JP2017210310A - 物品管理装置、および、物品管理方法 - Google Patents

物品管理装置、および、物品管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017210310A
JP2017210310A JP2016103401A JP2016103401A JP2017210310A JP 2017210310 A JP2017210310 A JP 2017210310A JP 2016103401 A JP2016103401 A JP 2016103401A JP 2016103401 A JP2016103401 A JP 2016103401A JP 2017210310 A JP2017210310 A JP 2017210310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
data
management
image
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016103401A
Other languages
English (en)
Inventor
竹内 格
Kaku Takeuchi
格 竹内
剛 永吉
Takeshi Nagayoshi
剛 永吉
裕一 片山
Yuichi Katayama
裕一 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2016103401A priority Critical patent/JP2017210310A/ja
Publication of JP2017210310A publication Critical patent/JP2017210310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】物品の取扱い管理を精度よく、かつ、容易に行う。
【解決手段】物品管理装置10は、管理対象となる物品の取扱いルールを定義した情報である管理データを記憶する記憶部12と、映像センサ20により撮影された所定の場所の画像を受信する画像受信部131と、所定の場所を撮影した画像と、管理対象となる物品の参照画像とを照合することにより物品の識別情報を特定する物品識別部133と、物品識別部133により特定された物品の識別情報を用いて、どの物品が、いつ、どの場所に設置または移動されたかを含む棚卸データを作成する棚卸データ作成部134と、管理データを参照して、棚卸データに示される物品の設置状況が管理データに示される物品の取扱いルールに適合しているか否かを判定する管理部135とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品管理装置、および、物品管理方法に関する。
物品の取扱いにおいて、意図しない物品の持出しや置き忘れ等のヒヤリ・ハット事象を発見するため、物品の棚卸状況(業務において持ち出して使用する物品の所在等)を把握することが必要である。
このような物品の棚卸状況を把握する技術としては、RFID(Radio Frequency Identification)リーダが設置された保管庫(RFID保管庫)により、保管庫への物品の入出庫を管理する技術や、ハンディターミナル(近距離RFID/バーコード)により、物品の棚卸データを作成する技術がある。
ここで、物品の取扱いを管理するためには、以下の要件を満たす必要があると考えられる。
(要件1)物品を一意に識別する手段を持つこと(WHATの識別手段)。
(要件2)物品(WHAT)と、設置場所(WHERE)、時間(WHEN)、主体(WHO)等の対応関係を維持し、それらの対応を棚卸データとして出力できること。
(要件3)棚卸データが管理データ(物品の取扱いに関するルールを定義したデータ)に適合するか検査できること。
岸上順一 監修、「ポイント図解式RFID教科書」、アスキー、2005年2月
しかし、RFID保管庫の導入コストは高く、また一度設置してしまうと容易には移動できない。また、ハンディターミナルは、導入コストは低く、移動も容易であるが、ユーザが物品に貼付されたRFIDやバーコードの読み取り作業を行う必要がある。さらに、RFID保管庫もハンディターミナルも、RFIDタグやバーコードが別の物品に貼りかえられてしまうと、本来の管理対象の物品を管理することができないという問題もある。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、物品の取扱い管理を精度よく、かつ、容易に行うことを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、管理対象となる物品の取扱いルールを定義した情報である管理データを記憶する記憶部と、所定の場所を撮影した画像を受信する画像受信部と、前記所定の場所を撮影した画像と、前記管理対象となる物品の参照画像データとを照合することにより、前記物品を特定する物品識別部と、前記物品識別部により特定された物品の識別情報を用いて、どの物品が、いつ、どの場所に設置または移動されたかを含む棚卸データを作成する棚卸データ作成部と、前記管理データを参照して、前記棚卸データに示される前記物品の設置状況が前記管理データに示される前記物品の取扱いルールに適合しているか否かを判定する管理部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、物品の取扱い管理を精度よく、かつ、容易に行うことができる。
図1は、物品管理システムの構成例を示す図である。 図2は、管理データの一例を示す図である。 図3は、記録された棚卸データ群と検査結果の一例を示す図である。 図4は、物品管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、物品管理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。本発明は、本実施形態に限定されない。
まず、本実施形態の物品管理システム(システム)の構成例を説明する。図1に示すように、システムは、物品管理装置10と、1以上の映像センサ20とを備える。物品管理装置10と、1以上の映像センサ20とは、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークにより接続される。
物品管理装置10は、映像センサ20により撮影された物品(例えば、PC、携帯電話機、書類ファイル等)の画像を用いて、物品の管理を行う。映像センサ20は、物品を撮影し、その画像データを作成する。この映像センサ20は、例えば、光学カメラや赤外線素子を用いた赤外線カメラ等であり、物品が設置される所定の場所に事前に設置されるものとする。映像センサ20は、物品が設置される場所を撮影し、撮影した画像データを、ネットワークを経由して送信する。
なお、本システムが管理対象とする物品には所定の位置に個体識別のための情報(例えば、バーコード、QRコード(登録商標)等)が貼付されているものとする(図1の符号101参照)。この個体識別のための情報は、撮影画像により特定可能な情報であれば、バーコード、QRコード以外の情報であってもよい。
物品管理装置10を詳細に説明する。物品管理装置10は、入出力部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。入出力部11は、ネットワーク経由で画像等のデータの入出力を行うためのインタフェースである。記憶部12は、物品管理装置10が物品の取扱い状況が、当該物品の取扱いルールに適合しているか判定するための各種データを記憶する。制御部13は、物品管理装置10全体の制御を司り、ここでは主に、物品の画像データを用いて、当該物品の取扱い状況が、当該物品の取扱いルールに適合しているか否かを判定する。
記憶部12は、管理データと、参照画像データとを記憶する。また、記憶部12は、画像受信部131(後記)が受信した画像を一時的に記憶する領域や、棚卸データ作成部134(後記)が作成した棚卸データ(詳細は後記)を記憶する領域を備える。
管理データは、管理対象となる物品の取扱いルールを定義した情報である。この管理データは、例えば、管理対象となる物品の識別情報と、当該物品が所定の場所に設置されるべき期間、当該物品が設置されるべき場所、当該物品を取扱うべきユーザの識別情報等とを対応付けた情報である。図2に管理データの一例を示す。
図2に示す管理データは、どの物品を(WHAT)、いつ(WHEN)、誰が(WHO)、どこ(WHERE)に設置されるべきかを定義している。図2に示す管理データにおいて、「どの物品を(WHAT)」は、例えば、物品の個体それぞれを識別する識別情報(例えば、資産管理番号等)が記述される。また、「いつ(WHEN)」は、例えば、その物品が設置場所に保管されるべき時間帯や期間が記述される。「誰が(WHO)」は、例えば、その物品を取扱える主体(人)を特定する情報(例えば、社員番号等)が記述される。「どこ(WHERE)」は、例えば、物品が設置されるべき場所を特定する情報(例えば、部屋番号等)が記述される。
例えば、図2に示す管理データには、物品1に関する3つのルールが規定されている。すなわち、物品1は、管理者1が、24時間(00:00〜23:59)管理しており、通常はロッカーに保管されるというルールと、社員1は午後(12:00-17:00)の間に作業席1で使用することが許容されるというルールと、社員2は午前(8:30-12:00)の間に作業席2で使用することが許容されるというルールである。これらのルールは排他的ではなく論理和であり、例えば、次のような論理式に対応するものとする。
(WHAT=物品1 & 00:00≦WHEN≦23:59 & WHO=管理者1 & WHERE=ロッカー)
OR
(WHAT=物品1 & 12:00≦WHEN≦17:00 & WHO=社員1 & WHERE=作業席1)
OR
(WHAT=物品1 & 08:30≦WHEN≦12:00 & WHO=社員2 & WHERE=作業席2)
OR
・・・
この管理データは、制御部13が、当該物品の取扱い状況が、当該物品の取扱いルールに適合しているか否かを判定する際に参照される。
参照画像データは、管理対象となる物品(つまり、管理データに登録されている物品)の画像と、当該物品の画像において当該物品の識別情報(例えば、バーコード等)の付される領域(例えば、ピクセル領域等)とを示した情報である。この参照画像データは、物品識別部133が物品の画像から当該物品の識別情報を取得する際に参照される。
なお、上記の管理データおよび参照画像データは、本システムの管理者等により設定され、また必要に応じて適宜変更される。
棚卸データは、物品の取扱い状況を示した情報である。この棚卸データは、例えば、撮影された物品の識別情報と、当該物品の照合が行われた日時、当該物品が設置された場所、当該物品を取扱ったユーザの識別情報等とを対応付けた情報である。この棚卸データは、制御部13により作成される。そして、制御部13は、この棚卸データと、管理データとを参照することで、物品の取扱い状況が、当該物品の取扱いルールに適合しているか否かを判定する。
制御部13は、画像受信部131と、移動判定部132と、物品識別部133と、棚卸データ作成部134と、管理部135とを備える。
画像受信部131は、映像センサ20から物品の置かれた場所を撮影した画像を受信する。この画像(画像データ)には、当該画像を撮影した映像センサ20の識別情報を含んでいてもよい。
移動判定部132は、画像受信部131で受信した画像と、前回同じ場所で撮影された画像とを比較することにより、当該場所に置かれた物品が移動したか否かを判定する。例えば、移動判定部132が同じ場所の前回の撮影画像と今回の撮影画像とを比較し、所定の変化量を検出したとき、当該場所に置かれた物品が移動したと判定する。
物品識別部133は、画像受信部131で受信した画像と、参照画像データとを照合する。つまり物品識別部133は、受信した画像にうつった物品が、参照画像データにうつった物品と同じであるか否かを判定する。そして、物品識別部133が、受信した画像にうつった物品が、参照画像データにうつった物品と同じであると判定した場合、受信した画像から、物品の識別情報の付される領域を切り出し、当該物品の識別情報を取得する。
なお、上記の参照画像データとの照合を行う契機は、例えば、移動判定部132が同じ場所の前回の撮影画像と今回の撮影画像とを比較し、所定の変化量を検出したときや、前回の照合から所定時間が経過したときである。
棚卸データ作成部134は、物品識別部133により取得された物品の識別情報と、当該物品の棚卸データの作成日時、当該物品が設置された場所、当該物品を取扱ったユーザの識別情報等とを対応付けた情報を作成し、記憶部12に記憶する。なお、当該物品が設置された場所は、例えば、当該物品の画像(画像データ)に付された映像センサ20の識別情報等により特定することができる。
また、当該物品を取扱ったユーザの識別情報は、例えば、場所と当該場所での作業者(ユーザ)が固定的であれば、当該場所に設置される映像センサ20の識別情報等を用いることもできる。また、ユーザの識別情報の特定には、上記の他に様々な方法が考えられる。
例えば、各場所の物品に、所定の鍵や解除番号でロックが解除されるセキュリティワイヤーチェーンを付け、物品の設置や持ち出し時に用いられた鍵や解除番号でユーザの識別情報を特定する方法が考えられる。この場合、所定のサーバが、セキュリティワイヤーチェーンのロックの解除を検知すると、セキュリティワイヤーチェーンの付された物品(WHAT)や当該物品の設置される場所の識別情報(WHERE)と、特定されたユーザの識別情報(WHO)、日時(WHEN)を対応付けた情報を、物品の設置や持ち出しのログとして記録する。そして、物品管理装置10の棚卸データ作成部134が棚卸データを作成する際には、物品(WHAT)や当該物品の設置される場所(WHERE)、日時(WHEN)等をキーとしてログを検索し、当該物品を取扱ったユーザの識別情報(WHO)を特定する。
また、物品が設置される場所それぞれに、ユーザが物品の設置や持ち出しを申告するサーバを用意しておいてもよい。そして、ユーザが物品を持ち出す際には、サーバがユーザの認証を行い、その認証結果(WHEN、WHO)と申告内容(WHERE、WHAT)をログとして記録しておく。そして、物品管理装置10の棚卸データ作成部134が棚卸データを作成する際には、物品(WHAT)や当該物品の設置される場所(WHERE)、日時(WHEN)等をキーとしてログを検索し、当該物品を取扱ったユーザの識別情報(WHO)を特定してもよい。
管理部135は、管理データを参照して、棚卸データに示される物品の取扱い状況が管理データに示される当該物品の取扱いルールに適合しているか否かを判定(検査)する。管理部135は、この判定結果(検査結果)を、例えば、当該物品の棚卸データとともに記録する。
例えば、管理部135が、図3の符号301〜304に示す物品1に関する棚卸データ群を参照することで、物品1が次のように取り扱われていたことが推測できる。すなわち、管理者1がロッカーに保管している物品1を、社員1が持ち出して13:25に作業席1で使用し、16:36には管理者1に返却し、管理者1は物品1をロッカーに戻した。その後、社員2が物品1を持出し、17:47に作業席2で使用していたことが推測できる。
ここで、管理部135が、符号301〜304に示す棚卸データ群について管理データに示す物品1の取扱いルールを参照すると、符号301〜303に示す棚卸データは、取扱いルールに適合しているが、符号304に示す棚卸データは、取扱いルールに適合していない。よって、管理部135は、符号301〜303に示す棚卸データには、取扱いルールに適合する旨の検査結果を記録し、符号304に示す棚卸データには、取扱いルールに適合していない旨の検査結果を記録する。
次に、図4を用いて、システムの処理手順を説明する。まず、映像センサ20が所定の場所を撮影し、撮影した画像データを物品管理装置10に送信し(S1)、物品管理装置10の画像受信部131は、映像センサ20からの画像データ(画像)を受信する(S2)。
その後、物品管理装置10の移動判定部132は、前回の画像データと、今回の画像データを比較し、所定の変化量を検出した場合(S3でYes)、S5へ進む。つまり、移動判定部132が同じ場所の前回の撮影画像データと今回の撮影画像データとを比較し、所定の変化量を検出した場合、S5へ進む。
一方、移動判定部132が同じ場所の前回の撮影画像データと今回の撮影画像データとを比較し、所定の変化量を検出しなかった場合(S3でNo)、S4へ進み、物品識別部133は、前回物品照合を行った時刻から所定の時間が経過していれば(S4でYes)、物品識別部133は、画像受信部131で受信した画像データと参照画像データとの照合を実施する(S5:画像データ全体での照合実施)。一方、物品識別部133は、前回物品照合を行った時刻から所定の時間が経過していなければ(S4でNo)、照合は行わない。
なお、物品識別部133が、S3のように移動判定部132で画像データの変化を検出したときに物体の照合を行うのは、通常、物品の設置や持ち出し等の移動の動作が頻繁に行われるわけではないため、映像センサ20からの画像を受信するたびにS5の照合を行うのは計算リソースの無駄となるからである。
一方で、物品管理装置10が物品の設置と持出しの間の時間帯にも所定期間ごとに管理ができるよう、物品識別部133はS4のように前回の物品照合から所定の時間が経過した場合にもS5の照合を行うようにしている。このようにすることで、物品管理装置10は、S5の照合の処理回数を抑えつつ、必要なタイミングでの物品の管理を行うことができる。
物品識別部133が、S5の照合の処理により、所定の物品の参照画像データと照合できた場合(S6でYes)、当該物品の参照画像データを参照して、画像受信部131で受信した画像データの所定の領域(物品の識別情報が貼り付けられた領域)を切り出し、識別情報の照合を実施する(S7)。例えば、物品識別部133は、当該物品の参照画像データを参照して、画像受信部131で受信した画像データから物品のバーコードの貼付領域を切り出し、当該物品の参照画像データに登録されるバーコードとの照合を実施する。その後、S8へ進む。
一方、物品識別部133が、所定の物品の参照画像データと照合できなかった場合(S6でNo)、S8へ進む。そして、棚卸データ作成部134は、S5およびS7の照合結果により、棚卸データを作成する(S8)。その後、管理部135は、S8で作成された棚卸データが管理データに適合しているか検査し、検査結果を記録する(S9)。
なお、S5またはS7で、物品識別部133が所定の物品との照合ができなかった場合、S8で棚卸データ作成部134は、棚卸データのWHAT(物品の識別情報)として「物品なし」を示す値を代入し、照合できた場合には、照合できた物品の識別情報を代入する。また、棚卸データ作成部134は、棚卸データのWHEN(日時)の項目にS5で照合を行った日時を代入する。
なお、映像センサ20は事前に所定の場所を撮影するよう設置されているものとする。したがって、棚卸データ作成部134は、棚卸データの場所(WHERE)の情報の代替として映像センサ20の識別情報(例えば、ネットワーク映像センサであればそのMACアドレス等)を使うような運用が考えられる。
本システムによれば、物品の取扱い管理を精度よく、かつ、容易に行うことができる。また、本システムは、物品の取扱いの管理に関し、以下のように要件1〜要件3を満たす。
(要件1)物品を一意に識別する手段を持つこと(WHATの識別手段)について
本システムの管理対象の物品にバーコード等の物品の識別情報を貼付しておき、物品管理装置10は、物品識別部133により、物品の全体像の照合および識別情報の照合を行うことで、その物品を一意に識別する。
(要件2)物品(WHAT)と、設置場所(WHERE)、時間(WHEN)、主体(WHO)等の対応関係を維持し、それらの対応を棚卸データとして出力できることについて
本システムは、所定の場所に設置された映像センサ20で撮影された画像と参照画像データとを照合することにより、設置された物品(WHAT)と設置場所(WHERE)、その撮影時刻(WHEN)、の対応関係を棚卸データに記録する。主体(WHO)については、前記したように様々な方法で記録する。
(要件3)棚卸データが管理データに適合するか検査できることについて
本システムは、作成した棚卸データと管理データとを照合する。
また、本システムによれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)特殊な設備が不要である
例えば、本システムの物品管理装置10は、汎用的なコンピュータ等を用いて実現可能であり、また、物品に貼付する識別情報は、例えば、バーコード等のシールを用いればよく、映像センサ20は、例えば、汎用的なカメラ等を用いればよいので、汎用的かつ安価な装置で本システムを実現可能である。
(効果2)設置場所が固定されない
本システムによれば、RFID保管庫のように物理的に専用の設置場所が必要ない。また、本システムは、管理データで事前に定義した場所(WHERE)への映像センサ20の設置が必要となるが、常時設置が条件ではなく、必要なときのみ設置すればよい。また、RFID保管庫の場合、物品をしまっている間はその物品を使用することができなくなるが、本システムでは、例えば、物品が書類ファイルやCD-ROMのような場合、ユーザは自席で物品を保管しつつ使用することができる。従来技術においては、管理対象となる物品をしまう時(およびしまっている間)が管理のタイミングだったが、本システムによれば、物品の使用時にも管理が可能となる。
(効果3)物品の保管や取り出しに関する特殊な操作が不要である
本システムは、映像センサ20が撮影する所定の位置に、ユーザが物品を「置く」あるいは「持ち去る」だけであり、それ以外の余計な操作が必要ない。
(効果4)物品の識別情報の簡易な偽装を回避できる
本システムは、物品の識別情報(例えば、バーコード)による個体識別と、物品の全体の画像データとの照合も合わせて行っている。このため、本システムは、物品からバーコードをはがして別の物品に貼付し、簡易に偽装された物品であっても、その事実を棚卸データとして記録可能である。
(効果5)事実の客観的記録の取得が可能
本システムにおける棚卸データとその検査結果は、物品の所在に関する証跡データとみなすことができる。従って、本システムによれば、物品の管理者は、その物品がいつまでそこにあったのか、いつからなくなったのか等の客観的な情報を把握することができる。また、物品の管理者は説明責任を果たす際にこれらの証跡データを活用することができる。
(効果6)ユーザへのフィードバックが可能
本システムの管理者は不適合な検査結果よりその状態にさせたユーザを特定することができる。そして、管理者は、特定したユーザに対して該当物品の状態確認を指示し、運用を是正させることができる。
(効果7)発生傾向の分析が可能
本システムで作成した棚卸データとその検索結果を集計し、分析することにより、物品の置き忘れ等のヒヤリ・ハット事象の発生頻度の高い組織・時間帯・場所等を特定することができる。このようにして得られた分析データは、物品の取り扱いに関する管理ルールを見直す等の運用の改善につなげることができる。
(その他の実施形態)
なお、物品識別部133は、図4のS5やS7における照合に、アングルフリー物体検索技術を用いてもよい。このアングルフリー物体検索技術は、どんな方向から3次元物体を撮影しても、高精度に認識・検索し関連情報を提示する技術である。
物品識別部133が、物品の照合にこのアングルフリー物体検索を用いる場合、アングルフリー物体検索装置に、照合対象となる物品の画像データと参照画像データとを入力する。そして、物品識別部133は、アングルフリー物体検索装置から、照合対象となる物品の画像データの参照画像データとの類似性を示すスコアを得る。そして、得られたスコアが所定の閾値を超える場合は、物品識別部133は、画像データにうつった物品はその参照画像データの物品であると判定する。一方、いずれの物品の参照画像データについてもスコアが所定の閾値を超えない場合、物品識別部133はいずれの物品とも照合できなかったと判定する。
物品識別部133における物品の照合に、アングルフリー物体検索技術を使うことにより、参照画像データとして登録しておく物品の画像データ数を10分の1程度に低減できる。これにより、本システムを使うためのコストを低減することができる。
また、物品識別部133は、映像センサ20で撮影された物品の設置位置に多少のズレがあっても物品の照合ができる。つまり、ユーザが物品を厳密に特定の向きに設置しなくても、それが映像センサ20の撮影画角に納まっていれば、物品識別部133は物品の照合を行うことができる。よって、本システムは精度よく物品の照合を行うことができ、また、ユーザの使い勝手も向上させることができる。
また、物品管理装置10は、移動判定部132を含まない構成としてもよい。すなわち、物品管理装置10の物品識別部133は、前回の物品照合から所定時間経過するごとに、物品照合を行うようにしてもよい。また、物品識別部133は、前回の物品照合からの経過時間にかかわらず、移動判定部132により前回の撮影画像データと今回の撮影画像に所定の変化量を検出した場合に、物品照合を行うようにしてもよい。
(プログラム)
また、上記の実施形態で述べた物品管理装置10の機能を実現する物品管理プログラムを所望の情報処理装置(コンピュータ)にインストールすることによって実現できる。例えば、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして提供される上記の物品管理プログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置を物品管理装置10として機能させることができる。ここで言う情報処理装置は、無線通信機能を備えるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータが含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)等の移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistants)であってもよい。
以下に、物品管理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図5は、物品管理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図5に示すように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU(Central Processing Unit)1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。ディスクドライブ1100には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1110およびキーボード1120が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1130が接続される。
ここで、図5に示すように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。前記した実施形態で説明した各種データや情報は、例えばハードディスクドライブ1090やメモリ1010に記憶される。
そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、物品管理プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、物品管理プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LANやWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
10 物品管理装置
11 入出力部
12 記憶部
13 制御部
20 映像センサ
131 画像受信部
132 移動判定部
133 物品識別部
134 棚卸データ作成部
135 管理部

Claims (6)

  1. 管理対象となる物品の取扱いルールを定義した情報である管理データを記憶する記憶部と、
    所定の場所を撮影した画像を受信する画像受信部と、
    前記所定の場所を撮影した画像と、前記管理対象となる物品の参照画像データとを照合することにより、前記物品を特定する物品識別部と、
    前記物品識別部により特定された物品の識別情報を用いて、どの物品が、いつ、どの場所に設置または移動されたかを含む棚卸データを作成する棚卸データ作成部と、
    前記管理データを参照して、前記棚卸データに示される前記物品の設置状況が前記管理データに示される前記物品の取扱いルールに適合しているか否かを判定する管理部と、
    を備えることを特徴とする物品管理装置。
  2. 前記管理データは、
    前記物品の識別情報と、前記物品が所定の場所に設置されるべき期間、前記物品が設置されるべき場所、および、前記物品を取扱うべきユーザの識別情報の少なくともいずれかとを対応付けたデータであることを特徴とする請求項1に記載の物品管理装置。
  3. 前記棚卸データは、
    前記物品の識別情報と、前記棚卸データの作成日時、前記物品が設置された場所、および、前記物品を取扱ったユーザの識別情報の少なくともいずれかとを対応付けたデータであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品管理装置。
  4. 前記参照画像データは、前記物品における当該物品の識別情報の付される領域を示した情報をさらに記憶し、
    前記物品識別部は、
    前記画像を、前記参照画像データと照合し、前記画像にうつった物品が、前記参照画像データにうつった物品と同じであると判定した場合に、前記画像における前記物品の識別情報の付される領域を切り出し、前記物品の識別情報を取得することにより前記物品を特定することを特徴とする請求項1に記載の物品管理装置。
  5. 前記物品識別部は、
    同じ場所での前回の撮影画像と今回の撮影画像とを比較し、前記場所での物品が移動したと判定された場合、および、前回の参照画像との照合から所定時間が経過した場合の少なくともいずれかの場合、前記画像と、前記参照画像データとを照合することを特徴とする請求項1に記載の物品管理装置。
  6. 所定の場所を撮影した画像を受信するステップと、
    前記所定の場所を撮影した画像と、管理対象となる物品の参照画像データとを照合することにより前記物品を特定するステップと、
    前記特定された物品の識別情報を用いて、どの物品が、いつ、どの場所に設置または移動されたかを含む棚卸データを作成するステップと、
    管理対象となる物品の取扱いルールを定義した情報である管理データを参照して、前記棚卸データに示される前記物品の設置状況が前記管理データに示される前記物品の取扱いルールに適合しているか否かを判定するステップと、
    を含んだことを特徴とする物品管理方法。
JP2016103401A 2016-05-24 2016-05-24 物品管理装置、および、物品管理方法 Pending JP2017210310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016103401A JP2017210310A (ja) 2016-05-24 2016-05-24 物品管理装置、および、物品管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016103401A JP2017210310A (ja) 2016-05-24 2016-05-24 物品管理装置、および、物品管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017210310A true JP2017210310A (ja) 2017-11-30

Family

ID=60474365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016103401A Pending JP2017210310A (ja) 2016-05-24 2016-05-24 物品管理装置、および、物品管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017210310A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012930A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 日本電信電話株式会社 ロック管理システムおよびロック管理方法
JP2020154936A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 日本電気株式会社 棚卸管理装置、棚卸管理方法及びコンピュータプログラム
JP2020194300A (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 中国電力株式会社 物品管理システム
JP2021118464A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 画像情報処理装置及び画像情報処理システム
WO2023228340A1 (ja) * 2022-05-26 2023-11-30 マクセル株式会社 共用物品管理システムおよび共用物品管理方法
US11922391B2 (en) 2019-03-01 2024-03-05 Nec Corporation Article deduction apparatus, article deduction method, and program
WO2024149103A1 (zh) * 2023-01-09 2024-07-18 维沃移动通信有限公司 一种盘点处理方法、装置及设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260254A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ntt Comware Corp 資産管理システム、資産管理方法及びプログラム
JP2007045603A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Sharp Corp 在庫管理システム、在庫管理方法、在庫管理プログラム、および在庫管理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2007079918A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 物品検索システム及び方法
JP2011065264A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Hitachi Ltd 資産管理システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260254A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ntt Comware Corp 資産管理システム、資産管理方法及びプログラム
JP2007045603A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Sharp Corp 在庫管理システム、在庫管理方法、在庫管理プログラム、および在庫管理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2007079918A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 物品検索システム及び方法
JP2011065264A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Hitachi Ltd 資産管理システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012930A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 日本電信電話株式会社 ロック管理システムおよびロック管理方法
US11922391B2 (en) 2019-03-01 2024-03-05 Nec Corporation Article deduction apparatus, article deduction method, and program
JP2020154936A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 日本電気株式会社 棚卸管理装置、棚卸管理方法及びコンピュータプログラム
JP2020194300A (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 中国電力株式会社 物品管理システム
JP7302291B2 (ja) 2019-05-27 2023-07-04 中国電力株式会社 物品管理システム
JP2021118464A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 画像情報処理装置及び画像情報処理システム
JP7466318B2 (ja) 2020-01-27 2024-04-12 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 画像情報処理装置及び画像情報処理システム
WO2023228340A1 (ja) * 2022-05-26 2023-11-30 マクセル株式会社 共用物品管理システムおよび共用物品管理方法
WO2024149103A1 (zh) * 2023-01-09 2024-07-18 维沃移动通信有限公司 一种盘点处理方法、装置及设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017210310A (ja) 物品管理装置、および、物品管理方法
JP5011987B2 (ja) 認証システムの管理方法
US20210166017A1 (en) Automatic document source identification systems
CA3120888C (en) Enforcing data consistency in a transportation network
US20190188732A1 (en) System and method for ensuring credibility of items in a supply chain management
US20180293377A1 (en) Suspicious behavior detection system, information-processing device, method, and program
US20140156472A1 (en) Logistics and Supply Chain Tracking and Management via Mobile Device
WO2018204096A1 (en) Systems and methods for providing access to a secured container
JP2019040227A (ja) 在庫管理システム
US20190057425A1 (en) Sales management system and sales management method
US20200202291A1 (en) Biometric authentication in product distribution
JP2003196476A (ja) セキュリティポリシーの作成支援システムおよびセキュリティ対策決定支援システム
US20160063010A1 (en) System and method of tracking evidence to establish a chain of custody and prevent loss
JP2010003001A (ja) 外部記憶媒体の使用管理方法、情報処理装置、及びプログラム
JP6209694B1 (ja) 商品判別装置、商品判別プログラム及び商品の判別方法
JP6691010B2 (ja) 検知装置および検知方法
CN114240283A (zh) 仓储管理方法、装置、计算机设备、存储介质和程序产品
JP2018142293A (ja) 商品判別装置、商品判別プログラム及び商品の判別方法
JP5239203B2 (ja) Icタグによる物品管理方法
JP5681544B2 (ja) 媒体管理システム
JP2020093937A (ja) 検品処理装置
JP7271565B2 (ja) 情報処理装置、ストッカ及び情報処理方法
JP6740784B2 (ja) 認証システム、認証方法、および認証プログラム
TWI715647B (zh) 用於智慧財產(ip)指紋法與ip dna分析之系統及方法
US11068572B2 (en) High speed biological authentication of multiple persons

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191015