JP6175357B2 - 配信装置、配信方法及び配信プログラム - Google Patents

配信装置、配信方法及び配信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、配信装置、配信方法及び配信プログラムに関する。
近年、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、ウェブページの所定の位置に企業や商品等に関する広告コンテンツを表示することが行われている。このような広告コンテンツは、例えば、静止画像や動画像やテキストデータなどのアイコンであり、広告主によって提供されるウェブページ(以下、広告ページと表記する)へのハイパーリンク(以下、単に「リンク」と表記する)が張られる。そして、ユーザによって広告コンテンツがクリックされた場合に、広告ページが表示される。
広告表示に関する技術として、利用者の位置情報に応じて広告情報を送信する技術が提案されている。
特開2009−116656号公報
しかしながら、上記の従来技術では、販売促進効果を高めることができるとは限らない。具体的には、上記の従来技術では、利用者の位置情報または属性情報と行動範囲内に属する店舗の店舗情報に基づいて店舗を選択し、選択した店舗にかかる広告情報を送信するので、利用者の店舗利用履歴を問わず、また競合店との位置関係を考慮せず、利用者に広告情報を送信する場合がある。このようなことから、上記の従来技術では、予期せず競合店へ送客するなど、販売促進効果を高めることができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、販売促進効果を高めることができる配信装置、配信方法及び配信プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る配信装置は、端末装置を有するユーザが利用した店舗の利用情報を受け付ける受付手段と、前記端末装置の位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記位置情報が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記位置情報が所定の条件を満たすと判定された場合に、前記受付手段によって受け付けられた前記利用情報に基づいて前記店舗に関するコンテンツを抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出されたコンテンツを前記端末装置に配信する配信手段とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、販売促進効果を高めることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る配信装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る利用情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る地図情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図8は、実施形態に係る配信装置による格納処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る配信装置による配信処理手順を示すフローチャートである。 図10は、配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る配信装置、配信方法及び配信プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、配信方法及び配信プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.配信処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る配信処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。図1では、配信装置100によって、広告コンテンツが端末装置10に配信される例を示す。この広告コンテンツを配信する処理について、図1を用いて詳細に説明する。
図1の上側に示すように、端末装置10を有するユーザU10は、店舗B10が販売している商品である洗剤を店舗B10で購入する(ステップS1)。ここで、店舗B10のスタッフが、店舗B10にある店舗端末20を購入商品登録モードにした状態で、スキャナR1を用いて洗剤に付されているバーコードを読み取る。これにより、店舗端末20は、洗剤の商品識別コードを読み込む。
そして、店舗端末20は、ユーザU10が店舗B10を利用したことを示す利用情報を配信装置100に送信する(ステップS2)。この場合、利用情報には、ユーザU10を識別するユーザID、ユーザU10が店舗B10を利用した利用日時、ユーザU10が店舗B10で購入した洗剤を示す商品識別コードといった各種の情報が含まれる。これにより、配信装置100は、端末装置10を有するユーザU10が利用した店舗の利用情報を受け付ける。そして、配信装置100は、店舗端末20から受け付けた利用情報を記憶する。
その後、ユーザU10が店舗B10で洗剤を購入してから数日経過したものとする。ここで、図1の下側に示すように、端末装置10は、かかる端末装置10の位置を示す位置情報を取得する。なお、かかる位置情報は、例えば、端末装置10に搭載された衛星測位システムによって位置を測位する機能によって取得される。そして、端末装置10は、取得した位置情報を配信装置100に送信する(ステップS3)。これにより、配信装置100は、端末装置10から位置情報を取得する。
そして、配信装置100は、取得した位置情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。図1の例では、配信装置100は、所定の条件として、位置情報が示す端末装置10の位置が店舗B10から所定の距離内にあるか否かを判定する。
ここで、配信装置100は、端末装置10の位置が店舗B10から所定の距離内にあると判定したものとする。この場合、配信装置100は、店舗端末20から受け付けた利用情報に基づいて、店舗B10に関するコンテンツである広告コンテンツA10を抽出する。広告コンテンツA10は、配信された場合に自動的に表示されるポップアップ広告であり、広告主である店舗B10によって提供される。図1に示した広告コンテンツA10は、店舗B10の店舗名「aa ストア」と広告の文言「タイムセール!」とが記載されたポップアップ広告である。
そして、配信装置100は、抽出した広告コンテンツA10を端末装置10に配信する(ステップS4)。これにより、端末装置10は、配信装置100から配信された広告コンテンツA10を表示する(ステップS5)。なお、配信装置100は、端末装置10の位置が店舗B10から所定の距離内にないと判定した場合には、端末装置10の位置が店舗B10から所定の距離内にあることを示す位置情報を取得するまで待機する。
このように、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の位置が店舗B10から所定の距離内にある場合に、ユーザが過去に利用した店舗B10に関する広告コンテンツA10を端末装置10に配信する。これにより、配信装置100は、ユーザU10が適切な位置にいるときに、ユーザが過去に利用した店舗に関する広告コンテンツを配信することができるので、かかる店舗にユーザを再訪させることができる。例えば、配信装置100は、ユーザが過去に特定の店舗で消耗品を購入しており、かかる店舗に近い位置にいる場合に、かかる店舗に関する広告コンテンツを配信するので、ユーザをかかる店舗に誘導することができる。このため、配信装置100は、ユーザU10における販売促進効果を高めることができる。
〔2.広告配信システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告配信システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る広告配信システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、広告配信システム1は、端末装置10と、店舗端末20と、広告主端末30と、配信装置100とを含む。端末装置10、店舗端末20、広告主端末30及び配信装置100は、ネットワークNを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す広告配信システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の店舗端末20や、複数台の広告主端末30や、複数台の配信装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、広告コンテンツやウェブページなどを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。また、端末装置10は、配信装置100から広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツを表示する。また、端末装置10は、端末装置10の位置を示す位置情報をGPSによって測位し、測位した位置情報を配信装置100に送信する。
店舗端末20は、例えば、POSレジや、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置である。なお、店舗端末20は、例えば、店頭で商品を販売する店舗に設置される。また、店舗端末20は、スキャナやカメラなどによってバーコードを読み取る機能(図1に示すスキャナR1に対応)を有しており、商品に付与された商品識別コードを読み取る。
また、店舗端末20は、利用情報を配信装置100に送信する。具体的には、店舗端末20は、ユーザが店舗を利用するたびに、利用情報を配信装置100に送信する。例えば、店舗端末20は、商品がユーザに購入されるたびに、利用情報を配信装置100に送信する。利用情報には、例えば、ユーザを識別するユーザID、ユーザが店舗を利用した利用日時、ユーザが店舗で購入した商品を識別する商品識別コードといった各種の情報が含まれる。なお、ユーザIDは、例えば、店舗端末20のスキャナR1を用いて、ユーザが店舗の会員登録をした場合に発行されるポイントカードを読み込むことで取得される。
広告主端末30は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末30は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。また、広告主端末30は、広告主による操作に従って、広告コンテンツを配信装置100に入稿する。例えば、広告主端末30は、広告コンテンツとして、静止画像や、動画像や、テキストデータや、広告主が管理する広告主サーバによって配信される広告ページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)などを配信装置100に入稿する。
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、配信装置100に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末30だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
配信装置100は、広告主端末30から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。具体的には、配信装置100は、端末装置10の位置が所定の条件を満たした場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信する。例えば、配信装置100は、端末装置10の位置がユーザが過去に利用した店舗から所定の距離内にある場合に、かかる店舗に関する広告コンテンツを端末装置10に配信する。
また、配信装置100から端末装置10に配信される各種データは、実際には広告コンテンツを形成するHTMLファイルや画像等であるが、以下では、配信装置100から端末装置10に配信される各種データを「広告コンテンツ」と表記する場合がある。
〔3.配信装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る配信装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る配信装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、配信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、端末装置10や店舗端末20や広告主端末30との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部120は、利用情報記憶部121と、地図情報記憶部122と、広告コンテンツ記憶部123とを有する。
利用情報記憶部121は、店舗端末20から送信された利用情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る利用情報記憶部121の一例を示す。図4に示した例では、利用情報記憶部121は、「ユーザID」、「利用店舗」、「利用日時」、「購入商品」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「利用店舗」は、ユーザが利用した店舗を示す。この「利用店舗」は、例えば、ユーザが商品を購入した店舗を示す。「利用日時」は、ユーザが店舗を利用した日時を示す。「購入商品」は、ユーザが購入した商品を示す。なお、図4では「購入商品」に「洗剤」といった商品の総括名称が格納される例を示したが、商品識別コードや具体的な商品名が格納されてもよい。すなわち、図4では、ユーザID「U10」によって識別されるユーザが、店舗「B10」で日時「2013年11月1日」に商品「洗剤」を購入した例を示している。
地図情報記憶部122は、店舗の位置を示す地図情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係る地図情報記憶部122の一例を示す。図5に示した例では、地図情報記憶部122は、「店舗ID」、「位置」といった項目を有する。
「店舗ID」は、店舗を識別するための識別情報を示す。「位置」は、店舗の位置を示す。「位置」には、例えば、GPSによって測位された店舗の位置を示す緯度及び経度が格納される。すなわち、図5では、店舗ID「B10」によって識別される店舗B10は、位置「(XB10、YB10)」にある例を示している。
広告コンテンツ記憶部123は、広告主端末30から入稿された広告コンテンツに関する各種情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部123の一例を示す。図6に示した例では、広告コンテンツ記憶部123は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主又は広告主端末30を識別するための識別情報を示す。例えば、「広告主ID」には、広告主によって経営される店舗の店舗IDが格納される。「広告コンテンツ」は、広告主端末30から入稿された広告コンテンツを示す。この「広告コンテンツ」は、端末装置10に配信される広告コンテンツを示す。なお、図6では「広告コンテンツ」に「A10」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、又は、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。すなわち、図6では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、広告コンテンツ「A10」を入稿した例を示している。
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、受付部131と、格納部132と、取得部133と、判定部134と、抽出部135と、配信部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部131は、端末装置10を有するユーザが利用した店舗の利用情報を受け付ける。具体的には、受付部131は、店舗端末20から利用情報を受け付ける。例えば、受付部131は、店舗の商品がユーザに購入されるたびに、店舗端末20から送信される利用情報を受け付ける。
格納部132は、受付部131によって受け付けられた利用情報を利用情報記憶部121に格納する。具体的には、格納部132は、利用情報に含まれるユーザIDに対応付けて、利用店舗と、利用日時と、購入商品とを利用情報記憶部121に格納する。例えば、図1に示した例の場合、格納部132は、ユーザID「U10」に対応付けて、利用店舗「B10」、利用日時「2013年11月1日」、購入商品「洗剤」を格納する。
取得部133は、端末装置10の位置情報を取得する。具体的には、取得部133は、端末装置10によって端末装置10の位置を示す位置情報が測位されるたびに、かかる位置情報を端末装置10から取得する。
判定部134は、取得部133によって取得された位置情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。具体的には、判定部134は、位置情報が示す端末装置10の位置が、ユーザが過去に利用した店舗から所定の距離内にあるか否かを判定する。例えば、判定部134は、利用情報記憶部121に記憶されているユーザが過去に利用した店舗に関する情報と、地図情報記憶部122に記憶されている店舗の位置に関する情報とを用いて、端末装置10の位置がユーザが過去に利用した店舗から所定の距離内にあるか否かを判定する。
抽出部135は、判定部134によって位置情報が所定の条件を満たすと判定された場合に、受付部131によって受け付けられた利用情報に基づいて店舗に関するコンテンツを抽出する。具体的には、抽出部135は、端末装置10の位置がユーザが過去に利用した店舗から所定の距離内にある場合に、かかる店舗に対応するコンテンツを広告コンテンツ記憶部123から抽出する。
配信部136は、抽出部135によって抽出されたコンテンツを端末装置10に配信する。具体的には、配信部136は、位置情報を送信した端末装置10に対して、抽出部135によって抽出された広告コンテンツを配信する。これにより、端末装置10は、ユーザが過去に利用した店舗の近くにいる場合に、かかる店舗に関する広告コンテンツが配信される。
〔4.端末装置の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図7は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図7に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、測位部14と、制御部15とを有する。
通信部11は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、店舗端末20や広告主端末30や配信装置100や衛星測位システムとの間で情報の送受信を行う。
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12と出力部13とは一体化される。
測位部14は、衛星測位システムの信号を受信する。測位部14は、衛星測位システムとして、GPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、ガリレオ、および、コンパス等の全地球航法衛星システムの信号を受信して測位を行う。測位部14は、例えば、入力部12から測位を要求されると測位を行なって、測位結果をWGS(World Geodetic System)84等の測地系に基づいた位置情報として出力する。また、測位部14は、入力部12から連続して測位を続けるように要求されると、連続して測位を行なって、入力部12から停止を要求されるまで位置情報の出力を続ける。なお、測位部14は、衛星測位システムとして、準天頂衛星システム、インド地域航法衛星システム、DORIS(Doppler Orbitography and Radio-positioning Integrated by Satellite)、および、北斗等の地域航法衛星システムの信号を受信してもよい。
測位部14は、衛星測位システムとしてGPSを用いる場合、GPSの測位時間を短縮するために、AGPS(Assisted GPS)を用いることができる。また、測位部14は、測位精度を上げるために、地上基準局の電波を受信するDGPS(Differential GPS)を用いることができる。さらに、測位部14は、都市部等の空が開けていない場所でも測位が行えるように、VRS−RTK(Virtual Reference Station-Real Time Kinematic)測位を行なってもよい。
また、測位部14は、GPSが使用できない地下街等の場合、公衆無線LANの基地局等を用いて測位を行なってもよい。測位部14は、例えば、公衆無線LANのアクセスポイントの位置情報を予め図示しない記憶部に記憶するか、または、アクセスポイントから受信し、各アクセスポイントとの通信速度および電界強度等のうち1つ以上を組み合わせて、端末装置10の位置を推定することができる。これにより、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。
制御部15は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部15は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部15は、送信部16と、受付部17と、表示部18とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部15が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
送信部16は、測位部14によって測位された端末装置10の位置情報を送信する。具体的には、送信部16は、端末装置10の位置情報を配信装置100に送信する。例えば、送信部16は、位置情報が測位されるたびに、かかる位置情報を送信する。なお、送信部16は、位置情報が測位されるたびに限らず、予め設定された所定の期間ごとにかかる位置情報を送信してもよい。
受付部17は、広告コンテンツを受け付ける。具体的には、受付部17は、送信部16によって送信された位置情報に応答した配信装置100から、広告コンテンツを受け付ける。
表示部18は、受付部17によって受け付けられた広告コンテンツを出力部13に表示する。なお、表示部18は、例えば、広告コンテンツを受け付けた際に、かかる広告コンテンツを受信したことを示すメッセージが記載されたポップアップウィンドウを表示してもよい。
〔5.広告配信システムの格納処理フロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る広告配信システム1による格納処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る広告配信システム1による格納処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、配信装置100は、端末装置10から利用情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。このとき、配信装置100は、端末装置10から利用情報を受け付けていない場合には(ステップS101;No)、利用情報を受け付けるまで待機する。一方、配信装置100は、利用情報を受け付けた場合には(ステップS101;Yes)、端末装置10から受け付けた利用情報を利用情報記憶部121に格納する(ステップS102)。なお、配信装置100は、端末装置10から受け付けた利用情報に含まれるユーザIDに利用日時や購入商品を対応付けて利用情報記憶部121に格納する。
〔6.広告配信システムの配信処理フロー〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る配信装置100による配信処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る配信装置100による配信処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、配信装置100は、端末装置10から位置情報を取得したか否かを判定する(ステップS201)。このとき、配信装置100は、位置情報を取得していない場合には(ステップS201;No)、位置情報を取得するまで待機する。
一方、配信装置100は、位置情報を取得した場合には(ステップS201;Yes)、かかる位置情報が所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS202)。このとき、配信装置100は、位置情報が所定の条件を満たさないと判定した場合には(ステップS202;No)、新たな位置情報を取得するまで待機する。
一方、配信装置100は、位置情報が所定の条件を満たすと判定した場合には(ステップS202;Yes)、利用情報記憶部121に記憶されている利用情報に基づいて、広告コンテンツを抽出する(ステップS203)。
そして、配信装置100は、抽出した広告コンテンツを端末装置10に配信して処理を終了する(ステップS204)。これにより、端末装置10は、配信装置100から配信された広告コンテンツを表示する。
〔7.変形例〕
上述した実施形態に係る広告配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告配信システム1の他の実施形態について説明する。
〔7−1.広告コンテンツの配信(1)〕
上述してきた配信装置100は、ユーザが店舗を利用した時点から所定の期間経過している場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信してもよい。
例えば、所定の期間として1ヶ月が予め設定されているものとする。この場合、図1の例では、配信装置100は、ユーザU10が店舗B10を利用した時点から1ヶ月経過し、かつ、端末装置10の位置が店舗B10の位置から所定の範囲内にある場合に、店舗B10に関する広告コンテンツA10を端末装置10に配信する。
このように、実施形態に係る配信装置100は、所定の期間経過している場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信する。これにより、配信装置100は、過去に利用した店舗にユーザを定期的に再訪を促すことができるので、販売促進効果を高めることができる。
〔7−2.広告コンテンツの配信(2)〕
上述してきた配信装置100は、ユーザが店舗で商品を購入した時点から、購入した商品に対応する所定の期間が経過している場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信してもよい。
例えば、商品「カレー」には、所定の期間に2週間が設定されているものとする。この場合、配信装置100は、ユーザが飲食店で「カレー」を購入してから2週間経過し、かつ、端末装置10の位置がかかる飲食店の位置から所定の範囲内にある場合に、かかる飲食店に関する広告コンテンツを端末装置10に配信する。これにより、配信装置100は、ユーザがカレーを再び食べたくなる時期に、かかる飲食店に関する広告コンテンツを配信することができる。
他の例では、商品「コンタクトレンズ」には、所定の期間に1セットにつき3ヶ月が設定されているものとする。この場合、配信装置100は、ユーザが店舗で「コンタクトレンズ」を2セット購入してから6ヶ月経過し、かつ、端末装置10の位置がかかる店舗の位置から所定の範囲内にある場合に、かかる店舗に関する広告コンテンツを端末装置10に配信する。これにより、配信装置100は、ユーザの手元にある商品の在庫が尽きる時期に広告コンテンツを配信することができる。
また、他の例では、サービス「ヘアカット」には、所定の期間に6週間が設定されているものとする。この場合、配信装置100は、ユーザが理髪店で「ヘアカット」のサービスを受けてから6週間経過し、かつ、端末装置10の位置がかかる理髪店の位置から所定の範囲内にある場合に、かかる理髪店に関する広告コンテンツを端末装置10に配信する。これにより、配信装置100は、ユーザの髪が伸びて再びヘアカットをしたくなる時期に広告コンテンツを配信することができる。
このように、実施形態に係る配信装置100は、商品やサービスに対応する所定の期間を予め設定する。そして、配信装置100は、購入した商品や受けたサービスに対応する所定の期間が経過している場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信する。これにより、配信装置100は、ユーザが商品の購入やサービスの提供を再び受けたくなる時期に広告コンテンツを配信することができるので、販売促進効果を高めることができる。
なお、配信装置100は、かかる広告コンテンツにユーザが過去に購入した商品に関する情報を動的に埋め込んでもよい。例えば、ユーザが過去に「カレー」を購入している場合には、広告コンテンツに「カレー」に関する情報(例えば、「カレー」の割引情報など)が配信装置100によって動的に埋め込まれてもよい。これにより、配信装置100は、ユーザにとって魅力的な広告コンテンツを配信することができるので、より販売促進効果を高めることができる。
〔7−3.広告コンテンツの配信(3)〕
上記実施形態では、端末装置の位置から所定の範囲内にユーザが過去に利用した店舗がある場合に、かかる店舗に関する広告コンテンツを端末装置10に配信する例を示したが、配信装置100は、さらに、端末装置の位置から所定の範囲内にかかる店舗と競合する他店舗がない場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信してもよい。
例えば、図1の例では、配信装置100は、取得部133によって取得された位置情報が示す端末装置10の位置から所定の範囲内に店舗B10と競合する他店舗があるか否かを判定する。ここで、競合する他店舗とは、例えば、店舗B10と同じ業種の店舗やユーザU10が購入した洗剤を扱う店舗を意味する。店舗間の競合関係の有無は、個別の店舗間について予めデータとして設定してもよいし、店舗に予め付与された業種情報もしくは取扱商品情報の全体もしくは所定部分の共通性の有無で判定してもよいし、その他の基準で判定してもよい。そして、配信装置100は、店舗B10と競合する他店舗がないと判定した場合に、受付部131によって受け付けられた利用情報に基づいて店舗B10に関するコンテンツを抽出する。これにより、配信装置100は、店舗B10に関する広告コンテンツA10を端末装置10に配信する。
このように、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の位置から所定の範囲内にかかる店舗と競合する他店舗がない場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信する。これにより、配信装置100は、競合する他店舗へ利用者の需要が漏出することを防ぐことができるので、広告主の店舗への販売促進効果を高めることができる。
〔7−4.店舗の利用(1)〕
上記実施形態では、ユーザが店舗で商品を購入した場合に店舗を利用したとする例を示したが、端末装置10の位置情報に応じて店舗を利用したと判定してもよい。例えば、配信装置100は、端末装置10から同一領域内の位置情報を5分以上受信し続けた場合に、ユーザが店舗を利用したと判定してもよい。
〔7−5.店舗の利用(2)〕
上記実施形態では、ユーザが店舗で商品を購入した場合に店舗を利用したとする例を示したが、商品の購入に限らず、ユーザが店舗でサービスの提供を受けた場合に、店舗を利用したとしてもよい。例えば、ユーザが理髪店で散髪した場合に、店舗を利用したとしてもよい。
〔7−6.ユーザIDの取得〕
上記実施形態では、ユーザが店舗の会員登録をした場合に発行されるポイントカードを読み込むことでユーザIDを取得する例を示したが、端末装置10の識別情報からユーザIDを取得してもよい。例えば、店舗端末20や配信装置100は、端末装置10がWi−Fi(登録商標)などの無線LANに接続可能な状態である場合に発せられる端末装置10の識別情報(例えばビーコン)を取得し、かかる端末装置10の識別情報に基づいてユーザIDを取得してもよい。
〔7−7.広告コンテンツ〕
また、上記実施形態では、ポップアップ広告である広告コンテンツが配信される例を示したが、かかる広告コンテンツは、各種の形態の広告コンテンツであってもよい。例えば、広告コンテンツは、電子メールとしてユーザが有するメールアドレスに配信されてもよい。また、かかる広告コンテンツは、静止画像や動画像であって、端末装置10のブラウザに表示されているウェブページの広告表示領域に表示されてもよい。この場合、広告コンテンツには、広告主によって提供される広告ページへのリンクが張られる。例えば、図1の例では、広告コンテンツA10は、店舗B10によって提供される広告ページへのリンクが張られる。また、かかる広告コンテンツは、提示することにより割り引かれた価格で商品を購入することができるクーポンであってもよい。
〔7−8.装置構成〕
また、上記実施形態では、配信装置100に、利用情報記憶部121と、地図情報記憶部122と、広告コンテンツ記憶部123とが含まれる例を示したが、利用情報記憶部121、地図情報記憶部122及び広告コンテンツ記憶部123は別個の装置に形成されてもよい。この場合、図3に示した配信装置100は、受付部131及び格納部132を有さず、利用情報記憶部121を有する装置から利用情報を取得する。また、配信装置100は、地図情報記憶部122を有する装置から店舗の位置に関する情報を取得する。また、配信装置100は、広告コンテンツ記憶部123を有する広告装置から店舗に関する広告コンテンツを取得し、かかる広告コンテンツを配信する。
〔7−9.その他〕
上記実施形態では、広告コンテンツを例に挙げて説明したが、ウェブページに表示されるコンテンツは、広告目的の広告コンテンツに限られない。例えば、上述してきた広告コンテンツは、天気情報や震災情報などを通知するためのコンテンツであってもよい。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
〔7−10.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10及び配信装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、配信装置100を例に挙げて説明する。図10は、配信装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る配信装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
また、例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部15の機能を実現する。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る配信装置100は、受付部131と、取得部133と、判定部134と、抽出部135と、配信部136とを有する。受付部131は、端末装置10を有するユーザが利用した店舗の利用情報を受け付ける。取得部133は、端末装置10の位置情報を取得する。判定部134は、取得部133によって取得された位置情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。抽出部135は、判定部134によって位置情報が所定の条件を満たすと判定された場合に、受付部131によって受け付けられた利用情報に基づいて店舗に関する広告コンテンツ(コンテンツの一例)を抽出する。配信部136は、抽出部135によって抽出されたコンテンツを端末装置10に配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100は、ユーザが適切な位置にいるときに、ユーザが過去に利用した店舗に関する広告コンテンツを配信することができるので、かかる店舗にユーザを再訪させることができる。このため、配信装置100は、ユーザにおける販売促進効果を高めることができる。
また、実施形態に係る配信装置100において、配信部136は、ユーザが店舗を利用した時点から所定の期間経過している場合に、抽出部135によって抽出された広告コンテンツを端末装置10に配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100は、ユーザがかかる店舗に再び訪れたくなる時期に、かかる店舗に関する広告コンテンツを配信することができるので、販売促進効果を高めることができる。
また、実施形態に係る配信装置100において、配信部136は、ユーザが店舗で商品を購入またはサービス(役務の一例)の提供を受けた時点から、購入した商品または提供を受けたサービスに対応する所定の期間が経過している場合に、抽出部135によって抽出されたコンテンツを端末装置10に配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100は、ユーザが商品の購入やサービスの提供を再び受けたくなる時期に広告コンテンツを配信することができるので、販売促進効果を高めることができる。
また、実施形態に係る配信装置100において、判定部134は、取得部133によって取得された位置情報が示す端末装置10の位置から所定の範囲内に店舗があるか否かを判定する。抽出部135は、判定部134によって端末装置10の位置から所定の範囲内に店舗があると判定された場合に、受付部131によって受け付けられた利用情報に基づいて店舗に関するコンテンツを抽出する。
これにより、実施形態に係る配信装置100は、ユーザが過去に利用した店舗の近くにいるときに、かかる店舗に関する広告コンテンツを配信することができるので、販売促進効果を高めることができる。
また、実施形態に係る配信装置100において、判定部134は、取得部133によって取得された位置情報が示す端末装置10の位置から所定の範囲内に店舗と競合する他店舗があるか否かを判定する。抽出部135は、判定部134によって店舗と競合する他店舗がないと判定された場合に、受付部131によって受け付けられた利用情報に基づいて店舗に関するコンテンツを抽出する。
これにより、実施形態に係る配信装置100は、競合する他店舗へ利用者の需要が漏出することを防ぐことができるので、広告主の店舗への販売促進効果を高めることができる。
また、実施形態に係る配信装置100において、抽出部135は、受付部131によって受け付けられた利用情報に基づいて、ユーザが店舗で購入した商品またはサービスに関するコンテンツを抽出する。
これにより、実施形態に係る配信装置100は、ユーザが店舗で購入した商品またはサービスに関するコンテンツを配信することができるので、販売促進効果を高めることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1 広告配信システム
10 端末装置
20 店舗端末
30 広告主端末
100 配信装置
131 受付部
133 取得部
134 判定部
135 抽出部
136 配信部

Claims (7)

  1. 店舗と同一領域内の位置情報をユーザが有する端末装置から所定の期間継続して受信することで当該ユーザが利用した店舗の利用情報を受け付ける受付手段と、
    前記端末装置の位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記位置情報が示す端末装置の位置が、前記ユーザが過去に利用した店舗から所定の距離内にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記位置情報が所定の条件を満たすと判定された場合に、前記受付手段によって受け付けられた前記利用情報に基づいて前記ユーザが過去に利用した店舗に関するコンテンツを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出されたコンテンツを前記端末装置に配信する配信手段と
    を備え
    前記判定手段は、
    前記取得手段によって取得された位置情報が示す前記端末装置の位置から所定の範囲内に前記店舗と競合する他店舗があるか否かを判定し、
    前記抽出手段は、
    前記判定手段によって前記店舗と競合する他店舗がないと判定された場合に、前記受付手段によって受け付けられた前記利用情報に基づいて前記店舗に関するコンテンツを抽出す
    ことを特徴とする配信装置。
  2. 前記配信手段は、
    前記ユーザが前記店舗を利用した時点から所定の期間経過している場合に、前記抽出手段によって抽出されたコンテンツを前記端末装置に配信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  3. 前記配信手段は、
    前記ユーザが前記店舗で商品を購入または役務の提供を受けた時点から、購入した商品または提供を受けたサービスに対応する所定の期間が経過している場合に、前記抽出手段によって抽出されたコンテンツを前記端末装置に配信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の配信装置。
  4. 前記判定手段は、
    前記取得手段によって取得された位置情報が示す前記端末装置の位置から所定の範囲内に前記店舗があるか否かを判定し、
    前記抽出手段は、
    前記判定手段によって前記端末装置の位置から所定の範囲内に前記店舗があると判定された場合に、前記受付手段によって受け付けられた前記利用情報に基づいて前記店舗に関するコンテンツを抽出する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の配信装置。
  5. 前記抽出手段は、
    前記受付手段によって受け付けられた前記利用情報に基づいて、前記ユーザが前記店舗で購入した商品またはサービスに関するコンテンツを抽出する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の配信装置。
  6. コンピュータが実行する配信方法であって、
    店舗と同一領域内の位置情報をユーザが有する端末装置から所定の期間継続して受信することで当該ユーザが利用した店舗の利用情報を受け付ける受付工程と、
    前記端末装置の位置情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記位置情報が示す端末装置の位置が、前記ユーザが過去に利用した店舗から所定の距離内にあるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって前記位置情報が所定の条件を満たすと判定された場合に、前記受付工程によって受け付けられた前記利用情報に基づいて前記ユーザが過去に利用した店舗に関するコンテンツを抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程によって抽出されたコンテンツを前記端末装置に配信する配信工程と
    を含み、
    前記判定工程は、
    前記取得工程によって取得された位置情報が示す前記端末装置の位置から所定の範囲内に前記店舗と競合する他店舗があるか否かを判定し、
    前記抽出工程は、
    前記判定工程によって前記店舗と競合する他店舗がないと判定された場合に、前記受付工程によって受け付けられた前記利用情報に基づいて前記店舗に関するコンテンツを抽出する
    ことを特徴とする配信方法。
  7. 店舗と同一領域内の位置情報をユーザが有する端末装置から所定の期間継続して受信することで当該ユーザが利用した店舗の利用情報を受け付ける受付手順と、
    前記端末装置の位置情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された前記位置情報が示す端末装置の位置が、前記ユーザが過去に利用した店舗から所定の距離内にあるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって前記位置情報が所定の条件を満たすと判定された場合に、前記受付手順によって受け付けられた前記利用情報に基づいて前記ユーザが過去に利用した店舗に関するコンテンツを抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順によって抽出されたコンテンツを前記端末装置に配信する配信手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記判定手順は、
    前記取得手順によって取得された位置情報が示す前記端末装置の位置から所定の範囲内に前記店舗と競合する他店舗があるか否かを判定し、
    前記抽出手順は、
    前記判定手順によって前記店舗と競合する他店舗がないと判定された場合に、前記受付手順によって受け付けられた前記利用情報に基づいて前記店舗に関するコンテンツを抽出す
    ことを特徴とする配信プログラム。
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