JP7266102B2 - 撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラムに関する。
CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子の高解像度化に伴い、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はカメラ付きの電子機器(例えばスマートフォン)等の撮像機能を有する電子機器の需要が急増している。
電子機器に搭載されるCMOS型の撮像素子の駆動方法としては、ローリングシャッタ方式の駆動が知られている。ローリングシャッタ方式の駆動は、撮像素子の画素行の各光電変換素子をリセットしてこの画素行の露光を開始し、その後、この画素行の各光電変換素子に蓄積された電荷に応じた画素信号を信号線に読み出す駆動を、画素行を変えながら順次行う方式である。
特許文献1には、CCDイメージセンサの駆動方法として、撮影指示を受けると、垂直同期動作をリセットして露光を開始することで、シャッタタイムラグを減らす方法が記載されている。
特許文献2には、CMOSイメージセンサの駆動方法として、静止画撮影開始トリガが入力されると、次の垂直同期信号を待たずに非同期で強制的に垂直同期信号を印加し、グローバルリセット(全画素の一斉リセット)を行って露光を開始することが記載されている。
日本国特開2005-260733号公報 日本国特開2012-129817号公報
本開示の技術に係る1つの実施形態は、シャッタタイムラグを短縮することのできる撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラムを提供する。
本発明の撮像装置は、連続撮像の指示を受けた後、第一タイミングにて第一同期信号を出力し、上記第一タイミングから第一時間経過後の第二タイミングにて第二同期信号を出力し、上記第二タイミングの後は上記第一時間よりも長い第二時間経過毎に上記第二同期信号を出力する第一同期制御を行う制御部と、上記第二タイミング以降の上記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって撮像素子からの信号の読み出しを開始し、そのタイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって上記撮像素子の露光を開始する撮像部と、を備えるものである。
本発明の撮像方法は、連続撮像の指示を受けた後、第一タイミングにて第一同期信号を出力し、上記第一タイミングから第一時間経過後の第二タイミングにて第二同期信号を出力し、上記第二タイミングの後は上記第一時間よりも長い第二時間経過毎に上記第二同期信号を出力する第一同期制御を行う制御ステップと、上記第二タイミング以降の上記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって撮像素子からの信号の読み出しを開始し、そのタイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって上記撮像素子の露光を開始する撮像ステップと、を含むものである。
本発明の撮像プログラムは、連続撮像の指示を受けた後、第一タイミングにて第一同期信号を出力し、上記第一タイミングから第一時間経過後の第二タイミングにて第二同期信号を出力し、上記第二タイミングの後は上記第一時間よりも長い第二時間経過毎に上記第二同期信号を出力する第一同期制御を行う制御ステップと、上記第二タイミング以降の上記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって撮像素子からの信号の読み出しを開始し、そのタイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって上記撮像素子の露光を開始する撮像ステップと、をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、シャッタタイムラグを短縮することのできる撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラムを提供することができる。
本発明の撮像装置の一実施形態を含む電子機器としてのデジタルカメラ100の概略構成を示す図である。 図1に示す撮像素子5の概略構成を示す平面模式図である。 図1に示すデジタルカメラ100の連写モード時においてシステム制御部11が第一同期制御を行う場合のタイミングチャートの一例を示す図である。 図1に示すデジタルカメラ100の連写モード時においてシステム制御部11が第二同期制御を行う場合のタイミングチャートの一例を示す図である。 図3に示す第一同期制御の変形例を示すタイミングチャートである。 図1に示すデジタルカメラ100の第四変形例における連写モード且つ第一同期制御時の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の撮像装置の一実施形態を含む電子機器の別実施形態としてスマートフォン200の外観を示す図である。 図7に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の撮像装置の一実施形態を含む電子機器としてのデジタルカメラ100の概略構成を示す図である。
図1に示すデジタルカメラ100は、撮像レンズ1、絞り2、レンズ制御部4、レンズ駆動部8、及び絞り駆動部9を有するレンズ装置40と、本体部100Aと、を備える。本体部100Aは、撮像部50と、システム制御部11と、操作部14と、表示装置22と、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read only memory)等を含むメモリ16と、メモリ16へのデータ記録及びメモリ16からのデータ読み出しの制御を行うメモリ制御部15と、デジタル信号処理部17と、記録媒体21へのデータ記録及び記録媒体21からのデータ読み出しの制御を行う外部メモリ制御部20と、を備える。撮像部50とシステム制御部11によって撮像装置が構成される。
レンズ装置40は、本体部100Aに着脱可能なものであってもよいし、本体部100Aと一体化されたものであってもよい。撮像レンズ1は、光軸方向に移動可能なフォーカスレンズ又はズームレンズ等を含む。レンズ装置40のレンズ制御部4は、本体部100Aのシステム制御部11と有線又は無線によって通信可能に構成される。レンズ制御部4は、システム制御部11からの指令にしたがい、レンズ駆動部8を介して撮像レンズ1に含まれるフォーカスレンズを制御してフォーカスレンズの主点の位置を変更したり、レンズ駆動部8を介して撮像レンズ1に含まれるズームレンズを制御してズームレンズの位置(焦点距離)を変更したり、絞り駆動部9を介して絞り2の絞り値を制御したりする。
撮像部50は、撮像レンズ1及び絞り2を含む撮像光学系を通して被写体を撮像するCMOS型の撮像素子5と、撮像素子5を駆動する撮像素子駆動部10と、を備える。
撮像素子5は、複数の画素が二次元状に配置された撮像面を有し、撮像光学系によってこの撮像面に結像される被写体像をこの複数の画素によって画素信号に変換して出力する。撮像素子5の各画素から出力される画素信号の集合を以下では撮像画像信号という。
デジタルカメラ100の電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11は、撮像素子駆動部10を介して撮像素子5を駆動し、レンズ装置40の撮像光学系を通して撮像した被写体像を撮像画像信号として出力させる。
撮像素子駆動部10は、システム制御部11からの指令に基づいて駆動信号を生成してこの駆動信号を撮像素子5に供給することで、撮像素子5を駆動する。撮像素子駆動部10は、ハードウェア的な構成は、半導体素子等の回路素子を組み合わせて構成された電気回路である。
システム制御部11には、操作部14を通して利用者からの指示信号が入力される。操作部14には、後述する表示面22bと一体化されたタッチパネルと、各種ボタン等が含まれる。
システム制御部11は、デジタルカメラ100全体を統括制御するものであり、ハードウェア的な構造は、撮像プログラムを含むプログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサである。システム制御部11の実行するプログラムは、メモリ16のROMに格納されている。
各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
システム制御部11は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
表示装置22は、有機EL(electroluminescence)パネル又は液晶パネル等で構成される表示面22bと、表示面22bの表示を制御する表示コントローラ22aと、を備える。
メモリ制御部15、デジタル信号処理部17、外部メモリ制御部20、及び表示コントローラ22aは、制御バス24及びデータバス25によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって制御される。
図2は、図1に示す撮像素子5の概略構成を示す平面模式図である。
撮像素子5は、行方向Xに配列された複数の画素61からなる画素行62が、行方向Xと直交する列方向Yに複数配列された撮像面60と、撮像面60に配列された画素61を駆動する駆動回路63と、撮像面60に配列された画素行62の各画素61から信号線に読み出される画素信号を処理する信号処理回路64と、を備える。撮像面60は受光面を構成する。
以下では、図2において撮像面60の列方向Yの一端側(図中の上側)の端部を上端といい、撮像面60の列方向Yの他端側(図中の下側)の端部を下端という。
図2に示す駆動回路63は、撮像素子駆動部10からの信号に基づいて、各画素行62を独立に駆動し、画素行62に含まれる各画素61のリセット(光電変換素子に蓄積されている電荷の排出)、この各画素61の光電変換素子に蓄積された電荷に応じた画素信号の信号線への読み出し等を行う。
図2に示す信号処理回路64は、画素行62の各画素61から信号線に読み出された画素信号に対し、相関二重サンプリング処理を行い、相関二重サンプリング処理後の画素信号をデジタル信号に変換してデータバス25に出力する。信号処理回路64は、撮像素子駆動部10によって制御される。
デジタル信号処理部17は、撮像素子5からデータバス25に出力された画素信号にデモザイク処理及びガンマ補正処理等の信号処理を施して撮像画像データを生成する。
デジタルカメラ100は、1回の撮像指示に応じて複数の撮像画像データを連続して生成して記録媒体21に記録する連写モードを搭載している。
システム制御部11は、メモリ16のROMに記録された撮像プログラムを含むプログラムを実行することで、制御部として機能する。
システム制御部11は、連写モードにおいては、撮像素子駆動部10によって撮像素子5をローリングシャッタ方式により駆動して被写体を撮像させる。システム制御部11は、連写モードにおいて、図示されていないメカシャッタを駆動して被写体を撮像させることもできる。
ローリングシャッタ方式の駆動は、ローリングリセット駆動と、ローリング読み出し駆動と、を含む。ローリングリセット駆動は、画素行62の各画素61をリセットしてその各画素61の露光を開始する処理を、画素行62を変えながら順次行う駆動である。ローリング読み出し駆動は、露光されている画素行62の各画素61から信号を読み出して、その画素行62の露光を終了する処理を、画素行62を変えながら順次行う駆動である。
システム制御部11は、連写モードにおいては、撮像感度又は露出値等の撮像条件或いはユーザからの設定によって決められる露光時間に基づいて、第一同期制御と第二同期制御のいずれかを選択して実行する。具体的には、システム制御部11は、露光時間が閾値TH1以下の場合には第一同期制御を選択して実行し、露光時間が閾値TH1を超える場合には第二同期制御を選択して実行する。
なお、撮像素子5の露光時間は、例えば撮像画像データのダイナミックレンジを広げるために、図2に示した撮像面60内にて分布を持たせる場合もある。例えば、撮像面60の奇数行にある画素行62の露光時間と、撮像面60の偶数行にある画素行62の露光時間とを異ならせる場合等がある。このような場合には、画素行62の露光時間のうちの最大値が、第一同期制御と第二同期制御の選択に用いる露光時間とされる。
図3は、図1に示すデジタルカメラ100の連写モード時においてシステム制御部11が第一同期制御を行う場合のタイミングチャートの一例を示す図である。図4は、図1に示すデジタルカメラ100の連写モード時においてシステム制御部11が第二同期制御を行う場合のタイミングチャートの一例を示す図である。図3及び図4は、連写モード時に4つの撮像画像データを連続して取得して記録する例を示している。
図3及び図4において横軸は時間を示している。図3及び図4の上段には、システム制御部11によって生成されて出力され、単一の信号線を通して撮像素子駆動部10に入力される垂直同期信号VD1が示されている。
図3及び図4の下段には、撮像素子5の各画素行62の駆動タイミングが示されている。図3及び図4の下段において、縦軸は画素行62の列方向Yの位置を示している。図3及び図4の下段に示す直線RRは、ローリングリセット駆動によって画素行62に含まれる各画素61のリセット(露光開始)が行われるタイミングを示している。図3及び図4の下段に示す直線RSは、ローリング読み出し駆動によって画素行62に含まれる各画素61の露光が終了されるタイミングを示している。直線RRとこの右隣の直線RSとで囲まれる期間が、連写モード時における撮像素子5の露光時間EXを示している。
(第一同期制御)
図3に示すように、システム制御部11は、連続撮像の指示(図3中の撮像指示)を受けた直後の第一タイミングである時刻t1にて、垂直同期信号VD1と制御情報(各画素行62の露光開始タイミング、信号増幅ゲイン等)を出力する。
撮像素子駆動部10は、垂直同期信号VD1と制御情報の入力を受けると、駆動回路63と信号処理回路64に制御情報を反映させる。制御情報の反映が完了すると、撮像素子駆動部10は、時刻t1の垂直同期信号VD1の入力を受けてから所定時間Tx経過後の時刻t2aに、ローリングリセット駆動(撮像素子5の露光)を開始する。
システム制御部11は、時刻t1から第一時間T1経過後の第二タイミングである時刻t2になると、垂直同期信号VD1と2フレーム目の露光開始タイミング情報を出力する。システム制御部11は、撮像素子5の露光が開始された時刻t2aから、露光時間EXが経過後のタイミングを上記の第二タイミングとして決定する。つまり、システム制御部11は、所定時間Txに露光時間EXを加算した時間を第一時間T1として決定する。
なお、所定時間Txは、システム制御部11から制御情報が出力され、この制御情報が撮像素子5に反映されるまでに必要な処理時間以上とする必要がある。この処理時間は、撮像部50やシステム制御部11の処理負荷が大きいほど、長くなる。そのため、システム制御部11は、所定時間Txの下限値(上記の処理時間)を、撮像部50やシステム制御部11の処理負荷に基づいて決定する。
このように、第一時間T1は、撮像部50やシステム制御部11の処理負荷と露光時間EXとに基づいて制御される値となっている。
撮像素子駆動部10は、時刻t2aから露光時間EX経過した時刻t2にて出力された垂直同期信号VD1の入力を受けたタイミングにて、ローリング読み出し駆動(撮像素子5からの信号読み出し)を開始する。
時刻t2の後、システム制御部11は、第一時間T1よりも長い第二時間T2経過毎(図3中の時刻t3、t4、t5)に、垂直同期信号VD1と露光開始タイミング情報を出力する。第二時間T2は、連写枚数や設定等によって予め決まる値である。
撮像素子駆動部10は、時刻t2にてローリング読み出し駆動を開始した後、時刻t2にてシステム制御部11から入力された露光タイミング情報にしたがったタイミング(時刻t3a)になるとローリングリセット駆動を開始し、時刻t3aから露光時間EX経過した時刻t3にて垂直同期信号VD1の入力を受けるとローリング読み出し駆動を開始する。
撮像素子駆動部10は、時刻t3にてローリング読み出し駆動を開始した後、時刻t3にてシステム制御部11から入力された露光タイミング情報にしたがったタイミング(時刻t4a)になるとローリングリセット駆動を開始し、時刻t4aから露光時間EX経過した時刻t4にて垂直同期信号VD1の入力を受けるとローリング読み出し駆動を開始する。
撮像素子駆動部10は、時刻t4にてローリング読み出し駆動を開始した後、時刻t4にてシステム制御部11から入力された露光タイミング情報にしたがったタイミング(時刻t5a)になるとローリングリセット駆動を開始し、時刻t5aから露光時間EX経過した時刻t5にて垂直同期信号VD1の入力を受けるとローリング読み出し駆動を開始する。
図3において、時刻t1にて出力される垂直同期信号VD1は、連写の1フレーム目の露光の準備を撮像素子駆動部10に指示するためのものであり、第一同期信号を構成する。図3において、時刻t1よりも後に出力される垂直同期信号VD1は、連写の各露光で得られる信号の読み出しを撮像素子駆動部10に指示するためのものであり、第二同期信号を構成する。
このように、第一同期制御においては、連続撮像の指示を受けた後に最初に出力される垂直同期信号VD1と、2番目に出力される垂直同期信号VD1との間隔(第一時間T1)は、2番目以降に出力される垂直同期信号VD1同士の間隔(第二時間T2)よりも短くなる。
(第二同期制御)
図4に示すように、システム制御部11は、連続撮像の指示(図4中の撮像指示)を受けた後、時刻t1にて、垂直同期信号VD1と制御情報を出力する。時刻t1の後、システム制御部11は、上記の第二時間T2経過毎(図4中の時刻t2、t3、t4、t5)に、垂直同期信号VD1と露光開始タイミング情報を出力する。
撮像素子駆動部10は、時刻t1にて出力された垂直同期信号VD1と制御情報の入力を受けると、駆動回路63と信号処理回路64に制御情報を反映させる。制御情報の反映が完了すると、撮像素子駆動部10は、時刻t1から所定時間Ty経過後の時刻t2aに、ローリングリセット駆動(撮像素子5の露光)を開始する。所定時間Tyは、第二時間T2から露光時間EXを減算した値が設定される。
撮像素子駆動部10は、時刻t2aから露光時間EX経過した時刻t2にて出力された垂直同期信号VD1の入力を受けたタイミングにて、ローリング読み出し駆動(撮像素子5からの信号読み出し)を開始する。
撮像素子駆動部10は、時刻t2から所定時間Ty経過後のタイミング(時刻t3a)になるとローリングリセット駆動を開始し、時刻t3aから露光時間EX経過した時刻t3にて垂直同期信号VD1の入力を受けるとローリング読み出し駆動を開始する。
撮像素子駆動部10は、時刻t3から所定時間Ty経過後のタイミング(時刻t4a)になるとローリングリセット駆動を開始し、時刻t4aから露光時間EX経過した時刻t4にて垂直同期信号VD1の入力を受けるとローリング読み出し駆動を開始する。
撮像素子駆動部10は、時刻t4から所定時間Ty経過後のタイミング(時刻t5a)になるとローリングリセット駆動を開始し、時刻t5aから露光時間EX経過した時刻t5にて垂直同期信号VD1の入力を受けるとローリング読み出し駆動を開始する。
図4において時刻t1に出力される垂直同期信号VD1は、連写の1フレーム目の露光の準備を撮像素子駆動部10に指示するためのものであり、第一同期信号を構成する。図4において時刻t1よりも後に出力される垂直同期信号VD1は、連写の各露光で得られる信号の読み出しを撮像素子駆動部10に指示するためのものであり、第二同期信号を構成する。
このように、第二同期制御においては、連続撮像の指示を受けると、一定間隔(第二時間T2毎)にてシステム制御部11から垂直同期信号VD1が出力される。
(実施形態のデジタルカメラの効果)
デジタルカメラ100によれば、連写モードにおいては、図3に示す第一同期制御と、図4に示す第二同期制御とが選択的に実行される。図3に示す第一同期制御は、撮像指示がなされてから、1フレーム目の露光が開始されるまでの時間(所定時間Tx)、いわゆるシャッタタイムラグを、図4に示す第二同期制御における同じ時間(所定時間Ty)よりも短縮することができる。
例えば、連写モードにおいて、図4に示す第二同期制御のみを行う場合には、露光時間EXが短い場合ほど、シャッタタイムラグが大きくなる。そこで、露光時間EXが短い場合(閾値以下の場合)には第一同期制御を行うことで、露光時間EXが短い場合に顕著となるシャッタタイムラグの増大を防ぐことができる。
(実施形態のデジタルカメラの第一変形例)
この変形例では、システム制御部11が、フリッカ(蛍光灯や水銀灯等の光源の明滅)を検出するフリッカ検出部として機能する。なお、フリッカの検出方法は特に限定されない。
システム制御部11は、連写モードにおいてフリッカを検出した場合には、連続撮像の指示に応じて行う同期制御として、露光時間EXに依らずに、図4に示した第二同期制御を実行する。また、システム制御部11は、その第二同期制御における第二時間T2を、フリッカによる画質劣化(撮像画像データ間の輝度ムラの発生)を抑制する時間(例えば、フリッカの原因となる光源の明滅周期の自然数倍)に制御する。
このように、システム制御部11は、フリッカを検出し、そのフリッカによる画質劣化を防止する駆動条件にて撮像素子5を駆動する場合には、露光時間EXが閾値以下であっても、図4に示す第二同期制御を行う。この構成によれば、連写の各フレームの露光期間と光源の明滅パターンとの重なり状態を均一にすることができる。この結果、連写で得られる各撮像画像データにおける明るさの変化を防ぐことができる。
(実施形態のデジタルカメラの第二変形例)
図5は、図3に示す第一同期制御の変形例を示すタイミングチャートである。図5に示すタイミングチャートは、連続撮像の指示を受けた後の時刻t1から、1フレーム目の露光が開始される時刻t2aまでの間に、システム制御部11が、撮像素子駆動部10にグローバルリセット駆動(直線GR)を行わせている点が、図3と異なる。
グローバルリセット駆動は、撮像素子5の撮像面60における露光対象となっている全ての画素61を一斉にリセットする駆動である。時刻t1と時刻t2aの間において、システム制御部11は、撮像素子駆動部10にグローバルリセット駆動の指示を行い、この指示を受けた撮像素子駆動部10がグローバルリセット駆動を行う。
このように、1フレーム目の露光開始の前にグローバルリセット駆動を行うことで、時刻t1以前に行われていたライブビュー画像表示用の撮像等において生じていた画素61における残留電荷をなくした状態にて、1フレーム目の露光を開始することができる。この結果、撮像画像データの品質を向上させることができる。
なお、画素61の残留電荷は、撮像素子5の温度が低い場合に発生しやすい傾向がある。そのため、システム制御部11は、第一同期制御を行う場合には、撮像素子5の温度をモニタし、この温度が閾値以下の場合にグローバルリセット駆動を行わせ、この温度が閾値を超える場合にはグローバルリセット駆動を行わないようにしてもよい。このようにすることで、第一同期制御時における消費電力を減らすことができる。
(実施形態のデジタルカメラの第三変形例)
この変形例では、システム制御部11が、システム制御部11の外部にて生成された外部同期信号VD2(例えば、表示装置22の表示コントローラ22aにて生成された表示用の垂直同期信号)に同期させて、垂直同期信号VD1を生成する外部同期モードにて動作可能となっている。
外部同期モードでは、システム制御部11は、連写モードにおける上記の第二時間T2を、外部同期信号VD2の周期に一致させる。そして、システム制御部11は、外部同期モードにて動作する場合には、連写モードにおいて選択する同期制御として、露光時間EXに依らずに第二同期制御を選択して実行する。
第二同期制御は、図4に示すように、撮像指示が行われてから、垂直同期信号VD1が第二時間T2毎に一定間隔で出力される制御である。このため、第三変形例においては、例えば、撮像指示が行われてから2回目に出力される垂直同期信号VD1の出力タイミングと、撮像指示が行われてから最初にシステム制御部11に入力される外部同期信号の入力タイミングとを一致させることで、垂直同期信号VD1と外部同期信号の出力タイミングのずれを最小化することができ、撮像した画像を即座に表示させていくことが可能となる。なお、垂直同期信号VD1が出力されるタイミングは外部同期信号VD2が出力されるタイミングは完全に一致しなくても良い。外部同期信号VD2が出力されてから一定時間経過した後に垂直同期振動VD2が出力されるように、システム制御部が制御しても良い。
(実施形態のデジタルカメラの第四変形例)
この変形例では、システム制御部11が、上述した外部同期モードにて動作可能となっている。外部同期モードでは、システム制御部11は、連写モードにおける上記の第二時間T2を、外部同期信号VD2の周期に一致させる。また、システム制御部11は、第一同期制御を行う場合の第一時間T1を、連続撮像の指示を受けてから最初の外部同期信号VD2の入力タイミングに基づいて決定する。
図6は、図1に示すデジタルカメラ100の第四変形例における連写モード且つ第一同期制御時の動作を示すタイミングチャートである。図6の上段には、外部同期信号VD2が示されている。外部同期信号VD2は、一定の周期(第二時間T2)にて生成されてシステム制御部11に入力される。
図6に示す垂直同期信号VD1と撮像素子5の各画素行62の駆動タイミングのうち、時刻t2a以降の部分は、図3と同じである。図6においては、第一時間T1の長さが図3の例から変更されている。図6の例では、システム制御部11が、撮像指示を受けた後に時刻t1にて最初の垂直同期信号VD1を出力する。そして、システム制御部11は、撮像指示を受けてから最初に外部同期信号VD2の入力を受けると(時刻t2)、撮像指示を受けた後の2回目の垂直同期信号VD1を出力する。つまり、図6の例では、撮像指示を受けて最初に垂直同期信号VD1を出力した後、最初に外部同期信号VD2が入力されるまでの時間を第一時間T1としている。
このように、第四変形例では、所定時間Txが図3の例と比較すると長くなるものの、信号読み出しのための垂直同期信号VD1と外部同期信号VD2とのずれを最小化することができる。このため、例えば、各撮像画像信号の処理後の画像を表示面22bに瞬時に表示することが可能となり、撮像画像の確認を高速に行うことができる。また、所定時間Txは多少長くなるものの、第二同期制御を行う場合よりは短くなるため、シャッタタイムラグを短縮することができる。
次に、本発明の撮像装置の一実施形態を含む電子機器の別実施形態としてスマートフォンの構成について説明する。
図7は、本発明の撮像装置の一実施形態を含む電子機器の別実施形態としてスマートフォン200の外観を示す図である。
図7に示すスマートフォン200は、平板状の筐体201を有し、筐体201の一方の面に表示面としての表示パネル202と、入力部としての操作パネル203とが一体となった表示入力部204を備えている。
また、この様な筐体201は、スピーカ205と、マイクロホン206と、操作部207と、カメラ部208とを備えている。なお、筐体201の構成はこれに限定されず、例えば、表示面と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造又はスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図8は、図7に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部210と、表示入力部204と、通話部211と、操作部207と、カメラ部208と、記録部212と、外部入出力部213と、GPS(Global Positioning System)受信部214と、モーションセンサ部215と、電源部216と、主制御部220とを備える。
また、スマートフォン200の主たる機能として、図示省略の基地局装置BSと図示省略の移動通信網NWとを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部210は、主制御部220の指示にしたがって、移動通信網NWに収容された基地局装置BSに対し無線通信を行うものである。この無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータ等の送受信、ウェブデータ又はストリーミングデータ等の受信を行う。
表示入力部204は、主制御部220の制御により、画像(静止画像及び動画像)又は文字情報等を表示して視覚的に利用者に情報を伝達するとともに、表示した情報に対する利用者操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル202と、操作パネル203と、を備える。
表示パネル202は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro-Luminescence Display)等を表示デバイスとして用いたものである。
操作パネル203は、表示パネル202の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、利用者の指又は尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。このデバイスを利用者の指又は尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部220に出力する。次いで、主制御部220は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル202上の操作位置(座標)を検出する。
図8に示すように、本発明の撮影装置の一実施形態として例示しているスマートフォン200の表示パネル202と操作パネル203とは一体となって表示入力部204を構成しているが、操作パネル203が表示パネル202を完全に覆うような配置となっている。
係る配置を採用した場合、操作パネル203は、表示パネル202外の領域についても、利用者操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル203は、表示パネル202に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル202の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル203が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。さらに、外縁部分の幅は、筐体201の大きさ等に応じて適宜設計されるものである。
さらにまた、操作パネル203で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等が挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部211は、スピーカ205又はマイクロホン206を備え、マイクロホン206を通じて入力された利用者の音声を主制御部220にて処理可能な音声データに変換して主制御部220に出力したり、無線通信部210あるいは外部入出力部213により受信された音声データを復号してスピーカ205から出力させたりするものである。
また、図7に示すように、例えば、スピーカ205を表示入力部204が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン206を筐体201の側面に搭載することができる。
操作部207は、キースイッチ等を用いたハードウェアキーであって、利用者からの指示を受け付けるものである。例えば、図7に示すように、操作部207は、スマートフォン200の筐体201の側面に搭載され、指等で押下されるとオンとなり、指を離すとバネ等の復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記録部212は、主制御部220の制御プログラム及び制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称又は電話番号等を対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータ、ダウンロードしたコンテンツデータを記録し、またストリーミングデータ等を一時的に記録するものである。また、記録部212は、スマートフォン内蔵の内部記録部217と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記録部218により構成される。
なお、記録部212を構成するそれぞれの内部記録部217と外部記録部218は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部213は、スマートフォン200に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394等)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)等)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン200に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)、SIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホン等がある。
外部入出力部213は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン200の内部の各構成要素に伝達したり、スマートフォン200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにしたりすることができる。
GPS受信部214は、主制御部220の指示にしたがって、GPS衛星ST1~STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、スマートフォン200の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GPS受信部214は、無線通信部210又は外部入出力部213(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部215は、例えば、3軸の加速度センサ等を備え、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の物理的な動きを検出する。スマートフォン200の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン200の動く方向又は加速度が検出される。係る検出結果は、主制御部220に出力されるものである。
電源部216は、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部220は、マイクロプロセッサを備え、記録部212が記録する制御プログラム及び制御データにしたがって動作し、スマートフォン200の各部を統括して制御するものである。また、主制御部220は、無線通信部210を通じて、音声通信又はデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記録部212が記録するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部220が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部213を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能、電子メールの送受信を行う電子メール機能、又はウェブページを閲覧するウェブブラウジング機能等がある。
また、主制御部220は、受信データ又はダウンロードしたストリーミングデータ等の画像データ(静止画像又は動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部204に表示する等の画像処理機能を備える。
画像処理機能とは、主制御部220が、上記画像データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部204に表示する機能のことをいう。
さらに、主制御部220は、表示パネル202に対する表示制御と、操作部207、操作パネル203を通じた利用者操作を検出する操作検出制御を実行する。
表示制御の実行により、主制御部220は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコン又はスクロールバー等のソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成したりするためのウィンドウを表示する。
なお、スクロールバーとは、表示パネル202の表示領域に収まりきれない大きな画像等について、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部220は、操作部207を通じた利用者操作を検出したり、操作パネル203を通じて、上記アイコンに対する操作と上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付けたりする。
さらに、操作検出制御の実行により主制御部220は、操作パネル203に対する操作位置が、表示パネル202に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル203の感応領域又はソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部220は、操作パネル203に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。
ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指等によって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部208は、図1に示したデジタルカメラ100における外部メモリ制御部20、記録媒体21、表示装置22、及び操作部14以外の構成を含む。
カメラ部208によって生成されたRAW形式又はJPEG形式の撮像画像データは、記録媒体21の代わりに、記録部212に記録したり、外部入出力部213又は無線通信部210を通じて出力したりすることができる。
図7に示すスマートフォン200において、カメラ部208は表示入力部204と同じ面に搭載されているが、カメラ部208の搭載位置はこれに限らず、表示入力部204の背面に搭載されてもよい。
また、カメラ部208はスマートフォン200の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル202にカメラ部208で取得した画像を表示したり、操作パネル203の操作入力のひとつとして、カメラ部208の画像を利用したりすることができる。
また、GPS受信部214が位置を検出する際に、カメラ部208からの画像を参照して位置を検出することもできる。さらには、カメラ部208からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン200のカメラ部208の光軸方向を判断したり、現在の使用環境を判断したりすることもできる。勿論、カメラ部208からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGPS受信部214により取得した位置情報、マイクロホン206により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部215により取得した姿勢情報等を付加して記録部212に記録したり、外部入出力部213又は無線通信部210を通じて出力したりすることもできる。
以上のような構成のスマートフォン200においても、連写モードにおいてシャッタタイムラグを短縮することが可能となる。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1)
連続撮像の指示を受けた後、第一タイミングにて第一同期信号を出力し、上記第一タイミングから第一時間経過後の第二タイミングにて第二同期信号を出力し、上記第二タイミングの後は上記第一時間よりも長い第二時間経過毎に上記第二同期信号を出力する第一同期制御を行う制御部と、
上記第二タイミング以降の上記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって撮像素子からの信号の読み出しを開始し、そのタイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって上記撮像素子の露光を開始する撮像部と、を備える撮像装置。
(2)
(1)記載の撮像装置であって、
上記第一同期信号と上記第二同期信号は、同一の信号線によって伝達される撮像装置。
(3)
(1)又は(2)記載の撮像装置であって、
上記制御部は、連続撮像の指示を受けた後、上記第一同期信号を出力しその第一同期信号の出力後は上記第二時間経過毎に上記第二同期信号を出力する第二同期制御と、上記第一同期制御と、を選択的に行い、
上記撮像部は、上記第二同期制御が行われる場合は、上記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって上記撮像素子からの信号の読み出しを開始し、そのタイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって上記撮像素子の露光を開始する撮像装置。
(4)
(3)記載の撮像装置であって、
上記制御部は、上記露光時間に基づいて上記第一同期制御と上記第二同期制御のいずれかを選択する撮像装置。
(5)
(4)記載の撮像装置であって、
上記制御部は、上記露光時間が閾値以下となる場合には上記第一同期制御を行う撮像装置。
(6)
(4)又は(5)記載の撮像装置であって、
上記連続撮像が上記撮像素子の受光面内にて露光の時間に分布を持たせるものである場合には、上記制御部は、上記受光面内における露光の時間の最大値を、上記第一同期制御と上記第二同期制御の選択に用いる上記露光時間とする撮像装置。
(7)
(3)から(6)のいずれか1つに記載の撮像装置であって、
フリッカを検出するフリッカ検出部を備え、
上記制御部は、上記フリッカが検出された場合には、上記フリッカによる画質劣化を防止する駆動条件にて上記撮像部に上記撮像素子を駆動させ、且つ、上記第二同期制御を行う撮像装置。
(8)
(3)から(6)のいずれか1つに記載の撮像装置であって、
上記制御部は、外部にて生成された外部同期信号の周期に上記第二時間を一致させるモードにおいては、上記第二同期制御を行う撮像装置。
(9)
(3)から(6)のいずれか1つに記載の撮像装置であって、
上記制御部は、外部にて生成された外部同期信号の周期に上記第二時間を一致させるモードにおいては、上記第一時間を、上記指示を受けてから最初の上記外部同期信号の入力タイミングに基づいて決定する撮像装置。
(10)
(1)から(9)のいずれか1つに記載の撮像装置であって、
上記制御部は、上記第一同期制御を行う場合に、上記第一タイミングから最初の上記撮像素子の露光が開始されるまでの間に、上記撮像素子の全画素を一斉にリセットさせる撮像装置。
(11)
(1)から(9)のいずれか1つに記載の撮像装置であって、
上記制御部は、上記撮像素子の温度が閾値以下の場合、且つ、上記第一同期制御を行う場合に、上記第一タイミングから最初の上記撮像素子の露光が開始されるまでの間に、上記撮像素子の全画素を一斉にリセットさせる撮像装置。
(12)
(1)から(11)のいずれか1つに記載の撮像装置であって、
上記制御部は、上記第一時間を上記露光時間に基づいて制御する撮像装置。
(13)
(1)から(12)のいずれか1つに記載の撮像装置であって、
上記制御部は、上記第一時間から上記露光時間を差し引いた時間の下限値を制御する撮像装置。
(14)
(13)記載の撮像装置であって、
上記制御部は、処理負荷に応じて上記下限値を制御する撮像装置。
(15)
(13)記載の撮像装置であって、
上記制御部は、上記撮像部の処理負荷に応じて上記下限値を制御する撮像装置。
(16)
連続撮像の指示を受けた後、第一タイミングにて第一同期信号を出力し、上記第一タイミングから第一時間経過後の第二タイミングにて第二同期信号を出力し、上記第二タイミングの後は上記第一時間よりも長い第二時間経過毎に上記第二同期信号を出力する第一同期制御を行う制御ステップと、
上記第二タイミング以降の上記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって撮像素子からの信号の読み出しを開始し、そのタイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって上記撮像素子の露光を開始する撮像ステップと、を含む撮像方法。
(17)
(16)記載の撮像方法であって、
上記第一同期信号と上記第二同期信号は、同一の信号線によって伝達される撮像方法。
(18)
(16)又は(17)記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、連続撮像の指示を受けた後、上記第一同期信号を出力しその第一同期信号の出力後は上記第二時間経過毎に上記第二同期信号を出力する第二同期制御と、上記第一同期制御と、を選択的に行い、
上記撮像ステップは、上記第二同期制御が行われる場合は、上記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって上記撮像素子からの信号の読み出しを開始し、そのタイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって上記撮像素子の露光を開始する撮像方法。
(19)
(18)記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記露光時間に基づいて上記第一同期制御と上記第二同期制御のいずれかを選択する撮像方法。
(20)
(19)記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記露光時間が閾値以下となる場合には上記第一同期制御を行う撮像方法。
(21)
(19)又は(20)記載の撮像方法であって、
上記連続撮像が上記撮像素子の受光面内にて露光の時間に分布を持たせるものである場合には、上記制御ステップは、上記受光面内における露光の時間の最大値を、上記第一同期制御と上記第二同期制御の選択に用いる上記露光時間とする撮像方法。
(22)
(18)から(21)のいずれか1つに記載の撮像方法であって、
フリッカを検出するフリッカ検出ステップを含み、
上記制御ステップは、上記フリッカが検出された場合には、上記フリッカによる画質劣化を防止する駆動条件にて上記撮像素子を駆動させ、且つ、上記第二同期制御を行う撮像方法。
(23)
(18)から(21)のいずれか1つに記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記制御ステップを行う制御部の外部にて生成された外部同期信号の周期に上記第二時間を一致させるモードにおいては、上記第二同期制御を行う撮像方法。
(24)
(18)から(21)のいずれか1つに記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記制御ステップを行う制御部の外部にて生成された外部同期信号の周期に上記第二時間を一致させるモードにおいては、上記第一時間を、上記指示を受けてから最初の上記外部同期信号の入力タイミングに基づいて決定する撮像方法。
(25)
(16)から(24)のいずれか1つに記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記第一同期制御を行う場合に、上記第一タイミングから最初の上記撮像素子の露光が開始されるまでの間に、上記撮像素子の全画素を一斉にリセットさせる撮像方法。
(26)
(16)から(24)のいずれか1つに記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記撮像素子の温度が閾値以下の場合、且つ、上記第一同期制御を行う場合に、上記第一タイミングから最初の上記撮像素子の露光が開始されるまでの間に、上記撮像素子の全画素を一斉にリセットさせる撮像方法。
(27)
(16)から(26)のいずれか1つに記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記第一時間を上記露光時間に基づいて制御する撮像方法。
(28)
(16)から(27)のいずれか1つに記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記第一時間から上記露光時間を差し引いた時間の下限値を制御する撮像方法。
(29)
(28)記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記制御ステップを行う制御部の処理負荷に応じて上記下限値を制御する撮像方法。
(30)
(28)記載の撮像方法であって、
上記制御ステップは、上記撮像ステップを行う撮像部の処理負荷に応じて上記下限値を制御する撮像方法。
(31)
連続撮像の指示を受けた後、第一タイミングにて第一同期信号を出力し、上記第一タイミングから第一時間経過後の第二タイミングにて第二同期信号を出力し、上記第二タイミングの後は上記第一時間よりも長い第二時間経過毎に上記第二同期信号を出力する第一同期制御を行う制御ステップと、
上記第二タイミング以降の上記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって撮像素子からの信号の読み出しを開始し、そのタイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって上記撮像素子の露光を開始する撮像ステップと、をコンピュータに実行させるための撮像プログラム。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
なお、本出願は、2019年8月27日出願の日本特許出願(特願2019-154882)に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。
100 デジタルカメラ
100A 本体部
40 レンズ装置
1 撮像レンズ
2 絞り
4 レンズ制御部
8 レンズ駆動部
9 絞り駆動部
50 撮像部
5 撮像素子
10 撮像素子駆動部
60 撮像面
61 画素
62 画素行
63 駆動回路
64 信号処理回路
11 システム制御部
14 操作部
15 メモリ制御部
16 メモリ
17 デジタル信号処理部
20 外部メモリ制御部
21 記録媒体
22 表示装置
22a 表示コントローラ
22b 表示面
24 制御バス
25 データバス
RR、RS、GR 直線
EX 露光時間
Tx,Ty,Tz 所定時間
T1 第一時間
T2 第二時間
VD1 垂直同期信号
VD2 外部同期信号
200 スマートフォン
201 筐体
202 表示パネル
203 操作パネル
204 表示入力部
205 スピーカ
206 マイクロホン
207 操作部
208 カメラ部
210 無線通信部
211 通話部
212 記録部
213 外部入出力部
214 GPS受信部
215 モーションセンサ部
216 電源部
217 内部記録部
218 外部記録部
220 主制御部
ST1~STn GPS衛星

Claims (31)

  1. 連続撮像の指示を受けた後、第一タイミングにて第一同期信号を出力し、前記第一タイミングから第一時間経過後の第二タイミングにて第二同期信号を出力し、前記第二タイミングの後は前記第一時間よりも長い第二時間経過毎に前記第二同期信号を出力する第一同期制御を行う制御部と、
    前記第二タイミング以降の前記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって撮像素子からの信号の読み出しを開始し、当該タイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって前記撮像素子の露光を開始する撮像部と、を備える撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記第一同期信号と前記第二同期信号は、同一の信号線によって伝達される撮像装置。
  3. 請求項1又は2記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、連続撮像の指示を受けた後、前記第一同期信号を出力し当該第一同期信号の出力後は前記第二時間経過毎に前記第二同期信号を出力する第二同期制御と、前記第一同期制御と、を選択的に行い、
    前記撮像部は、前記第二同期制御が行われる場合は、前記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって前記撮像素子からの信号の読み出しを開始し、当該タイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって前記撮像素子の露光を開始する撮像装置。
  4. 請求項3記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記露光時間に基づいて前記第一同期制御と前記第二同期制御のいずれかを選択する撮像装置。
  5. 請求項4記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記露光時間が閾値以下となる場合には前記第一同期制御を行う撮像装置。
  6. 請求項4又は5記載の撮像装置であって、
    前記連続撮像が前記撮像素子の受光面内にて露光の時間に分布を持たせるものである場合には、前記制御部は、前記受光面内における露光の時間の最大値を、前記第一同期制御と前記第二同期制御の選択に用いる前記露光時間とする撮像装置。
  7. 請求項3から6のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    フリッカを検出するフリッカ検出部を備え、
    前記制御部は、前記フリッカが検出された場合には、前記フリッカによる画質劣化を防止する駆動条件にて前記撮像部に前記撮像素子を駆動させ、且つ、前記第二同期制御を行う撮像装置。
  8. 請求項3から6のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、外部にて生成された外部同期信号の周期に前記第二時間を一致させるモードにおいては、前記第二同期制御を行う撮像装置。
  9. 請求項3から6のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、外部にて生成された外部同期信号の周期に前記第二時間を一致させるモードにおいては、前記第一時間を、前記指示を受けてから最初の前記外部同期信号の入力タイミングに基づいて決定する撮像装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記第一同期制御を行う場合に、前記第一タイミングから最初の前記撮像素子の露光が開始されるまでの間に、前記撮像素子の全画素を一斉にリセットさせる撮像装置。
  11. 請求項1から9のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記撮像素子の温度が閾値以下の場合、且つ、前記第一同期制御を行う場合に、前記第一タイミングから最初の前記撮像素子の露光が開始されるまでの間に、前記撮像素子の全画素を一斉にリセットさせる撮像装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記第一時間を前記露光時間に基づいて制御する撮像装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記第一時間から前記露光時間を差し引いた時間の下限値を制御する撮像装置。
  14. 請求項13記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、処理負荷に応じて前記下限値を制御する撮像装置。
  15. 請求項13記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記撮像部の処理負荷に応じて前記下限値を制御する撮像装置。
  16. 連続撮像の指示を受けた後、第一タイミングにて第一同期信号を出力し、前記第一タイミングから第一時間経過後の第二タイミングにて第二同期信号を出力し、前記第二タイミングの後は前記第一時間よりも長い第二時間経過毎に前記第二同期信号を出力する第一同期制御を行う制御ステップと、
    前記第二タイミング以降の前記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって撮像素子からの信号の読み出しを開始し、当該タイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって前記撮像素子の露光を開始する撮像ステップと、を含む撮像方法。
  17. 請求項16記載の撮像方法であって、
    前記第一同期信号と前記第二同期信号は、同一の信号線によって伝達される撮像方法。
  18. 請求項16又は17記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、連続撮像の指示を受けた後、前記第一同期信号を出力し当該第一同期信号の出力後は前記第二時間経過毎に前記第二同期信号を出力する第二同期制御と、前記第一同期制御と、を選択的に行い、
    前記撮像ステップは、前記第二同期制御が行われる場合は、前記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって前記撮像素子からの信号の読み出しを開始し、当該タイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって前記撮像素子の露光を開始する撮像方法。
  19. 請求項18記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記露光時間に基づいて前記第一同期制御と前記第二同期制御のいずれかを選択する撮像方法。
  20. 請求項19記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記露光時間が閾値以下となる場合には前記第一同期制御を行う撮像方法。
  21. 請求項19又は20記載の撮像方法であって、
    前記連続撮像が前記撮像素子の受光面内にて露光の時間に分布を持たせるものである場合には、前記制御ステップは、前記受光面内における露光の時間の最大値を、前記第一同期制御と前記第二同期制御の選択に用いる前記露光時間とする撮像方法。
  22. 請求項18から21のいずれか1項記載の撮像方法であって、
    フリッカを検出するフリッカ検出ステップを含み、
    前記制御ステップは、前記フリッカが検出された場合には、前記フリッカによる画質劣化を防止する駆動条件にて前記撮像素子を駆動させ、且つ、前記第二同期制御を行う撮像方法。
  23. 請求項18から21のいずれか1項記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記制御ステップを行う制御部の外部にて生成された外部同期信号の周期に前記第二時間を一致させるモードにおいては、前記第二同期制御を行う撮像方法。
  24. 請求項18から21のいずれか1項記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記制御ステップを行う制御部の外部にて生成された外部同期信号の周期に前記第二時間を一致させるモードにおいては、前記第一時間を、前記指示を受けてから最初の前記外部同期信号の入力タイミングに基づいて決定する撮像方法。
  25. 請求項16から24のいずれか1項記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記第一同期制御を行う場合に、前記第一タイミングから最初の前記撮像素子の露光が開始されるまでの間に、前記撮像素子の全画素を一斉にリセットさせる撮像方法。
  26. 請求項16から24のいずれか1項記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記撮像素子の温度が閾値以下の場合、且つ、前記第一同期制御を行う場合に、前記第一タイミングから最初の前記撮像素子の露光が開始されるまでの間に、前記撮像素子の全画素を一斉にリセットさせる撮像方法。
  27. 請求項16から26のいずれか1項記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記第一時間を前記露光時間に基づいて制御する撮像方法。
  28. 請求項16から27のいずれか1項記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記第一時間から前記露光時間を差し引いた時間の下限値を制御する撮像方法。
  29. 請求項28記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記制御ステップを行う制御部の処理負荷に応じて前記下限値を制御する撮像方法。
  30. 請求項28記載の撮像方法であって、
    前記制御ステップは、前記撮像ステップを行う撮像部の処理負荷に応じて前記下限値を制御する撮像方法。
  31. 連続撮像の指示を受けた後、第一タイミングにて第一同期信号を出力し、前記第一タイミングから第一時間経過後の第二タイミングにて第二同期信号を出力し、前記第二タイミングの後は前記第一時間よりも長い第二時間経過毎に前記第二同期信号を出力する第一同期制御を行う制御ステップと、
    前記第二タイミング以降の前記第二同期信号の入力を受けたタイミングにてローリングシャッタ方式によって撮像素子からの信号の読み出しを開始し、当該タイミングの露光時間前のタイミングにて、ローリングシャッタ方式によって前記撮像素子の露光を開始する撮像ステップと、をコンピュータに実行させるための撮像プログラム。
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