JP6180896B2 - 発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法 - Google Patents

発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6180896B2
JP6180896B2 JP2013237310A JP2013237310A JP6180896B2 JP 6180896 B2 JP6180896 B2 JP 6180896B2 JP 2013237310 A JP2013237310 A JP 2013237310A JP 2013237310 A JP2013237310 A JP 2013237310A JP 6180896 B2 JP6180896 B2 JP 6180896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
time
power plant
unit
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013237310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015096718A (ja
Inventor
川田 みゆき
みゆき 川田
矢敷 達朗
達朗 矢敷
泰浩 吉田
泰浩 吉田
吉田 卓弥
卓弥 吉田
恩敬 金
恩敬 金
幸徳 片桐
幸徳 片桐
野村 健一郎
健一郎 野村
和典 山中
和典 山中
文之 鈴木
文之 鈴木
典宏 弥永
典宏 弥永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2013237310A priority Critical patent/JP6180896B2/ja
Publication of JP2015096718A publication Critical patent/JP2015096718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6180896B2 publication Critical patent/JP6180896B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Turbines (AREA)

Description

本発明は、蒸気タービンを構成に含む発電プラントの起動制御方法に関する。
風力発電や太陽光発電に代表される再生可能エネルギーに接続する系統電力の安定化、燃料コスト削減及び環境負荷低減を目的に、蒸気タービン発電プラントの起動時間の更なる短縮が求められている。
蒸気タービンの起動時には、蒸気の温度や流量が急激に上昇する結果、タービンロータの表面が内部と比較して昇温し、半径方向の温度勾配が大きくなって熱応力が増大する。熱応力によりタービンロータに蓄積される低サイクル熱疲労がタービンロータ材料の限界値を超えると、タービンロータにクラックを生じる可能性があり、装置を交換するといった何らかの対応処置が必要となる。各起動停止サイクルの間に、タービンロータに蓄積される低サイクル熱疲労は、熱応力によるタービンロータ寿命の減少分、すなわち寿命消費量と定義することができる。ここで、寿命消費量は、熱応力により発生する低サイクル熱疲労によって、タービンロータにクラックが発生する時を100%としたものである。
一回の起動中に発生した熱応力ピーク値(σmax)と、その起動によるタービンロータの寿命消費量LCとには、一定の相関がある。
蒸気タービンの停止時間が長くなると、自然冷却によりタービンロータ内部の温度が低下するため、起動時の熱応力が増大する。すなわち、寿命消費量が増大する。寿命消費量を抑えるためには、起動時間を長くする必要がある。
一般的に、プラントの初期運用計画として、蒸気タービンの停止時間あるいはタービンロータ内部の温度に応じてホット、ウォーム、コールド等と呼ばれる複数の起動モードが準備される。
起動モードは、起動開始から目標負荷到達までの、ボイラー点火、タービン通気、タービン昇速、ヒートソーク、負荷上昇、負荷保持等の開始時刻及びタービン回転速度上昇率、発電機出力上昇率、ヒートソーク時間、負荷保持時間からなる起動スケジュールを定めたものである。
そして、プラント運用年数以内に寿命消費量の積算値が100%を超えないように、各起動モードの一年間の起動回数及び一回の起動あたりの寿命消費量計画値が設定される。例えば、ホット、ウォーム、コールドの3つの起動モードを定義し、プラント運用年数を30年間として、各起動モードの一年間の起動回数を100回、15回、2回、各起動モードに対する寿命消費量計画値を0.012%、0.078%、0.083%と設定している。この例では寿命消費量計画値のプラント運用年数30年間の積算値は約76%であり、安全のため100%に対して余裕を持たせている。
各起動モードでは、寿命消費量が寿命消費量計画値を超えないように、寿命消費量計画値と、一定の熱応力−寿命消費量曲線とから、熱応力制限値が設定される。また、各起動モードの起動スケジュールは、σmaxが熱応力制限値を超えないように設定される。
蒸気タービンの起動時間を短縮する方法は、特許文献1及び非特許文献1に開示されている。
特許文献1で開示されている蒸気タービンの起動制御方法では、第1段内面メタル温度に基づきベリホット、ホット、ウォーム、コールドの4つの起動モードのうちから1つの起動モードを決定する。さらに、第1段内面メタル温度が、あらかじめ設定したモード変更許可帯に相当する範囲内にあれば、一段階速い起動モードへの変更が可能であることを表示し、ユーザーに起動モード変更の有無を決定させる。これにより、起動時間の短縮を優先させることができる。
また、非特許文献1で開示されている蒸気タービンの起動制御方法では、蒸気タービン起動中にリアルタイムで熱応力を予測計算することで、熱応力を一定の熱応力制限値以内に抑えながら起動時間を最短とする。
特開昭62−279207号公報 松本茂他2名:火力発電プラントの熱応力予測によるタービン最適起動技術、東芝レビュー、Vol.65、No.4 p.64−67(2010)
背景技術で述べたように、各起動モードで決めている熱応力制限値は、プラント運用年数を維持するためのものである。起動中にσmaxが熱応力制限値を超えただけでは、蒸気タービンの機能や安全性に悪影響のある損傷は生じず、寿命消費量が初期運用計画よりも増えるにすぎない。
したがって、本来、電力需給が逼迫した状況では、初期運用計画で定めていた寿命消費量を超えるような高速起動を行い、その代わり、電力需給に余裕がある時に、寿命消費量を初期運用計画よりも低く抑えた低速起動を行うことで、プラント運用年数を変えずに、より効率の良い運用が可能なはずである。
しかしながら、非特許文献1の起動制御方法では、初期運用計画で定めた寿命消費量計画値を超えないように起動制御することのみが提示されているため、蒸気タービン発電プラントの即応力が十分に活かされない。
一方、特許文献1の起動制御方法では、寿命消費量の増大についての十分な考慮がなされておらず、通常の起動モードより1段階速い起動モードに変更することによる寿命消費量の増大はユーザーに提示されない。このため、ユーザーにとって起動モードの変更をするべきか、寿命消費量の観点から判断することが困難であった。
また、第1段内面メタル温度がモード変更許可帯以外の範囲にある場合は、寿命消費量を増大させて起動時間の短縮を図るといったことができない。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、発電プラント起動時の電力需給、燃料コスト、環境対策等の状況に合わせて、初期運用計画で定められた寿命消費量計画値よりも多い、あるいは少ない寿命消費量となる起動モードを選択可能な蒸気タービン発電プラントの起動制御装置および起動制御方法を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成される。
本発明の発電プラントの起動制御装置は、発電機を駆動するタービンと、上記タービンを駆動するタービン駆動部と、上記タービンの停止時間、起動時間、及び上記タービンの寿命の減少率を示す寿命消費率からなる起動モードを複数表示する画面表示部と、上記画面表示部に表示された上記複数の起動モードのうちのいずれか一つを操作者が選択操作するための入力部と、上記入力部により選択され起動モードに従って上記タービンに駆動指令を供給するタービン駆動指令部とを備える。
また、本発明の発電プラントの起動制御方法は、発電機を駆動するタービンの停止時間、起動時間、及び上記タービンの寿命の減少率を示す寿命消費率からなる起動モードを複数個、画面表示部に表示し、入力部を介して操作者により選択された、上記画面表示部に表示された上記複数の起動モードのうちのいずれか一つの起動モードに従って、タービン駆動部指令部により上記タービンに駆動指令を供給する。
発電プラント起動時の電力需給、燃料コスト、環境対策等の状況に合わせて、初期運用計画で定められた寿命消費量計画値よりも多い、あるいは少ない寿命消費量となる起動モードを選択可能な蒸気タービン発電プラントの起動制御装置および起動制御方法を実現することができる。
本発明の第1の実施例による蒸気タービン発電プラントの概略構成図である。 本発明の第1の実施例の形態による蒸気タービン発電プラントにおける起動モードマップの例を示した図である。 本発明の第1の実施例による蒸気タービン発電プラントにおける起動モードマップに含まれる起動モードの起動時間及び寿命消費量の例を示した図である。 本発明の第1の実施例による蒸気タービン発電プラントに備えられた画面表示装置に表示する起動モードの一覧を示した図である。 本発明の第2の実施例による蒸気タービン発電プラントに備えられた画面表示装置に表示する表示項目の例を示した図である。 本発明の第3の実施例による蒸気タービン発電プラントの概略構成図である。 本発明の第3の実施例による蒸気タービン発電プラントに備えられた運用計画設定装置のブロック図である。 本発明の第3の実施例による蒸気タービン発電プラントに備えられた画面表示装置に表示する表示項目の例を示した図である。 タービンロータに発生する熱応力とタービンロータの寿命消費量の関係を表した図である。 プラントの初期運用計画における、各起動モード一回の運転あたりの寿命消費量計画値の設定例を示した図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
(第1の実施例)
図1は、本発明の第1の実施例である蒸気タービン発電プラントの概略構成図である。
図1において、蒸気タービン発電プラントは、熱源装置1と、蒸気発生装置2と、蒸気タービン3と、発電機4と、熱源媒体量調整装置14と、主蒸気加減弁15と、及び蒸気タービン起動制御装置21とを備えている。第1の実施例では、熱源装置1がガスタービンである場合、つまり蒸気タービン発電プラントがコンバインドサイクル発電プラントである場合を例に挙げて説明する。
熱源装置1では、熱源媒体5(本例ではガス燃料、液体燃料、水素含有燃料等の燃料)に保有される熱量により低温媒体6(本例では燃料とともに燃焼される空気)が加熱され、高温媒体7(本例ではガスタービンを駆動した燃焼ガス)として蒸気発生装置2に供給される。
蒸気発生装置2(本例では排熱回収ボイラ)では、熱源装置1で生成した高温媒体7の保有熱との熱交換により給水が加熱されて蒸気8が発生する。そして、蒸気発生装置2で発生した蒸気8によって蒸気タービン3が駆動する。蒸気タービン3には発電機4が同軸に連結されていて、蒸気タービン3の回転駆動力が発電機4により電力に変換される。発電機4の発電出力は、例えば電力系統(図示せず)に出力される。また、蒸気タービン3には温度計13が設けられている。温度計13は蒸気タービン3の初段のケーシング等のメタル温度を計測する。
熱源媒体量調整装置14(本例では燃料調整弁)は、熱源装置1に対する熱源媒体5の供給経路に設けられていて、この熱源媒体量調整装置14によって熱源装置1に供給する熱源媒体量が調整される。熱源媒体量調整装置14は蒸気タービン発電プラントのプラント負荷を調整する調整装置として機能する。
また、熱源媒体5の供給経路には、熱源媒体量調整装置14の下流側に流量計11が設けられていて、流量計11によって熱源装置1に対する熱源媒体5の供給量が計測される。
主蒸気加減弁15は、蒸気発生装置2と蒸気タービン3とを接続する主蒸気配管に設けられている。これは蒸気タービン3に供給する蒸気流量を調節するものであって、蒸気タービン発電プラントのプラント負荷を調整する調整装置として機能し得る。
また、主蒸気配管には、主蒸気加減弁15の下流側(蒸気タービン3側)の位置に圧力計12が設けてある。圧力計12は、主蒸気配管を流れる主流蒸気の圧力を計測する。
熱源装置1、蒸気発生装置2、流量計11、圧力計12、温度計13、熱源媒体量調整装置14、及び主蒸気加減弁15により、タービン駆動部が形成される。
蒸気タービン起動制御装置21には、プラントの状態量を示す各種計測値が計測値データ16として入力される。また、蒸気タービン起動制御装置21から、機器操作量指令値17が出力される。例えば、熱源媒体量調整装置14に対する熱源媒体調整指令値、及び主蒸気加減弁15に対する主蒸気加減指令値等である。
この蒸気タービン起動制御装置21は、起動モード記憶装置22と、起動モード選択装置23と、画面表示装置24と、入力装置25と、機器操作量決定装置26とを要素として含んでいる。起動モード選択装置23と、機器操作量決定装置26とによりタービン駆動指令部が形成される。
各要素については、以下に順次説明する。
図2は起動モード記憶装置22がハードディスク等の記憶装置に記憶させておく起動モードマップの例を示した図である。
図2に示した起動モードマップは、縦方向に停止時間、横方向に起動時間をそれぞれ数段階に並べた二次元の表である。起動モードマップの各要素には起動モードを割り当てる。各起動モードには、寿命消費量を割り当てる。それぞれの起動モードは、タービンの停止時間、起動時間、及びタービンの寿命の減少率を示す寿命消費率からなる。
図3は、起動モードマップに含まれる各起動モードに割り当てた寿命消費量の例を示した図である。
寿命消費量は、次のように決めることができる。まず、各起動モードの停止時間と起動時間、起動スケジュールとから、主蒸気配管を流れる蒸気8の圧力、蒸気タービン3の内部温度を基にして、タービンロータへの伝熱計算によりタービンロータの半径方向の温度分布を計算する。次に、タービンロータの線膨張率、ヤング率、ポアソン比等を用いた材料力学計算によってタービンロータの熱応力を計算する。このようにして計算した毎時刻の熱応力を基に、一回の起動過程におけるσmaxを計算する。背景技術で述べたように、寿命消費量LCは、図9の熱応力−寿命消費量曲線91で示すように、σmaxの関数であるから、σmaxより寿命消費量を計算する。
ここで、主蒸気配管を流れる蒸気8の圧力、蒸気タービン3の内部温度は、実証試験データあるいは過去の類似型式の蒸気タービン運用時の計測値データを用いることもできるが、理論計算あるいはシミュレーションによる推定値を用いてもよい。
背景技術で述べたように、停止時間が長くなるほど、また、起動時間が短くなるほど、起動時の熱応力及び寿命消費量が大きくなる。例えば、図3に示した例において、停止時間10時間、起動時間30分を条件とする起動モード「a」(図2)に割り当てられる寿命消費量(0.015%)と比較して、停止時間10時間、起動時間60分を条件とする起動モード「E」(図2)の寿命消費量(0.010%)は小さく、停止時間20時間、起動時間30分を条件とする起動モード「b」(図2)の寿命消費量(0.024%)は大きい。
図2及び図3で、「−」で示した範囲には起動モードが存在しないことを示している。これは、停止時間に対して起動時間が短すぎる場合、熱応力以外の熱延びや振動などが問題となり、そのような条件で起動すべきではないためである。
背景技術で述べたように、1回の起動における寿命消費量計画値はプラント運用年数と起動回数を考慮して初期運用計画で計画される。
第1の実施例では、図10に示した初期運用計画が策定されている場合について説明する。図10に示した起動モード区分のうち、「ホット」には図2の[A」〜「I」、「a」「b」、「イ」が相当するものとする。同様に、図10の「ウォーム」には図2の「c」「d」「ロ」「J」が、図10の「コールド」には図2の[e」〜「m」、「ハ」が相当するものとする。
第1の実施例では、図2中、「イ」、「ロ」、「ハ」を、それぞれ、図10に示したホット、ウォーム、コールドの各起動モード区分における標準的な起動モードとしている(寿命消費量計画値と寿命消費量との値が一致)。
起動モード選択装置23は、起動モード記憶装置22に記憶されている起動モードマップに含まれる起動モードの一部または全てのデータを画面表示装置24に渡す。また、入力装置25から入力された信号により選択された起動モードを判別し、選択された起動モードに割り当てられた起動スケジュールを機器操作量決定装置26に渡す。
画面表示装置24は、起動モード選択装置23から受けた起動モードのデータをユーザー(操作者)が選択可能なように画面に表示する。
図4は、初期運用計画が策定されている場合における、画面表示装置24に表示する起動モードの一覧を示した図である。起動モード番号は説明の便宜のためにここでは文字を使用しているが、数字でもよい。
ユーザーは、画面表示装置24に表示された一覧から、停止時間、起動時間及び寿命消費量を考慮し、最善と判断した起動モードを1つ選択する命令を入力装置25に入力する。
例えば、蒸気タービン発電プラントの運用の都合上、停止時間が20時間を超えるが30時間以内に収まる見込みである場合は、ユーザーは、図4中の起動モード「c」、「d」、「ロ」、「J」の中から起動モードを選択する。ここで、起動モード「ロ」が標準的な起動モードであるが、起動時間の短縮の優先度に応じて、起動モード「c」または「d」を選択可能である。反対に、寿命消費量の節約を最優先としたい場合は、起動モード「J」を選択可能である。
入力装置25は、ユーザーから起動モードの選択を信号として受け付け、起動モード選択装置23に信号として渡す。
機器操作量決定装置26は、起動モード選択装置23で選択された起動モードに設定された起動スケジュール及び入力された計測値データ16を基にして、例えばPID制御によって機器操作量指令値17を決定する。機器操作量指令値17には熱源媒体調整指令値及び主蒸気加減指令値があり、それぞれ熱源媒体量調整装置14及び主蒸気加減弁15の操作量(この例では弁開度)を調整する。
第1の実施例によれば、プラント運用年数を一定とした場合における、画面表示装置24に、蒸気タービン3の停止時間、起動時間及び寿命消費量の複数の組み合わせについて、画面表示装置24に表示し、表示された上記複数の組み合わせのうちの適正なものを入力装置25によりユーザーが選択し、この選択に従って機器の操作が実行される。
したがって、プラント運用年数を変えずに、電力需要が逼迫した状況下では初期運用計画で定めていた寿命消費量計画値を超える寿命消費量が設定された起動モードによる高速起動を行い、反対に電力需給に余裕がある状況下では初期運用計画で定めていた寿命消費量計画値より少ない寿命消費量が設定された起動モードによる低速起動を行うといった、臨機応変で効率の良いプラント運用が可能となる。また、本発明の第1の実施例によれば、系統電力の安定化、燃料コスト削減及び環境負荷低減等の社会的状況を考慮した、フレキシブルな起動制御が可能となる。
本発明の第1の実施例によれば、発電プラント起動時の電力需給、燃料コスト、環境対策等の状況に合わせて、初期運用計画で定められた寿命消費量計画値よりも多い、あるいは少ない寿命消費量となる起動モードを選択可能な蒸気タービン発電プラントの起動制御装置および起動制御方法を実現することができる。
(第2の実施例)
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
第2の実施例が第1の実施例と相違する点は、入力装置25がユーザーから起動完了期限を受け付け、起動モード選択装置23が、蒸気タービン発電プラントの現在日時、停止日時、起動完了期限に基づき起動開始期限及び起動完了予定日時を計算し、起動モード記憶装置22から、選択可能な起動モードの候補を抽出し、画面表示装置24が、抽出された起動モード候補一覧を表示する点である。
第2の実施例のその他の構成については、第1の実施例と同様となっているので、図示及び詳細な説明は省略する。
図5は、第2の実施例における、画面表示装置24が表示する起動モード選択画面31の例を示す図である。
図5において、ユーザーが停止日時入力枠32に蒸気タービン発電プラントの停止日時を入力し、起動完了期限入力枠33に起動完了期限を入力すると、入力装置25がこれらの入力を受け付け、起動モード選択装置23に渡す。
起動モード選択装置23は、現在日時と、入力された停止日時、起動完了期限及び起動モード記憶装置22に記憶されている起動モードマップとから、選択可能な起動モードを抽出する。
例えば、現在日時が10月1日12時0分、停止日時が10月1日0時0分、起動完了期限が10月2日6時30分の場合、図2に示した起動モードマップにおいて、選択可能な起動モードとして、現在日時において停止時間が既に12時間経っていることから、停止時間が10時間以内の起動モードは除外される。また、停止日時から起動完了期限まで30時間30分であるため、起動時間を考慮すると停止時間が30時間を超える起動モードは除外される。
画面表示装置24は、抽出した起動モードを起動モード候補一覧35として表示する。
起動モード候補一覧35は、起動モード番号、起動開始期限、起動完了予定、起動時間、寿命消費量を並べた一覧表である。
ここで、起動開始期限は、停止時間に基づく起動開始期限と、起動完了期限及び起動時間から逆算した起動開始期限とを比較して早いほうの日時であり、起動完了予定は、起動開始期限に起動時間を加算した日時である。
ユーザーは、起動モード候補一覧35に表示された項目を互いに比較し、状況に応じて都合の良い起動モードを選択し、その起動モード番号を起動モード番号入力枠34に入力する。
ユーザーは、画面表示装置24に表示されている起動開始期限以内に蒸気タービン発電プラントの起動を開始させることで、確実に寿命消費量を管理しながら起動完了期限を守ることができる。
なお、第2の実施例では、停止日時が現在日時より未来の予定であってもよい。
また、機器操作量決定装置26から起動モード記憶装置22に停止日時をフィードバックして記録し、停止日時が現在日時より過去である場合に起動モード選択装置23が停止日時入力枠32に停止日時を表示するように画面表示装置24に信号を渡すことで、ユーザーが停止日時を入力する手間を省くことができる。
本発明の第2の実施例では、停止日時と起動完了期限とから起動モードを抽出した例を示したが、この第2の実施例と同様の構成で、起動開始日時、寿命消費量、起動時間等の条件をユーザーに入力させて抽出条件として使用することもできる。
本発明の第2の実施例によれば、第1の実施例と同様な効果を得ることができる他、起動モードマップに含まれる起動モードの数が多い場合でも、実行不可能な起動モードは自動的に除外されるので、ユーザーが起動モード候補一覧から除外する手間が省ける。また、ユーザーにとって時間的制約、起動時間、寿命消費量の比較検討がしやすく、効率的なプラント運用が可能となる。
(第3の実施例)
次に、本発明の第3の実施例について説明する。
図6は、本発明の第3の実施例が適用された蒸気タービン発電プラントの概略構成図である。第1の実施例と同様の部分については、同符号を付して説明を省略する。
第3の実施例が第1の実施例と相違する点は、プラント状態量の計測値を基に寿命消費量を計算、蓄積し、プラント運用年数内の寿命消費量計画値に基づいて起動モード区分ごとの残起動回数を計算し、表示する点である。以下、相違点を詳しく説明する。
図6において、寿命消費量計算装置101は、蒸気タービン発電プラント起動中に計測値データ16を受け取り、一回の起動による寿命消費量を計算する。寿命消費量の計算方法は、第1の実施例と同様であるので、説明は省略する。
運用計画設定装置102は、寿命消費量計算装置101で計算した寿命消費量に基づき、初期運用計画で策定していた起動モード区分ごとの残起動回数を計算して、画面表示装置24で表示する。
次に、運用計画設定装置102の詳細について、図7を用いて説明する。
図7は、運用計画設定装置102の詳細を表すブロック図である。
図7において、寿命消費量記憶装置103は、寿命消費量計算装置101で計算した一回の起動による寿命消費量をハードディスク等の記憶装置に記憶する。
寿命消費量積算値計算装置104は、寿命消費量記憶装置103に記憶されている寿命消費量を積算して、起動モード区分ごとの寿命消費量積算値を求める。
残起動回数計算装置105は、寿命消費量積算値計算装置104で計算された起動モード区分ごとの寿命消費量積算値と、初期運用計画で策定されている寿命消費量計画値から定まる寿命消費量積算値とを比較することで、残起動回数を計算する。
具体的な計算例を説明する。プラント運用年数30年として図10に示した初期運用計画では、ホット区分による寿命消費量積算値は0.012%×100回×30年=36%と定まる。現在がプラント運用10年目の途中とすると、当年度の終わりまでの寿命消費量積算値は0.012%×100回×10年=12%が目安となる。
それに対して、寿命消費量積算値計算装置104が計算した初年度からのホット区分の寿命消費量積算値が11.5%の場合、当年度の終わりまでに消費可能な寿命消費量の目安は12%−11.5%=0.5%である。これより、図8の表示例に示すように、当年度の残起動回数は、0.5%/0.012%≒41回(小数点以下切り捨て)と計算される。
同様に、ウォーム区分については、初期運用計画における当年度の終わりまでの寿命消費量積算値の目安は図10より0.078%×15回×10年=11.7%である。対して寿命消費量積算値計算装置104が計算した初年度からのウォーム区分の寿命消費量積算値が11.37%の場合、当年度の終わりまでに消費可能な寿命消費量の目安は11.7%−11.37%=0.33%となり、当年度の残起動回数は、0.33%/0.078%≒4回(小数点以下切り捨て)と計算される。
コールド区分についてもホット、ウォームと同様の計算により、初期運用計画における1年間の起動回数と、今年度の起動回数、残起動回数を求められる。計算の具体例は省略する。
画面表示装置24は、図4あるいは図5に示した起動モード候補一覧とともに、残起動回数計算装置105で計算された残起動回数を表示する。図8に示す表示例では、ユーザーが初期運用計画と実績との比較がしやすいように、起動回数を当初計画、今年度の起動実績、今年度の残起動回数、標準的な起動モードの寿命消費量計画値を並べて表示している。
この例では1年間を単位として残起動回数を計算し表示しているが、プラント運用年数全体あるいは半年ごとの残起動回数を計算し表示してもよい。
本発明の第3の実施例によれば、第1の実施例と同様な効果を得ることができる他、ユーザーは、初期運用計画に対して安全かつ臨機応変に寿命消費量あるいは起動回数を変動させた運用が可能となり、蒸気タービン発電プラントの即応力を最大限に活用し、かつ、プラント運用年数を維持することできる。
1・・・熱源装置、2・・・蒸気発生装置、3・・・蒸気タービン、4・・・発電機、5・・・熱源媒体、6・・・低温媒体、7・・・高温媒体、8・・・蒸気、11・・・流量計(計測器)、12・・・圧力計(計測器)、13・・・温度計(計測器)、14・・・熱源媒体量調整装置、15・・・主蒸気加減弁、16・・・計測値データ、17・・・機器操作量指令値、21・・・蒸気タービン起動制御装置、22・・・起動モード記憶装置、23・・・起動モード選択装置、24・・・画面表示装置、25・・・入力装置、26・・・機器操作量決定装置、31・・・起動モード選択画面、32・・・停止日時入力枠、33・・・起動完了期限入力枠、34・・・起動モード番号入力枠、35・・・起動モード候補一覧、91・・・熱応力−寿命消費量曲線、101・・・寿命消費量計算装置、102・・・運用計画設定装置、103・・・寿命消費量記憶装置、104・・・寿命消費量積算値計算装置、105・・・残起動回数計算装置

Claims (8)

  1. 発電機を駆動するタービンと、
    上記タービンを駆動するタービン駆動部と、
    上記タービンの停止時間、起動時間、及び上記タービンの寿命の減少率を示す寿命消費率からなる起動モードを複数表示する画面表示部と、
    上記画面表示部に表示された上記複数の起動モードのうちのいずれか一つを操作者が選択操作するための入力部と、
    上記入力部により選択され起動モードに従って上記タービンに駆動指令を供給するタービン駆動指令部と、
    を備えることを特徴とする発電プラントの起動制御装置。
  2. 請求項1に記載の発電プラントの起動制御装置において、
    上記タービンの停止時間、起動時間、及び上記タービンの寿命の減少率を示す寿命消費率からなる起動モードを複数記憶する起動モード記憶部を備え、上記画面表示部は、上記起動モード記憶部に記憶された複数の起動モードを表示することを特徴とする発電プラントの起動制御装置。
  3. 請求項2に記載の発電プラントの起動制御装置において、
    上記タービン駆動指令部は、起動モード選択部と、操作量決定部とを有し、
    上記起動モード選択部は、上記入力部から入力されるタービン起動完了期限、停止日時、起動完了期限に基いて、上記タービンの起動開始期限、起動完了予定日時を計算し、上記起動モード記憶部に記憶された起動モードのうちの選択可能な起動モードを抽出し、抽出した起動モードを上記画面表示部に表示させることを特徴とする発電プラントの起動制御装置。
  4. 請求項2に記載の発電プラントの起動制御装置において、
    寿命消費量計算部と、運用計画設定部と、上記タービン駆動部に配置され、上記タービンの温度と蒸気圧力を計測する計測器とを備え、
    上記寿命消費量計算部は、上記計測器により計測されたタービンの温度と蒸気圧力に基いて、上記タービンの1回の起動による寿命消費量を計算し、上記運用計画設定部は、上記寿命消費量計算部が計算した上記1回の起動による寿命消費量に基いて、予め定められた起動モード区分ごとの、上記タービンの残起動回数を計算し、上記画面表示部に表示させることを特徴とする発電プラントの起動制御装置。
  5. 発電機を駆動するタービンの停止時間、起動時間、及び上記タービンの寿命の減少率を示す寿命消費率からなる起動モードを複数個、画面表示部に表示し、
    入力部を介して操作者により選択された、上記画面表示部に表示された上記複数の起動モードのうちのいずれか一つの起動モードに従って、タービン駆動部指令部により上記タービンに駆動指令を供給することを特徴とする発電プラントの起動制御方法。
  6. 請求項5に記載の発電プラントの起動制御方法において、
    上記タービンの停止時間、起動時間、及び上記タービンの寿命の減少率を示す寿命消費率からなる起動モードの複数を起動モード記憶部に記憶させ、上記起動モード記憶部に記憶された複数の起動モードを上記画面表示部に表示することを特徴とする発電プラントの起動制御方法。
  7. 請求項6に記載の発電プラントの起動制御方法において、
    上記入力部から入力されるタービン起動完了期限、停止日時、起動完了期限に基いて、上記タービンの起動開始期限、起動完了予定日時を計算し、上記起動モード記憶部に記憶された起動モードのうちの選択可能な起動モードを抽出し、抽出した起動モードを上記画面表示部に表示させることを特徴とする発電プラントの起動制御方法。
  8. 請求項6に記載の発電プラントの起動制御方法において、
    上記タービンの温度と蒸気圧力を計測する計測器により計測されたタービンの温度と蒸気圧力に基いて、上記タービンの1回の起動による寿命消費量を計算し、計算した上記1回の起動による寿命消費量に基いて、予め定められた起動モード区分ごとの、上記タービンの残起動回数を計算し、上記画面表示部に表示させることを特徴とする発電プラントの起動制御方法。
JP2013237310A 2013-11-15 2013-11-15 発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法 Active JP6180896B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237310A JP6180896B2 (ja) 2013-11-15 2013-11-15 発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237310A JP6180896B2 (ja) 2013-11-15 2013-11-15 発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015096718A JP2015096718A (ja) 2015-05-21
JP6180896B2 true JP6180896B2 (ja) 2017-08-16

Family

ID=53374112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013237310A Active JP6180896B2 (ja) 2013-11-15 2013-11-15 発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6180896B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7223672B2 (ja) 2019-11-08 2023-02-16 日本特殊陶業株式会社 多層配線基板

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6472338B2 (ja) * 2015-06-16 2019-02-20 株式会社日立製作所 起動停止スケジュール作成装置及び起動停止スケジュール最適化システム
JP6498059B2 (ja) * 2015-06-30 2019-04-10 三菱日立パワーシステムズ株式会社 起動制御装置
JP6510923B2 (ja) * 2015-07-23 2019-05-08 三菱日立パワーシステムズ株式会社 発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法
JP6710039B2 (ja) * 2015-10-28 2020-06-17 三菱日立パワーシステムズ株式会社 計画装置、計画方法およびプログラム
JP6587957B2 (ja) * 2016-02-25 2019-10-09 株式会社東芝 蒸気タービン起動支援システム
JP6613176B2 (ja) * 2016-03-04 2019-11-27 三菱日立パワーシステムズ株式会社 発電システム
JP7210197B2 (ja) * 2018-09-13 2023-01-23 川崎重工業株式会社 電力供給システム
JP7288867B2 (ja) * 2020-01-22 2023-06-08 三菱重工業株式会社 出力指令装置及び出力指令方法
JP7410083B2 (ja) 2021-05-27 2024-01-09 株式会社日立製作所 起動制御装置、起動制御方法及び起動制御プログラム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6179807A (ja) * 1984-09-26 1986-04-23 Hitachi Ltd タ−ビン自動制御装置のタ−ビン起動回数表示回路
JPH0751885B2 (ja) * 1985-12-26 1995-06-05 株式会社東芝 タ−ビン起動運転装置
JPH01203605A (ja) * 1988-02-10 1989-08-16 Hitachi Ltd 蒸気タービン制御装置
JP3024713B2 (ja) * 1991-07-31 2000-03-21 富士電機株式会社 タービンのシミュレーション装置
JPH0586808A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Hitachi Ltd タービンの起動停止パターン設定方法
JPWO2002103177A1 (ja) * 2001-06-18 2004-09-30 株式会社日立製作所 ガスタービンの状態診断方法及び診断システム
US7822577B2 (en) * 2007-08-15 2010-10-26 General Electric Company Methods and systems to develop an experience-based probabilistic lifing process

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7223672B2 (ja) 2019-11-08 2023-02-16 日本特殊陶業株式会社 多層配線基板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015096718A (ja) 2015-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6180896B2 (ja) 発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法
JP6245738B2 (ja) 蒸気タービンの起動制御装置及び起動方法
US9771825B2 (en) Activation control device
US9903231B2 (en) System and method for warming up a steam turbine
EP2792858B1 (en) Steam turbine power plant
JP6004484B2 (ja) 蒸気タービン発電プラント
CN105020029A (zh) 用于联合循环发电厂的改善的控制的系统和方法
JP6510923B2 (ja) 発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法
US10309260B2 (en) Steam turbine startup support system
JP7146411B2 (ja) 発電プラントの始動時間を予測し強化するためのシステムおよび方法
JP6319998B2 (ja) 蒸気タービンプラント起動制御装置
US9249682B2 (en) Steam turbine power plant
US8567175B2 (en) Emissions prediction system for power generation system
JP2011169234A (ja) 運転スケジュール演算装置
WO2012120555A1 (ja) 太陽熱利用ガスタービンシステム
JP6984047B2 (ja) 燃料電池装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6180896

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250