JP2014232375A - センサーシート及びその製造方法 - Google Patents

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健太郎 宮島
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Abstract

【課題】容易に薄型化でき、X方向電極部とY方向電極部とが位置ずれしにくいセンサーシートを提供する。【解決手段】本発明のセンサーシート1は、透明絶縁基材10と、透明絶縁基材10の第1表面10aに形成された第1導電層20と、透明絶縁基材10の第2表面10bに形成された第2導電層30とを備え、第1導電層20及び第2導電層30の両方には、島状の第1孤立導電部21,31が、第1導電層20と第2導電層30とで同一パターンになるように形成され、第1導電層20では、隣接する第1孤立導電部21,21同士が、X方向に沿った第1ジャンパ線40aによって接続され、第2導電層では、隣接する第1孤立導電部31,31同士が、Y方向に沿った第2ジャンパ線によって接続されている。【選択図】図3

Description

本発明は、静電容量式タッチパネル等に使用されるセンサーシート及びその製造方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯型端末、ゲーム機、オフィス事務機器等において、入力装置として静電容量式タッチパネルが広く使用されている。静電容量式タッチパネルは、通常、液晶ディスプレイ等の画像表示装置の前面に、指等が接触する位置を検知するセンサーシートを備えている。
センサーシートとしては、第1透明絶縁基材の片面に、X方向に沿った電極部(以下、「X方向電極部」という。)が形成された第1配線シートと、第2透明絶縁基材の片面に、Y方向に沿った電極部(以下、「Y方向電極部」という。)が形成された第2配線シートとが積層されたものが広く用いられている(特許文献1)。
特開2012−003402号公報
しかしながら、特許文献1に記載のセンサーシートは、2枚の配線シートを積層するため、センサーシートの薄型化が困難になるばかりか、X方向電極部とY方向電極部とが位置ずれしやすく、不良品の発生を充分に抑制できないという問題を有していた。
センサーシートを薄型化する方法としては、透明絶縁基材を1枚にすることが考えられる。すなわち、センサーシートの製造方法として、1枚の透明絶縁基材の第1表面に第1導電層を形成し、第2表面に第2導電層を形成し、第1導電層にX方向電極部を形成し、第2導電層にY方向電極部を形成する方法が考えられる。しかし、第1導電層と第2導電層とに、異なるパターンの電極部を形成するための簡便な方法は知られていなかった。そのため、透明絶縁基材を1枚としたセンサーシートは実用化が困難であった。
本発明の課題は、容易に薄型化でき、X方向電極部とY方向電極部とが位置ずれしにくいセンサーシート及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、以下の態様を含む。
[1]透明絶縁基材の第1表面に第1導電層を形成し、透明絶縁基材の第2表面に第2導電層を形成して、透明導電シートを作製する透明導電シート作製工程と、前記透明導電シートをドライエッチングして、第1導電層及び第2導電層の両方に、島状の第1孤立導電部を、第1導電層と第2導電層とで同一パターンになるように形成する導電パターン形成工程と、第1導電層においてX方向に沿って隣接する第1孤立導電部同士を、第1ジャンパ線を設けることによって電気的に接続して、X方向に沿ったX方向電極部を形成するX方向電極部形成工程と、第2導電層においてY方向に沿って隣接する第1孤立導電部同士を、第2ジャンパ線を設けることによって電気的に接続して、Y方向に沿ったY方向電極部を形成するY方向電極部形成工程と、を有する、センサーシートの製造方法。
[2]X方向電極部形成工程及びY方向電極部形成工程では、X方向電極部の第1孤立導電部とY方向電極部の第1孤立導電部とが透明絶縁基材を挟んで対向しないパターンで配置されるように、第1ジャンパ線及び第2ジャンパ線を設ける、[1]に記載のセンサーシートの製造方法。
[3]前記導電パターン形成工程では、X方向またはY方向において隣接する第1孤立導電部同士の間に、第1孤立導電部とは異なる第2孤立導電部を形成し、X方向電極部形成工程及びY方向電極部形成工程では、該第2孤立導電部を介して、隣接する第1孤立導電部同士を電気的に接続する、[1]または[2]に記載のセンサーシートの製造方法。
[4]前記第1導電層及び前記第2導電層を、直径0.3〜100nmの導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層とし、導電パターン形成工程におけるドライエッチングをレーザ光のパターン照射とする、[1]〜[3]のいずれかに記載のセンサーシートの製造方法。
[5]透明絶縁基材と、該透明絶縁基材の第1表面に形成された第1導電層と、前記透明絶縁基材の第2表面に形成された第2導電層とを備え、前記第1導電層及び前記第2導電層の両方には、島状の第1孤立導電部が、第1導電層と第2導電層とで同一パターンになるように形成され、前記第1導電層では、隣接する第1孤立導電部同士が、X方向に沿った第1ジャンパ線によって電気的に接続されてX方向電極部が形成され、前記第2導電層では、隣接する第1孤立導電部同士が、Y方向に沿った第2ジャンパ線によって電気的に接続されてY方向電極部が形成されている、センサーシート。
[6]前記第1ジャンパ線及び前記第2ジャンパ線は、X方向電極部の第1孤立導電部とY方向電極部の第1孤立導電部とが透明絶縁基材を挟んで対向しないパターンで配置されるように設けられている、[5]に記載のセンサーシート。
[7]X方向またはY方向において隣接する第1孤立導電部同士の間に、第1孤立導電部とは異なる第2孤立導電部が形成され、該第2孤立導電部を介して、隣接する第1孤立導電部同士が電気的に接続されている、[5]または[6]に記載のセンサーシート。
[8]前記第1導電層及び前記第2導電層が、直径0.3〜100nmの導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層である、[5]〜[7]のいずれかに記載のセンサーシート。
本発明のセンサーシートは、容易に薄型化でき、X方向電極部とY方向電極部とが位置ずれしにくい。
本発明のセンサーシートの製造方法は、上記センサーシートを容易に製造できる。
本発明のセンサーシートの第1実施形態の第1表面を示す平面図である。 本発明のセンサーシートの第1実施形態の第2表面を示す平面図である。 図1のI−I’断面図である。 図1のII−II’断面図である。 図1のセンサーシートの製造方法の一工程を説明する断面図である。 図1のセンサーシートの製造方法の一工程を説明する平面図である。 図1のセンサーシートの製造方法の一工程を説明する断面図である。 図1のセンサーシートの製造方法の一工程を説明する断面図である。 本発明のセンサーシートの第2実施形態の第1表面を示す平面図である。 本発明のセンサーシートの第2実施形態の第2表面を示す平面図である。 図9のIII−III’断面図である。
<第1実施形態>
(センサーシート)
本発明のセンサーシートの第1実施形態について説明する。
図1に本実施形態のセンサーシートの一方の面(第1表面)を、図2に本実施形態のセンサーシートの他方の面(第2表面)を、図3に図1のI−I’断面図を、図4に図1のII−II’断面図を示す。
本実施形態のセンサーシート1は、透明絶縁基材10と、透明絶縁基材10の第1表面10aに形成された第1導電層20と、透明絶縁基材10の第2表面10bに形成された第2導電層30と、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bと、引き回し配線50a,50bと、外部接続用端子60a,60bと、保護層70a,70bとを備える。
なお、本発明において、「透明」とは、JIS K7105に従って測定した光線透過率が50%以上のことを意味する。また、本発明において、「導電」とは、電気抵抗値が1MΩ未満であることを意味し、「絶縁」とは、電気抵抗値が1MΩ以上、好ましくは10MΩ以上のことである。
[透明絶縁基材]
透明絶縁基材10としては、透明プラスチックフィルム、ガラス板を使用することができる。プラスチックフィルムを構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、トリアセチルセルロース、環状ポリオレフィン、アクリル樹脂等を使用することができる。これらの中でも、耐熱性及び寸法安定性が高く、低コストであることから、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
透明絶縁基材10の厚さは25〜100μmであることが好ましい。透明絶縁基材10の厚さが前記下限値以上であれば、加工時に折れにくく、前記上限値以下であれば、センサーシート1を容易に薄型化できる。
[第1導電層、第2導電層]
第1導電層20は、八角形の島状の第1孤立導電部21と、第1孤立導電部21よりも小面積の四角形の島状の第2孤立導電部22とを有している。具体的には、第1孤立導電部21は、X方向及びY方向に沿って規則的に配列され、X方向またはY方向において隣接する第1孤立導電部21,21同士の間に第2孤立導電部22が形成されている。第1孤立導電部21は、他の第1孤立導電部21及び第2孤立導電部22と接触しておらず、第2孤立導電部22は、他の第2孤立導電部22及び第1孤立導電部21と接触していない。
第1導電層20と同様に、第2導電層30も、八角形の島状の第1孤立導電部31と、第1孤立導電部31よりも小面積の四角形の島状の第2孤立導電部32とを有している。具体的には、第1孤立導電部31は、X方向及びY方向に沿って規則的に配列され、X方向またはY方向において隣接する第1孤立導電部31,31同士の間に第2孤立導電部32が形成されている。第1孤立導電部31は、他の第1孤立導電部31及び第2孤立導電部32と接触しておらず、第2孤立導電部32は、他の第2孤立導電部32及び第1孤立導電部31と接触していない。
第1導電層20の第1孤立導電部21と第2導電層30の第1孤立導電部31とは同一パターンで透明絶縁基材10の表面に形成されている。第1導電層20の第2孤立導電部22と第2導電層30の第2孤立導電部32とは同一パターンで透明絶縁基材10の表面に形成されている。
第1導電層20及び第2導電層30は、導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層、金属膜、π共役系導電性高分子を含む導電層、金属又はカーボン等の導電性粒子及び透明樹脂若しくは着色樹脂を含む導電層、ITO(インジウム・スズ酸化物)、ATO(アンチモン・スズ酸化物)等の金属酸化物からなる導電層のいずれか、または、いずれか2つ以上の積層体である。第1導電層20及び第2導電層30が、導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層、π共役系導電性高分子を含む導電層、導電性粒子及び透明樹脂を含む導電層である場合、厚みが10nm未満の金属膜の場合には、透明導電層となる。
導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層は、具体的には、層状の透明樹脂の内部に、多数の導電性極細繊維が交差しあい合って形成された網目構造からなる2次元の導電ネットワークを有する導電層である。
導電性極細繊維は、その直径が0.3〜100nmの導電性繊維である。導電性極細繊維としては、銅、白金、金、銀、ニッケル等からなる金属ナノワイヤや金属ナノチューブ、シリコンナノワイヤやシリコンナノチューブ、金属酸化物ナノチューブ、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、グラファイトフィブリル等の繊維状物及びその金属被覆部材が挙げられる。これらのなかでも、透明性および導電性の点から、銀を主成分とする金属ナノワイヤ(銀ナノワイヤ)が好ましい。
導電性極細繊維の長さは1μm〜100μmであることが好ましい。
透明樹脂としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリメチルメタクリレート、ニトロセルロース、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、フッ化ビニリデン)、熱や活性エネルギ線(紫外線、電子線、放射線)で硬化する透明な硬化性樹脂(メラミンアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル変性シリケートなどのシリコーン樹脂)が挙げられる。
金属膜としては、例えば、金属蒸着膜、金属箔等が挙げられる。金属膜を構成する金属としては、銅、アルミニウム、ニッケル、クロム、亜鉛、金等を使用することができる。これらの中でも、電気抵抗が低く、低コストであることから、銅が好ましい。
π共役系導電性高分子を含む導電層において、π共役系導電性高分子としては、例えば、ポリ(3,4−ジオキシチオフェン)等のポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン等が挙げられる。π共役系導電性高分子には、ポリスチレンスルホン酸等のドーパントを添加することが好ましい。また、π共役系導電性高分子には、バインダとしての透明樹脂を添加してもよい。透明樹脂としては、上述したものを制限なく使用できる。
導電性粒子及び透明樹脂を含む導電層において、導電性粒子としては、例えば、カーボン粒子、金属粒子、導電性金属酸化物粒子等が挙げられる。透明樹脂としては、上述したものを制限なく使用できる。
金属膜の厚さは0.05〜1.0μmであることが好ましく、0.05〜0.3μmであることがより好ましい。金属膜の厚さが前記下限値以上であれば、引き回し配線の電気抵抗を充分に低くでき、また、ピンホール形成による断線を防止できる。一方、金属膜の厚さが前記上限値以下であれば、導電シートを折り曲げた際の破断を防止できる。
[第1ジャンパ線、第2ジャンパ線]
第1ジャンパ線40aは、X方向に沿って、第1孤立導電部21と第2孤立導電部22とを電気的に接続する。これにより、第2孤立導電部22を介して、隣接する第1孤立導電部21,21同士を電気的に導通させて、X方向電極部20aを形成する。各X方向電極部20aにおいて、第1ジャンパ線40aは、第1孤立導電部21と第2孤立導電部22との接続ごとに設けられている。
第2ジャンパ線40bは、Y方向に沿って、第1孤立導電部31と第2孤立導電部32とを電気的に接続する。これにより、第2孤立導電部32を介して、隣接する第1孤立導電部31,31同士を電気的に導通させて、Y方向電極部30aを形成する。各Y方向電極部30aにおいて、第2ジャンパ線40bは、第1孤立導電部31と第2孤立導電部32の接続ごとに設けられている。
本実施形態では、第1ジャンパ線40aは、第1導電層20において、X方向に沿った第1孤立導電部21と第2孤立導電部22とが電気的に接続されてX方向電極部20aを形成する列と、X方向に沿った第1孤立導電部21と第2孤立導電部22とが電気的に接続されていない列とが交互に配置されるように設けられている。
第2ジャンパ線40bは、第2導電層において、Y方向に沿った第1孤立導電部31と第2孤立導電部32とが電気的に接続されてY方向電極部30aを形成する列と、Y方向に沿った第1孤立導電部31と第2孤立導電部32とが電気的に接続されていない列とが交互に配置されるように設けられている。
したがって、本実施形態における第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bは、X方向電極部20aの第1孤立導電部21とY方向電極部30aの第1孤立導電部21とが、透明絶縁基材10を挟んで対向しないように設けられている
第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bは、導電材料からなる。第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bを形成する導電材料としては、銀、銅、アルミニウム、カーボン等が挙げられる。
第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bの厚さは5〜25μmであることが好ましい。ジャンパ線40a,40bの厚さが前記下限値以上であれば、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bの電気抵抗を充分に小さくでき、前記上限値以下であれば、センサーシート1の薄型化に寄与できる。
第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bの幅は0.1〜1.0mmであることが好ましい。ただし、有色極細電極(金属等)の場合には、5〜50μmであることが好ましい。第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bの幅が前記下限値以上であれば、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bの電気抵抗を充分に小さくでき、前記上限値以下であれば、より低コスト化できる。
[引き回し配線]
引き回し配線50aは、透明絶縁基材10の第1表面10aに形成され、各X方向電極部20aと外部接続用端子60aとを接続するための配線である。
引き回し配線50bは、透明絶縁基材10の第2表面10bに形成され、各Y方向電極部30aと外部接続用端子60bとを接続するための配線である。
引き回し配線50a,50bは、導電材料からなる。導電材料としては、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bと同様のものを使用することができる。
引き回し配線50a,50bの幅は20〜100μmであることが好ましく、20〜50μmであることがより好ましい。引き回し配線50a,50bの幅が前記下限値以上であれば、引き回し配線の断線を防止でき、前記上限値以下であれば、より低コスト化できる。
隣接する引き回し配線50a,50a同士、隣接する引き回し配線50b,50b同士の間隔は20〜100μmであることが好ましく、20〜50μmであることがより好ましい。隣接する引き回し配線50a,50a同士、隣接する引き回し配線50b,50b同士の間隔が前記下限値以上であれば、容易に形成でき、前記上限値以下であれば、X方向電極部20a,Y方向電極部30aの面積割合を大きくできる。
[外部接続用端子]
外部接続用端子60a,60bは、外部の回路に接続するための端子であり、導電材料からなる。外部接続用端子60aは、透明絶縁基材10の第1表面10aに形成され、外部接続用端子60bは、透明絶縁基材10の第2表面10bに形成されている。本実施形態における外部接続用端子60a,60bは、矩形状の導電部となっている。
[保護層]
保護層70aは、透明絶縁基材10、第1導電層20、第1ジャンパ線40a及び引き回し配線50aの表面に形成され、これらを被覆して保護する層である。
保護層70bは、透明絶縁基材10、第2導電層30、第2ジャンパ線40b及び引き回し配線50bの表面に形成され、これらを被覆して保護する層である。
本実施形態における保護層70a,70bの最外面は、平滑な面になっている。
保護層70a,70bは絶縁性樹脂からなる。絶縁性樹脂としては、熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂が使用される。
保護層70aを形成する樹脂と保護層70bを形成する樹脂とは同一であってもよいし、異なってもよい。
保護層70a,70bの厚さは0.5〜25μmであることが好ましい。保護層70a,70bの厚さが前記下限値以上であれば、第1導電層20、第2導電層30、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bを充分に保護でき、前記上限値以下であれば、センサーシート1を薄型化できる。
(センサーシートの製造方法)
上記センサーシート1の製造方法について説明する。
本実施形態のセンサーシート1の製造方法は、透明導電シート作製工程と、導電パターン形成工程と、X方向電極部形成工程と、Y方向電極部形成工程と、引き回し配線形成工程と、外部接続用端子形成工程と、保護層形成工程とを有する。
[透明導電シート作製工程]
透明導電シート作製工程は、図5に示すように、透明絶縁基材10の第1表面10aに第1導電層20を形成し、透明絶縁基材10の第2表面10bに第2導電層30を形成して、透明導電シート1aを作製する工程である。
第1導電層20及び第2導電層30が、導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層である場合には、導電性極細繊維を含む分散液を透明絶縁基材10に塗布した後、透明樹脂を含む塗布液を塗布することによって、第1導電層20及び第2導電層30を形成する。
導電性極細繊維を含む分散液を塗布する方法、透明樹脂を含む塗布液を塗布する方法は特に制限されず、各種塗布方法を適用することができる。
導電性極細繊維を含む分散液には分散媒が含まれる。該分散媒は導電性極細繊維を分散可能なものであれば、水であってもよいし、有機溶媒であってもよい。
透明樹脂を含む塗布液にも分散媒が含まれる。該分散媒は透明樹脂を分散または溶解可能なものであれば、水であってもよいし、有機溶媒であってもよい。
導電性極細繊維を含む分散液を塗布した後には、分散媒を除去するための乾燥を有することが好ましい。乾燥は加熱乾燥、真空乾燥のいずれであってもよい。
透明樹脂が熱可塑性樹脂である場合には、透明樹脂を含む塗布液を塗布した後には、分散媒を除去するための乾燥工程を有することが好ましい。
透明樹脂が熱硬化性樹脂である場合には、透明樹脂を含む塗布液を塗布した後に、熱硬化性樹脂を硬化させるための加熱工程を有することが好ましい。
透明樹脂が活性エネルギ線硬化性樹脂である場合には、透明樹脂を含む塗布液を塗布した後に、活性エネルギ線硬化性樹脂を硬化させるための活性エネルギ線照射工程を有することが好ましい。
第1導電層20及び第2導電層30が、金属箔である場合には、透明絶縁基材10に金属箔を貼付することによって、第1導電層20及び第2導電層30を形成する。
第1導電層20及び第2導電層30が、金属蒸着膜である場合には、透明絶縁基材10に金属を蒸着することによって、第1導電層20及び第2導電層30を形成する。金属の蒸着方法としては特に制限されず、例えば、プラズマCVD法、レーザCVD法、熱CVD法、ガスソースCVD法、コーティング法、真空蒸着法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法、MBE(分子線エピタキシ)法、クラスターイオンビーム法、イオンプレーティング法、プラズマ重合法(高周波励起イオンプレーティング法)、などが挙げられる。これらの中でも、成膜スピードが速く、低コストであることから、真空蒸着法が好ましい。
第1導電層20及び第2導電層30が、π共役系導電性高分子を含む導電層である場合には、π共役系導電性高分子を含む分散液を塗布することによって、第1導電層20及び第2導電層30を形成する。
第1導電層20及び第2導電層30が、導電性粒子及び透明樹脂を含む導電層である場合には、導電性粒子及び透明樹脂を含む分散液を塗布することによって、第1導電層20及び第2導電層30を形成する。
[導電パターン形成工程]
導電パターン形成工程は、透明導電シート1aをドライエッチングする工程である。本工程により、図6及び図7に示すように、第1導電層20に第1孤立導電部21及び第2孤立導電部22を形成し、第2導電層30に第1孤立導電部31及び第2孤立導電部32を形成する。その際、第1孤立導電部21と第1孤立導電部31とが同一パターンになるように、且つ、第2孤立導電部22と第2孤立導電部32とが同一パターンになるように形成する。
また、隣接する第1孤立導電部21,21同士、第1孤立導電部21と第2孤立導電部22、隣接する第1孤立導電部21,21同士が電気的に絶縁されるように、第1孤立導電部21及び第2孤立導電部22を形成する。隣接する第1孤立導電部31,31同士、第1孤立導電部31と第2孤立導電部32、隣接する第1孤立導電部31,31同士が電気的に絶縁されるように、第1孤立導電部31及び第2孤立導電部32を形成する。
ドライエッチング法としては、アルゴンプラズマや酸素プラズマを利用したプラズマエッチングや、イオンビームエッチング等を適用することができる。また、ドライエッチングとして、レーザ光のパターン照射を適用することができる。
レーザ光は、透明絶縁基材10の別々の面に形成されている第1導電層20及び第2導電層30の両方に同時に照射される。レーザ光が照射された部分は絶縁部となる。そのため、レーザ光の照射によれば、第1表面10a側の第1孤立導電部21及び第2孤立導電部22と、第2表面10b側の第1孤立導電部31及び第2孤立導電部32とを容易に同一パターンで形成できる。しかも、レーザ光の照射では、任意の形状を高精度に形成することができる。
第1導電層20及び第2導電層30が、導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層である場合には、ドライエッチングとして、レーザ光のパターン照射を採用することが特に好ましい。第1導電層20及び第2導電層30が、導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層である場合に、レーザ光が照射された部分は、透明樹脂が溶融することなく導電性極細繊維が蒸発、除去されて空隙が形成される。この空隙では、導電性極細繊維同士の接触がなく、導電ネットワークが断絶しているため、絶縁部となる。絶縁部の形成によって、第1孤立導電部21,31、第2孤立導電部22,32を形成できる。
プラズマエッチングを適用する場合には、第1孤立導電部21,31及び第2孤立導電部22,32になる部分が露出せず、残りの部分が露出するように開口したマスクを、第1導電層20または第2導電層30の表面に配置してエッチングする。
レーザ光の照射でエッチングする場合、レーザ光としては、Nbファイバ、YAGやYVO4等のパルス状レーザ光、炭酸ガスレーザ等の連続発振レーザ光が挙げられる。中でも、簡便であることから、Nbファイバ、YAGやYVO等の基本波長1064nmもしくはその高次高調波を使用した第2高調波532nm、第3高調波355nm、第4高調波266nm、第5高調波213nm及びパルス幅1〜200n秒のパルス状レーザ光が好ましい。また、レーザ照射痕を目立たせたくない用途に対してはパルス幅が10f〜100p秒の極短パルスレーザーが好ましい。
また、エッチングする第1導電層20、第2導電層30の吸収率が高い波長を選択すれば効率的である。例えば、導電性極細繊維や金属膜等はその主成分である金属の種類により、基本波長から第3高調波まで選択することで効率的にエッチングできる。特に銀は波長300〜350nmで吸収率がピークを呈し、400nmでは吸収率が20%程度、532nmでは10%未満である。そのため、第2高調波が好ましく、第3高調波が更に好ましい。銅は波長532nmで吸収率40%を超えることから基準波が好ましく、第2高調波であれば更に好ましい。
また、ポリチオフェン、ポリピロール又はポリアニリンを含むπ共役系導電性高分子は20%以上のピークを示す波長は240nm以下であることから、第3高調波であればよいが、第4高調波もしくは第5高調波が好ましい。
[X方向電極部形成工程、Y方向電極部形成工程]
X方向電極部形成工程は、図8に示すように、第1導電層20において、X方向に沿って隣接する第1孤立導電部21と第2孤立導電部22とを第1ジャンパ線40aを設けることによって電気的に接続する工程である。本工程により、X方向に沿って隣接する第1孤立導電部21,21同士を電気的に接続して、X方向に沿ったX方向電極部20a(図1参照)を形成する。
Y方向電極部形成工程は、図8に示すように、第2導電層30において、Y方向に沿って隣接する第1孤立導電部31と第2孤立導電部32とを第2ジャンパ線40bを設けることによって電気的に接続する工程である。本工程により、Y方向に沿って隣接する第1孤立導電部31,31同士を電気的に接続して、Y方向に沿ったY方向電極部30a(図2参照)を形成する。
本実施形態では、X方向電極部形成工程及びY方向電極部形成工程において、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bを、X方向電極部20aの第1孤立導電部21とY方向電極部30aの第1孤立導電部21とが透明絶縁基材10を挟んで対向しないように設ける。
第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bは、導電性インクまたは導電性ペーストを印刷することによって形成できる。印刷方法としては、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bを容易に形成できることから、スクリーン印刷、インクジェット印刷が好ましい。印刷後には、印刷した導電性ペーストまたは導電性ペーストを加熱して硬化させることが好ましい。導電性インクまたは導電性ペーストとしては、銀、銅、カーボン等の導電性材料と樹脂とが分散媒に分散した分散液を使用することができる。
[引き回し配線形成工程・外部接続用端子形成工程]
引き回し配線形成工程は、透明絶縁基材10の第1表面10aに引き回し配線50aを、第2表面10bに引き回し配線50bを形成する工程である。
引き回し配線50a,50bの形成方法としては、導電性インクまたは導電性ペーストを印刷する方法が好適である。印刷後には、印刷した導電性インクや導電性ペーストを加熱して硬化させることが好ましい。
外部接続用端子形成工程は、透明絶縁基材10の第1表面10aに外部接続用端子60aを、第2表面10bに外部接続用端子60bを形成する工程である。
外部接続用端子60a,60bの形成方法としては、導電性インクまたは導電性ペーストを印刷する方法が好適である。印刷後には、印刷した導電性インクや導電性ペーストを加熱して硬化させることが好ましい。
引き回し配線50a,50b形成用及び外部接続用端子60a,60b形成用の導電性インクまたは導電性ペーストとしては、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40b形成用の導電性インクまたは導電性ペーストと同様のものを使用できる。
[保護層形成工程]
保護層形成工程は、透明絶縁基材10の第1表面10a、第1導電層20、第1ジャンパ線40a及び引き回し配線50aを被覆するように保護層70aを形成し、透明絶縁基材10の第2表面10b、第2導電層30、第2ジャンパ線40b及び引き回し配線50bを被覆すように保護層70aを形成する工程である。
保護層70a,70bの形成方法としては、絶縁性樹脂を含むフィルムを、粘着剤を介して貼着する方法、絶縁性樹脂を含む塗料を塗布する方法が挙げられる。
(作用効果)
本実施形態のセンサーシート1においては、透明絶縁基材10の第1表面10aに第1孤立導電部21を形成し、第2表面10bに第1孤立導電部31を形成し、それらを同一パターンとしている。そのため、第1孤立導電部21,21同士を接続したX方向電極部20aと、第1孤立導電部31,31同士を接続したY方向電極部30aとの位置ずれが起こりにくい。そのため、不良品発生率を低下させることができる。
また、本実施形態のセンサーシート1では、タッチパネルを作製する際に2枚の配線シートを積層する必要がないため、容易に薄型化できる。また、センサーシート1を用いたタッチパネルの作製において工程数及び材料コストを削減できる。
また、本実施形態では、X方向電極部20aにおける第1孤立導電部21とY方向電極部30aにおける第1孤立導電部31とが対向しないように配置されているため、外部ノイズの存在下でも感度を向上させることができる。
第1ジャンパ線40aと第2ジャンパ線40bとが重なると、光線透過性が低下することがあり、センサーシート1を通してセンサーシート1の裏側の像を見た際には、その像の視認性が低下することがある。しかし、本実施形態におけるセンサーシート1では、第1ジャンパ線40aと第2ジャンパ線40bとが重ならないから、センサーシート1の裏側の像の視認性が高い。
<第2実施形態>
本発明のセンサーシートの第2実施形態について説明する。
図9に本実施形態のセンサーシートの一方の面(第1表面)を、図10に本実施形態のセンサーシートの他方の面(第2表面)を、図11に図9のIII−III’断面図を示す。
本実施形態のセンサーシート2は、X方向電極部及びY方向電極部が異なる以外は第1実施形態のセンサーシート1と同様である。したがって、本実施形態のセンサーシート2も、透明絶縁基材10と、透明絶縁基材10の第1表面10aに形成された第1導電層20と、透明絶縁基材10の第2表面10bに形成された第2導電層30と、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bと、引き回し配線50a,50bと、外部接続用端子60a,60bと、保護層70a,70bとを備える。
本実施形態では、第1導電層20は、四角形で、一方の対角線がX方向に、他方の対角線がY方向に沿っている島状の第1孤立導電部23を有している。第1孤立導電部23は、X方向及びY方向に沿って規則的に配列され、他の第1孤立導電部23と接触していない。
第1導電層20と同様に、第2導電層30も、四角形で、一方の対角線がX方向に、他方の対角線がY方向に沿っている島状の第1孤立導電部33を有している。第1孤立導電部33は、X方向及びY方向に沿って規則的に配列され、他の第1孤立導電部33と接触していない。
第1導電層20の第1孤立導電部23と第2導電層30の第1孤立導電部33とは同一パターンで透明絶縁基材10の表面に形成されている。
本実施形態においても、第1ジャンパ線40aは、第1導電層20において、X方向に沿った第1孤立導電部23同士が電気的に接続されてX方向電極部20aを形成する列と、X方向に沿った第1孤立導電部23同士が電気的に接続されていない列とが交互に配置されるように設けられている。
第2ジャンパ線40bは、第2導電層において、Y方向に沿った第1孤立導電部33同士が電気的に接続されてY方向電極部30aを形成する列と、Y方向に沿った第1孤立導電部33同士が電気的に接続されていない列とが交互に配置されるように設けられている。
さらに、本実施形態においても、第1ジャンパ線40a及び第2ジャンパ線40bは、X方向電極部20aの第1孤立導電部23とY方向電極部30aの第1孤立導電部33とが、透明絶縁基材10を挟んで対向しないように設けられている
本実施形態のセンサーシート2は、導電パターン形成工程、X方向電極部形成工程及びY方向電極部形成工程が異なる以外は、第1実施形態のセンサーシート1の製造方法と同様の方法で製造できる。
すなわち、本実施形態では、導電パターン形成工程にて、ドライエッチングにより、第1導電層20に第1孤立導電部23を形成し、第2導電層30に第1孤立導電部33を形成する。
本実施形態におけるX方向電極部形成工程では、第1導電層20において、X方向に沿って隣接する第1孤立導電部23,23同士を、第1ジャンパ線40aを設けることによって電気的に接続してX方向電極部20aを形成する。
本実施形態におけるY方向電極部形成工程では、第2導電層30において、Y方向に沿って隣接する第1孤立導電部33,33同士を、第2ジャンパ線40bを設けることによって電気的に接続してY方向電極部30aを形成する。
(作用効果)
本実施形態のセンサーシート2においては、透明絶縁基材10の第1表面10aに第1孤立導電部23を形成し、第2表面10bに第1孤立導電部33を形成し、それらを同一パターンとしている。そのため、第1孤立導電部23,23同士を接続したX方向電極部20aと、第1孤立導電部33,33同士を接続したY方向電極部30aとの位置ずれが起こりにくい。そのため、不良品発生率を低下させることができる。
また、本実施形態のセンサーシート2でも、タッチパネルを作製する際に2枚の配線シートを積層する必要がないため、容易に薄型化できる。また、センサーシート2を用いたタッチパネルの作製において工程数及び材料コストを削減できる。
また、本実施形態では、X方向電極部20aにおける第1孤立導電部23とY方向電極部30aにおける第1孤立導電部33とが対向しないように配置されているため、外部ノイズの存在下でも感度を向上させることができる。
<他の実施形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
第1孤立導電部及び第2孤立導電部の形状は四角形や八角形である必要はなく、六角形等の他の多角形、円形、楕円形等であってもよい。
各X方向電極部及び各Y方向電極部において、第1ジャンパ線及び第2ジャンパ線は、各電極部における第1孤立導電部と第2孤立導電部とを全て接続する1本の線であってもよい。
1,2 センサーシート
1a 透明導電シート
10 透明絶縁基材
10a 第1表面
10b 第2表面
20 第1導電層
20a X方向電極部
21,23 第1孤立導電部
22 第2孤立導電部
30 第2導電層
30a Y方向電極部
31,33 第1孤立導電部
32 第2孤立導電部
40a 第1ジャンパ線
40b 第2ジャンパ線
50a,50b 引き回し配線
60a,60b 外部接続用端子
70a,70b 保護層

Claims (8)

  1. 透明絶縁基材の第1表面に第1導電層を形成し、透明絶縁基材の第2表面に第2導電層を形成して、透明導電シートを作製する透明導電シート作製工程と、
    前記透明導電シートをドライエッチングして、第1導電層及び第2導電層の両方に、島状の第1孤立導電部を、第1導電層と第2導電層とで同一パターンになるように形成する導電パターン形成工程と、
    第1導電層においてX方向に沿って隣接する第1孤立導電部同士を、第1ジャンパ線を設けることによって電気的に接続して、X方向に沿ったX方向電極部を形成するX方向電極部形成工程と、
    第2導電層においてY方向に沿って隣接する第1孤立導電部同士を、第2ジャンパ線を設けることによって電気的に接続して、Y方向に沿ったY方向電極部を形成するY方向電極部形成工程と、を有する、センサーシートの製造方法。
  2. X方向電極部形成工程及びY方向電極部形成工程では、X方向電極部の第1孤立導電部とY方向電極部の第1孤立導電部とが透明絶縁基材を挟んで対向しないパターンで配置されるように、第1ジャンパ線及び第2ジャンパ線を設ける、請求項1に記載のセンサーシートの製造方法。
  3. 前記導電パターン形成工程では、X方向またはY方向において隣接する第1孤立導電部同士の間に、第1孤立導電部とは異なる第2孤立導電部を形成し、X方向電極部形成工程及びY方向電極部形成工程では、該第2孤立導電部を介して、隣接する第1孤立導電部同士を電気的に接続する、請求項1または2に記載のセンサーシートの製造方法。
  4. 前記第1導電層及び前記第2導電層を、直径0.3〜100nmの導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層とし、導電パターン形成工程におけるドライエッチングをレーザ光のパターン照射とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のセンサーシートの製造方法。
  5. 透明絶縁基材と、該透明絶縁基材の第1表面に形成された第1導電層と、前記透明絶縁基材の第2表面に形成された第2導電層とを備え、
    前記第1導電層及び前記第2導電層の両方には、島状の第1孤立導電部が、第1導電層と第2導電層とで同一パターンになるように形成され、
    前記第1導電層では、隣接する第1孤立導電部同士が、X方向に沿った第1ジャンパ線によって電気的に接続されてX方向電極部が形成され、
    前記第2導電層では、隣接する第1孤立導電部同士が、Y方向に沿った第2ジャンパ線によって電気的に接続されてY方向電極部が形成されている、センサーシート。
  6. 前記第1ジャンパ線及び前記第2ジャンパ線は、X方向電極部の第1孤立導電部とY方向電極部の第1孤立導電部とが透明絶縁基材を挟んで対向しないパターンで配置されるように設けられている、請求項5に記載のセンサーシート。
  7. X方向またはY方向において隣接する第1孤立導電部同士の間に、第1孤立導電部とは異なる第2孤立導電部が形成され、該第2孤立導電部を介して、隣接する第1孤立導電部同士が電気的に接続されている、請求項5または6に記載のセンサーシート。
  8. 前記第1導電層及び前記第2導電層が、直径0.3〜100nmの導電性極細繊維及び透明樹脂を含む導電層である、請求項5〜7のいずれか一項に記載のセンサーシート。
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