JP6175585B2 - 撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラム - Google Patents

撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6175585B2
JP6175585B2 JP2017500285A JP2017500285A JP6175585B2 JP 6175585 B2 JP6175585 B2 JP 6175585B2 JP 2017500285 A JP2017500285 A JP 2017500285A JP 2017500285 A JP2017500285 A JP 2017500285A JP 6175585 B2 JP6175585 B2 JP 6175585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame period
period
flicker detection
flicker
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017500285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016132615A1 (ja
Inventor
善工 古田
善工 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Publication of JPWO2016132615A1 publication Critical patent/JPWO2016132615A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175585B2 publication Critical patent/JP6175585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits
    • G03B7/093Digital circuits for control of exposure time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/745Detection of flicker frequency or suppression of flicker wherein the flicker is caused by illumination, e.g. due to fluorescent tube illumination or pulsed LED illumination
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/53Control of the integration time
    • H04N25/531Control of the integration time by controlling rolling shutters in CMOS SSIS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components

Description

本発明は、撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラムに関する。
一般的なXYアドレス走査型の撮像素子を備える撮像装置では、アドレス指定により画素の走査ライン毎に電荷蓄積時間を制御するローリングシャッタ方式が採用されている。本明細書では、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、及びスマートフォン等の撮像機能を有する情報機器を撮像装置と称する。
このローリングシャッタ方式を用いて蛍光灯下で動画撮影が行われた場合、蛍光灯の光源の明滅周期(例えば、50Hz(ヘルツ)又は60Hzの商用電源であれば、1/100秒又は1/120秒)による周期的な輝度変化の影響により、撮像画像に横縞状のむら(以下、「フリッカ」という)が生じる場合がある。
特許文献1〜3には、フリッカ発生の有無を検出する方法が提案されている。
特許文献1には、フリッカが生じない露光時間に設定して得た撮像画像データと、フリッカが生じる露光時間に設定して得た撮像画像データの差分画像データによってフリッカを検出する撮像装置が記載されている。
特許文献2及び特許文献3には、露光時間を1/100秒の自然数倍に設定して得た撮像画像データと、露光時間を1/120秒の自然数倍に設定して得た撮像画像データとの差分に基づいてフリッカの有無を検出する撮像装置が記載されている。
国際公開WO2008/108025号公報 日本国特開2011−176622号公報 日本国特開2007−329658号公報
特許文献1に記載の撮像装置では、被写体が非常に明るい状況下においては、フリッカが生じない露光時間に設定して得た撮像画像データ全体が白とびしたものとなり、2つの撮像画像データの差分画像データからフリッカの発生を精度よく検出することが難しくなる。
特許文献2及び特許文献3に記載の撮像装置では、被写体が非常に明るい状況下においては、1/100秒の自然数倍や1/120秒の自然数倍に露光時間を設定すると、それぞれの露光時間で設定して得た撮像画像データの全体が白とびしたものとなり、フリッカの検出を精度よく行うことができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、明るい被写体を撮像する場合であっても、フリッカを精度よく検出することのできる撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラムを提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、二次元状に配列された複数の画素を有するMOS型の撮像素子と、上記撮像素子をローリングシャッタ方式で駆動し、任意のフレームレートで上記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像素子駆動部と、上記フレームレートに基づく第一のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、上記フレームレートに基づく第二のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出部と、を備え、上記撮像素子駆動部は、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素からの信号の読み出しを行う信号読出し期間の終了タイミングを、上記第一のフレーム期間の終了タイミングよりも前にし、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の終了タイミングを、上記第二のフレーム期間の終了タイミングと同じにするものである。
本発明のフリッカ検出方法は、二次元状に配列された複数の画素を有するMOS型の撮像素子をローリングシャッタ方式で駆動し、任意のフレームレートで上記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像素子駆動ステップと、上記フレームレートに基づく第一のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、上記フレームレートに基づく第二のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出ステップと、を備え、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素からの信号の読み出しを行う信号読出し期間の終了タイミングを、上記第一のフレーム期間の終了タイミングよりも前にし、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の終了タイミングを、上記第二のフレーム期間の終了タイミングと同じにするものである。
本発明のフリッカ検出プログラムは、二次元状に配列された複数の画素を有するMOS型の撮像素子をローリングシャッタ方式で駆動し、任意のフレームレートで上記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像素子駆動ステップと、上記フレームレートに基づく第一のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、上記フレームレートに基づく第二のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出ステップと、をコンピュータに実行させるためのフリッカ検出プログラムであって、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素からの信号の読み出しを行う信号読出し期間の終了タイミングを、上記第一のフレーム期間の終了タイミングよりも前にし、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の終了タイミングを、上記第二のフレーム期間の終了タイミングと同じにするプログラムである。
本発明によれば、明るい被写体を撮像する場合であっても、フリッカを精度よく検出することのできる撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示す図である。 フリッカ検出動作を説明するためのフローチャートである。 図2のステップS2の処理後における撮像素子5の駆動タイミングチャートを示す図である。 図1の撮像素子駆動部10が行うフリッカ検出用駆動の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示すデジタルカメラのフリッカ検出動作の変形例を示すフローチャートである。 図1の撮像素子駆動部10が行うフリッカ検出用駆動の変形例を説明するためのタイミングチャートである。 図6の範囲Hの拡大図である。 撮像装置としてのスマートフォンの外観構成を示す図である。 図8のスマートフォンの内部構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための撮像装置の一例としてのデジタルカメラの概略構成を示す図である。
図1に示すデジタルカメラの撮像系は、撮像光学系(撮像レンズ1と絞り2とを含む)と撮像素子5とを備える。
撮像素子5は、二次元状に配列された複数の画素を有し、XYアドレス指定により任意の画素から信号を読み出し可能なMOS(Metal−Oxide Semiconductor)型の撮像素子である。
デジタルカメラの電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11は、発光部12及び受光部13を制御する。また、システム制御部11は、レンズ駆動部8を制御して撮像レンズ1に含まれるフォーカスレンズ等の位置を調整する。更に、システム制御部11は、絞り駆動部9を介して絞り2の開口量を制御することにより、露光量の調整を行う。
また、システム制御部11は、撮像素子駆動部10を介して撮像素子5を駆動し、撮像レンズ1を通して撮像した被写体像を撮像画像信号として出力させる。システム制御部11には、操作部14を通してユーザから指示信号が入力される。撮像画像信号は、X方向とこれに直交するY方向に二次元状に配列された複数の画素信号からなる。
撮像素子駆動部10は、撮像素子5をローリングシャッタ方式で駆動する。ローリングシャッタ方式とは、MOS型の撮像素子において、垂直方向に並ぶ1つ以上の走査ライン(水平方向に並ぶ複数の画素からなるライン)毎に順次露光動作を行う方式である。
つまり、ローリングシャッタ方式は、走査ライン毎に順次リセットを行って、走査ラインに含まれる各画素に電荷を蓄積させ、走査ライン毎に信号読出しを行って、この各画素に蓄積された電荷を順次読み出す方式である(フォーカルプレーンシャッター方式とも言う)。
後述するフリッカ検出動作時において、撮像素子駆動部10は、システム制御部11によって設定された任意のフレームレートで撮像素子5により複数回の撮像を行わせる。フレームレートとは、単位時間あたりにいくつのフレーム(撮像画像信号)を撮像素子5から出力させるかを示す値である。
フレームレートが例えば120フレーム/秒であれば、後述する表示部24の垂直同期信号の立ち下がりから次の立ち下がりまでの期間が1/120秒になる。また、撮像素子5を駆動するために用いる垂直同期信号についても、立ち下がりから次の立ち下がりまでの期間が1/120秒になる。
デジタルカメラの電気制御系は、更に、撮像素子5の出力に接続された相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部6と、アナログ信号処理部6から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換回路(A/D)7とを備える。アナログ信号処理部6及びアナログデジタル変換回路7は、システム制御部11によって制御される。
更に、このデジタルカメラの電気制御系は、メインメモリ16と、メインメモリ16に接続されたメモリ制御部15と、アナログデジタル変換回路7から出力される撮像画像信号に対し、補間演算、ガンマ補正演算、及びRGB−YC変換処理等を行って撮像画像データを生成するデジタル信号処理部17と、デジタル信号処理部17で生成された撮像画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式に圧縮したり圧縮画像データを伸張したりする圧縮伸張処理部18と、フリッカ検出部20と、着脱自在の記録媒体22が接続される外部メモリ制御部21と、カメラ背面等に搭載された表示部24が接続される表示制御部23と、を備えている。
メモリ制御部15、デジタル信号処理部17、圧縮伸張処理部18、フリッカ検出部20、外部メモリ制御部21、及び表示制御部23は、制御バス25及びデータバス26によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって動作する。
以上の構成のデジタルカメラでは、フリッカ検出部20が、蛍光灯の光源の明滅周期(例えば、50Hz又は60Hzの商用電源であれば、1/100秒又は1/120秒)に起因するフリッカを検出する。
フリッカ検出部20は、システム制御部11によって設定されたフレームレートに基づく第一のフレーム期間で撮像素子5の複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、このフレームレートに基づく第二のフレーム期間で撮像素子5の複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出する。フレーム期間とは、撮像素子5の垂直同期信号の立ち下がりから次の立ち下がりまでの期間を言う。
図2は、フリッカ検出動作を説明するためのフローチャートである。
フリッカ検出動作を開始すると、システム制御部11は、フレームレートを、商用電源の電源周波数の1つである60Hzの自然数倍の値(ここでは120フレーム/秒とする)に設定する(ステップS1)。そして、システム制御部11は、設定したフレームレートにしたがって撮像素子駆動部10に撮像素子5を駆動させる。
ステップS1で設定されたフレームレートにしたがって撮像素子5の駆動が開始されると、システム制御部11は、撮像素子5から出力される撮像画像信号に基づいて適正露出を算出し、算出した露出値を撮像条件として設定する(ステップS2)。
具体的には、システム制御部11は、算出した露出値に基づいて絞り駆動部9を介して絞り2の開口量を制御し、算出した露出値に基づいて撮像素子5のシャッタスピード(露光時間)を撮像素子駆動部10に通知する。この通知にしたがって、撮像素子駆動部10は、設定された露光時間で撮像素子5の各画素を露光する制御を行う。
なお、任意の画素の露光は、この画素をリセットしたタイミングで開始され、この画素に蓄積された電荷に応じた信号が信号線に読みだされたタイミングで終了される。
つまり、撮像素子駆動部10は、各画素のリセットタイミングと信号読出しタイミングを制御することで、設定された露光時間で各画素の露光を行う。
図3は、図2のステップS2の処理後における撮像素子5の駆動タイミングチャートを示す図である。
図3において、符号RSは、撮像素子5の画素のリセットを行うためのリセット信号を示す。図3において、符号REは、撮像素子5の画素から信号読出しを行うための読出し信号を示す。
本実施形態では、撮像素子5の水平方向に並ぶ複数の画素からなる走査ライン毎に、リセット信号及び読出し信号を独立して供給できるようになっている。
図3の例では、撮像素子5の垂直同期信号が立ち下がる時点より露光時間Tx前のタイミングになると、撮像素子5に対し、複数の画素が配置されるエリアの上にある走査ラインから下方向に向かって順番にリセット信号RSの供給が行われていく。
リセット信号RSの供給開始から露光時間Tx経過して撮像素子5の垂直同期信号が立ち下がると、撮像素子5に対し、複数の画素が配置されるエリアの上にある走査ラインから下方向に向かって順番に読出し信号REの供給が行われていく。以上の動作が繰り返し行われる。
このような駆動によって、各画素の露光時間は露光時間Txに制御される。また、撮像素子5からは、設定されたフレームレートで撮像画像信号が出力される。
以下の説明では、撮像素子5の1行目の走査ラインの読出しを開始してから、最終行の走査ラインの信号の読出しが終了するまでの期間を、撮像素子5の複数の画素からの信号の読出しを行う信号読出し期間という。
図2の説明に戻り、ステップS2の処理の後、フリッカ検出部20は、撮像素子5から連続して出力される2つの撮像画像信号の比較を行う(ステップS3)。
50Hzの商用電源で動作する蛍光灯の明滅周波数は50Hzとなる。そして、ステップS1で設定されたフレームレートは、50Hzの自然数倍にはなっていない。
このため、50Hzの商用電源周波数に起因するフリッカ(以下、50Hzフリッカともいう)が生じていた場合、図3に示す連続する2つのフレーム期間の各々で得られた撮像画像信号には、蛍光灯の明滅に起因する輝度差が生じる。ステップS3では、このような撮像画像信号の差が生じるか否かをフリッカ検出部20が判定する。
ステップS3の判定がYESのとき、フリッカ検出部20は、50Hzフリッカが生じていると判定し、判定結果をシステム制御部11に通知する(ステップS4)。
一方、ステップS3の判定がNOのとき、フリッカ検出部20は、60Hzの商用電源周波数に起因するフリッカ(以下、60Hzフリッカともいう)が生じている状態、又は、フリッカが生じていない状態と判定し、ステップS5以降の処理を行う。
60Hzの商用電源で動作する蛍光灯の明滅周波数は60Hzとなる。そして、ステップS1で設定されたフレームレートは、60Hzの自然数倍にはなっている。
このため、60Hzフリッカが発生している場合、図3に示す連続する2つのフレーム期間の各々で得られた撮像画像信号には、蛍光灯の明滅に起因する輝度差は生じない。このため、ステップS3の判定がNOのときは、60Hzフリッカが生じている状態なのか否かを判定する必要がある。
ステップS5において、システム制御部11は、撮像素子5の露光時間を60Hzの商用電源で動作する蛍光灯の明滅周期である1/120秒未満の値(Txaとする)に設定する。
更に、システム制御部11は、ステップS1で設定したフレームレートはそのままに、撮像素子5の駆動方法を、60Hzフリッカを検出するための駆動方法(60Hzフリッカ検出用駆動という)に変更する指示を撮像素子駆動部10に対し行う。
この指示にしたがい、撮像素子駆動部10は、図4に例示するように、図3とは異なる駆動方法で撮像素子5を駆動する(ステップS6)。
撮像素子駆動部10は、任意のフレーム期間F1においては、図3の各フレーム期間と同様の駆動を行う。すなわち、撮像素子駆動部10は、信号読出し期間の開始タイミング(時刻t1)をフレーム期間F1の開始タイミングと同じにする駆動を行う。
また、撮像素子駆動部10は、フレーム期間F1において、信号読出し期間の終了タイミング(図中の時刻t2)をフレーム期間F1の終了タイミングよりも前にする駆動を行う。フレーム期間F1は第一のフレーム期間を構成する。
撮像素子駆動部10は、フレーム期間F1に続くフレーム期間F2においては、信号読出し期間の開始タイミング(図中の時刻t3)をフレーム期間F2の開始タイミングよりも後にする駆動を行う。
また、撮像素子駆動部10は、フレーム期間F2においては、信号読出し期間の終了タイミング(図中の時刻t4)を、フレーム期間F2の終了タイミングと同じにする駆動を行う。フレーム期間F2は第二のフレーム期間を構成する。
撮像素子駆動部10は、フレーム期間F2に続くフレーム期間F3においては、フレーム期間F1と同じ駆動を行う。フレーム期間F3は第一のフレーム期間を構成する。
このように、ステップS6において、撮像素子駆動部10は、第一のフレーム期間と第二のフレーム期間が交互に並ぶよう撮像素子5を駆動する。
なお、撮像素子駆動部10は、各フレーム期間において露光時間をTxaに固定する。また、撮像素子駆動部10は、時刻t1から時刻t2の間の時間と、時刻t3から時刻t4の間の時間を同じに制御する。つまり、各フレーム期間において信号読出し期間の長さは共通となっている。
図4には、撮像素子5の駆動タイミングチャートに加えて、60Hzの電源周波数で動作する蛍光灯の輝度変化を示している。
図4のフレーム期間F3において撮像素子5から読み出される第一の撮像画像信号は、図4中の期間T2の間に走査ラインが順次露光されて得られたものである。
このため、この第一の撮像画像信号には、蛍光灯の輝度変化のうち、期間T2と重なる部分に応じた信号が含まれることになる。
また、図4のフレーム期間F2において撮像素子5から読み出される第二の撮像画像信号は、図4中の期間T1の間に走査ラインが順次露光されて得られたものである。
このため、この第二の撮像画像信号には、蛍光灯の輝度変化のうち、期間T1と重なる部分に応じた信号が含まれることになる。
蛍光灯の輝度変化のうち、期間T1に重なる部分と期間T2に重なる部分とは形状が異なる。このため、60Hzフリッカが発生していると、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号とでは面内において輝度の差が生じることになる。
一方、フリッカが発生していなければ、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号とでは面内において輝度の差が生じない。
つまり、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号を比較することで、60Hzフリッカの有無を判定することができる。
図2の説明に戻り、ステップS6で図4に例示した駆動が行われると、フリッカ検出部20は、図4の第一のフレーム期間(例えばフレーム期間F1)で撮像素子5から出力された第一の撮像画像信号と、図4の第二のフレーム期間(例えばフレーム期間F2)で撮像素子5から出力された第二の撮像画像信号との比較を行う(ステップS7)。
例えば、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号の各々を、走査ラインの並ぶ方向に複数ブロックに分割し、各ブロックの画素信号の輝度平均を求める。
そして、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号において、同一ブロック同士で輝度平均の差を算出し、この差の平均が閾値TH以上となっていれば、フリッカ検出部20は両者に差があると判定し(ステップS8:YES)、60Hzフリッカが発生していると判定する(ステップS9)。
一方、この差の平均が閾値TH未満となっていれば、フリッカ検出部20は両者に差がないと判定し(ステップS8:NO)、フリッカが発生していないと判定する(ステップS10)。
なお、2つの撮像画像信号の比較の方法はこれに限らない。例えば2つの撮像画像信号の全画素信号の輝度平均同士の差が閾値以上の場合に差があると判定してもよい。
以上のように、図1に示すデジタルカメラによれば、信号読出し期間の位置を異ならせた第一のフレーム期間及び第二のフレーム期間を含む駆動を撮像素子駆動部10が行うことで、従来技術のように、露光時間Txaを60Hzの商用電源周波数で動作する蛍光灯の明滅周期の自然数倍にしたフレーム期間を設けることなく、60Hzフリッカの有無を判定することができる。
このように、露光時間Txaを60Hzの商用電源周波数で動作する蛍光灯の明滅周期の自然数倍にしたフレーム期間を設ける必要がないため、被写体が非常に明るい状態であっても露光時間を短くして撮像画像信号が白とびするのを防ぐことができる。この結果、フリッカ検出を精度よく行うことができる。
また、フリッカ検出中に表示部24に表示されるライブビュー画像を適正なものとすることができ、利用者に違和感を与えることがない。
また、図1に示すデジタルカメラによれば、フレームレートを一定にしてフリッカ検出が可能である。このため、フリッカの検出中に表示が乱れることはなく、利用者に違和感を与えることがない。
また、フレームレートが一定になることで、システム全体の処理も簡易なものとなり、システム負荷の軽減、システム設計コストの削減が可能となる。
また、露光時間Txaが変化しないことで、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号を比較する際に、双方の露光時間差に起因する輝度差を合わせる処理が不要となり、フリッカ検出に要する処理量を削減することができる。
なお、図2のステップS5では、露光時間を1/120秒未満に設定しているが、ステップS2で設定された適正露出に基づく露光時間が1/120秒未満になっていた場合には、ステップS5において露光時間の設定を敢えて変える必要はない。
また、ステップS3の判定がNOになったときに、システム制御部11は、フレームレートをステップS1で設定した値より小さな値に変更してもよい。
例えば、ステップS5においてシステム制御部11は、フレームレートを120フレーム/秒から60フレーム/秒に変更する。
このようにフレームレートを遅くすることで、各フレーム期間に占める信号読出し期間の割合を減らすことができる。この割合が減ることで、蛍光灯の輝度変化波形において、図4の期間T1に重なる部分と期間T2に重なる部分の形状をより大きく異ならせることが可能となる。このため、60Hzフリッカの有無をより高精度に検出することが可能となる。
図2の動作例では、ステップS3の判定がNOのときにフレームレートを120フレーム/秒に維持するものとしたため、ステップS5では露光時間を1/120秒未満に設定するものとしている。
しかし、ステップS3の判定がNOのときにフレームレートを120フレーム/秒より小さくするのであれば、ステップS5では露光時間を1/120秒未満に限らず、1/120秒の自然数倍以外の値に設定することができる。このようにしても、図4に示す駆動を行うことで、60Hzフリッカの有無を判定することができる。
このように、フレームレートを遅くすることで露光時間Txaをより長くすることも可能なため、暗い被写体に対してもフリッカ検出を精度よく行うことができる。
図2の動作において、フレームレートが変わるのは、60Hzフリッカが発生している可能性があるときのみであり、また、近接するフレーム期間で長さが頻繁に変化するわけでもない。このため、利用者への違和感は最小限に抑えることができる。またシステム設計コストも最小限に抑えることができる。
図2の動作例では、50Hzフリッカの有無を先に判定するものとしたが、60Hzフリッカの有無を先に判定し、60Hzフリッカが無いと判断したときに、50Hzフリッカの有無を判定する構成としてもよい。
図5は、図1に示すデジタルカメラのフリッカ検出動作の変形例を示すフローチャートである。
まず、システム制御部11は、フレームレートを、商用電源の電源周波数の1つである50Hzの自然数倍の値(ここでは100フレーム/秒とする)に設定する(ステップS1a)。
そして、システム制御部11は、設定したフレームレートにしたがって撮像素子駆動部10に撮像素子5を駆動させる。
ステップS2aにおいて、システム制御部11は、撮像素子5から出力される撮像画像信号に基づいて適正露出を算出し、算出した露出値を撮像条件として設定する。
ステップS2aの処理の後、フリッカ検出部20は、撮像素子5から連続して出力される2つの撮像画像信号の比較を行う(ステップS3a)。
60Hzの商用電源で動作する蛍光灯の明滅周波数は60Hzとなる。そして、ステップS1aで設定されたフレームレートは、60Hzの自然数倍にはなっていない。
このため、60Hzフリッカが生じていた場合は、図3に示す連続する2つのフレーム期間の各々で得られた撮像画像信号には、蛍光灯の明滅に起因する輝度差が生じる。ステップS3aでは、このような撮像画像信号の差が生じるか否かをフリッカ検出部20が判定する。
ステップS3aの判定がYESのとき、フリッカ検出部20は、60Hzフリッカが生じていると判定し、判定結果をシステム制御部11に通知する(ステップS4a)。
一方、ステップS3aの判定がNOのとき、フリッカ検出部20は、50Hzフリッカが生じている状態、又は、フリッカが生じていない状態と判定し、ステップS5a以降の処理を行う。
ステップS5aにおいて、システム制御部11は、撮像素子5の露光時間を50Hzの商用電源で動作する蛍光灯の明滅周期である1/100秒未満の値に設定する。
更に、システム制御部11は、ステップS1aで設定したフレームレートはそのままに、撮像素子5の駆動方法を、50Hzフリッカを検出するための駆動方法(50Hzフリッカ検出用駆動)に変更する指示を撮像素子駆動部10に対し行う。この50Hzフリッカ検出用駆動は、前述した60Hzフリッカ検出用駆動と同じ駆動である。
この指示にしたがい、撮像素子駆動部10は、図4に例示するように、図3とは異なる駆動方法で撮像素子5を駆動する(ステップS6a)。
ステップS6aで図4に例示した駆動が行われると、フリッカ検出部20は、図4の第一のフレーム期間(例えばフレーム期間F1)で撮像素子5から出力された第一の撮像画像信号と、図4の第二のフレーム期間(例えばフレーム期間F2)で撮像素子5から出力された第二の撮像画像信号との比較を行う(ステップS7a)。
フリッカ検出部20は両者に差があると判定した場合(ステップS8a:YES)、50Hzフリッカが発生していると判定する(ステップS9a)。
一方、フリッカ検出部20は両者に差がないと判定した場合(ステップS8a:NO)、フリッカが発生していないと判定する(ステップS10a)。
図2のステップS7と図5のステップS7aにおいて比較する2つの撮像画像信号は、フリッカ以外の要因で輝度に大きな差が生じないものであることが好ましい。
このため、撮像素子駆動部10は、第一のフレーム期間と第二のフレーム期間が交互に並ぶ駆動を行い、フリッカ検出部20は、時間的に隣接する第一のフレーム期間と第二のフレーム期間とでそれぞれ得られた撮像画像信号の比較を行うことが好ましい。
また、比較を行う2つの撮像画像信号は、第二のフレーム期間で得られた撮像画像信号と、この第二のフレーム期間に続く第一のフレーム期間で得られた撮像画像信号とを用いることが好ましい。例えば、図4の例では、フレーム期間F2とフレーム期間F3の各々で得られた撮像画像信号を比較するのがよい。
フレーム期間F2とフレーム期間F3の各々で得られた撮像画像信号は、フレーム期間F1とフレーム期間F2の各々で得られた撮像画像信号と比較すると、時間的に近いタイミングで撮像して得られたものとなる。
このため、被写体が動いている場合であっても、この動きによる2つの撮像画像信号の輝度変化を抑制することができ、フリッカ検出精度を向上させることができる。
図6は、50Hzフリッカ検出用駆動と60Hzフリッカ検出用駆動の変形例を説明するためのタイミングチャートである。
図6に示すフレーム期間F4は、図4に示すフレーム期間F1及びフレーム期間F3と同じ駆動が行われる期間であり、第一のフレーム期間を構成する。
図6に示すフレーム期間F5とフレーム期間F6は、それぞれ、信号読出し期間を、フレーム期間F4における信号読出し期間より長くしたものとなっている。
フレーム期間F5とフレーム期間F6は、それぞれ第二のフレーム期間を構成する。また、フレーム期間F5は別のフレーム期間を構成する。
より具体的には、フレーム期間F5における信号読出し期間の開始タイミングはフレーム期間F5の開始タイミングと同じであり、この信号読出し期間の終了タイミングはフレーム期間F5の終了タイミングと同じになっている。
同様に、フレーム期間F6における信号読出し期間の開始タイミングはフレーム期間F6の開始タイミングと同じであり、この信号読出し期間の終了タイミングはフレーム期間F6の終了タイミングと同じになっている。
このような駆動により、図6のフレーム期間F6において撮像素子5から読み出される第二の撮像画像信号は、図6中の期間T5の間に走査ラインが順次露光されて得られたものである。
このため、この第二の撮像画像信号には、蛍光灯の輝度変化のうち、期間T5と重なる部分に応じた信号が含まれることになる。
また、図6のフレーム期間F4において撮像素子5から読み出される第一の撮像画像信号は、図6中の期間T3の間に走査ラインが順次露光されて得られたものである。
このため、この第一の撮像画像信号には、蛍光灯の輝度変化のうち、期間T3と重なる部分に応じた信号が含まれることになる。
蛍光灯の輝度変化のうち、期間T3に重なる部分と期間T5に重なる部分とは形状が異なる。このため、60Hzフリッカが発生していると、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号とでは面内において輝度の差が生じることになる。
一方、フリッカが発生していなければ、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号とでは面内において輝度の差が生じない。
つまり、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号を比較することで、60Hzフリッカの有無を判定することができる。
なお、フレーム期間F4、フレーム期間F5、及びフレーム期間F6の各々における撮像素子5の露光時間Txaは同じに制御されるが、システムの動作上、フレーム期間F5において信号が読み出される走査ラインのうちの一部は、露光時間がTxaにはならなくなる。
図7は、図6の範囲Hの拡大図である。
図7に示すように、フレーム期間F4からフレーム期間F5に移行する直前の時刻t5では、フレーム期間F4において設定されているタイミング信号にしたがって、撮像素子5へのリセット信号の供給が行われる。
時刻t5から少し時間が経過してフレーム期間F5の開始時刻t6になると、リセット信号を供給するタイミングを決めるタイミング信号がフレーム期間F5用のものに更新されて、撮像素子5へのリセット信号の供給が行われる。このため、時刻t5から時刻t6の間のリセット信号RSの傾きと、時刻t6以降のリセット信号RSの傾きとにはずれが生じることになる。
この結果、時刻t5から時刻t6の間にリセット信号が供給された走査ラインについては、時刻t6以降にリセット信号が供給された走査ラインよりも露光時間が短くなる。
なお、フレーム期間F5に続くフレーム期間F6において読み出される各画素は、フレーム期間F5におけるリセット信号の傾きがそのまま適用されるため、各画素の露光時間を同じにすることができる。
このような現象を考慮し、フリッカ検出部20は、図6に示す駆動が図2のステップS6又は図5のステップS6aで行われる場合には、第一のフレーム期間であるフレーム期間F4において読み出された第一の撮像画像信号と、フレーム期間F4に続くフレーム期間F5に続く第二のフレーム期間であるフレーム期間F6において読み出された第二の撮像画像信号とを比較することで、50Hzフリッカ又は60Hzフリッカの有無を判定する。
このようにすることで、露光時間が揃った2つの撮像画像信号の比較を行うことができ、フリッカの有無判定のための処理を簡素化することができる。
なお、フリッカ検出部20は、図6に示す駆動が図2のステップS6又は図5のステップS6aで行われる場合には、第一のフレーム期間であるフレーム期間F4において読み出された第一の撮像画像信号と、フレーム期間F4に続く第二のフレーム期間であるフレーム期間F5において読み出された第二の撮像画像信号との比較によりフリッカの有無を判定してもよい。
この場合は、フレーム期間F5において読み出された第二の撮像画像信号のうち、時刻t5から時刻t6の間にリセットがなされた画素から読み出された信号の輝度を、時刻t5から時刻t6の間のリセット信号の傾きと時刻t6以降のリセット信号の傾きとの比に応じて補正し、時刻t6以降に読みだされた信号と同じ輝度レベルにしたうえで、第一の撮像画像信号と第二の撮像画像信号との比較を行えばよい。
又は、撮像素子駆動部10は、フレーム期間F5において、フレーム期間F4においてリセットが行われた画素(時刻t5から時刻t6の間にリセットが行われた画素)についての信号読出しタイミングを、この画素の露光時間とフレーム期間F5中にリセットが行われる画素の露光時間とが同じになるタイミングに制御してもよい。
具体的には、撮像素子駆動部10は、図7に示すように、時刻t6から時刻t7までは読出し信号REの供給を行わない。そして、時刻t7になると、撮像素子駆動部10は、時刻t5から時刻t6の間のリセット信号RSの傾きと同じ傾き(図中の一点鎖線)で読出し信号REの供給を行う。
時刻t8以降、撮像素子駆動部10は、時刻t6以降のリセット信号RSの傾きと同じ傾きで読出し信号REの供給を行う。
このようにすることで、フレーム期間F5において信号が読みだされる各画素の露光時間を同じにすることができる。
したがって、フリッカ検出部20は、フレーム期間F4において読み出された第一の撮像画像信号と、フレーム期間F4に続く第二のフレーム期間であるフレーム期間F5において読み出された第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を判定することができる。
次に、撮像装置としてスマートフォンの構成について説明する。
図8は、本発明の撮影装置の一実施形態であるスマートフォン200の外観を示すものである。図8に示すスマートフォン200は、平板状の筐体201を有し、筐体201の一方の面に表示部としての表示パネル202と、入力部としての操作パネル203とが一体となった表示入力部204を備えている。
また、この様な筐体201は、スピーカ205と、マイクロホン206と、操作部207と、カメラ部208とを備えている。なお、筐体201の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図9は、図8に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。
図9に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部210と、表示入力部204と、通話部211と、操作部207と、カメラ部208と、記憶部212と、外部入出力部213と、GPS(Global Positioning System)受信部214と、モーションセンサ部215と、電源部216と、主制御部220とを備える。また、スマートフォン200の主たる機能として、図示省略の基地局装置と図示省略の移動通信網とを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部210は、主制御部220の指示にしたがって、移動通信網に収容された基地局装置に対し無線通信を行うものである。この無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示入力部204は、主制御部220の制御により、画像(静止画像及び動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル202と、操作パネル203とを備える。
表示パネル202は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro−Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いたものである。
操作パネル203は、表示パネル202の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指や尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。このデバイスをユーザの指や尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部220に出力する。次いで、主制御部220は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル202上の操作位置(座標)を検出する。
図9に示すように、本発明の撮影装置の一実施形態として例示しているスマートフォン200の表示パネル202と操作パネル203とは一体となって表示入力部204を構成しているが、操作パネル203が表示パネル202を完全に覆うような配置となっている。
係る配置を採用した場合、操作パネル203は、表示パネル202外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル203は、表示パネル202に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル202の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル203が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。
更に、外縁部分の幅は、筐体201の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。更にまた、操作パネル203で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部211は、スピーカ205やマイクロホン206を備え、マイクロホン206を通じて入力されたユーザの音声を主制御部220にて処理可能な音声データに変換して主制御部220に出力したり、無線通信部210あるいは外部入出力部213により受信された音声データを復号してスピーカ205から出力させたりするものである。
また、図18に示すように、例えば、スピーカ205を表示入力部204が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン206を筐体201の側面に搭載することができる。
操作部207は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、図8に示すように、操作部207は、スマートフォン200の筐体201の側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部212は、主制御部220の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、ウェブブラウジングによりダウンロードしたウェブデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。また、記憶部212は、スマートフォン内蔵の内部記憶部217と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部218により構成される。なお、記憶部212を構成するそれぞれの内部記憶部217と外部記憶部218は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部213は、スマートフォン200に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス、IEEE1394など)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN(Local Area Network)、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)など)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン200に連結される外部機器としては、例えば、有線又は無線ヘッドセット、有線又は無線外部充電器、有線又は無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカードやSIM(Subscriber Identity Module)カード、UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオビデオ機器、無線接続される外部オーディオビデオ機器、有線又は無線接続されるスマートフォン、有線又は無線接続されるパーソナルコンピュータ、有線又は無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホンなどがある。外部入出力部213は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン200の内部の各構成要素に伝達することや、スマートフォン200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにすることができる。
GPS受信部214は、主制御部220の指示にしたがって、GPS衛星ST1〜STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、スマートフォン200の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GPS受信部214は、無線通信部210や外部入出力部213(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部215は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の物理的な動きを検出する。スマートフォン200の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン200の動く方向や加速度が検出される。係る検出結果は、主制御部220に出力されるものである。
電源部216は、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部220は、マイクロプロセッサを備え、記憶部212が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、スマートフォン200の各部を統括して制御するものである。また、主制御部220は、無線通信部210を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記憶部212が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部220が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部213を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、ウェブページを閲覧するウェブブラウジング機能などがある。
また、主制御部220は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部204に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部220が、上記画像データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部204に表示する機能のことをいう。
更に、主制御部220は、表示パネル202に対する表示制御と、操作部207、操作パネル203を通じたユーザ操作を検出する操作検出制御を実行する。表示制御の実行により、主制御部220は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンや、スクロールバーなどのソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成したりするためのウィンドウを表示する。
なお、スクロールバーとは、表示パネル202の表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部220は、操作部207を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル203を通じて、上記アイコンに対する操作や、上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。
更に、操作検出制御の実行により主制御部220は、操作パネル203に対する操作位置が、表示パネル202に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル203の感応領域や、ソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部220は、操作パネル203に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部208は、図1に示したデジタルカメラにおける外部メモリ制御部21、記録媒体22、表示制御部23、表示部24、及び操作部14以外の構成を含む。
カメラ部208によって生成された撮像画像データは、記憶部212に記録したり、外部入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることができる。
図8に示すにスマートフォン200において、カメラ部208は表示入力部204と同じ面に搭載されているが、カメラ部208の搭載位置はこれに限らず、表示入力部204の背面に搭載されてもよい。
また、カメラ部208はスマートフォン200の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル202にカメラ部208で取得した画像を表示することや、操作パネル203の操作入力のひとつとして、カメラ部208の画像を利用することができる。
また、GPS受信部214が位置を検出する際に、カメラ部208からの画像を参照して位置を検出することもできる。更には、カメラ部208からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン200のカメラ部208の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部208からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGPS受信部214により取得した位置情報、マイクロホン206により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部215により取得した姿勢情報等などを付加して記憶部212に記録したり、外部入出力部213や無線通信部210を通じて出力したりすることもできる。
以上のような構成のスマートフォン200においても、図2及び図5に示した動作により、フリッカを精度よく検出することができる。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、二次元状に配列された複数の画素を有するMOS型の撮像素子と、上記撮像素子をローリングシャッタ方式で駆動し、任意のフレームレートで上記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像素子駆動部と、上記フレームレートに基づく第一のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、上記フレームレートに基づく第二のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出部と、を備え、上記撮像素子駆動部は、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素からの信号の読み出しを行う信号読出し期間の終了タイミングを、上記第一のフレーム期間の終了タイミングよりも前にし、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の終了タイミングを、上記第二のフレーム期間の終了タイミングと同じにするものである。
開示された撮像装置は、上記撮像素子駆動部は、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の開始タイミングを、上記第二のフレーム期間の開始タイミングよりも後にするものである。
開示された撮像装置は、上記撮像素子駆動部は、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間を、上記第一のフレーム期間における上記信号読出し期間よりも長くするものである。
開示された撮像装置は、上記撮像素子駆動部は、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の開始タイミングを、上記第二のフレーム期間の開始タイミングにするものである。
開示された撮像装置は、上記第一のフレーム期間と上記第二のフレーム期間の間には別のフレーム期間が存在し、上記撮像素子駆動部は、上記別のフレーム期間における上記撮像素子の駆動方法を、上記第二のフレーム期間における上記撮像素子の駆動方法と同じにするものである。
開示された撮像装置は、上記第二のフレーム期間は、上記第一のフレーム期間に続く期間であり、上記フリッカ検出部は、上記第二の撮像画像信号のうち、上記第一のフレーム期間においてリセットが行われた上記画素から読み出された信号の輝度を補正し、補正後の第二の撮像画像信号と上記第一の撮像画像信号との比較によりフリッカの有無を検出するものである。
開示された撮像装置は、上記第二のフレーム期間は、上記第一のフレーム期間に続く期間であり、上記撮像素子駆動部は、上記第二のフレーム期間において、上記第一のフレーム期間においてリセットが行われた画素についての信号読出しタイミングを、その画素の露光時間と上記第二のフレーム期間においてリセットが行われる画素の露光時間とが同じになるタイミングに制御するものである。
開示された撮像装置は、上記撮像素子駆動部は、上記第一のフレーム期間と上記第二のフレーム期間を交互に繰り返して上記撮像素子により複数回の撮像を行わせるものである。
開示された撮像装置は、上記フリッカ検出部は、上記第二のフレーム期間で読み出される第二の撮像画像信号と、その第二のフレーム期間に続く上記第一のフレーム期間で読み出される第一の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するものである。
開示された撮像装置は、上記撮像素子駆動部は、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素の各々の露光時間と、上記第二のフレーム期間における上記複数の画素の各々の露光時間とを同じにするものである。
開示された撮像装置は、上記撮像素子駆動部は、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素の各々の露光時間と、上記第二のフレーム期間における上記複数の画素の各々の露光時間とを、1/100秒又は1/120秒未満に設定するものである。
開示されたフリッカ検出方法は、二次元状に配列された複数の画素を有するMOS型の撮像素子をローリングシャッタ方式で駆動し、任意のフレームレートで上記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像素子駆動ステップと、上記フレームレートに基づく第一のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、上記フレームレートに基づく第二のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出ステップと、を備え、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素からの信号の読み出しを行う信号読出し期間の終了タイミングを、上記第一のフレーム期間の終了タイミングよりも前にし、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の終了タイミングを、上記第二のフレーム期間の終了タイミングと同じにするものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の開始タイミングを、上記第二のフレーム期間の開始タイミングよりも後にするものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間を、上記第一のフレーム期間における上記信号読出し期間よりも長くするものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の開始タイミングを、上記第二のフレーム期間の開始タイミングにするものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記第一のフレーム期間と上記第二のフレーム期間の間には別のフレーム期間が存在し、上記撮像素子駆動ステップでは、上記別のフレーム期間における上記撮像素子の駆動方法を、上記第二のフレーム期間における上記撮像素子の駆動方法と同じにするものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記第二のフレーム期間は、上記第一のフレーム期間に続く期間であり、上記フリッカ検出ステップでは、上記第二の撮像画像信号のうち、上記第一のフレーム期間においてリセットが行われた上記画素から読み出された信号の輝度を補正し、補正後の第二の撮像画像信号と上記第一の撮像画像信号との比較によりフリッカの有無を検出するものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記第二のフレーム期間は、上記第一のフレーム期間に続く期間であり、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第二のフレーム期間において、上記第一のフレーム期間においてリセットが行われた画素についての信号読出しタイミングを、その画素の露光時間と上記第二のフレーム期間においてリセットが行われる画素の露光時間とが同じになるタイミングに制御するものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第一のフレーム期間と上記第二のフレーム期間を交互に繰り返して上記撮像素子により複数回の撮像を行わせるものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記フリッカ検出ステップでは、上記第二のフレーム期間で読み出される第二の撮像画像信号と、その第二のフレーム期間に続く上記第一のフレーム期間で読み出される第一の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素の各々の露光時間と、上記第二のフレーム期間における上記複数の画素の各々の露光時間とを同じにするものである。
開示されたフリッカ検出方法は、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素の各々の露光時間と、上記第二のフレーム期間における上記複数の画素の各々の露光時間とを、1/100秒又は1/120秒未満に設定するものである。
開示されたフリッカ検出プログラムは、二次元状に配列された複数の画素を有するMOS型の撮像素子をローリングシャッタ方式で駆動し、任意のフレームレートで上記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像素子駆動ステップと、上記フレームレートに基づく第一のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、上記フレームレートに基づく第二のフレーム期間で上記複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出ステップと、をコンピュータに実行させるためのフリッカ検出プログラムであって、上記撮像素子駆動ステップでは、上記第一のフレーム期間における上記複数の画素からの信号の読み出しを行う信号読出し期間の終了タイミングを、上記第一のフレーム期間の終了タイミングよりも前にし、上記第二のフレーム期間における上記信号読出し期間の終了タイミングを、上記第二のフレーム期間の終了タイミングと同じにするプログラムである。
本発明は、特にデジタルカメラ等に適用して利便性が高く、有効である。
以上、本発明を特定の実施形態によって説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、開示された発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本出願は、2015年2月16日出願の日本特許出願(特願2015−027594)に基づくものであり、その内容はここに取り込まれる。
5 撮像素子
10 撮像素子駆動部
11 システム制御部
20 フリッカ検出部
F1〜F6 フレーム期間
RS リセット信号
RE 読出し信号
t1〜t8 時刻

Claims (23)

  1. 二次元状に配列された複数の画素を有するMOS型の撮像素子と、
    前記撮像素子をローリングシャッタ方式で駆動し、任意のフレームレートで前記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像素子駆動部と、
    前記フレームレートに基づく第一のフレーム期間で前記複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、前記フレームレートに基づく第二のフレーム期間で前記複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出部と、を備え、
    前記撮像素子駆動部は、前記第一のフレーム期間における前記複数の画素からの信号の読み出しを行う信号読出し期間の終了タイミングを、前記第一のフレーム期間の終了タイミングよりも前にし、前記第二のフレーム期間における前記信号読出し期間の終了タイミングを、前記第二のフレーム期間の終了タイミングと同じにする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記撮像素子駆動部は、前記第二のフレーム期間における前記信号読出し期間の開始タイミングを、前記第二のフレーム期間の開始タイミングよりも後にする撮像装置。
  3. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記撮像素子駆動部は、前記第二のフレーム期間における前記信号読出し期間を、前記第一のフレーム期間における前記信号読出し期間よりも長くする撮像装置。
  4. 請求項3記載の撮像装置であって、
    前記撮像素子駆動部は、前記第二のフレーム期間における前記信号読出し期間の開始タイミングを、前記第二のフレーム期間の開始タイミングにする撮像装置。
  5. 請求項4記載の撮像装置であって、
    前記第一のフレーム期間と前記第二のフレーム期間の間には別のフレーム期間が存在し、
    前記撮像素子駆動部は、前記別のフレーム期間における前記撮像素子の駆動方法を、前記第二のフレーム期間における前記撮像素子の駆動方法と同じにする撮像装置。
  6. 請求項4記載の撮像装置であって、
    前記第二のフレーム期間は、前記第一のフレーム期間に続く期間であり、
    前記フリッカ検出部は、前記第二の撮像画像信号のうち、前記第一のフレーム期間においてリセットが行われた前記画素から読み出された信号の輝度を補正し、補正後の第二の撮像画像信号と前記第一の撮像画像信号との比較によりフリッカの有無を検出する撮像装置。
  7. 請求項3記載の撮像装置であって、
    前記第二のフレーム期間は、前記第一のフレーム期間に続く期間であり、
    前記撮像素子駆動部は、前記第二のフレーム期間において、前記第一のフレーム期間においてリセットが行われた画素についての信号読出しタイミングを、当該画素の露光時間と前記第二のフレーム期間においてリセットが行われる画素の露光時間とが同じになるタイミングに制御する撮像装置。
  8. 請求項2記載の撮像装置であって、
    前記撮像素子駆動部は、前記第一のフレーム期間と前記第二のフレーム期間を交互に繰り返して前記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像装置。
  9. 請求項8記載の撮像装置であって、
    前記フリッカ検出部は、前記第二のフレーム期間で読み出される第二の撮像画像信号と、当該第二のフレーム期間に続く前記第一のフレーム期間で読み出される第一の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出する撮像装置。
  10. 請求項1〜4のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記撮像素子駆動部は、前記第一のフレーム期間における前記複数の画素の各々の露光時間と、前記第二のフレーム期間における前記複数の画素の各々の露光時間とを同じにする撮像装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記撮像素子駆動部は、前記第一のフレーム期間における前記複数の画素の各々の露光時間と、前記第二のフレーム期間における前記複数の画素の各々の露光時間とを、1/100秒又は1/120秒未満に設定する撮像装置。
  12. 二次元状に配列された複数の画素を有するMOS型の撮像素子をローリングシャッタ方式で駆動し、任意のフレームレートで前記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像素子駆動ステップと、
    前記フレームレートに基づく第一のフレーム期間で前記複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、前記フレームレートに基づく第二のフレーム期間で前記複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出ステップと、を備え、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記第一のフレーム期間における前記複数の画素からの信号の読み出しを行う信号読出し期間の終了タイミングを、前記第一のフレーム期間の終了タイミングよりも前にし、前記第二のフレーム期間における前記信号読出し期間の終了タイミングを、前記第二のフレーム期間の終了タイミングと同じにするフリッカ検出方法。
  13. 請求項12記載のフリッカ検出方法であって、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記第二のフレーム期間における前記信号読出し期間の開始タイミングを、前記第二のフレーム期間の開始タイミングよりも後にするフリッカ検出方法。
  14. 請求項12記載のフリッカ検出方法であって、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記第二のフレーム期間における前記信号読出し期間を、前記第一のフレーム期間における前記信号読出し期間よりも長くするフリッカ検出方法。
  15. 請求項14記載のフリッカ検出方法であって、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記第二のフレーム期間における前記信号読出し期間の開始タイミングを、前記第二のフレーム期間の開始タイミングにするフリッカ検出方法。
  16. 請求項15記載のフリッカ検出方法であって、
    前記第一のフレーム期間と前記第二のフレーム期間の間には別のフレーム期間が存在し、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記別のフレーム期間における前記撮像素子の駆動方法を、前記第二のフレーム期間における前記撮像素子の駆動方法と同じにするフリッカ検出方法。
  17. 請求項15記載のフリッカ検出方法であって、
    前記第二のフレーム期間は、前記第一のフレーム期間に続く期間であり、
    前記フリッカ検出ステップでは、前記第二の撮像画像信号のうち、前記第一のフレーム期間においてリセットが行われた前記画素から読み出された信号の輝度を補正し、補正後の第二の撮像画像信号と前記第一の撮像画像信号との比較によりフリッカの有無を検出するフリッカ検出方法。
  18. 請求項14記載のフリッカ検出方法であって、
    前記第二のフレーム期間は、前記第一のフレーム期間に続く期間であり、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記第二のフレーム期間において、前記第一のフレーム期間においてリセットが行われた画素についての信号読出しタイミングを、当該画素の露光時間と前記第二のフレーム期間においてリセットが行われる画素の露光時間とが同じになるタイミングに制御するフリッカ検出方法。
  19. 請求項13記載のフリッカ検出方法であって、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記第一のフレーム期間と前記第二のフレーム期間を交互に繰り返して前記撮像素子により複数回の撮像を行わせるフリッカ検出方法。
  20. 請求項19記載のフリッカ検出方法であって、
    前記フリッカ検出ステップでは、前記第二のフレーム期間で読み出される第二の撮像画像信号と、当該第二のフレーム期間に続く前記第一のフレーム期間で読み出される第一の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出方法。
  21. 請求項12〜15のいずれか1項記載のフリッカ検出方法であって、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記第一のフレーム期間における前記複数の画素の各々の露光時間と、前記第二のフレーム期間における前記複数の画素の各々の露光時間とを同じにするフリッカ検出方法。
  22. 請求項12〜21のいずれか1項記載のフリッカ検出方法であって、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記第一のフレーム期間における前記複数の画素の各々の露光時間と、前記第二のフレーム期間における前記複数の画素の各々の露光時間とを、1/100秒又は1/120秒未満に設定するフリッカ検出方法。
  23. 二次元状に配列された複数の画素を有するMOS型の撮像素子をローリングシャッタ方式で駆動し、任意のフレームレートで前記撮像素子により複数回の撮像を行わせる撮像素子駆動ステップと、
    前記フレームレートに基づく第一のフレーム期間で前記複数の画素から読み出される第一の撮像画像信号と、前記フレームレートに基づく第二のフレーム期間で前記複数の画素から読み出される第二の撮像画像信号との比較により、フリッカの有無を検出するフリッカ検出ステップと、をコンピュータに実行させるためのフリッカ検出プログラムであって、
    前記撮像素子駆動ステップでは、前記第一のフレーム期間における前記複数の画素からの信号の読み出しを行う信号読出し期間の終了タイミングを、前記第一のフレーム期間の終了タイミングよりも前にし、前記第二のフレーム期間における前記信号読出し期間の終了タイミングを、前記第二のフレーム期間の終了タイミングと同じにするフリッカ検出プログラム。
JP2017500285A 2015-02-16 2015-11-18 撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラム Active JP6175585B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015027594 2015-02-16
JP2015027594 2015-02-16
PCT/JP2015/082445 WO2016132615A1 (ja) 2015-02-16 2015-11-18 撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016132615A1 JPWO2016132615A1 (ja) 2017-06-29
JP6175585B2 true JP6175585B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=56692113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017500285A Active JP6175585B2 (ja) 2015-02-16 2015-11-18 撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (2) US9939712B2 (ja)
JP (1) JP6175585B2 (ja)
CN (1) CN107251543B (ja)
WO (1) WO2016132615A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6471953B2 (ja) * 2014-05-23 2019-02-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置、撮像システム、及び撮像方法
JP2020036128A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2020072392A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム
WO2020166201A1 (ja) * 2019-02-12 2020-08-20 コニカミノルタ株式会社 フリッカ測定装置、フリッカ測定方法及びフリッカ測定プログラム
US11039081B2 (en) * 2019-07-17 2021-06-15 Pixart Imaging Inc. Image sensor capable of eliminating rolling flicker and adjusting frame rate
CN111212242B (zh) * 2020-01-14 2021-03-12 维沃移动通信有限公司 曝光方法和电子设备
JP2022018906A (ja) * 2020-07-16 2022-01-27 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4106554B2 (ja) * 2003-09-08 2008-06-25 ソニー株式会社 撮影環境判定方法および撮像装置
JP2007329658A (ja) 2006-06-07 2007-12-20 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の駆動方法
JP4948090B2 (ja) * 2006-08-25 2012-06-06 キヤノン株式会社 撮像装置及び駆動制御方法
JP4912113B2 (ja) * 2006-10-24 2012-04-11 三洋電機株式会社 光源状態検出装置及び方法並びに撮像装置
EP2119220A1 (en) 2007-03-05 2009-11-18 NEC Electronics Corporation Imaging apparatus and flicker detection method
JP2010098416A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Nikon Corp 撮像装置
US8441551B2 (en) * 2008-11-14 2013-05-14 Ati Technologies Ulc Flicker detection circuit for imaging sensors that employ rolling shutters
JP5625371B2 (ja) * 2010-01-29 2014-11-19 ソニー株式会社 画像処理装置、および信号処理方法、並びにプログラム
JP5440245B2 (ja) 2010-02-24 2014-03-12 株式会社ニコン 撮像装置
JP5541016B2 (ja) * 2010-09-08 2014-07-09 リコーイメージング株式会社 撮像システムおよび画素信号読出し方法
US8462229B2 (en) * 2010-09-30 2013-06-11 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Detection of flicker within captured imaged frames
JP2012134663A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Samsung Electronics Co Ltd 撮像装置および撮像方法
JP2013121099A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Sony Corp 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
US9686505B2 (en) * 2014-01-03 2017-06-20 Mediatek Singapore Pte. Ltd. Method for flicker detection and associated circuit
JP6370134B2 (ja) * 2014-07-02 2018-08-08 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US9939712B2 (en) 2018-04-10
US20170343882A1 (en) 2017-11-30
JPWO2016132615A1 (ja) 2017-06-29
CN107251543B (zh) 2018-09-07
CN107251543A (zh) 2017-10-13
WO2016132615A1 (ja) 2016-08-25
US10126632B2 (en) 2018-11-13
US20180196332A1 (en) 2018-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6175585B2 (ja) 撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラム
JP6175587B2 (ja) 撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラム
JP6171116B2 (ja) 撮像装置、フリッカ検出方法、及びフリッカ検出プログラム
JP6186521B2 (ja) 合焦制御装置、撮像装置、合焦制御方法、及び合焦制御プログラム
JP5948492B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP6272486B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP5750558B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
JP5802846B2 (ja) 撮像装置
JP6569022B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラム
JP5978411B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
US11438521B2 (en) Image capturing device, image capturing method, and program
JP5883992B2 (ja) 画素混合装置およびその動作制御方法
JP7210517B2 (ja) 撮像装置、撮像制御方法、撮像制御プログラム
WO2014097792A1 (ja) 撮像装置、信号処理方法、信号処理プログラム
US10778880B2 (en) Imaging device, imaging method, and imaging program
JP7266102B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170403

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170403

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250