JP6174595B2 - ホットメルト洗浄組成物、ホットメルト洗浄組成物を調製する方法およびこの使用 - Google Patents

ホットメルト洗浄組成物、ホットメルト洗浄組成物を調製する方法およびこの使用 Download PDF

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Description

本発明は、ホットメルト洗浄組成物に関する。本発明はさらに、ホットメルト洗浄組成物を調製する方法およびホットメルト洗浄組成物の使用に関する。本発明はまた、インクジェット装置を動作させるためのキットに関する。本発明はさらに、印字ヘッドを洗浄する方法に関する。
印字ヘッドは、インクなどのマーキング材料の液滴を、用紙などの受容媒体上に排出するための印刷装置に使用される。インクはイン入口を通して供給され、オリフィスを通して印字ヘッドにより排出される。インク入口およびオリフィスは、インク流路を通して接続され得る。インク入口とオリフィスとの中間には、インク組成物を濾過するためのフィルタが存在してもよい。しかしながら、フィルタが存在したとしても、インク中の塵埃または不純物などの不要な物質がインク流路中にまだ存在して、インク流路またはオリフィス周りに蓄積することがある。これは、印刷装置の性能に悪影響を及ぼし得る。インク流路に洗浄溶液を流すことにより印字ヘッドを洗浄してインク流路から不要な物質を除去することができることが当技術分野で知られている。
EP0561406は、印字ヘッドにより前に噴射されたインクの成分を含む洗浄溶液を使用した印字ヘッドの洗浄を記載している。洗浄溶液を流すことにより印字ヘッドが洗浄される。しかしながら、このような洗浄溶液は、必ずしも印字ヘッドの内部から不要な物質を十分な程度に除去することができるわけではない。例えば、印字ヘッドがホットメルト組成物の液滴を噴射するために使用された場合、洗浄溶液が、印字ヘッドが洗浄後に再び完全に機能する程度まで不純物を除去することができないこともある。
欧州特許第0561406号明細書
このため、ホットメルト印字ヘッドなどの印字ヘッドを洗浄するために使用すると、満足な洗浄特性をもたらす洗浄組成物を提供することが本発明の目的である。
上記課題を軽減する印字ヘッドを洗浄する方法を提供することが本発明のさらなる目的である。
本目的は、ホットメルト溶媒およびホットメルト媒体組成物を含むホットメルト洗浄組成物で達成される。本発明の文脈において、ホットメルト洗浄組成物は、室温で固体であり、高温で液体である組成物である。本発明の文脈において、ホットメルト媒体組成物は、着色剤(即ち、染料および/または顔料)を除くホットメルトインク組成物と解釈されるべきである。好ましくは、ホットメルト媒体は、結晶性硬化材料、非晶質硬化材料およびゲル化剤を含む群から選択される成分の少なくとも1つを含む。
ホットメルト媒体組成物
本発明によるホットメルト洗浄組成物は、少なくともホットメルト媒体組成物を含む。本発明の文脈において、ホットメルト媒体組成物は、室温で固体であり、高温で液体である組成物である。さらに、本発明によるホットメルトインク組成物は、ホットメルト媒体組成物を含む。洗浄組成物のホットメルト媒体組成物は、インク組成物のホットメルト媒体組成物と等しくても異なっていてもよい。インク組成物では、ホットメルト媒体組成物は、一般的に着色剤用の媒体として機能することができ、インク組成物に所望の特性を提供することができる。例えば、媒体組成物は、インクに、受容媒体上に印刷された場合に、剛性、結晶性、耐擦傷性、可撓性等などの特性を提供することができる。さらに、媒体組成物は、インクに、インクがインクジェット印刷装置を使用して噴射温度で効率的に噴射されるのに十分に低い粘度を提供することができる。噴射温度は、80℃から150℃の範囲にあり得る。
本発明によるホットメルト媒体組成物は、少なくとも1種のベース材料を含有してもよい。インクおよび/または洗浄組成物の所望の特性に応じて、適当なベース材料が選択され得る。ベース材料は、室温より高い融点を有することができるので、結果として印刷装置中で溶融しているインク組成物または洗浄組成物は、印刷装置が印刷をしていない時に事実上蒸発の影響を受けない。
ベース材料は、結晶性硬化材料、非晶質硬化材料およびゲル化剤の少なくとも1つを含んでもよい。
ホットメルト媒体組成物は、結晶性材料を含んでもよい。結晶性材料の溶融粘度は十分に低く、典型的には通常の噴射温度で20cPより低くてもよい。
結晶性硬化材料の非限定的例を表1に示す。
Figure 0006174595
Figure 0006174595
化合物13中、RおよびR’は同じであるまたは異なり、C1−8アルキルまたはC1−8アルコキシから選択され、RはC1−12直鎖アルカンジイルまたは脂環式基を含有するC5−12アルカンジイルであり、nは0、1、2または3に等しい。これらのビス−エステル化合物は、ホットメルト組成物を形成するのに適した融点を有する。
本発明によるホットメルト媒体組成物は、非晶質硬化材料を含んでもよい。この非晶質硬化材料は、例えば、ワックスもしくは樹脂、またはこれらの組み合わせであってもよい。
インク組成物に樹脂を使用することは、染料がインク組成物中に比較的よく溶解することができ、顔料がインク組成物中に比較的容易に分散することができるという利点を有する。合成または天然ワックスをホットメルトインク中のベース材料として使用してもよい。ワックスは、顔料または染料などの着色剤を効率的に分散または溶解することができる。
ホットメルト組成物に非晶質硬化材料として使用するのに適した樹脂の幾つかの非限定的例を表2に示す。
Figure 0006174595
合成または天然ワックスをホットメルトインク中のベース材料として使用してもよい。ワックスは、顔料または染料などの着色剤を効率的に分散または溶解することができる。ワックスの非限定的例には、ポリエチレンワックスもしくはポリプロピレンワックスなどのポリアルキレンワックス、フィッシャー−トロプシュワックス、カルナウバロウ、カンデリラロウ、ステアルアミド、パラフィンロウおよびモンタンロウがある。
ホットメルト媒体はゲル化剤を含んでもよい。好ましくは、ゲル化剤は、結晶性硬化材料または非晶質硬化材料の少なくとも1つと組み合わせてホットメルト媒体組成物に含まれる。
ゲル化剤の幾つかの非限定的例には、ラウロン、ステアロン、ジ−n−ドデシルケトン、ピリストン(pyristone)、15−ノナコサノン、パルミトン、ジ−n−ヘキサデシルケトンなどのケトン、またはオリゴ−エステル化合物があり、オリゴエステル化合物は、ステアリン酸、パルミチン酸、アラキドン酸、リノール酸またはミリスチン酸エステルなどの、ペンタエルスリトールまたはグリセロールなどのポリ−ヒドロキシ成分とアルキル鎖を含むカルボン酸の反応生成物である。
ホットメルト溶媒
本発明の文脈において、ホットメルト溶媒は、室温で固体であり、高温で液体である溶媒である。
ホットメルト溶媒は、印字ヘッド、例えば、印字ヘッドのインク流路中に存在する不純物を除去することができる。ホットメルト媒体組成物に溶解することができない、または媒体組成物への溶解度が低い不純物もある。これらの不純物は、ホットメルト溶媒への溶解度が高い場合がある。このため、ホットメルト溶媒をホットメルト媒体組成物に添加することにより、ホットメルト媒体組成物よりも高い洗浄能力を有する洗浄組成物を得ることができる。従って、ホットメルト媒体組成物に加えてホットメルト溶媒を含む洗浄組成物により、不純物をより効率的に除去することができる。
好ましくは、ホットメルト溶媒は、印字ヘッドに生じる不純物の性質に基づいて選択される。例えば、印字ヘッドに生じる不純物が極性の性質である場合、極性ホットメルト溶媒を選択することができる。
好ましくは、ホットメルト溶媒の粘度は低くてもよい。例えば、130℃の温度でのホットメルト溶媒の粘度は、0.3mPa・sから40mPa・sの範囲にあってもよい。比較的粘度が低いホットメルト溶媒をホットメルト媒体組成物に添加することにより、ホットメルト洗浄組成物の粘度が、ホットメルト媒体組成物と比べて低くなり得る。これは、ホットメルト洗浄組成物の液滴が噴射される場合に有利である。
ホットメルト溶媒は、25℃から260℃、好ましくは40℃から200℃、より好ましくは60℃から150℃の範囲の融点を有することができる。ホットメルト溶媒の非限定的例には、DMSO、エチレンカーボネート、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、1−イコサノール、安息香酸、レゾルシノール、カテコール、ヒドロキノン、p−トルエンスルホン酸、オクタデカミド、1,6−ヘキサンジオールまたはフェニルエチレングリコール、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、エチレングリコール−ビス(2−アミノエチル)−N,N,N,N−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トランス−1,2−ジアミノシクロ−ヘキサン−N,N,N,N−四酢酸一水和物または[15]クラウン−5、[18]クラウン−6もしくはジベンゾ−[21]クラウン−7などのクラウンエーテルがある。
ホットメルト溶媒をホットメルト媒体組成物に添加することにより、洗浄組成物を得ることができる。洗浄組成物は、ホットメルトインク組成物と同じように印字ヘッドに適用することができる。通常、ホットメルト組成物を、印字ヘッドの溶融装置を通して印字ヘッドに供給する。ホットメルト組成物を固体形態で印字ヘッドの溶融装置に供給し、溶融装置で溶融することができる。溶融した後、ホットメルト組成物を溶融装置の下流の印字ヘッドの一部に供給することができる。ホットメルト洗浄組成物は、印字ヘッドの洗浄動作中、溶融し、印字ヘッドの印刷動作中にホットメルトインク組成物が流れるのと同じように印字ヘッドを通り流れることができる。このため、ホットメルト洗浄組成物を、ホットメルトインク組成物が供給される−印字ヘッドの印刷動作中である−印字ヘッドの全ての部分に供給することができる。従って、ホットメルト洗浄組成物を、インクおよび/またはインク中に存在する汚染物質が存在し得る印字ヘッドの全ての部分に供給することができる。このため、残留インクおよび/またはインク組成物中に存在する汚染物質を、印字ヘッドの洗浄動作中に印字ヘッドに供給されるホットメルト洗浄組成物により適切に除去することができる。
場合により、ホットメルト洗浄組成物は、顔料または染料などの着色剤を含んでもよい。ホットメルト洗浄組成物が着色剤をさらに含む場合、ホットメルト洗浄組成物を印刷と洗浄の両方に使用することができる。ホットメルト組成物を洗浄−印刷ホットメルト組成物として使用することができる。洗浄−印刷ホットメルト組成物を適用することにより、印字ヘッドを印刷しながら洗浄することができる。印字ヘッドを含むプリンターが印刷動作中である場合、インクを受容媒体上に適用することができるようにするために、インクを印字ヘッドに供給することができる。インクは汚染物質を含むおそれがある。汚染物質は、印字ヘッドの一部に沈殿し得る。印字ヘッドを含むプリンターが特定の期間印刷動作中であり、印字ヘッドに供給されるインクの量が増加する場合、汚染物質が印字ヘッドに蓄積するおそれがある。印字ヘッド中に存在する汚染物質が多いほど、印字ヘッドの機能不全の機会が高くなり得る。インクにホットメルト溶媒を供給することにより、ホットメルト溶媒をインクと同じ間隔で印字ヘッドに供給することができる。このため、一定量のホットメルト溶媒が、移染物質を含むインク組成物と共に印字ヘッド中に存在することができる。このため、汚染物質を印字ヘッドから連続的に除去することができる。汚染物質を印字ヘッドから連続的に除去することにより、印字ヘッド中の汚染物質の蓄積を防止し、印字ヘッド中に存在する汚染物質の量を(極めて)低く維持することができる。さらに、汚染物質を印刷時に連続的に除去することができるので、インクとともに受容媒体上に噴射される汚染物質の量が低くなり、結果として印字品質の視覚的損失をなくすことができる。
洗浄−印刷ホットメルト組成物中に存在するホットメルト溶媒の性質および量は、インク中に存在する汚染物質の性質および量に基づいて適切に選択することができる。存在する汚染物質が多いほど、印刷時に汚染物質を効率的に除去するために、洗浄−印刷ホットメルトインクジェット組成物に必要とされる溶媒は多くなり得る。洗浄−印刷ホットメルトインクジェット組成物を印字ヘッドに適用することにより、印字ヘッドを印刷動作中に洗浄することができ、結果として印字ヘッドの洗浄と印刷が効率的に組み合わせられる。
ある実施形態では、ホットメルト溶媒は、この化学式が(CHSO・DMSOである、ジメチルスルホンとしても知られているDMSOである。DMSOは、109℃の融点を有する化合物である。このため、DMSOは、室温では固体であり、高温では液体である。インクジェット印刷アセンブリの印字ヘッドを少なくとも109℃の温度で動作するよう準備する場合、DMSOは印字ヘッドの内側で液相となり得る。DMSOは極性化合物である。(ホットメルト)溶媒の極性は、(ホットメルト)溶媒が特定の不純物を溶解する能力にとって重要である。一般に、極性が高い不純物は、効率的に溶解するために極性の高い溶媒を必要とし、無極性不純物は、効率的に溶解するために無極性溶媒を必要とする。
DMSOをホットメルト媒体組成物に添加することにより、ホットメルト媒体組成物およびホットメルトインク組成物の粘度と比べて、液相のホットメルト洗浄組成物の粘度を低下させることができる。低粘度は、ホットメルト組成物の液滴を噴射するのに有利となり得る。ホットメルト洗浄組成物を使用して印字ヘッドを洗浄することは、ホットメルト洗浄組成物の液滴を噴射することを含んでもよい。
DMSOをホットメルト媒体組成物に添加してもよい。DMSOおよびホットメルト媒体組成物を、例えば、インクジェット印刷装置の溶融装置中で一緒に溶融してもよい。または、ホットメルト媒体組成物およびDMSOの混合物を含むペレットを印字ヘッドに供給し、溶融してもよい。いったんホットメルト媒体組成物およびDMSOの混合物が溶融したら、得られた組成物を使用して印字ヘッドをすすぐことができ、これによって印字ヘッド中に存在する(着色)ホットメルトインク組成物および/または汚染物質を印字ヘッドから除去することができる。
ホットメルトインク組成物
ホットメルトインク組成物は、ホットメルト媒体組成物に加えて着色剤を含んでもよい。着色剤は染料であっても顔料であってもよい。着色剤は、インク組成物に色、例えば、黒、シアン、マゼンタ、黄、赤、緑、青、紫または橙色を与えることができる。着色剤は蛍光性であっても非蛍光性であってもよい。
着色インクの液滴を所定のパターンで受容媒体に適用して、受容媒体に画像を提供することができる。1種類の着色インクを使用してもよいし、複数の異なる着色インクを受容媒体に適用してもよい。または、ホットメルトインク組成物はホットメルト媒体組成物から本質的になっていてもよい。従って、ホットメルトインク組成物は着色剤を含まなくてもよい。このようなホットメルトインク組成物をさらに無色ホットメルトインク組成物と呼ぶ。
一般的に、ホットメルトインク媒体を、ホットメルトインク組成物中に存在する着色剤がインク媒体に適切に分散または溶解されるように選択する。このため、印字ヘッド中に存在するインク組成物を除去しなければならない場合、例えば、異なる着色インクを印字ヘッドに適用する場合、着色剤を含むインクを印字ヘッドから除去することが必要となり得る。媒体は着色剤を適切に分散または溶解することができるので、無色ホットメルトインク組成物を使用して印字ヘッドをすすぐことにより、印字ヘッド中に存在する着色インク組成物を前記印字ヘッドから除去することができる。しかしながら、インク組成物は、ホットメルト媒体組成物に溶解するのが困難で、これゆえホットメルト媒体組成物からなる無色インク組成物によく溶解しない不純物を含有することがある。不純物を効率的に除去するために、洗浄組成物は、ホットメルト媒体組成物に加えて溶媒を含んでもよい。好ましくは、溶媒はホットメルト溶媒であってよい。ホットメルト溶媒の機能および性質は上にさらに記載している。
ホットメルト媒体組成物は、インクジェット印刷装置によって噴射するのに適したものとすることができる。洗浄組成物にホットメルト媒体組成物を供給することにより、ホットメルト洗浄組成物も同様にインクジェット印刷装置によって噴射するのに適したものとすることができる。このため、ホットメルト洗浄組成物の液滴を噴射することにより、印字ヘッドをすすぐことができる。従って、印字ヘッドの作動手段を使用して印字ヘッドをすすぐことができる。印字ヘッドに印字ヘッドをすすぐための追加の手段を供給することは必要とされないだろう。
好ましくは、ホットメルト溶媒はホットメルト媒体組成物と相溶性である。
本発明のある態様では、印字ヘッドを含むインクジェット装置を動作させるおよび洗浄するためのキットであって、2つの装置を含み、第1の装置はホットメルト洗浄組成物であって、室温で固体および高温で液体であり、第1のホットメルト媒体組成物であって、室温で固体および高温で液体である第1のホットメルト媒体組成物と、ホットメルト溶媒であって、室温で固体および高温で液体であるホットメルト溶媒とを含むホットメルト洗浄組成物を含み、第2の装置はホットメルトインク組成物であって、室温で固体および高温で液体であり、第2のホットメルト媒体組成物であって、室温で固体および高温で液体である第2のホットメルト媒体組成物と、着色剤とを含むホットメルトインク組成物を含む、キットが提供される。
2つの装置を含むキットは、2つのホルダーを含むキットであってもよい。ホルダーはそれぞれ、一定量のホットメルト組成物を含有してよく、第1のホルダーはホットメルト洗浄組成物を含み、少なくとも第2のホルダーはホットメルトインク組成物を含む。インクジェット装置の正常動作で、ホットメルトインク組成物を印字ヘッドに供給することができる。インクジェット装置が単色を印刷するよう構成されている場合、1種のホットメルトインク組成物、例えば、黒色ホットメルトインク組成物を印字ヘッドまたは複数の印字ヘッドに供給することができる。インクジェット装置が複数の色を使用して印刷するよう構成されている場合、異なる色の複数のホットメルトインクを印字ヘッドに供給することができる。例えば、黒、シアン、マゼンタおよび黄色ホットメルトインク組成物を供給することができ、それぞれの異なる着色インクを対応する印字ヘッドに供給することができる。
キットは、ホットメルト洗浄組成物を含むホルダーをさらに提供してもよい。ホットメルト洗浄組成物を、インクジェット装置または印字ヘッドなどのこの一部を洗浄するためにインクジェット装置に供給することができる。好ましくは、ホットメルト洗浄組成物をインクジェット装置中に存在する各印字ヘッドに供給するようホルダーを適合させる。ホットメルト洗浄組成物を、一度に印字ヘッドの各々に供給してもよいし、またはホットメルト洗浄組成物を印字ヘッドの1つに供給してもよい。好ましくは、印字ヘッドの各々へのホットメルト供給は、ホットメルトインク組成物からホットメルト洗浄組成物に適切に切り替えることができ、逆もまた同様である。
または、2つの装置を含むキットは、2体積単位のホットメルト組成物を含むキットであって、第1の体積はホットメルト洗浄組成物を含み、第2の単位体積はホットメルトインク組成物を含むキットであってもよい。異なる種類のホットメルト組成物の単位体積をホルダーに一緒に配置してもよい。単位体積は、例えば、ペレットまたはキューブであってもよい。単位体積は、好ましくは同一サイズのものとすることができる。異なる種類のホットメルト組成物の単位体積をホルダーに一緒に配置する場合、ホルダー中のホットメルトインク組成物の総体積は、好ましくはホットメルト洗浄組成物の体積よりも大きい。例えば、ホットメルト洗浄組成物は、洗浄組成物およびインク組成物の全体積%に基づいて、0.5体積%から20体積%で存在し得る。2つの異なる組成物の体積単位を配置することにより、組成物の体積単位をインクジェット装置にランダムに供給することができる。従って、印刷中に洗浄組成物をインクジェット装置に供給することができる。印刷中に汚染物質を印字ヘッドから除去することができる。従って、インクジェット装置を同時に動作させるおよび洗浄することができる。洗浄組成物を印字ヘッドに定期的に供給することにより、印字ヘッド内の汚染物質の蓄積を最小化することができる。さらに、印字ヘッド中にわずかな汚染物質しか存在しないので、これらの汚染物質の除去が印字品質の視覚的低下につながらないだろう。この場合、ホットメルト洗浄組成物が着色剤をさらに含むことが好ましい。
1つのキットでホットメルトインク組成物と共にホットメルト洗浄組成物を提供することにより、印字ヘッドの1つ以上の洗浄が望まれる場合に、ホットメルト洗浄組成物がインクジェット印刷装置に容易に利用可能になり得る。
ある実施形態では、第1のホットメルト媒体組成物が第2のホットメルト媒体組成物と本質的に同じである。ホットメルト洗浄組成物およびホットメルトインク組成物が本質的に同じ媒体組成物を含む場合、ホットメルト洗浄組成物およびホットメルトインク組成物は相溶性となり得る。
本発明のある態様では、本発明によるホットメルト洗浄組成物を調製する方法であって、
室温で固体および高温で液体であるホットメルト溶媒を用意するステップと;
室温で固体および高温で液体であるホットメルト媒体を用意するステップと;
ホットメルト溶媒とホットメルト媒体を溶融混合するステップと
を含む方法が提供される。
ホットメルト溶媒ならびにホットメルト媒体組成物を用意しなければならない。これらは液体状態または固体状態で提供することができる。ホットメルト媒体組成物が2種以上の成分を含む場合、これらの成分を予混合ホットメルト媒体組成物として提供してもよいし、ホットメルト媒体組成物の個々の成分を別々に提供してもよい。ホットメルト洗浄組成物の全ての成分を液体状態で提供する場合、液体成分を混合することによりホットメルト洗浄組成物を調製することができる。成分の少なくとも1種が固体状態である場合、固体状態の少なくとも1種の成分を溶融しなければならない。固体状態の少なくとも1種の成分を溶融した後、成分を溶融混合し、これによってホットメルト洗浄組成物を得ることができる。ホットメルト洗浄組成物を得た後、これを凝固することができる。
ある実施形態では、本方法は、
溶融ホットメルト洗浄組成物を鋳型に注ぎ込むステップと;
ホットメルト洗浄組成物を冷まし、鋳型中で凝固させるステップと;
凝固したホットメルト洗浄組成物を鋳型から分離するステップと
をさらに含む。
ホットメルトインク組成物を溶融させ、この後鋳型に注ぎ込んでもよい。または、溶融混合により調製したホットメルト洗浄組成物を、溶融混合工程後に、凝固させることなく鋳型に注ぎ込んでもよい。鋳型は、適切な形状のホットメルト洗浄組成物の物体を提供することができるような任意の適切な形状を有してもよい。ホットメルト洗浄組成物の物体は例えば、ペレットまたはキューブであってもよい。
溶融ホットメルト洗浄組成物を鋳型に移したら、ホットメルト洗浄組成物を冷ましてもよい。ホットメルトインク組成物の冷却速度を増加させるための能動的冷却を場合により提供してもよい。ホットメルト組成物が冷めた後、ホットメルト洗浄組成物の得られた物体を鋳型から取り出してもよい。
または、ホットメルト組成物を押出成形してもよい。
本発明のある態様では、印字ヘッドを洗浄する方法であって、印字ヘッドは、ホットメルト組成物を溶融するように配置されたホットメルト組成物溶融装置であって、ホットメルト組成物は室温で固体および高温で液体である、ホットメルト組成物溶融装置と、インク流路であって、溶融装置がホットメルト組成物供給装置と連通し、インク流路は溶融装置から印字ヘッドのオリフィスまで延びており、インク流路は溶融状態のホットメルト組成物を含むよう適合されている、インク流路とを含み、
一定量のホットメルト洗浄組成物であって、室温で固体および高温で液体であり、ホットメルト媒体であって室温で固体および高温で液体であるホットメルト媒体と、ホットメルト溶媒であって室温で固体および高温で液体であるホットメルト溶媒とを含むホットメルト洗浄組成物を印字ヘッドの溶融装置に適用するステップと;
ホットメルト組成物を溶融するステップと;
印字ヘッドのインク流路を溶融ホットメルト洗浄組成物ですすぐステップと
を含む方法が提供される。
ホットメルト洗浄組成物を溶融装置に供給し、溶融装置により溶融することができる。ホットメルト洗浄組成物が溶融状態である場合、ホットメルト洗浄組成物はオリフィスに向かってインク流路に流れ込むことができる。インク流路は複数の空洞、例えば、これだけに限らないが、圧力が液滴の噴射用に蓄積され得る圧力室、インク流路内の圧力振動を止めるための均圧室を含んでもよい。さらに、インク流路は、不要な物質、例えば、特定のサイズを超える粒子をホットメルト組成物から濾過するためのフィルタを含んでもよい。印字ヘッドを効率的に洗浄するために、ホットメルト洗浄組成物がインク流路の全ての部分に到達し、インク流路中に存在する任意の汚染物質および/または任意の残渣に取って代わることが好ましい。好ましくは、インク流路の一部に到達したホットメルト洗浄組成物が印字ヘッドの前記部分から流出し、新鮮なホットメルト洗浄組成物に置き換えられるようにインク流路をすすぐ。洗浄組成物を新たにすることにより、インク流路をより効率的にすすぐことができ、より多くの汚染物質を除去することができる。ホットメルト組成物は、オリフィスを通してインク流路を出ることができる。このため、印字ヘッドをすすぐことにより、オリフィスの近くに存在する汚染物質を除去することができる。
例えば、圧力パルス、例えば、作動パルスまたはパージパルスを、溶融ホットメルト洗浄組成物を含有する印字ヘッドに印加することにより、印字ヘッドのインク流路のすすぎを行ってもよい。場合により、圧力パルスを、印字ヘッドのオリフィスプレートを払拭する払拭動作と組み合わせてもよい。または、オリフィスを通して外部圧力源を通して過小圧力を印字ヘッドに印加することにより、印字ヘッドをすすいでもよい。別の代替では、溶融装置の側でインク流路を通して過大圧力を印字ヘッドに印加することにより、印字ヘッドをすすいでもよい。または、洗浄溶液が印字ヘッド中で冷却および予熱の幾つかのサイクルを受けてもよい。印字ヘッド中に存在する成分が異なる熱膨張係数を有する場合、冷却および予熱により印字ヘッドから不純物を除去することができる。
溶融状態の洗浄組成物は高温である。一般的に、化合物の溶解度は温度が上昇すると増加する。従って、高温である時にのみ溶融状態であることができるホットメルト洗浄組成物を適用することにより、高温での溶解度が改善するので、不純物をより効率的に除去することができる。
印字ヘッドの洗浄は所定の間隔で行うことができる。これは予防洗浄としても知られている。または予防的洗浄と組み合わせて、印字ヘッドの機能不全が検出された場合に印字ヘッドを洗浄してもよい。これは補正洗浄としても知られている。
さらに、別の色のインクを印字ヘッドに供給することができるようにするためにインクを印字ヘッドから除去しなければならない場合、または印字ヘッドのインク内容物が、異なる色の誤って供給されたインクにより汚染された場合に、ホットメルト洗浄組成物を使用した印字ヘッドを洗浄する方法を使用して印字ヘッドをすすぐいでもよい。新たに供給されたインクを印刷する場合、前の異なる着色インクが若干量印字ヘッド中にまだ存在することは、印刷物の色の違いをもたらし得るので望ましくない。
ある実施形態では、オリフィスが複数のオリフィスを含むオリフィスプレートに配置され、本方法は、
オリフィスをホットメルト洗浄組成物で一掃し、オリフィスプレートを払拭するステップ
をさらに含む。
オリフィスを一掃することにより、残りのインクおよび/または汚染物質を、オリフィスの内側およびオリフィスを囲むインク流路の一部から除去することができる。しかしながら、印字ヘッドの外側でオリフィスの近くに存在する残りのインクおよび/または汚染物質は、オリフィスを一掃することによって除去することができない。このため、オリフィスプレートも同様に洗浄することが有益である。この洗浄は、オリフィスプレートを払拭することにより効率的に行うことができる。オリフィスプレートを払拭することにより、汚染物質および/または残りのインクをオリフィスプレートから除去することができる。従って、一掃および払拭により、汚染物質および/または残りのインクをインク流路およびオリフィスの内側ならびにオリフィスの外側およびオリフィスプレートから除去することができる。結果として、全ての不要な物質を印字ヘッドから除去することができる。
好ましくは、オリフィスの一掃およびオリフィスプレートの払拭を数回繰り返す。オリフィスプレートを払拭すると、インクおよび/または汚染物質がオリフィスに入ることもある。このため、この後、これらの汚染物質および/またはインクを一掃することにより除去することができる。一掃および払拭ステップを数回繰り返すことにより、汚染物質および/または残りのインクを印字ヘッドの内側と外側の両方から効率的に除去することができる。
例えば、溶融ホットメルト洗浄組成物を含有する印字ヘッドを作動させることにより、印字ヘッドのインク流路の一掃を行ってもよい。または、外部圧力源により供給される圧力をインク流路の一端に印加することにより、一掃を行ってもよい。
場合により、印字ヘッドを洗い流すことに加えて、ホットメルト洗浄組成物を、外部から印字ヘッドに適用してもよい。これは、例えば、ホットメルト洗浄組成物をオリフィスプレートに適用することにより行うことができる。ある実施形態では、オリフィスプレートをホットメルト洗浄組成物と接触させることにより、例えば、オリフィスプレートを、ホットメルト洗浄組成物を含むスティックでこすることにより、またはオリフィスプレートを、ホットメルト洗浄組成物を含むブロックの表面に対して接触させることにより、ホットメルト洗浄組成物をオリフィスプレートに適用することができる。動作中、ホットメルト組成物は噴射するために高温であることを要するので、オリフィスプレートを高温にすることができる。ホットメルト組成物がオリフィスプレートに接触すると、ホットメルト組成物の一部が溶融し、結果として、オリフィスプレートに溶融洗浄組成物を供給することができる。ホットメルト洗浄組成物を外部からも適用することにより、印字ヘッドの外部、例えば、オリフィスプレートを洗浄することができる。
画像形成装置の概略図である。 インクジェット印刷アセンブリを示す図である。 印字ヘッドの概略図である。
図面中、同じ参照番号は同じ要素を指す。
図1Aは画像形成装置36を示し、ここでは大判インクジェットプリンターを使用して印刷が行われる。大判画像形成装置36はハウジング26を含み、ここでは印刷アセンブリ、例えば、図1Bに示されるインクジェット印刷アセンブリが配置されている。画像形成装置36はまた、画像受容部材28、30を保管する保管手段、印刷後に画像受容部材28、30を回収する排紙ステーションおよびマーキング材料のための保管手段20を含む。図1A中、排紙ステーションは排紙トレイ32として具体化されている。場合により、排紙ステーションは、印刷後に画像受容部材28、30を処理するための処理手段、例えば、フォルダーまたはパンチャーを含んでもよい。大判画像形成装置36は、印刷ジョブを受容するための手段および場合により、印刷ジョブを操作するための手段をさらに含む。これらの手段はユーザインタフェース装置24および/または制御装置34、例えば、コンピュータを含んでもよい。
画像は、ロール28、30により供給される画像受容部材、例えば、紙に印刷される。ロール28はロール支持R1に支持される一方、ロール30はロール支持R2に支持される。または、画像受容部材のロール28、30の代わりに、カットシート画像受容部材を使用してもよい。ロール28、30から切り離された画像受容部材の印刷されたシートは、排紙トレイ32に堆積する。
印刷アセンブリに使用するためのマーキング材料の1つ1つは、マーキング材料をそれぞれの印字ヘッドに供給するために前記印字ヘッドと流体接続して配置されたホルダー20に保管される。ホルダー20はマーキング材料、例えば、ホットメルトインク組成物を含有してもよい。ホルダー20の異なるものは、異なる着色ホットメルトインク組成物、例えば、シアン、マゼンタ、黄または黒色インク組成物を含んでもよい。さらに、ホルダー20の1つは、本発明によるホットメルト洗浄組成物を含んでもよい。正常動作中、画像形成装置は、ホットメルトインク組成物の液滴を画像受容部材に適用することにより、画像を画像受容部材に印刷することができる。画像形成装置の洗浄動作中、一定量のホットメルト洗浄組成物を、印字ヘッドを洗い流すために印字ヘッド(図示せず)の少なくとも1つに供給することができる。
ローカルユーザインタフェース装置24はプリントエンジンと統合され、ディスプレイ装置およびコントロールパネルを含んでもよい。または、コントロールパネルを例えば、タッチスクリーンコントロールパネルの形態でディスプレイ装置に統合してもよい。ローカルユーザインタフェース装置24は、印刷装置36の内側に配置された制御装置34に接続される。制御装置34、例えば、コンピュータは、例えば、印刷工程を制御するために、プリントエンジンに命令を出すよう適合した処理装置を含む。画像形成装置36を、場合によりネットワークNに接続してもよい。ネットワークNとの接続は、ケーブル22の形態で図示されているにもかかわらず、接続は無線であってもよい。画像形成装置36は、ネットワークを通して印刷ジョブを受容することができる。さらに、場合により、プリンターの制御装置がUSBポートを備えてもよいので、印刷ジョブをこのUSBポートを通してプリンターに送ることができる。
図1Bは、インクジェット印刷アセンブリ3を示している。インクジェット印刷アセンブリ3は、画像受容部材2を支持するための支持手段を含む。支持手段は図1中でプラテン1として示されているが、代わりに、支持手段が平面であってもよい。図1Bに示されているプラテン1は、矢印Aで示されるように、軸の周りに回転可能な回転可能ドラムである。支持手段は、場合により支持手段に対して固定された位置に画像受容部材を保持するための吸引孔を備えてもよい。インクジェット印刷アセンブリ3は、走査プリントキャリッジ5に載せられた印字ヘッド4aから4dを含む。走査プリントキャリッジ5は、主走査方向Bに往復動するように適切な案内手段6、7により案内される。各印字ヘッド4aから4dはオリフィス面9を含み、このオリフィス面9は少なくとも1つのオリフィス8を備える。印字ヘッド4aから4dは、マーキング材料の液滴を画像受容部材2に噴射するよう構成されている。プラテン1、キャリッジ5および印字ヘッド4aから4dは、それぞれ適切な制御手段10a、10bおよび10cにより制御される。
画像受容部材2はウェブまたはシート型の媒体であってよく、例えば、紙、厚紙、ラベル素材、コート紙、プラスチックまたは織物で構成されてもよい。または、画像受容部材2は、中間部材であっても、無端であっても、またはそうでなくてもよい。循環的に動かすことができる無端部材の例には、ベルトまたはドラムがある。画像受容部材2は、流体マーキング部材を備えた4つの印字ヘッド4aから4dに沿ってプラテン1により副走査方向Aに動かされる。
走査プリントキャリッジ5は、4つの印字ヘッド4aから4dを運び、主走査方向Bの画像受容部材2の走査を可能にするように、プラテン1に平行な主走査方向Bに往復動され得る。本発明を説明するために4つの印字ヘッド4aから4dのみが示されている。実際は、任意の数の印字ヘッドを使用してよい。いずれにせよ、1色のマーキング材料当たり少なくとも1つの印字ヘッド4aから4dを走査プリントキャリッジ5に配置する。例えば、白黒プリンターについては、通常は黒色マーキング材料を含有する少なくとも1つの印字ヘッド4aから4dが存在する。または、白黒プリンターが、黒色画像受容部材2に適用される白色マーキング材料を含んでもよい。多数の色を含有するフルカラープリンターについては、色、通常は黒、シアン、マゼンタおよび黄色の各々について少なくとも1つの印字ヘッド4aから4dが存在する。通常、フルカラープリンターでは、黒色マーキング材料が異なる着色マーキング材料と比べて頻繁に使用される。このため、他の色のいずれかのマーキング材料を含有する印字ヘッド4aから4dと比べて多くの黒色マーキング材料を含有する印字ヘッド4aから4dを走査プリントキャリッジ5上に用意してもよい。または、黒色マーキング材料を含有する印字ヘッド4aから4dが、異なる着色マーキング材料を含有する印字ヘッド4aから4dのいずれかよりも大きくてもよい。
キャリッジ5は、案内手段6、7により案内される。これらの案内手段6、7は、図1Bで示されるようにロッドであってもよい。ロッドを適切な駆動手段(図示せず)により駆動してもよい。または、キャリッジ5を、キャリッジ5を動かすことができるアームなどの他の案内手段により案内してもよい。別の代替は、主走査方向Bに画像受容材料2を動かすものである。
各印字ヘッド4aから4dは、印字ヘッド4aから4dに供給される流体マーキング材料を含有する圧力室と流体連通している少なくとも1つのオリフィス8を有するオリフィス面9を含む。オリフィス面9では、幾つかのオリフィス8が副走査方向Aに平行な単一線形配列に配置される。1つの印字ヘッド4aから4d当たり8つのオリフィス8が図1Bで示されているが、実際の実施形態では、1つの印字ヘッド4aから4d当たり数百のオリフィス8を用意することができ、場合により多数配列で配置することができることが自明である。図1Bに示されるように、それぞれの印字ヘッド4aから4dが互いに平行に配置され、結果としてそれぞれの印字ヘッド4aから4dの対応するオリフィス8が主走査方向Bに直列に配置される。これは、主走査方向Bの画像網点の線が、各々が異なる印字ヘッド4aから4dの一部である最大4つのオリフィス8を選択的に作動させることにより形成され得ることを意味する。オリフィス8の対応する直列配置を有する印字ヘッド4aから4dのこの平行配置は、生産性を増加するおよび/または印字品質を改善するのに有利である。または、多数の印字ヘッド4aから4dを互いに隣接するプリントキャリッジに配置して、結果としてそれぞれの印字ヘッド4aから4dのオリフィス8を直列の代わりに千鳥状に配置してもよい。例えば、このような配置を行って印字解像度を増加させるまたは有効印刷領域を拡大することができ、これは主走査方向の単一走査で対処することができる。画像網点は、マーキング材料の液滴をオリフィス8から噴射することにより形成される。
マーキング材料を噴射すると、いくらかのマーキング材料が溢流し、印字ヘッド4aから4dのオリフィス面9にとどまることがある。オリフィス面9に存在するインクは液滴の噴射およびこれらの液滴の画像受容部材2への配置に悪影響を及ぼし得る。このため、過剰のインクをオリフィス面9から除去することが有利となり得る。過剰のインクは、例えば、ワイパーで払拭するおよび/または例えば、コーティングにより提供される、表面の適切な耐湿性の適用により除去することができる。
図2は印字ヘッド40の概略図を示している。印字ヘッドは印字ヘッド本体50を有する。印字ヘッド40は少なくとも1つのオリフィス8を含む。1つのオリフィス8が図2に示されている。オリフィス8を通して、溶融ホットメルト組成物などの流体の液滴を噴射することができる。印字ヘッド40はホットメルト溶融装置44を含む。ホットメルト溶融装置44は、固体状態のホットメルト組成物を溶融するよう適合している。溶融装置44は加熱手段(図示せず)を備える。ホットメルト洗浄組成物またはホットメルトインク組成物であり得るホットメルト組成物を、一定量の固体ホットメルト組成物を溶融装置44に供給するホットメルト供給装置(図示せず)を通して溶融装置44に供給することができる。ホットメルト組成物が溶融した後、ホットメルト組成物はインク流路に入り、第1のフィルタ46に向かって流れることができる。インク流路は、インクを含有することができ、溶融装置44からオリフィス8まで延びる印字ヘッド40の一部である。第1のフィルタ46を用意して汚染物質をホットメルト組成物から除去し、これによってこれらの汚染物質がオリフィス8に移るのを防ぐ。第1のフィルタ46は、例えば、粒径に基づいて、汚染物質を選択的に保持することができる。ホットメルト組成物が第1のフィルタ46を通過した後、ホットメルト組成物はインク貯留室45に到達する。インク貯留室45は緩衝剤として働くので、結果として十分なホットメルト組成物が組成物の噴射を許すよう利用可能になる。場合により、インク貯留室45は、インク貯留室45中のホットメルト組成物のレベルを監視するレベルセンサ(図示せず)を備えてもよい。ホットメルト組成物のレベルに基づいて、ホットメルト組成物を溶融装置44により溶融すべきかそうでないかを決定することができる。図2に示される印字ヘッド40は第2のフィルタ47を含む。この第2のフィルタ47は任意である。より多くの汚染物質が保持され、オリフィス8に移らないように、追加のフィルタステップを付加してもよい。第1および第2のフィルタ46、47は同じ型のフィルタであってもよいし、異なる型のフィルタであってもよい。例えば、フィルタは、特定のサイズを超えた粒子を選択的に保持してもよいし、電荷を有する粒子を選択的に保持してもよい。溶融ホットメルト組成物が第2のフィルタ47を通過した後、組成物は流れ制限48に向かってインク流路を通り流れることができる。
溶融ホットメルト組成物が流れ制限48を通過した後、ホットメルト組成物は、作動手段41のすぐそばのインク流路の一部に到達する。インク流路のこの部分は、圧力室43と呼ばれる。圧力室43は、流れ制限48に対して下流およびノズル8に対して上流に位置している。圧力室43は可撓性部材49により作動手段41から分離されている。圧力室43の反対の部材49の側に作動手段41が用意される。作動手段41は例えば、圧電素子であってもよい。作動手段41は、適切な駆動手段(図示せず)により駆動される。動作中、作動手段41は、部材49の反対側に存在する液体に力を与える。この力のために、圧力波を液体中に発生させることができる。この圧力波がオリフィス8を通る流体の液滴の噴射をもたらすことができる。流れ制限48は圧力室43および流れ制限48の上流のインク流路の一部で制限を形成する。流れ制限48は、圧力室43の外側の圧力変動を止めることができる。
実験および実施例
材料
1500時間運転してきたOce Colorwave600プリンターに組み込んだOce Colorwave600印字ヘッドを使用して洗浄実験を行った。印字ヘッドはシアンホットメルトインク(Oceトナーパールシアン)を含有していた。Oce Colorwave600印字ヘッドはそれぞれ、適切に機能していない幾つかのノズルを含有していた。
DMSOはSigma−Aldrichから得た。全ての化学物質は特に明示しない限りこのまま(as received)使用した。
方法
印字ヘッド洗浄試験
洗浄試験を以下の通り行った:
256個のノズルを含むノズルアレイを含み、シアンホットメルトインクを含有する印字ヘッドを試験し、機能不全ノズルの数を決定した。この試験を行った後、印字ヘッド中に存在するインクをインクの液滴を噴射することにより除去した。しかしながら、噴射が終わった後にいくらかのインクが印字ヘッドに残っていた。
この後のステップで、ホットメルト組成物51gを溶融装置に添加し、これらのパールを溶融することにより、ホットメルト組成物を印字ヘッドに添加した。印字ヘッドを130℃の温度で動作させた。
すすぎステップを以下の通り行った:ホットメルト組成物17gを溶融装置に供給し、溶融させた。全てのホットメルト組成物が噴射により印字ヘッドから除去されるまで、作動パルスを印加することによりホットメルト組成物を噴射した。3度のすすぎステップを行った。各すすぎステップ後に、機能不全ノズルの数を決定した。ノズルが圧力パルスの印加時に全く噴射していなかった場合、または噴射角が1.5°超偏向した場合に、ノズルを機能不全とみなした。
[製造実施例1]
洗浄組成物の調製
Oce Colorwave600ホットメルトインクのキャリア材料80gとDMSO20gを溶融混合することにより、ホットメルト洗浄組成物を調製した。Oce Colorwave600ホットメルトインクのキャリア材料は、着色剤を除くホットメルト組成物に相当する。
キャリア材料とDMSOを溶融混合した後、得られた洗浄組成物を直径1.2cmの球に形成し、凝固させた。
[比較製造実施例]
比較実施例として、Oce Colorwave600のキャリア材料からなるホットメルト組成物を使用した。この比較実施例をCE2と呼ぶ。第2の比較実施例として、黒色Oce Colorwave600ホットメルトインク組成物を使用した。この比較実施例をCE1と呼ぶ。
洗浄実施例および比較洗浄実施例
[洗浄実施例1]
第1の洗浄実験では、本発明によるホットメルト洗浄組成物を使用した洗浄手順の、機能しているノズルの数に対する効果を試験した。この結果を表3に示す。
Figure 0006174595
洗浄手順を開始する前、印字ヘッドの256個のノズルのうち244個が機能していた。これは、印字ヘッドの256個のノズルのうち12個が全く機能していなかったまたは要件に従って機能していなかったことを意味する。ホットメルト洗浄組成物1を使用した第1のすすぎステップを行い、後で印字ヘッドを試験することにより、適切に機能していなかった12個のノズルのうち10個が要求仕様内で働いていることが分かった。ホットメルト洗浄組成物1を使用して第2のすすぎステップを行った後、全てのノズルが適切に機能していた。従って、本発明によるホットメルト洗浄組成物でインク流路をすすぐことによって印字ヘッドを洗浄することにより、機能していないノズルを回復させることができる。
[比較洗浄実験1]
第1の洗浄実験では、比較実験CE1およびCE2を使用した洗浄手順の、機能しているノズルの数に対する効果も試験した。結果を表4に示す。
Figure 0006174595
洗浄手順を開始する前、印字ヘッドの256個のノズルのうちそれぞれ196個、171個が適切に機能していた。256個のノズルのうち196個が適切に機能している印字ヘッドを、Oce Colorwave600黒色トナーパールの組成物に相当するホットメルト組成物CE1を使用してすすいだ。256個のノズルのうち171個が適切に機能している印字ヘッドを、ホットメルト組成物CE2を使用してすすいだ。
CE1を使用して印字ヘッドを洗浄することにより、第1のすすぎステップで適切に機能しているノズルの数が196個から205個に増加した。第2のすすぎステップで、適切に機能しているノズルの数が、それぞれ第2および第3のすすぎステップの後でさらに214個および215個に増加した。従って、洗浄手順前に適切に機能していなかった60個のノズルのうち55個の動作が回復した。しかしながら、5個のノズルは回復しなかった。
CE2を使用して印字ヘッドを洗浄することにより、第1のすすぎステップで適切に機能しているノズルの数が171個から227個に増加した。第2のすすぎステップで、適切に機能しているノズルの数が、それぞれ第2および第3のすすぎステップの後でさらに235個および256個に増加した。従って、洗浄手順を行う前に適切に機能していなかった全てのノズルが回復した。
要約すると、本発明によるホットメルト洗浄組成物は、印字ヘッドを洗浄し、適切に機能していなかったまたは全く機能さえしていなかったノズルの噴射性能を回復することができる。ノズルの性能が、他のホットメルト組成物と比べて少ない回数のすすぎステップで回復した。
本発明の詳細な実施形態を本明細書で開示しているが、開示の実施形態は本発明の代表的なものにすぎず、種々の形態に具体化することができることを理解すべきである。このため、本明細書に開示される具体的な構造および機能の詳細は、限定するものと解釈すべきでなく、単なる特許請求の範囲の基礎および当業者に事実上および適切に詳細な構造で本発明を多様に使用することを教示するための代表的な基礎として解釈すべきである。特に、別々の従属請求項に提供および記載される特徴は、組み合わせて適用することができ、このような請求項の任意の組み合わせがこれに添えて開示される。さらに、本明細書で使用する用語および言い回しは限定的であることを意図しておらず、むしろ、本発明の理解できる説明を提供することを意図している。本明細書で使用する「a」または「an」という用語は、1つまたは2つ以上として定義される。本明細書で使用する複数という用語は、2つまたは3つ以上として定義される。本明細書で使用する別のという用語は、少なくとも第2またはこれ以上として定義される。本明細書で使用する含むおよび/または有するという用語は、含む(即ち、オープンランゲージ)として定義される。

Claims (12)

  1. ホットメルト洗浄組成物であって、室温で固体および高温で液体であり、ホットメルト溶媒であって室温で固体および高温で液体であるホットメルト溶媒と、ホットメルト媒体組成物であって、室温で固体および高温で液体であるホットメルト媒体組成物とを含み、
    ホットメルト媒体組成物が結晶性硬化材料および/または非晶質硬化材料を含み、前記結晶性硬化材料が安息香酸のエステル、安息香酸誘導体のエステル、アルコール、スルホンアミド、ビス−ウレタンおよびアミドから選択され、前記非晶質硬化材料が10から50℃のガラス転移温度(Tg)、150℃で100mPa.s未満の粘度および1000g/モル未満の分子量を有し、
    ホットメルト溶媒が、DMSO 、エチレンカーボネート、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、1−イコサノール、安息香酸、レゾルシノール、カテコール、ヒドロキノン、p−トルエンスルホン酸、オクタデカミド、1,6−ヘキサンジオール、フェニルエチレングリコール、EDTA、エチレングリコール−ビス(2−アミノエチル)−N,N,N,N−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トランス−1,2−ジアミノシクロ−ヘキサン−N,N,N,N−四酢酸一水和物およびクラウンエーテルからなる群から選択される、
    ホットメルト洗浄組成物。
  2. ホットメルト媒体組成物がゲル化剤をさらに含む、請求項1に記載のホットメルト洗浄組成物。
  3. ホットメルト溶媒およびホットメルト媒体組成物からなる、請求項1または2に記載のホットメルト洗浄組成物。
  4. ホットメルト溶媒がホットメルト洗浄組成物の噴射温度で液体である、請求項1からのいずれか一項に記載のホットメルト洗浄組成物。
  5. ホットメルト溶媒がジメチルスルホンである、請求項1からのいずれかに記載のホットメルト洗浄組成物。
  6. 印字ヘッドを含むインクジェット装置を動作させるおよび洗浄するためのキットであって、2つの装置を含み、第1の装置はホットメルト洗浄組成物であって、室温で固体および高温で液体であり、第1のホットメルト媒体組成物であって、室温で固体および高温で液体である第1のホットメルト媒体組成物と、ホットメルト溶媒であって、室温で固体および高温で液体であるホットメルト溶媒とを含むホットメルト洗浄組成物を含み、ならびに第2の装置はホットメルトインク組成物であって、室温で固体および高温で液体であり、第2のホットメルト媒体組成物であって、室温で固体および高温で液体である第2のホットメルト媒体組成物と、着色剤とを含むホットメルトインク組成物を含み、
    ホットメルト媒体組成物が結晶性硬化材料および/または非晶質硬化材料を含み、前記結晶性硬化材料が安息香酸のエステル、安息香酸誘導体のエステル、アルコール、スルホンアミド、ビス−ウレタンおよびアミドから選択され、前記非晶質硬化材料が10から50℃のガラス転移温度(Tg)、150℃で100mPa.s未満の粘度および1000g/モル未満の分子量を有し、
    ホットメルト溶媒が、DMSO 、エチレンカーボネート、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、1−イコサノール、安息香酸、レゾルシノール、カテコール、ヒドロキノン、p−トルエンスルホン酸、オクタデカミド、1,6−ヘキサンジオール、フェニルエチレングリコール、EDTA、エチレングリコール−ビス(2−アミノエチル)−N,N,N,N−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トランス−1,2−ジアミノシクロ−ヘキサン−N,N,N,N−四酢酸一水和物およびクラウンエーテルからなる群から選択される、
    キット。
  7. 第1のホットメルト媒体組成物が第2のホットメルト媒体組成物と本質的に同じである、請求項に記載のキット。
  8. 請求項1からのいずれかに記載のホットメルト洗浄組成物を調製する方法であって、
    室温で固体および高温で液体であるホットメルト溶媒を用意するステップと;
    室温で固体および高温で液体であるホットメルト媒体組成物を用意するステップと;
    前記ホットメルト溶媒と前記ホットメルト媒体組成物を溶融混合するステップと
    を含み、
    ホットメルト媒体組成物が結晶性硬化材料および/または非晶質硬化材料を含み、前記結晶性硬化材料が安息香酸のエステル、安息香酸誘導体のエステル、アルコール、スルホンアミド、ビス−ウレタンおよびアミドから選択され、前記非晶質硬化材料が10から50℃のガラス転移温度(Tg)、150℃で100mPa.s未満の粘度および1000g/モル未満の分子量を有し、
    ホットメルト溶媒が、DMSO 、エチレンカーボネート、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、1−イコサノール、安息香酸、レゾルシノール、カテコール、ヒドロキノン、p−トルエンスルホン酸、オクタデカミド、1,6−ヘキサンジオール、フェニルエチレングリコール、EDTA、エチレングリコール−ビス(2−アミノエチル)−N,N,N,N−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トランス−1,2−ジアミノシクロ−ヘキサン−N,N,N,N−四酢酸一水和物およびクラウンエーテルからなる群から選択される、
    方法。
  9. 溶融ホットメルト洗浄組成物を鋳型に注ぎ込むステップと;
    前記ホットメルト洗浄組成物を冷まし、前記鋳型中で凝固させるステップと;
    前記凝固したホットメルト洗浄組成物を前記鋳型から分離するステップと
    をさらに含む、請求項に記載の方法。
  10. 印字ヘッドを洗浄する方法であって、前記印字ヘッドは、ホットメルト組成物を溶融するように配置されたホットメルト組成物溶融装置であって、前記ホットメルト組成物は室温で固体および高温で液体である、ホットメルト組成物溶融装置と、インク流路であって、前記溶融装置がホットメルト組成物供給装置と連通して、前記インク流路は前記溶融装置から前記印字ヘッドのオリフィスまで延びており、前記インク流路は溶融状態のホットメルト組成物を含むよう適合されている、インク流路とを含み、
    一定量のホットメルト洗浄組成物であって、室温で固体および高温で液体であり、ホットメルト媒体であって室温で固体および高温で液体であるホットメルト媒体と、ホットメルト溶媒であって室温で固体および高温で液体であるホットメルト溶媒とを含むホットメルト洗浄組成物を前記印字ヘッドの前記溶融装置に適用するステップと;
    前記ホットメルト組成物を溶融するステップと;
    前記印字ヘッドの前記インク流路を前記溶融ホットメルト洗浄組成物ですすぐステップと
    を含み、
    ホットメルト媒体組成物が結晶性硬化材料および/または非晶質硬化材料を含み、前記結晶性硬化材料が安息香酸のエステル、安息香酸誘導体のエステル、アルコール、スルホンアミド、ビス−ウレタンおよびアミドから選択され、前記非晶質硬化材料が10から50℃のガラス転移温度(Tg)、150℃で100mPa.s未満の粘度および1000g/モル未満の分子量を有し、
    ホットメルト溶媒が、DMSO 、エチレンカーボネート、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、1−イコサノール、安息香酸、レゾルシノール、カテコール、ヒドロキノン、p−トルエンスルホン酸、オクタデカミド、1,6−ヘキサンジオール、フェニルエチレングリコール、EDTA、エチレングリコール−ビス(2−アミノエチル)−N,N,N,N−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トランス−1,2−ジアミノシクロ−ヘキサン−N,N,N,N−四酢酸一水和物およびクラウンエーテルからなる群から選択される、
    方法。
  11. オリフィスが複数のオリフィスを含むオリフィスプレートに配置される請求項10に記載の方法であって、
    オリフィスをホットメルト洗浄組成物で一掃し、オリフィスプレートを払拭するステップ
    をさらに含む方法。
  12. 印字ヘッドを洗浄するためのホットメルト洗浄組成物の使用であって、前記ホットメルト洗浄組成物は室温で固体および高温で液体であり、ホットメルト溶媒であって室温で固体および高温で液体であるホットメルト溶媒と、ホットメルト媒体であって、室温で固体および高温で液体であるホットメルト媒体とを含み、
    ホットメルト媒体組成物が結晶性硬化材料および/または非晶質硬化材料を含み、前記結晶性硬化材料が安息香酸のエステル、安息香酸誘導体のエステル、アルコール、スルホンアミド、ビス−ウレタンおよびアミドから選択され、前記非晶質硬化材料が10から50℃のガラス転移温度(Tg)、150℃で100mPa.s未満の粘度および1000g/モル未満の分子量を有し、
    ホットメルト溶媒が、DMSO 、エチレンカーボネート、1−テトラデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノール、1−イコサノール、安息香酸、レゾルシノール、カテコール、ヒドロキノン、p−トルエンスルホン酸、オクタデカミド、1,6−ヘキサンジオール、フェニルエチレングリコール、EDTA、エチレングリコール−ビス(2−アミノエチル)−N,N,N,N−四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トランス−1,2−ジアミノシクロ−ヘキサン−N,N,N,N−四酢酸一水和物およびクラウンエーテルからなる群から選択される、
    使用。
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