JP6179321B2 - ストレージ管理装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ストレージ管理装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
近年、オープンシステムやサーバの仮想化が普及してきており、システムの管理が複雑化してきている。そこで、システムの管理の容易化や急速に増大するデータ容量への柔軟な対応などの観点から、ストレージシステムの導入が一般的になってきている。
ストレージシステムでは、例えば、ボリュームとアプリケーションを実行するサーバとの間のデータ転送路の帯域制限幅を調整することでストレージシステムの性能調整が行われている。従来は、この帯域制限幅の調整は、管理者の指示を受けたストレージシステムにより行われていた。
また、ストレージシステムの性能調整の方法としては以下のような技術が提案されている。例えば、バックグラウンドのコピー速度、コピー完了時間又はフロント業務のレスポンスタイムのいずれかの目標値を設定することで、目標を達成するために他の処理のパラメータを調整する従来技術がある。また、レスポンスタイムを目標値に収束させるように、キャッシュサイズを調整する従来技術がある。また、設定された条件を満たした場合に、ファイバチャネルスイッチの機能を用いてアプリケーションに割り当てる帯域幅を調整する従来技術がある。さらに、帯域幅を調整することで、回線の使用率を均等に配分し、性能の偏りを解消する従来技術がある。
特開平06−250795号公報 特開2010−97526号公報 特開2004−199697号公報 特開2006−108955号公報
しかしながら、複数のボリュームで1つの伝送路を共有する場合、データ転送に競合が発生し目標性能を達成することが困難になる。そこで、目標性能を達成するために、管理者が、運用状態を監視しながらデータ転送が競合するボリュームを特定し、いずれかのボリュームの帯域制限幅の縮退をストレージシステムに指示する。そして、ストレージシステムは、管理者の指示にしたがいボリュームの帯域幅を縮退させることになる。
ただし、アプリケーションからボリュームまでの経路には性能を低下させる要因となる伝送資源(リソース)が複数存在する。このようなリソースとしては、例えば、Redundant Array of Inexpensive Disks(RAID)グループ、処理プロセッサ、ポート及びスイッチポートなどがある。リソースを共有するボリュームは、リソース毎に異なる。そのため、管理者がストレージに帯域制限幅の調整を指示する従来方法の場合、管理者は、どのリソースで競合が生じているかを特定し、特定したリソースを共有するボリュームの帯域制限幅の調整方法を決定することになる。すなわち、従来方法では、管理者にとって処理が煩雑でありストレージシステムの性能調整を容易に行うことが困難である。
また、コピー速度、コピー完了時間又はフロント業務のパラメータを調整する従来技術やキャッシュサイズを調整する従来技術では、帯域制限幅の調整は考慮されておらず、帯域制限幅によるストレージシステムの性能調整を容易に行うことが困難である。また、ファイバチャネルスイッチの機能を用いてアプリケーションに割り当てる帯域幅を調整する従来技術では、リソース毎の負荷が考慮されておらず適切な帯域制限幅の調整が困難である。さらに、帯域幅を調整して性能の偏りを解消する従来技術では、帯域制限幅の調整によるストレージシステムの性能の向上は行えず、帯域制限幅によるストレージシステムの性能調整を容易に行うことが困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、帯域制限幅によるストレージシステムの性能調整を容易に行うストレージ管理装置、制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示するストレージ管理装置、制御方法及び制御プログラムは、1つの態様において、ストレージ管理装置は、記憶部を備え、伝送資源を介してデータの送受信がなされるストレージ装置を管理する。そして、前記ストレージ管理装置は、前記記憶部のうちのいくつか又は全てに対して性能の目標値を設定する設定部と、前記伝送資源の負荷率を監視する監視部と、前記伝送資源の負荷率を基に対象の伝送資源を特定し、前記目標値に基づいて、特定した伝送資源を使用する記憶部の帯域配分を決定し、決定した帯域配分による前記帯域幅の調整を前記ストレージ装置の帯域幅制限部に指示する帯域幅管理部とを備える。
本願の開示するストレージ管理装置、制御方法及び制御プログラムの1つの態様によれば、帯域制限幅によるストレージシステムの性能調整を容易に行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るストレージシステムの概略構成図である。 図2は、ストレージシステムのハードウェア構成図である。 図3は、実施例1に係る運用管理サーバ及びストレージ装置のブロック図である。 図4は、QoS設定テーブルの一例の図である。 図5は、ボリュームテーブルの一例の図である。 図6は、ボリューム性能情報ファイルの一例の図である。 図7は、リソース性能情報ファイルの一例の図である。 図8は、実施例1に係るストレージシステムにおける帯域幅制御のフローチャートである。 図9は、実施例1に係る運用管理サーバによるボリュームの帯域幅の調整の処理のフローチャートである。 図10は、実施例3に係る運用管理サーバ及びストレージ装置のブロック図である。 図11Aは、補正係数テーブルの一例の図である。 図11Bは、補正ビジー率の算出について説明するための図である。 図12は、管理グループ特定テーブルの一例の図である。 図13は、管理グループテーブルの一例の図である。 図14は、帯域幅の融通を説明するための概略図である。 図15は、実施例8に係るストレージ装置における帯域幅の融通処理のフローチャートである。
以下に、本願の開示するストレージ管理装置、制御方法及び制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示するストレージ管理装置、制御方法及び制御プログラムが限定されるものではない。
図1は、実施例1に係るストレージシステムの概略構成図である。図1に示すように、本実施例に係るストレージシステムは、運用管理サーバ1、ストレージ装置2、操作端末3及び業務サーバ4を有している。ここで、図1では、1台のストレージ装置2を記載しているが、ストレージ装置2の数に制限は無い。また、業務サーバ4も1台のみ記載しているが、業務サーバ4の数にも制限は無い。
操作端末3は、ネットワークを介して運用管理サーバ1と接続している。操作端末3は、ストレージ装置2に対する処理の指示などを運用管理サーバ1へ送信する。また、操作端末3は、運用管理サーバ1から送信されたメッセージなどをモニタに表示して操作者への通知を行う。
運用管理サーバ1は、ストレージ装置2の運用及び管理を行う。運用管理サーバ1は、Quality of Service(QoS)制御プログラムやストレージ管理プログラムを実行する。この運用管理サーバが、「管理装置」の一例にあたる。
具体的には、運用管理サーバ1は、ストレージ装置2におけるQoSの制御等を行う。QoSは、ストレージ装置2が安定した性能を維持するための性能設定機能であり、後述するボリューム帯域幅の調整等である。また、運用管理サーバ1は、操作端末3から入力された命令に従いストレージ装置2を制御する。例えば、運用管理サーバ1は、操作端末3から入力されたRAIDを構成するようにストレージ装置2に指示する。
ストレージ装置2は、業務サーバ4上で動作するアプリケーションからの指示を受けて、QoSを適用してデータの読み出しや書き込みを行う。また、ストレージ装置2は、ボリュームの帯域幅の調整などの指示を運用管理サーバ1から受けて、QoSの制御を行う。
業務サーバ4は、業務用のアプリケーションを実行する。アプリケーションを実行するにあたり、業務サーバ4は、ストレージ装置2に対してデータの読み出しや書き込みを行う。業務サーバ4が実行するアプリケーションは、ストレージ装置2とデータの送受信を行うアプリケーションであれば特に制限はない。
図2は、ストレージシステムのハードウェア構成図である。図2では、ストレージ装置2として、ストレージ装置21及び22が配置されている状態を示している。また、業務サーバ4として、業務サーバ41及び42が配置されている状態を示している。
業務サーバ41と業務サーバ42とは同じ構成を有しているので、特に区別をしない場合は「業務サーバ4」として説明する。また、ストレージ装置21とストレージ装置22とは同じ構成を有しているので、特に区別しない場合は「ストレージ装置2」として説明する。
業務サーバ4は、Fiber Channel-Host Bus Adapter(FC−HBA)411及び412、並びに、Internet Small Computer System Interface(iSCSI)413及び414を有している。ここで、本実施例では、FC−HBA411及び412の2つを記載しているが、FC−HBAは、業務サーバ4にいくつ搭載されてもよい。また、iSCSI413及び414の2つを記載しているが、iSCSIは、業務サーバ4にいくつ搭載されてもよい。
FC−HBA411及び412は、ファイバチャネルを用いたデータ通信の通信インタフェースである。FC−HBA411及び412は、FCスイッチ51及び52にそれぞれ接続されている。
iSCSI413及び414は、iSCSIの規格に準拠したデータ通信の通信いたフェースである。iSCSI413及び414は、ネットワークスイッチ61及び62にそれぞれ接続されている。
FCスイッチ51及び52は、ストレージ装置2と業務サーバ4との間のファイバチャネルを用いた通信の中継を行う。FCスイッチ51及び52は、FC−HBA411及び412とFC−CA(Channel Adapter)211とを接続する。
ネットワークスイッチ61及び62は、ストレージ装置2と業務サーバ4との間のiSCSIを用いた通信の中継を行う。ネットワークスイッチ61及び62は、iSCSI413及び414とiSCSI−CA212とを接続する。
ストレージ装置2は、Controller Module(CM)201及び202、並びに、ディスク(Disk)203を有している。
CM201及び202は、同様の機構を有している。そこで、ここでは、CM201を例に説明する。
CM201は、FC−CA211、iSCSI−CA212、Central Processing Unit(CPU)213、メモリ(memory)214、Network Interface Card(NIC)215及びSerial Attached SCSI(SAS)216を有している。
FA−CA211、iSCSI−CA212、メモリ214、NIC215及びSAS216は、CPU213に接続されている。
CPU213は、FC−CA211及びiSCSI−CA212を介して業務サーバ4との間でデータの送受信を行う。
また、CPU213は、SAS216を介してディスク203に対するデータの読み出し及び書き込みを行う。
また、CPU213は、NIC215を介して、操作端末3および 運用管理サーバ1との間で通信を行う。例えば、CPU213は、後述する帯域幅の調整の指示を運用管理サーバ1から受信すると、指示に従いディスク203の帯域幅を調整する。
ストレージ装置2には、ディスク203が複数台搭載されている。図2では、複数台のディスク203によりRAIDグループ231が構築されている。ただし、本実施例に限定されず、ディスク203は、RAIDグループが構築されていなくてもよい。さらに、RAIDグループ231の記憶領域は、ボリューム232の記憶領域に対して割り当てられている。ボリューム232は、論理ボリュームである。
ここで、CPU213によるデータの書き込み及び読み出しについて説明する。CPU213は、業務サーバ4上で動作する業務用アプリケーションからデータの読み出しの命令であるリードコマンドや書き込みの命令であるライトコマンドを受信する。このとき、リードコマンドやライトコマンドは、例えば、FCスイッチ51のポート及びFC−CA211のポートを経由してCPU213へ送信される。そして、CPU213は、受信したコマンドに従って、ディスク203のボリューム232に対するデータの読み出しや書き込みを行う。このとき、データは、RAIDグループ231の構成にしたがって、ボリューム232に対して書き込みや読み出しが行われる。また、ここでは、CM201のCPU213がデータの読み書きの処理を行う場合で説明したが、CM202のCPU213においても、同様の処理が行われる。
すなわち、データの書き込みや読み出しといったデータ転送において、FCスイッチ51のポート、FC−CA211やiSCSI−CA212のポート、データの処理を行う処理プロセッサとなるCPU213、及び、RAIDグループ231において競合が発生する。以下では、FCスイッチ51のポート、FC−CA211やiSCSI−CA212のポート、データの処理を行う処理プロセッサとなるCPU213、及び、RAIDグループ231をまとめて「リソース」と呼ぶ場合がある。この競合が発生するリソースが、「伝送資源」の一例にあたる。
そして、データ転送において各リソースで競合が発生してしまうと、データ転送の性能が落ちる。そこで、競合が発生しているリソースを使用する伝送路において、その伝送経路を使用するボリューム232の帯域幅を調整することで、リソースにおける競合を解消することができ、データ転送の性能を高い状態で維持することができる。そこで、次に、ボリューム232の帯域幅の調整について説明する。
運用管理サーバ1は、NIC11、メモリ12、CPU13及びHard Disk Drive(HDD)14を有している。NIC11、メモリ12及びHDD14は、バスでCPU13と接続されている。
図3は、実施例1に係る運用管理サーバ及びストレージ装置のブロック図である。運用管理サーバ1は、設定部101、帯域幅管理部102、監視部103及び記憶部104を有している。また、ストレージ装置2は、性能情報取得部251及び帯域幅制御部251を有している。
記憶部104は、QoS設定テーブル141、ボリュームテーブル142、ボリューム性能情報ファイル143及びリソース性能情報ファイル144を有している。記憶部104の機能は、例えば、図2のHDD14で実現される。
図4は、QoS設定テーブルの一例の図である。ボリューム識別情報は、ボリューム232を一意に特定する情報である。本実施例では、Qos設定テーブル141には、ボリューム識別情報、目標レスポンスタイム及び帯域幅が対応付けられて登録されている。
本実施例では、ボリューム識別情報は、ストレージ装置の番号及びボリュームの番号により表されている。例えば、図2のストレージ装置21を1番、ストレージ装置22を2番とすると、「Storage=1,VolNo=1」は、ストレージ装置21のボリューム番号が1番のボリューム232を表している。
また、目標レスポンスタイムは、対応するボリューム識別情報を有するボリュームの目標とするレスポンスタイムである。目標レスポンスタイムが設定されていない場合には、目標レスポンスタイムの欄は空欄を表す符合が記載されている。
また、帯域幅は、対応するボリューム識別情報を有するボリュームに設定されている待機幅である。図4では、帯域幅は、スループットを表す毎秒のデータ量(MB Per Second)、及び読み込み/書き込み回数(IOPS:Input Output Per Second)の2種類で表されている。
図5は、ボリュームテーブルの一例の図である。本実施例では、ボリュームテーブル142には、ボリューム識別情報、処理プロセッサ、ポート番号、スイッチポート及びRAIDグループが対応付けられて登録されている。
ボリュームテーブル142は、各ボリューム232が使用するリソースを表す。すなわち、ボリューム識別情報で示されるボリューム232は、ボリュームテーブル142で対応付けられた処理プロセッサ、ポート番号、スイッチポート及びRAIDグループを使用する。
ここで、図5では、処理プロセッサは、その処理プロセッサが搭載されているCMの番号で表されている。例えば、図2のCM201を「CM#0」とし、CM202を「CM#1」として、CM201のCPU213は、CM#0として表され、CM202のCPU213は、CM#1として表されている。
また、ポート番号は、FA−CA211又はiSCSI−CA212のいずれかを示す情報及びそれらにおけるポートの情報で表されている。例えば、FA−CA211を「CA#0」とし、iSCSI−CA212を「CA#1」とする。この場合、例えば、「CA#0,Port#0」は、FA−CA211の0番のポートを示している。
また、スイッチポートは、FCスイッチ51もしくは52、又は、ネットワークスイッチ61もしくは62のいずれかを示す情報及びそれらにおけるポートの情報で表されている。例えば、FAスイッチ51を「SW#0」とし、FAスイッチ52を「SW#1」とし、ネットワークスイッチ61を「SW#2」とし、ネットワークスイッチ62を「SW#3」とする。この場合、例えば、「SW#0,Port#0」は、FAスイッチ51の0番のポートを示している。
さらに、RAIDグループは、各RAIDグループ231に予め割り当てた識別情報で表されている。
例えば、「Storage=1,VolNo=1」のボリューム識別情報を有するボリューム232は、CPU213、FA−CA211のポート0、FAスイッチ51の0番のポート、RAIDG_1のRAIDグループ231を使用してデータ転送を行う。
各ボリューム232が使用する伝送路は予め決められているので、その伝送路上に配置されている使用するリソースは予め特定できる。そのため、ボリュームテーブル142は、予め登録されている。
図6は、ボリューム性能情報ファイルの一例の図である。ボリューム性能情報ファイル143は、各ボリューム232の実際の性能を表す。本実施例では、ボリューム性能情報ファイル143には、測定を行った性能測定日時と共に、ボリューム識別情報、実測レスポンスタイム、実測スループット、実測IOPS、実測キャッシュヒット率及び実測ディレイタイムが対応付けられて登録されている。以下では、ボリューム識別情報、実測レスポンスタイム、実測スループット、実測IOPS、実測キャッシュヒット率及び実測ディレイタイムをまとめて、「ボリュームの性能情報」という場合がある。
実測レスポンスタイムは、対応するボリューム識別情報を有するボリューム232にデータの読み書きを行った際に計測したレスポンスタイムである。実測スループットは、対応するボリューム識別情報を有するボリューム232にデータの読み書きを行った際に計測したスループットである。実測IOPSは、対応するボリューム識別情報を有するボリューム232にデータの読み書きを行った際に計測したIOPSである。実測キャッシュヒット率は、対応するボリューム識別情報を有するボリューム232にデータの読み書きを行った際に計測したキャッシュヒット率である。実測ディレイタイムは、対応するボリューム識別情報を有するボリューム232にデータの読み書きを行った際に計測したディレイタイムである。
図7は、リソース性能情報ファイルの一例の図である。リソース性能情報ファイル144は、各リソースの実際の性能を表す。本実施例では、リソース性能情報ファイル144には、測定を行った性能測定日時と共に、リソース種別、リソース識別情報及びビジー率が対応付けられて登録されている。
リソース識別情報は、どのリソースであるかを一意に特定する情報である。リソース種別は、リソース識別情報で特定されるリソースの種別である。ビジー率は、リソース識別情報で特定されるリソースの負荷率である。
図3に戻って説明を続ける。設定部101は、操作者により入力されたボリューム232に対する目標値、例えば目標レスポンスタイムを操作端末3から受信する。そして、設定部101は、指定されたボリューム232に対する目標レスポンスタイムをQoS設定テーブル141に登録する。
監視部103は、操作者からの性能収集開始の指示を操作端末3から受ける。その後、監視部103は、ボリューム及びリソースの性能情報の性能情報取得部251からの定期的な受信を開始する。そして、監視部103は、受信した各ボリューム232の性能情報をボリューム性能情報ファイル143に書き込む。また、監視部103は、受信したリソースの性能情報をリソース性能情報ファイル144に書き込む。
帯域幅管理部102は、QoS設定テーブル141の中から目標レスポンスタイムが設定されているボリューム232を特定する。以下では、目標レスポンスタイムが設定されているボリューム232を、「目標設定ボリューム」という。また、目標レスポンスタイムが設定されていないボリュームを、「非目標設定ボリューム」という。
帯域幅管理部102は、目標設定ボリュームの中から1つ選択する。以下では、この目標設定ボリュームの選択を、「第1選択」という。次に、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームが使用するリソースの情報をボリュームテーブル142から取得する。さらに、帯域幅管理部102は、取得した各リソースのビジー率をリソース性能情報ファイル144から取得する。そして、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームが使用するリソースの中から最もビジー率が高いリソースを特定する。
帯域幅管理部102は、ボリュームテーブル142を用いて、選択した目標設定ボリュームが使用するリソースの中の最もビジー率が高いリソースを共有するボリューム232を特定する。この特定したボリューム232を、「共有ボリューム」という。
帯域幅管理部102は、共有ボリュームの中から目標設定ボリュームを1つ選択する。以下では、この目標設定ボリュームの選択を、「第2選択」という。そして、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの実測レスポンスタイムをボリューム性能情報ファイル143から取得する。また、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの目標レスポンスタイムをQoS設定テーブル141から取得する。そして、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの実測レスポンスタイムと目標レスポンスタイムとを比較する。
目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより短い場合、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。さらに、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。
これに対して、目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより長い場合、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。さらに、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。
帯域幅管理部102は、共有ボリュームからの目標設定ボリュームの第2選択及びその後の帯域幅の調整の予約を共有ボリュームに含まれる全ての設定ボリュームについて実行する。
さらに、帯域幅管理部102は、目標設定ボリューム全てについて、第1選択、並びに、その後の共有ボリュームの特定、第2選択及び帯域幅の調整の予約を実行する。
そして、帯域幅管理部102は、各ボリューム232に対して行った調整の予約から各ボリューム232の帯域幅の調整を確定する。例えば、帯域幅管理部102は、初期値を0として、拡大の予約の場合+1を行い縮小の予約の場合−1を行うことで、各ボリューム232の調整の合計を求める。そして、帯域幅管理部102は、合計結果が正の値の場合、そのボリューム232の帯域幅の拡大を確定する。一方、合計結果が負の値の場合、帯域幅管理部102は、そのボリューム232の帯域幅の縮小を確定する。
その後、帯域幅管理部102は、確定した各ボリューム232の帯域幅の調整を帯域幅制御部252に通知する。具体的には、帯域幅管理部102は、各ボリューム232の帯域幅を増加又は縮小させる設定コマンドをストレージ装置2に対して送信する。
設定部101、帯域幅管理部102及び監視部103の機能は、例えば、図2のCPU13及びメモリ12で実現される。例えば、HDD14に、設定部101、帯域幅管理部102及び監視部103の機能を実現するための各種プログラムが格納される。そして、CPU13は、HDD14から各種プログラムを読み出し、設定部101、帯域幅管理部102及び監視部103の機能を実現するプロセスをメモリ12上に展開して実行する。
性能情報取得部251は、性能収集開始の指示を監視部103から受ける。そして、性能情報取得部251は、各ボリューム232の性能情報を定期的に取得し、監視部103へ送信する。また、性能情報取得部251は、各リソースの性能情報を定期的に取得し、監視部103へ送信する。ここで、図3では、リソースの性能情報取得の一例として、性能情報取得部251によるRAIDグループ231及びFCスイッチ51からの性能情報の取得を記載している。
帯域幅制御部252は、帯域幅を拡大又は縮小する設定コマンドを帯域幅管理部102から受信する。そして、帯域幅制御部252は、各設定コマンドで指定されたボリューム232の帯域幅を、設定コマンドの指定に合わせて拡大又は縮小する。
次に、図8を参照して、本実施例に係るストレージシステムにおける帯域幅制御の流れについて説明する。図8は、実施例1に係るストレージシステムにおける帯域幅制御のフローチャートである。図8の左端のフローは、操作端末3の処理を表している。また、中央のフローは、運用管理サーバ1の処理を表している。また、右端のフローは、ストレージ装置2の処理を表している。さらに、各フローを結ぶ矢印は、矢印の方向に命令やデータが送られることを示している。
操作端末3は、操作者からの指示を受けて、性能収集を運用管理サーバ1の監視部103へ指示する(ステップS11)。
さらに、操作端末3は、操作者からの指示を受けて、運用管理サーバ1の設定部101に目標レスポンスタイムを通知するともに、目標レスポンスタイムの設定を指示する(ステップS12)。
その後、操作端末3は、設定された目標レスポンスタイムの情報を設定部101から受信する。そして、操作端末3は、モニタに表示するなどして、設定された目標レスポンスタイムを操作者に通知する(ステップS13)。操作者は、通知により設定された目標レスポンスタイムを確認する。
その後、操作端末3は、運用管理サーバ1の帯域幅管理部102から目標レスポンスタイム及び実測レスポンスタイムを受信する。そして、操作端末3は、モニタに表示するなどして、目標レスポンスタイム及び実測レスポンスタイムを操作者に通知する(ステップS14)。操作者は、通知により目標レスポンスタイム及び実測レスポンスタイムのずれを確認する。
その後、操作端末3は、帯域幅調整処理を停止するか否かを判定する(ステップS15)。例えば、操作端末3は、操作者からの帯域幅調整処理を停止の指示の入力を受けた場合に、帯域幅調整処理を停止すると判定する。
帯域幅調整処理を停止しないと判定した場合(ステップS15:否定)、操作端末3は、ステップS14へ戻る。これに対して、帯域幅調整処理を停止すると判定した場合(ステップS15:肯定)、操作端末3は、帯域幅の調整を終了する。
次に、運用管理サーバ1の処理について説明する。監視部103は、性能測定開始の指示を操作端末3から受信する。そして、監視部103は、性能測定開始をストレージ装置2の性能情報取得部251に指示する(ステップS21)。
設定部101は、目標レスポンスタイムを操作端末3から受信する。そして、設定部101は、受信した目標レスポンスタイムをQoS設定テーブル141に書き込む(ステップS22)。
その後、設定部101は、QoS設定テーブル141から目標レスポンスタイムを読み出し、操作端末3へ通知する(ステップS23)。
監視部103は、ボリューム及びリソースの性能情報を取得する(ステップS24)。そして、監視部103は、ボリュームの性能情報をボリューム性能情報ファイル143に登録し、リソースの性能情報をリソース性能情報ファイル144に登録する。
帯域幅管理部102は、ボリューム及びリソースの性能情報をボリューム性能情報ファイル143及びリソース性能情報ファイル144から読み出す(ステップS25)。
帯域幅管理部102は、目標レスポンスタイムをQoS設定テーブル141から読み出す(ステップS26)。さらに、帯域幅管理部102は、実測レスポンスタイムをボリューム性能情報ファイル143から取得する。そして、帯域幅管理部102は、目標レスポンスタイム及び実測レスポンスタイムを操作端末3へ送信する。
その後、帯域幅管理部102は、帯域幅調整処理を実行する(ステップS27)。帯域幅調整処理の詳細については次に説明する。
帯域幅管理部102は、帯域幅調整処理を停止するか否かを判定する(ステップS28)。例えば、帯域幅管理部102は、操作者からの帯域幅調整処理を停止の指示を操作端末3から受けた場合、帯域幅調整処理を停止すると判定する。
帯域幅調整処理を停止しないと判定した場合(ステップS28:否定)、帯域幅管理部102は、ステップS24へ戻る。これに対して、帯域幅調整処理を停止すると判定した場合(ステップS28:肯定)、帯域幅管理部102は、帯域幅の調整を終了する。
次に、ストレージ装置2の処理について説明する。性能情報取得部251は、性能測定開始の指示を運用管理サーバ1の監視部103から受信する。そして、性能情報取得部251は、各ボリューム232の性能情報及び各リソースの性能情報性能の測定を開始する(ステップS31)。
その後、性能情報取得部251は、取得した各ボリューム232の性能情報及び各リソースの性能情報性能を運用管理サーバ1の帯域幅管理部102に通知する(ステップS32)。
その後、帯域幅制御部252は、運用管理サーバ1の帯域幅管理部102から設定コマンドを受けて、指定されたボリューム232の帯域幅を拡大又は縮小し、指定された帯域幅に調整する(ステップS33)。
帯域幅制御部252は、帯域幅調整処理を停止するか否かを判定する(ステップS34)。例えば、帯域幅制御部252は、操作者からの帯域幅調整処理を停止の指示を運用管理サーバ1から受けた場合、帯域幅調整処理を停止すると判定する。
帯域幅調整処理を停止しないと判定した場合(ステップS34:否定)、帯域幅制御部252は、ステップS32へ戻る。これに対して、帯域幅調整処理を停止すると判定した場合(ステップS34:肯定)、帯域幅制御部252は、帯域幅の調整を終了する。
次に、図9を参照して、本実施例に係る運用管理サーバ1によるボリューム232の帯域幅の調整の処理について説明する。図9は、実施例1に係る運用管理サーバによるボリュームの帯域幅の調整の処理のフローチャートである。図9のフローチャートは、図8のステップS27で運用管理サーバ1が実施する処理の詳細を表す。
帯域幅管理部102は、目標設定ボリュームについての性能情報をボリューム性能情報ファイル143から取得する(ステップS101)。
帯域幅管理部102は、目標設定ボリュームから1つを選択(ステップS102)。
帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームが使用するリソースの中でビジー率が最も高いリソースを選択する(ステップS103)。
次に、帯域幅管理部102は、選択したリソースを共有する共有ボリュームを特定する。さらに、帯域幅管理部102は、共有ボリュームから目標設定ボリュームを1つ選択する(ステップS104)。
帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより長いか否かを判定する(ステップS105)。目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより長い場合(ステップS105:肯定)、帯域幅管理部102は、判定対象のボリュームである目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する(ステップS106)。
さらに、帯域幅管理部102は、共有ボリュームにおける非目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する(ステップS107)。
これに対して、目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイム以下の場合(ステップS105:否定)、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより短いか否かを判定する(ステップS108)。目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより短くない場合(ステップS108:否定)、帯域幅管理部102は、ステップS111へ進む。
これに対して、目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより短い場合(ステップS108:肯定)、帯域幅管理部102は、判定対象のボリュームである目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する(ステップS109)。
さらに、帯域幅管理部102は、共有ボリュームにおける非目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する(ステップS110)。
帯域幅管理部102は、共有ボリュームに含まれる全ての目標設定ボリュームの判定が終了したか否かを判定する(ステップS111)。すなわち、帯域幅管理部102は、第2選択を共有ボリュームに含まれる全ての目標設定ボリュームについて行ったかを判定する。判定が終わっていない目標設定ボリュームがある場合(ステップS111:否定)、帯域幅管理部102は、ステップS104へ戻る。
これに対して、共有ボリュームに含まれる全ての目標設定ボリュームの判定が終了した場合(ステップS111:肯定)、帯域幅管理部102は、全ての目標設定ボリュームについての判定が終了したかを判定する(ステップ112)。すなわち、帯域幅管理部102は、第1選択を全ての目標設定ボリュームについて行ったかを判定する。判定が終了していない目標設定ボリュームがある場合(ステップS112:否定)、帯域幅管理部102は、ステップS102へ戻る。
一方、全ての目標設定ボリュームについての判定が終了した場合(ステップS112:肯定)、帯域幅管理部102は、各ボリューム232に対する拡大及び縮小の予約から、各ボリューム232の帯域幅の拡大又は縮小を確定する。そして、帯域幅管理部102は、確定した各ボリューム232の帯域幅の拡大及び縮小を指示する設定コマンドを生成する(ステップS113)。
その後、帯域幅管理部102は、生成した設定コマンドを帯域幅制御部252へ送信する(ステップS114)。
以上に説明したように、本実施例に係るストレージ管理装置は、負荷が高いリソースを共有するボリュームの帯域幅を自動的に調整して、目標設定ボリュームのレスポンスタイムを目標レスポンスタイムに収める。これにより、本実施例に係るストレージ管理装置は、帯域制限幅によるストレージシステムの性能調整を容易に行うことができる。
次に実施例2について説明する。各ボリューム232のレスポンスタイムは、データサイズに比例する。データサイズが変動すると、設定された目標レスポンスタイムを満たすために帯域幅の調整が行われる。また、ストレージ装置2がキャッシュを有する場合、キャッシュヒットした場合としない場合とでレスポンスタイムが変動するため、帯域幅の調整が行われる。このようなことから、実際には十分帯域幅があるにもかかわらず帯域幅の調整が行われ、各ボリュームの性能が不安定になる。
そこで、本実施例に係るストレージシステムは、操作端末3から入力された目標レスポンスタイムをデータサイズとキャッシュヒット率で補正することが、実施例1と異なる。以下の説明では、各部の実施例1と同様の機能については説明を省略する。
操作端末3は、予め決められたデータサイズ及びキャッシュヒット率の場合の目標レスポンスタイムの入力を操作者から受ける。例えば、操作端末3は、データサイズが2KBであり、キャッシュヒット率が0%である場合の目標レスポンスタイムの入力を受ける。
本実施例に係る帯域幅管理部102は、次の数式(1)で表されるレスポンスタイムの補正式を記憶している。
Figure 0006179321
目標レスポンスタイムは、操作端末3から入力された予め決められたデータサイズ及びキャッシュヒット率の場合の値である。また、実測データサイズは、実測スループットを実測IOPSで除算した値である。基準データサイズは、予め決められたデータサイズである。また、定数1は、レスポンスタイムのうちデータサイズに依存しない部分を表す値である。また、定数2は、キャッシュミス時に対するキャッシュヒット時のディスクアクセス速度の比率である。
さらに、帯域幅管理部102は、仮の定数1及び仮の定数2を記憶している。仮の定数1及び仮の定数2は、特定のストレージ装置2を用いて測定した実測値か求めた値を用いてもよい。
ここで、定数1及び定数2の算出について説明する。実測レスポンスタイムは、次の数式(2)で表現される。
Figure 0006179321
最大スループットは、実測レスポンスタイムの測定の対象としたボリューム232が、伝送路を独占して最大のデータが流れた場合のスループットである。
数式(1)と数式(2)とを比較すると、いずれも第1項はデータ転送速度に依存する部分であり、第2項はキャッシュに依存する部分となっている。そして、数式(1)の第2項は、定数1を定数3とし、定数2を定数4とすると数式(2)の第2項と同じ式となる。なぜなら、QoS制御では、データ転送速度に影響する帯域幅を調整するだけで、キャッシュ依存部分の調整は行わないので、キャッシュ依存部分である数式(1)及び数式(2)の第2項は同じとなる。そこで、3回計測して、実測レスポンスタイム、実測スループット、実測IOPS及び実測キャッシュヒット率を数式(2)に代入して求めた3つの式から、定数1及び定数2を求めることができる。
ここで、実測レスポンスタイムの1回目の計測値をA、2回目の計測値をA、3回目の実測値をAとする。また、実測スループットを実測IOPSで除算した値の1回目の値をB、2回目の値をB、3回目の値をBとする。また、実測キャッシュヒット率の1回目の計測値をC、2回目の計測値をC、3回目の実測値をCとする。
この場合、数式(2)に各値を代入して最大スループット、定数3及び定数4の連立方程式を解くと、定数3及び定数4は、次の数式(3)として求められる。
Figure 0006179321
すなわち、定数1及び定数2は、数式(3)で求められる。
そこで、帯域幅管理部102によるこれらの式を用いた定数1及び定数2の算出及び帯域幅の調整について説明する。帯域幅管理部102は、実測レスポンスタイム、実測スループット、実測IOPS及び実測キャッシュヒット率をボリューム性能情報ファイル143から取得する。
帯域幅管理部102は、直前3回の実測レスポンスタイム、実測スループット、実測IOPS及び実測キャッシュヒット率が求められていない場合、仮の定数1及び仮の定数2を数式(1)に代入する。次に、帯域幅管理部102は、仮の定数1及び仮の定数2を代入した数式(1)に、実測データサイズ、基準データサイズ、目標レスポンスタイム、実測キャッシュヒット率を用いて補正した目標レスポンスタイムである補正目標レスポンスタイムを目標設定ボリューム毎に求める。この、実測データサイズ、基準データサイズ、目標レスポンスタイム、実測キャッシュヒット率を用いた目標レスポンスタイムの補正が、「規格化」の一例にあたる。
その後、帯域幅管理部102は、求めた補正目標レスポンスタイムを用いて実施例1と同様に各ボリューム232の帯域幅の調整を決定する。各ボリューム232の帯域幅は、帯域幅管理部102により決定された帯域幅に調整される。
帯域幅管理部102は、仮の定数1及び仮の定数2を用いた帯域幅の調整を行う。帯域幅管理部102は、直前3回の実測レスポンスタイム、実測スループット、実測IOPS及び実測キャッシュヒット率を有する状態になるまで、仮の定数1及び仮の定数2を用いた帯域幅の調整を繰り返す。
また、直前3回の実測レスポンスタイム、実測スループット、実測IOPS及び実測キャッシュヒット率が求められている場合、帯域幅管理部102は、直前3回の調整後の実測レスポンスタイム、実測スループットを実測IOPSで除算した値及び実測キャッシュヒット率それぞれを数式(3)に代入して定数1及び定数2を求める。
その後、帯域幅管理部102は、求めた定数1及び定数2を数式(1)に代入する。次に、帯域幅管理部102は、求めた定数1及び仮の定数2を代入した数式(1)に、実測データサイズ、基準データサイズ、目標レスポンスタイム、実測キャッシュヒット率を用いて補正した目標レスポンスタイムである補正目標レスポンスタイムを目標設定ボリューム毎に求める。
その後、帯域幅管理部102は、求めた補正目標レスポンスタイムを用いて実施例1と同様に各ボリューム232の帯域幅の調整を決定する。各ボリューム232の帯域幅は、帯域幅管理部102により決定された帯域幅に調整される。
帯域幅管理部102は、定数1及び定数2の算出、並びに、算出した定数1及び定数2を用いた帯域幅の調整を繰り返す。
ここで、本実施例では、帯域幅管理部102は、仮の定数1及び仮の定数2を用いて定数1及び定数2の値を求める3回のボリューム232の性能情報の取得を行ったが、仮の定数をもちいなくてもよい。すなわち、帯域幅管理部102は、帯域幅の調整を行わずにボリューム232の性能情報を取得し、その後、取得した性能情報を用いて定数1及び定数2を求め、求めた定数1及び定数2を用いてボリューム232の帯域幅の調整を行ってもよい。
さらに、本実施例では、帯域幅管理部102が、定数1及び定数2を求めたが、これを求めずに予め決められた値を用いてボリューム232の帯域幅の調整を行ってもよい。
以上に説明したように、本実施例に係るストレージ管理装置は、入力された目標レスポンスタイムをデータサイズとキャッシュヒット率で補正した上で帯域幅の調整を行う。これにより、データサイズの変化及びキャッシュヒット率の変化による無駄な帯域幅の変更を抑えることができ、ストレージ装置の安定稼働を図ることができる。
次に実施例3について説明する。実施例1では、実測レスポンスタイムが目標レスポンスタイムより長い場合、そのボリューム232の帯域幅を広げ、他のボリュームの帯域幅を狭めている。しかし、帯域幅を広げようとするボリューム232において設定した帯域幅以下のデータしか流れていない場合、帯域幅を広げても実測レスポンスタイムが向上しない。それにもかからず、無駄に他のボリューム232の帯域幅を狭めることになってしまう。この場合、帯域幅の無駄が生じてしまう。
そこで、本実施例に係るストレージシステムは、帯域幅以下のデータしか流れていないボリューム232の実測レスポンスタイムが目標レスポンスタイムより劣っていても帯域幅を拡大しないことが実施例1と異なる。以下の説明では、各部の実施例1と同様の機能については説明を省略する。
図10は、実施例3に係る運用管理サーバ及びストレージ装置のブロック図である。本実施例に係るストレージ装置2は、キュー253を有している。
性能情報取得部251は、キュー253にたまっているコマンドの実行時間の合計を求めることで実測ディレイタイムを求める。
監視部103は、各ボリューム232の実測レスポンスタイム、実測スループット、実測IOPS、実測キャッシュヒット率に加えて、実測ディレイタイムを性能情報取得部251から取得し、ボリューム性能情報ファイル143に登録する。
帯域幅管理部102は、第2選択において選択した目標設定ボリュームの目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムを比較する。
帯域幅管理部102は、目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより短く、且つ、ディレイタイムが0でない場合、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。さらに、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。
また、目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより長い場合、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。さらに、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。
その後、帯域幅管理部102は、拡大及び縮小の予約から各ボリューム232の拡大又は縮小を確定する。そして、帯域幅管理部102は、確定した各ボリューム232の拡大又は縮小にしたがって設定コマンドを生成する。その後、帯域幅管理部102は、生成した設定コマンドを帯域幅制御部252へ送信する。
以上に説明したように、本実施例に係るストレージ管理装置は、ディレイタイムが発生している目標ボリュームの場合のみ帯域幅の拡大を行い、対応する非目標設定ボリュームの帯域幅を縮小する。これにより、帯域幅の無駄の発生を抑えることができる。
また、本実施例の機能は、実施例2にも組み込むこともできる。その場合も、帯域幅の無駄の発生を抑えることができる。
次に実施例4について説明する。実施例1では、実測レスポンスタイムが目標レスポンスタイムより短い場合、そのボリューム232の帯域幅を縮小している。しかし、閑散期や繁忙期など、時間や期間によってストレージ装置2の使用率が変動する場合、閑散期には実測レスポンスタイムが目標レスポンスタイムを下回り続け、ボリューム232の帯域幅が極めて細くなってしまう。この状態で、繁忙期に変化した場合、データ転送量が急増するため、実測レスポンスタイムが急激に悪化し、帯域幅の調整が間に合わなくなるおそれがある。
そこで、本実施例に係るストレージシステムは、共有ボリュームのうちの他の目標設定ボリュームの実測レスポンスタイムが目標レスポンスタイムを下回っている場合に、帯域制限幅を縮小することが実施例1と異なる。本実施例に係るストレージシステムのブロック図も図3で表される。以下の説明では、各部の実施例1と同様の機能については説明を省略する。
帯域幅管理部102は、第1選択で選択した目標設定ボリュームが使用するリソースのうち、最もビジー率が高いリソースを抽出する。次に、帯域幅管理部102は、特定したリソースを共有する共有ボリュームを特定する。
そして、帯域幅管理部102は、共有ボリュームに含まれる目標設定ボリュームの中に、目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより短い目標設定ボリュームがあるか否かを判定する。
次に、帯域幅管理部102は、共有ボリュームに含まれる目標設定ボリュームから目標設定ボリュームを1つ選択する第2選択を行う。そして、帯域幅管理部102は、第2選択で選択した目標設定ボリュームの目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムを比較する。
帯域幅管理部102は、目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより短い場合、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。さらに、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。
目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより長い場合、帯域幅管理部102は、判定対象の共有ボリュームに目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより短い目標設定ボリュームがあれば、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。さらに、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。
その後、帯域幅管理部102は、拡大及び縮小の予約から各ボリューム232の拡大又は縮小を確定する。そして、帯域幅管理部102は、確定した各ボリューム232の拡大又は縮小にしたがって設定コマンドを生成する。その後、帯域幅管理部102は、生成した設定コマンドを帯域幅制御部252へ送信する。
以上に説明したように、本実施例に係るストレージ管理装置は、同じリソースを共有するボリュームの中に目標レスポンスタイムに届かないボリュームがある場合に、目標レスポンスタイムを満たすボリュームの帯域幅を縮小する。これにより、ストレージ装置の使用頻度が低い状態であっても、他のボリュームが性能不足に陥っていなければ、帯域幅の縮小が行われない。そのため、ストレージ装置の使用頻度が低い状態から高い状態に遷移しデータ転送量が急増した場合のレスポンスタイムの悪化を回避することができる。
また、本実施例では実施例1に機能を追加した場合について説明したが、実施例2又は実施例3に本実施例の機能を追加することも可能である。その場合も、ストレージ装置の使用頻度が低い状態から高い状態に遷移しデータ転送量が急増した場合のレスポンスタイムの悪化を回避することができる。
次に実施例5について説明する。実施例1では、単にビジー率が最も高いリソースを選択肢、そのリソースを共有するボリュームについて帯域幅調整を行っている。しかし、リソースの種別が異なるとビジー率の上限が異なるため、単にビジー率を比較してリソースを決定した場合、性能劣化に最も影響するリソースを適切に選ぶことが困難となるおそれがある。
そこで、本実施例に係るストレージシステムは、リソースのビジー率を各リソースの対負荷性能を勘案して補正した値により最も高負荷となっているリソースを選択することが実施例1と異なる。本実施例に係るストレージシステムのブロック図も図3で表される。以下の説明では、各部の実施例1と同様の機能については説明を省略する。
本実施例に係る帯域幅管理部102は、図11Aに示すような各リソースのビジー率を補正するための補正係数がリソース毎に登録された補正係数テーブル145を保持している。図11Aは、補正係数テーブルの一例の図である。例えば、ポートはビジー率が40%程度になると高負荷の状態といえるが、CPUやRAIDグループは、90%程度になって初めて高負荷の状態となる。そのため、RAIDグループを基準とした場合、CPUは同じ程度の比率でいいが、ポートやスイッチポートのビジー率は倍程度に換算することが好ましい。このように、補正係数は、各リソースのビジー率の上限を基準として求められることが好ましい。
帯域幅管理部102は、第1選択において選択した目標設定ボリュームが使用するリソースのリソース種別及びビジー率をリソース性能情報ファイル144から取得する。ここで、リソース性能情報ファイル144に登録されている各リソースのビジー率を「実測ビジー率」という。
帯域幅管理部102は、取得した各リソースの実測ビジー率に、補正係数テーブル145から取得したそのリソースの種別に応じた補正係数を乗算して各リソースの補正ビジー率を求める。これにより、各リソースのビジー率は正規化される。
図11Bは、補正ビジー率の算出について説明するための図である。例えば、図11Bの矢印の左側の表に示される実測ビジー率を帯域幅管理部102がリソース性能情報ファイル144から取得したとする。帯域幅管理部102は、図11Aの補正係数テーブル145に示される各リソースの補正係数を実測ビジー率に乗算して、図11Bの矢印の右側に示す補正ビジー率を算出する。この場合、実測ビジー率では、欄501に示す処理プロセッサのビジー率が最も高いビジー率であったが、補正ビジー率では、欄502に示すポートのビジー率が最も高いビジー率となる。
そこで、例えば図11Bのような場合、ポート#0がFC−CA211のポートを表している場合、帯域幅管理部102は、FC−CA211のポートを最も高いビジー率を有するリソースとして抽出する。
その後、帯域幅管理部102は、抽出したリソースの共有ボリュームを特定し、共有ボリュームの中の目標設定ボリューム毎に共有ボリュームの帯域幅の拡大及び縮小を予約し、その後、予約状態から各ボリュームの帯域幅の拡大又は縮小を確定する。
以上に説明したように、本実施例に係るストレージ管理装置は、リソースのビジー率を各リソースの種別毎のビジー率の上限で補正して正規化(規格化)した値から最もビリー率の高いリソースを特定している。これにより、リソースの種類毎のビジー率の上限をあわせた状態でビジー率を比較でき、性能劣化に最も影響するリソースを適切に選ぶことができる。
また、本実施例では実施例1に機能を追加した場合について説明したが、実施例2〜4に本実施例の機能を追加することも可能である。その場合も、リソースの種類毎のビジー率の上限をあわせた状態でビジー率を比較でき、性能劣化に最も影響するリソースを適切に選ぶことができる。
次に実施例6について説明する。実施例1では、ストレージ装置2は、帯域幅の変更において帯域幅管理部102が生成した設定コマンドを受信し、その設定コマンドにしたがって各ボリューム232の帯域幅の調整を行う。ここで、設定コマンドの発行には一定の時間がかかる。そして、実施例1では、ボリューム232に優劣をつけずに全てに対して帯域幅の調整を行うため、発行される設定コマンドの数が多くなってしまう。この場合、性能調整への寄与が少ないボリューム232の帯域幅の調整が先に実行されて、目標レスポンスタイムへの収束に時間がかかるおそれがある。
そこで、本実施例に係るストレージシステムは、帯域幅の調整の効果が他と比較して高いボリューム232に対する帯域幅の調整を優先的に行うことが実施例1と異なる。本実施例に係るストレージシステムのブロック図も図3で表される。以下の説明では、各部の実施例1と同様の機能については説明を省略する。
本実施例では、ストレージ装置2は、1つの設定コマンドにより1つの管理グループに含まれるボリューム232の帯域幅が調整できるものとする。管理グループとは、ストレージ装置2がまとめて管理するボリューム232のグループである。そして、管理グループは、FC−HBA411などの業務サーバ4側の通信アダプタ、ストレージ装置2、処理プロセッサであるCPU213、並びに、FC−CA211やiSCSI−CA212のポートの組合せで特定される。
帯域幅管理部102は、管理グループを特定するための情報が登録された図12に示す管理グループ特定テーブル146を記憶している。図12は、管理グループ特定テーブルの一例の図である。
また、帯域幅管理部102は、各ボリューム232が属する管理グループが登録された図13に示す管理グループテーブル147を記憶している。図13は、管理グループテーブルの一例の図である。
帯域幅管理部102は、第2選択により選択した目標設定ボリュームについて、目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムを比較する。
帯域幅管理部102は、目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより短い場合、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。また、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。さらに、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムとの差の絶対値を求め記憶する。ただし、選択した目標設定ボリュームの帯域幅が最広で拡大ができない場合は記憶しない。
目標レスポンスタイムが実測レスポンスタイムより長い場合、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。また、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。さらに、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムとの差の絶対値を求め記憶する。ただし、選択した目標設定ボリュームの帯域幅が最狭で縮小ができない場合は記憶しない。
その後、帯域幅管理部102は、各ボリューム232の帯域幅の拡大又は縮小を確定する。そして、帯域幅管理部102は、拡大又は縮小を行う各ボリューム232に対する設定コマンドを生成する。
次に、帯域幅管理部102は、管理グループを管理グループ特定テーブル146から1つずつ選択していく。次に、帯域幅管理部102は、選択した管理グループに含まれるボリューム232を管理グループテーブル147から取得する。そして、帯域幅管理部102は、取得したボリューム232の目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムとの差の絶対値の合計を求める。さらに、帯域幅管理部102は、目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムとの差が0の場合、その管理グループに含まれる非目標設定ボリュームの数をカウントする。
その後、帯域幅管理部102は、目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムとの差の絶対値の合計が大きい順に管理グループを降順にソートする。さらに、帯域幅管理部102は、目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムとの差が0である管理グループを、含まれる非目標設定ボリュームの数で降順にソートする。
そして、帯域幅管理部102は、ソートした管理グループの上から所定数の管理グループに対する設定コマンドを、生成したコマンドの中から取得する。例えば、帯域幅管理部102は、ソートした管理グループの上から10個の管理グループに対する設定コマンドを、生成した設定コマンドの中から取得する。
その後、帯域幅管理部102は、取得した設定コマンドを帯域幅制御部252に送信する。
帯域幅制御部252は、帯域幅管理部102から送られてきた設定コマンドにしたがいボリューム232の帯域幅を調整する。ここで、送られてきた設定コマンドは、目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムとの差の絶対値の合計が大きい又は目標レスポンスタイムが設定されていないボリュームの数を多く含む管理グループに対する命令である。そのため、帯域幅制御部252は、目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムとの差の絶対値の合計が大きい又は非目標設定ボリュームの数を多く含む管理グループに含まれるボリューム232の帯域幅を調整する。目標レスポンスタイムと実測レスポンスタイムとの差の絶対値の合計が大きい又は非目標設定ボリュームの数を多く含むということは、その管理グループに含まれるボリューム232の帯域幅を調整することで性能の向上に高い効果が得られるといえる。すなわち、帯域幅制御部252は、性能の向上に高い効果が得られる管理ボリュームに含まれるボリューム232の帯域幅のみを変更することができる。
以上に説明したように、本実施例に係るストレージ管理装置は、性能調整への寄与が高いコマンドを選択して実行する。これにより、コマンドの数を抑えることができ、目標レスポンスタイムへの収束時間を短縮することができる。
また、本実施例では実施例1に機能を追加した場合について説明したが、実施例2〜5に本実施例の機能を追加することも可能である。その場合も、コマンドの数を抑えることができ、目標レスポンスタイムへの収束時間を短縮することができる。
次に実施例7について説明する。実施例1では、レスポンスタイムはデータの読み出しにおけるリードレスポンスタイムとデータの書き込みにおけるライトレスポンスタイムとを混ぜた値が評価の対象となっている。しかし、業務によっては、ストレージ装置2に対して読み出しのアクセスが多い業務や、書き込みのアクセスが多い業務や、両方のアクセス共に均等に行われる業務など、ストレージ装置2の運用形態が異なることが考えられる。そのため、リードレスポンスタイムとライトレスポンスタイムとをまとめて勘案した場合、帯域幅の適切な調整が困難となるおそれがある。
そこで、本実施例に係るストレージシステムは、目標レスポンスタイムとして、目標リードレスポンスタイムと目標ライトレスポンスタイムとを用いて、帯域幅の調整を行うことが実施例1と異なる。本実施例に係るストレージシステムのブロック図も図3で表される。以下の説明では、各部の実施例1と同様の機能については説明を省略する。
操作端末3は、操作者から入力された各ボリューム232の目標リードレスポンスタイム及び目標ライトレスポンスタイムを設定部101へ送信する。
性能情報取得部251は、実測レスポンスタイムとして読み出しのレスポンスタイムである実測リードレスポンスタイムと、書き込みのレスポンスタイムである実測ライトレスポンスタイムとを取得する。
設定部101は、受信した目標リードレスポンスタイム及び目標ライトレスポンスタイムをQoS設定テーブル141に登録する。
監視部103は、各ボリューム232の実測レスポンスタイムとして、実測リードレスポンスタイム及び実測ライトレスポンスタイムを取得し、ボリューム性能情報ファイル143に登録する。
帯域幅管理部102は、第2選択で選択した目標設定ボリュームの実測リードレスポンスタイム及び実測ライトレスポンスタイムをボリューム性能情報ファイル143から取得する。また、帯域幅管理部102は、第2選択で選択した目標設定ボリュームの目標リードレスポンスタイム及び目標ライトレスポンスタイムをQoS設定テーブル141から取得する。
そして、帯域幅管理部102は、第2選択で選択した目標設定ボリュームにおける実測リードレスポンスタイムと目標リードレスポンスタイムとを比較し、さらに、実測ライトレスポンスタイムと目標ライトレスポンスタイムとを比較する。
目標リードレスポンスタイムが実測リードレスポンスタイムより短い場合、又は、目標ライトレスポンスタイムが実測ライトレスポンスタイムより短い場合、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。また、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。
また、目標リードレスポンスタイムが実測リードレスポンスタイムより長く、且つ、目標ライトレスポンスタイムが実測ライトレスポンスタイムより長い場合、帯域幅管理部102は、選択した目標設定ボリュームの帯域幅の縮小を予約する。また、帯域幅管理部102は、共有ボリュームのうち非目標設定ボリュームの帯域幅の拡大を予約する。
その後、帯域幅管理部102は、拡大及び縮小の予約から各ボリューム232の拡大又は縮小を確定する。そして、帯域幅管理部102は、確定した各ボリューム232の拡大又は縮小にしたがって設定コマンドを生成する。その後、帯域幅管理部102は、生成した設定コマンドを帯域幅制御部252へ送信する。
以上に説明したように、本実施例に係るストレージ管理装置は、リードレスポンスタイム及びライトレスポンスタイムを用いて帯域幅の調整を行う。これにより、ストレージ装置の運用形態にあわせてきめ細かい帯域幅の調整を行うことができる。
また、本実施例では実施例1に機能を追加した場合について説明したが、実施例2〜6に本実施例の機能を追加することも可能である。その場合も、ストレージ装置の運用形態にあわせてきめ細かい帯域幅の調整を行うことができる。
次に実施例8について説明する。実施例1〜7では、ボリューム232に対して目標レスポンスタイムを指定した場合にその目標レスポンスタイムに合わせて帯域幅の調整が行われる。そのため、非目標設定ボリュームの性能は保証されない。そこで、全てのボリューム232の性能を保証するためには、全てのボリューム232に目標レスポンスタイムを設定することが好ましい。しかし、すべてのボリューム232に目標レスポンスタイムを設定することは煩雑である。
そこで、本実施例に係るストレージシステムは、帯域が不足しているボリューム232に帯域が余っているボリューム232の帯域を融通することが実施例1と異なる。本実施例に係るストレージシステムのブロック図も図3で表される。以下の説明では、各部の実施例1と同様の機能については説明を省略する。
ここで、帯域幅の調整は一定時間である帯域制限時間間隔で行われる。そのため、帯域制限時間間隔で帯域の使用状況が判断される。しかし、帯域制限時間に達した時点で未使用領域があることが判明しても帯域制限時間間隔は終わっているので、帯域幅を融通することは困難となる。そこで、未使用領域の有無を判断する時間を短くすることが好ましい。
ここで、未使用領域の有無の判断を短くする一つの方法について説明する。ただし、未使用領域の有無の判断時間が短縮できればこの方法に限らない。
まず、帯域制限時間間隔を複数の時間に分割する。ここで、分割した時間を「分割帯域制限時間間隔」という。
帯域幅管理部102は、帯域幅の融通の実施を帯域幅制御部252に指示する設定コマンドを送信する。
また、帯域幅管理部102は、実施例1などで求めた帯域幅の拡大及び縮小を行う帯域幅の調整の設定コマンドを帯域幅制御部252に送信する。
帯域幅制御部252は、帯域幅管理部102から送られてきた帯域幅の調整の設定コマンドで指定されている帯域幅を一時帯域幅とする。
帯域幅制御部252は、ボリューム232毎に通信データ量をカウントする通信データ量カウンタを保持している。そして、帯域幅制御部252は、帯域幅の調整の設定コマンドを受信すると、通信データ量カウンタをリセットする。そして、各ボリューム232に対してデータの送受信が行われると、帯域幅制御部252は、通信データ量カウンタをインクリメントし通信データ量をカウントする。
あるボリューム232において通信データ量が一時帯域幅と分割帯域制限時間間隔とを乗算した値を超過した場合、帯域幅制御部252は、そのボリューム232に対する通信データを一時停止する。
その後、分割帯域制限時間間隔に到達すると、帯域幅制御部252は、以下のように帯域幅を一時的に増減させる。
帯域幅制御部252は、通信データ量が一時帯域幅と分割帯域制限時間間隔とを乗算した値より多いボリューム232の場合、帯域幅の一時増加を予約する。
また、通信データ量が一時帯域幅と分割帯域制限時間間隔とを乗算した値より小さいボリューム232の場合、帯域幅制御部252は、帯域幅の一時削減を予約する。
そして、帯域幅制御部252は、帯域幅の一時増加及び一時削減の予約にしたがって、各ボリューム232間の帯域幅の増減を調整し、ボリューム232毎の一時帯域幅を確定する。
図14は、帯域幅の融通を説明するための概略図である。図14の上段は帯域不足のボリューム232の帯域の使用状態を表している。また、図14の下段は帯域が余っているボリューム232の帯域の使用状態を表している。
帯域不足のボリューム232に設定されている帯域幅は帯域幅511である。しかし、帯域不足のボリューム232では、帯域幅511は、使用帯域512として全て使用されており、その上で、不足帯域513が発生している。
これに対して、帯域が余っているボリューム232に設定されている帯域幅は帯域幅521である。しかし、帯域が余っているボリューム232は、使用帯域522を使用しており、未使用帯域523は使用されていない。
そこで、帯域幅制御部252は、図14の状態を分割帯域制限時間間隔において検出すると、矢印530のように、未使用帯域523の分を不足帯域513に融通する。
その後、帯域幅制御部252は、各ボリューム232の通信データ量カウンタをリセットする。さらに、帯域幅制御部252は、データ通信を一時停止させたボリューム232に対するデータ通信を再開させる。
そして、帯域幅制御部252は、確定したボリューム232毎の帯域幅で各ボリューム232が通信を行うように制御する。
帯域幅制御部252は、帯域制限時間間隔に達するまで、一時的な融通の制御を繰り返す。そして、帯域幅制御部252は、帯域制限時間間隔に達すると、帯域幅の調整のコマンドを帯域幅管理部102から受信し、受信したコマンドで指定された帯域幅を基に、一時的な融通の制御を繰り返す。
次に、図15を参照して、本実施例に係るストレージ装置における帯域幅の融通処理の流れについて説明する。図15は、実施例8に係るストレージ装置における帯域幅の融通処理のフローチャートである。
図15のフローチャートで表される処理は、運用管理サーバ1によるボリューム232の帯域幅の調整が実施される間に行われる処理である。
帯域幅制御部252は、帯域幅の融通を指示する帯域融通コマンドを帯域幅管理部102から受信する(ステップS201)。
そして、帯域幅制御部252は、帯域融通機能をオンにする(ステップS202)。
帯域幅制御部252は、帯域幅管理部102が決定した帯域幅調整の設定コマンドを受信する。そして、帯域幅制御部252は、帯域幅調整の設定コマンドで指定されている各ボリューム232に対する帯域幅を受信する(ステップS203)。
帯域幅制御部252は、受信した帯域幅を一時帯域幅とする(ステップS204)。
帯域幅制御部252は、各ボリューム232の通信データ量カウンタをリセットする(ステップS205)。
帯域幅制御部252は、各ボリューム232の通信データ量をカウントする(ステップS206)。
帯域幅制御部252は、分割帯域制限時間間隔が到来したか否かを判定する(ステップS207)。分割帯域制限時間間隔が到来していない場合(ステップS207:否定)、帯域幅制御部252は、ステップS206へ戻る。
これに対して、分割帯域制限時間間隔が到来した場合(ステップS207:肯定)、帯域幅制御部252は、通信データ量が一時帯域幅と分割帯域制限時間間隔とを乗算した値を超過したボリュームがあるか否かを判定する(ステップS208)。通信データ量が一時帯域幅と分割帯域制限時間間隔とを乗算した値を超過したボリュームが無い場合(ステップS208:否定)、帯域幅制御部252は、ステップS216へ進む。
これに対して、通信データ量が一時帯域幅と分割帯域制限時間間隔とを乗算した値を超過したボリュームがある場合(ステップS208:肯定)、帯域幅制御部252は、通信データ量超過のボリューム232のデータの送受信を停止する(ステップS209)。
次に、帯域幅制御部252は、通信データ量が一時帯域幅と分割帯域制限時間間隔とを乗算した値より多い性能不足ボリュームが存在しているか否かを判定する(ステップS210)。性能不足ボリュームが存在していない場合(ステップS210:否定)、帯域幅制御部252は、ステップS214へ進む。
これに対して、性能不足ボリュームが存在する場合(ステップS210:肯定)、帯域幅制御部252は、性能不足ボリュームの不足性能分の未使用帯域幅の余裕がある不足分余剰ボリュームを検索する(ステップS211)。
そして、帯域幅制御部252は、不足分余剰ボリュームが存在するか否かを判定する(ステップS212)。不足分余剰ボリュームが無い場合(ステップS212:否定)、帯域幅制御部252は、ステップS214へ進む。
これに対して、不足分余剰ボリュームがある場合(ステップS212:肯定)、帯域幅制御部252は、不足分余剰ボリュームから性能不足ボリュームへの帯域幅の融通を予約する(ステップS213)。そして、帯域幅制御部252は、帯域幅の融通を予約したボリューム232を性能不足ボリュームから除く。その後、帯域幅制御部252は、ステップS214へ進む。
そして、帯域幅制御部252は、予約から各ボリューム232の帯域幅の増減を確定し、帯域幅の制御を実行する(ステップS214)。
また、帯域幅制御部252は、データ通信を一時停止させたボリューム232に対するデータ通信を再開させる(ステップS215)。
その後、帯域幅制御部252は、帯域幅の融通機能がオフするか否かを判定する(ステップS216)。融通機能をオフしない場合(ステップS216:否定)、帯域幅制御部252は、帯域幅制限時間間隔が到来したか否かを判定する(ステップS217)。帯域幅制限時間間隔が到来した場合(ステップS217:肯定)、帯域幅制御部252は、ステップS203へ戻る。一方、帯域幅制限時間間隔が到来していない場合(ステップS217:否定)、帯域幅制御部252は、ステップS205へ戻る。
これに対して、融通機能をオフする場合(ステップS216:肯定)、帯域幅制御部252は、帯域幅の融通処理を終了する。
以上に説明したように、本実施例に係るストレージ管理装置は、目標レスポンスが設定されていなくても、帯域幅の融通を自動的に行う。これにより、全てのボリュームの性能を保証することができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)記憶部を備え、伝送資源を介してデータの送受信がなされるストレージ装置を管理するストレージ管理装置であって、
前記複数の記憶部のうちのいくつか又は全てに対して性能の目標値を設定する設定部と、前記伝送資源の負荷率を監視する監視部と、
前記伝送資源の負荷率を基に対象の伝送資源を特定し、前記目標値に基づいて、前記特定した伝送資源を使用する記憶部の帯域配分を決定し、決定した帯域配分による前記帯域幅の調整を前記ストレージ装置の帯域幅制限部に指示する帯域幅管理部と
を備えたことを特徴とするストレージ管理装置。
(付記2)前記帯域幅管理部は、前記目標値が設定された記憶部が使用する伝送路上で最も負荷率が高い伝送資源を特定し、特定した伝送装置を使用する記憶部を抽出し、抽出した記憶部の帯域配分を決定する処理を、前記目標値が設定された記憶部毎に実行することを特徴とする付記1に記載のストレージ管理装置。
(付記3)前記帯域幅管理部は、前記抽出した記憶部の中で、実測性能が目標値より劣る記憶部の前記伝送路上の帯域幅を拡大し、前記特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、また、実測性能が目標値より優る記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、前記特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の前記伝送路上の帯域幅を拡大することを特徴とする付記2に記載のストレージ管理装置。
(付記4)前記帯域幅管理部は、前記抽出した記憶部の中で、実測性能が目標値より劣り、且つ、帯域幅以上のデータを送受信している記憶部の前記伝送路上の帯域幅を拡大することを特徴とする付記3に記載のストレージ管理装置。
(付記5)前記帯域幅管理部は、実測性能が目標値より優る記憶部の前記伝送路上の帯域幅を、前記抽出した記憶部の中で実測性能が目標値より劣る他の記憶部がある場合に縮小し、且つ、前記特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の帯域幅を拡大することを特徴とする付記3又は4に記載のストレージ管理装置。
(付記6)前記ストレージ管理システムは、前記ストレージ装置と外部装置とを接続する、スイッチポートを有するスイッチをさらに備え、
前記ストレージ装置は、
前記記憶装部を含むRAIDグループ、前記記憶部のデータの送受信の処理を実行する処理プロセッサ及び前記スイッチと接続するためのポートを備え、
前記伝送資源は、前記RAIDグループ、前記処理プロセッサ、前記ポート又は前記スイッチポートのいくつか又は全てを含むことを特徴とする付記1〜5のいずれか1つに記載のストレージ管理装置。
(付記7)前記設定部は、前記性能の目標値として、応答時間の目標値を設定し、
前記帯域幅管理部は、設定部により設定された目標値をデータサイズ及びキャッシュヒット率に関して規格化した値を目標値として使用することを特徴とする付記1〜6のいずれか1つに記載のストレージ管理装置。
(付記8)前記帯域幅管理部は、前記伝送資源の負荷率を負荷率の上限を基準として規格化して用いることを特徴とする付記1〜7のいずれか1つに記載のストレージ管理装置。
(付記9)前記帯域幅管理部は、前記目標値が設定された記憶部の実測性能と目標値との差分を基に、帯域幅の調整を行う記憶部を抽出することを特徴とする付記1〜8のいずれか1つに記載のストレージ管理装置。
(付記10)前記記憶部は、前記帯域幅管理部からの1回の前記帯域幅の調整の指示により帯域幅が変更される管理グループにグループ化されており、
前記帯域幅管理部は、前記管理グループに含まれる前記目標値が設定された記憶部の実測性能と目標値との差分の合計が大きいものから所定数のグループに含まれる記憶部の帯域幅を調整することを特徴とする付記9に記載のストレージ管理装置。
(付記11)前記帯域幅制御部は、各記憶装置に設定された帯域幅と使用している帯域幅との差分を求め、所定期間において前記使用している帯域幅が前記設定された帯域幅よりも小さい記憶部の帯域幅を縮小し、帯域幅を前記使用している帯域幅が前記設定された帯域幅よりも大きい記憶部の帯域幅を縮小した分拡大することを特徴とする付記1〜10のいずれか1つに記載のストレージ管理装置。
(付記12)記設定部は、前記性能の目標値として読み込みの場合の応答時間の目標値と、書き込みの場合の応答時間の目標値とを設定し、
前記帯域幅管理部は、前記抽出した記憶部の中で、実測の書き込みの応答時間又は実測の読み込みの応答時間が目標値より長い記憶部の前記伝送路上の帯域幅を拡大し、前記特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、また、実測の書き込みの応答時間及び実測の読み込みの応答時間が目標値より短い記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、前記特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の帯域幅を拡大することを特徴とする付記2に記載のストレージ管理装置。
(付記13)ストレージ管理装置及びストレージ装置を有するストレージシステムの制御方法であって、
前記管理装置に、
前記ストレージ装置が有する伝送資源を介してデータの送受信を行う複数の記憶部のうちのいくつか又は全てに対して性能の目標値を設定させ、
前記伝送資源の負荷率を監視させ、
前記伝送資源の負荷率を基に対象の伝送資源を特定させ、
前記目標値に基づいて、前記特定した伝送資源を使用する記憶部の帯域配分を決定させ、
前記ストレージ装置に、
前記管理装置により決定された帯域配分にしたがい前記記憶部の前記帯域幅の調整を行わせる
ことを特徴とする制御方法。
(付記14)記憶部を備え、伝送資源を介してデータの送受信がなされるストレージ装置を管理するストレージ管理装置の制御プログラムであって、
前記記憶部のうちのいくつか又は全てに対して性能の目標値を設定し、
前記伝送資源の負荷率を監視し、
前記伝送資源の負荷率を基に対象の伝送資源を特定し、
前記目標値に基づいて、特定した伝送資源を使用する記憶部の帯域配分を決定し、
決定した帯域配分にしたがい前記記憶部の前記帯域幅の調整を行う
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
1 運用管理サーバ
2 ストレージ装置
3 操作端末
4 業務サーバ
11 NIC
12 メモリ
13 CPU
14 HDD
21,22 ストレージ装置
41,42 業務サーバ
51,52 FCスイッチ
61,62 ネットワークスイッチ
101 設定部
102 帯域幅管理部
103 監視部
104 記憶部
141 QoS設定テーブル
142 ボリュームテーブル
143 ボリューム性能情報ファイル
144 リソース性能情報ファイル
201,202 CM
203 ディスク
211 FC−CA
212 iSCSI−CA
213 CPU
214 メモリ
215 NIC
216 SAS
231 RAIDグループ
232 ボリューム
251 性能情報取得部
252 帯域幅制御部
253 キュー

Claims (9)

  1. 複数のグループにグループ化された記憶部を備え、伝送資源を介してデータの送受信がなされるストレージ装置を管理するストレージ管理装置であって、
    前記記憶部のうちのいくつか又は全てに対して性能の目標値を設定する設定部と、
    前記伝送資源の負荷率を監視する監視部と、
    前記伝送資源の負荷率を基に対象の伝送資源を特定し、前記対象の伝送資源を使用する記憶部のうち前記目標値が設定された前記記憶部の実測性能と前記目標値との差分の合計をグループ毎に算出し、差分の合計が大きいものから所定数のグループを抽出し、前記目標値に基づいて、抽出したグループにおける前記対象の伝送資源を使用する記憶部の帯域配分を決定し、決定した帯域配分による帯域幅の調整を前記ストレージ装置の帯域幅制限部に指示する帯域幅管理部とを備えた
    ことを特徴とするストレージ管理装置。
  2. 前記帯域幅管理部は、前記目標値が設定された記憶部が使用する伝送路上で最も負荷率が高い伝送資源を特定し、特定した伝送装置を使用する記憶部を抽出し、抽出した記憶部の帯域配分を決定する処理を、前記目標値が設定された記憶部毎に実行することを特徴とする請求項1に記載のストレージ管理装置。
  3. 前記帯域幅管理部は、前記抽出した記憶部の中で、実測性能が目標値より劣る記憶部の前記伝送路上の帯域幅を拡大し、特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、また、実測性能が目標値より優る記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、前記特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の前記伝送路上の帯域幅を拡大することを特徴とする請求項に記載のストレージ管理装置。
  4. 前記設定部は、前記性能の目標値として、応答時間の目標値を設定し、
    前記帯域幅管理部は、設定部により設定された目標値をデータサイズ及びキャッシュヒット率に関して規格化した値を目標値として使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のストレージ管理装置。
  5. 前記設定部は、前記性能の目標値として読み込みの場合の応答時間の目標値と、書き込みの場合の応答時間の目標値とを設定し、
    前記帯域幅管理部は、前記抽出した記憶部の中で、実測の書き込みの応答時間又は実測の読み込みの応答時間が目標値より長い記憶部の前記伝送路上の帯域幅を拡大し、特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、また、実測の書き込みの応答時間及び実測の読み込みの応答時間が目標値より短い記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の帯域幅を拡大することを特徴とする請求項2に記載のストレージ管理装置。
  6. ストレージ管理装置及びストレージ装置を有するストレージシステムの制御方法であって、
    前記ストレージ管理装置に、
    前記ストレージ装置が有する伝送資源を介してデータの送受信を行う複数のグループにグループ化された複数の記憶部のうちのいくつか又は全てに対して性能の目標値を設定させ、
    前記伝送資源の負荷率を監視させ、
    前記伝送資源の負荷率を基に対象の伝送資源を特定させ、
    前記対象の伝送資源を使用する記憶部のうち前記目標値が設定された前記記憶部の実測性能と前記目標値との差分の合計をグループ毎に算出させ、差分の合計が大きいものから所定数のグループを抽出させ、
    前記目標値に基づいて、抽出したグループにおける前記対象の伝送資源を使用する記憶部の帯域配分を決定させ、
    前記ストレージ装置に、
    前記ストレージ管理装置により決定された帯域配分にしたがい前記記憶部の帯域幅の調整を行わせる
    ことを特徴とする制御方法。
  7. 複数のグループにグループ化された記憶部を備え、伝送資源を介してデータの送受信がなされるストレージ装置を管理するストレージ管理装置の制御プログラムであって、
    前記記憶部のうちのいくつか又は全てに対して性能の目標値を設定し、
    前記伝送資源の負荷率を監視し、
    前記伝送資源の負荷率を基に対象の伝送資源を特定し、
    前記対象の伝送資源を使用する記憶部のうち前記目標値が設定された前記記憶部の実測性能と前記目標値との差分の合計をグループ毎に算出し、差分の合計が大きいものから所定数のグループを抽出し、
    前記目標値に基づいて、抽出したグループにおける特定した伝送資源を使用する記憶部の帯域配分を決定し、
    決定した帯域配分にしたがい前記記憶部の帯域幅の調整を行う
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
  8. 記憶部を備え、伝送資源を介してデータの送受信がなされるストレージ装置を管理するストレージ管理装置であって、
    前記記憶部のうちのいくつか又は全てに対して、読み込みの場合の応答時間の目標値と、書き込みの場合の応答時間の目標値とを性能の目標値を設定する設定部と、
    前記伝送資源の負荷率を監視する監視部と、
    前記目標値が設定された記憶部が使用する伝送路上で最も負荷率が高い伝送資源を特定し、特定した伝送装置を使用する記憶部を抽出し、前記抽出した記憶部の中で、実測の書き込みの応答時間又は実測の読み込みの応答時間が目標値より長い記憶部の前記伝送路上の帯域幅を拡大し、特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、また、実測の書き込みの応答時間及び実測の読み込みの応答時間が目標値より短い記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の帯域幅を拡大することで抽出した記憶部の記憶部の帯域配分を決定する処理を、前記目標値が設定された記憶部毎に実行し、決定した帯域配分に応じた帯域幅の調整を前記ストレージ装置の帯域幅制限部に指示する帯域幅管理部とを備えた
    ことを特徴とするストレージ管理装置。
  9. 記憶部を備え、伝送資源を介してデータの送受信がなされるストレージ装置を管理するストレージ管理装置の制御プログラムであって、
    前記記憶部のうちのいくつか又は全てに対して、み込みの場合の応答時間の目標値と、書き込みの場合の応答時間の目標値とを性能の目標値を設定し、
    前記伝送資源の負荷率を監視し、
    前記目標値が設定された記憶部が使用する伝送路上で最も負荷率が高い伝送資源を特定し、
    特定した伝送装置を使用する記憶部を抽出し、前記抽出した記憶部の中で、実測の書き込みの応答時間又は実測の読み込みの応答時間が目標値より長い記憶部の前記伝送路上の帯域幅を拡大し、特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、また、実測の書き込みの応答時間及び実測の読み込みの応答時間が目標値より短い記憶部の前記伝送路上の帯域幅を縮小し、特定した伝送資源を利用している目標値を設定していない記憶部の帯域幅を拡大することで抽出した記憶部の帯域配分する処理を、前記目標値が設定された記憶部毎に実行し、
    決定した帯域配分に応じた帯域幅の調整を前記ストレージ装置の帯域幅制限部に指示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
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