JP6173831B2 - 透明導電性シート、および透明導電性シートを用いたタッチパネル - Google Patents
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Description
図8に示すように、透明導電性シート200は、基体シート210、銀ナノ保持層211、銀ナノワイヤ212、接着層213、遮蔽層214、オーバーコート層215がこの順番で積層された構成からなる。また、上記において、銀ナノワイヤ212は第1電極201を構成し、遮蔽層214は遮蔽部202を構成している。
しかし、このように透明導電性シート200が構成されると、長時間の間、オーバーコート層215側から透明導電性シート200に光が照射された場合、遮蔽層214の端面Tに配置された銀ナノワイヤ212が、上記光によって酸化されてしまい、断線する。その結果、透明導電性シート200の抵抗値が上昇するという問題があった。
まず、本実施態様にかかる透明導電性シートについて説明する。
図1に示すように、平面視において、透明導電性シート1は、中央部Cと周縁部Eから構成されている。中央部Cは太線より内側の領域であり、周縁部Eは太線で囲まれた領域である。中央部Cには導電部Dが形成され、周縁部Eには導電部Dの端部と意匠部Mが形成されている。
周縁部Eには、上記に加え、接着層5とオーバーコート層6の間に断線抑制層7が配置されている。断線抑制層7は上記意匠部Mを構成している。なお、断線抑制層7は透明導電性シート1の端部から中央部に近づくにつれて透過率が徐々に高くなるようグラデーションがかけられている。
基体シート2はシート状、フィルム状のものであれば特に制限はない。例えば、ガラス、アルミナなどのセラミックや、鉄、アルミ、銅等の金属、ポリエステル樹脂、セルロース樹脂、ビニルアルコール樹脂、塩化ビニル樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などが挙げられる。透明性を重視する場合は、その全光線透過率が80%以上であることが好ましく、例えばガラス、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、セルロース樹脂などが挙げられる。上記基材の厚みは10μm〜500μmである。
銀ナノワイヤ保持層3は、銀ナノワイヤ4を基体シート2上に保持できる部材であれば特に制限はない。銀ナノワイヤ保持層3を構成する部材としては、バインダー樹脂や感光性樹脂が挙げられる。なお、銀ナノワイヤ保持層3の厚みを薄くできるという観点から、感光性樹脂を用いることが好ましい。
銀ナノワイヤ4は、銀から構成される。なお、上記銀ナノワイヤ4は、銀ナノワイヤ4同士が絡みあい、それぞれの銀ナノワイヤ4が接触することで全体が導通する構成となっている。銀ナノワイヤ4の形状は、短軸方向の長さと長軸方向の長さの比(以下、アスペクトという) が10〜10000のものであることが好ましい。アスペクト比が10未満であると、透過率が低下し、10000を越えると物理的な強度と透導電性が低下する。
接着層5は、銀ナノワイヤ4、オーバーコート層6、遮蔽層7を接着する層である。接着層5を構成する部材としては、アクリル、ポリエステル、ポリウレタン、ニトロセルロース、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂やメラミンアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などの硬化性樹脂などが挙げられる。
オーバーコート層6は、銀ナノワイヤを外部からの物理的、化学的刺激から保護できる部材であれば、特に制限されない。オーバーコート層を構成する部材としては、バインダー樹脂や感光性樹脂が挙げられる。なお、オーバーコート層を構成する部材としては、ポリエステル樹脂、セルロース樹脂、ビニルアルコール樹脂、ビニル樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂および熱硬化性樹脂などの公知のコーティング材料を用いることができる。
断線抑制層7は、透明導電性シート1の周縁部Cに配置され、オーバーコート層6側から透明導電性シート1に光が照射された場合に、銀ナノワイヤ4が断線するのを抑制する層である。断線抑制層7の材質としては、着色インキや金属薄膜が挙げられる。着色インキを構成する部材としては、ポリビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、セルロースエステル樹脂、アルキッド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有したものを用いる。金属薄膜としては、アルミニウム、ニッケル、スズ、亜鉛などを挙げることができる。上記金属薄膜は、真空蒸着法やスパッタリング法を用いることができる。
第2実施態様にかかる透明導電性シートについて説明する。第2実施態様の基本的な構成は、第1実施態様と同じであるので、下記では第2実施態様に特徴的な点について説明する。
引き回し回路層8は、銀ペースト、カーボンペースト等の導電ペースト、または金属薄膜から構成される。引き回し回路層が金属薄膜から構成される場合、無電解または電解などのめっき法、真空蒸着法、スパッタリング法、およびフォトリソ法で形成するとよい。
なお、図5に示すように、上記透明導電性シート1において、正面側からオーバーコート層6、断線抑制層7、接着層5、基体シート2、銀ナノワイヤ保持層3、銀ナノワイヤ4、引き回し回路層8が、この順番で配置されていてもよい。
以下では、上記の透明導電性シートを用いて作成したタッチパネルについて説明する。
図6に示すように、タッチパネル100は、透明導電性シート20と、透明導電性シート30と、断線抑制層40と、オーバーコート層50とを備えている。これらは、背面側から正面側に向かって記載の順に積層され、感圧接着剤(Pessure Sensitive Adheseive)などによって互いに貼り合わされている。
2:基体シート
3:銀ナノワイヤ保持層
4:銀ナノワイヤ
5:接着層
6:オーバーコート層
7:断線抑制層
8:引き回し回路層
10:第1電極
11:引き回し回路
12:遮蔽部
20:透明導電性シート
21:基体シート
22:銀ナノワイヤ保持層
23:第1電極
24:引き回し回路
30:透明導電性シート
31:基体シート
32:銀ナノワイヤ保持層
33:第1電極
34:引き回し回路
40:断線抑制部材
50:オーバーコート部材
50a:表面部
100:タッチパネル
200:透明導電性シート
201:中央部
202:周縁部
203:第1電極
204:遮蔽部
210:基体シート
211:銀ナノワイヤ保持層
212:銀ナノワイヤ
213:接着層
214:遮蔽層
215:オーバーコート層
C, C’:中央部
E, E’:周縁部
T:端面
Claims (5)
- 基体シートと、
前記基体シートの上に設けられ銀ナノワイヤを保持する銀ナノワイヤ保持層と、
前記銀ナノワイヤ保持層の上に積層され、前記銀ナノワイヤ保持層の端部から中央部に近づくにつれて透過率が徐々に高くなるようグラデーションがかけられた断線抑制層とを備える、透明導電性シート。 - 基体シートと、
前記基体シートの中央部に設けられ銀ナノワイヤを保持する銀ナノワイヤ保持層と、
前記基体シートの周縁部に設けられ前記銀ナノワイヤと電気的に接続される引き回し回路と、
前記引き回し回路と前記銀ナノワイヤ保持層の上に設けられ前記引き回し回路から前記銀ナノワイヤ保持層の中央部に近づくにつれて透過率が徐々に高くなるようグラデーションがかけられた断線抑制層とを備える、透明導電性シート。 - 前記銀ナノワイヤの直径が5nm〜200nmであり、長さが500nm〜50000nmである、請求項1又は2記載の透明導電性シート。
- 前記銀ナノワイヤは、銀以外の金属でメッキされた、請求項1〜3のいずれかに記載の透明導電性シート。
- X軸方向に所定間隔を隔てて並ぶように互いに平行に配置され銀ナノワイヤで構成される複数の第1電極と、
複数の前記第1電極と電気的に接続される第1引き回し回路と、
複数の前記第1電極と対向し、かつ、前記X軸方向に交差するY軸方向に所定間隔を隔てて並ぶように互いに平行に配置され銀ナノワイヤで構成される複数の第2電極と、
複数の前記第2電極と電気的に接続される第2引き回し回路と、
前記第1引き回し回路と前記第2引き回し回路が視認されないように前記第1引き回し回路と前記第2引き回し回路とを覆い、かつ、前記第1電極と前記第2電極のそれぞれの端部から中央部に近づくにつれて透過率が徐々に高くなるようグラデーションをかけて複数の前記第1電極と複数の前記第2電極とを覆う断線抑制層とを備える、投影型静電容量方式のタッチパネル。
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