JP6178709B2 - 切削装置及びセットアップ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、板状ワークを切削する切削装置、及び、切削時の切込み方向の原点位置を設定するセットアップ方法に関する。
従来、半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等を分割予定ラインに沿って切断するために、ダイサーと呼ばれる切削装置が用いられている。
この切削装置は、半導体ウェーハ等の被加工物を保持する保持面を備えたチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードを備えた切削手段と、切削ブレードをチャックテーブルの保持面に対して垂直な切り込み送り方向に移動せしめる切り込み送り手段と、チャックテーブルと切削手段とを相対的に移動せしめる加工送り手段とを具備している。
そして、切削装置において、切削ブレードの切り込み量を設定する基準となる切削ブレードの原点(特許文献1では基準位置)を検出するための原点検出機構を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の原点検出機構では、切削ブレードを回転させつつチャックテーブルに向けて下降させ、切削ブレードがチャックテーブルの金属枠部分に接触した際(切り込んだ際)に電気的導通が生じて電流検出回路に電流が流される構成とし、この電流の流れに伴うよる電圧変動が検出される構成としている。そして、電流変動が検出された時点における切削ブレードの切り込み位置が原点として設定される構成としている。
他方、特許文献2に開示されるように、チャックテーブルの交換等による保持面の高さ変動が無い場合において、消耗や交換によって変動する切削ブレードの刃先位置を、光学センサーを用いた非接触式の検出機構で検出することが知られている(特許文献2参照)。
登録実用新案第2597808号 特許4590058号
しかし、特許文献1の原点検出機構では、チャックテーブルの金属枠部分に切削ブレードを接触させるため、切削ブレードが金属枠部分に切り込むことになり、刃先に金属材料が付着し、刃先の状態を悪化させてしまうという課題があった。
また、特許文献2のような非接触式の検出機構を備えた場合であっても、交換等によってチャックテーブルの保持面の高さ変動が生じ、原点の設定をし直すための所謂「セットアップ作業」が必要となった場合には、特許文献1に開示されるような原点検出機構によるチャックテーブルの保持面の高さ位置の検出と、特許文献2に記載されるような検出機構による非接触式の検出の両方を行い、チャックテーブルの保持面と、切削ブレードの刃先位置を検出する非接触式の検出機構の検出位置の差を割り出しておく必要がある。このため、切削ブレードをチャックテーブルに切り込ませる工程を無くすことができないものであった。
さらに、特許文献1に開示されるような原点検出機構が用いられる場合では、切削ブレードに導電性があることが前提となるが、近年、導電性を有さない切削ブレードの使用がなされている。
このような導電性を有さない切削ブレードが使用される場合には、まず、原点検出を行うために導電性を有する別の切削ブレードで検出作業を行った後、導電性を有さない切削ブレードに交換する作業工程が必要となり、工程が増えてしまうとういう課題があった。
また、誤って導電性を有さない切削ブレードで検出作業を実施してしまった場合には、チャックテーブルに切り込んでも電気的導通がなされないため、切り込みが過度に進行してしまうことにもなってしまう。このようなことがあると、切削ブレードが取り付けられるスピンドルがチャックテーブルに接触してしまい、スピンドルを破損させてしまうおそれがある。
さらに、特許文献1に開示されるような原点検出機構においては、抵抗値が比較的高い切削ブレードでも接触時の電気的導通を検出できるよう設定しているため、抵抗値の低い水等の切削液がチャックテーブル上にある場合には、その水に接触した時点でも、原点として誤検出がされてしまうという課題があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、チャックテーブルに切削ブレードが接触する際の切削ブレードの高さを規定する原点を検出するセットアップ作業を行う際に、切削ブレードがチャックテーブルに切り込む工程を一切無くすことを可能とし、切削ブレードの刃先の状態を悪化させたり、切削液による誤検出といった不具合がなく、さらに、導電性のない切削ブレードの導入を可能とする切削装置を提供することである。
第一の発明は、板状ワークを保持面で保持するチャックテーブルと、スピンドルに装着された切削ブレードを回転させて、該チャックテーブルに保持された該板状ワークを切削する切削手段と、該切削手段を該チャックテーブルに対して接近し若しくは離間する切込み送り方向に移動させる切込み送り手段と、該切込み送り手段によって移動した該切削手段の位置を認識する位置認識部と、発光する発光部と、遮光物体が進入可能な進入部を隔てて該発光部と対峙し該発光部が発光した光を受光する受光部とを有し、該受光部が受光した光の受光量に基づいて該進入部に遮光物体が進入したことを検知する物体検知部と、該チャックテーブルと該切削手段とが接触したことを検知する検知部と、を備えた切削装置であって、該物体検知部の該発光部及び該進入部及び該受光部は、該スピンドルの回転軸の該切込み送り方向に配置され、該切削手段は、該切削ブレードと外径が同じ円弧を有する形状で、遮光性と導電性とを有し、該スピンドルの回転軸の該切込み送り方向に配置された擬似ブレードを有し、該切削装置は、更に、該擬似ブレードが該チャックテーブルに接触したことを該検知部により検知したとき該位置認識部により認識した該切削手段の位置を記憶する第1の記憶部と、該擬似ブレードが該物体検知部の該進入部に進入したことを該物体検知部により検知したときに該位置認識部により認識した該切削手段の位置を記憶する第2の記憶部と、該第1の記憶部が記憶した位置と、該第2の記憶部が記憶した位置との差を算出することにより、該チャックテーブルの該保持面と、該進入部に該擬似ブレードが進入したことを該物体検知部が検知する位置との間の該切込み送り方向における距離を求める算出部と、を備えた。
第二の発明は、前記切削装置を用いて、前記スピンドルに装着された前記切削ブレードが前記チャックテーブルの前記保持面に接触するときの前記切込み送り手段によって移動した前記切削手段の位置を算出して、原点位置とするセットアップ方法であって、該切込み送り手段が該切削手段を移動させることにより、前記擬似ブレードを該チャックテーブルに接触させ、前記検知部が導通を検知したときに前記位置認識部が認識した位置を、前記第1の記憶部が記憶する第1の記憶工程と、該切込み送り手段が該切削手段を移動させることにより、該擬似ブレードを前記進入部に進入させ、前記物体検知部が進入を検知したときに該位置認識部が認識した位置を、前記第2の記憶部が記憶する第2の記憶工程と、該第1の記憶工程で該第1の記憶部が記憶した位置と、該第2の記憶工程で該第2の記憶部が記憶した位置との差を、前記算出部が算出する第1の算出工程と、該切込み送り手段が該切削手段を移動させることにより、該切削ブレードを該進入部に進入させ、該物体検知部が進入を検知したときに該位置認識部が認識した位置と、該第1の算出工程で該算出部が算出した差とに基づいて、該算出部が該原点位置を算出する第2の算出工程と、を備えた。
本発明に係る切削装置によれば、擬似ブレードがチャックテーブルに接触したときの切削手段の位置と、擬似ブレードが物体検知部に進入したときの切削手段の位置とに基づいて、切込み送り方向における距離を算出するので、切削ブレードが物体検知部に進入したときの位置がわかれば、切削ブレードがチャックテーブルに接触するときの切削手段の位置を求めることができる。したがって、切削ブレードをチャックテーブルに接触させずに切削手段の原点を設定することができるため、切削ブレードの先端に金属が付着するなど刃先の状態が悪化するのを防ぎ、切削液による誤検出を防ぐことができる。
また、本発明に係るセットアップ方法によれば、擬似ブレードがチャックテーブルに接触したときの切削手段の位置と、擬似ブレードが物体検知部に進入したときの切削手段の位置との差を算出し、算出した差と、切削ブレードが物体検知部に進入したときの切削手段の位置とに基づいて、原点位置を算出するので、切削ブレードをチャックテーブルに接触させる必要がなく、切削ブレードの先端に金属が付着するなど刃先の状態が悪化するのを防ぎ、切削液による誤検出を防ぐことができる。また、導電性のない切削ブレードを装着したままでもセットアップをすることができるので、セットアップ作業の工程数を抑え、スピンドルの破損を防ぐことができる。
切削装置を示す斜視図。 切削装置を示す側面図及び背面図。 セットアップ方法を示すフローチャート。 第1の記憶工程を示す側面図。 第2の記憶工程及び第1の算出工程を示す側面図。 第2の算出工程を示す側面図。 別の切削装置の切削手段を示す側面図及び背面図。 更に別の切削装置における第1の記憶工程を示す側面図。 更に別の切削装置における第2の記憶工程を示す側面図。
図1に示す切削装置10は、ウェーハなどの板状ワークを保持するチャックテーブル11と、チャックテーブル11に保持された板状ワークを切削する切削手段12と、切削手段12を±Z方向に移動させる切込み送り手段13と、発光部41と受光部42との間に物体が進入したことを検知する物体検知部14と、切削手段12及び切込み送り手段13を±Y方向に移動させる割出し送り手段15と、チャックテーブル11を±X方向に移動させる切削送り手段16とを備え、チャックテーブル11に保持された板状ワークに設けられた分割予定ラインに沿って板状ワークを切削することにより、板状ワークを切断することができる。
チャックテーブル11は、XY平面に平行な保持面111を有し、保持面111に載置された板状ワークを吸引して保持することができる。
切削手段12は、スピンドル21の先端に切削ブレード20が装着され、±Y方向に平行な回転軸を中心として切削ブレード20を回転させて、板状ワークを切削する。
切込み送り手段13は、±Z方向に平行なねじ軸をモータ31が回転させることにより、ねじ軸に係合した移動部33がガイド34に案内されて±Z方向に移動する構成となっている。切削手段12は、移動部33に固定され、移動部33の移動に伴って±Z方向(切込み送り方向)に移動する。切込み送り手段13は、切削手段12を−Z方向に移動させることによりチャックテーブル11に接近させ、切削手段12を+Z方向に移動させることによりチャックテーブル11から離間させる。
割出し送り手段15は、例えばボールねじ機構を有し、±Y方向に平行なねじ軸52をモータ51が回転させることにより、ねじ軸52に係合した移動部53がガイド54に案内されて±Y方向(割出し送り方向)に移動する構成となっている。切込み送り手段13は、移動部53に固定され、移動部53の移動に伴って±Y方向に移動し、切削手段12は、切込み送り手段13の移動に伴って±Y方向に移動する。
切削送り手段16は、例えばボールねじ機構を有し、±X方向に平行なねじ軸62をモータ61が回転させることにより、ねじ軸62に係合した移動部63がガイド64に案内されて±X方向(切削送り方向)に移動する構成となっている。チャックテーブル11は、移動部63に固定され、移動部63の移動に伴って±X方向に移動する。
切削装置10は、分割予定ラインが±X方向に平行になる向きで板状ワークをチャックテーブル11が保持し、割出し送り手段15が切削手段12を±Y方向に移動させて切削ブレード20を分割予定ラインの真上に位置付け、切削手段12が切削ブレード20を回転させ、位置認識部17が切削手段12を−Z方向に移動させて切削ブレード20を板状ワークに切り込ませ、切削送り手段16がチャックテーブル11を±X方向に切削送りすることにより、分割予定ラインに沿って板状ワークを切削する。
図2に示すように、切削装置10は、更に、切込み送り手段13によって移動した切削手段12の±Z方向における位置を認識する位置認識部17と、チャックテーブル11とスピンドル21とが接触したことを検知する検知部18と、位置認識部17が認識した位置を記憶する第1の記憶部91及び第2の記憶部92と、切削ブレード20がチャックテーブル11に接触するときの切削手段12の位置(原点位置)を算出する算出部93とを備えている。切削装置10は、算出部93が算出した原点位置を基準として、切削送り手段16を制御することにより、板状ワークに対する切削ブレード20の切込み深さを調整する。
位置認識部17は、例えばエンコーダやリニアスケールなどであり、切込み送り手段13の移動部33の位置やモータ31の回転数などを測定することにより、切削手段12の切込み送り方向における位置を計測する。
検知部18は、直流電源などの電源81と直列に電気接続し、スピンドル21とチャックテーブル11とが導通したことを検知する。検知部18と電源81との直列回路は、一端が切削手段12のスピンドル21に電気接続し、他端がチャックテーブル11に電気接続している。スピンドル21とチャックテーブル11とが導通すると、検知部18を電流が流れるので、検知部18は、スピンドル21とチャックテーブル11とが導通したことを検知する。
物体検知部14の発光部41は、スピンドル21の回転軸29の直下(−Z方向)に配置され、+Y方向へ向けて光を発する。進入部43は、スピンドル21の回転軸29の直下(−Z方向)に配置され、切削ブレード20が進入可能な幅を有している。受光部42は、スピンドル21の回転軸29の直下(−Z方向)に配置され、進入部43を隔てて発光部41と対峙し、発光部41が発した光を−Y方向から受光する。切削ブレード20などの遮光性を有する物体が進入部43に進入すると、発光部41が発した光が遮られ、受光部42が受光する光の受光量が減少するので、物体検知部14は、光の受光量に基づいて進入部43に遮光物体が進入したことを検知する。
チャックテーブル11の保持面111は、吸引源112に接続されている。また、チャックテーブル11の保持面111の周囲には、金属枠113が設けられている。金属枠113は、保持面111と同じ平面上に配置されている。
切削手段12には、擬似ブレード22が配設されている。擬似ブレード22は、例えばSUS304などのオーステナイト系ステンレスやSUS430などのフェライト系ステンレスなど、導電性と遮光性とを有する材料で形成されている。擬似ブレード22は、位置決めピン23によりスピンドル21の回転軸29の下方(切込み送り方向)に配置され、取付けねじ24によりスピンドル21に固定されている。擬似ブレード22は、スピンドル21と電気接続している。擬似ブレード22がチャックテーブル11の金属枠113に接触すると、スピンドル21とチャックテーブル11とが導通し、検知部18がそのことを検知する。
また、擬似ブレード22の−Z側の先端は、外径(曲率半径)が切削ブレード20とほぼ等しい円弧221を有する形状に形成されている。円弧221の中心は、スピンドル21の回転軸29の±Z方向に位置している。擬似ブレード22の円弧221付近は、進入部43に進入可能な厚さを有する。擬似ブレード22が進入部43に進入すると、物体検知部14がそのことを検知する。
第1の記憶部91は、擬似ブレード22がチャックテーブル11に接触したことを検知部18が検知したときに位置認識部17が計測した切削手段12の±Z方向における位置を記憶する。一方、第2の記憶部92は、擬似ブレード22が進入部43に進入したことを物体検知部14が検知したときに位置認識部17が計測した切削手段12の±Z方向における位置を記憶する。算出部93は、第1の記憶部91が記憶した位置と、第2の記憶部92が記憶した位置との差を算出することにより、チャックテーブル11の保持面111と、進入部43に擬似ブレード22が進入したことを物体検知部14が検知する位置との間の±Z方向における距離を求める。
図3に示すセットアップ方法は、切削手段12の切込み送り方向の原点位置を求める作業のことであり、初めての場合と、2回目以降の場合とで、処理の内容が異なる。初めての場合とは、例えば切削装置10の稼動を開始する前や、チャックテーブル11を交換した場合など、チャックテーブル11の保持面111の高さと、物体検知部14が物体を検知する高さとの間の関係が不明な場合に行う最初のセットアップ処理のことである。2回目以降の場合とは、切削ブレード20を交換した場合や、切削により切削ブレード20が磨耗した場合など、チャックテーブル11の保持面111の高さと物体検知部14が物体を検知する高さとの間の関係は変わらず、切削ブレード20だけが変化した場合に行うセットアップ処理のことである。
最初のセットアップ処理の場合は、擬似ブレード22がチャックテーブル11に接触したときの切削手段12の切込み送り方向の位置を記憶する第1の記憶工程96と、擬似ブレード22が進入部43に進入したときの切削手段12の切込み送り方向の位置を記憶する第2の記憶工程97と、第1の記憶工程96で記憶した位置と第2の記憶工程97で記憶した位置との差を算出する第1の算出工程98と、切削ブレード20が進入部43に進入したときの切削手段12の位置と第1の算出工程98で算出した差とに基づいて原点位置を算出する第2の算出工程99とが実行される。これに対し、2回目以降のセットアップ処理の場合は、最初のセットアップ処理の第1の算出工程98で算出した差が使えるので、第1の記憶工程96〜第1の算出工程98は実行されず、第2の算出工程99だけが実行される。
以下、図3のフローチャートに沿って、各工程について詳述する。
(1)第1の記憶工程
図4に示すように、切削送り手段16がチャックテーブル11を±X方向に移動させ、割出し送り手段15が切削手段12を−Y方向に移動させて、チャックテーブル11の金属枠113の真上に擬似ブレード22の円弧221を位置付ける。次に、切込み送り手段13が切削手段12を−Z方向に移動させて、擬似ブレード22をチャックテーブル11に接近させる。擬似ブレード22の円弧221が金属枠113に接触すると、検知部18がそのことを検知するので、そのときに位置認識部17が計測した切削手段12の±Z方向における位置を、第1の記憶部91が第1の位置71として記憶する。その後、切込み送り手段13は、切削手段12を+Z方向に移動させ、擬似ブレード22と金属枠113とを離間させる。
(2)第2の記憶工程
図5に示すように、切削送り手段16がチャックテーブル11を±X方向に移動させ、切削ブレード20と干渉しない位置に退避させる。また、割出し送り手段15が切削手段12を+Y方向に移動させて、進入部43の真上に擬似ブレード22の円弧221を位置付ける。次に、切込み送り手段13が切削手段12を−Z方向に移動させて、擬似ブレード22を物体検知部14に接近させる。擬似ブレード22の円弧221が進入部43に進入すると、物体検知部14がそのことを検知するので、そのときに位置認識部17が計測した切削手段12の±Z方向における位置を、第2の記憶部92が第2の位置72として記憶する。その後、切込み送り手段13は、切削手段12を+Z方向に移動させ、擬似ブレード22を進入部43から退避させる。
(3)第1の算出工程
算出部93は、第1の記憶工程96で第1の記憶部91が記憶した第1の位置71と、第2の記憶工程97で第2の記憶部92が記憶した第2の位置72との差を算出して、図5に示す距離73として記憶する。距離73は、擬似ブレード22がチャックテーブル11に接触するときの切削手段12の高さと、擬似ブレード22が進入部43に進入するときの切削手段12の高さとの間の差であるから、保持面111の高さと、物体検知部14が物体の進入を検知する位置の高さとの間の差と等しい。したがって、距離73を用いれば、切削ブレード20が進入部43に進入したことを物体検知部14が検知したときにおける切削手段12の±Z方向における位置から、切削ブレード20がチャックテーブル11の保持面111に接触するときの切削手段12の±Z方向における位置を算出することができ、切削ブレード20を実際にチャックテーブル11に接触させる必要はない。
(4)第2の算出工程
図6に示すように、割出し送り手段15が切削手段12を+Y方向に移動させ、進入部43の真上に、切削手段12に装着された切削ブレード20を位置付ける。次に、切込み送り手段13が切削手段12を−Z方向に移動させて、切削ブレード20を物体検知部14に接近させる。切削ブレード20の下端が進入部43に進入すると、物体検知部14がそのことを検知するので、そのときに位置認識部17が計測した切削手段12の±Z方向における位置を、算出部93が第3の位置74として取得する。その後、切込み送り手段13は、切削手段12を+Z方向に移動させ、切削ブレード20を進入部43から退避させる。算出部93は、取得した第3の位置74から、第1の算出工程98で記憶した距離73だけ+Z方向に離れた位置を算出し、原点位置75として記憶する。
このようにして、実際に切削ブレード20をチャックテーブル11に接触させることなく、切削ブレード20がチャックテーブル11の保持面111に接触するときの切削手段12の±Z方向における位置を算出する。切削装置10は、チャックテーブル11に保持された板状ワークを切削する際、算出部93が記憶した原点位置75を基準として、切削手段12の切込み送り量を制御する。
切削ブレード20をチャックテーブル11に接触させることなく、原点位置75を求めることができるので、切削ブレード20をチャックテーブル11の金属枠113に切り込ませる必要がない。このため、切削ブレード20の刃先に金属材料が付着するなどして切削ブレード20の刃先の状態が悪化するのを防ぐことができる。
また、切削ブレード20が導電性を有さない場合であっても、セットアップ処理をすることができるので、セットアップのために切削ブレード20を交換する必要がなく、セットアップ作業の工程数を減らすことができる。また、切削ブレード20を導電性を有するものに交換せずにセットアップ作業をしたことによるスピンドル21の破損を防ぐことができる。
2回目以降のセットアップ処理では、チャックテーブル11とスピンドル21との間の導通を検知する必要がないので、保持面111の上に切削水がある場合でも、原点位置75を誤ることはない。
また、擬似ブレード22を導電性の高い材料で形成すれば、検知部18が導通を検知する電流の閾値を大きくすることができるので、抵抗の大きい切削水に擬似ブレード22が接触しても、検知部18は導通を検知しない。したがって、最初のセットアップ処理時に、保持面111の上に切削水がある場合でも、原点位置75を誤ることはない。
図7に示す切削装置10Aは、切削手段12に代えて、切削手段12Aを備える点が図1に示した切削装置10と異なる。それ以外の点は、切削装置10と同様である。
切削手段12Aは、スピンドル21の下側に切欠部211を有し、擬似ブレード22は、切欠部211の中から−Z方向に向けて配設されている。擬似ブレード22は、スピンドル21の回転軸29の−Z方向に配設され、−Z側の端部が、外径(曲率半径)が切削ブレード20とほぼ等しい円弧221を有する形状に形成されている。切欠部211は、擬似ブレード22を物体検知部14の進入部43に進入させたとき、スピンドル21と物体検知部14とが干渉するのを防ぐ役割を有している。
擬似ブレード22を切欠部211の中に配設することにより、スピンドル21の長さにかかわらず、擬似ブレード22と切削ブレード20との間の距離を短くすることができる。セットアップ処理時に割出し送り手段15が切削手段12を移動させる距離が短くなるので、セットアップ処理にかかる時間を短縮することができる。
なお、切欠部211を設けず、擬似ブレード22をスピンドル21の側面に配設する構成であってもよいが、スピンドル21の側面は曲面であるため、擬似ブレード22の位置合わせをするのが難しくなる場合がある。切欠部211を設けて、そのなかに形成された平面に擬似ブレード22を固定すれば、擬似ブレード22の位置合わせが容易になるので、好ましい。
図8に示す切削装置10Bは、図2に示した検知部18及び電源81に代えて、検知部18Bを備えている。この検知部18Bは、いわゆるタッチセンサーであり、検知部18Bは、切削手段12Bを構成する擬似ブレード22の上方に配設されている。擬似ブレード22は、上部が検知室180に収容されており、検知部18Bは、検知室180の天井部に固定されている。また、検知室180の天井部には、バネ181の上端が固定されている。一方、バネ181の下端は、擬似ブレード22の上部に連結されており、擬似ブレード22は、バネ181によって下方に付勢されている。擬似ブレード22は、検知室180の下部の開口部分から下方に突出している。
(1−2)第1の記憶工程
チャックテーブル11の金属枠113の真上に擬似ブレード22の円弧221を位置付け、切込み送り手段13が切削手段12Bを−Z方向に移動させて、図8に示すように、切削手段12Bを構成する擬似ブレード22をチャックテーブル11に接近させ、擬似ブレード22の円弧221を金属枠113に接触させる。擬似ブレード22の円弧221が金属枠113に接触した後もさらに切削手段12Bを−Z方向に下降させると、バネ181の収縮をともなって擬似ブレード22が検知部18Bとの関係で相対的に上昇するため、やがて擬似ブレード22の上端が検知部18Bに接触し、検知部18Bがこのことを検知する。
擬似ブレード22の円弧221が金属枠113に最初に接触してから擬似ブレード22の上端が検知部18Bに接触するまでの切削手段12Bの−Z方向の下降量は一定の値であるため、擬似ブレード22の上端が検知部18Bに接触しそのことを検知部18Bが検知したときの切削手段12の切込み送り方向の位置から、当該一定の値を差し引きすることで、擬似ブレード22が金属枠113に接触した瞬間の切削手段12Bの切削送り方向の位置を算出し、この値を第1の記憶部91が第1の位置として記憶する。その後、切込み送り手段13は、切削手段12Bを+Z方向に移動させ、擬似ブレード22と金属枠113とを離間させる。
(2−2)第2の記憶工程
図9に示すように、バネ181によって擬似ブレード22が下方に付勢された状態で、進入部43の真上に擬似ブレード22の円弧221を位置付け、図2に示した切込み送り手段13が切削手段12Bを−Z方向に移動させて、擬似ブレード22を物体検知部14に接近させる。擬似ブレード22の円弧221が進入部43に進入すると、物体検知部14がそのことを検知するので、そのときに位置認識部17が計測した切削手段12Bの±Z方向における位置を、第2の記憶部92が第2の位置として記憶する。その後、切込み送り手段13は、切削手段12Bを+Z方向に移動させ、擬似ブレード22を進入部43から退避させる。
第1の記憶工程及び第2の記憶工程の後、前記同様、第1の記憶工程及び第2の記憶工程で記憶した第1の位置と第2の位置とを用いて第1の算出工程及び第2の算出工程を実行し、切削手段12の切込み送り方向の原点位置を算出する。
以上のように、擬似ブレード22の位置は、スピンドル21の回転軸29に対して切込み送り方向であればよい。そうであれば、切削手段12,12Aと物体検知部14とを相対的に切削送り方向に移動させる必要がない。これにより、物体検知部14を切削装置の基台に固定することができる。切削送り方向において、切削手段と物体検知部14とを位置合わせする必要がないので、セットアップ処理にかかる時間を短縮することができる。
擬似ブレード22の±Z方向における位置は、特に限定しないが、円弧221の下端が切削ブレード20の下端よりも高い位置にあれば、板状ワークを切削する際、擬似ブレード22と板状ワークやチャックテーブル11とが干渉しないので、望ましい。物体検知部14が物体の進入を検知する位置の高さも、特に限定しないが、チャックテーブル11の保持面111の高さよりも低い位置であれば、板状ワークを切削する際、スピンドル21と物体検知部14とが干渉しないので、望ましい。
擬似ブレード22は、切削ブレード20と同じ外径の円弧221を有する形状でなくてもよいが、切削ブレード20と同じ外径の円弧221を有する形状であれば、擬似ブレード22が進入部43に進入したときと、切削ブレード20が進入部43に進入したときとで、受光部42が受光する光の受光量が同じように変化する。これにより、進入部43に進入した物体が切削ブレード20であるか擬似ブレード22であるかにかかわらず、進入部43の同じ位置まで物体が進入した時点で、物体検知部14が物体の進入を検知する。したがって、物体検知部14が物体の進入を検知する位置の差に起因する誤差の発生を防ぐことができる。
擬似ブレード22の材質は、ステンレスに限らず、遮光性を有する材質であればよいが、錆びにくい材質であることが望ましい。図2に示した検知部18のように、電気的導通によって接触を検知する構成である場合は、擬似ブレード22は、遮光性に加えて導通性を有する材質によって形成される。また、樹脂のような変形しやすい材質ではなく、変形しにくい材質のほうが、導通が確実に行われ、原点位置の算出精度が高くなるので、望ましい。切削ブレード20と異なり、擬似ブレード22は回転しないので、擬似ブレード22をチャックテーブル11に接触させても、チャックテーブル11に傷や凹みが形成されることはない。また、SUS430のように熱膨張しにくい材質のほうが、温度変化による原点位置の算出誤差が小さくなるので、望ましい。
算出部93とは別に距離記憶部を設け、第1の算出工程98で算出部93が算出した距離73を距離記憶部が記憶する構成であってもよい。また、第3の記憶部を設け、第2の算出工程99で位置認識部17が計測した第3の位置74を第三の記憶部が記憶する構成であってもよい。また、算出部93とは別に原点位置記憶部を設け、第2の算出工程99で算出部93が算出した原点位置75を原点位置記憶部が記憶する構成であってもよい。
10,10A 切削装置、
11 チャックテーブル、111 保持面、112 吸引源、113 金属枠、
12,12A,12B 切削手段、20 切削ブレード、21 スピンドル、
211 切欠部、
22 擬似ブレード、221 円弧、23 位置決めピン、24 取付けねじ、
29 回転軸、
13 切込み送り手段、15 割出し送り手段、16 切削送り手段、
31,51,61 モータ、33,53,63 移動部、34,54,64 ガイド、
52,62 ねじ軸、
14 物体検知部、41 発光部、42 受光部、43 進入部、
17 位置認識部、71 第1の位置、72 第2の位置、73 距離、
74 第3の位置、75 原点位置、
18,18B 検知部、180 検知室、181 バネ、81 電源、
91 第1の記憶部、92 第2の記憶部、93 算出部、
96 第1の記憶工程、97 第2の記憶工程、98 第1の算出工程、
99 第2の算出工程

Claims (2)

  1. 板状ワークを保持面で保持するチャックテーブルと、
    スピンドルに装着された切削ブレードを回転させて、該チャックテーブルに保持された該板状ワークを切削する切削手段と、
    該切削手段を該チャックテーブルに対して接近若しくは離間する切込み送り方向に移動させる切込み送り手段と、
    該切込み送り手段によって移動した該切削手段の位置を認識する位置認識部と、
    発光する発光部と、遮光物体が進入可能な進入部を隔てて該発光部と対峙し該発光部が発光した光を受光する受光部とを有し、該受光部が受光した光の受光量に基づいて該進入部に遮光物体が進入したことを検知する物体検知部と、
    該チャックテーブルと該切削手段とが接触したことを検知する検知部と、
    を備えた切削装置であって、
    該物体検知部の該発光部及び該進入部及び該受光部は、該スピンドルの回転軸の該切込み送り方向に配置され、
    該切削手段は、
    該切削ブレードと外径が同じ円弧を有する形状で、遮光性と導電性とを有し、該スピンドルの回転軸の該切込み送り方向に配置された擬似ブレードを有し、
    該切削装置は、更に、
    該擬似ブレードが該チャックテーブルに接触したことを該検知部により検知したときに該位置認識部により認識した該切削手段の位置を記憶する第1の記憶部と、
    該擬似ブレードが該物体検知部の該進入部に進入したことを該物体検知部により検知したときに該位置認識部により認識した該切削手段の位置を記憶する第2の記憶部と、
    該第1の記憶部が記憶した位置と、該第2の記憶部が記憶した位置との差を算出することにより、該チャックテーブルの該保持面と、該進入部に該擬似ブレードが進入したことを該物体検知部が検知する位置との間の該切込み送り方向における距離を求める算出部と、
    を備えた、切削装置。
  2. 請求項1記載の切削装置を用いて、前記スピンドルに装着された前記切削ブレードが前記チャックテーブルの前記保持面に接触するときの前記切込み送り手段によって移動した前記切削手段の位置を算出して、原点位置とするセットアップ方法であって、
    該切込み送り手段が該切削手段を移動させることにより、前記擬似ブレードを該チャックテーブルに接触させ、前記検知部が接触を検知したときに前記位置認識部が認識した位置を、前記第1の記憶部が記憶する第1の記憶工程と、
    該切込み送り手段が該切削手段を移動させることにより、該擬似ブレードを前記進入部に進入させ、前記物体検知部が進入を検知したときに該位置認識部が認識した位置を、前記第2の記憶部が記憶する第2の記憶工程と、
    該第1の記憶工程で該第1の記憶部が記憶した位置と、該第2の記憶工程で該第2の記憶部が記憶した位置との差を、前記算出部が算出する第1の算出工程と、
    該切込み送り手段が該切削手段を移動させることにより、該切削ブレードを該進入部に進入させ、該物体検知部が進入を検知したときに該位置認識部が認識した位置と、該第1の算出工程で該算出部が算出した差とに基づいて、該算出部が該原点位置を算出する第2の算出工程と、
    を備えた、セットアップ方法。
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