JP6180248B2 - 搬送装置 - Google Patents

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本発明は、射出成形機などの製造装置により製造された製品の搬送を行うための搬送装置に関する。
従来、伸縮可能な多段式アームを水平旋回や昇降ができるように基部に搭載し、伸縮可能な多段式アームに沿って自走する自走台車を多段式アームに搭載した作業ロボット移動装置がある。このような作業ロボット移動装置では、自走台車に搬送対象物を把握するための把握部を装着すると、搬送対象物を必要な位置に搬送したり、自走台車を複数にすることにより、複数の搬送対象物を異なる位置に搬送したりすることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−15860号公報
ところが、上記特許文献1に記載のロボット移動装置では、基部に対して伸縮可能な多段式アームを使用し、自走台車をその多段式アームに搭載することによって、任意の位置に搬送対象物を搬送できるようになっている。したがって、自走台車を自走させるための電動モータなどの重量の大きな駆動装置(自走台車)を搭載した多段式アームを伸縮させてり旋回させたりすることになり、基部に設けた駆動装置の負荷が非常に大きくなる。つまり、基部の駆動装置のエネルギー消費が大きくなったり重量が大きくなったりするという問題がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、小型軽量で消費電力の少ない搬送装置を提供することを目的とする。
この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための形態」欄において用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。
上記「発明が解決しようとする課題」において述べた問題を解決するためになされた発明は、設置面(3)に設置するための基部(10)と、基部(10)上に、回転軸(21)周りに旋回可能に設置され、回転軸(21)に直交するアーム部(22)を有する回転部(20)と、基部(10)の回転軸(21)近傍に設けられ、回転部(20)を回転駆動する回転駆動部(14)と、回転部(20)のアーム部(22)を移動する第1移動部(30)と、アーム部(22)の先端近傍に設けられた第1プーリ(60)及び回転軸(21)近傍に設けられた第2プーリ(61)に巻回され、回動することにより、第1移動部(30)をアーム部(22)の先端近傍と回転軸(21)近傍との間で移動させるための第1ベルト(23)と、回転部(20)のアーム部(22)の回転軸(21)近傍に設置され、第2プーリ(61)を駆動することにより第1ベルト(23)を駆動する第1駆動部(24)と、第1移動部(30)に設置され、第1移動部(30)の先端近傍と回転軸(21)近傍との間を移動する第2移動部(40)と、アーム部(22)の先端近傍に設けられた第3プーリ(62)、回転軸(21)近傍に設けられた第4プーリ(63)及び第3プーリ(62)と第4プーリ(63)の間に配置された第5プーリ(64)に巻回され、回動することにより第2移動部(40)を第1移動部(30)において移動させるための第2ベルト(25)と、回転軸(21)近傍に設置され、前記第4プーリ(63)を駆動することにより第2ベルト(25)を駆動する第2駆動部(26)と、第5プーリ(64)、第1移動部(30)の先端に設けられた第9プーリ(68)及び第1移動部(30)の回転軸(21)近傍側に設けられた第10プーリ(69)に巻回された第3ベルト(32)と、第2移動部(40)に設けられ、回転軸(21)の中心軸方向に作動するとともに、搬送対象物を保持する第1保持手段(42)と、を備え、第5プーリ(64)は、第9プーリ(68)及び第10プーリ(69)の間に設けられ、第2ベルト(25)の駆動力を第3ベルト(32)の駆動力として伝達できるように構成されていることを特徴とする搬送装置(1)である。
このような搬送装置(1)では、設置面(3)に設置された基部(10)の回転軸(21)周りにアーム部(22)が旋回する。また、アーム部(22)には、第1移動部(30)が設けられ、第1移動部(30)には、第2移動部(40)が設けられている。
そして、第1移動部(30)は、第1プーリ(60)と第2プーリ(61)に巻回された第1ベルト(23)の駆動によりアーム部(22)の先端部と根本部との間を移動する。
また、第3プーリ(62)、第4プーリ(63)及び第5プーリ(64)に巻回された第2ベルト(25)が、第5プーリ(64)、第9プーリ(68)及び第10プーリ(69)に巻回された第3ベルト(32)によって駆動される。したがって、第3ベルト(32)を駆動させることにより、第2ベルト(25)を介して、第2移動部(40)は、第1移動部(30)の先端と根本部との間を移動する。
さらに、第2移動部(40)には、搬送対象物を保持する第1保持手段(42)が設けられている。
したがって、アーム部(22)を設置面(3)と平行に旋回させつつ、アーム部(22)に沿って、第1保持手段(42)を回転軸(21)に対して伸縮位置に移動させて、搬送対象物を搬送することができる。
さらに、回転部(20)を回転させるための回転駆動部(14)、第1ベルト(23)を駆動するための第1駆動部(24)、第2ベルト(25)及び第3ベルト(32)を駆動するための第2駆動部(26)が全て基部(10)の回転軸(21)の近傍に配置されている。
つまり、アーム部(22)の先端近傍に各駆動部(14)(24)(26)を配置する必要がない。したがって、例えば、電動モータなど重量の大きな駆動装置をアーム部(22)の先端近傍に配置する必要がないので、各駆動部(14)(24)(26)を支える構造を簡易・軽量にすることができる。
さらに、電動モータなど重量の大きな駆動装置がアーム部(22)の先端近傍に配置されていないので、アーム部(22)の駆動に大きなトルクを必要としなくなり、駆動装置を小型・軽量化できるとともに、消費電力を低減することができる。つまり、小型軽量で消費電力の少ない搬送装置(1)とすることができる。
さらに、請求項2に記載のように、第1移動部(30)に設置され、第1移動部(30)の先端近傍と回転軸(21)近傍との間を移動する第3移動部(50)と、アーム部(22)の先端近傍に設けられた第6プーリ(65)、回転軸(21)近傍に設けられた第7プーリ(66)及び第6プーリ(65)と第7プーリ(66)の間に配置された第8プーリ(67)に巻回され、回動することにより第3移動部(50)を第1移動部(30)において移動させるための第4ベルト(27)と、回転軸(21)近傍に設置され、第7プーリ(66)を駆動することにより第4ベルト(27)を駆動する第3駆動部(28)と、第7プーリ(66)、第1移動部(30)の先端に設けられた第11プーリ(70)及び第1移動部(30)の回転軸(21)近傍側に設けられた第12プーリ(71)に巻回され、回動することにより第3移動部(50)を第1移動部(30)において移動させるための第5ベルト(52)と、第3移動部(50)に設けられ、回転軸(21)の中心軸方向に作動するとともに、搬送対象物を保持する第2保持手段(54)と、を備え、第7プーリ(66)は、第11プーリ(70)及び第12プーリ(71)の間に設けられ、第4ベルト(27)の駆動力を第5ベルト(52)の駆動力として伝達できるように構成してもよい。
このようにすると、第2移動部(40)だけでなく、第3移動部(50)をも第1移動部(30)の先端部と根本の間を移動させるとともに、第2保持手段(54)によって搬送対象物を第3移動部(50)と同様に搬送することができる。
また、第3移動部(50)も中心軸(21)近傍に配置された第3駆動部(28)によって駆動されるため、軽量で低消費電力の搬送装置1とすることができる。
搬送装置の概略の構成を示す平面図である。 搬送装置の概略の構成を示す側面図である。 第5プーリの構造及び第2ベルトと第3ベルトとの動力伝達についての説明図である。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[搬送装置1の構成]
図1は、搬送装置1の概略の構成を示す平面図であり、図2は、搬送装置1の概略の構成を示す側面図である。
図1及び図2に示すように、搬送装置1は、基部10、回転部20、第1移動部30、第2移動部40及び第3移動部50を備えている。
基部10は、搬送装置1を工場などの設置面3に設置する際の基礎部分であり、鉄、スチールなどの金属製の筒状の部分であり、アンカーボルト12で、搬送装置1が作動した際に動かないように、設置面3に結合される。
また、基部10には、後述する回転部20を回転軸21の周りに回転させるための回転駆動部14が設けられている。回転駆動部14は、駆動軸に図示しないギアを備えたモータ16と、歯がギアの歯と噛み合うように回転軸21の周りに配置された駆動用ギア18を備えている。
回転部20は、基部10の上に設置されている。回転軸21の周りに回転できるようになっており、回転軸21に直交するように(換言すると、設置面3に平行となるように)設けられているアーム部22を有している。
アーム部22は、回転部20の回転軸21を挟んで配置された2本の片持ちの梁部22a,22bからなっている。
アーム部22の梁部22aの先端には、第1プーリ60、梁部22aの根本(回転軸21近傍)には第2プーリ61が設けられている。この第1プーリ60と第2プーリ61は、その回転軸が設置面3に対して水平となるように設けられている。
また、第1プーリ60と第2プーリ61との間には第1ベルト23が巻回されている。この第1ベルト23は、スチールなど伸びの少ない材料を用いた金属ベルトなどが用いられている。
第2プーリ61は、第1モータ24により回転駆動される。この第1モータ24は、回転軸21の近傍に設けられている。そして、第1モータ24で第2プーリ61を回転駆動することにより第1ベルト23を駆動する。
また、アーム部22の梁部22aの先端近傍で第1プーリ60よりも外側(先端側)に第3プーリ62が設けられ、第2プーリ61の外側(後端側)には第4プーリ63が設けられている。また、第3プーリ62と第4プーリ63の間には第5プーリ64が設けられている。
第3プーリ62、第4プーリ63及び第5プーリ64には、第2ベルト25が巻回されている。ここで、第3プーリ62及び第4プーリ63の外周面が第2ベルト25の内側面に接し、第5プーリ64の外周面が第2ベルト25の外周面に接するように巻回される。
また、第3プーリ62、第4プーリ63及び第5プーリ64の回転軸は、設置面3に対し垂直となるように設けられている。
第2ベルト25は、第1ベルト23と同様に金属ベルトなどが用いられている。
第4プーリ63は、第2モータ26により回転駆動される。この第2モータ26は、回転軸21の近傍に設けられている。そして、第2モータ26で第4プーリ63を駆動することにより第2ベルト25を駆動する。
また、梁部22a及び梁部22bには、各梁部22a,22bの長手方向にレール80,81が設けられている。このレール80,81の上を第1移動部30が移動するようになっている。
第1移動部30は、回転部20のアーム部22を、その根本部分(つまり、回転軸21の近傍)から先端部までの間移動する部分である。
具体的には、図1及び図2に示すように、アーム部22の2本の梁部22a,22bの間に渡されるように配置される底部30a、底部30aの両端部分からアーム部22の梁部22a,22bに沿って配置される梁部30b,30cからなる。
また、底部30aの両端部近傍には図示しない車輪が内蔵されており、その車輪がレール80,81の上に勘合するようになっており、レール80,81上を車輪が移動することによって、第1移動部30がアーム部20を長手方向に移動する。
また、第1移動部30の梁部30bの先端には第9プーリ68、梁部30bの根本(底部30a上)には第10プーリ69が設けられている。第9プーリ68及び第10プーリ69の回転軸は、設置面3に対し垂直となるように設けられている。
そして、第9プーリ68、第10プーリ69及び第5プーリ64に、第3ベルト32が巻回されている。ここで、第9プーリ68、第10プーリ69及び第5プーリ64の外周面が第3ベルト32の内側面に接するように巻回される。
また、第3プーリ62、第4プーリ63及び第5プーリ64の回転軸は、設置面3に対し垂直となるように設けられている。
第3ベルト32は、第1ベルト23や第2ベルト25と同様に金属ベルトなどが用いられている。
ここで、第5プーリ64の構造及び第2ベルト25と第3ベルト32との動力伝達について図3に基づき説明する。第5プーリ64は、第9プーリ68及び第10プーリ69の間に設けられ、第2ベルト25の駆動力を第3ベルト32の駆動力として伝達できるように構成されている。
具体的には、図3に示すように、第5プーリ64は、上下2段の溝部を有する構造になっており、上側の溝部に第3ベルト32が巻回され、下側の溝部に第2ベルト25が巻回されている。
したがって、第2ベルト25が駆動されると、その駆動力が第5プーリ64を介して第3ベルト32に駆動力として伝達されることになる。
また、第1移動部30の梁部30b及び梁部30cには、各梁部30b,30cの長手方向にレール82,83が設けられている。このレール82,83の上を第2移動部40及び第3移動部50が移動するようになっている。
第2移動部40は、第1移動部30に設置され、第1移動部30の根本部(つまり、底部30a近傍)から先端部との間を移動する部分である。
具体的には、図1及び図2に示すように、第1移動部30の2本の梁部30b,30cの間に渡されるように配置されている。
また、第2移動部40の両端部近傍には図示しない車輪が内蔵されており、その車輪がレール82,83の上に勘合するようになっており、レール82,83上を車輪が移動することによって、第2移動部40が第1移動部30の梁部30b、30c上を長手方向に移動する。
そして、第3ベルト32が駆動されると、その動きに伴い第2移動部40が、第1移動部30の根本部(つまり、底部30a近傍)から先端部との間を移動する。
また、図2に示すように、第2移動部40には、第1保持装置42が設けられている。第1保持装置42は、軸部43、把握部44及び第4モータ45を備えている。
そして、第4モータ45を作動させることにより、軸部43を上下方向(つまり、回転軸21の中心軸方向)に移動させ、軸部43の先端(図2中下端)に設けられている把握部44により、図示しない運搬対象物を把握して保持する。
把握部44は、一対の爪を開閉することにより運搬対象物を把握する機構を有しているが、運搬対象物によっては、ゴム製の吸盤や電磁石など、運搬対象物を保持できる構成であればよい。
また、アーム部22の梁部22bの先端近傍に第6プーリ65が設けられ回転軸21近傍には第7プーリ66が設けられている。また、第6プーリ65と第7プーリ66の間には第8プーリ67が設けられている。
第6プーリ65、第7プーリ66及び第8プーリ67には、第4ベルト27が巻回されている。ここで、第6プーリ65及び第7プーリ66の外周面が第4ベルト27の内側面に接し、第8プーリ67の外周面が第4ベルト27の外周面に接するように巻回される。
また、第6プーリ65、第7プーリ66及び第8プーリ67の回転軸は、設置面3に対し垂直となるように設けられている。
第4ベルト27は、第1ベルト23と同様にスチールなどの金属ベルトなどが用いられている。
第7プーリ66は、第3モータ28により回転駆動される。この第3モータ28は、回転軸21の近傍に設けられている。そして、第3モータ28で第7プーリ66を駆動することにより第4ベルト27を駆動する。
第1移動部30の梁部30cの先端には第11プーリ70、梁部30cの根本(底部30a側)には第12プーリ71が設けられている。第11プーリ70及び第12プーリ71の回転軸は、設置面3に対し垂直となるように設けられている。
そして、第11プーリ70、第12プーリ71及び第8プーリ67には、第5ベルト52が巻回されている。ここで、第11プーリ70、第12プーリ71及び第8プーリ67の外周面が第5ベルト52の内側面に接するように巻回される。
第5ベルト52は、第1ベルト23や第2ベルト25と同様に金属ベルトなどが用いられている。
ここで、第8プーリ67の構造及び第4ベルト27と第5ベルト52との動力伝達は図3に示した第5プーリ64の構造及び第2ベルト25と第3ベルト32との動力伝達と同様である。つまり、第8プーリ67は、第11プーリ70及び第12プーリ71の間に設けられ、第4ベルト27の駆動力を第5ベルト52の駆動力として伝達できるように構成されている。
具体的には、図3に示すように、第8プーリ67は、上下2段の溝部を有する構造になっており、上側の溝部に第5ベルト52が巻回され、下側の溝部に第4ベルト27が巻回されている。
したがって、第4ベルト27が駆動されると、その駆動力が第8プーリ67を介して第5ベルト52に駆動力として伝達されることになる。
第3移動部50は、第1移動部30に設置され、第1移動部30の根本部(つまり、底部30a近傍)から先端部との間を移動する部分である。
具体的には、図1及び図2に示すように、第1移動部30の2本の梁部30b,30cの間に渡されるように配置されている。
また、第3移動部50の両端部近傍には図示しない車輪が内蔵されており、その車輪がレール82,83の上に勘合するようになっており、レール82,83上を車輪が移動することによって、第3移動部50が第1移動部30の梁部30b、30c上を長手方向に移動する。
そして、第5ベルト52が駆動されると、その動きに伴い第3移動部50が、第1移動部30の根本部(つまり、底部30a近傍)から先端部との間を移動する。
また、図2に示すように、第3移動部50には、第2保持装置54が設けられている。第2保持装置54は、軸部55、把握部56及び第5モータ57を備えている。
そして、第5モータ57を作動させることにより、軸部55を上下方向(つまり、回転軸21の中心軸方向)に移動させ、軸部55の先端(下端)に設けられている把握部56により、図示しない運搬対象物を把握して保持する。
把握部56は、一対の爪を開閉することにより運搬対象物を把握する機構を有しているが、運搬対象物によっては、ゴム製の吸盤や電磁石など、運搬対象物を保持できる構成であればよい。
(搬送装置1の特徴)
以上のような構成の搬送装置1は、設置面3に設置された基部10の回転軸21周りにアーム部22が旋回する。また、アーム部22には、第1移動部30が設けられ、第1移動部30には、第2移動部40が設けられている。
そして、第1移動部30は、第1プーリ60と第2プーリ61に巻回された第1ベルト23の駆動によりアーム部22の先端部と根本部との間を移動する。
また、第2移動部40は、第3プーリ62、第4プーリ63及び第5プーリ64に巻回された第2ベルト25を第5プーリ64、第9プーリ68及び第10プーリ69に巻回された第3ベルト32によって駆動することにより、第1移動部30を、その先端から根本部に移動する。
さらに、第2移動部40には、搬送対象物を保持する第1保持装置42が設けられている。
したがって、アーム部22を設置面3と平行に旋回させつつ、アーム部22に沿って、第1保持装置42を回転軸21に対して伸縮位置に移動させて、搬送対象物を搬送することができる。
さらに、回転部20を回転させるための回転駆動部14のモータ16、第1ベルト23を駆動するための第1モータ24、第2ベルト25及び第3ベルト32を駆動するための第2モータ26が全て基部10の回転軸21の近傍に配置されている。
つまり、アーム部22の先端近傍にモータ16、第1モータ24及び第2モータ26を配置する必要がない。したがって、重量の大きなそれらのモータをアーム部22の先端近傍に配置する必要がないので、モータ16、第1モータ24及び第2モータ26を支える構造を簡易・軽量にすることができる。
さらに、重量の大きな駆動装置がアーム部22の先端近傍に配置されていないので、アーム部22の駆動に大きなトルクを必要としなくなり、駆動装置を小型・軽量化できるとともに、消費電力を低減することができる。つまり、小型軽量で消費電力の少ない搬送装置1とすることができる。
さらに、第2移動部40だけでなく、第3移動部50も第1移動部30の先端部と根本との間を移動させるとともに、第2保持装置54によって搬送対象物を第2移動部40と同様に搬送することができる。
また、第3移動部50も中心軸21近傍に配置された第3モータ28によって駆動されるため、軽量で低消費電力の搬送装置1とすることができる。
[その他の実施形態]
(1)上記実施形態では、第1ベルト23〜第5ベルト52を金属ベルトとしたが、搬送用途によっては、各プーリとの間で滑りが少ないゴムベルトやチェーンを使用してもよい。
(2)上記実勢形態では、ベルト23,25,27,32,52をプーリ60〜71に巻回していたが、プーリ60〜71の代わりに、支柱状のものを用いて、その円周周りにベルト23,25,27,32,52を滑らせるようにしてもよい。
1… 搬送装置 3… 設置面 10… 基部 14… 回転駆動部 16… モータ 18… 駆動用ギア 20… 回転部 21… 回転軸 22… アーム部 22a,22b… 梁部 23… 第1ベルト 24… 第1モータ 25… 第2ベルト 26… 第2モータ 27… 第4ベルト 28… 第3モータ 30… 第1移動部 30a… 底部 30b,30c… 梁部 32… 第3ベルト 40… 第2移動部 42… 第1保持装置 43… 軸部 44… 把握部 45… 第4モータ 50… 第3移動部 52… 第5ベルト 54… 第2保持装置 55… 軸部 56… 把握部 57… 第5モータ 60… 第1プーリ 61… 第2プーリ 62… 第3プーリ 63… 第4プーリ 64… 第5プーリ 65… 第6プーリ 66… 第7プーリ 67… 第8プーリ 68… 第9プーリ 69… 第10プーリ 70… 第11プーリ 71… 第12プーリ 80,81,82,83… レール。

Claims (2)

  1. 設置面に設置するための基部と、
    前記基部上に、回転軸周りに旋回可能に設置され、前記回転軸に直交するアーム部を有する回転部と、
    前記基部の前記回転軸近傍に設けられ、前記回転部を回転駆動する回転駆動部と、
    前記回転部の前記アーム部を移動する第1移動部と、
    前記アーム部の先端近傍に設けられた第1プーリ及び前記回転軸近傍に設けられた第2プーリに巻回され、回動することにより、前記第1移動部を前記アーム部の先端近傍と前記回転軸近傍との間で移動させるための第1ベルトと、
    前記回転部の前記アーム部の回転軸近傍に設置され、前記第2プーリを駆動することにより前記第1ベルトを駆動する第1駆動部と、
    前記第1移動部に設置され、前記第1移動部の先端近傍と前記回転軸近傍との間を移動する第2移動部と、
    前記アーム部の先端近傍に設けられた第3プーリ、前記回転軸近傍に設けられた第4プーリ及び前記第3プーリと前記第4プーリの間に配置された第5プーリに巻回され、回動することにより前記第2移動部を前記第1移動部において移動させるための第2ベルトと、
    前記回転軸近傍に設置され、前記第4プーリを駆動することにより前記第2ベルトを駆動する第2駆動部と、
    前記第5プーリ、前記第1移動部の先端に設けられた第9プーリ及び前記第1移動部の回転軸近傍側に設けられた第10プーリに巻回された第3ベルトと、
    前記第2移動部に設けられ、前記回転軸の中心軸方向に作動するとともに、搬送対象物を保持する第1保持手段と、
    を備え、
    前記第5プーリは、前記第9プーリ及び前記第10プーリの間に設けられ、前記第2ベルトの駆動力を前記第3ベルトの駆動力として伝達できるように構成されていることを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置において、
    前記第1移動部に設置され、前記第1移動部の先端近傍と前記回転軸近傍との間を移動する第3移動部と、
    前記アーム部の先端近傍に設けられた第6プーリ、前記回転軸近傍に設けられた第7プーリ及び前記第6プーリと前記第7プーリの間に配置された第8プーリに巻回され、回動することにより前記第3移動部を前記第1移動部において移動させるための第4ベルトと、
    前記回転軸近傍に設置され、前記第7プーリを駆動することにより前記第4ベルトを駆動する第3駆動部と、
    前記第7プーリ、前記第1移動部の先端に設けられた第11プーリ及び前記第1移動部の回転軸近傍側に設けられた第12プーリに巻回され、回動することにより前記第3移動部を前記第1移動部において移動させるための第5ベルトと、
    前記第3移動部に設けられ、前記回転軸の中心軸方向に作動するとともに、搬送対象物を保持する第2保持手段と、
    を備え、
    前記第7プーリは、前記第11プーリ及び前記第12プーリの間に設けられ、前記第4ベルトの駆動力を前記第5ベルトの駆動力として伝達できるように構成されていることを特徴とする搬送装置。
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