JP7410083B2 - 起動制御装置、起動制御方法及び起動制御プログラム - Google Patents

起動制御装置、起動制御方法及び起動制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、起動制御装置、起動制御方法及び起動制御プログラムに関する。
発電プラントは、予め定められた運転計画に従って運転される。運転計画は、起動モードを含み、発電プラントは、予め定められた起動モードで起動されることになる。そして近時、コンピュータが発電プラントの運転計画を作成することが一般的になっている。特許文献1のプラント最適運転計画立案装置は、熱源設備ごとの制約条件、コスト最小化等を目的とする運転モードに基づいて、複数の熱源設備ごとに、定格運転時間帯及びその前後の起動停止時間帯を決定し表示する。
特開2015-88110号公報
運転計画が定められた時点と、実際に発電プラントが起動される時点との間には、開きがある。発電プラントの環境条件及び発電プラント自身の状態は、その間に時々刻々と変化する。計画された起動モードが、起動時点で最適な起動モードになっていない場合もある。計画された起動モードが最適な起動モードに比して安全(フェールセーフ)側にある場合、計画された起動モードで発電プラントを実際に起動しても大きな問題は発生しない。しかしながら、その逆の場合、計画された起動モードで発電プラントを実際に起動すると、発電プラントの劣化又は損傷を招く。
特許文献1は、一旦作成された運転計画を信頼し、発電プラントの環境条件及び発電プラント自身の状態が時々刻々と変化することを想定していない。そこで、本発明は、計画された起動モードを設備の起動直前に見直すことを目的とする。
本発明の起動制御装置は、設備の起動の直前に前記設備から取得された物理量に基づきリアルタイム起動モードを決定するリアルタイム起動モード決定部と、前記設備の運転計画の一環として過去に決定された計画起動モードと前記リアルタイム起動モードとを比較し、前記計画起動モード及び前記リアルタイム起動モードのうち、前記設備の起動に適するものを適用起動モードとして決定する適用起動モード決定部と、を備え、前記リアルタイム起動モードを決定するために用いる基準温度である閾値は、前記計画起動モード及び前記適用起動モードを決定するために用いる基準温度である固定値とは異な前記リアルタイム起動モードを決定した直前計測値及び前記閾値を含む不等式、並びに、前記計画起動モードを決定した前記固定値を、温度の大小関係がわかる態様で表示画面に表示する起動制御部をさらに備えること、を特徴とする。その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、計画された起動モードを設備の起動直前に見直すことができる。
起動制御装置の構成等を説明する図である。 情報の流れを説明する図である。 起動モード定義情報の一例である。 リアルタイム起動モード演算回路を説明する図である。 適用起動モード演算回路を説明する図である。 処理手順のフローチャートである。 適用起動モード表示画面の一例である。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、発電プラントを起動させる例である。しかしながら、本発明は、生産設備等の他の一般的な設備を起動させる例にも適用可能である。
(発電プラントの起動モード)
発電プラントの一部として蒸気タービンを想定する。高温蒸気が蒸気タービンに吹き付けられる。蒸気温度と蒸気タービン自身の温度に差がある場合、蒸気タービン内部で熱応力が発生する。蒸気タービンの寿命を延ばすには、熱応力を低減することが必要である。起動モードとは、一般に設備を起動する手順、方法、所要時間等を定義した規則である。冷え切った蒸気タービンを立ち上げ徐々に温度を上げて行き、定格運転を安全に行える状態にするには、相当の時間を要する。関連する補機類の立ち上げ及び点検にも相当の時間を要する。
発電プラントの所定の箇所の起動時の温度に応じて、つまり、発電プラントが停止した後再起動されるまでの時間に応じて、4種類の起動モードが存在する。“コールド起動”は、発電プラントが定期点検等で比較的長く停止した後の起動モードである。“ウォーム起動”は、週を跨いで電力需要が変化する場合、週末のみ発電プラントを停止した後の起動モードである。“ホット起動”は、日を跨いで電力需要が変化する場合、深夜のみ発電プラントを停止した後の起動モードである。“ベリーホット起動”は、系統事故発生等に起因して短時間発電プラントを停止した後の起動モードである。
“コールド”等は、起動時における蒸気タービンの温度に着目した命名である。起動時の蒸気タービンの温度が低いほど、つまり、蒸気タービンの停止時間が長いほど、起動に必要な時間は長くなる。極端な例として、実際には蒸気タービンが“ベリーホット起動”を必要としている場合に“コールド起動”が行われてしまっても、大きな問題は生じない(フェールセーフの例)。しかしながら、実際には蒸気タービンが“コールド起動”を必要としている場合に“ベリーホット起動”が行われると、蒸気タービンは劣化する。
(起動制御装置の構成等)
図1は、起動制御装置1の構成等を説明する図である。起動制御装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、マウス、キーボード等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15、通信装置16、リアルタイム起動モード演算回路17及び適用起動モード演算回路18を備える。これらは、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、起動モード定義情報36(詳細後記)を格納している。
主記憶装置14におけるリアルタイム起動モード決定部21、適用起動モード決定部22及び起動制御部23は、プログラムである。中央制御装置11は、これらのプログラムを補助記憶装置15から主記憶装置14に読み出すことによって、それぞれのプログラムの機能(詳細後記)を実現する。補助記憶装置15は、起動制御装置1から独立した構成となっていてもよい。リアルタイム起動モード演算回路17及び適用起動モード演算回路18は、ハードウエアとして構成されてもよいし、ソフトウエアとして構成されて必要に応じて補助記憶装置15から主記憶装置14に読み出されてもよい。
起動制御装置1は、有線又は無線のネットワーク5を介して、又は、情報セキュリティの観点から直接、運転計画作成装置2及び発電プラント3に接続されている。運転計画作成装置2もまた、一般的なコンピュータであり、中央制御装置、主記憶装置、補助記憶装置、通信装置等を備える(図示せず)。運転計画作成部24は、プログラムである。補助記憶装置は、設備計測情報31、需要電力情報32,設備性能情報33、手動介入情報34及び運転計画情報35(詳細後記)を格納している。発電プラント3は、複数のセンサ4を備える。センサ4は、発電プラントの任意の箇所の任意の物理量(温度等)を取得する。
図2は、情報の流れを説明する図である。設備計測情報31は、センサ4が計測した発電プラントの任意の箇所の物理量を時系列で記憶した情報である。需要電力情報32は、発電プラント3が発電するべき電力量を時系列で記憶した情報である。設備性能情報33は、発電プラント3の出力等の制約条件を時系列で記憶した情報である。手動介入情報34は、発電プラント3に対して行われる人為的操作を記憶した情報である。これらの各情報31~34は、運転計画作成装置2によって作成・記憶される。
運転計画作成装置2の運転計画作成部24は、設備計測情報31、需要電力情報32、設備性能情報33及び手動介入情報34に基づき、例えば発電プラント3のコストが最小化されるように、運転計画情報35を作成する。つまり、運転計画情報35は、将来のある期間における発電プラント3の稼働計画そのものである。そして、運転計画情報35は、計画起動モード35bを含む。つまり、運転計画作成部24は、運転計画情報35を作成する一環として、計画起動モード35bを作成する。計画起動モード35bは、将来のある期間において発電プラント3が一時的に停止した後の起動モード(前記した4種類のいずれか)である。
計画起動モード35bは、ある時点で作成された後更新されることはなく、その結果、起動直前の発電プラント3の環境及び発電プラント3自身の状態を反映できていない場合がある。それだけではなく、計画起動モード35bは、需要電力情報32、設備性能情報33及び手動介入情報34の影響(制約)も受けており、設備計測情報31のみから決定されるものではない。
起動制御装置1のリアルタイム起動モード決定部21は、実際に発電プラント3が起動される直前の設備計測情報31に基づき、リアルタイム起動モード37を作成する。リアルタイム起動モード37もまた、計画起動モード35bと同様に、発電プラント3が一時的に停止した後の起動モード(前記した4種類のいずれか)である。しかしながら、リアルタイム起動モード37は、計画起動モード35bのように陳腐化しておらず、前記の制約も受けていない。
起動制御装置1の適用起動モード決定部22は、計画起動モード35bとリアルタイム起動モード37とを比較する。適用起動モード決定部22は、計画起動モード35b及びリアルタイム起動モード37のうち、よりフェールセーフである方(発電プラント3のより低い温度に対応している方)を、適用起動モード38として選択する。起動制御装置1の起動制御部23は、発電プラント3に対して、選択された適用起動モード38を適用する。適用起動モード38は、発電プラント3の起動直前において、フェールセーフなものになっている。図2の太線箇所が、本実施形態の特徴である。
(起動モード定義情報)
図3は、起動モード定義情報36の一例である。起動モード定義情報36においては、起動モード欄101に記憶された起動モードに関連付けて、固定値欄102には固定値が、直前計測値(T)及び閾値との大小関係欄103には関係式が記憶されている。
起動モード欄101の起動モードは、前記した4種類の起動モードのいずれかである。以降、“起動モードA”又は単に“A”というとき、それは、ベリーホット起動を意味している。同様に、“起動モードB”又は“B”は、ホット起動を意味し、“起動モードC”又は“C”は、ウォーム起動を意味し、起動モードD”又は“D”は、コールド起動を意味する。
固定値欄102の固定値は、計画起動モード35bを決定する基準となる、発電プラント3の任意の箇所の物理量の値である。以降、固定値は、発電プラント3の蒸気タービンの温度であり、4つの固定値X1、X2、X3及びX4は、“X1<X2<X3<X4”を満たすものとする。固定値は、運転計画情報35が作成された時点で理論値として固定され、以降その値が変化することはない。
直前計測値(T)及び閾値との大小関係欄103の関係式は、起動直前の発電プラント3の任意の箇所の物理量の計測値(T)とその値に適用される閾値との大小関係を示す不等式である。この不等式は、リアルタイム起動モード37を決定する基準となる。以降、直前計測値Tもまた、発電プラント3の蒸気タービンの温度であり、3つの閾値Xa、Xb及びXcは、“Xc<Xb<Xa”を満たすものとする。なお、4つの固定値のそれぞれと3つの閾値のそれぞれとの間には、特に大小関係は定義されない。
数直線36bは、固定値基準の計画起動モード35bの決定方法を説明している。数直線36b上に、4つの固定値X1、X2、X3及びX4が離散的に置かれている。そして、4つの固定値のそれぞれに対して、起動モードD、起動モードC、起動モードB及び起動モードAが対応している。つまり、“蒸気タービン温度がX4であれば起動モードAで起動し、蒸気タービン温度がX3であれば起動モードBで起動し、・・・”ということが予め定義されている。起動直前に蒸気タービンの温度が実際に何度になるかは捨象され、実際の温度が固定値の間の中間値である場合にどうするべきかも捨象されている。
数直線36cは、直前計測値基準のリアルタイム起動モード37の決定方法を説明している。数直線36c上に、3つの閾値Xa、Xb及びXcが離散的に置かれている。そして、3つの閾値によって区切られる4つの範囲が数直線36c上で連続的に定義されている。4つの範囲のそれぞれに対して、蒸気タービンの温度が低い順に、起動モードD、起動モードC、起動モードB及び起動モードAが対応している。起動直前の蒸気タービンの温度の直前計測値Tは、4つの範囲のいずれかに必ず含まれる。つまり、直前計測値Tがどのような値を取っても、それに対応する起動モードが定義されている。
(リアルタイム起動モード演算回路)
図4は、リアルタイム起動モード演算回路17を説明する図である。リアルタイム起動モード演算回路17は、演算器6a~6c、NОT回路7a~7c、並びに、論理積回路8a及び8bを有する。リアルタイム起動モード演算回路17の上流には、リアルタイム起動モード決定部21が存在する。下流には、リアルタイム起動モード演算回路17が演算結果を返す先としてのリアルタイム起動モード決定部21が存在する。演算器6a~6cのそれぞれは、リアルタイム起動モード決定部21から、直前計測値Tの入力を受け付ける。直前計測値Tとは、前記したように、センサ4が計測した発電プラント3の起動直前における、例えば蒸気タービンの温度である。前記したように、起動制御装置1のユーザは予め、直前計測値Tに適用される閾値“Xa”、“Xb”及び“Xc”を設定しておく。ここでもまた、“Xc<Xb<Xa”が成立している。
演算器6aは、受け付けた直前計測値が閾値Xa以下である場合、信号“ОN”をNОT回路7a及び論理積回路8aに出力する。演算器6aは、それ以外の場合、信号“ОFF”をNОT回路7a及び論理積回路8aに出力する。
演算器6bは、受け付けた直前計測値が閾値Xb以下である場合、信号“ОN”をNОT回路7b及び論理積回路8bに出力する。演算器6bは、それ以外の場合、信号“ОFF”をNОT回路7b及び論理積回路8bに出力する。
演算器6cは、受け付けた直前計測値が閾値Xc以下である場合、信号“ОN”をNОT回路7b及びリアルタイム起動モード決定部21に出力する。演算器6cは、それ以外の場合、信号“ОFF”をNОT回路7c及びリアルタイム起動モード決定部21に出力する。
NОT回路7aは、演算器6aから信号“ОN”が入力された場合、信号“ОFF”をリアルタイム起動モード決定部21に出力する。NОT回路7aは、演算器6aから信号“ОFF”が入力された場合、信号“ОN”をリアルタイム起動モード決定部21に出力する。
NОT回路7bは、演算器6bから信号“ОN”が入力された場合、信号“ОFF”を論理積回路8aに出力する。NОT回路7bは、演算器6bから信号“ОFF”が入力された場合、信号“ОN”を論理積回路8bに出力する。
NОT回路7cは、演算器6cから信号“ОN”が入力された場合、信号“ОFF”を論理積回路8bに出力する。NОT回路7bは、演算器6bから信号“ОFF”が入力された場合、信号“ОN”を論理積回路8cに出力する。
論理積回路8aは、演算器6aから信号“ОN”が入力され、かつ、NОT回路7bから信号“ОN”が入力された場合、信号“ОN”をリアルタイム起動モード決定部21に出力する。論理積回路8aは、それ以外の場合、信号“ОFF”をリアルタイム起動モード決定部21に出力する。
論理積回路8bは、演算器6bから信号“ОN”が入力され、かつ、NОT回路7cから信号“ОN”が入力された場合、信号“ОN”をリアルタイム起動モード決定部21に出力する。論理積回路8bは、それ以外の場合、信号“ОFF”をリアルタイム起動モード決定部21に出力する。
リアルタイム起動モード決定部21は、NОT回路7aから信号“ОN”が入力された場合、リアルタイム起動モードは“A”であると決定する。
リアルタイム起動モード決定部21は、論理積回路8aから信号“ОN”が入力された場合、リアルタイム起動モードは“B”であると決定する。
リアルタイム起動モード決定部21は、論理積回路8bから信号“ОN”が入力された場合、リアルタイム起動モードは“C”であると決定する。
リアルタイム起動モード決定部21は、演算器6cから信号“ОN”が入力された場合、リアルタイム起動モードは“D”であると決定する。
前記から明らかなように、“閾値Xa<直前計測値T”が成立する場合、リアルタイム起動モード決定部21は、リアルタイム起動モードは“A”であると決定する。このケースは、直前計測値Tが最も高く、“ベリーホット起動”が相応しいケースである。
“閾値Xb<直前計測値T≦閾値Xa”が成立する場合、リアルタイム起動モード決定部21は、リアルタイム起動モードは“B”であると決定する。このケースは、直前計測値Tがその次に高く、“ホット起動”が相応しいケースである。
“閾値Xc<直前計測値T≦閾値Xb”が成立する場合、リアルタイム起動モード決定部21は、リアルタイム起動モードは“C”であると決定する。このケースは、直前計測値Tがさらにその次に高く、“ウォーム起動”が相応しいケースである。
“直前計測値T≦閾値Xc”が成立する場合、リアルタイム起動モード決定部21は、リアルタイム起動モードは“D”であると決定する。このケースは、直前計測値Tが最も低く、“コールド起動”が相応しいケースである。
(適用起動モード演算回路)
図5は、適用起動モード演算回路18を説明する図である。適用起動モード演算回路18は、演算器6d~6f、NОT回路7d~7f、並びに、論理積回路8c及び8dを有する。適用起動モード演算回路18の上流には、リアルタイム起動モード決定部21及び適用起動モード決定部22が存在する。下流には、適用起動モード演算回路18が演算結果を返す先としての適用起動モード決定部22が存在する。
リアルタイム起動モード決定部21は、図4の処理の続きとして、適用起動モード決定部22に対して固定値X1、X2、X3又はX4のいずれかを出力する。より具体的には、リアルタイム起動モードが“A”である場合、リアルタイム起動モード決定部21は、“X4”を出力する。リアルタイム起動モードが“B”である場合、リアルタイム起動モード決定部21は、“X3”を出力する。リアルタイム起動モードが“C”である場合、リアルタイム起動モード決定部21は、“X2”を出力する。リアルタイム起動モードが“D”である場合、リアルタイム起動モード決定部21は、“X1”を出力する。
説明の便宜上、ここでは“X2”が出力されたとする(実線内)。一方、適用起動モード決定部22は、既存の計画起動モード35bで定められた固定値“X”を取得する。ここでの“X”は、X1、X2、X3又はX4のいずれかである。説明の便宜上、図5において、計画起動モード35bの固定値“X”の値は“X3”であったとする。
リアルタイム起動モード決定部21の出力である固定値及び計画起動モード35bの固定値が、“X(X1)~X(X4)”のように表現されているのは、次の理由による。すなわち、適用起動モード演算回路18の各演算器6d~6fは、ここでの固定値を、それぞれの吹き出し内の不等式の左辺の“X”に代入し、その不等式が成立するか否かを判断することになる。それぞれの吹き出し内の不等式の右辺もまた、固定値そのものである。つまり、適用起動モード演算回路18は、入力された固定値(X1~X4のいずれか)を、適用起動モード“A~D”のいずれかに再度対応付けることになる(詳細後記)。
前記のように、リアルタイム起動モード決定部21は、直前計測値Tに基づき一旦決定したリアルタイム起動モード37を、固定値に置き換えている。当該処理は、リアルタイム起動モード37の直前計測値と計画起動モード35bの固定値を比較可能にし、さらに適用起動モード演算回路18が既に存在する場合、適用起動モード演算回路18をそのまま活用するための処理である。
適用起動モード決定部22は、リアルタイム起動モード決定部21から出力された固定値X2と、計画起動モード35bの固定値X(図5の例ではX3である)とを比較し、小さい方を適用起動モード演算回路18に出力する。前記したように、“X2<X3”が成立しているので、ここでは“X2”が出力される。ここで出力された固定値は“比較対象値”と呼ばれる。図5の吹き出し内の不等式の左辺の“X”は、比較対象値である。他の例として、リアルタイム起動モード決定部21から出力された固定値と、計画起動モード35bの固定値とが同じである場合、その同じ固定値が比較対象値として適用起動モード決定部22から出力される。
演算器6dは、比較対象値が固定値X3以下である場合、信号“ОN”をNОT回路7d及び論理積回路8cに出力する。演算器6dは、それ以外の場合、信号“ОFF”をNОT回路7d及び論理積回路8cに出力する。
演算器6eは、比較対象値が固定値X2以下である場合、信号“ОN”をNОT回路7e及び論理積回路8dに出力する。演算器6eは、それ以外の場合、信号“ОFF”をNОT回路7e及び論理積回路8dに出力する。
演算器6fは、比較対象値が固定値X1以下である場合、信号“ОN”をNОT回路7f及び適用起動モード決定部22に出力する。演算器6fは、それ以外の場合、信号“ОFF”をNОT回路7f及び適用起動モード決定部22に出力する。
論理積回路8cは、演算器6dから信号“ОN”が入力され、かつ、NОT回路7eから信号“ОN”が入力された場合、信号“ОN”を適用起動モード決定部22に出力する。論理積回路8cは、それ以外の場合、信号“ОFF”を適用起動モード決定部22に出力する。
論理積回路8dは、演算器6eから信号“ОN”が入力され、かつ、NОT回路7fから信号“ОN”が入力された場合、信号“ОN”を適用起動モード決定部22に出力する。論理積回路8dは、それ以外の場合、信号“ОFF”を適用起動モード決定部22に出力する。
適用起動モード決定部22は、NОT回路7dから信号“ОN”が入力された場合、適用起動モードは“A”であると決定する。
適用起動モード決定部22は、論理積回路8cから信号“ОN”が入力された場合、適用起動モードは“B”であると決定する。
適用起動モード決定部22は、論理積回路8dから信号“ОN”が入力された場合、適用起動モードは“C”であると決定する。
適用起動モード決定部22は、演算器6fから信号“ОN”が入力された場合、適用起動モードは“D”であると決定する。
前記から明らかなように、“固定値X3<比較対象値X”が成立する場合、適用起動モード決定部22は、適用起動モードは“A”であると決定する。
“固定値X2<比較対象値X≦固定値X3”が成立する場合、適用起動モード決定部22は、適用起動モードは“B”であると決定する。
“固定値X1<比較対象値X≦固定値X2”が成立する場合、適用起動モード決定部22は、適用起動モードは“C”であると決定する。
“比較対象値X≦固定値X1”が成立する場合、適用起動モード決定部22は、適用起動モードは“D”であると決定する。
仮にリアルタイム起動モード演算回路17が存在しない場合、計画起動モード35bの固定値X3に基づき、適用起動モード決定部22は、適用起動モードとして“B”を決定する。実際には、リアルタイム起動モード演算回路17が存在するので、計画起動モード35bの固定値X3とリアルタイム起動モードの固定値X2との比較に基づき、適用起動モード決定部22は、適用起動モードとして“C”(フェールセーフ)を決定する。
(処理手順)
図6は、処理手順のフローチャートである。処理手順を開始する前提として、運転計画作成装置2は、既に運転計画情報35を作成しているものとする。
ステップS201において、起動制御装置1の起動制御部23は、起動モード定義情報36(図3)を受け付ける。具体的には、起動制御部23は、ユーザが起動モード定義情報36を入力するのを、入力装置12を介して受け付ける。ユーザは、図3の符号36のような表(起動モード定義情報)を入力装置12(キーボード等)から入力してもよいし、完成している表を入力装置12(スキャナ等)に読み取らせてもよいし、ネットワークを介して入力してもよい。
ステップS202において、起動制御部23は、計画起動モード35bを取得する。具体的には、起動制御部23は、運転計画作成装置2にアクセスし、運転計画情報35に含まれる計画起動モード35bを取得する。いま、運転計画情報35に基づき、発電プラント3が停止し、その後、発電プラント3が再起動するべき時点が到来したとする。
ステップS203において、起動制御装置1のリアルタイム起動モード決定部21は、直前計測値を受け付ける。具体的には、リアルタイム起動モード決定部21は、設備計測情報31から、発電プラント3の任意の箇所の現時点における任意の物理量を取得する。ここでは、直前計測値として、蒸気タービンの温度が取得されたとする。
ステップS204において、リアルタイム起動モード決定部21は、リアルタイム起動モード37を決定する。具体的には、リアルタイム起動モード決定部21は、前記したように、リアルタイム起動モード演算回路17(図4)を使用してリアルタイム起動モード37を決定する。
ステップS205において、起動制御装置1の適用起動モード決定部22は、計画起動モード35bとリアルタイム起動モード37とを比較する。具体的には、第1に、適用起動モード決定部22は、ステップS204において決定したリアルタイム起動モード37を前記した方法で固定値“X1~X4”のいずれかに置き換える。
第2に、適用起動モード決定部22は、ステップS202において取得した計画起動モード35bの固定値とステップS205の“第1”において置き換えた固定値とを比較し、小さい方(より正確には、大きくない方)を選択する。
ステップS206において、適用起動モード決定部22は、適用起動モード38を決定する。具体的には、適用起動モード決定部22は、前記したように、適用起動モード演算回路18(図5)を使用して、適用起動モード38を決定する。
ステップS207において、起動制御装置1の起動制御部23は、発電プラント3を起動する。具体的には、第1に、起動制御部23は、ステップS206において決定した適用起動モード38を発電プラント3に送信する。
第2に、起動制御部23は、出力装置13に適用起動モード表示画面41(図7)を表示する。その後、処理手順を終了する。
図7は、適用起動モード表示画面41の一例である。適用起動モード表示画面41は、起動モード定義情報36(図3)を表示している。ただし、起動制御部23は、欄101~103ごとに、あるレコードを強調表示(太線)している。このうち、“Xc<T≦Xb”は、リアルタイム起動モード37を決定した直前計測値Tを含む不等式である。“X3”は、計画起動モード35bを決定した固定値である。“C(ウォーム)”は、適用起動モード38である。もともとの計画起動モードであった“B(ホット)”が、“C(ウォーム)”に見直されたことをユーザは知る。
(本実施形態の効果)
本実施形態の起動制御装置の効果は以下の通りである。
(1)起動制御装置は、発電プラントの起動直前に起動モードを見直すことができる。既存の技術では、仮に起動モードを見直す場合、現場の手動対応に係る負担は大きい。本実施形態により、このような見直しが自動化され、現場の負担は不要になる。
(2)起動制御装置は、計画起動モード及びリアルタイム起動モードを、同じ基準の温度で比較することができる。
(3)起動制御装置は、発電プラントに適用することができる。
(4)起動制御装置は、冷え切った発電プラントに対し、フェールセーフ側の起動モードを決定することができる。
(5)起動制御装置は、起動モードの見直しをユーザに対して表示することができる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 起動制御装置
2 運転計画作成装置
3 発電プラント
4 センサ
5 ネットワーク
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
17 リアルタイム起動モード演算回路
18 適用起動モード演算回路
21 リアルタイム起動モード決定部
22 適用起動モード決定部
23 起動制御部
35 運転計画情報
35b 計画起動モード
36 起動モード定義情報
37 リアルタイム起動モード
38 適用起動モード

Claims (7)

  1. 設備の起動の直前に前記設備から取得された物理量に基づきリアルタイム起動モードを決定するリアルタイム起動モード決定部と、
    前記設備の運転計画の一環として過去に決定された計画起動モードと前記リアルタイム起動モードとを比較し、
    前記計画起動モード及び前記リアルタイム起動モードのうち、前記設備の起動に適するものを適用起動モードとして決定する適用起動モード決定部と、
    を備え、
    前記リアルタイム起動モードを決定するために用いる基準温度である閾値は、
    前記計画起動モード及び前記適用起動モードを決定するために用いる基準温度である固定値とは異な
    前記リアルタイム起動モードを決定した直前計測値及び前記閾値を含む不等式、並びに、前記計画起動モードを決定した前記固定値を、温度の大小関係がわかる態様で表示画面に表示する起動制御部をさらに備えること、
    を特徴とする起動制御装置。
  2. 前記リアルタイム起動モード決定部は、
    前記リアルタイム起動モードに対応する前記設備の物理量を、前記計画起動モードに対応する前記設備の物理量と比較可能なものに置き換え、
    前記適用起動モード決定部は、
    前記置き換えた物理量と前記計画起動モードに対応する前記設備の物理量とを比較すること、
    を特徴とする請求項1に記載の起動制御装置。
  3. 前記設備は、
    発電プラントであり、
    前記物理量は、
    前記発電プラントの蒸気タービンの温度であること、
    を特徴とする請求項2に記載の起動制御装置。
  4. 前記適用起動モード決定部は、
    前記計画起動モード及び前記リアルタイム起動モードのうち、前記蒸気タービンのより低い温度に対応するものを前記適用起動モードとして決定すること、
    を特徴とする請求項3に記載の起動制御装置。
  5. 前記計画起動モードが前記リアルタイム起動モードに見直された旨を表示画面に表示する起動制御部を備えること、
    を特徴とする請求項4に記載の起動制御装置。
  6. 起動制御装置のリアルタイム起動モード決定部は、
    設備の起動の直前に前記設備から取得された物理量に基づきリアルタイム起動モードを決定し、
    前記起動制御装置の適用起動モード決定部は、
    前記設備の運転計画の一環として過去に決定された計画起動モードと前記リアルタイム起動モードとを比較し、
    前記計画起動モード及び前記リアルタイム起動モードのうち、前記設備の起動に適するものを適用起動モードとして決定し、
    前記リアルタイム起動モードを決定するために用いる基準温度である閾値は、
    前記計画起動モード及び前記適用起動モードを決定するために用いる基準温度である固定値とは異な
    前記起動制御装置の起動制御部は、
    前記リアルタイム起動モードを決定した直前計測値及び前記閾値を含む不等式、並びに、前記計画起動モードを決定した前記固定値を、温度の大小関係がわかる態様で表示画面に表示すること、
    を特徴とする起動制御装置の起動制御方法。
  7. コンピュータを、
    設備の起動の直前に前記設備から取得された物理量に基づきリアルタイム起動モードを決定するリアルタイム起動モード決定部と、
    前記設備の運転計画の一環として過去に決定された計画起動モードと前記リアルタイム起動モードとを比較し、
    前記計画起動モード及び前記リアルタイム起動モードのうち、前記設備の起動に適するものを適用起動モードとして決定する適用起動モード決定部と、
    して機能させるための起動制御プログラムであって、
    前記リアルタイム起動モードを決定するために用いる基準温度である閾値は、
    前記計画起動モード及び前記適用起動モードを決定するために用いる基準温度である固定値とは異な
    前記コンピュータをさらに、
    前記リアルタイム起動モードを決定した直前計測値及び前記閾値を含む不等式、並びに、前記計画起動モードを決定した前記固定値を、温度の大小関係がわかる態様で表示画面に表示する起動制御部と、
    して機能させるための起動制御プログラム。
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