JP6179323B2 - 保全管理支援装置、保全管理支援方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Description
これにより、部品の故障可能性を、生産状況との関係に基づいて好適に診断できる。
これにより、設備能力の低下によるリスクを考慮し、保全費用との比較により好適な保全タイミングの提示ができる。
印刷分野では、多品種の印刷品目によって生産状況が頻繁に変わることから、本発明の保全管理支援装置によりこのような状況下で保全タイミングを適切に把握できることが特に重要である。
まず、図1、2等を参照して本発明の実施形態に係る保全管理支援装置1について説明する。
CPUは、記憶部12、ROM等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス16を介して接続された各部を駆動制御し、後述する処理を実現する。ROMは、不揮発性メモリであり、プログラムやデータ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部12、ROM等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部11が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
表示部14は、液晶パネル等のディスプレイ装置、およびディスプレイ装置と連携して表示機能を実現するための論理回路等を有する。
通信部15は、ネットワーク等を介した通信を媒介する通信インタフェースである。
バス16は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
部品番号101は、印刷機の各部品を識別する番号である。
故障原因104は、部品の故障の原因を記録したものである。
故障兆候105は、部品の故障の兆候を記録したものである。
実施日107は、部品の故障対策を行い、保全を実施した日である。
所要時間108は、部品の故障対策に要した時間である。
所要人数109は、部品の故障対策に要した人員の数である。
部品単価111は、部品の単価である。
損害額112は、部品が故障条件を満たす場合のリスクを金額で表したものである。
対策後状況113は、部品の故障対策後の状況である。
年式・形式114は、部品の年式や形式を示す。
前回保全日116は、前回に故障対策を行った日を示す。
損害額寄与率117は、部品が故障条件を満たす場合、どの程度損害額に影響するかを数値化したものである。例えばモーターとボルトの劣化では、生産に与える影響の大小は異なることから、これを予め数値化しておき後述する計算において用いる。
品名119は、製品の品名である。
生産日120は、製品の生産日である。
ロット121は、製品のロットである。
損紙123は、印刷時に無駄となった用紙の数量である。
材料124は、製品の材料であり、印刷物の場合、紙等である。
仕様125は、製品の仕様である。
運転速度127は、印刷機の運転速度である。
センサデータ128は、印刷機付属のセンサ等により取得した各種管理情報である。
保全費用129は、部品番号101の部品の保全にかかる費用である。
実施状況130は、部品の保全の実施状況であり、例えば「未実施」などである。
次に、本実施形態の保全管理支援装置1による保全管理支援方法について、図4、5等を参照して説明する。図4、図5は、それぞれ、保全管理支援方法における故障診断手順、リスク評価および警告表示手順の流れを示すフローチャートであり、各ステップは保全管理支援装置1の制御部11が実行する処理である。
本実施形態では、製品の生産終了後、その製品生産に係る管理番号100、得意先118、品名119、生産日120、ロット121、生産数量122、損紙123、材料124、仕様125、運転時間126、運転速度127、センサデータ128を含む生産データA(図6(a)参照)を保全管理支援装置1に入力する。
本実施形態では、上記の条件超過データDが入力されると、保全管理支援装置1が、条件超過データDの入力を受付けて(図5のS21)、製品情報DB7a、プロセス情報DB7bから、管理番号100、得意先118、品名119、生産日120、ロット121、生産数量122、損紙123、材料124、仕様125、運転時間126、運転速度127、センサデータ128を含む生産データAを取得する(S22)。
損紙損害額=(直近の損紙123−前回の損紙123)×単価×損害寄与率…(1)
能率損害額=(前回の運転速度127−直近の運転速度127)×直近の運転時間126×単価×損害寄与率…(2)
2;故障診断部
3;リスク評価部
4;警告表示部
5;保全情報DB
6;設備情報DB
6a;部品情報DB
6b;故障モードDB
7;生産情報DB
7a:製品情報DB
7b;プロセス情報DB
8;リスク情報DB
9;対策状況DB
Claims (7)
- 製品の生産状況に関するデータを、生産設備の各部品について定められた故障条件に関するデータと比較し、前記生産状況が前記故障条件を満たす部品を抽出する故障診断部と、
同じ製品の生産状況に関するデータを、直近の生産時とそれ以前の生産時で比較し、生産状況の差による損害額を算出し、前記故障条件を満たす部品の保全費用と比較するリスク評価部と、
前記損害額が、前記保全費用を上回る場合に保全のタイミングとなった旨の警告を表示する警告表示部と、
を具備することを特徴とする保全管理支援装置。 - 前記故障診断部は、
前記生産状況として、製品の生産数量と生産時に無駄となった材料の数量の和である投入数量、生産設備の運転速度と運転時間の積である運転量、生産設備の運転時間の少なくともいずれかを、前記故障条件と比較することを特徴とする請求項1記載の保全管理支援装置。 - 前記リスク評価部は、
前記生産状況として、生産時に無駄となった材料、生産設備の運転速度に関し、
生産時に無駄となった材料が、直近の生産時でそれ以前の生産時よりも増加したことによる材料損害額を算出し、
生産設備の運転速度が、直近の生産時でそれ以前の生産時よりも低下したことによる能率損害額を算出し、
前記材料損害額と前記能率損害額を含む額を、前記損害額として算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保全管理支援装置。 - 前記生産設備が印刷機であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の保全管理支援装置。
- コンピュータが、
製品の生産状況に関するデータを、生産設備の各部品について定められた故障条件に関するデータと比較し、前記生産状況が前記故障条件を満たす部品を抽出するステップと、
同じ製品の生産状況に関するデータを、直近の生産時とそれ以前の生産時で比較し、生産状況の差による損害額を算出し、前記故障条件を満たす部品の保全費用と比較するステップと、
前記損害額が、前記保全費用を上回る場合に保全のタイミングとなった旨の警告を表示するステップと、
を実行することを特徴とする保全管理支援方法。 - コンピュータを、
製品の生産状況に関するデータを、生産設備の各部品について定められた故障条件に関するデータと比較し、前記生産状況が前記故障条件を満たす部品を抽出する故障診断部と、
同じ製品の生産状況に関するデータを、直近の生産時とそれ以前の生産時で比較し、生産状況の差による損害額を算出し、前記故障条件を満たす部品の保全費用と比較するリスク評価部と、
前記損害額が、前記保全費用を上回る場合に保全のタイミングとなった旨の警告を表示する警告表示部と、
して機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
製品の生産状況に関するデータを、生産設備の各部品について定められた故障条件に関するデータと比較し、前記生産状況が前記故障条件を満たす部品を抽出する故障診断部と、
同じ製品の生産状況に関するデータを、直近の生産時とそれ以前の生産時で比較し、生産状況の差による損害額を算出し、前記故障条件を満たす部品の保全費用と比較するリスク評価部と、
前記損害額が、前記保全費用を上回る場合に保全のタイミングとなった旨の警告を表示する警告表示部と、
して機能させるためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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JP2013202932A JP6179323B2 (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 保全管理支援装置、保全管理支援方法、プログラム、記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013202932A JP6179323B2 (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 保全管理支援装置、保全管理支援方法、プログラム、記憶媒体 |
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JP2015069399A JP2015069399A (ja) | 2015-04-13 |
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Family Applications (1)
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JP2013202932A Expired - Fee Related JP6179323B2 (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 保全管理支援装置、保全管理支援方法、プログラム、記憶媒体 |
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2013
- 2013-09-30 JP JP2013202932A patent/JP6179323B2/ja not_active Expired - Fee Related
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