JP6184102B2 - 位置合わせ装置および基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置合わせ装置およびそれを備えた基板処理装置に関する。
半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板またはフォトマスク用基板等の各種基板に処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
基板の処理前には、基板に形成されたノッチが基板の中心に関して特定の方向に位置するように、基板の位置合わせが行われる。特許文献1には、5枚のウエハの位置合わせを同時に行うことができるノッチ付きウエハ揃え機構が記載される。このノッチ付きウエハ揃え機構は、5つのウエハ揃えユニットを備える。各ウエハ揃えユニットは、回転自在に設けられた回転テーブル、その回転テーブルを回転駆動するためのモータ、およびウエハのノッチを検出するためのノッチ検出センサを有する。各ウエハ揃えユニットにおいて、回転テーブル上にウエハが載置された状態で、モータにより回転テーブルが回転されつつノッチ検出センサによりウエハのノッチが検出され、ウエハの中心に関してノッチが所望の方向に位置するように、ウエハが位置合わせされる。
特開2000−77501号公報
上記のノッチ付きウエハ揃え機構においては、複数の回転テーブルを回転させるために、複数のモータが設けられるとともにそれらの複数のモータから複数の回転テーブルに回転をそれぞれ伝達するための複数の伝達機構が設けられる。そのため、装置が大型化するとともに装置の構成が複雑になる。
本発明の目的は、簡単な構成で複数の基板の位置合わせを行うことが可能な位置合わせ装置およびそれを備えた基板処理装置を提供することである。
(1)発明に係る基板処理装置は、基板に予め定められた処理を行う処理ユニットと第1の搬送機構とを含む処理部と、処理部に対して基板を搬入および搬出するための搬入搬出部と、処理部と搬入搬出部との間に設けられる受け渡し部とを備え、搬入搬出部は、基板を収納する収納容器が載置される容器載置部と、容器載置部に載置された収納容器と受け渡し部との間で基板を搬送する第2の搬送機構とを含み、受け渡し部は、位置合わせ装置を含み、第2の搬送機構は、収容容器から取り出した基板を位置合わせ装置に搬送するように構成され、第1の搬送機構は、位置合わせ装置による位置合わせ後の基板を処理ユニットに搬送するように構成され、位置合わせ装置は、被検出部を有する基板を略水平に保持しつつ上下方向の回転中心線の周りで回転可能にそれぞれ構成され、上下方向に並ぶように配置された複数の保持部と、上下方向に延びる軸心を有しかつ複数の保持部に共通に設けられた軸部材と、軸部材を軸心を中心として回転させかつ複数の保持部に共通に設けられた回転駆動部と、複数の保持部にそれぞれ対応するように設けられ、対応する保持部により保持される基板の被検出部を検出するようにそれぞれ構成された複数の検出部と、複数の保持部にそれぞれ対応するように設けられ、対応する保持部に軸部材の回転を伝達する伝達状態と対応する保持部に軸部材の回転を伝達しない非伝達状態とに切り替わる複数の伝達切替部とを備え、複数の伝達切替部は、それぞれ対応する検出部による検出結果に基づいて、対応する保持部により回転される基板の被検出部が回転中心線に関して予め定められた共通の方向に位置するときに伝達状態から非伝達状態に切り替わるように構成され、軸部材および回転駆動部は、水平面上の第1の方向において複数の保持部と隣り合うように配置され、複数の検出部は上下方向に並ぶように配置され、各検出部は、水平面上で第1の方向と交差する第2の方向において対応する保持部と隣り合うように配置され、第2の搬送機構は、位置合わせ装置の各保持部に水平面上で第1の方向と交差する第3の方向に基板を搬送するように構成され、第1の搬送機構は、位置合わせ装置の各保持部から第3の方向に基板を搬送するように構成されるものである。
その基板処理装置においては、搬入搬出部の容器載置部上に載置された収納容器に収納される基板が第2の搬送機構によって受け渡し部の位置合わせ装置に搬送される。位置合わせ装置による位置合わせ後の基板が第1の搬送機構によって処理ユニットに搬送される。この場合、処理ユニットに搬送される基板の向きが統一される。それにより、基板の処理精度が向上される。また、第1の搬送機構と第2の搬送機構との間における基板の受け渡しが位置合わせ装置を介して行われるので、基板処理装置のスループットの低下が防止される
位置合わせ装置においては、上下方向に並ぶように複数の保持部が配置され、その複数の保持部に対応するように複数の検出部および複数の伝達切替部がそれぞれ設けられる。また、上下方向に延びる軸心を有する軸部材が設けられ、その軸部材が回転駆動部により回転される。
各保持部に基板が保持された状態で、対応する伝達切替部が伝達状態に切り替わることにより、軸部材の回転力がその保持部に伝達される。それにより、保持部に保持される基板が回転される。また、各保持部により基板が回転される状態で、対応する検出部により基板の被検出部が検出される。その検出結果に基づいて、対応する伝達切替部が非伝達状態に切り替わる。それにより、各保持部に保持される基板の被検出部が回転中心線に関して一定の方向に位置する状態で基板の回転を停止させることができる。
このように、共通の回転駆動部により回転される共通の軸部材の回転力が複数の伝達切替部を介して複数の保持部にそれぞれ伝達されるとともに、複数の保持部の回転がそれぞれ所望の時点で停止される。それにより、複数の回転駆動部を設けることなく簡単な構成で複数の基板の位置合わせを並行して行うことができる。したがって、基板処理装置のスループットの低下が防止されるとともに、基板処理装置の構成の複雑化が抑制される。
(2)各伝達切替部は、軸部材に取り付けられたクラッチと、クラッチから対応する保持部に回転力を伝達する伝達部材とを含み、クラッチが接続される場合に伝達切替部が伝達状態となり、クラッチが切断される場合に伝達切替部が非伝達状態となってもよい。
この場合、簡単な構成で容易に各伝達切替部を伝達状態と非伝達状態とに切り替えることができる。
(3)複数の検出部は、それぞれ対応する保持部により回転される基板の被検出部が回転中心線に関して予め定められた方向に位置するときにその被検出部を検出するように構成され、複数の伝達切替部は、それぞれ対応する検出部により基板の被検出部が検出されたときに伝達状態から非伝達状態に切り替わるように構成されてもよい。
この場合、各保持部に保持される基板の被検出部が回転中心線に関して一定の方向に位置するときに、対応する検出部によりその被検出部が検出され、対応する伝達切替部が伝達状態から非伝達状態に切り替わる。それにより、各保持部に保持される基板の被検出部が回転中心線に関して一定の方向に位置する。したがって、複数の基板の位置合わせを容易に行うことができる。
)基板処理装置は、処理ユニットによる処理後の基板の外観を検査する外観検査装置をさらに備えてもよい。
この場合、外観検査装置に搬送される基板の向きが統一される。そのため、処理ユニットにおいて基板に行われた処理が、基板の中心に関して対称でなく偏心している場合、外観検査時にその偏心の方向を正確に特定することができる。したがって、外観検査の結果に基づいて各構成要素の動作を補正することにより、基板に適正に処理を行うことが可能になる。
(5)伝達部材は、対応する保持部クラッチとの間で第1の方向に延びるように設けられたベルトを含んでもよい。
本発明によれば、簡単な構成で複数の基板の位置合わせを並行して行うことができる。
基板処理装置の構成を示す模式的平面図である。 主として図1の塗布処理部、現像処理部および洗浄乾燥処理部を示す基板処理装置の模式的側面図である。 主として図1の熱処理部および洗浄乾燥処理部を示す基板処理装置の模式的側面図である。 主として図1の搬送部を示す側面図である。 アライナの構成について説明するための模式的斜視図である。 アライナの具体的な配置例を示す側面図である。 アライナの具体的な配置例を示す平面図である。 アライナの動作について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態に係る基板処理装置について図面を用いて説明する。なお、以下の説明において、基板とは、半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板またはフォトマスク用基板等をいう。
(1)全体構成
図1は、基板処理装置100の構成を示す模式的平面図である。図1および図2以降の図には、必要に応じて位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。
図1に示すように、基板処理装置100は、インデクサブロック11、第1の処理ブロック12、第2の処理ブロック13、洗浄乾燥処理ブロック14Aおよび搬入搬出ブロック14Bを備える。洗浄乾燥処理ブロック14Aおよび搬入搬出ブロック14Bにより、インターフェイスブロック14が構成される。搬入搬出ブロック14Bに隣接するように露光装置15が配置される。露光装置15においては、液浸法により基板Wに露光処理が行われる。
インデクサブロック11は、複数のキャリア載置部111および搬送部112を含む。各キャリア載置部111には、複数の基板Wを多段に収納するキャリア113が載置される。
搬送部112には、制御部114および搬送機構115が設けられる。制御部114は、基板処理装置100の種々の構成要素を制御する。搬送機構115は、基板Wを保持するためのハンド116を有する。搬送機構115は、ハンド116により基板Wを保持しつつその基板Wを搬送する。
第1の処理ブロック12は、塗布処理部121、搬送部122および熱処理部123を含む。塗布処理部121および熱処理部123は、搬送部122を挟んで対向するように設けられる。後述のように、搬送部122と搬送部112との間には、基板Wの位置合わせを行うアライナAL1、アライナAL2、および基板Wが載置される基板載置部PASS1,PASS2(図4参照)が設けられる。基板Wの位置合わせとは、基板Wに形成されたノッチNT(図5参照)を基板Wの中心に関して特定の方向に配置することをいう。アライナAL1,AL2の詳細については後述する。搬送部122には、基板Wを搬送する搬送機構127および後述する搬送機構128(図4参照)が設けられる。
第2の処理ブロック13は、現像処理部131、搬送部132および熱処理部133を含む。現像処理部131および熱処理部133は、搬送部132を挟んで対向するように設けられる。搬送部132と搬送部122との間には、基板Wが載置される基板載置部PASS5および後述する基板載置部PASS6〜PASS8(図4参照)が設けられる。搬送部132には、基板Wを搬送する搬送機構137および後述する搬送機構138(図4参照)が設けられる。
洗浄乾燥処理ブロック14Aは、洗浄乾燥処理部161,162および搬送部163を含む。洗浄乾燥処理部161,162は、搬送部163を挟んで対向するように設けられる。搬送部163には、搬送機構141,142が設けられる。搬送部163と搬送部132との間には、載置兼バッファ部P−BF1および後述の載置兼バッファ部P−BF2(図4参照)が設けられる。載置兼バッファ部P−BF1,P−BF2は、複数の基板Wを収容可能に構成される。
また、搬送機構141,142の間において、搬入搬出ブロック14Bに隣接するように、基板載置部PASS9および後述の載置兼冷却部P−CP(図4参照)が設けられる。載置兼冷却部P−CPは、基板Wを冷却する機能を備える。載置兼冷却部P−CPにおいて、基板Wが露光処理に適した温度に冷却される。
搬入搬出ブロック14Bには、搬送機構146が設けられる。搬送機構146は、露光装置15に対する基板Wの搬入および搬出を行う。露光装置15には、基板Wを搬入するための基板搬入部15aおよび基板Wを搬出するための基板搬出部15bが設けられる。
(2)塗布処理部および現像処理部の構成
図2は、主として図1の塗布処理部121、現像処理部131および洗浄乾燥処理部161を示す基板処理装置100の模式的側面図である。
図2に示すように、塗布処理部121には、塗布処理室21,22,23,24が階層的に設けられる。現像処理部131には、現像処理室31,32,33,34が階層的に設けられる。塗布処理室21〜24の各々には、塗布処理ユニット129が設けられる。現像処理室31〜34の各々には、現像処理ユニット139が設けられる。
各塗布処理ユニット129は、基板Wを保持するスピンチャック25およびスピンチャック25の周囲を覆うように設けられるカップ27を備える。本実施の形態では、各塗布処理ユニット129に2組のスピンチャック25およびカップ27が設けられる。スピンチャック25は、図示しない駆動装置(例えば、電動モータ)により回転駆動される。また、図1に示すように、各塗布処理ユニット129は、処理液を吐出する複数の処理液ノズル28およびそれらの処理液ノズル28を移動させるノズル搬送機構29を備える。
塗布処理ユニット129においては、図示しない駆動装置によりスピンチャック25が回転されるとともに、複数のノズル28のうちのいずれかのノズル28がノズル搬送機構29により基板Wの上方に移動され、そのノズル28から処理液が吐出される。これにより、基板W上に処理液が塗布される。また、図示しないエッジリンスノズルから、基板Wの周縁部にリンス液が吐出される。それにより、基板Wの周縁部に付着する処理液が除去される。
塗布処理室22,24の塗布処理ユニット129においては、反射防止膜用の処理液がノズル28から基板Wに供給される。塗布処理室21,23の塗布処理ユニット129においては、レジスト膜用の処理液がノズル28から基板Wに供給される。
現像処理ユニット139は、塗布処理ユニット129と同様に、スピンチャック35およびカップ37を備える。本実施の形態では、各現像処理ユニット139に3組のスピンチャック35およびカップ37が設けられる。スピンチャック35は、図示しない駆動装置(例えば、電動モータ)により回転駆動される。また、図1に示すように、現像処理ユニット139は、現像液を吐出する2つの現像ノズル38およびその現像ノズル38をX方向に移動させる移動機構39を備える。
現像処理ユニット139においては、図示しない駆動装置によりスピンチャック35が回転されるとともに、一方の現像ノズル38がX方向に移動しつつ各基板Wに現像液を供給し、その後、他方の現像ノズル38が移動しつつ各基板Wに現像液を供給する。この場合、基板Wに現像液が供給されることにより、基板Wの現像処理が行われる。また、本実施の形態においては、2つの現像ノズル38から互いに異なる現像液が吐出される。それにより、各基板Wに2種類の現像液を供給することができる。
洗浄乾燥処理部161には、複数(本例では4つ)の洗浄乾燥処理ユニットSD1が設けられる。洗浄乾燥処理ユニットSD1においては、露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
図1および図2に示すように、塗布処理部121において現像処理部131に隣り合うように流体ボックス部50が設けられる。同様に、現像処理部131において洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣り合うように流体ボックス部60が設けられる。流体ボックス部50および流体ボックス部60内には、塗布処理ユニット129および現像処理ユニット139への薬液の供給ならびに塗布処理ユニット129および現像処理ユニット139からの廃液および排気等に関する導管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器等の流体関連機器が収納される。
(3)熱処理部の構成
図3は、主として図1の熱処理部123,133および洗浄乾燥処理部162を示す基板処理装置100の模式的側面図である。
図3に示すように、熱処理部123は、上方に設けられる上段熱処理部301および下方に設けられる下段熱処理部302を有する。上段熱処理部301および下段熱処理部302の各々には、複数の熱処理ユニットPHP、複数の密着強化処理ユニットPAHPおよび複数の冷却ユニットCPが設けられる。
熱処理ユニットPHPにおいては、基板Wの加熱処理および冷却処理が行われる。以下、熱処理ユニットPHPにおける加熱処理および冷却処理を単に熱処理と呼ぶ。密着強化処理ユニットPAHPにおいては、基板Wと反射防止膜との密着性を向上させるための密着強化処理が行われる。具体的には、密着強化処理ユニットPAHPにおいて、基板WにHMDS(ヘキサメチルジシラサン)等の密着強化剤が塗布されるとともに、基板Wに加熱処理が行われる。冷却ユニットCPにおいては、基板Wの冷却処理が行われる。
熱処理部133は、上方に設けられる上段熱処理部303および下方に設けられる下段熱処理部304を有する。上段熱処理部303および下段熱処理部304の各々には、冷却ユニットCP、エッジ露光兼検査部EEWおよび複数の熱処理ユニットPHPが設けられる。エッジ露光兼検査部EEWにおいては、基板Wの外観検査が行われるとともに、基板Wの周縁部の露光処理(エッジ露光処理)が行われる。上段熱処理部303および下段熱処理部304において、洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣り合うように設けられる熱処理ユニットPHPは、洗浄乾燥処理ブロック14Aからの基板Wの搬入が可能に構成される。
洗浄乾燥処理部162には、複数(本例では4つ)の洗浄乾燥処理ユニットSD2が設けられる。洗浄乾燥処理ユニットSD2においては、露光処理後の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
(4)搬送部の構成
図4は、主として図1の搬送部122,132,163を示す側面図である。図4に示すように、搬送部122は、上段搬送室125および下段搬送室126を有する。搬送部132は、上段搬送室135および下段搬送室136を有する。上段搬送室125には搬送機構127が設けられ、下段搬送室126には搬送機構128が設けられる。また、上段搬送室135には搬送機構137が設けられ、下段搬送室136には搬送機構138が設けられる。
搬送部112と上段搬送室125との間には、アライナAL1および基板載置部PASS1が設けられ、搬送部112と下段搬送室126との間には、アライナAL2および基板載置部PASS2が設けられる。上段搬送室125と上段搬送室135との間には、基板載置部PASS5,PASS6が設けられ、下段搬送室126と下段搬送室136との間には、基板載置部PASS7,PASS8が設けられる。
上段搬送室135と搬送部163との間には、載置兼バッファ部P−BF1が設けられ、下段搬送室136と搬送部163との間には載置兼バッファ部P−BF2が設けられる。搬送部163においてインターフェイスブロック14と隣接するように、基板載置部PASS9および複数の載置兼冷却部P−CPが設けられる。
搬送機構127は、アライナAL1、基板載置部PASS1,PASS5,PASS6、塗布処理室21,22(図2)および上段熱処理部301(図3)の間で基板Wを搬送可能に構成される。搬送機構128は、アライナAL2、基板載置部PASS2,PASS7,PASS8、塗布処理室23,24(図2)および下段熱処理部302(図3)の間で基板Wを搬送可能に構成される。
搬送機構137は、基板載置部PASS5,PASS6、載置兼バッファ部P−BF1、現像処理室31,32(図2)および上段熱処理部303(図3)の間で基板Wを搬送可能に構成される。搬送機構138は、基板載置部PASS7,PASS8、載置兼バッファ部P−BF2、現像処理室33,34(図2)および下段熱処理部304(図3)の間で基板Wを搬送可能に構成される。
搬送機構127,128,137,138は、基板Wの裏面を吸着して保持しつつ基板Wを搬送するように構成されることが好ましい。これにより、基板Wの搬送時に、基板Wの中心に関するノッチNTの位置が変化することが防止される。
(5)動作
図1〜図4を参照しながら基板処理装置100の動作を説明する。インデクサブロック11のキャリア載置部111(図1)には、未処理の基板Wが収容されたキャリア113が載置される。搬送機構115は、キャリア113からアライナAL1,AL2(図4)に未処理の基板Wを搬送する。アライナAL1,AL2において、基板Wの位置合わせが行われる。また、搬送機構115は、基板載置部PASS1,PASS2(図4)に載置された処理済みの基板Wをキャリア113に搬送する。
第1の処理ブロック12において、搬送機構127(図4)は、アライナAL1(図4)によって位置合わせされた基板Wを密着強化処理ユニットPAHP(図3)、冷却ユニットCP(図3)、塗布処理室22(図2)、熱処理ユニットPHP(図3)、冷却ユニットCP(図3)、塗布処理室21(図2)、熱処理ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS5(図4)に順に搬送する。
この場合、密着強化処理ユニットPAHPにおいて、基板Wに密着強化処理が行われた後、冷却ユニットCPにおいて、反射防止膜の形成に適した温度に基板Wが冷却される。次に、塗布処理室22において、塗布処理ユニット129(図2)により基板W上に反射防止膜が形成される。続いて、熱処理ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われた後、冷却ユニットCPにおいて、レジスト膜の形成に適した温度に基板Wが冷却される。次に、塗布処理室21において、塗布処理ユニット129(図2)により、基板W上にレジスト膜が形成される。その後、熱処理ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われ、その基板Wが基板載置部PASS5に載置される。
また、搬送機構127は、基板載置部PASS6(図4)に載置された現像処理後の基板Wを基板載置部PASS1(図4)に搬送する。
搬送機構128(図4)は、アライナAL2(図4)によって位置合わせされた基板Wを密着強化処理ユニットPAHP(図3)、冷却ユニットCP(図3)、塗布処理室24(図2)、熱処理ユニットPHP(図3)、冷却ユニットCP(図3)、塗布処理室23(図2)、熱処理ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS7(図4)に順に搬送する。また、搬送機構128(図4)は、基板載置部PASS8(図4)に載置された現像処理後の基板Wを基板載置部PASS2(図4)に搬送する。塗布処理室23,24(図2)および下段熱処理部302(図3)における基板Wの処理内容は、上記の塗布処理室21,22(図2)および上段熱処理部301(図3)における基板Wの処理内容と同様である。
第2の処理ブロック13において、搬送機構137(図4)は、基板載置部PASS5(図4)に載置されたレジスト膜形成後の基板Wをエッジ露光兼検査部EEW(図3)および載置兼バッファ部P−BF1(図4)に順に搬送する。
この場合、エッジ露光兼検査部EEWにおいて、基板Wの外観検査が行われる。具体的には、CCD(電荷結合素子)イメージセンサ等の撮像装置により、基板Wの表面の外観が撮像される。基板Wの表面とは、反射防止膜およびレジスト膜が形成される基板Wの面である。これにより、基板Wの表面の画像データが生成される。図1の制御部114は、生成された画像データに基づいて、基板Wの表面の状態を検査し、その検査結果に応じて、成膜処理に関わる基板処理装置100の各構成要素の動作を補正する。
例えば、各塗布処理ユニット129において、基板Wの中心がスピンチャック25の回転中心からずれた状態で基板Wがスピンチャック25により保持されていると、基板Wに形成される膜(反射防止膜またはレジスト膜)が基板Wの中心に関して対称でなく偏心する。そこで、制御部114は、画像データに基づいて、基板Wに形成された膜が基板Wの中心に関して対称であるか否かを判定する。基板Wに形成された膜が基板Wの中心に関して対称でない場合、制御部114は、基板Wの中心がスピンチャック25の回転中心に一致するように、搬送機構127,128によるスピンチャック25への基板Wの載置位置を補正する。
また、各塗布処理ユニット129において、エッジリンスノズルから吐出されるリンス液の量が多いと、基板Wの周縁部における膜が形成されていない領域の幅(以下、エッジカット幅と呼ぶ)が適正範囲よりも大きくなる。逆に、エッジリンスノズルから吐出されるリンス液の量が少ないと、エッジカット幅が適正範囲よりも小さくなる。そこで、制御部114は、画像データに基づいて、エッジカット幅が予め定められた適正範囲にあるか否かを判定する。エッジカット幅が適正範囲外である場合、制御部114は、エッジカット幅が予め定められた範囲内になるように、エッジリンスノズルから吐出されるリンス液の量を補正する。
このような外観検査の後、基板Wにエッジ露光処理が行われる。なお、外観検査において、基板Wの表面の状態が適正でないと判定された場合、その基板Wに対して以降の処理が行われなくてもよい。その基板Wは、例えば載置兼バッファ部P−BF1,P−BF2に収容されたまま一定時間放置され、一のロットの処理の終了時と次のロットの処理の開始時との間等に作業員により回収される。
また、搬送機構137(図4)は、洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣接する熱処理ユニットPHP(図3)から露光処理後でかつ熱処理後の基板Wを取り出し、その基板Wを冷却ユニットCP(図3)、現像処理室31,32(図2)のいずれか一方、熱処理ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS6(図4)に順に搬送する。
この場合、冷却ユニットCPにおいて、現像処理に適した温度に基板Wが冷却された後、現像処理室31,32のいずれか一方において、現像処理ユニット139により基板Wの現像処理が行われる。その後、熱処理ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われ、その基板Wが基板載置部PASS6に載置される。
搬送機構138(図4)は、基板載置部PASS7(図4)に載置されたレジスト膜形成後の基板Wをエッジ露光兼検査部EEW(図3)および載置兼バッファ部P−BF2(図4)に順に搬送する。また、搬送機構138(図4)は、裏面洗浄処理ブロック14に隣接する熱処理ユニットPHP(図3)から露光処理後でかつ熱処理後の基板Wを取り出し、その基板Wを冷却ユニットCP(図3)、現像処理室33,34(図2)のいずれか一方、熱処理ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS8(図4)に順に搬送する。現像処理室33,34および下段熱処理部304における基板Wの処理内容は、上記の現像処理室31,32および上段熱処理部303における基板Wの処理内容と同様である。
洗浄乾燥処理ブロック14Aにおいて、搬送機構141(図1)は、載置兼バッファ部P−BF1,P−BF2(図4)に載置された基板Wを洗浄乾燥処理部161の洗浄乾燥処理ユニットSD1(図2)および載置兼冷却部P−CP(図4)に順に搬送する。この場合、洗浄乾燥処理ユニットSD1において、基板Wの洗浄および乾燥処理が行われた後、載置兼冷却部P−CPにおいて、露光装置15(図1〜図3)における露光処理に適した温度に基板Wが冷却される。
搬送機構142(図1)は、基板載置部PASS9(図4)に載置された露光処理後の基板Wを洗浄乾燥処理部162の洗浄乾燥処理ユニットSD2(図3)に搬送し、洗浄および乾燥処理後の基板Wを洗浄乾燥処理ユニットSD2から上段熱処理部303の熱処理ユニットPHP(図3)または下段熱処理部304の熱処理ユニットPHP(図3)に搬送する。この熱処理ユニットPHPにおいては、露光後ベーク(PEB)処理が行われる。
インターフェイスブロック14において、搬送機構146(図1)は、載置兼冷却部P−CP(図4)に載置された露光処理前の基板Wを露光装置15の基板搬入部15a(図1)に搬送する。また、搬送機構146(図1)は、露光装置15の基板搬出部15b(図1)から露光処理後の基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS9(図4)に搬送する。
なお、露光装置15が基板Wの受け入れをできない場合、露光処理前の基板Wが載置兼バッファ部P−BF1,P−BF2に一時的に収容される。また、第2の処理ブロック13の現像処理ユニット139(図2)が露光処理後の基板Wの受け入れをできない場合、露光処理後の基板Wが載置兼バッファ部P−BF1,P−BF2に一時的に収容される。
本実施の形態においては、上段に設けられた塗布処理室21,22、現像処理室31,32および上段熱処理部301,303における基板Wの処理と、下段に設けられた塗布処理室23,24、現像処理室33,34および下段熱処理部302,304における基板Wの処理を並行して行うことができる。それにより、フットプリントを増加させることなく、スループットを向上させることができる。
(6)アライナ
(6−1)構成
図5は、アライナAL1の構成について説明するための模式的斜視図である。アライナAL2の構成は、図5に示されるアライナAL1の構成と同様である。以下の説明では、鉛直方向(Z方向)の軸を中心とする回転方向をθ方向と呼ぶ。
図5に示すように、アライナAL1は、複数(本例では5つ)の基板回転部70を備える。各基板回転部70は、保持部71、ノッチ検出部72、電磁クラッチ74および駆動ベルト75を含む。各保持部71は、基板Wの裏面(膜が形成されない面)を真空吸着し、基板Wを水平に保持する。各保持部71はθ方向に回転可能に設けられる。また、複数の保持部71の回転中心線が互いに一致するように、複数の保持部71が上下方向に並ぶように配置される。
各ノッチ検出部72は、投光部72aおよび受光部72bを含む。投光部72aと受光部72bとの間に検出位置が設定される。保持部71により保持される基板Wの周縁部が検出位置に一致するように、投光部72aおよび受光部72bが配置される。基板Wの周縁部とは、基板Wの外周端部に沿った一定幅の円環状の領域をいう。また、複数のノッチ検出部72の検出位置が共通の鉛直線上に位置するように、各投光部72aおよび各受光部72bが配置される。
各ノッチ検出部72は、基板Wに形成されたノッチNTを検出し、その検出結果を検出信号として対応する電磁クラッチ74に与える。本例では、投光部72aから投射された光が受光部72bに入射する場合に検出信号がハイになり、投光部72aから投射された光が受光部72bに入射しない場合に検出信号がローになる。具体的には、検出位置に基板WのノッチNT以外の基板Wの周縁部の領域がある場合には、投光部72aから投射された光が基板Wに遮断されて受光部72bに入射しない。そのため、検出信号がローになる。一方、検出位置に基板WのノッチNTがある場合には、投光部72aから投射された光がノッチNTを通して受光部72bに入射する。そのため、検出信号がハイになる。また、保持部71上に基板Wが載置されていない場合にも、投光部72aから投射された光が基板Wに遮断されることなく受光部72bに入射する。そのため、検出信号がハイになる。
複数の保持部71の側方において鉛直方向に延びるように軸部材82が設けられる。軸部材82の一端はモータ81に接続される。モータ81により軸部材82が継続的にθ方向に回転される。
各電磁クラッチ74は、内周部および外周部を含む。各電磁クラッチ74の内周部は、対応する保持部71と略等しい高さにおいて軸部材82に固定される。各電磁クラッチ74は、ノッチ検出部72から与えられる検出信号に応じて、内周部の回転力が外周部に伝達される接続状態と内周部の回転力が外周部に伝達されない切断状態とに切り替わる。電磁クラッチ74が接続状態にあるときには、電磁クラッチ74の外周部が軸部材82と一体的にθ方向に回転する。一方、電磁クラッチ74が切断状態にあるときには、電磁クラッチ74の外周部が軸部材82と一体的に回転しない。
互いに対応する保持部71および電磁クラッチ74の外周部に無端の駆動ベルト75が巻き掛けられる。これにより、電磁クラッチ74が接続状態にあるときに、軸部材82の回転力が駆動ベルト75を介して保持部71に伝達される。なお、電磁クラッチ74が接続状態から切断状態に切り替わった後に、慣性によって電磁クラッチ74の外周部および保持部71の回転が継続されることを防止するため、電磁クラッチ74の外周部および保持部71の少なくとも一方に対して一定の摩擦力を与える摩擦部材が設けられてもよい。
図6および図7は、アライナAL1の具体的な配置例を示す側面図および平面図である。図6および図7の例では、複数の棚部材76が互いに上下に重なるように4本の支柱77により支持される。隣り合う各2つの棚部材76間に、各保持部71および各ノッチ検出部72が配置される。各保持部71は、隣り合う2つの棚部材76のうち下方の棚部材76の上面に軸受部材71aを介して取り付けられる。各ノッチ検出部72の投光部72aは、上下に隣り合う2つの棚部材76のうち下方の棚部材76の上面に取り付けられ、受光部72bは、上方の棚部材76の下面に取り付けられる。
また、モータ81および軸部材82は、各保持部71への基板Wの搬送および各保持部71からの基板Wの搬送の妨げとならないように配置される。具体的には、図7に示すように、搬送機構115(図4)による各保持部71への基板Wの搬送方向D1および搬送機構127(図4)による各保持部71からの基板Wの搬送方向D2の各々に交差する方向において、各保持部71と隣り合うようにモータ81および軸部材82が配置される。本実施の形態では、搬送方向D1,D2はそれぞれX方向と一致し、モータ81および軸部材82は、Y方向において各保持部71と隣り合うように配置される。
(6−2)動作
図8は、アライナAL1の動作について説明するための図である。アライナAL2の動作は、図8に示されるアライナAL1の動作と同様である。図8には、複数の基板回転部70のうち3つの基板回転部70における検出信号の変化および電磁クラッチ74の状態の変化が示される。
以下、3つの基板回転部70における検出信号をそれぞれ第1の検出信号、第2の検出信号および第3の検出信号と呼び、3つの基板回転部70の電磁クラッチ74をそれぞれ第1の電磁クラッチ74、第2の電磁クラッチ74および第3の電磁クラッチ74と呼ぶ。また、3つの基板回転部70の保持部71をそれぞれ第1の保持部71、第2の保持部71および第3の保持部71と呼び、3つの基板回転部70のノッチ検出部72をそれぞれ第1のノッチ検出部72、第2のノッチ検出部72および第3のノッチ検出部72と呼ぶ。
図8の例では、時点t0において、第1〜第3の保持部71のいずれにも基板Wが載置されていない。そのため、第1〜第3の検出信号はハイである。この場合、第1〜第3の電磁クラッチ74の各々は、切断状態に維持される。そのため、第1〜第3の電磁クラッチ74の外周部は軸部材82と一体的に回転せず、第1〜第3の保持部71も回転しない。なお、軸部材82は継続的に回転する。
時点t1において、第1の保持部71上に基板Wが載置され、第1の保持部71により基板Wが保持される。この場合、第1のノッチ検出部72の検出位置に、ノッチNT以外の基板Wの周縁部の領域がある。そのため、第1の検出信号がローになる。それに応答して、第1の電磁クラッチ74が接続状態に切り替わる。それにより、第1の電磁クラッチ74の外周部が軸部材82と一体的に回転する。第1の電磁クラッチ74の回転は駆動ベルト75を介して第1の保持部71に伝達される。それにより、第1の保持部71が回転し、第1の保持部71に保持される基板Wが回転する。
なお、各電磁クラッチ74は、検出信号がローに切り替わった時点で接続状態に切り替わるのではなく、検出信号がローに切り替わってから規定時間が経過した後に接続状態に切り替わる。これにより、保持部71により基板Wが保持されていない状態で保持部71の回転が開始されることが防止される。
時点t2において、第2の保持部71上に基板Wが載置され、第2の保持部71により基板Wが保持される。この場合、第2のノッチ検出部72の検出位置に、ノッチNT以外の基板Wの周縁部の領域がある。そのため、第2の検出信号がローになる。それに応答して、第2の電磁クラッチ74が接続状態に切り替わる。それにより、第2の電磁クラッチ74の外周部が軸部材82と一体的に回転する。第2の電磁クラッチ74の回転は駆動ベルト75を介して第2の保持部71に伝達される。それにより、第2の保持部71が回転するとともに、第2の保持部71に保持される基板Wが回転する。
次に、時点t3において、第3の保持部71上に基板Wが載置され、第3の保持部71により基板Wが保持される。この場合、第3のノッチ検出部72の検出位置に、ノッチNT以外の基板Wの周縁部の領域がある。そのため、第3の検出信号がローになる。それに応答して、第3の電磁クラッチ74が接続状態に切り替わる。それにより、第3の電磁クラッチ74の外周部が軸部材82と一体的に回転する。第3の電磁クラッチ74の回転は駆動ベルト75を介して第3の保持部71に伝達される。それにより、第3の保持部71が回転するとともに、第3の保持部71に保持される基板Wが回転する。
時点t4において、第1の保持部71により回転される基板WのノッチNTが、第1のノッチ検出部72の検出位置に達する。それにより、第1の検出信号がハイになる。それに応答して、第1の電磁クラッチ74が切断状態に切り替わる。それにより、第1の電磁クラッチ74の外周部の回転が停止されるとともに、第1の保持部71の回転が停止される。したがって、基板WのノッチNTが第1のノッチ検出部72の検出位置にある状態で、基板Wの回転が停止される。その後、図1の搬送機構127により第1の保持部71から基板Wが受け取られる。
時点t5において、第2の保持部71により回転される基板WのノッチNTが、第2のノッチ検出部72の検出位置に達する。それにより、第2の検出信号がハイになる。それに応答して、第2の電磁クラッチ74が切断状態に切り替わる。それにより、第2の電磁クラッチ74の外周部の回転が停止されるとともに、第2の保持部71の回転が停止される。したがって、基板WのノッチNTが第2のノッチ検出部72の検出位置にある状態で、基板Wの回転が停止される。その後、図1の搬送機構127により第2の保持部71から基板Wが受け取られる。
時点t6において、第3の保持部71により回転される基板WのノッチNTが、第3のノッチ検出部72の検出位置に達する。それにより、第3の検出信号がハイになる。それに応答して、第3の電磁クラッチ74が切断状態に切り替わる。それにより、第3の電磁クラッチ74の外周部の回転が停止されるとともに、第3の保持部71の回転が停止される。したがって、基板WのノッチNTが第3のノッチ検出部72の検出位置にある状態で、基板Wの回転が停止される。その後、図1の搬送機構127により第3の保持部71から基板Wが受け取られる。
このように、複数の基板回転部70の各々において、基板WのノッチNTがノッチ検出部72の検出位置に一致するように基板Wの位置合わせが行われる。上記のように、複数の保持部71の回転中心線は鉛直方向において互いに一致し、かつ複数のノッチ検出部72の検出位置は共通の鉛直線上に位置する。それにより、複数の基板回転部70において、基板WのノッチNTが基板Wの中心に関して同じ方向に位置する。各基板回転部70において、このような動作が連続的に繰り返される。
なお、図8においては、時点t4、時点t5および時点t6で各検出信号がハイになった後、次の基板Wが第1の保持部71上に載置されるまで(図8の時点t7、時点t8および時点t9)、各検出信号がハイに維持される。しかしながら、実際には、搬送機構127(図1)によって保持部71から受け取られた基板Wが搬送される際に、ノッチ検出部72の検出位置を基板Wの一部が通過するので、一時的に第1の検出信号がローになる。
本例では、検出信号がローに切り替わってから次にハイに切り替わるまでの時間が一定時間よりも短い場合には、電磁クラッチ74が切断状態に維持される。これにより、位置合わせ後の基板Wが搬送させる際に検出信号が一時的にローになっても、電磁クラッチ74が切断状態に維持される。
また、図8の例では、各保持部71上に基板Wが載置されたときに、ノッチNT以外の基板Wの周縁部の領域が各ノッチ検出部72の検出位置に位置する。しかしながら、実際には、保持部71上に基板Wが載置されたときに、ノッチ検出部72の検出位置に基板WのノッチNTが位置することもあり得る。この場合、ノッチ検出部72から出力される検出信号に基づいて、保持部71上に基板Wが載置されたことを検出することは困難である。
例えば、各保持部71には、基板Wを真空吸着するための吸引路が設けられる。その吸引路に圧力センサを取り付け、圧力センサにより検出される圧力(吸着圧)の変化に基づいて、保持部71上に基板Wが載置されたことを検出してもよい。保持部71上に基板Wが載置されたことが検出されると、例えば、電磁クラッチ74が接続状態に切り替えられ、改めてノッチ検出部72により基板WのノッチNTが検出されるまで、基板Wが回転される。
また、各保持部71上に基板Wが載置されるべきタイミングが予め定められている場合には、そのタイミングにおいて、電磁クラッチ74を接続状態に切り替えて各保持部71を一定角度だけ回転させてもよい。その一定角度は、基板Wの円周方向においてノッチNTが形成される角度(例えば5度)以上に設定される。この場合、保持部71上に基板Wが載置されているか否かを確実に判別することができる。保持部71上に基板Wが載置されている場合には、例えば、改めてノッチ検出部72により基板WのノッチNTが検出されるまで、引き続き基板Wが回転される。
(7)効果
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、基板Wに処理が施される前に、アライナAL1,AL2において基板Wの位置合わせが行われる。アライナAL1,AL2の各々においては、各保持部71に基板Wが保持された状態で、対応する電磁クラッチ74が接続状態に切り替わることにより、軸部材82の回転力がその保持部71に伝達される。それにより、保持部71に保持される基板Wが回転される。対応するノッチ検出部72により基板WのノッチNTが検出されると、対応する電磁クラッチ74が切断状態に切り替わる。それにより、各保持部71に保持される基板WのノッチNTが回転中心線に関して一定の方向に位置する状態で基板Wの回転が停止される。
このように、共通のモータ81により回転される共通の軸部材82の回転力が複数の電磁クラッチ74を介して複数の保持部71にそれぞれ伝達されるとともに、複数の保持部71の回転がそれぞれ所望の時点で停止される。それにより、複数のモータ81を設けることなく簡単な構成で複数の基板Wの位置合わせを並行して行うことができる。
また、本実施の形態では、アライナAL1,AL2により基板Wの位置合わせが行われた後、その基板Wが搬送機構127,128により塗布処理部121に搬送され、塗布処理部121において基板W上に反射防止膜およびレジスト膜が形成される。この場合、塗布処理部121に搬送される基板Wの向きが統一される。そのため、基板W上に反射防止膜およびレジスト膜を精度良く形成することができる。
また、本実施の形態では、搬送機構115と搬送機構127との間、および搬送機構115と搬送機構128との間における基板Wの受け渡しが、アライナAL1,AL2を介して行われる。それにより、基板処理装置100のスループットの低下が防止される。
また、本実施の形態では、基板W上に反射防止膜およびレジスト膜が形成された後、エッジ露光兼検査部EEWにおいて、基板Wの外観検査が行われる。この場合、エッジ露光兼検査部EEWに搬送される基板Wの向きが統一される。それにより、基板Wの中心に関して反射防止膜またはレジスト膜が対称でなく偏心している場合、その偏心の方向を正確に特定することができる。したがって、外観検査の結果に基づいて成膜処理に関わる基板処理装置100の各構成要素の動作を正確に補正することができる。その結果、基板Wに適正に処理を行うことができる。
(8)他の実施の形態
(8−1)
上記実施の形態では、ノッチ検出部72から出力される検出信号が電磁クラッチ74に直接与えられ、与えられた検出信号に応じて電磁クラッチ74が接続状態と切断状態とに切り替わるが、これに限らない。
例えば、複数のノッチ検出部72および複数の電磁クラッチ74に対応するように共通の制御部が設けられてもよい。この場合、複数のノッチ検出部72の各々から制御部に検出信号が与えられる。制御部は、与えられた検出信号に基づいて、複数の電磁クラッチ74を接続状態と切断状態とに切り替える。制御部は、各電磁クラッチ74を接続状態または切断状態に切り替えるタイミングを適宜調整することができる。それにより、基板Wの回転の開始タイミングおよび停止タイミングを適宜調整することができる。なお、共通の制御部の代わりに、複数のノッチ検出部72および複数の電磁クラッチ74にそれぞれ対応するように複数の制御部が設けられてもよい。
(8−2)
上記実施の形態では、複数のノッチ検出部72の検出位置が共通の鉛直線上に位置するが、これに限らない。例えば、複数のノッチ検出部72の検出位置が基板Wの周方向にずれていてもよい。この場合、各ノッチ検出部72により基板WのノッチNTが検出された後、検出されたノッチNTが基板Wの回転中心線に関して予め定められた方向に位置するように、基板Wが所定の角度回転される。これにより、複数の基板回転部70において、複数の基板WのノッチNTを回転中心線に関して同じ方向に位置させることができる。
(8−3)
上記実施の形態では、伝達切替部が電磁クラッチ74および駆動ベルト75により構成されるが、これに限らない、例えば、伝達切替部がメカニカルギア等により構成されてもよい。
(8−4)
上記実施の形態では、搬送部112と上段搬送室125との間にアライナAL1が設けられ、搬送部112と下段搬送室126との間にアライナAL2が設けられるが、アライナAL1,AL2の配置はこれに限らない。例えば、上段搬送室125と上段搬送室135との間にアライナAL1が設けられ、下段搬送室126と下段搬送室136との間にアライナAL2が設けられてもよい。この場合、基板Wが塗布処理部121に搬送される前に、アライナAL1,AL2において基板Wの位置合わせが行われる。それにより、上記の例と同様に、基板W上に反射防止膜およびレジスト膜を精度よく形成することができる。
(8−5)
上記実施の形態は、露光処理の前後における基板Wの処理を行う基板処理装置100に本発明を適用した例であるが、他の基板処理装置に本発明を適用してもよい。例えば、基板Wにエッチング液を供給することにより基板Wのエッチング処理を行う基板処理装置に本発明を適用してもよい。この場合、基板Wのエッチング処理の前に、上記のアライナAL1,AL2と同様の構成を有する位置合わせ装置によって基板Wの位置合わせが行われる。それにより、基板Wのエッチング処理をより適正に行うことができる。また、基板Wのエッチング処理後に基板Wの外観検査を行い、その検査結果に応じて各構成要素の動作を補正することにより、より精度良く基板Wのエッチング処理を行うことが可能になる。
(9)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、アライナAL1,AL2が位置合わせ装置の例であり、保持部71が保持部の例であり、ノッチNTが被検出部の例であり、軸部材82が軸部材の例であり、モータ81が回転駆動部の例であり、ノッチ検出部72が検出部の例であり、電磁クラッチ74および駆動ベルト75が伝達切替部の例であり、電磁クラッチ74がクラッチの例であり、駆動ベルト75が伝達部材の例である。また、塗布処理ユニット129が処理ユニットの例であり、基板処理装置100が基板処理装置の例であり、搬送機構127,128が第1の搬送機構の例であり、第1および第2の処理ブロック12,13が処理部の例であり、インデクサブロック11が搬入搬出部の例であり、アライナAL1,AL2および基板載置部PASS1,PASS2が受け渡し部の例であり、キャリア載置部111が容器載置部の例であり、キャリア113が収納容器の例であり、搬送機構115が第2の搬送機構の例であり、エッジ露光兼検査部EEWが外観検査装置の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
(10)参考形態
参考形態に係る位置合わせ装置は、被検出部を有する基板を略水平に保持しつつ上下方向の回転中心線の周りで回転可能にそれぞれ構成され、上下方向に並ぶように配置された複数の保持部と、上下方向に延びる軸心を有する軸部材と、軸部材を軸心を中心として回転させる回転駆動部と、複数の保持部にそれぞれ対応するように設けられ、対応する保持部により保持される基板の被検出部を検出するようにそれぞれ構成された複数の検出部と、複数の保持部にそれぞれ対応するように設けられ、対応する保持部に軸部材の回転を伝達する伝達状態と対応する保持部に軸部材の回転を伝達しない非伝達状態とに切り替わる複数の伝達切替部とを備え、複数の伝達切替部は、それぞれ対応する検出部による検出結果に基づいて、対応する保持部により回転される基板の被検出部が回転中心線に関して予め定められた共通の方向に位置するときに伝達状態から非伝達状態に切り替わるように構成されるものである。
その位置合わせ装置においては、上下方向に並ぶように複数の保持部が配置され、その複数の保持部に対応するように複数の検出部および複数の伝達切替部がそれぞれ設けられる。また、上下方向に延びる軸心を有する軸部材が設けられ、その軸部材が回転駆動部により回転される。
各保持部に基板が保持された状態で、対応する伝達切替部が伝達状態に切り替わることにより、軸部材の回転力がその保持部に伝達される。それにより、保持部に保持される基板が回転される。また、各保持部により基板が回転される状態で、対応する検出部により基板の被検出部が検出される。その検出結果に基づいて、対応する伝達切替部が非伝達状態に切り替わる。それにより、各保持部に保持される基板の被検出部が回転中心線に関して一定の方向に位置する状態で基板の回転を停止させることができる。
このように、共通の回転駆動部により回転される共通の軸部材の回転力が複数の伝達切替部を介して複数の保持部にそれぞれ伝達されるとともに、複数の保持部の回転がそれぞれ所望の時点で停止される。それにより、複数の回転駆動部を設けることなく簡単な構成で複数の基板の位置合わせを並行して行うことができる。
各伝達切替部は、軸部材に取り付けられたクラッチと、クラッチから対応する保持部に回転力を伝達する伝達部材とを含み、クラッチが接続される場合に伝達切替部が伝達状態となり、クラッチが切断される場合に伝達切替部が非伝達状態となってもよい。
この場合、簡単な構成で容易に各伝達切替部を伝達状態と非伝達状態とに切り替えることができる。
複数の検出部は、複数の保持部の回転中心線に平行な上下方向の直線上に並ぶように配置され、それぞれ対応する保持部により回転される基板の被検出部が回転中心線に関して予め定められた方向に位置するときにその被検出部を検出するように構成され、複数の伝達切替部は、それぞれ対応する検出部により基板の被検出部が検出されたときに伝達状態から非伝達状態に切り替わるように構成されてもよい。
この場合、各保持部に保持される基板の被検出部が回転中心線に関して一定の方向に位置するときに、対応する検出部によりその被検出部が検出され、対応する伝達切替部が伝達状態から非伝達状態に切り替わる。それにより、各保持部に保持される基板の被検出部が回転中心線に関して一定の方向に位置する。したがって、複数の基板の位置合わせを容易に行うことができる。
参考形態に係る基板処理装置は、基板に予め定められた処理を行う処理ユニットと、上記の位置合わせ装置と、位置合わせ装置による位置合わせ後の基板を処理ユニットに搬送するように構成された第1の搬送機構とを備えたものである。
その基板処理装置においては、上記の位置合わせ装置による位置合わせ後の基板が第1の搬送機構により処理ユニットに搬送される。これにより、処理ユニットに搬送される基板の向きが統一される。それにより、基板の処理精度が向上される。
また、上記の位置合わせ装置が用いられるので、簡単な構成で複数の基板の位置合わせを並行して行うことができる。それにより、基板処理装置のスループットの低下が防止されるとともに、基板処理装置の構成の複雑化が抑制される。
基板処理装置は、処理部と、処理部に対して基板を搬入および搬出するための搬入搬出部と、処理部と搬入搬出部との間に設けられる受け渡し部とをさらに備え、処理部は、処理ユニットおよび第1の搬送機構を含み、搬入搬出部は、基板を収納する収納容器が載置される容器載置部と、容器載置部に載置された収納容器と受け渡し部との間で基板を搬送する第2の搬送機構とを含み、受け渡し部は、位置合わせ装置を含んでもよい。
この場合、搬入搬出部の容器載置部上に載置された収納容器に収納される基板が第2の搬送機構によって受け渡し部の位置合わせ装置に搬送される。位置合わせ装置による位置合わせ後の基板が第1の搬送機構によって処理ユニットに搬送される。このように、第1の搬送機構と第2の搬送機構との間における基板の受け渡しが位置合わせ装置を介して行われるので、基板処理装置のスループットの低下が防止される。
基板処理装置は、処理ユニットによる処理後の基板の外観を検査する外観検査装置をさらに備えてもよい。
この場合、外観検査装置に搬送される基板の向きが統一される。そのため、処理ユニットにおいて基板に行われた処理が、基板の中心に関して対称でなく偏心している場合、外観検査時にその偏心の方向を正確に特定することができる。したがって、外観検査の結果に基づいて各構成要素の動作を補正することにより、基板に適正に処理を行うことが可能になる。
本発明は、種々の基板の処理に有効に利用することができる。
11 インデクサブロック
12 第1の処理ブロック
13 第2の処理ブロック
14 インターフェイスブロック
14A 洗浄乾燥処理ブロック
14B 搬入搬出ブロック
15 露光装置
70 基板回転部
71 保持部
72 ノッチ検出部
74 電磁クラッチ
75 駆動ベルト
81 モータ
82 軸部材
100 基板処理装置
129 塗布処理ユニット
EEW エッジ露光兼検査部
NT ノッチ

Claims (5)

  1. 基板に予め定められた処理を行う処理ユニットと第1の搬送機構とを含む処理部と、
    前記処理部に対して基板を搬入および搬出するための搬入搬出部と、
    前記処理部と前記搬入搬出部との間に設けられる受け渡し部とを備え、
    前記搬入搬出部は、
    基板を収納する収納容器が載置される容器載置部と、
    前記容器載置部に載置された収納容器と前記受け渡し部との間で基板を搬送する第2の搬送機構とを含み、
    前記受け渡し部は、位置合わせ装置を含み、
    前記第2の搬送機構は、前記収容容器から取り出した基板を前記位置合わせ装置に搬送するように構成され、
    前記第1の搬送機構は、前記位置合わせ装置による位置合わせ後の基板を前記処理ユニットに搬送するように構成され、
    前記位置合わせ装置は、
    被検出部を有する基板を略水平に保持しつつ上下方向の回転中心線の周りで回転可能にそれぞれ構成され、上下方向に並ぶように配置された複数の保持部と、
    上下方向に延びる軸心を有しかつ前記複数の保持部に共通に設けられた軸部材と、
    前記軸部材を前記軸心を中心として回転させかつ前記複数の保持部に共通に設けられた回転駆動部と、
    前記複数の保持部にそれぞれ対応するように設けられ、対応する保持部により保持される基板の被検出部を検出するようにそれぞれ構成された複数の検出部と、
    前記複数の保持部にそれぞれ対応するように設けられ、対応する保持部に前記軸部材の回転を伝達する伝達状態と対応する保持部に前記軸部材の回転を伝達しない非伝達状態とに切り替わる複数の伝達切替部とを備え、
    前記複数の伝達切替部は、それぞれ対応する検出部による検出結果に基づいて、対応する保持部により回転される基板の被検出部が回転中心線に関して予め定められた共通の方向に位置するときに前記伝達状態から前記非伝達状態に切り替わるように構成され、
    前記軸部材および前記回転駆動部は、水平面上の第1の方向において前記複数の保持部と隣り合うように配置され、
    前記複数の検出部は上下方向に並ぶように配置され、各検出部は、水平面上で前記第1の方向と交差する第2の方向において対応する保持部と隣り合うように配置され、
    前記第2の搬送機構は、前記位置合わせ装置の各保持部に水平面上で前記第1の方向と交差する第3の方向に基板を搬送するように構成され、
    前記第1の搬送機構は、前記位置合わせ装置の各保持部から前記第3の方向に基板を搬送するように構成される、基板処理装置。
  2. 各伝達切替部は、
    前記軸部材に取り付けられたクラッチと、
    前記クラッチから対応する保持部に回転力を伝達する伝達部材とを含み、
    前記クラッチが接続される場合に前記伝達切替部が前記伝達状態となり、前記クラッチが切断される場合に前記伝達切替部が前記非伝達状態となる、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記複数の検出部は、それぞれ対応する保持部により回転される基板の被検出部が回転中心線に関して前記予め定められた方向に位置するときにその被検出部を検出するように構成され、
    前記複数の伝達切替部は、それぞれ対応する検出部により基板の被検出部が検出されたときに前記伝達状態から前記非伝達状態に切り替わるように構成される、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記処理ユニットによる処理後の基板の外観を検査する外観検査装置をさらに備えた、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記伝達部材は、対応する保持部前記クラッチとの間で前記第1の方向に延びるように設けられたベルトを含む、請求項2記載の基板処理装置。
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