JP6178662B2 - 入退室管理システムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、入退室管理技術に関し、特に記録媒体に記録されている照合用の識別情報を用いて入退室を判定する入退室管理技術に関する。
一般に、施設において特定の管理区画に対する利用者の入退室を管理する入退室管理システムでは、利用者のIDカードなどの記録媒体に記録されている照合用の識別情報を、予め登録されている登録識別情報と照合し、その照合結果に基づいて、入退室可否を判定するものとなっている(例えば、特許文献1−3など参照)。
特開平09−112095号公報 特開2007−146599号公報 特開2011−226114号公報
このような施設の入退室管理システムでは、照合に用いる識別情報の多様化に伴って、既存の識別情報の他に異なる識別情報についても照合可能とさせる必要がある場合がある。例えば、部署やテナントごとに導入されている入退室管理システムを1つに統合する場合、それぞれの入退室管理システムで用いている個々の識別情報で照合可能とする必要がある。また、識別情報として個人情報を用いる場合、利用者によって使用を許諾する個人情報の種別が異なる場合もある。また、セキュリティ性などの運用面から、指紋などの生体情報からなる新たな識別情報に切り替える場合、すべての利用者に関する新たな識別情報が登録情報として登録されるまでの過渡期において、複数の識別情報で照合可能とさせる必要がある。
しかしながら、前述した従来技術では、入退室判定時の照合に用いる識別情報は、予め定めたいずれか1つの識別情報である。このため、異なる識別情報についても照合可能とするには、それぞれの識別情報ごとに、当該識別情報を照合して入退室判定を行う入退室管理システムを並列的に導入するという対応が考えられる。しかし、このような対応では、管理区画の出入口にそれぞれの入退室管理システムで用いる操作端末を並列的に設置する必要があり、設備コストや設置作業が増大するという問題点に加えて、運用面において利用者が操作しづらいという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、照合に用いる識別情報の多様化に対応可能な入退室管理技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる入退室管理システムは、施設内の各管理区画に設けられて、利用者の記録媒体に記録されている照合用の識別情報を読み出す操作端末と、伝送回線を介して前記操作端末と接続されて、当該操作端末から通知された前記識別情報に基づいて予め登録されている登録情報を参照することにより、前記管理区画に対する前記利用者の入退室可否を照合する照合装置とを備え、前記操作端末は、前記記録媒体から前記識別情報を全て読み出して、これら識別情報ごとに、当該識別情報の照合要求を前記照合装置に対して順に通知する照合要求部と、前記各照合要求に対して前記照合装置から返送された各照合結果から照合成功を示す照合結果を検索し、照合成功の検索有無を示す検索結果を当該照合装置へ通知する照合結果検索部を備え、前記照合装置は、前記操作端末からの前記照合要求の通知に応じて、当該照合要求に含まれる識別情報に基づき前記入退室可否を照合し、得られた照合結果を当該操作端末へ返送する照合処理部と、前記操作端末からの前記検索結果の通知に応じて当該検索結果を確認し、当該検索結果が示す照合成功の検索有無に基づいて、前記管理区画に対する前記利用者の入退室可否を判定する入退室処理部と備えている。
これに加えて、本発明にかかる上記入退室管理システムは、前記照合要求部が、前記照合装置からの照合成功を示す前記照合結果の返送に応じて、残りの識別情報に関する照合要求の通知を中止し、前記照合結果検索部は、前記照合装置からの照合成功を示す前記照合結果の返送に応じて、照合成功の検索ありを示す検索結果を当該照合装置へ通知するようにしたものである。
また、本発明にかかる入退室管理方法は、施設内の各管理区画に設けられて、利用者の記録媒体に記録されている照合用の識別情報を読み出す操作端末と、伝送回線を介して前記操作端末と接続されて、当該操作端末から通知された前記識別情報に基づいて予め登録されている登録情報を参照することにより、前記管理区画に対する前記利用者の入退室可否を照合する照合装置とを備える入退室管理システムで用いられる入退室管理方法であって、前記操作端末の照合要求部が、前記記録媒体から前記識別情報を全て読み出して、これら識別情報ごとに、当該識別情報の照合要求を前記照合装置に対して順に通知する照合要求ステップと、前記照合装置の照合処理部が、前記操作端末からの前記照合要求の通知に応じて、当該照合要求に含まれる識別情報に基づき前記入退室可否を照合し、得られた照合結果を当該操作端末へ返送する照合処理ステップと、前記操作端末の照合結果検索部が、前記各照合要求に対して前記照合装置から返送された前記各照合結果から照合成功を示す照合結果を検索し、照合成功の検索有無を示す検索結果を当該照合装置へ通知する照合結果検索ステップと、前記照合装置の入退室処理部が、前記操作端末からの前記検索結果の通知に応じて当該検索結果を確認し、当該検索結果が示す照合成功の検索有無に基づいて、前記管理区画に対する前記利用者の入退室可否を判定する入退室処理ステップと備えている。
これに加えて、本発明にかかる上記入退室管理方法は、前記照合要求ステップが、前記照合装置からの照合成功を示す前記照合結果の返送に応じて、残りの識別情報に関する照合要求の通知を中止し、前記照合結果検索ステップは、前記照合装置からの照合成功を示す前記照合結果の返送に応じて、照合成功の検索ありを示す検索結果を当該照合装置へ通知するようにしたものである。
本発明によれば、異なる種類からなる複数の識別情報のうち、いずれか1つの識別情報について照合成功が得られた場合には、入退室可と判定される。したがって、それぞれの識別情報ごとに、当該識別情報を照合して入退室判定を行う入退室管理システムを並列的に導入することなく、1つの入退室管理システムで、照合に用いる識別情報の多様化に対応することができる。
入退室管理システムの構成を示すブロック図である。 登録情報の構成例である。 操作端末における照合要求・検索処理を示すフローチャートである。 照合装置における照合処理を示すフローチャートである。 照合装置における入退室処理を示すフローチャートである。 入退室管理システムの動作例を示すシーケンス図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[入退室管理システム]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システム1について説明する。図1は、入退室管理システムの構成を示すブロック図である。
この入退室管理システム1は、施設において特定の管理区画に対する利用者の入退室を管理する機能を有しており、主な構成として、IDカード10、操作端末20、照合装置40、および管理装置50を備えている。
IDカード10は、半導体メモリを内蔵するIDカードなどの記録媒体からなり、入退室判定に用いる識別情報を記憶する機能を有している。
操作端末20は、全体として非接触方式または接触方式のカードリーダなど、利用者の操作を受け付ける端末装置からなり、施設内の各管理区画30に設けられて、利用者のIDカード10に記録されている照合用の識別情報を読み出す機能を有している。
照合装置40は、工業プラントやビル建物などの施設を管理する施設管理システムで用いられるコントローラなどの情報処理装置からなり、伝送回線L1を介して操作端末20とデータ通信可能に接続されて、操作端末20から通知された識別情報に基づいて予め登録されている登録情報を参照することにより、管理区画30に対する利用者の入退室可否を照合する機能を有している。
管理装置50は、サーバ装置などの情報処理装置からなり、照合装置40から通知された入退室判定処理の内容を示す履歴情報を蓄積する機能を有している。
各管理区画30には、操作端末20のほか、当該管理区画30で入退室するためのドア31と、当該ドア31の施錠/開錠を行う電気錠32とが設けられており、この電気錠32が伝送回線L1を介して照合装置40からの指示により動作するものとなっている。
本実施の形態は、このような操作端末20に照合要求部23および照合結果検索部24を設けるとともに、照合装置40に照合処理部44および入退室処理部45を設け、IDカード10に記録されている複数の識別情報のいずれかにおいて照合が成功した場合は、管理区画30に対して入退室可と判定するようにしたものである。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる操作端末20および照合装置40の構成について説明する。
操作端末20には、主な機能部として、伝送I/F部21、カードI/F部22、照合要求部23、および照合結果検索部24が設けられている。
伝送I/F部21は、一般的なデータ伝送回路からなり、伝送回線L1を介して照合装置40との間でデータ伝送を行うことにより、照合要求、照合結果、検索結果などの入退室判定処理に用いる各種メッセージをやり取りする機能を有している。
カードI/F部22は、一般的な非接触方式/接触方式のI/F回路からなり、IDカード10から予め記録されている照合用の識別情報など、各種の記録データを読み出す機能を有している。
照合要求部23は、CPUなどの演算処理回路からなり、カードI/F部22を介してIDカード10から識別情報を全て読み出す機能と、これら識別情報ごとに、当該識別情報の照合要求を伝送I/F部21から照合装置40に対して順に通知する機能とを有している。この照合要求には、当該照合要求がどの管理区画30の入退室に関するものかを特定するための区画特定情報として、例えば操作端末20を識別するための端末IDが含まれている。
照合結果検索部24は、各照合要求に対して照合装置40から返送されて伝送I/F部21を介して受信した照合結果から照合成功を示す照合結果を検索する機能と、照合成功の検索有無を示す検索結果を伝送I/F部21から照合装置40へ通知する機能とを有している。
照合装置40は、主な機能として、伝送I/F部41、通信I/F部42,登録情報記憶部43、照合処理部44、および入退室処理部45が設けられている。
伝送I/F部41は、一般的なデータ伝送回路からなり、伝送回線L1を介して操作端末20との間でデータ伝送を行うことにより、照合要求、照合結果、検索結果などの入退室判定処理に用いる各種メッセージをやり取りする機能と、伝送回線L1を介して電気錠32との間でデータ伝送を行うことにより、開錠指示や施錠指示などの入退室判定処理に用いる各種メッセージをやり取りする機能とを有している。
通信I/F部42は、一般的なデータ通信回路からなり、通信回線L2を介して管理装置50との間でデータ通信を行うことにより、入退室の履歴を示す履歴情報など、入退室判定処理に関する各種管理情報をやり取りする機能を有している。
登録情報記憶部43は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、操作端末20から通知された識別情報に基づいて、入退室可否を照合するための登録情報を記憶する機能を有している。
図2は、登録情報の構成例である。ここでは、利用者の個人IDごとに、カードIDと、利用者に関する氏名、電話番号、メールアドレス、部署名と、当該利用者が入退室可能な管理区画を示す許可区画と、管理区画を区分して設けたゾーンのゾーン番号、登録情報の登録有無を示す登録状態が組として登録されている。
照合処理部44は、伝送I/F部41を介して受信した操作端末20からの照合要求の通知に応じて、当該照合要求に含まれる識別情報に基づき登録情報記憶部43の登録情報を参照することにより、管理区画30に対する利用者の入退室可否を照合する機能と、得られた照合結果を伝送I/F部41から操作端末20へ返送する機能とを有している。この際、照合処理部44は、照合要求に含まれている区画特定情報から、判定対象となる管理区画30を特定し、当該照合要求に含まれる識別情報と対応する登録情報の許可区画に、判定対象となる管理区画30が含まれているか否かにより、管理区画30に対する利用者の入退室可否を照合する。
入退室処理部45は、伝送I/F部41を介して受信した操作端末20からの検索結果の通知に応じて当該検索結果を確認する機能と、当該検索結果が示す照合成功の検索有無に基づいて管理区画30に対する利用者の入退室可否を判定する機能と、入退室可の判定に応じて伝送I/F部41から当該管理区画30の電気錠32へ開錠指示を通知する機能と、入退室判定の履歴情報を通信I/F部42から通信回線L2を介して管理装置50へ通知する機能とを有している。
[本実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる操作端末20の照合要求・検索処理動作について説明する。図3は、操作端末における照合要求・検索処理を示すフローチャートである。
操作端末20は、利用者によるカード操作に応じて、図3の照合要求・検索処理を実行する。
まず、照合要求部23は、カードI/F部22を介してIDカード10から識別情報を全て読み出す(ステップ100)。
続いて、照合要求部23は、これら識別情報から未照合の識別情報を1つ選択し(ステップ101)、選択した選択識別情報の照合要求を伝送I/F部21から照合装置40に対して通知する(ステップ102)。
照合結果検索部24は、照合要求に対して照合装置40から返送されて伝送I/F部21を介して受信した照合結果が照合成功を示すか否か確認することにより、照合成功を示す照合結果を検索する(ステップ103)。
ここで、受信した照合結果が照合失敗を示す場合(ステップ103:NO)、照合結果検索部24は、全ての識別情報について照合が終了したか確認し(ステップ104)、未照合の識別情報が存在する場合(ステップ104:NO)、ステップ101へ戻る。
一方、全ての識別情報について照合が終了した場合(ステップ104:YES)、照合結果検索部24は、照合成功の検索なしを示す検索結果を伝送I/F部21から照合装置40へ通知し(ステップ105)、一連の照合要求・検索処理を終了する。
また、ステップ103において、受信した照合結果が照合成功を示す場合(ステップ103:YES)、照合結果検索部24は、照合成功の検索ありを示す検索結果を伝送I/F部21から照合装置40へ通知し(ステップ106)、一連の照合要求・検索処理を終了する。
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる照合装置40の照合処理動作について説明する。図4は、照合装置における照合処理を示すフローチャートである。
照合装置40は、操作端末20からの照合要求に応じて、図4の照合処理を実行する。
まず、照合処理部44は、操作端末20からの照合要求に含まれる識別情報を取得し(ステップ110)、得られた識別情報に基づき登録情報記憶部43の登録情報を参照して、当該識別情報と対応する許可区画を検索する(ステップ111)。
これにより、照合処理部44は、当該識別情報と対応する許可区画が登録されているか確認し(ステップ112)、許可区画が登録されている場合(ステップ112:YES)、照合処理部44は、検索により得られた当該許可区画に基づいて、操作端末20と対応する入退室判定対象となる対象区画が入退室許可されているか確認する(ステップ113)。
ここで、対象区画が入退室許可されている場合(ステップ113:YES)、照合処理部44は、照合成功を示す照合結果を伝送I/F部41から操作端末20へ返送し(ステップ114)、一連の照合処理を終了する。
一方、ステップ112において、当該識別情報と対応する許可区画が登録されていない場合(ステップ112:NO)、および、ステップ113において、対象区画が入退室許可されていない場合(ステップ113:NO)、照合処理部44は、照合成功を示す照合結果を伝送I/F部41から操作端末20へ返送し(ステップ114)、一連の照合処理を終了する。
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる照合装置40の入退室処理動作について説明する。図5は、照合装置における入退室処理を示すフローチャートである。
照合装置40は、操作端末20からの検索結果に応じて、図5の入退室処理を実行する。
まず、入退室処理部45は、操作端末20からの検索結果に含まれる照合成功検索有無を取得し(ステップ120)、当該照合成功検索有無が照合成功の検索ありを示すかどうか確認する(ステップ121)。
ここで、当該照合成功検索有無が照合成功の検索ありを示す場合(ステップ121:YES)、入退室処理部45は、管理区画30に対する利用者の入退室可と判定して、伝送I/F部41から当該管理区画30の電気錠32へ開錠指示を通知する(ステップ122)。
この後、入退室処理部45は、これら入退室判定に関する履歴情報を通信I/F部42から通信回線L2を介して管理装置50へ通知して蓄積し(ステップ123)、一連の入退室処理を終了する。
一方、当該照合成功検索有無が照合成功の検索なしを示す場合(ステップ121:NO)、入退室処理部45は、管理区画30に対する利用者の入退室不可と判定して、電気錠32へ開錠指示を通知することなく、ステップ123へ移行して、これら入退室判定に関する履歴情報を通信I/F部42から通信回線L2を介して管理装置50へ通知して蓄積し(ステップ123)、一連の入退室処理を終了する。
[本実施の形態の動作例]
次に、図6を参照して、本実施の形態にかかる入退室管理システム1の動作例について説明する。図6は、入退室管理システムの動作例を示すシーケンス図である。
ここでは、照合用の識別情報として、例えばカードIDとメールアドレスからなる、異なる2つの識別情報A,BがIDカード10に記録されている場合を例として説明する。
まず、操作端末20は、利用者のカード操作に応じてIDカード10から全ての識別情報A,Bを読み出し(ステップ200,201)、操作端末20内の記憶部(図示せず)に一時保存する。
次に、操作端末20は、識別情報Aに関する照合要求を照合装置40に通知し(ステップ210)、これに応じて照合装置40は、識別情報Aを登録情報と照合し(ステップ211)、その照合結果を返送する(ステップ212)。
操作端末20は、照合装置40からの識別情報Aに関する照合結果を確認し(ステップ213)、照合成功を示す場合(ステップ213:YES)、残りの識別情報Bに関する照合要求を中止して、照合成功の検索ありを示す検索完了を照合装置40へ通知する(ステップ214)。
これに応じて照合装置40は、操作端末20と対応する管理区画30の電気錠32に対して、開錠指示を通知し(ステップ215)、一連の照合処理の履歴を示す照合履歴を管理装置50に通知して蓄積する(ステップ216)。
一方、ステップ213において、照合結果が照合失敗を示す場合(ステップ213:NO)、操作端末20は、次の識別情報Bに関する照合要求を照合装置40に通知し(ステップ220)、これに応じて照合装置40は、識別情報Bを登録情報と照合し(ステップ221)、その照合結果を返送する(ステップ222)。
操作端末20は、照合装置40からの識別情報Bに関する照合結果を確認し(ステップ223)、照合成功を示す場合(ステップ223:YES)、照合成功の検索ありを示す検索完了を照合装置40へ通知する(ステップ224)。
これに応じて照合装置40は、操作端末20と対応する管理区画30の電気錠32に対して、開錠指示を通知し(ステップ225)、一連の照合処理の履歴を示す照合履歴を管理装置50に通知して蓄積する(ステップ226)。
一方、ステップ223において、照合結果が照合失敗を示す場合(ステップ223:NO)、操作端末20は、照合成功の検索なしを示す検索完了を照合装置40へ通知する(ステップ230)。
これに応じて照合装置40は、操作端末20と対応する管理区画30の電気錠32に対して、開錠指示を通知することなく、一連の照合処理の履歴を示す照合履歴を管理装置50に通知して蓄積する(ステップ231)。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、操作端末20の照合要求部23が、IDカード10から識別情報を全て読み出して、これら識別情報ごとに、当該識別情報の照合要求を照合装置40に対して順に通知し、照合装置40の照合処理部44が、操作端末20からの照合要求の通知に応じて、当該照合要求に含まれる識別情報に基づき入退室可否を照合し、得られた照合結果を操作端末20へ返送し、操作端末20の照合結果検索部24が、各照合要求に対して照合装置40から返送された照合結果から照合成功を検索し、照合成功の検索有無を示す検索結果を照合装置40へ通知し、照合装置40の入退室処理部45が、操作端末20からの検索結果の通知に応じて検索結果を確認し、検索結果が示す照合成功の検索有無に基づいて管理区画に対する利用者の入退室可否を判定するようにしたものである。
これにより、異なる種類からなる複数の識別情報のうち、いずれか1つの識別情報について照合成功が得られた場合には、入退室可と判定される。したがって、それぞれの識別情報ごとに、当該識別情報を照合して入退室判定を行う入退室管理システムを並列的に導入することなく、1つの入退室管理システムで、照合に用いる識別情報の多様化に対応することができる。
このため、部署やテナントごとに異なる識別情報で照合を行う入退室管理システムが導入されている場合でも、これら識別情報を登録情報として登録するだけで、極めて容易に1つの入退室管理システムに統合することが可能となる。
また、識別情報として個人情報を用いる場合、利用者によって使用を許諾する個人情報の種別が異なる場合にも、各利用者が許諾する個人情報を登録情報として登録するだけで、極めて容易に利用者のニーズに対応することが可能となる。
また、セキュリティ性などの運用面から、指紋などの生体情報からなる新たな識別情報に切り替える際でも、新たな識別情報が登録情報として順次登録される過渡期においても、極めて容易に新旧の識別情報に対応することが可能となる。
また、本実施の形態の操作端末20において、すべての識別情報に関する照合要求を行い、これら照合要求に対する照合結果から照合成功を検索してもよい。例えば、すべての識別情報に関する照合結果を受け取った後、これら照合結果から照合成功を検索してもよい。
一方、照合要求部23が、照合装置40からの照合成功を示す照合結果の返送に応じて、残りの識別情報に関する照合要求の通知を中止し、照合結果検索部24が、同じく照合装置40からの照合成功を示す照合結果の返送に応じて、照合成功の検索ありを示す検索結果を照合装置40へ通知するようにしてもよい。これにより、残りの識別情報に対する余剰な照合処理を省くことができ、入退室管理システムにおける応答性さらに電力消費を改善することが可能となる。
また、本実施の形態において、各識別情報について照合要求をする順序を、予め登録されている照合順序に基づき照合要求を行うようにしてもよい。例えば、図2に示した識別情報のうち、個人IDやカードIDは必ず登録されているが、利用者によっては、登録情報として、電話番号や電子メールアドレスを登録していない場合もある。このような場合には、電話番号や電子メールアドレスにより照合成功が得られる可能性が低下する。したがって、識別情報の登録状況などを考慮した照合順序で照合要求することにより、照合成功を得るまでの照合回数を削減することが可能となる。
また、本実施の形態では、いずれか1つの識別情報に対する照合成功が得られた場合に、入退室可と判定する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、IDカード10に比較的多くの識別情報が登録されており、複数の識別情報で照合成功が得られる場合には、2以上の検出しきい値を設け、照合成功が検出しきい値に達した時点で入退室可と判定するようにしてもよい。これにより、入退室判定の精度を高めることができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1…入退室管理システム、10…記録媒体、20…操作端末、21…伝送I/F部、22…カードI/F部、23…照合要求部、24…照合結果検索部、30…管理区画、31…ドア、32…電気錠、40…照合装置、41…伝送I/F部、42…通信I/F部、43…登録情報記憶部、44…照合処理部、45…入退室処理部、50…管理装置、L1…伝送回線、L2…通信回線。

Claims (2)

  1. 施設内の各管理区画に設けられて、利用者の記録媒体に記録されている照合用の識別情報を読み出す操作端末と、
    伝送回線を介して前記操作端末と接続されて、当該操作端末から通知された前記識別情報に基づいて予め登録されている登録情報を参照することにより、前記管理区画に対する前記利用者の入退室可否を照合する照合装置とを備え、
    前記操作端末は、
    前記記録媒体から前記識別情報を全て読み出して、これら識別情報ごとに、当該識別情報の照合要求を前記照合装置に対して順に通知する照合要求部と、
    前記各照合要求に対して前記照合装置から返送された各照合結果から照合成功を示す照合結果を検索し、照合成功の検索有無を示す検索結果を当該照合装置へ通知する照合結果検索部を備え、
    前記照合装置は、
    前記操作端末からの前記照合要求の通知に応じて、当該照合要求に含まれる識別情報に基づき前記入退室可否を照合し、得られた照合結果を当該操作端末へ返送する照合処理部と、
    前記操作端末からの前記検索結果の通知に応じて当該検索結果を確認し、当該検索結果が示す照合成功の検索有無に基づいて、前記管理区画に対する前記利用者の入退室可否を判定する入退室処理部と備え
    前記照合要求部は、前記照合装置からの照合成功を示す前記照合結果の返送に応じて、残りの識別情報に関する照合要求の通知を中止し、
    前記照合結果検索部は、前記照合装置からの照合成功を示す前記照合結果の返送に応じて、照合成功の検索ありを示す検索結果を当該照合装置へ通知する
    ことを特徴とする入退室管理システム。
  2. 施設内の各管理区画に設けられて、利用者の記録媒体に記録されている照合用の識別情報を読み出す操作端末と、伝送回線を介して前記操作端末と接続されて、当該操作端末から通知された前記識別情報に基づいて予め登録されている登録情報を参照することにより、前記管理区画に対する前記利用者の入退室可否を照合する照合装置とを備える入退室管理システムで用いられる入退室管理方法であって、
    前記操作端末の照合要求部が、前記記録媒体から前記識別情報を全て読み出して、これら識別情報ごとに、当該識別情報の照合要求を前記照合装置に対して順に通知する照合要求ステップと、
    前記照合装置の照合処理部が、前記操作端末からの前記照合要求の通知に応じて、当該照合要求に含まれる識別情報に基づき前記入退室可否を照合し、得られた照合結果を当該操作端末へ返送する照合処理ステップと、
    前記操作端末の照合結果検索部が、前記各照合要求に対して前記照合装置から返送された前記各照合結果から照合成功を示す照合結果を検索し、照合成功の検索有無を示す検索結果を当該照合装置へ通知する照合結果検索ステップと、
    前記照合装置の入退室処理部が、前記操作端末からの前記検索結果の通知に応じて当該検索結果を確認し、当該検索結果が示す照合成功の検索有無に基づいて、前記管理区画に対する前記利用者の入退室可否を判定する入退室処理ステップと備え
    前記照合要求ステップは、前記照合装置からの照合成功を示す前記照合結果の返送に応じて、残りの識別情報に関する照合要求の通知を中止し、
    前記照合結果検索ステップは、前記照合装置からの照合成功を示す前記照合結果の返送に応じて、照合成功の検索ありを示す検索結果を当該照合装置へ通知する
    ことを特徴とする入退室管理方法。
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