JP2020160900A - 入力装置および表示装置 - Google Patents

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圭太 田代
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Abstract

【課題】導電性ナノワイヤを含む材料で透明電極を形成する場合、製造工数の増加や技術難易度を高めることなく、光照射時の断線発生を抑制することができる入力装置および表示装置を提供する。【解決手段】入力装置1は、透光性を有する基材10と、基材10の上の検出領域Sに設けられる透明電極25、および基材10の上の検出領域Sの外側の領域に設けられ透明電極25と電気的に接続される配線部27を構成し、透光性を有し、導電性ナノワイヤを含む材料により形成された電極層20と、電極層20の上に設けられ、透光性を有するパネル30と、パネルの平面視において外側の領域を覆うように設けられた遮光層40と、パネルの平面視において検出領域Sと遮光層との境界部分であり、遮光層40と電極層20との間に設けられ、電極層20よりも紫外線波長域の吸収率が高い透光性材料により形成されたバリア膜50と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、静電容量式センサなどの入力装置に関し、特に導電性ナノワイヤを含む材料によって透明電極が形成された入力装置、およびこの入力装置を備える表示装置に関するものである。
タッチパネルに用いられる静電容量式センサなどの入力装置は、基材の上に設けられた第1透明電極と、第2透明電極とを備える。静電容量式センサのタッチパネルでは、これら透明電極間に静電容量が形成され、人の指が接近したときの電荷の移動の変化から指の接近位置の座標を判定している。
このような入力装置の透明電極の材料として用いられる、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤおよび銅ナノワイヤなどの導電性ナノワイヤを含む材料は、ITO(Indium Tin Oxide)などの無機酸化物系材料に比べて屈曲性および導電性に優れている有効な材料である。
しかし、例えば銀ナノワイヤを含む材料を用いた配線では、透過する空気などからのO供給源がある状態で、380nm波長近辺の光が照射された場合、Agのプラズモン共鳴によるエネルギで、イオン化したAgがOと反応し、断線に至る可能性が指摘されている。特に、入力装置の検出領域の周辺に位置する非検出領域を覆う遮光領域との境界近傍では光が集中しやすいと考えられ、断線の多くがこの領域で発生している。銀ナノワイヤ以外でも非常に微細な金属ナノワイヤを用いた配線では同様な現象が生じる可能性は否定できない。
特許文献1には、可視光が銀ナノワイヤに当たっても、銀ナノワイヤが酸化しにくい透明導電性シートが開示される。すなわち、この透明導電性シートは、基体シートと、基体シートの上に設けられる銀ナノワイヤと、銀ナノワイヤの上に積層される断線抑制層と、を備える。断線抑制層は、銀ナノワイヤの端部から中央部に近づくにつれて透過率が徐々に高くなるようグラデーションがかけられている。
特許文献2には、長期熱および光曝露に対して安定した銀ナノ構造ベースの透明導体または薄膜を含む、光学スタックが開示される。この光学スタックは、第1の基板と、第1の基板上に堆積される複数の銀ナノ構造を有するナノ構造層と、光学的にクリアな接着剤(OCA)層とを備え、ナノ構造層またはOCA層のうちの少なくとも1つはさらに、1つ以上の光安定剤を備えている。
特開2015−036242号公報 特表2016−515280号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるように、入力装置における検出領域の外側の領域(いわゆる額縁部分)にグラデーション構造にした断線抑制層を設けることは、技術難易度が高い。またグラデーション構造となるため、額縁部分の見た目が損なわれる。特許文献2に記載されるように、OCAやカバーガラスへ、波長吸収する構造を設ける場合には、機能を付加するためコストアップに繋がる。また、カバーガラス上へ波長吸収する塗工膜を形成した場合には、短波長側の光が吸収されるため、全体的に黄色味を帯び、製品上の視認性が損なわれる。さらに、これらの波長吸収する構造を有するOCAやカバーガラスは汎用品でないため、個別に形成する必要がある。それゆえ、このような部材を用いると、歩留まりが悪い場合は製造コストが上がる、などの課題が生じる。
本発明は、導電性ナノワイヤを含む材料で透明電極を形成する場合、製造工数の増加や技術難易度を高めることなく、光照射時の断線発生を抑制することができる入力装置および表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、透光性を有する基材と、基材の上の検出領域に設けられる透明電極と、基材の上において検出領域以外の領域である非検出領域に設けられた配線部と、透明電極と配線部とを電気的に接続し、透光性を有し、導電性ナノワイヤを含む材料により形成された接続部と、透明電極、配線部および接続部の上に設けられ、透光性を有するパネルと、パネルの平面視において非検出領域の少なくとも一部を覆うように設けられた遮光層と、パネルの平面視において、遮光層が設けられた領域と遮光層が設けられていない領域との境界を含んで遮光層が設けられていない領域側に位置して、接続部と重なる部分を有するように設けられたバリア膜と、を備え、バリア膜は、接続部におけるパネルの平面視でバリア膜と重なる部分よりも紫外線波長域の光の吸収率が高い透光性材料により形成された入力装置である。
このような構成によれば、遮光層と接続部との間に設けられたバリア膜によって、紫外線波長域の光を効果的に吸収することができる。このため、特に外部から入射する光が集中しやすい部分(遮光層が設けられた領域と遮光層が設けられていない領域との境界を含んで遮光層が設けられていない領域側)に紫外線波長域の光が照射されることを抑制することができる。なお、本明細書では、「紫外線波長域の光」とは1nm以上400nm以下の光を意味する。
上記入力装置において、好ましくは、バリア膜は、厚さ方向において遮光層と電極層との間に配置される。ここで、厚さ方向とは、基材の主面の法線方向(膜や層の積層方向)のことをいう。このように、バリア膜が厚さ方向において遮光層と電極層との間に配置されることで、パネルと配線部との間隔および波長の関係に基づき紫外線波長域の光が配線部に到達することを効果的に抑制することができる。
上記入力装置において、透明電極は複数の透明電極部を有し、複数の透明電極部の間に接続されたブリッジ配線を有し、バリア膜の材料は、ブリッジ配線の材料と同じであることが好ましい。これにより、ブリッジ配線の製造とともに同じ工程でバリア膜を形成することができ、バリア膜を製造するために別途の工程を追加する必要がなくなる。
上記入力装置において、バリア膜は導電性を有し接続部に接するように設けられることが好ましい。これにより、接続部において局所的に抵抗上昇が生じても、透明電極と配線部との電気的接続を適切に行うことが維持されやすい。
上記のようにバリア膜が導電性を有し接続部に接する場合において、バリア膜の幅をWa、バリア膜の材料のシート抵抗をRa、透明電極の最狭幅をWb、透明電極の材料のシート抵抗をRbとした場合、Wa≧Wb×Ra/Rbを満たすことが好ましい。これにより、バリア膜の幅が透明電極の幅より狭くても、透明電極の導電性のボトルネックになる部分(例えば、最狭部)以上の導電性を確保することができる。
上記のようにバリア膜が導電性を有し接続部に接する場合において、透明電極は複数の透明電極部を有し、複数の透明電極部の間に接続されたブリッジ配線を有し、バリア膜の幅をWa、バリア膜の材料のシート抵抗をRa、ブリッジ配線の幅をWc、ブリッジ配線の材料のシート抵抗をRcとした場合、Wa≧Wc×Ra/Rcを満たすことが好ましい。複数の透明電極部の間にブリッジ配線が設けられている場合には、ブリッジ配線の部分が導電性のボトルネックになるが、上記のようなバリア膜の幅にすることで、ブリッジ配線の部分以上の導電性を確保することができる。
上記入力装置において、バリア膜は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)およびZnO(Zinc Oxide)の群より選択された少なくとも1つにより形成されていることが好ましい。これにより、導電性ナノワイヤを含む材料によるバリア膜の光学特性の劣化抑制を図ることができる。
上記入力装置において、導電性ナノワイヤは、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、および銅ナノワイヤよりなる群から選択された少なくとも1つであることが好ましい。これにより、透明電極の低抵抗化および屈曲性向上を図ることができる。
本発明の一態様は、表示パネルと、表示パネルの上に設けられたタッチセンサと、を備える表示装置であって、かかる表示装置のタッチセンサは上記の入力装置からなる。これにより、光学特性および動作信頼性に優れた表示装置を構成することができる。
本発明によれば、導電性ナノワイヤを含む材料で透明電極を形成する場合、製造工数の増加や技術難易度を高めることなく、光照射時の断線発生を抑制することができる入力装置および表示装置を提供することが可能となる。
本実施形態に係る入力装置を例示する模式平面図である。 (a)および(b)は、図1に示すA部の部分拡大模式図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のV1−V1線での断面図である。 バリア膜の材料の光学特性データの例を示す図である。 (a)および(b)は、バリア膜を設けたサンプルの例を示す模式図である。 (a)および(b)は、バリア膜を設けていないサンプルの例を示す模式図である。 (a)および(b)は、測定結果のグラフを示す図である。 配線パターンにバリア膜を設けたサンプルの例を示す模式図である。 配線パターンにバリア膜を設けていないサンプルの例を示す模式図である。 バリア膜の延出長さを複数用意したサンプルを例示する模式平面図である。 透明電極とバリア膜のサイズとの関係を例示する模式平面図である。 本実施形態に係る表示装置の例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。また、本明細書において「透明」および「透光性」とは、可視光線透過率が50%以上(好ましくは80%以上)の状態を指す。さらに、ヘイズ値は6%以下であることが好適である。
(入力装置)
図1は、本実施形態に係る入力装置を例示する模式平面図である。
図2(a)および(b)は、図1に示すA部の部分拡大模式図である。図2(a)には平面図が示され、図2(b)には断面図(図2(a)のV1−V1線での断面図)が示される。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る入力装置1は、例えば静電容量式センサである。入力装置1は、基材10と、基材10の上に設けられる透明電極25、配線部27および接続部26と、透明電極25、配線部27および接続部26の上に設けられるパネル30と、検出領域S以外の領域である非検出領域Pの少なくとも一部に設けられる遮光層40と、バリア膜50と、を備える。なお、本実施形態では、説明の便宜上、透明電極25、配線部27および接続部26を総称して電極層20という。また、基材10の主面10aの法線方向をZ方向、基材10の主面10aに沿った方向でZ方向と直交する方向の1つをX方向、X方向およびZ方向と直交する方向をY方向という。Z方向は厚さ方向、X方向は第1方向、Y方向は第2方向ともいう。
基材10は、透光性を有し、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリイミド(PI)等のフィルム状の材料によって形成される。基材10は可撓性を有していてもよい。
透明電極25は、基材10の検出領域Sに設けられた第1電極11および第2電極12を備える。
例えば、第1電極11は、基材10の主面10aに沿ったX方向(第1方向)と平行に配置される。また、第2電極12は、基材10の主面10aに沿いX方向と直交するY方向(第2方向)に平行に配置される。第1電極11および第2電極12は、互いに絶縁される。本実施形態では、Y方向に所定のピッチで複数の第1電極11が配置され、X方向に所定のピッチで複数の第2電極12が配置される。
第1電極11は、複数の第1透明電極部111を有する。本実施形態では、複数の第1透明電極部111は、菱形に近い形状を有し、X方向に並んで配置される。つまり、複数の第1透明電極部111は、X方向と平行に配置されている。隣り合う2つの第1透明電極部111、111は、ブリッジ配線115により電気的に接続されている。ブリッジ配線115は、第1電極11と第2電極12との交差位置に設けられ、第1電極11と第2電極12とが互いに導通しないように交差させる役目を果たす。
第2電極12は、複数の第2透明電極部121を有する。複数の第2透明電極部121は、菱形に近い形状を有し、Y方向に並んで配置される。つまり、複数の第2透明電極部121は、X方向と交差するY方向と平行に配置されている。隣り合う2つの第2透明電極部121、121は、連結部122(図10参照)により電気的に接続されている。
第1透明電極部111および第2透明電極部121のそれぞれは、透光性を有し、導電性ナノワイヤを含む材料により形成された分散層からなる。隣り合う2つの第2透明電極部121、121を電気的に接続する連結部122も上記の分散層からなる。すなわち、連結部122は、連結部122と電気的に接続される2つの第2透明電極部121、121と一体的に形成されている。導電性ナノワイヤとしては、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、および銅ナノワイヤよりなる群から選択された少なくとも1つが用いられる。導電性ナノワイヤを含む材料を用いることで、第1透明電極部111および第2透明電極部121の高い透光性、屈曲性とともに低電気抵抗化を図ることができる。
分散層は、導電性ナノワイヤと、透明な樹脂層(マトリックス)と、を有する。導電性ナノワイヤはマトリックスの中において分散され、分散層における導電性ナノワイヤの分散性は、マトリックスにより確保されている。マトリックスを構成する材料(マトリックス樹脂材料)としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、およびポリウレタン樹脂などが挙げられる。導電性ナノワイヤのそれぞれが少なくとも一部において互いに接触することにより、導電性ナノワイヤを含む材料の面内における導電性が保たれている。
なお、透明電極25は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)およびZnO(Zinc Oxide)の群より選択された少なくとも1つにより形成されていてもよい。また、透明電極25は、アモルファスであってもよい。
配線部27は、複数の第1電極11のそれぞれに接続される配線11aと、複数の第2電極12のそれぞれに接続される配線12aとを有する。各配線11a、12aは、非検出領域Pに設けられる。例えば、第1電極11には配線11aを介して駆動電圧が与えられ、第2電極12は配線12aを介して検出電流を外部回路に伝達する。各配線11a、12aは、第1透明電極部111および第2透明電極部121を構成する材料と同様な導電性ナノワイヤを含む材料により形成されてもよいし、透光性は必ずしも要求されないので別の金属材料により形成してもよい。配線11a、12aは積層構造を有していてもよい。
接続部26は、透明電極25と配線部27とを電気的に接続する部分である。接続部26は透光性を有し、導電性ナノワイヤを含む材料により形成される。なお、接続部26は、透明電極25の第1透明電極部111および第2透明電極部121の最も配線部27に近いものや、その一部であってもよい。
パネル30は、ガラスやプラスチックによる透光性を備えた薄板状の部材である。パネル30は、電極層20の上に光学透明粘着層(OCA;Optical Clear Adhesive)35を介して接続される。パネル30は板状部材であってもよいし、フィルム状部材であってもよい。また、パネル30は可撓性を備えていてもよい。
遮光層40は、パネル30の平面視において非検出領域Pの少なくとも一部を覆うように設けられる。遮光層40は、例えば金属材料によって形成される。遮光層40は、パネル30の裏面(基材10側)に取り付けられていてもよいし、パネル30の表面に設けられていてもよい。また、遮光層40は、パネル30の内部に埋め込まれていてもよいし、OCA35の内部に埋め込まれていてもよい。
遮光層40は、加飾層であってもよい。パネル30の平面視において、配線部27および接続部26の一部は遮光層40と重なる領域に設けられる。
バリア膜50は、導電性ナノワイヤを含む材料によって形成された接続部26に所定波長の光が照射されることを抑制する膜である。本実施形態において、バリア膜50は、パネル30の平面視において(Z方向にみて)、遮光層40が設けられた領域と、遮光層40が設けられていない領域との境界を含んで遮光層40が設けられていない領域側に位置し、接続部26と重なる部分を有するように設けられる。なお、本実施形態では、遮光層40が設けられていない領域と検出領域Sとが一致し、遮光層40が設けられている領域と非検出領域Pとが一致する例を説明するが、これらは必ずしも一致していない場合もある。
バリア膜50は、接続部26におけるパネル30の平面視でバリア膜50と重なる部分よりも紫外線波長域の光の吸収率が高い透光性材料により形成されている。
このようなバリア膜50が設けられることで、紫外線波長域の光を効果的に吸収することができる。特に、検出領域Sと遮光層40との境界部分では外部から入射する光が集中しやすい。したがって、この部分にバリア膜50を設けることで、外部から入射する紫外線波長域の光が接続部26に照射されることを抑制することができる。
図2に示すように、バリア膜50は、厚さ方向において遮光層40と接続部26との間に位置する。ここで、バリア膜50は、接続部26の直上に配置されることが好ましい場合がある。例えば、バリア膜50が導電性を有している場合には、接続部26の導電性が低下することがあったとしても、バリア膜50が接続部26と同様に透明電極25と配線部27との電気的接続を担うことができる。また、バリア膜50が接続部26の直上に配置されることにより、回折の影響が少なくなることも期待される。
バリア膜50の材料は、波長400nm以下に光吸収域を有することが好ましい。図3は、バリア膜の材料の光学特性データの例を示す図である。図3に示すように、バリア膜50の材料としては、波長400nm以下、より好ましくは波長380nm以下で光吸収率が高く、可視光域(例えば、400nmより大きく830nm以下程度)で光吸収率が低い材料が好適である。これにより、光の照射によって導電性ナノワイヤの導電材料(特にAg)に影響を及ぼしやすい波長(例えば紫外線波長域)の光を効果的に吸収することができるとともに、視認性に与える影響を抑制することができる。
また、バリア膜50は、接続部26に接するように設けられ、導電性を有していてもよい。これにより、接続部26において局所的に抵抗上昇が生じても、透明電極25と配線部27との電気的接続を適切に行うことが維持されやすい。
また、バリア膜50は、ブリッジ配線115の材料と同じであることが好ましい。これにより、ブリッジ配線115の製造とともに同じ工程でバリア膜50を形成することができ、バリア膜50を製造するために別途の工程を追加する必要がなくなる。
バリア膜50は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)およびZnO(Zinc Oxide)の群より選択された少なくとも1つにより形成される。また、バリア膜50は、アモルファスITOであってもよい。
バリア膜50をブリッジ配線115の製造と同一工程で製造する場合、バリア膜50の材料は、ブリッジ配線115の材料と同じとなる。このため、ブリッジ配線115の材料として、ITO、IZOおよびZnOの群より選択された少なくとも1つとする場合、これに合わせてバリア膜50の材料が選択される。
(バリア膜の効果)
次に、バリア膜を設けた場合の効果について説明する。
図4(a)および(b)は、バリア膜を設けたサンプルの例を示す模式図である。
図5(a)および(b)は、バリア膜を設けていないサンプルの例を示す模式図である。図4および図5において、(a)は断面図、(b)は平面図である。
図4に示すサンプルSP1および図5に示すサンプルSP2では、基材10Aの上に接続部26を想定した銀ナノワイヤを含む導電フィルム層20Aを形成し、導電フィルム層20Aの上に光学透明粘着層35Aを介してカバーガラスCGを貼り付けている。また、カバーガラスCGの上の一部に遮光層40を想定した遮光部材40Aを形成している。図4に示すサンプルSP1では、カバーガラスCGを平面視して遮光部材40Aの境界部分に対応する導電フィルム層20Aの部分にバリア膜50Aを設けている。一方、図5に示すサンプルSP2にはバリア膜50Aは設けられていない。
これらのサンプルSP1およびSP2に紫外線光を照射し、導電フィルム層20Aにおける抵抗値の変化率Rsを測定した。測定箇所は、平面視で、導電フィルム層20Aにおける遮光部材40Aと重なる領域(遮光部領域M1)、遮光部材40Aの境界部と重なる領域(境界部領域M2)および遮光部材40Aが設けられていない領域(透過部領域M3)である。各領域M1〜M3での抵抗値の変化率Rsは、渦電流型抵抗測定器を用い、非接触で測定した。紫外線光の照射時間に対する抵抗値の変化率Rsの測定結果を表1および表2に示す。
表1は、バリア膜50Aを設けたサンプルSP1の測定結果である。また、表1の測定結果のグラフを図6(a)に示す。
表2は、バリア膜50Aを設けていないサンプルSP2の測定結果である。また、表2の測定結果のグラフを図6(b)に示す。
表1および図6(a)に示すように、バリア膜50Aを設けたサンプルSP1では、遮光部領域M1、境界部領域M2および透過部領域M3のいずれにおいても大きな抵抗値の変化は見られない。
一方、表2および図6(b)に示すように、バリア膜50Aを設けていないサンプルSP2では、遮光部領域M1および透過部領域M3では大きな抵抗値の変化は見られないものの、境界部領域M2では照射時間100時間を超えると抵抗値が大きく増加している。これは、光が集中しやすい境界部領域M2においてバリア膜50Aが無いことでその部分の銀ナノワイヤが紫外線光によって消失し、導電性低下(抵抗値の上昇)を起こしたものと考えられる。
上記の実験から、導電フィルム層20Aの境界部領域M2にバリア膜50Aを設けることで、紫外線照射による導電性低下(抵抗値の上昇)を効果的に抑制できることが分かる。
(配線パターン付きでの効果)
次に、配線パターンにバリア膜を設けた場合の効果について説明する。
図7は、配線パターンにバリア膜を設けたサンプルの例を示す模式図である。
図8は、配線パターンにバリア膜を設けていないサンプルの例を示す模式図である。
図7に示すサンプルSP11および図8に示すサンプルSP12では、図4および図5に示すサンプルSP1およびSP2の導電フィルム層20Aの代わりに接続部26を想定した銀ナノワイヤを含む配線パターン20Bを形成している。図7に示すサンプルSP11では、カバーガラスCGを平面視して遮光部材40Aの境界部分に対応する配線パターン20Bの部分にバリア膜50Aを設けている。一方、図8に示すサンプルSP12にはバリア膜50Aは設けられていない。
これらのサンプルSP11およびSP12に紫外線光を照射し、配線パターン20Bの断線の発生を確認する試験を行った。なお、サンプルSP11およびSP12において、遮光部材40Aが掛かる配線パターン20Bはそれぞれ5本であり、遮光部材40Aが掛からない配線パターン20Bはそれぞれ1本である。
これらのサンプルSP11およびSP12における紫外線光の照射時間に対する断線確認の結果を表3に示す。ここで、配線パターン20Bの幅は150μm、配線長は100mm、全抵抗値は約20kΩである。断線の判定基準は、抵抗値の変化率が10%未満の場合は断線無し「○印」、10%以上20%未満の場合は一部断線あり「△印」、20%以上の場合は断線あり「×印」とした。遮光部材40Aが掛かる5本の配線パターン20Bでは、5本の抵抗値の平均値を用いて上記基準によって断線の確認を行った。
表3に示すように、バリア膜50Aが設けられたサンプルSP11では、遮光部材40Aの有無にかかわらず断線は確認されなかった。一方、バリア膜50Aが設けられていないサンプルSP12では、遮光部材40Aが無い配線パターン20Bでは断線は確認されなかったが、遮光部材40Aが有る配線パターン20Bでは照射時間100時間を超えると「一部断線あり」が確認され、150時間を超えると「断線あり」が確認された。
上記の実験から、導電フィルム層20Aに代えて配線パターン20Bを設けた場合でも、境界部領域M2にバリア膜50Aを設けることで、紫外線照射による断線を効果的に抑制できることが分かる。
(バリア膜の延出長さ)
次に、バリア膜の延出長さについて説明する。
図9は、バリア膜の延出長さを複数用意したサンプルを例示する模式平面図である。図9に示すサンプルSP21では、複数の配線パターン20Bのそれぞれに設けられたバリア膜50Aについて、遮光部材40Aの境界位置から延出する長さL1が異なるように設けられている。
このサンプルSP21に紫外線光を照射し、配線パターン20Bの断線の発生を確認する試験を行った。断線の判定基準は先と同様である。サンプルSP21において、バリア膜50Aの延出する長さL1は、0mm(延出なし)、5mm、10mm、15mm、20mmである。このサンプルSP21における紫外線光の照射時間に対する断線確認の結果を表4に示す。
表4に示すように、バリア膜50Aの延出する長さL1が0mm(延出なし)では、照射時間100時間以上において断線が確認された。また、延出する長さL1が5mmでは、照射時間150時間以上において断線が確認された。延出する長さL1が10mm以上の場合には、断線は確認されなかった。
上記の実験から、バリア膜50Aは、遮光部材40Aの境界から10mm以上延出して設けることで、紫外線照射による断線を効果的に抑制できることが分かる。つまり、配線パターン20Bである第1電極11および第2電極12の広い範囲にバリア膜50を設ける必要はなく、遮光層40の境界から10mm程度延出するだけで断線を効果的に抑制できる。これにより、バリア膜50を設けることによる視認性への影響が抑制される。
(バリア膜のサイズ)
次に、バリア膜のサイズについて説明する。
図10は、透明電極とバリア膜のサイズとの関係を例示する模式平面図である。
入力装置1で用いられる透明電極には、導電性のボトルネックになる部分がある。例えば、第1電極11では、隣り合う第1透明電極部111を繋ぐブリッジ配線115の部分が導電性のボトルネックとなる。また、第2電極12では、隣り合う第2透明電極部121を繋ぐ連結部122(最狭部)が導電性のボトルネックとなる。
そこで、バリア膜50を設けるにあたり、透明電極のボトルネックを考慮したサイズで設けることが好ましい。
先ず、第2電極12のように、連結部122が設けられているパターンの場合、バリア膜50の幅をWaとして、バリア膜50の最大幅Wa2maxおよび最小幅Wa2minを次のようなサイズにするとよい。
・バリア膜50の最大幅Wa2maxは、第2電極12のパターン幅より大きくすることができる。ただし、隣りのバリア膜50と接触(ショート)しない範囲である。具体的には、第2電極12と配線12aとの間に位置する接続部26の配列ピッチP2よりも小さいこと、すなわち、Wa2max<P2を満たせばよい。
・バリア膜50の最小幅Wa2minは、第2電極12の最狭幅をWbを対比の対象とし、バリア膜50が導電性を有し接続部26に接するように設けられている場合を想定することにより求めることができる。この場合には、接続部26における平面視でバリア膜50に重なる部分において導電性が低下した状態であっても、透明電極25(第2電極12)と配線部27(配線12a)との電気的接続は導電性を有するバリア膜50によって維持される。この場合には、バリア膜50の材料のシート抵抗をRa、第2電極12の最狭幅をWb、第2電極12の材料のシート抵抗をRbとすると、バリア膜50の幅の最小幅Wa2minは、Wa2min=Wb×Ra/Rbを満たす。つまり、バリア膜50の幅Wa2は、Wa2≧W2min(=Wb×Ra/Rb)であって隣りのバリア膜50と接触(ショート)しない範囲となる。なお、バリア膜50の材料が第2電極12の材料と等しい場合には、Ra=Rbであるため、Wa2≧Wbとなる。
これにより、バリア膜50の幅が第2電極12の幅より狭くても、第2電極12の導電性のボトルネックになる部分(最狭部分)以上の導電性を確保することができる。
次に、第1電極11のように、ブリッジ配線115が設けられているパターンの場合、同様にバリア膜50の幅をWaとして、バリア膜50の最大幅Wa1maxおよび最小幅Wa1minを次のようなサイズにするとよい。
・バリア膜50の最大幅Wa1maxは、第1電極11のパターン幅より大きくすることができる。ただし、隣りのバリア膜50と接触(ショート)しない範囲である。具体的には、第1電極11と配線11aとの間に位置する接続部26の配列ピッチP1よりも小さいこと、すなわち、Wa1max<P1を満たせばよい。
・バリア膜50の最小幅Wa1minは、第1電極11の一部であるブリッジ配線115を対比の対象とし、バリア膜50が導電性を有し接続部26に接するように設けられている場合を想定することにより求めることができる。この場合には、接続部26において平面視でバリア膜50に重なる部分において導電性が低下した状態であっても、透明電極25(第1電極11)と配線部27(配線12a)との電気的接続は導電性を有するバリア膜50によって維持される。この場合には、バリア膜50の材料のシート抵抗をRa、ブリッジ配線115の幅をWc、ブリッジ配線115の材料のシート抵抗をRcとすると、バリア膜50の最小幅Wa1minは、Wa1min=Wc×Ra/Rcを満たす。つまり、バリア膜50の幅Wa1は、Wa1≧Wa1min(=Wc×Ra/Rc)であって隣りのバリア膜50と接触(ショート)しない範囲となる。これにより、バリア膜50の幅が第1電極11の幅より狭くても、第1電極11の導電性のボトルネックになるブリッジ配線115の部分以上の導電性を確保することができる。なお、バリア膜50の材料がブリッジ配線115の材料と等しい場合には、Ra=Rcであるため、Wa1≧Wcとなる。
なお、上記では、ブリッジ配線115や連結部122をボトルネックの部分として説明したが、これらの部分以外であっても導電性のボトルネックになる部分を基準にしてバリア膜50の最小幅を決定してもよい。
(表示装置)
図11は、本実施形態に係る表示装置の例を示す模式図である。図11には、表示装置200の分解斜視図が示される。
図11に示すように、表示装置200は、表示パネル210と、表示パネル210の上に設けられ例えばタッチセンサ220と、を備える。この表示装置200のタッチセンサ220として、上記説明した本実施形態に係る入力装置1が用いられる。これにより、光学特性および動作信頼性に優れた表示装置200を構成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、導電性ナノワイヤを含む材料で接続部26を形成する場合、製造工数の増加や技術難易度を高めることなく、光照射時の断線発生を抑制することができる入力装置1および表示装置200を提供することが可能になる。
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、入力装置1は静電容量式センサに限定されず、抵抗膜式センサなど、他の方式のセンサであってもよい。また、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の構成例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
1…入力装置
10…基材
10A…基材
10a…主面
11…第1電極
11a…配線
12…第2電極
12a…配線
20…電極層
20A…導電フィルム層
20B…配線パターン
25…透明電極
26…接続部
27…配線部
30…パネル
35,35A…光学透明粘着層
40…遮光層
40A…遮光部材
50…バリア膜
50A…バリア膜
111…第1透明電極部
115…ブリッジ配線
121…第2透明電極部
122…連結部
200…表示装置
210…表示パネル
220…タッチセンサ
CG…カバーガラス
M1…遮光部領域
M2…境界部領域
M3…透過部領域
P…非検出領域(遮光層が設けられていない領域)
S…検出領域(遮光層が設けられている領域)
SP1…サンプル
SP11…サンプル
SP12…サンプル
SP2…サンプル
SP21…サンプル
L1…バリア膜の延出長さ
Wa…バリア膜の幅
Wa1…バリア膜の幅(ブリッジ配線が設けられているパターンの場合)
Wa2…バリア膜の幅(連結部が設けられているパターンの場合)
Wb…第2電極の最狭幅
Wc…ブリッジ配線の幅
Ra…バリア膜の材料のシート抵抗
Rb…第2電極の材料のシート抵抗
Rc…ブリッジ配線の材料のシート抵抗
P1…第1電極と配線との間に位置する接続部の配列ピッチ
P2…第2電極と配線との間に位置する接続部の配列ピッチ

Claims (9)

  1. 透光性を有する基材と、
    前記基材の上の検出領域に設けられる透明電極と、
    前記基材において前記検出領域以外の領域である非検出領域に設けられた配線部と、
    前記透明電極と前記配線部とを電気的に接続し、透光性を有し、導電性ナノワイヤを含む材料により形成された接続部と、
    前記透明電極、前記配線部および前記接続部の上に設けられ、透光性を有するパネルと、
    前記パネルの平面視において前記非検出領域の少なくとも一部を覆うように設けられた遮光層と、
    前記パネルの平面視において、前記遮光層が設けられた領域と前記遮光層が設けられていない領域との境界を含んで前記遮光層が設けられていない領域側に位置して、前記接続部と重なる部分を有するように設けられたバリア膜と、
    を備え、
    前記バリア膜は、前記接続部における前記パネルの平面視で当該バリア膜と重なる部分よりも紫外線波長域の光の吸収率が高い透光性材料により形成された入力装置。
  2. 前記バリア膜は、厚さ方向において前記遮光層と前記接続部との間に位置する、請求項1記載の入力装置。
  3. 前記透明電極は複数の透明電極部を有し、
    前記複数の透明電極部の間に接続されたブリッジ配線を有し、
    前記バリア膜の材料は、前記ブリッジ配線の材料と同じである、請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記バリア膜は、導電性を有し、前記接続部に接するように設けられた、請求項1から3のいずれか1項に記載の入力装置。
  5. 前記バリア膜の幅をWa、前記バリア膜の材料のシート抵抗をRa、前記透明電極の最狭幅をWb、前記透明電極の材料のシート抵抗をRbとした場合、Wa≧Wb×Ra/Rbを満たす、請求項4に記載の入力装置。
  6. 前記透明電極は複数の透明電極部を有し、
    前記複数の透明電極部の間に接続されたブリッジ配線を有し、
    前記バリア膜の幅をWa、前記バリア膜の材料のシート抵抗をRa、前記ブリッジ配線の幅をWc、前記ブリッジ配線の材料のシート抵抗をRcとした場合、Wa≧Wc×Ra/Rcを満たす、請求項4に記載の入力装置。
  7. 前記バリア膜は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)およびZnO(Zinc Oxide)の群より選択された少なくとも1つにより形成された、請求項1から6のいずれか1項に記載の入力装置。
  8. 前記導電性ナノワイヤは、金ナノワイヤ、銀ナノワイヤ、および銅ナノワイヤよりなる群から選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の入力装置。
  9. 表示パネルと、
    前記表示パネルの上に設けられたタッチセンサと、
    を備え、
    前記タッチセンサは、請求項1から8のいずれか1項に記載の入力装置からなる、表示装置。
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