JP6177830B2 - 建築物の防水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、2重の防水層が防水面に敷設される建築物の防水構造に関する。
従来より、陸屋根やバルコニーの床面などの防水に関する技術が種々提案されてきている。例えば、第一の技術として、陸屋根やバルコニーの床面などのように屋外に略水平な面が露出する建築物において、当該陸屋根の屋根面やバルコニーの床面に防水シートを2重に敷設する防水構造が開示されている(特許文献1参照)。この防水構造によると、上層の防水シートに亀裂や破損が生じても、下層の防水シートが水の浸入を阻止するので、床材や建築物の屋内への漏水を防止することができる。
また、第二の技術として、防水シートの漏水が生じやすい部分の裏面に水検知センサを配置し、防水シートに漏水が発生した場合に、当該水検知センサによって漏水の発生を検知することで、漏水の発生後、被害が少ない段階で補修を行う技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2010−74222号公報 特開平10−170383号公報
ところで、第一の技術のように防水シートを2重に敷設する技術は、上層の防水シートの亀裂や破損があったとしても、屋内への漏水を防水することができるが、上層の亀裂等が発生した後、補修がなされずに、さらに下層にも亀裂や破損が生じた場合には、屋内への水の浸入を許すことになる。
また、第二の技術のように、防水シートの裏面に水検知センサを配置したとしても、水の検知は漏水の発生後となるため、既に漏水被害が発生しているので問題である。
そこで、本発明は、漏水が発生しない建築物の防水構造を提供することを目的とする。
本発明の建築物の防水構造は、建築物の防水面に敷設される第一防水シートと、前記第一防水シート上を流れる水を排水する第一ドレイン部と、を有する下層防水層と、前記第一防水シートの屋外側に敷設される第二防水シートと、前記第二防水シート上を流れる水を排水する第二ドレイン部と、を有する上層防水層と、前記下層防水層と前記上層防水層との間を流れる水を検知する水検知センサと、前記水検知センサが水を検知したことを出力する出力部と、を備え、前記水検知センサは前記防水面における傾斜の下流側に設けられており、前記防水面はその外周縁に立ち上がり部を有し、当該立ち上がり部にはオーバーフロー孔が形成されるものであって、前記立ち上がり部の前記オーバーフロー孔よりも上側に、前記水検知センサから繋がるケーブルを前記建築物の屋内に引き込む引き込み部を有することを特徴としている。
また、建築物の防水構造は、建築物の防水面に敷設される第一防水シートと、前記第一防水シート上を流れる水を排水する第一ドレイン部と、を有する下層防水層と、前記第一防水シートの屋外側に敷設される第二防水シートと、前記第二防水シート上を流れる水を排水する第二ドレイン部と、を有する上層防水層と、前記下層防水層と前記上層防水層との間を流れる水を検知する水検知センサと、前記水検知センサが水を検知したことを出力する出力部と、を備え、前記水検知センサは前記防水面における傾斜の下流側に設けられており、前記第一ドレイン部は、下方に延びて排水管に挿入される第一管部と、前記第一管部の上端から外周方向に広がり、第一防水シートと前記第二防水シートの間を流れる水を前記第一管部に導く第一フランジ部と、を有し、前記第二ドレイン部は、下方に延びて前記第一管部に挿入される第二管部と、前記第二管部の上端から外周方向に広がり前記第一フランジ部の上側で前記第一防水シート上を流れる水を前記第二管部に導く第二フランジ部と、を有し、前記水検知センサは、前記第一フランジ部と前記第二フランジ部との間に設けられることを特徴としている。
さらに、建築物の防水構造は、前記防水面は、複数の領域に分けられて、領域ごとに第一ドレイン部及び前記第二ドレイン部が設けられるとともに、当該領域ごとに前記第一ドレイン部及び前記第二ドレイン部に向かって傾斜しており、前記水検知センサは、各領域の前記第一ドレイン部の前記第一フランジ部及び前記第二ドレイン部の前記第二フランジ部の間にそれぞれ設けられるものであり、前記出力部は、いずれかの水検知センサが水を検知した場合に、当該水を検知した水検知センサが設置された領域の情報を出力可能であることを特徴としている。
本発明の建築物の防水構造によると、第一防水シート及び第一ドレイン部を有する下層防水層と、第二防水シート及び第二ドレイン部を有する上層防水層とを備えているので、上層防水層の第二防水シートに亀裂や破損が生じた場合でも、下層防水層が水の浸入を阻止するので、建築物の屋内への漏水を防止することができる。そして、第二防水シートに亀裂や破損が生じて、上層防水層と、下層防水層の間に水が浸入した場合に、水検知センサが当該水を検知して、出力部が水を検知したことを出力するので、第二防水シートの亀裂や破損を速やかに検知して補修することができ、建築物の屋内への漏水が発生することを確実に防止できる。水検知センサは、防水面における傾斜の下流側に設けられているので、第二防水シートの亀裂や破損が生じる位置がどこであっても確実に水を検知し出力することができる。
好ましい形態の建築物の防水構造によると、水検知センサから繋がるケーブルの建築物の屋内への引き込み部が、防水面の外周縁に設けられた立ち上がり部のオーバーフロー孔よりも上側に設けられているので、防水面の上を流れる水が水検知センサのケーブルを伝って、建築物の屋内に浸入することを防止することができる。
より好ましい形態の建築物の防水構造によると、水検知センサは第一ドレイン部の第一フランジ部と第二ドレイン部の第二フランジ部との間に設けられるので、第二防水シートに亀裂や破損が生じた場合に、第一防水シートと第二防水シートの間に浸入する水が、必ず通過する位置に水検知センサを設けることができ、上層防水層と下層防水層との間に水が浸入したことを確実に検知することができる。
さらなる好ましい形態の建築物の防水構造によると、各領域ごとにそれぞれ設けられる第一ドレイン部及び第二ドレイン部の間に水検知センサが設けられており、出力部が、いずれかの水検知センサが水を検知した場合に、当該水を検知した水検知センサが設置された領域の情報を出力することができるので、水検知センサが水を検知した場合に、第二防水シートの亀裂や破損が生じた領域を特定することができ、限られた領域を検査して、亀裂や破損の補修をすることができる。
建築物の防水構造の全体構成を示す断面図。 図1のA部分拡大図。 建築物の防水構造の勾配を示す平面図。 第一ドレイン部及び水検知センサの構成を示す斜視図。 水検知センサからHEMSに繋がるシステムの構成を説明する図。 出力部に表示される画像の一例を示す図。
以下、本発明に係る建築物の防水構造1の最良の実施形態について各図を参照しつつ説明する。本実施形態の建築物の防水構造1は、図1に示すように、防水面2に上層防水層3及び下層防水層4の2層の防水層を備えた構成である。
防水面2は、例えばALCパネルに断熱材を貼り付けて構成された陸屋根の屋外側の面である。なお、防水面2を構成する板材の材料はこれに限定されるものではない。また、本発明における「防水面」は、本実施形態に置いては陸屋根の屋根面を例示しているが、これに限定されるものではなく、勾配屋根の屋根面、バルコニーの床面などのように、防水を必要とし、且つ、ドレインなどによる排水を必要とする面であればよい。防水面2には、下方に向けて開口する排水口5が設けられており、後述する第一管部6及び第二管部7が挿入される。防水面2はこの排水口5に向けて下り勾配に例えば0.5度から2度程度の僅かな排水勾配を有している。
なお、防水面2は本実施形態においては、緩やかな片流れ状に傾斜しているが、例えば切り妻状に傾斜するものであってもよく、また、断面が緩やかなV字状となるように形成し、防水面2の上を流れる水が集水される中央の谷の部分にドレインを設ける形状であってもよい。
防水面2の外周には立ち上がり部8が形成されている。立ち上がり部8は、例えば陸屋根のパラペットであり、内部にケーブル9を配線可能な中空部が設けられている。また、立ち上がり部8には、オーバーフロー孔10が設けられており、上層防水層3の第二ドレイン部14が詰まった場合に、防水面2上に滞留する水を排水している。
下層防水層4は、防水面2に敷設される第一防水シート11と、第一防水シート11上を流れる水を排水する第一ドレイン部12とを有している。第一防水シート11は、水を透過しない樹脂製のシートである。具体的には、例えばポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等の軟質の合成樹脂や、合成ゴム系の材料等から形成されたものを使用することができ、特に、ポリ塩化ビニル樹脂が、溶剤溶着性や熱融着性に優れるため好適である。第一防水シート11は、図示しないが、例えば長尺の帯状に形成されており、端部を互いに重ね合わせながら防水面2上に敷き詰める。重ね合わせた部分には、例えば、溶剤を塗布した上で押圧することにより、水密性を保持して接合する。第一防水シート11は、第一ドレイン部12を除く防水面2の全面に敷き詰めるとともに、防水面2の外周に設けられている立ち上がり部8の一部を覆うように固定されている。
第一ドレイン部12は、図2及び図4に示すように、防水面2から下方に向けて延びる排水管16に挿入される第一管部6と、第一管部6の上端から外周方向に広がる第一フランジ部15とにより構成されている。第一ドレイン部12は、例えば合成樹脂被覆鋼板からなる。第一ドレイン部12は防水面2に埋め込まれて第一管部6が排水管16に連結している。第一フランジ部15は、その外周縁が上方に立ち上がっており、第一防水シート11に接合している。なお、排水管16は例えば図示しない雨水枡に接続されている。
上層防水層3は、図1及び図2に示すように、第一防水シート11上に敷設される第二防水シート13と、第一ドレイン部12の上方に設置される第二ドレイン部14とにより構成され、下層防水層4の全面を覆うように敷設されている。第二防水シート13は第一防水シート11と同様に水を透過しない樹脂製のシートであり、例えば長尺の帯状に形成されて、端部を互いに重ね合わせながら第一防水シート11上に敷き詰める。重ね合わせた部分も第一防水シート11と同様に、例えば、溶剤を塗布した上で押圧することにより、水密性を保持して接合する。第二防水シート13は、第一防水シート11の上を防水面2及び外周の立ち上がり部8の一部に跨るように敷き詰められている。
第二ドレイン部14は、図2に示すように、第一管部6に挿入される第二管部7と、第二管部7の上端から外周方向に広がる第二フランジ部17とにより構成されている。第二ドレイン部14も第一ドレイン部12と同様に、例えば合成樹脂被覆鋼板からなる。第二ドレイン部14は第一ドレイン部12の上に配置されており、第二ドレイン部14は第一ドレイン部12との間に水が流れる間隙を設けて固定されている。第二フランジ部17は、第二防水シート13に接合している。
第一ドレイン部12の第一フランジ部15の上には図2に示すように、水を検知可能な水検知センサ18が配置されている。水検知センサ18は、例えば、水の導電性を利用して、検知回路を短絡させることにより、水の存在を検知するものである。なお、水検知センサ18は、水の存在を検知することができる構成であれば如何なるものであってもよい。
なお、本発明において水検知センサ18は、少なくとも、防水面2における傾斜の下流側に設けられる。ここで「防水面における傾斜の下流側」とは、防水面2の最も低い位置の近傍をいう。水検知センサ18は、第一フランジ部15と第二フランジ部17との間の他、第一防水シート11と第二防水シート13の間であって、第一フランジ部15に近接した位置に設置されてもよい。
水検知センサ18には図2及び図4に示すように、ケーブル9が配線されており、このケーブル9は、立ち上がり部8のオーバーフロー孔10の上端よりも鉛直方向に高い位置に設けられた引き込み部19から建築物の屋内に引き込まれている。このように、水検知センサ18から繋がるケーブル9の建築物の屋内への引き込み部19が、オーバーフロー孔10よりも上側に設けられていることで、防水面2の上を流れる水が水検知センサ18のケーブル9を伝って、建築物の屋内に浸入することを防止することができる。
ケーブル9は、図5に示すように、建築物の屋内で、検知部20に接続されており、この検知部20が水検知センサ18の検知回路の短絡したことを判断することにより、水検知センサ18が水の存在を検知する。そして検知部20は、建築物の電力使用などを管理するHEMS(Home Energy Management System)21に接続されており、水検知センサ18が水の存在を検知した場合に、図6に示すように、HEMS21のディスプレイなどの出力部22に水を検知したことを出力する。水検知センサ18から出力部22に繋がるシステムの構成は、HEMS21に限定されるものではなく、例えばインターフォンのディスプレイやセキュリティシステムのディスプレイであってもよい。また、建築物が住宅で無い場合には、当該建築物の管理室に設置されているディスプレイであってもよく、又は、建築物のメンテナンス情報を許可された者がwebページ上で閲覧可能に構成しておき、当該webページ上に水検知センサ18が水を検知したことを表示してもよい。この場合、パソコンやスマートフォンなどの汎用のインターネット接続端末の画面が出力部22となる。
なお、本発明の「出力部」はディスプレイに限定されるものではなく、例えば水を検知した場合に単に発光する光源であってもよく、また、ブザーなどの音声で水を検知した旨を出力するものであってもよい。
防水面2は、図3に示すように、複数の領域に分けられて、領域ごとに排水口5が形成されており、これらの排水口5のそれぞれに第一ドレイン部12の第一管部6及び第二ドレイン部14の第二管部7が挿入されている。防水面2は、これらの領域ごとに第一ドレイン部12及び第二ドレイン部14に向かって下り勾配となるように傾斜している。そしてそれぞれの第一フランジ部15及び第二フランジ部17の間に水検知センサ18が設置されており、それぞれの水検知センサ18に対応するように検知部20が設けられている。なお、図3においては、下り勾配を一点鎖線の矢印で示している。
降雨などにより第二防水シート13上に水が注がれると、通常は、防水面2の排水勾配によって第二防水シート13上を水が流れ、第二ドレイン部14の第二フランジ部17の上に集水されて、当該第二ドレイン部14の第二管部7から排水管16に水が流れる。したがって、第二ドレイン部14の下側に設置されている第一ドレイン部12の第一フランジ部15には水が浸入することがなく、第一フランジ部15と第二フランジ部17との間に設置された水検知センサ18が水を検知することはない。
一方、第二防水シート13に亀裂や破損が生じた場合や、第二防止シートの重ね合わせ部分の接合不良などの要因で、第二防水シート13上に注がれた水の一部が第一防水シート11と第二防水シート13との間に浸入すると、第一防水シート11上を水が流れ、第一ドレイン部12の第一フランジ部15の上に流入する。第一フランジ部15の上には水検知センサ18が設置されているので、この第一フランジ部15の上に流入した水を水検知センサ18が検知することができる。
第二防水シート13に破損・亀裂などの不良が発生して、第二防水シート13上の水が第二防水シート13と第一防水シート11との間に浸入した場合、浸入した水は、防水面2の排水勾配によって第一フランジ部15と第二フランジ部17との間に集められることになる。したがって、水が必ず通過する位置に水検知センサ18を設けることができ、上層防水層3と下層防水層4との間に水が浸入したことを確実に検知することができる。
水検知センサ18が水を検知すると、具体的には水検知センサ18の検知回路が短絡すると、当該短絡を検知部20が判断して、水の存在を検知する。そして、HEMS21の図示しない制御部は、検知部20から水の存在を検知した旨の信号を受け取ると、当該信号がいずれの領域に設置された水検知センサ18に接続されている検知部20から送信された信号であるかを判断する。そして、図6に示すように、水が検知された領域をディスプレイなどの出力部22に示し、防水面2の上に敷設されている第二防水シート13のうち、出力部22に示した領域に亀裂や破損が生じている可能性があるので、当該部分の点検を促す旨の表示を示す。
これにより、出力部22に示した領域に敷設された第二防水シート13に破損や亀裂等の不良が発生したことがわかるので、防水面2の全面を検査する必要がなく、限られた領域を検査して、亀裂や破損の補修をすることができる。
なお、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係る建築物の防水構造1は、例えば住宅の陸屋根やバルコニーの防水構造として、好適に用いることができる。
1 建築物の防水構造
2 防水面
3 上層防水層
4 下層防水層
6 第一管部
7 第二管部
8 立ち上がり部
9 ケーブル
10 オーバーフロー孔
11 第一防水シート
12 第一ドレイン部
13 第二防水シート
14 第二ドレイン部
15 第一フランジ部
17 第二フランジ部
18 水検知センサ
19 引き込み部
22 出力部

Claims (3)

  1. 建築物の防水面に敷設される第一防水シートと、前記第一防水シート上を流れる水を排水する第一ドレイン部と、を有する下層防水層と、
    前記第一防水シートの屋外側に敷設される第二防水シートと、前記第二防水シート上を流れる水を排水する第二ドレイン部と、を有する上層防水層と、
    前記下層防水層と前記上層防水層との間を流れる水を検知する水検知センサと、
    前記水検知センサが水を検知したことを出力する出力部と、を備え、
    前記水検知センサは前記防水面における傾斜の下流側に設けられており、
    前記防水面はその外周縁に立ち上がり部を有し、当該立ち上がり部にはオーバーフロー孔が形成されるものであって、
    前記立ち上がり部の前記オーバーフロー孔よりも上側に、前記水検知センサから繋がるケーブルを前記建築物の屋内に引き込む引き込み部を有することを特徴とする建築物の防水構造。
  2. 建築物の防水面に敷設される第一防水シートと、前記第一防水シート上を流れる水を排水する第一ドレイン部と、を有する下層防水層と、
    前記第一防水シートの屋外側に敷設される第二防水シートと、前記第二防水シート上を流れる水を排水する第二ドレイン部と、を有する上層防水層と、
    前記下層防水層と前記上層防水層との間を流れる水を検知する水検知センサと、
    前記水検知センサが水を検知したことを出力する出力部と、を備え、
    前記水検知センサは前記防水面における傾斜の下流側に設けられており、
    前記第一ドレイン部は、下方に延びて排水管に挿入される第一管部と、前記第一管部の上端から外周方向に広がり、前記第一防水シートと前記第二防水シートの間を流れる水を前記第一管部に導く第一フランジ部と、を有し、
    前記第二ドレイン部は、下方に延びて前記第一管部に挿入される第二管部と、前記第二管部の上端から外周方向に広がり前記第一フランジ部の上側で前記第一防水シート上を流れる水を前記第二管部に導く第二フランジ部と、を有し、
    前記水検知センサは、前記第一フランジ部と前記第二フランジ部との間に設けられることを特徴とする建築物の防水構造。
  3. 前記防水面は、複数の領域に分けられて、領域ごとに第一ドレイン部及び前記第二ドレイン部が設けられるとともに、当該領域ごとに前記第一ドレイン部及び前記第二ドレイン部に向かって傾斜しており、
    前記水検知センサは、各領域の前記第一ドレイン部の前記第一フランジ部及び前記第二ドレイン部の前記第二フランジ部の間にそれぞれ設けられるものであり、
    前記出力部は、いずれかの水検知センサが水を検知した場合に、当該水を検知した水検知センサが設置された領域の情報を出力可能であることを特徴とする請求項2に記載の建築物の防水構造。
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