昇率の時系列データを生成する。
(ステップS14)次に、火災判定処理部12は、必要に応じて、更新後の集計データに基づいて、許容濃度閾値および許容濃度上昇率閾値を設定変更することができる。あるいは、火災判定処理部12は、更新後の集計データ(先の図4あるいは図5に相当するデータ)を表示部21に表示させることで、オペレータが表示結果に基づいて、許容濃度閾値および許容濃度上昇率閾値を設定変更することもできる。
(手順1)実際の設置環境において監視中に、一酸化炭素濃度検出部11においてある規定量以上の一酸化炭素濃度が検出された場合に、火災判定処理部12は、音響部22および/または表示部21によりその旨を発報する。
(手順2)このような発報があってから一定時間内に、オペレータが、モード設定スイッチ23により火災要因または非火災要因の学習モードを選択することで、一酸化炭素濃度検出部11が一酸化炭素を検出した時の設置環境における火災要因および非火災要因のデータを収集し、集計データを更新することが可能となる。このときステップS14と同様に火災判定処理部12は、必要に応じて、更新後の集計データに基づいて、許容濃度閾値および許容濃度上昇率閾値を設定変更することができる。
本実施の形態3では、一酸化炭素濃度に基づく火災検出と、従来の煙検出に基づく火災検出を組み合わせることで、火災検出精度の向上を図る場合について説明する。
(方法1)火災判定処理部12は、一酸化炭素濃度検出部11の検出結果に基づいて火災を検出し、かつ煙検出部14の検出結果に基づいて煙が発生したと判断した場合に、最終的に火災と判断する。
Claims (6)
- 監視対象空間内における一酸化炭素濃度を検出する一酸化炭素濃度検出部と、
許容濃度閾値および許容濃度上昇率閾値をあらかじめ記憶するデータ記憶部と、
前記一酸化炭素濃度検出部により検出される一酸化炭素濃度を所定のサンプリング周期で取得して一酸化炭素濃度の時系列データを生成するとともに、前記一酸化炭素濃度の時系列データに基づいて一酸化炭素濃度上昇率を生成し、前記一酸化炭素濃度が前記許容濃度閾値を越え、かつ、前記一酸化炭素濃度上昇率が前記許容濃度上昇率閾値を越える場合に、火災が発生したと判定する火災判定処理部と
を備える火災感知器であって、
火災要因の学習モードあるいは非火災要因の学習モードを設定するモード設定スイッチをさらに備え、
前記火災判定処理部は、前記モード設定スイッチにより前記火災要因の学習モードあるいは前記非火災要因の学習モードのいずれかが設定されている場合には、生成した前記一酸化炭素濃度および前記一酸化炭素濃度上昇率を前記データ記憶部に集計データとして記憶する学習処理を実施し、前記学習処理により記憶された前記集計データに基づいて前記データ記憶部に記憶されている前記許容濃度閾値および前記許容濃度上昇率閾値を更新可能とする
火災感知器。 - 監視対象空間内における一酸化炭素濃度を検出する一酸化炭素濃度検出部と、
許容濃度閾値および許容濃度上昇率閾値をあらかじめ記憶するデータ記憶部と、
前記一酸化炭素濃度検出部により検出される一酸化炭素濃度を所定のサンプリング周期で取得して一酸化炭素濃度の時系列データを生成するとともに、前記一酸化炭素濃度の時系列データに基づいて一酸化炭素濃度上昇率を生成し、前記一酸化炭素濃度が前記許容濃度閾値を越え、かつ、前記一酸化炭素濃度上昇率が前記許容濃度上昇率閾値を越える場合に、火災が発生したと判定する火災判定処理部と
を備える火災感知器であって、
火災要因の学習モードあるいは非火災要因の学習モードを設定するモード設定スイッチをさらに備え、
前記火災判定処理部は、前記一酸化炭素濃度検出部により規定量以上の一酸化炭素濃度が検出された場合に、音響部および/または表示部を介して一酸化炭素検出状態であることを発報し、前記一酸化炭素検出状態となってから一定時間内に前記モード設定スイッチにより前記火災要因の学習モードあるいは前記非火災要因の学習モードのいずれかが設定された場合には、生成した前記一酸化炭素濃度および前記一酸化炭素濃度上昇率を前記データ記憶部に集計データとして記憶する学習処理を実施し、前記学習処理により記憶された前記集計データに基づいて前記データ記憶部に記憶されている前記許容濃度閾値および前記許容濃度上昇率閾値を更新可能とする
火災感知器。 - 請求項1または2に記載の火災感知器において、
前記データ記憶部には、前記許容濃度閾値および前記許容濃度上昇率閾値として、前記監視対象空間の種別に応じた複数セットの閾値が記憶されており、
前記監視対象空間の種別を外部から切り替え設定するための設定スイッチをさらに備え、
前記火災判定処理部は、前記設定スイッチによる設定内容に応じて前記データ記憶部内の前記複数セット中から抽出した許容濃度閾値および許容濃度上昇率閾値に基づいて、火災が発生したか否かを判定する
火災感知器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の火災感知器において、
前記監視対象空間内における煙の発生量に応じた値を検出する煙検出部
をさらに備え、
前記火災判定処理部は、前記煙検出部による煙検出結果とあらかじめ設定された煙検出用閾値との比較に基づいて煙が発生したと判定し、かつ前記一酸化炭素濃度検出部による検出結果に基づいて火災が発生したと判定した場合に、最終的に火災が発生したと判定する
火災感知器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の火災感知器において、
前記監視対象空間内における煙の発生量に応じた値を検出する煙検出部
をさらに備え、
前記火災判定処理部は、前記一酸化炭素濃度検出部による検出結果に基づいて火災が発生したと判定する代わりに、前記一酸化炭素濃度検出部による検出結果に基づいて火災が発生したと判定した際に検出した一酸化炭素濃度の値および一酸化炭素濃度上昇率の値の大きさに応じて、煙検出用閾値を更新し、前記煙検出部による煙検出結果と更新後の前記煙検出用閾値との比較に基づいて煙が発生したと判定した場合に、最終的に火災が発生したと判定する
火災感知器。 - 請求項4または5に記載の火災感知器において、
前記モード設定スイッチは、前記煙検出部で検出された前記煙の発生量に応じた値に基づいて煙濃度および煙濃度上昇率を煙集計データとして前記データ記憶部に記憶させるための煙学習モードを設定でき、
前記火災判定処理部は、前記モード設定スイッチにより前記煙学習モードが設定されている場合には、前記煙検出部で検出された前記煙の発生量に応じた値に基づいて煙濃度および煙濃度上昇率を前記煙集計データとして前記データ記憶部に記憶させる煙学習処理を実施し、前記煙学習処理により記憶された前記煙集計データに基づいて前記煙検出用閾値を更新可能とする
火災感知器。
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