JP6177678B2 - ロータリーエンコーダー - Google Patents

ロータリーエンコーダー Download PDF

Info

Publication number
JP6177678B2
JP6177678B2 JP2013254665A JP2013254665A JP6177678B2 JP 6177678 B2 JP6177678 B2 JP 6177678B2 JP 2013254665 A JP2013254665 A JP 2013254665A JP 2013254665 A JP2013254665 A JP 2013254665A JP 6177678 B2 JP6177678 B2 JP 6177678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
gear
rotating shaft
rotary encoder
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013254665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015114140A (ja
Inventor
磯田 寛人
寛人 磯田
充紀 三浦
充紀 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Electronics Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Electronics Co Ltd
Priority to JP2013254665A priority Critical patent/JP6177678B2/ja
Publication of JP2015114140A publication Critical patent/JP2015114140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6177678B2 publication Critical patent/JP6177678B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

本発明は、ロータリーエンコーダーに関し、特に測定対象物の回転角度または回転方向を検出する小型のロータリーエンコーダーに関する。
モーター等の回転軸を備えた機器では回転軸の回転角度や回転方向を検出する必要がある場合が多く、このためにロータリーエンコーダーが使用されている。従来のロータリーエンコーダーは、回転軸に取り付けられる回転円盤に設ける検出用パターンを、光学的又は磁気的な検出手段を用いて検出するのが一般的である。
図8は従来例におけるロータリーエンコーダー(回転数検出装置)の回路ブロック図である。図8に示すように、従来例におけるロータリーエンコーダーは、回転軸1が回転すればエンコーダ2の回転円盤51が回転し、フォトインタラプタ53が通過する回転円盤51のスリット52を光学的に検出し、1スリット毎に1パルス出力する。他方のフォトインタラプタ63も同様にスリット52を光学的に検出するがフォトインタラプタ53とは所定角度離して設けていて、スリット52を検出するタイミング・パルス位相を異にする。この二つのフォトインタラプタのパルス信号が回転方向検出手段3の正逆判別回路54へ入力され、パルスの位置から正転か逆転か判別し、その正逆の判別信号は分周回路4に入力され、分周した結果を加算又は減算信号いずれかの信号に決定して次のデジタルカウンタ5へ入力する。フォトインタラプタ53のパルス信号は分周回路4に入力され、1/40に分周されて回転軸1の回転数の数値に変換され、デジタルカウンタ5に入力され、2進法で加算又は減算される。加算するか減算するかは正逆判別回路54の出力信号で決定される。
なお、図8には上記の構成要素の他に回転軸1の設定回転数を設定するディップスイッチ6と、デジタルカウンタ5とディップスイッチ6の2進数値を比較し同一か否か判別し、同一であれば設定値到来の信号を出力するデジタル比較回路7と、ドライバー8と、リレー回路9と、ダイオード10と、電源バックアップ回路56が記載されているが、これについての説明は省略する。
特開平5−248892号公報(第2−3頁、第2図)
近年機器の小型化にともないロータリーエンコーダーの小型化が要請されている。しかしながら従来例におけるロータリーエンコーダーは高価格であり、複雑な検出回路を用いるため小型化することが困難であるという問題があった。
(目的)
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、機械式の構造を採用し、低消電化、小型化できるロータリーエンコーダーを低価格で提供することを目的とする。
上記課題を解決ために本発明のロータリーエンコーダーは、それぞれにカム溝を有する上下ケースと、前記上下ケース内に前記カム溝に摺動可能に配置される第1の回転軸と、該第1の回転軸ともに回転する第1の歯車及び円周方向において一定角度で順次設けられた電気的接点を有する回転円盤と、前記第1の歯車と噛み合う第2の歯車と、前記第1の回転軸の前記カム溝内の移動にともない前記回転円盤の電気的接点と選択的に接触する第1、第2の接点機構とを備え、前記第2の歯車の回転方向に応じて前記第1の回転軸を前記カム溝に沿って移動させたて前記回転円盤の電気的接点が前記第1、第2の接点機構のうちいずれの接点機構と接触しているかを判定して前記第1の回転軸の回転方向を検出し、前記回転円盤の回転に伴い前記第1接点機構または前記第2の接点機構が前記回転円盤の電気的接点と接触した接触点の個数を計測して前記第1の回転軸の回転角度を検出することを特徴とする。
また、前記カム溝は、前記第2の歯車の回転中心の同心円上に形成され、円弧状の形状をなすことを特徴とする。
また、前記回転円盤の電気的接点は、前記第1の回転軸が前記カム溝の一方の端部に当接した位置で前記第1の接点機構と接触し、前記第1の回転軸が前記カム溝の他方の端部に当接した位置で前記第2の接点機構と接触するように構成されていることを特徴とする。
また、前記第1、第2の接点機構は、それぞれ上下一対のブラッシュからなり、該ブラッシュは弾性を有する導電性材料からなることを特徴とする。
また、前記ブラッシュは前記第2の歯車を迂回するように湾曲して配置されており、前記回転円盤を厚さ方向に狭持して接触する端部が円弧状形状に形成されていることを特徴とする。
また、前記第2の歯車と噛み合い第3の回転軸とともに回転する第3の歯車と、前記下ケースの底部下面側に設けるプッシュスイッチ用のタクトバネとを有し、前記タクトバネは導電性材料からなり前記第3の回転軸の端部に防塵フィルムを介して当接するように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、低消電かつ小型で低価格のロータリーエンコーダーを実現することができる。
本発明の実施形態におけるロータリーエンコーダーを示し、図1(a)は斜視図、図1(b)は、図1(a)において上ケースを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるロータリーエンコーダーを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるロータリーエンコーダーを示し、図3(a)は平面図、図3(b)は、図3(a)におけるA−A断面図である。 発明の本実施形態における第1の歯車体と接点機構とを示し、図4(a)は正面図、図4(b)は、概略上面図、図4(c)は、概略下面図である。 図3(a)において上ケースを取り外した状態を示し、図5(a)は上面図、図5(b)は、図5(a)におけるカム溝を示す部分拡大概略図である。 本発明の実施形態におけるロータリーエンコーダーの回路ブロック図である。 本発明の実施形態におけるロータリーエンコーダーの正転・逆転パルス発生回路を示すブロック図である。 従来技術におけるロータリーエンコーダーの回路ブロック図である。
図1(a)は本実施形態におけるロータリーエンコーダーを示す斜視図、図1(b)は、図1(a)において上ケースを取り外した状態を示す斜視図である。図2は本実施形態におけるロータリーエンコーダーを示す分解斜視図、図3(a)は本実施形態におけるロータリーエンコーダーを示す平面図、図3(b)は、図3(a)におけるA−A断面図、図4は本実施形態におけるロータリーエンコーダーの第1の歯車体と接点機構とを示す部分拡大図である。以下、図1から図4に基づいて本実施形態におけるロータリーエンコーダーについて説明する。
図1から図3示すように、本実施形態におけるロータリーエンコーダー30は、上ケース11と、下ケース17と、上下ケース11、17内に配置される第1の歯車体14と、第1の歯車体14と噛み合い減速するための第2の歯車体12と、第2の歯車体12と噛み合う第3の歯車体13とを備えている。第1の歯車体14は、第1の回転軸24と、第1の回転軸24とともに回転する第1の歯車34及び回転円盤44とを備えている。この回転円盤44には第1の回転軸24の回転方向及び回転角度を検出するための電気的接点が設けられている。なお、電気的接点については後述する。第2の歯車体12は、第2の回転軸22と、第2の回転軸22とともに回転する第2の歯車32とを備え、この第2の歯車32は大歯車部32aと、大歯車部32aと比較して外形の小さい小歯車部32bとを有し、大歯車部32aが第1の歯車34と噛み合うように配置されている。また、第3の歯車体13は、第3の回転軸23と、第3の回転軸23とともに回転する第3の歯車33を備え、第3の歯車33が第2の歯車32の小歯車部32bと噛み合うように配置されている。
上下ケース11、17には、図3に示すように、それぞれ第2、第3の回転軸22、32を回転可能に支持する軸受孔が設けられており、第3の回転軸32の一方の端部は上ケース11に設ける軸受孔31から突出しており、この突出部にモーター等の駆動体を取り付けられるようになっている。さらに下ケース17の底部における第3の歯車体13に対応する位置に内側に向かって形成される凹部37が設けられており、この凹部37の底部に第3の回転軸32の他方の端部が貫通する軸受孔47が設けられている。これにより、第3の回転軸32は軸方向にスライドすることができるようになっている。
下ケース17の凹部37の内部には防塵フィルム18とプッシュスイッチ用のタクトバネ19と基板20とが収納されており、タクトバネ19の一方の面が防塵フィルム18を介して第3の回転軸の他方の端部に当接し、他方の面が基板20の電極と接触するよう配置されている。このタクトバネ19は例えば燐青銅などの弾性を有する導電性材料からなり、第3の歯車33の外径より小さい円形形状をなしている。なお、タクトバネ19の形状は円形形状に限定されるものではなく、例えば凹部37の内部に配置できる大きさであれば、四辺形形状等でも良い。これにより第3の回転軸23を軸方向に押圧してスライドさせることにより、駆動電源のON、OFFが出来るようになっている。また、基板20の一部は上下ケース11、17の外部に露出されており、電源部と電気的に接続できるようになっている。このように、下ケース17の一部に凹部37を設け、タクトバネ19基板20等を収納し、第3の回転軸32のスライドにより駆動電源のON、OFFする構造を採用することにより、より小型のロータリーエンコーダー30を実現することができる。
また、上下ケース11、17には、それぞれカム溝21、27が設けられており、このカム溝21、27に第1の回転軸24の両端部24a、24bが挿入され、第1の回転軸24が回転可能で且つ摺動可能に支持されている。このカム溝21、27は、第2の歯車32の回転中心の同心円上に形成される円弧状の形状に形成されている。また、カム溝21、27の平面的な位置は互いに同位置に設けられており、形状も同一形状に形成されている。また、上下ケース11、17の内部には、第1の歯車体14の回転円盤44の電気的接点と選択的に接触する第1、第2の接点機構15、16が設けられており、第1の回転軸24が第2の歯車体12の回転方向によってカム溝21、27内を移動して、カム溝21、27の端部のいずれかに位置したとき、第1、第2の接点機構15、16のいずれかが回転円盤44の電気的接点と接触するように配置されている。これにより、回転円盤44の電気的接点が第1、第2の接点機構15、16のいずれの接点機構と接触しているかを判定して第1の回転軸24の回転方向を検出することができる(回転方向を検出方法については後述する)。
なお、図1においては、第1の回転軸24が上ケース11に設けるカム溝21の他方の端部21bに当接して、第2の接点機構16が回転円盤44の電気的接点と接触している状態を示している。また、図3においては、第1の回転軸24が上ケース11に設けるカム溝21の一方の端部21aに当接して、第1の接点機構15が回転円盤44の電気的接点と接触している状態を示している。なお、このとき、下ケース17に設けるカム溝27についても同様に第1の回転軸24の他方の端部24bがカム溝27の端部に当接する。
第1の接点機構15は第1の上ブラッシュ25と第1の下ブラッシュ35とかなり、導電性を有するとともに弾性を有する板ばねで形成されている。この第1の上下ブラッシュ25、35は、例えば燐青銅などの材料からなり細長い帯状の形状で、その一方の端部25a、35aが前述したように回転円盤44の電気的接点と選択的に接触し、上下ケース11、17の内部を互いに電気的に絶縁された状態で第2の歯車32、第3の歯車33を迂回するように湾曲して延長され他方の端部25b、35bが上下ケース11、17の外部に露出するように配置されており、この他方の端部25b、35bから電気信号が取り出せるようになっている。また、第2の接点機構16も前述の第1の接点機構15と同様に第2の上ブラッシュ26と第2の下ブラッシュ36とからなり、一方の端部26a、36aが回転円盤44の電気的接点と選択的に接触し、第3の歯車33を迂回するように湾曲して延長され他方の端部26b、36bが上下ケース11、17の外部に露出するように配置されている。
図4は本実施形態における第1の歯車体の回転円盤と第1の接点機構とが接触している状態を示し、図4(a)は正面図、図4(b)は、概略上面図、図4(c)は、概略下面図である。図4(a)に示すように、第1の接点機構15における第1の上下ブラッシュ25、35のそれぞれの一方の端部25a、35aが回転円盤44を厚さ方向に狭持して接触している。この一方の端部25a、35aは、互いの隙間が大きくなる方向に円弧状に湾曲した形状をなしている。また、一方の端部25a、35aは回転円盤44の回転方向についても、なだらかな曲線をなす形状に形成されている。この一方の端部25a、35aは回転円盤44が入り込むときに生ずる応力を考慮してL字型の形状より湾曲した形状が好ましく、特にアヒル口状の形状が好ましい。
また、図4(b)に示すように、第1の歯車体14の回転円盤44の一方の平面部には円周方向の全周に亘って連続して形成されているリング状の第1の電気的接点44aが設けられており、この第1の電気的接点44aが第1の上ブラッシュ25の一方の端部25aが接触する。また、図4(c)に示すように、回転円盤44の一方の平面部と反対側の他方の平面部には円周方向において一定角度で順次形成される第2の電気的接点44bが絶縁部44cと交互に設けられており、回転円盤44の回転にともない第2の電気的接点44bに第1の下ブラッシュ35の一方の端部35aが順次接触する。また、第2の電気的接点44bと絶縁部44cとは凹凸がないように平滑な平面に形成されており、回転円盤44は第1の上下ブラッシュの一方の端部25a、35aが接触している状態においても回転が妨げられることはない。
なお、第2の接点機構16については、第1の回転軸24のカム溝21、27内の移動にともない回転円盤44の電気的接点と接触するが、第1の接点機構15と同様に回転円盤44の第1の電気的接点44aが第2の上ブラッシュ26の一方の端部26aと接触し、第2の電気的接点44bが第2の下ブラッシュ36の一方の端部36aに接触する。この第2の上下ブラッシュの一方の端部26a、36aについては、第1の接点機構15と同様であるため重複を避けて説明は省略する。これにより、回転円盤44の回転に伴い、第1の下ブラッシュの一方の端部35aまたは第2の下ブラッシュの一方の端部36aが回転円盤44の第2の電気的接点44bと接触した接触点の個数を計測して第1の回転軸24の回転角度を検出することができる。
次に、回転軸の回転方向及び回転角度を検出する方法について説明する。図5は、回転軸の回転方向を検出する方法について説明するための図で、図3(a)において上ケースを取り外した状態を示し、図5(a)は上面図、図5(b)は、図5(a)におけるカム溝を示す部分拡大図である。また、図6は、本実施形態におけるロータリーエンコーダーの回路ブロック図、図7は、本実施形態におけるロータリーエンコーダーの正転・逆転パルス発生回路を示すブロック図である。
図5(a)に示すように、第3の歯車体13が矢印に示す時計回り(右回転)方向に回転すれば、第2の歯車体12が矢印に示す反時計回り(左回転)方向に回転する。これに伴い、第1の歯車体14の第1の回転軸24がカム溝27に沿って第2の歯車体12の回転方向である左回転方向に移動し、図5(b)に示すように、第1の回転軸24の他方の端部24bがカム溝27の一方の端部27aに当接し、この位置で第1の歯車体14が矢印で示すように右回転する。このとき第1の接点機構15が第1の歯車体14の回転円盤44と接触し、第1の接点機構15の上下ブラッシュ25、35の一方の端部25a、35aが、図4(b)、図4(c)に示す回転円盤44の第1、第2の電気的接点44a、44bに接触する。これにより、図6に示すように、正転/逆転パルス発生回路から右回転パルスが発生しカウンター回路に入力する。このカウンター回路でパルスの個数が計測され右回転の回転角度信号が出力される。この右回転の回転角度信号に基づいて、第1の歯車体14の右回転角度を検出するし、歯車の減速比を加味すれば、第3の歯車体13の右回転角度を検出することができる。
また、第3の歯車体13が左回転すれば、第2の歯車体12が右回転する。これに伴い、第1の歯車体14の第1の回転軸24がカム溝27に沿って右回転方向に移動し、第1の回転軸24の他方の端部24bがカム溝27の他方の端部27bに当接し、この位置で第1の歯車体14が左回転する。このとき第2の接点機構16が第1の歯車体14の回転円盤44と接触し、第2の接点機構16の上下ブラッシュ26、36の一方の端部26a、36aが、図4(b)、図4(c)に示す回転円盤44の第1、第2の電気的接点44a、44bに接触する。これにより、図6に示すように、正転/逆転パルス発生回路から左回転パルスが発生され、カウンター回路に入力する。このウンター回路でパルスの個数が計測され左回転の回転角度信号が出力される。この左回転についても右回転と同様に左回転の回転角度信号に基づいて、第3の歯車体13の左回転角度を検出することができる。
次に本実施形態におけるロータリーエンコーダーの正転・逆転パルス発生回路について説明する。図7に示すように、スタートすると、まず第1の接点機構15の電圧の変化をチェックし、電圧の変化があれば、第2の接点機構16の電圧の変化をチェックする。この第2の接点機構16の電圧に変化がなければ、右回転パルスを発生する。以後、第1の接点機構15の電圧の変化がなくなった時点で右回転パルスの発生を停止する。
また、スタートして第1の接点機構15の電圧の変化をチェックし、電圧の変化がない場合も第2の接点機構16の電圧の変化をチェックする。ここで第2の接点機構16の電圧に変化が有れば、左回転パルスを発生する。以後、第2の接点機構16の電圧の変化がなくなった時点で左回転パルスの発生を停止する。
以上のように、本実施形態のロータリーエンコーダー30は、機械式とすることにより、低消電かつ小型で低価格を実現することができる。また、下ケース17の一部に凹部37を設け、タクトバネ19、基板20等を収納し、第3の回転軸32のスライドにより駆動電源のON、OFFする構造を採用することにより、より小型のロータリーエンコーダー30を実現することができる。
なお、中間歯車として第2の歯車体12を用いず、第1の歯車体14と第3の歯車体13とを直接噛み合わせる構造としても良いが、回転角度の高い検出精度を得る点を考慮すると、第1の歯車体14の回転を減速するための第2の歯車体12を用いる方が好ましい。
この発明によれば、携帯電話や携帯音楽プレーヤなどにおいて、円形状のメニューリストから動作を選択し、決定を行うのに、有用な入力装置に適用できる。
11 上ケース
12 第2の歯車体
13 第3の歯車体
14 第1の歯車体
15 第1の接点機構
16 第2の接点機構
17 下ケース
18 防塵フィルム
19 タクトバネ
20 基板
21 カム溝(上ケースの)
21a カム溝の一方の端部
21b カム溝の他方の端部
22 第2の回転軸
23 第3の回転軸
24 第1の回転軸
24a 第1の回転軸の一方の端部
24b 第1の回転軸の他方の端部
25 第1の上ブラッシ
25a 第1の上ブラッシの一方の端部
25b 第1の上ブラッシの他方の端部
26 第2の上ブラッシ
26a 第2の上ブラッシの一方の端部
26b 第2の上ブラッシの他方の端部
27 カム溝(下ケースの)
27a カム溝の一方の端部
27b カム溝の他方の端部
30 ロータリーエンコーダー
31 上ケースの軸受孔
32 第2の歯車
32a 大歯車部
32b 小歯車部
33 第3の歯車
34 第1の歯車
35 第1の下ブラッシ
35a 第1の下ブラッシの一方の端部
35b 第1の下ブラッシの他方の端部
36 第2の下ブラッシ
36a 第2の下ブラッシの一方の端部
36b 第2の下ブラッシの他方の端部
37 凹部
43 第3の歯車
44 回転円盤
44a 第1の電気的接点
44b 第2の電気的接点
44c 絶縁部
47 下ケース凹部の軸受孔

Claims (6)

  1. それぞれにカム溝を有する上下ケースと、前記上下ケース内に前記カム溝に摺動可能に配置される第1の回転軸と、該第1の回転軸ともに回転する第1の歯車及び円周方向において一定角度で順次設けられた電気的接点を有する回転円盤と、前記第1の歯車と噛み合う第2の歯車と、前記第1の回転軸の前記カム溝内の移動にともない前記回転円盤の電気的接点と選択的に接触する第1、第2の接点機構とを備え、前記第2の歯車の回転方向に応じて前記第1の回転軸を前記カム溝に沿って移動させて前記回転円盤の電気的接点が前記第1、第2の接点機構のうちいずれの接点機構と接触しているかを判定して前記第1の回転軸の回転方向を検出し、前記回転円盤の回転に伴い前記第1接点機構または前記第2の接点機構が前記回転円盤の電気的接点と接触した接触点の個数を計測して前記第1の回転軸の回転角度を検出することを特徴とするロータリーエンコーダー。
  2. 前記カム溝は、前記第2の歯車の回転中心の同心円上に形成され、円弧状の形状をなすことを特徴とする請求項1に記載のロータリーエンコーダー。
  3. 前記回転円盤の電気的接点は、前記第1の回転軸が前記カム溝の一方の端部に当接した位置で前記第1の接点機構と接触し、前記第1の回転軸が前記カム溝の他方の端部に当接した位置で前記第2の接点機構と接触するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリーエンコーダー。
  4. 前記第1、第2の接点機構は、それぞれ上下一対のブラッシュからなり、該ブラッシュは弾性を有する導電性材料からなることを特徴とする請求項1に記載のロータリーエンコーダー。
  5. 前記ブラッシュは前記第2の歯車を迂回するように湾曲して配置されており、前記回転円盤を厚さ方向に狭持して接触する端部が円弧状形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のロータリーエンコーダー。
  6. 前記第2の歯車と噛み合い第3の回転軸とともに回転する第3の歯車と、前記下ケースの底部下面側に設けるプッシュスイッチ用のタクトバネとを有し、前記タクトバネは導電性材料からなり前記第3の回転軸の端部に防塵フィルムを介して当接するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリーエンコーダー。
JP2013254665A 2013-12-10 2013-12-10 ロータリーエンコーダー Expired - Fee Related JP6177678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013254665A JP6177678B2 (ja) 2013-12-10 2013-12-10 ロータリーエンコーダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013254665A JP6177678B2 (ja) 2013-12-10 2013-12-10 ロータリーエンコーダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015114140A JP2015114140A (ja) 2015-06-22
JP6177678B2 true JP6177678B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=53528076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013254665A Expired - Fee Related JP6177678B2 (ja) 2013-12-10 2013-12-10 ロータリーエンコーダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6177678B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7106495B2 (ja) 2019-07-22 2022-07-26 株式会社東芝 入力回路

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08271285A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Aiwa Co Ltd 回転スイッチ
JP3005188B2 (ja) * 1996-03-01 2000-01-31 アスモ株式会社 移動体の位置検出装置
JP3665500B2 (ja) * 1999-03-09 2005-06-29 アルプス電気株式会社 プッシュスイッチ付き回転型電気部品
TWM264533U (en) * 2004-08-27 2005-05-11 Quanta Comp Inc Mechanical roller gear controller

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7106495B2 (ja) 2019-07-22 2022-07-26 株式会社東芝 入力回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015114140A (ja) 2015-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10551798B1 (en) Rotatable crown for an electronic device
JP5931168B2 (ja) 角度及び軸方向位置センサ設備
JP6219915B2 (ja) 歯車セットの角度位置検出用の容量式装置を備えた電気機械装置および歯車セットの角度位置検出方法
JP2001524206A (ja) 容量検出装置を備えた時計
JP2007123101A (ja) 入力デバイス及び電子機器
JP2010286299A (ja) 回転角センサ
ITUB20154066A1 (it) Encoder assoluto capacitivo.
JP6177678B2 (ja) ロータリーエンコーダー
FR3023611A1 (fr) Ensemble comprenant un moteur de vehicule automobile comportant des cibles et un capteur de position angulaire
JP5272497B2 (ja) 静電容量型スイッチ装置
JP2014126455A (ja) 静電容量式検出装置
JP2007287400A (ja) ダイアル式入力装置
US9035209B2 (en) Movable contact and contact structure including the same
EP3538849B1 (fr) Capteur angulaire sans contact
JP2015146228A (ja) 電子機器
JP5601096B2 (ja) 検出装置及びレンズ鏡筒
JPH0511163A (ja) カメラのレンズ移動機構
KR20160035690A (ko) 레인지 로터리 센서 유니트
JP2000275066A (ja) ロータリーエンコーダ
CN220982319U (zh) 一种线性传感器标定装置
CN215567674U (zh) 一种齿轮执行机构
JP2011149532A (ja) 回転センサ付き転がり軸受装置
JP2017138216A (ja) 機械式ロータリーエンコーダ
JP2005093208A (ja) 回転式入力装置
JP2014216082A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160923

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6177678

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees