JP6184193B2 - 画像処理コントローラ、並びに、画像形成システム、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理コントローラ、並びに、画像形成システム、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理コントローラ、並びに、画像形成システムその制御方法、及びプログラムに関し、特に、画像形成装置と画像処理コントローラとが連携して画像処理を行う画像形成システムの制御技術に関する。
画像形成装置には、機器に対する省電力化への要望に伴い、一定時間操作されない等の条件で電力状態を省電力状態にする移行する機能を有する。例えば、プリンタ部によるプリント処理やスキャナ部によるスキャナ処理等のジョブが終了してから一定時間以上経過した場合または外部機器との通信が終了してから一定時間以上経過した場合に、画像形成装置が通常のスタンバイ状態から省電力状態に移行する。
省電力状態に移行することが可能な画像形成装置に対して、頻繁に省電力状態から通常のスタンバイ状態に復帰させない技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。この技術では、画像形成装置が省電力状態中に受信したパケットの情報から、画像形成装置の起床禁止条件と一致するかを判断し、一致した場合には画像形成装置を省電力状態から復帰させないことで、無駄な消費電力の消費を防いでいる。
ところで、画像形成装置に接続され、当該画像形成装置と連携して画像処理を行う画像処理コントローラがある。この画像処理コントローラの接続時においても、一定時間何もプリント処理等がない場合や、ネットワーク上の他の情報処理装置からアクセスがなかった場合に省電力状態に移行し、無駄な省電力状態からの復帰による消費電力の消費を防ぐことが求められている。
特開2012−203464号公報
しかしながら、特許文献1では、省電力状態中に投入されたジョブの情報のみで、画像形成装置を復帰させるか否かを判断しているため、復帰させようとしている画像形成装置の状態は考慮されていない。また、画像処理コントローラが画像形成装置に接続されている場合でも、画像処理コントローラが印刷ジョブを受信したときに、そのジョブや画像形成装置の状態を考慮せずに画像形成装置を省電力状態から復帰させ、ジョブを画像形成装置に送信している。このように、画像形成装置の状態を考慮せずに画像形成装置を省電力状態から復帰させた場合、結果的に、頻繁に画像形成装置を復帰させる結果となる。
また、直ちに画像形成装置が印刷処理を実行出来ない状態にも関わらず、ジョブの投入により省電力状態から復帰してしまう場合や、自動電源OFF設定の妨げとなってしまう可能性がある。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、画像形成装置を省電力状態から非効率的に復帰させてしまうことを防ぎ、無駄な電力の消費を防ぐことができる制御技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理コントローラは、像形成装置に生成した画像データを送信する画像処理コントローラであって、前記画像形成装置の状態を受信する受信手段と、部装置からジョブを受信したとき、前記受信手段が受信した前記画像形成装置の状態に基づいて前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になるかどうかを判断する判断手段と、前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態にならないと判断された場合、前記受信したジョブに基づいて生成された画像データを前記画像形成装置に送信する送信手段と、前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になると判断された場合、前記受信したジョブを保存する保存手段と、を備え、前記送信手段は、前記保存手段に前記ジョブが保存された状態で前記画像形成装置が画像形成できない状態から復帰したことに従って、前記保存手段に保存された前記ジョブに基づいて生成された画像データを前記画像形成装置に送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、制御部は、画像形成装置が省電力状態のときにジョブを受信した場合、省電力状態に移行する前の画像形成装置の状態に基づいて画像形成装置を省電力状態から復帰させるかを判断する。省電力状態から復帰させる必要がないと判断したときは、受信したジョブを印刷待ちジョブとして保存し、画像形成装置が省電力状態から復帰した場合に、保存した印刷待ちジョブを画像形成装置に送信する。これにより、画像形成装置を省電力状態から非効率的に復帰させてしまうことを防ぎ、無駄な電力の消費を防ぐことができる。
本発明の実施形態における画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。 図1における画像形成装置と画像処理コントローラのハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成装置における電源部の詳細を示すブロック図である。 画像処理コントローラのソフトウェア構成を示すブロック図である。 画像形成装置における電力状態の遷移を示す状態遷移図である。 画像形成装置が省電力状態に移行するときの画像形成装置の動作処理を示すフローチャートである。 画像形成装置が省電力状態に移行するときの画像処理コントローラの動作処理を示すフローチャートである。 画像処理コントローラがジョブを受信したときの画像処理コントローラの動作処理を示すフローチャートである。 画像形成装置が省電力状態または電源OFF状態から電源復帰したときの画像処理コントローラの動作処理を示すフローチャートである。 画像形成装置が省電力状態からスタンバイ状態に復帰したときの画像形成装置の動作処理を示すフローチャートである。 後回し印刷が可能かを問い合わせるための通知画面の一例を示す図である。 後回し印刷されたジョブが印刷されたことを通知するための通知画面の一例を示す図である。 ウィークリーシャットダウンの設定画面の一例を示す図である。 画オートシャットダウンの設定画面の一例を示す図である。 スケジュールプリントの設定画面の一例を示す図である。 第2の実施形態における、ジョブに後回し印刷が可能か否かを示す情報を設定するためのジョブ設定画面の一例を示す図である。 第2の実施形態における、ジョブ設定画面で設定されたジョブを受信したときの画像処理コントローラの動作処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態における画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。
画像形成システム100は、画像形成装置103と連携して画像処理を行う画像処理コントローラ102と、MFP(Multiple Function Peripheral)である画像形成装置103とを備える。そして、この画像形成システム100は、イーサネット(登録商標)ケーブル113に接続されたクライアントコンピュータ(PC)101と通信可能に接続されている。PC101は、アプリケーションを起動させて画像形成装置103に印刷指示などを行う。
PC101と画像処理コントローラ102とは、イーサネット(登録商標)ケーブル113を介して通信可能に接続されている。画像処理コントローラ102と画像形成装置103とは、制御ケーブル111および画像ビデオケーブル112を介して接続されている。
本実施形態では、画像形成装置103は、イーサネット(登録商標)ケーブル113に直接接続されていない。つまり、画像形成装置103とPC101とは、画像処理コントローラ102を介して通信する。なお、画像形成装置103がイーサネット(登録商標)ケーブル(登録商標)113に接続されていてもよい。つまり、画像形成装置103は、直接PC101と通信可能に接続されていてもよい。
図2は、図1における画像形成装置103と画像処理コントローラ102のハードウェア構成を示すブロック図である。
画像形成装置103は、スキャナ部104、操作部105、MFPコントローラ106、プリンタ部107、ファックス部108、ICカードリーダ109、およびフィニッシャ110を有する。
スキャナ部104は、原稿を読み取って画像データを入力する。操作部105は、各種キーや表示パネルを有する。また、操作部105は、各種キーを介して、ユーザから各種指示を受け付ける。また、操作部105は、表示パネルを介して各種情報を表示する。
MFPコントローラ106は、スキャナ部104やプリンタ部107などを制御する。このMFPコントローラ106の詳細は後述する。
プリンタ部107は、画像データに基づいて用紙に印刷を行う。ファックス部108は、不図示の電話回線に接続され、当該電話回線等を介してファクシミリの入出力処理を行う。ICカードリーダ109は、ユーザを識別するためのICカードから情報を読み取る。フィニッシャ110は、プリンタ部107により画像が形成された用紙を受け取って、当該受け取った用紙に対して、排紙、ソート、ステイプル、パンチ、および裁断などの加工を施す。
画像形成装置103は、コピー機能、SEND機能、BOX機能、及びプリント機能を実行することができる。コピー機能は、スキャナ部104により読み取られた原稿の画像データをHDD211に記録すると共に、当該画像データに基づいてプリンタ部107が用紙に印刷を行う機能である。SEND機能は、スキャナ部104により読み取られた原稿の画像データを、ネットワークを介してPC101に送信する機能である。BOX機能は、スキャナ部104により読み取られた原稿の画像データをHDD211に記録したり、また、PC101から送信された画像データをHDD211に記憶したりする機能である。プリント機能は、PC101から送信されたPDL(ページ記述言語)データをプリンタ部107が解釈して印刷する機能である。
次に、図2におけるMFPコントローラ106の詳細な構成を説明する。
MFPコントローラ106は、CPU208、メモリ209、ネットワークI/F210、HDD211、エンジンI/F212、ビデオI/F213、リーダI/F215、ファックスI/F216、および電源制御部217を有する。
CPU208は、システムバス214を介して画像形成装置103の各部の制御、演算、及び記憶装置(メモリ209やHDD211)に格納されたプログラムの実行を行う。メモリ209は、CPU208のワークメモリとして使用される。
ネットワーク(NW)I/F210は、制御ケーブル111を介して画像処理コントローラ102との間で制御コマンドの送受信を行う。HDD211は、大容量の記憶装置であり、CPU208により実行される各種制御プログラムや画像データを格納している。
エンジンI/F212は、プリンタ部107と制御コマンドの送受信を行う。ビデオI/F213は、画像ビデオケーブル112を介して画像処理コントローラ102との間で画像データの送受信を行う。リーダI/F215は、スキャナ部104および操作部105との間で制御コマンドの送受信を行う。ファックスI/F216は、ファックス部108に接続されている。電源制御部217は、画像形成装置103の各部への電力供給の制御を行う。
次に、図2における画像処理コントローラ102の詳細な構成について説明する。
画像処理コントローラ102は、CPU201、メモリ202、HDD203、ネットワークI/F204,205、及びビデオI/F206を有する。
CPU201は、システムバス207を介して画像処理コントローラ102の各部の制御、演算、及び記憶装置(メモリ202やHDD203)に格納されたプログラムの実行を行う。メモリ202は、CPU201のワークメモリとして使用される。HDD203は、大容量の記憶装置であり、CPU201により実行される各種制御プログラムおよび画像データを格納している。ネットワーク(NW)I/F204は、イーサネット(登録商標)ケーブル113を介してPC101などの他の装置と通信を行う。ネットワーク(NW)I/F205は、制御ケーブル111を介して画像形成装置103との間で制御コマンドの送受信を行う。ビデオI/F206は、画像ビデオケーブル112を介して画像形成装置103との間で画像データの送受信を行う。
次に、画像形成装置103の電源構成について図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置103における電源部の詳細を示すブロック図である。
画像形成装置103は、小容量の第1電源部251と大容量の第2電源部252とを有する。この第1電源部251は、AC電源256から供給された交流電源を直流電源(例えば、3.3V)に変換する。この直流電源は、ファックス部108、電源制御部217、メモリ209、およびNW_I/F210などに供給される。また、第2電源部252は、AC電源256から供給された交流電源を直流電源(例えば、12V、24V)に変換する。この直流電源は、プリンタ部107、スキャナ部104、フィニッシャ110、CPU208、およびHDD211などに供給される。
AC電源256と第1電源部251との間には、シーソースイッチ253およびリレー254が設けられている。また、AC電源256と第2電源部252との間には、リレー255が設けられている。このシーソースイッチ253は、ユーザの操作に応じてON状態又はOFF状態になる。シーソースイッチ253の状態(OFF状態またはON状態)は、後述する電源制御部217に通知される。
電源制御部217は、シーソースイッチ253の状態(ON状態またはOFF状態)を検知する。また、リレー254,255は、電源制御部217によってONまたはOFFが切り換えられる。
電源制御部217は、リレー254,255をON状態にする。これにより、第1電源部251および第2電源部252から、プリンタ部107、スキャナ部104、およびフィニッシャ110などの各部に電力が供給され、画像形成装置103がスタンバイ状態になる。
また、電源制御部217は、リレー254をON状態にして且つリレー255をOFF状態にする。これにより、第2電源部252からプリンタ部107やスキャナ部104などへの電力の供給が停止され、画像形成装置103が省電力状態になる。省電力状態では、電源制御部217、メモリ209およびNW_I/F210などの限られた部分への電力供給を行い、その他の部分への電力供給を停止する。
次に、画像処理コントローラ102のソフトウェア構成について図4を参照して説明する。
図4は、画像処理コントローラ102のソフトウェア構成を示すブロック図である。なお、図4に示す各ソフトウェアは、画像処理コントローラ102のメモリ202またはHDD203に記憶されたプログラムをCPU201が読み出して実行することにより実現される。
OS321は、画像処理コントローラ102の基本ソフトであるOS(オペレーティングシステム)である。プリントサーバアプリケーション301は、CPU201で実行されるOS321上で動作するアプリケーションソフトウェアである。プリントサーバアプリケーション301は、組み版編集部311、Job制御部312、およびRIP処理部313を有し、画像処理を含む各種所定の処理を実行する。
組み版編集部311は、PC101からの指示に基づき、ページ毎の画像データを製本組み版フォーマットに編集する組み版編集処理を行う編集部である。Job制御部312は、PC101からの指示に基づき、印刷Jobの制御を行う制御部である。具体的には、Job制御部312は、PC101からの印刷データの受信やその指示とその印刷Jobの印刷順番制御を行う。RIP処理部313は、組み版編集部311による組み版時や、Job制御部312において実際の画像形成処理を行う場合にPDL(Page Description Language)を印刷可能なラスターイメージに変換処理をする処理部である。
図5は、画像形成装置103における電力状態の遷移を示す状態遷移図である。
画像形成装置103は、電源OFF状態401、スタンバイ状態402、ジョブ実行状態403、省電力状態(スリープ状態)404のいずれかの電力状態になる。なお、本実施形態では、4つの電力状態について説明するが、これに限らず、他の電力状態になってもよい。例えば、画像形成装置103は、サスペンド状態やハイバネーション状態になってもよい。サスペンド状態とは、画像形成装置103がスタンバイ状態402に高速で復帰可能な状態である。このサスペンド状態では、メモリ209への通電が維持されており、画像形成装置103は、メモリ209に記憶された画像形成装置103の状態を用いて画像形成装置103がスタンバイ状態402に起動する。
ハイバネーション状態とは、画像形成装置103がスタンバイ状態に高速で復帰可能な状態である。このハイバネーション状態では、電力状態が電源OFF状態401と同様であって、画像形成装置103の各部への電力供給は停止される。ただし、電源OFF状態401と異なるのは、ハイバネーション状態に移行する前に、画像形成装置103の状態がHDD211に記憶されることである。ハイバネーション状態からスタンバイ状態に復帰する場合には、画像形成装置103は、HDD211に記憶された情報に基づいて高速復帰する。
画像形成装置103の電力状態を消費電力の高い順に並べると、ジョブ実行状態403>スタンバイ状態402>省電力状態404>電源OFF状態401となる。
電源OFF状態401は、画像形成装置103のシーソースイッチ253がOFFになっている状態であり、画像形成装置103の全ての構成に対して電力供給が停止する。電源OFF状態401において、ユーザがシーソースイッチ253をONにすると、スタンバイ状態402に遷移する。
スタンバイ状態402は、画像形成装置103がジョブの実行を待機している状態であり、画像形成装置103の全ての構成に対して電力供給が行われる。なお、スタンバイ状態402では、画像形成装置103の構成要素のうち、必ずしも全ての構成要素に対して電力供給が行われる必要はなく、必須となる構成要素に電力供給され、それ以外の構成要素(例えば操作部等)には電力供給されないようにしてもよい。
スタンバイ状態402において、PC101から画像処理コントローラ102を介してジョブを受け付けると、画像形成装置103は、ジョブ実行状態403に遷移する。また、スタンバイ状態402において、スリープ移行要因があると、画像形成装置103は、省電力状態404に遷移する。
スリープ移行要因としては、以下の動作などが該当する。
・ユーザがスリープ移行ボタン(不図示)を押した場合
・スタンバイ状態402で印刷ジョブやスキャンジョブなどを実行せずに所定時間が経過した場合
・PC101から画像形成装置103のリモートUIにアクセスしない状態で所定時間が経過した場合
また、スタンバイ状態402において、ユーザがシーソースイッチ253をOFFにすると、シャットダウン処理が実行されて、画像形成装置103は、電源OFF状態401に遷移する。シャットダウン処理とは、画像形成装置103を終了させるために、OSやアプリケーションを終了させる処理のことである。
ジョブ実行状態403は、画像形成装置103がジョブを実行している状態であり、画像形成装置103の全ての構成に対して電力供給が行われる。なお、ジョブ実行状態403でも、画像形成装置103の構成要素のうち、必ずしも全ての構成要素に対して電力供給が行われる必要はなく、必須となる構成要素には電力供給され、それ以外の構成要素(例えば操作部等)には電力供給されないようにしてもよい。また、ジョブの実行に使用されないユニットに対しては電力供給されないようにしてもよい。具体的には、用紙に画像を形成する印刷ジョブを実行している場合には、印刷ジョブの実行に使用されない操作部105やスキャナ部104などへの電力供給を停止してもよい。ジョブ実行状態403において、ジョブが終了すると、スタンバイ状態402に遷移する。
省電力状態404は、画像形成装置103が省電力で待機している状態であり、画像形成装置103の構成要素のうち、NW_I/F210を含む一部のMFPコントローラ106の構成要素に対して電力供給が行われる状態である。この省電力状態404では、スキャナ部104、プリンタ部107、及び操作部105等に対する電力供給が停止される。
省電力状態404において、スリープ復帰要因を検出すると、スタンバイ状態402に遷移する。なお、NW_I/F210が、ネットワークを介して受信した簡単なパケットに対して、省電力状態404のままで応答することができる。この機能を代理応答と言う。簡単なパケットとして、ARP要求、SNMP状態取得、ICMP近隣探索などのパケットが挙げられる。(ARP:Address Resolution Protocol,SNMP:Simple Network Management Protocol,ICMP:Internet Control Message Protocol)
スリープ復帰要因としては、以下の動作などが該当する。
・ユーザがスリープ復帰ボタン(不図示)を押した場合
・PC101からジョブを受け付けた場合
・外部機器からファックスを受信した場合
次に、画像形成装置103がスタンバイ状態402から省電力状態404に移行するときの画像形成装置103の動作処理について図6を参照して説明する。
図6は、画像形成装置103が省電力状態404に移行するときの画像形成装置103の動作処理を示すフローチャートである。なお、図6に示す処理は、メモリ209に展開されたプログラムをCPU208が実行することにより実現される。
画像形成装置103がジョブを実行した後など、画像形成装置103がスタンバイ状態402に移行すると、CPU208は、スリープ移行要因を検出したか否かを判断する(ステップS601)。CPU208は、スリープ移行要因が検出されるまでステップS601を繰り返す(ステップS601:No)。CPU208は、スリープ移行要因を検出した場合(ステップS601:Yes)、NW_I/F210にスリープ準備コマンドを送信させる(ステップS602)。スリープ準備コマンドは、画像形成装置103が省電力状態404に移行するために、画像処理コントローラ102が定期的に画像形成装置103の情報を取得することを停止させることを要求するコマンドである。当該スリープ準備コマンドは、制御ケーブル111を介して画像処理コントローラ102に送信される(ステップS602)。
次に、CPU208は、画像処理コントローラ102から画像形成装置103の状態の取得要求パケットを受信したかどうかを判断する(ステップS603)。CPU208が、当該取得要求パケットを受信したと判断した場合は(ステップS603:Yes)、CPU208は、画像形成装置103の状態を示すパケットを生成して、NW_I/F210に生成されたパケットを送信させる(ステップS604)。
次に、CPU208は、送信したスリープ準備コマンドの応答情報として、画像処理コントローラ102からスリープ準備完了コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS605)。CPU208は、スリープ準備完了コマンドを受信したことに応じて(ステップS605:Yes)、画像形成装置103をスタンバイ状態402から省電力状態404に移行させる(ステップS606)。具体的には、CPU208は、電源制御部217にリレー255をOFFにするよう指示する。これにより、リレー255がOFFになって、プリンタ部107およびスキャナ部104への電力供給が停止される。CPU208は、電源制御部217によって電力供給が停止される前に、スリープ移行処理を実行する。このスリープ移行処理では、画像形成装置103が省電力状態404に移行する直前の画像形成装置103の状態をメモリ209に保存する。
一方、ステップS603において、CPU208が画像形成装置103の状態の取得要求パケットを受信していないと判断した場合には(ステップS603:No)、スリープ準備コマンドを送信した後、所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS607)。所定時間が経過していない場合は(ステップS607:No)、CPU208は、再度、NW_I/F210にスリープ準備コマンドを送信させる(ステップS602)。一方、所定時間が経過している場合は(ステップS607:Yes)、画像形成装置103の状態を示すパケットを送信せず、ステップS605に進む。
ステップS605において、CPU208がスリープ準備完了コマンドを受信していないと判断した場合であっても(ステップS605:No)、所定時間経過すれば、スリープ移行処理を行う(ステップS606)。
次に、画像形成装置103がスタンバイ状態402から省電力状態404に移行するときの画像処理コントローラ102の動作について図7を参照して説明する。
図7は、画像形成装置103が省電力状態404に移行するときの画像処理コントローラ102の動作処理を示すフローチャートである。なお、図7に示す処理は、メモリ202に展開されたプログラムをCPU201が実行することにより実現される。
まず、CPU201は、画像形成装置103から送信されるスリープ準備コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS701)。CPU201は、スリープ準備コマンドを受信するまでステップS701を繰り返す(ステップS701:No)。そして、CPU201は、スリープ準備コマンドを受信したと判断した場合には(ステップS701:Yes)、処理中のジョブが存在するか否かを判断する(ステップS702)。そして、CPU201は、処理中のジョブがあると判断した場合には(ステップS702:Yes)、処理中のジョブの種類を調べる(ステップS703)。このステップS703では、CPU201は、処理中のジョブの種類が画像形成装置103と連携が必要なジョブか否かを判断する。画像形成装置103と連携が必要なジョブは、印刷ジョブやスキャンジョブ等である。また、画像形成装置103のBOX(HDD211)へ格納され印刷が実行されないジョブは、画像形成装置103と連携が必要なジョブである。一方、画像形成装置103と連携が必要でないジョブは、画像処理コントローラ102でRIP処理のみを行うホールドジョブなどである。
ステップS703において、CPU201は、処理中のジョブの種類が画像形成装置103と連携が必要なジョブであると判断した場合には(ステップS703:Yes)、処理中のジョブが終了したか否かを判断する(ステップS704)。ここで、CPU201は、処理中のジョブが終了するまでステップS704を繰り返す(ステップS704:No)。そして、処理中のジョブが終了すると(ステップS704:Yes)、CPU201は、ステップS705の処理を実行する。なお、処理中のジョブが、画像処理コントローラ102でRIP処理を行い且つ画像処理コントローラ102が画像形成装置103に送信する必要があるジョブである印刷ジョブである場合は、CPU201は、次のように制御する。CPU201は、画像処理コントローラ102でRIP処理を終了した時点で、処理中のジョブが終了したと判断する。そして、画像処理コントローラ102がRIP処理済みの画像データを画像形成装置103に送信する前に、スリープ準備コマンドを受信すると、画像処理コントローラ102は、RIP処理まで実行する。しかしながら、RIP処理済みの画像データは、画像形成装置103に送信されない。また、画像処理コントローラ102がRIP処理済みの画像データを画像形成装置103に送信を開始した後に、スリープ準備コマンドを受信すると、画像処理コントローラ102は、当該RIP処理済みの画像データの送信を中断しない。当該RIP処理済みの画像データの送信が完了した後に、ステップS705の処理を実行する。
ステップS703において、CPU201は、処理中のジョブの種類が画像形成装置103と連携が必要でないジョブであると判断した場合には(ステップS703:No)、ステップS705の処理を実行する。また、ステップS702において、CPU201は、処理中のジョブが存在しないと判断した場合には(ステップS702:No)、ステップS705の処理を実行する。
ステップS705において、CPU201は、画像形成装置103の状態を取得するために、NW_I/F205に機器状態要求パケットを送信させる(ステップS705)。そして、CPU201は、画像形成装置103から画像形成装置103の状態を示すパケットを受信したか否かを判断する(ステップS706)。そして、画像形成装置103の状態を示すパケットを受信したと判断した場合には(ステップS706:Yes)、画像形成装置103の状態をメモリ202又はHDD203に保存する(ステップS707)。メモリ202又はHDD203には、画像形成装置103の状態として、用紙トレイの用紙情報(用紙種類、サイズ、残量)などが記憶される。また、ステップS707では、メモリ202又はHDD203に画像処理コントローラ102の状態が保存される。
次に、CPU201は、画像処理コントローラ102が画像形成装置103の情報を定期的に取得するのを停止するようにNW_I/F205を制御する(ステップS708)。具体的には、CPU201は、画像処理コントローラ102が画像形成装置103のMIB(Management Information Base)を定期的(例えば、60秒間隔)にポーリングで取得するのを停止するように、NW_I/F205を制御する。CPU201は、給紙段情報(用紙種類、用紙サイズ)、用紙残量、トナー残量、ロケーション(設置場所)、排紙情報(出力ビン、用紙あり、なし、満載)を取得するのを停止する。上述したスリープ準備コマンドは、画像形成装置103のMIBの定期的な取得を停止させることを要求するコマンドである。
なお、本実施形態では、画像処理コントローラ102が画像形成装置103のMIBの全てを取得するのを停止してもよいし、MIBの一部を取得するのを停止してもよい。画像形成装置103は、画像処理コントローラ102からの一部のMIBの取得に対して、省電力状態404からスタンバイ状態402に復帰することなく、応答することができる(この機能を代理応答とする)。この代理応答では、画像形成装置103のNW_I/F210が、画像処理コントローラ102からの問い合わせに対して応答する。このため、本実施形態では、画像処理コントローラ102は、MIBの全ての取得を停止しないで、画像形成装置103が代理応答可能なMIBの一部の取得は継続して行う。
そして、CPU201は、画像形成装置103と画像処理コントローラ102との通信が切断された後、NW_I/F205にスリープ準備完了コマンドを送信させる(ステップS709)。画像形成装置103は、当該スリープ準備完了コマンドを受信した場合に、スタンバイ状態402から省電力状態404に移行する。
なお、ステップS706において、CPU201が、機器状態要求パケットを送信した後、所定時間経過するまでの間に、画像形成装置103の状態を示すパケットを取得できなかった場合には(ステップS710)、ステップS708に進む。このとき、CPU201は、画像形成装置103が省電力状態404に移行する直前の状態を保存しない。
次に、画像形成装置103が省電力状態404からスタンバイ状態402に復帰したときの画像形成装置103および画像処理コントローラ102の動作について説明する。
画像形成システム100では、画像形成装置103側のトリガまたは画像処理コントローラ102側のトリガにより、画像形成装置103が省電力状態404からスタンバイ状態402に復帰する。
まず、画像形成装置103が省電力状態404のときに、画像処理コントローラ102がジョブを受信したときの画像処理コントローラ102の動作処理について図8を参照して説明する。
図8は、画像処理コントローラ102がジョブを受信したときの画像処理コントローラ102の動作処理を示すフローチャートである。なお、図8に示す処理は、メモリ202に展開されたプログラムをCPU201が実行することにより実現される。
CPU201は、NW_I/F204を介してPC101等から送信されたジョブを受信する(ステップS801)。次に、CPU201は、受信したジョブのRIP処理を行う(ステップS802)。そして、CPU201は、メモリ202またはHDD203に格納されている画像形成装置103の状態及び画像処理コントローラ102の状態を取得する(ステップS803)。
次に、CPU201は、取得した画像形成装置103の状態及び画像処理コントローラ102の状態を元に、受信したジョブを画像形成装置103に送信し、画像形成装置103を直ちに省電力状態404から復帰させるか否かを判断する(ステップS804)。例えば、メモリ202に格納されている画像形成装置103の状態として、数分後にウィークリーシャットダウン(時刻指定電源OFF機能)が設定されているかを判断する。ウィークリーシャットダウンが数分後に設定されているときに画像形成装置103にジョブが投入された場合に、ジョブ出力完了後にのみ電源OFFが実行される。そのため、投入させるジョブが大きければ大きいほど予定時刻よりも電源OFFが遅くなる可能性がある。そこで、本実施形態では、設定されているウィークリーシャットダウン時刻までの一定時間内にジョブを受信した場合には後回し可能と判断する。
ウィークリーシャットダウン機能とは、画像形成装置に設定される無駄な稼働による消費電力を抑制するための電源管理機能の一つであり、指定した時刻に自動で画像形成装置の電源をOFFにすることが可能である。ウィークリーシャットダウンの設定画面の一例を図13に示す。
ウィークリーシャットダウン機能では、各曜日にそれぞれに対して、ユーザの指定した時刻で画像形成装置を自動で電源OFFにすることが可能である。電源OFFの時刻に印刷中のジョブがあった場合には、そのジョブの印刷が完了してから電源OFFとなる。よって、ウィークリーシャットダウンが設定されている直前に大量ページのジョブが投入されてしまった場合、全てのページの印刷が完了するまで電源OFFすることが出来ず、電源OFFが実行されるまでに時間がかかり、その間の消費電力が発生する。そのため、ウィークリーシャットダウン直前に優先度の低い後回しが可能なジョブが投入された場合には、電源OFFを優先し、画像形成装置が電源復帰した際に印刷されることが望ましい。
また、オートシャットダウン機能(自動電源OFF)が設定されている場合もウィークリーシャットダウンと同様の判断をする。数分後にオートシャットダウン機能により電源OFFとなる場合には後回し可能と判断する。
オートシャットダウン機能とは、画像形成装置に設定される消費電力を抑制するための電源管理機能の一つであり、設定された所定の時間内(10分から8時間など)、画像形成装置が使用されなかった場合に画像形成装置は自動で電源OFFとなる。オートシャットダウンの設定画面の一例を図14に示す。
オートシャットダウン機能が設定されている間は、最後に画像形成装置が操作、印刷、コピー、その他の処理などが行われてから時間がカウントされる。そのため、オートシャットダウンされる直前でもジョブが投入されてしまった場合、オートシャットダウンのカウントはゼロから開始される。よって、この機能が設定されている場合もウィークリーシャットダウンと同様の処理が望ましく、電源OFF時刻の直前にジョブが投入された場合には、後回し可能かを判断することで、優先度の低い印刷ジョブの場合には、電源復帰後に印刷をさせる。この処理により、画像形成装置のオートシャットダウン機能を優先し、消費電力を抑えることが可能となる。
さらに、画像処理コントローラ102がRIP処理後に画像形成装置103に設定されている給紙段情報とジョブに使用される用紙を比較し、必要な用紙が給紙されていないと判断した場合はサスペンドジョブとなる。このような場合は、ユーザが給紙段の用紙を入れ替えるまで実際の印刷を実行することが出来ないため、CPU201は、投入されたジョブが後回し可能と判断する。
また、画像形成装置103または画像処理コントローラ102で設定されているスケジュール印刷を行うための時刻がジョブの投入された数分後であれば、後回し可能と判断する。これは、スケジュールプリント実行時に画像形成装置を省電力状態から復帰させ、スケジュールプリントのジョブを印刷後に後回ししたジョブも印刷すれば無駄な画像形成装置の省電力状態からの復帰の繰り返しを防ぐことが出来るためである。これによって、無駄な消費電力を防ぐことができる。
スケジュールプリント機能とは、投入するジョブに対して、印刷開始時刻を設定する機能である。スケジュールプリントの設定画面の一例を図15に示す。
スケジュールプリント設定されているジョブが画像処理コントローラ側に投入されている場合、そのジョブに設定されている印刷時刻に画像処理コントローラは画像形成装置にジョブを投入する。その際、画像形成装置が省電力状態であったとしても、画像形成装置を省電力状態から復帰させてジョブを投入する。例えば、投入されたジョブの10分後にスケジュールプリントが設定されている場合に、最初に投入したジョブで画像形成装置を省電力状態から一度復帰させ、印刷を実行し、スケジュールプリントまで時間があるときには、再度省電力状態に移行する。そして、スケジュールプリント実行の時刻には、再度画像形成装置を省電力状態から復帰させる必要があるため、省電力状態への移行と復帰の繰り返しにより、消費電力がさらに発生してしまう。このような無駄な消費電力を防ぐために、後回し可能なジョブの場合にはスケジュールプリント設定されているジョブの後に印刷を実行する。この処理により、スケジュールプリントの印刷を実行する際の一度の省電力状態からの復帰処理で2つのジョブを印刷することが可能となり、消費電力を抑えることができる。また、頻繁な消費電力状態からのスタンバイ状態への復帰処理によるハードディスクの消耗を防ぐことも可能となる。
上記ウィークリーシャットダウン、オートシャットダウン、サスペンデッド、スケジュールプリントのいずれかの設定がなされていた場合、CPU201が画像形成装置103を省電力状態404から復帰させる必要がないと判断する(ステップS804:No)。そして、ステップS805へ進む。一方、ステップS804でCPU201がすぐに画像形成装置103を省電力状態404から復帰させる必要があると判断した場合(ステップS804:Yes)、ステップS808へ進む。
ステップS805では、CPU201は、NW_I/F204を介してジョブの送信元であるPC101のユーザに対して後回し印刷が可能かを問い合わせるための通知を行う。この通知方法の一例として、図11に示すような画面を、ジョブの送信元のPC101の表示部に表示する。
図11において、画面1101は、ウィークリーシャットダウンが5分後に動作するため、投入したジョブが後回し可能かをユーザに問い合わせ、後回しされたジョブが次にどのタイミングで印刷されるかを通知するものである。画面1101で通知される内容は、メモリ202等に格納されている画像形成装置103の省電力状態に移行する前の状態を元に変更される。例えば、ウィークリーシャットダウンの場合には、印刷再開予定として、翌日の朝の電源復帰後に印刷されることになる。
ユーザは、後回し印刷せずにすぐに印刷したい場合には、画面1101上のボタン1102を押下する。一方、画像形成装置103の電源復帰後に印刷する後回し印刷でも構わない場合には、ユーザはボタン1103を押下する。チェックボックス1104の有無で後回し印刷したジョブの印刷が完了した際にユーザに印刷完了通知をするか否かを設定することができる。ユーザが後回し可能を選択すなわちボタン1103を押下する例として、オフィス環境などにおいて、どこかのタイミングで出力されていれば問題がないような出力緊急度が低いジョブ(翌日の会議に間に合わせるなど)が挙げられる。
画像形成装置の状態を元に変更される通知例:(直ちに省電力状態から復帰させる必要がないと判断した理由)
オートシャットダウン:
・5分後にオートシャットダウン機能により電源OFFとなります。
・電源復帰後に印刷可能となります。
スケジュールプリント:
・5分後にスケジュールプリントが設定されています。
・5分後のスケジュールプリント印刷後に印刷されます。
サスペンドジョブ
・ジョブに必要な用紙が給紙段にセットされていません。
・給紙段に用紙を設定後に印刷されます。
図8に戻り、CPU201は、画面1101でのボタン1102またはボタン1103のいずれかのボタン押下に応じて、受信したジョブの後回しが可能かを判断する(ステップS806)。後回し可能と判断した場合(ステップS806:Yes)、CPU201は、ジョブをWaitingToPrint(印刷待ちジョブ)としてメモリ202の印刷キューに格納して(ステップS807)、本処理を終了する。一方、ステップS806において、受信ジョブの後回し処理が可能でないと判断した場合(ステップS806:No)、ステップS808へ進む。
ステップS808では、CPU201は、NW_I/F205を介してジョブを画像形成装置103へ送信する。画像処理コントローラ102から画像形成装置103にジョブが送信されることで、画像形成装置103が省電力状態から復帰する。
次に、CPU201は、後回し可能と判断された印刷待ちジョブがメモリ202の印刷キューに格納されているかを判断する(ステップS809)。印刷待ちジョブがあると判断した場合(ステップS809:Yes)、CPU201は、当該印刷待ちジョブを画像形成装置103へ送信する(ステップS810)。一方、後回し可能と判断された印刷待ちジョブがないと判断した場合(ステップS809:No)、本処理を終了する。
次に、ステップS811では、CPU201は、NW_I/F205を介して画像形成装置103からジョブ完了通知を受信したか、印刷完了判断を行う。画像形成装置103からジョブ完了通知を受信するまではステップS811を繰り返す。ジョブ完了通知を受信した場合(ステップS811:Yes)、CPU201は、ユーザに後回しされていたジョブが印刷されたことを通知し(ステップS812)、本処理を終了する。後回し印刷されたジョブが印刷されたことを通知するための通知画面の一例を図12に示す。通知メッセージには、ジョブを画像処理コントローラ102に投入した日時とジョブ名が表示され、投入した日時とジョブ名からジョブを特定することができる。この通知は、後回しされた条件(スケジュールプリント、ウィークリーシャットダウン、オートシャットダウン、給紙段設定など)が解消され、印刷処理が実行された後にユーザに通知される。
次に、画像形成装置103が省電力状態404または電源OFF状態401から電源復帰したときの画像処理コントローラ102の動作処理について図9を参照して説明する。
図9は、画像形成装置103が省電力状態404または電源OFF状態401から電源復帰したときの画像処理コントローラ102の動作処理を示すフローチャートである。なお、図9に示す処理は、メモリ202に展開されたプログラムをCPU201が実行することにより実現される。
CPU201は、NW_I/F205を介して画像形成装置103から電源復帰コマンドを受信したかを判断する(ステップS901)。画像形成装置103の電源復帰コマンドを受信するまではステップS901を繰り返す。画像形成装置103の電源復帰コマンドを受信したと判断した場合(ステップS901:Yes)、CPU201は、後回し中のジョブが印刷待ちジョブとしてメモリ202の印刷キューに格納されているかを判断する(ステップS902)。印刷キューに後回し中のジョブがあると判断した場合(ステップS902:Yes)、ステップS903へ移行する。一方、後回し中のジョブがないと判断した場合は本処理を終了する。
ステップS903では、CPU201は、後回し中のジョブが給紙段とジョブで使用する用紙種類の不一致により、サスペンドジョブとして格納されているかを判断する。CPU201がサスペンドジョブとしてメモリ202に格納されていると判断した場合(ステップS903:Yes)、ステップS904へ移行する。一方、サスペンドジョブでないと判断した場合(ステップS903:No)、ステップS906へ移行する。
ステップS904では、CPU201は、画像形成装置103の給紙段が変更され、画像形成装置103から給紙段設定の変更通知を受信したかを判断する。給紙段変更通知を受信したと判断した場合(ステップS904:Yes)、ステップS905へ移行する。一方、給紙段変更通知を受信していないと判断した場合(ステップS904:No)、本処理を終了する。
ステップS905では、CPU201は、受信した給紙段変更通知を元に給紙段に印刷に必要な用紙が給紙されサスペンドされているジョブが印刷可能になったかを判断する。CPU201が、必要な用紙が給紙され、サスペンドジョブの解除が可能と判断した場合(ステップS905:Yes)、ステップS906へ移行する。一方、CPU201が、必要な用紙が給紙されていなく、サスペンドジョブの解除が給紙段変更後も不可と判断した場合(ステップS905:No)、本処理を終了する。
ステップS906では、CPU201は、NW_I/F205を介してジョブを画像形成装置103へ送信する。次に、CPU201は、画像形成装置103からのジョブの印刷完了通知を受信したかを判断する(ステップS907)。ジョブの印刷完了通知を受信するまではステップS907を繰り返す。ジョブの印刷完了を通知した場合(ステップS907:Yes)、ステップS908へ移行する。
ステップS908では、CPU201は、NW_I/F204を介してユーザに後回しされていたジョブの印刷が完了したことを、ジョブ送信元のPC101に通知する。
このように、画像形成装置103が電源復帰後に後回しされたジョブを何かしらの理由で画像形成装置が電源復帰した際にまとめて印刷することが可能となる。また、給紙段設定とジョブで使用する用紙種類のミスマッチにより、サスペンド状態のジョブをユーザによる画像形成装置の給紙段設定変更まで省電力状態から復帰させないようにすることも可能となる。その結果、用紙なし状態が解除されていない状態で画像形成装置103を省電力状態から復帰させてしまい、使用されない状態を防ぐことが可能となり、無駄な消費電力を防ぐことが出来る。
次に、画像形成装置103が省電力状態404からスタンバイ状態402に復帰したときの画像形成装置103の動作処理について図10を参照して説明する。
図10は、画像形成装置103が省電力状態404からスタンバイ状態402に復帰したときの画像形成装置103の動作処理を示すフローチャートである。なお、図10に示す処理は、メモリ209に展開されたプログラムをCPU208が実行することにより実現される。
CPU208は、操作部105またはNW_I/F210を介して画像処理コントローラ102から復帰コマンドを受信する(ステップS1001)。次に、CPU208は、省電力状態からの復帰に必要な処理を行う(ステップS1002)。
次に、CPU208は、画像処理コントローラ102からジョブの受信があるかを判断する(ステップS1003)。CPU208がジョブの受信があると判断した場合(ステップS1003:Yes)、ステップS1004へ移行する。一方、CPU208がジョブの受信がないと判断した場合(ステップS1003:No)、本処理を終了する。
ステップS1004では、CPU208は、NW_I/F205を介してジョブを受信する。そして、プリンタ部107に印刷処理を実行させる(ステップS1005)。
次に、CPU208は、印刷が完了したことを画像処理コントローラ102に通知し(ステップS1006)、本処理を終了する。
このように、画像形成装置103に対しては、特別な処理を施すことなく後回し処理されたジョブを画像処理コントローラ102から受信し、印刷を行うことができる。
上記実施形態によれば、画像処理コントローラ102は、画像形成装置103が省電力状態のときにジョブを受信した場合、省電力状態に移行する前の画像形成装置103の状態に基づいて画像形成装置103を省電力状態から復帰させるかを判断する。省電力状態から復帰させる必要がないと判断したときは、受信したジョブを印刷待ちジョブとして保存し、画像形成装置103が省電力状態から復帰した場合に、保存した印刷待ちジョブを画像形成装置103に送信する。これにより、画像形成装置を省電力状態から非効率的に復帰させてしまうことを防ぎ、無駄な電力の消費を防ぐことができる。また、頻繁な省電力状態からの復帰によるハードディスクの消耗も防ぐことが可能となる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施の形態では、図1〜図5に示す構成が上記第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態と同様の部分については、同一の符号を用いてその説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
上記第1の実施形態では、画像形成装置103を省電力状態404から復帰させる必要がないと判断した場合に、画像処理コントローラ102が受信したジョブの送信元であるPC101に対して、当該ジョブの後回し印刷が可能かを問い合わせている。本第2の実施形態では、画像処理コントローラ102が受信したジョブに設定された後回し印刷が可能か否かを示す情報を参照して後回しするか否かの判断を行う。
図16は、ジョブに後回し印刷が可能か否かを示す情報を設定するためのジョブ設定画面の一例を示す図である。このジョブ設定画面は、プリンタドライバ(不図示)によるジョブ設定時またはジョブ管理アプリケーション(不図示)によるジョブ設定時に表示されるが、これらに限定されるものではない。例えば、画像処理コントローラ102がASP機能を有し、当該ASP機能によりPC101にジョブ設定画面を表示させるように構成してもよい。
ジョブ設定画面1601では、ドロップダウンリスト1602が表示され、印刷キューの動作設定で「印刷」、「後回し印刷」、「待機」が選択可能である。「印刷」が選択された場合、直ちにジョブは印刷キューに投入され印刷が開始される。「後回し印刷」が選択された場合、画像形成装置103が省電力状態404であれば印刷キューには格納されるが画像形成装置103への投入が後回しされる。そして、画像形成装置103が省電力状態404から復帰した際に、ユーザが再印刷指示することなく、ジョブが画像形成装置103に投入され印刷される。なお、ユーザが「後回し印刷」を選択した場合、画像形成装置103が省電力状態404でなければ、ジョブは通常の印刷指示と同様に、直ちに画像形成装置103に投入される。「待機」が選択された場合、待機キューに格納され、ユーザが再度印刷を実行するときには、ジョブを指定して印刷指示を改めて行う必要がある。
次に、ジョブ設定画面1601にて設定されたジョブを画像処理コントローラ102が受信したときの画像処理コントローラ102の動作処理について説明する。
図17は、ジョブ設定画面1601で設定されたジョブを受信したときの画像処理コントローラ102の動作処理の流れを示すフローチャートである。なお、図8に示す処理は、メモリ202に展開されたプログラムをCPU201が実行することにより実現される。
CPU201は、NW_I/F204を介してPC101等から送信されたジョブを受信する(ステップS1701)。次に、CPU201は、受信したジョブのRIP処理を行い(ステップS1702)、受信したジョブが待機設定されたジョブかを判断する(ステップS1703)。受信したジョブの印刷設定に「待機」設定がなされていた場合、CPU201が待機ジョブ設定ありと判断して(ステップS1703:Yes)、ステップS1708へ移行する。一方、受信したジョブの印刷設定に「待機」設定がなされていなかった場合、CPU201が待機ジョブ設定なしと判断して(ステップS1703:No)、ステップS1704へ移行する。
ステップS1704では、CPU201は、画像形成装置103が省電力状態かを判断する。画像形成装置103の状態が省電力状態であると判断した場合(ステップS1704:Yes)、ステップS1705へ移行する。一方、画像形成装置103が省電力状態以外の状態であると判断した場合(ステップS1704:No)、ステップS1706へ移行する。
ステップS1705では、CPU201は、受信したジョブが後回し印刷設定されたジョブかを判断する(ステップS1705)。受信したジョブの印刷設定に「後回し印刷」設定がなされていた場合、CPU201が後回し印刷設定ありと判断して(ステップS1705:Yes)、ステップS1707へ移行する。一方、受信したジョブの印刷設定に「後回し印刷」設定がなされていなかった場合、CPU201が後回し印刷設定なしと判断して(ステップS1705:No)、ステップS1706へ移行する。なお、画像形成装置103の状態に応じて、ジョブの印刷設定に後回し設定がなされていた場合でも画像形成装置103が省電力状態404でなければ通常ジョブと同様の処理となる。
ステップS1706では、CPU201は、ジョブをNW_I/F205を介して画像形成装置103に投入する。ジョブが投入されることで、画像形成装置103は、省電力状態404であれば省電力状態404から復帰する。
ステップS1707では、CPU201は、後回し印刷設定がなされているジョブをWaitingToPrintジョブ(印刷待ちジョブ)としてメモリ202の印刷キューに格納する。次に、CPU201は、画像形成装置103からジョブ完了通知を受信したかを判断する(ステップS1710)。ジョブの印刷完了通知を受信するまでステップS1710を繰り返す。CPU201が印刷完了通知を受信したと判断した場合(ステップS1710:Yes)、NW_I/F204を介して、後回し印刷されたジョブの印刷が完了したことを通知する(ステップS1711)。
ステップS1708では、CPU201は、待機キューへの格納が指示されているジョブをメモリ202の待機キューに格納する。次に、ユーザ操作により待機キューに格納されているジョブの印刷指示があるかをCPU201が判断する(ステップS1709)。印刷指示を受信するまではステップS1709を繰り返す。印刷指示があると判断した場合(ステップS1709:Yes)、ステップS1706へ移行する。
上記第2の実施形態によれば、ジョブの印刷設定時に予め後回し印刷を設定することができ、画像形成装置103が省電力状態404にある場合、後回し設定をした急ぎのジョブでないジョブで画像形成装置103を省電力状態404から復帰させることを防ぐ。これにより、画像形成装置を不必要且つ非効率的に省電力状態から復帰させることを防ぐことができ、消費電力を抑えることができる。
上記第2の実施形態を上記第1の実施形態に適用しても本発明の効果が得られることは言うまでもない。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
102 画像処理コントローラ
103 画像形成装置
106 MFPコントローラ
201,208 CPU
205,210 ネットワークI/F
402 スタンバイ状態
404 省電力状態

Claims (9)

  1. 像形成装置に生成した画像データを送信する画像処理コントローラであって、
    前記画像形成装置の状態を受信する受信手段と、
    部装置からジョブを受信したとき、前記受信手段が受信した前記画像形成装置の状態に基づいて前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になるかどうかを判断する判断手段と、
    前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態にならないと判断された場合、前記受信したジョブに基づいて生成された画像データを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
    記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になると判断された場合、前記受信したジョブを保存する保存手段と、を備え、
    前記送信手段は、前記保存手段に前記ジョブが保存された状態で前記画像形成装置が画像形成できない状態から復帰したことに従って、前記保存手段に保存された前記ジョブに基づいて生成された画像データを前記画像形成装置に送信する、ことを特徴とする画像処理コントローラ。
  2. 前記判断手段により、前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になると判断された場合に、前記受信したジョブの印刷が後回し可能か否かを前記受信したジョブの送信元に問い合わせる通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理コントローラ。
  3. 前記通知手段は、前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になると判断された理由と印刷再開予定とを、前記ジョブの送信元に通知することを特徴とする請求項2に記載の画像処理コントローラ。
  4. 前記通知手段による問い合せ結果に基づいて、前記受信したジョブの印刷が後回し可能であるかを判断する後回し判断手段とをさらに備え、
    前記保存手段は、前記後回し判断手段が前記受信したジョブの印刷が後回し可能であると判断した場合に、前記受信したジョブを印刷待ちジョブとして保存すること特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理コントローラ。
  5. 前記送信手段により送信されたジョブの印刷が完了したかを判断する印刷完了判断手段と、
    前記印刷完了判断手段により印刷が完了したと判断された場合に、前記ジョブの送信元に印刷が完了したことを通知するジョブ完了通知手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理コントローラ。
  6. 前記受信手段により受信される前記画像形成装置の状態には、ウィークリーシャットダウン、オートシャットダウン、サスペンド、スケジュールプリントの設定が含まれ、
    前記ウィークリーシャットダウン、オートシャットダウン、サスペンド、スケジュールプリントのいずれかの設定がなされていた場合には、前記判断手段は、前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になると判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理コントローラ。
  7. 像形成装置と、前記画像形成装置に生成した画像データを送信する画像処理コントローラとを備える画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    前記画像形成装置の状態を通知する状態通知手段を備え、
    前記画像処理コントローラは、
    前記状態通知手段によって通知される前記画像形成装置の状態を受信する受信手段と、
    記画像処理コントローラが外部装置からジョブを受信したとき、前記受信手段が受信した前記画像形成装置の状態に基づいて前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になるかどうかを判断する判断手段と、
    前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態にならないと判断された場合、前記受信したジョブに基づいて生成された画像データを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
    記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になると判断された場合、前記受信したジョブを保存する保存手段と、を備え、
    前記送信手段は、前記保存手段に前記ジョブが保存された状態で前記画像形成装置が画像形成できない状態から復帰したことに従って、前記保存手段に保存された前記ジョブに基づいて生成された画像データを前記画像形成装置に送信する、ことを特徴とする画像形成システム。
  8. 像形成装置と、前記画像形成装置に生成した画像データを送信する画像処理コントローラとを備える画像形成システムの制御方法において、前記制御方法は、前記画像処理コントローラに、
    前記画像形成装置の状態を受信する受信工程と、
    記画像処理コントローラが外部装置からジョブを受信したとき、前記受信工程で受信した前記画像形成装置の状態に基づいて前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になるかどうかを判断する判断工程と、
    前記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態にならないと判断された場合、前記受信したジョブに基づいて生成された画像データを前記画像形成装置に送信する送信工程と、
    記画像形成装置が所定時間以内に画像形成できない状態になると判断された場合、前記受信したジョブを保存する保存工程と、を実行させ、
    前記送信工程において、前記保存工程で前記ジョブが保存された状態で前記画像形成装置が画像形成できない状態から復帰したことに従って、前記保存工程保存されたジョブに基づいて生成された画像データを前記画像形成装置に送信する、ことを特徴とする制御方法。
  9. 請求項に記載の制御方法を画像形成装置に接続された画像処理コントローラに実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。
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