JP6173432B2 - 選択的に適用される顔照明要素を含む照明装置及び照明方法 - Google Patents

選択的に適用される顔照明要素を含む照明装置及び照明方法 Download PDF

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Description

[0001]本発明は、一般的には、制御可能な照明のための方法及び装置に関する。より具体的には、本明細書に開示される様々な発明的側面は、選択的に適用される顔照明を有する照明方法及び装置に関する。
[0002]昼光応答照明システムは、オフィス、ホテル、及び小売店等、様々な環境において実装されている。昼光応答照明システムは、照明環境内の光レベルを検出する1つ以上の光センサを含む。検出された光状況に応じて、照明環境内の1つ以上の照明器具の光出力が調整される。例えば、多量の自然昼光が、例えば、窓又は天窓を介して環境に供給される場合、エネルギーを節約するために、より快適な環境を提供するために、及び/又は他の理由のために、照明器具の光出力を下げることが望ましい場合がある。また、例えば、自然昼光が少量供給される、又は全く供給されない場合(例えば、夜間、曇りがちな天気、又はブラインド等の昼光を遮る要素が使用されている場合)、照明環境における光出力を所望のレベルに維持するために、照明器具の光出力を上げることが望ましい場合がある。このような照明システムは、1つ以上の照明器具の昼光状況に応じた光出力の調整を可能にするが、1つ以上の欠点を有し得る。例えば、特定の環境において(例えば、会議室)、昼光が環境内に差し込んでおり、差し込む昼光により環境内の照明器具が減光される場合、明るい窓からの昼光と窓の前方に位置する物体(例えば、人間)との間のコントラストが高過ぎる(物体が窓の前方で観察される場合)。かかる高いコントラストは、ユーザが窓の前方に位置する物体を見るのを困難にする可能性がある。例えば、窓に対向する観察者は、明るい窓の前方に位置する人間のシルエットしか見ることができず、表情が完全に見えないため、会話が困難になり得る。
[0003]また、様々な治療用照明システムが利用されている。例えば、季節性情動障害の治療、フライトによる時差ボケの治療、ソーシャルジェットラグの治療等のために治療用照明システムが利用されている。このような治療用照明システムは、治療のために、ユーザが一定時間前方に座る又は立たなければならない照明器具をしばしば含む。このような治療用照明システムは、例えば、ユーザが長時間座る又は立たなければならない専用スペース又は場所を要求する等、1つ以上の欠点を有し得る。また、例えば、光治療を必要としないその場にいる他の人々にとって、眩しい治療光はうっとうしい可能性がある。
[0004]したがって、当該技術分野には、既存の昼光応答照明システム及び/又は治療用照明システムの1つ以上の欠点を克服するために任意で使用され得る顔照明に関する方法及び装置を提供するニーズが存在する。
[0005]出願人は、独立して調整可能な顔及びタスク照明を有し、顔照明が選択的に適用される照明方法及び装置を提供することが有益であろうことを認識及び理解した。上記に照らして、本発明の様々な実施形態及び実装形態は、制御可能な照明のための方法及び装置を対象とする。
[0006]例えば、選択的に適用される顔照明、及び任意で、選択的に適用されるタスク照明を有する方法及び装置が開示される。顔照明は、1つ以上のユーザセグメントに選択的に供給され得る。一部の実施形態では、顔照明は、人が存在するユーザセグメントにのみ供給される。顔照明は複数のモードで供給され得る。
[0007]一般的に、一側面において、少なくとも1つの照明器具のタスク照明要素及び顔照明要素を制御する方法であって、タスクエリアの近傍の光レベルを監視するステップと、タスクエリアの近傍の光レベルが閾値未満である場合、タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具からタスクエリアにタスク照明を供給するステップと、複数のユーザセグメントのそれぞれにおける人の存在を監視するステップであって、ユーザセグメントはタスクエリアに隣接し、タスクエリアとのユーザインタラクションのために使用される、ステップと、タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具から、人が存在するユーザセグメントにのみ顔照明を供給するステップとを含む、方法が提供される。
[0008]一部の実施形態では、タスク照明は、強度、スペクトル組成、及び動特性のうちの少なくとも1つにおいて顔照明から異なる。これらの実施形態の一部のバージョンでは、顔照明及び/又はタスク照明の様々な特性及び特徴が、ユーザインターフェースを介して、ユーザセグメントの少なくとも1つに関して独立して設定可能である。
[0009]一部の実施形態では、入ってくる昼光の所定の強度、及び入ってくる昼光の所定の方向のうちの少なくとも1つが認識されると、顔照明が、照明器具の昼光が発生する側のユーザセグメントに自動的に供給される。
[0010]一部の実施形態では、タスク照明のタスク照明レベルは、タスクエリアの近傍の光レベルに比例する。
[0011]一部の実施形態では、ユーザセグメントのそれぞれに向けられる顔照明の発生方向は、調整可能である。
[0012]一部の実施形態では、ユーザセグメントのそれぞれに向けられる顔照明の発生方向は、主に第1の軸を中心として向けられる第1の成分と、主に第2の軸を中心として向けられる第2の成分とを少なくとも含む。
[0013]一部の実施形態では、ユーザセグメントのそれぞれを監視するステップは、ユーザセグメントのそれぞれに向けられるコード化された光の反射を監視するステップを含む。
[0014]一部の実施形態では、ユーザセグメントのそれぞれは、タスクエリアに隣接する少なくとも1つの椅子着席エリアを含む。
[0015]一部の実施形態では、第1のモードにおいて、人が存在し、タスクエリアと光レベルに寄与する窓との間に位置するユーザセグメントにのみ顔照明が供給される。これらの実施形態の一部のバージョンでは、第2のモードにおいて、人が存在する全てのユーザセグメントに顔照明が供給される。任意で、第1のモードにおいて、顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は1未満であり、顔表面ルクスはユーザセグメントのそれぞれにおいて顔表面で取得され、タスク表面ルクスはタスク表面で取得される。任意で、第2のモードにおいて、顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は第2の範囲内で調整可能であり、第2の範囲は1より大きい値を含む。
[0016]一部の実施形態では、タスク照明は、タスクエリアに面する第1のグループのLEDから生成され、顔照明は、ユーザセグメントに面する第2のグループのLEDから生成される。
[0017]一般的に、他の側面において、少なくとも1つの照明器具のタスク照明要素及び顔照明要素を制御する方法であって、タスクエリアの近傍の光レベルを監視するステップと、タスクエリアの近傍の光レベルが閾値未満の場合、タスクエリアにタスク照明を供給するステップと、第1のモードにおいて、複数のユーザセグメントのうちの少なくとも窓ユーザセグメントに顔照明を供給するステップと、第2のモードにおいて、ユーザセグメントのうちの少なくとも1つに顔照明を供給するステップとを含む、方法が提供される。ユーザセグメントはタスクエリアに隣接し、タスクエリアとのユーザインタラクションのために使用され、窓ユーザセグメントは、タスクエリアと光レベルに寄与する窓との間に位置する。第2のモードにおいて、顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は、第1のモードにおける当該比の少なくとも2倍である。顔表面ルクスはユーザセグメントのそれぞれにおいて顔表面で取得され、タスク表面ルクスはタスク表面で取得される。
[0018]方法は、ユーザセグメントのそれぞれにおける人の存在を監視して、人が存在するユーザセグメントにのみ顔照明を供給するステップを更に含み得る。
[0019]一部の実施形態では、第1のモードにおいて、顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は1未満である。これらの実施形態の一部のバージョンでは、第2のモードにおいて、顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は第2の範囲内で調整可能であり、第2の範囲は1より大きい値を含む。
[0020]一部の実施形態では、第1のモードにおいて、顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は、0から少なくとも0.5まで調整可能である。
[0021]一部の実施形態では、第1のモードにおいて、顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は、0から少なくとも0.2まで調整可能である。
[0022]一部の実施形態では、第2のモードにおいて、顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は、0から少なくとも2まで調整可能である。
[0023]他の側面において、本発明は、少なくとも1つの照明器具のタスク照明要素及び顔照明要素を独立して制御する方法であって、タスク照明は、強度、スペクトル組成、及び動特性の少なくとも1つにおいて顔照明から異なる方法に焦点を当てる。方法は、タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具からタスクエリアにタスク照明を供給するステップと、複数のユーザセグメントのうちの少なくとも2つにおける人の存在を監視するステップであって、ユーザセグメントはタスクエリアに隣接し、タスクエリアとのユーザインタラクションのために使用される、ステップと、タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具から、人が存在するユーザセグメントにのみ顔照明を供給するステップとを含む。
[0024]一般的に、他の側面において、タスク照明要素及び顔照明要素を有する照明器具が提供される。照明器具は、照明器具の下方にタスク光出力を選択的に供給する複数のタスク照明LEDと、照明器具の周辺方向に顔光出力を供給する複数の顔照明LEDとを含む。照明器具は、更に、タスク照明LED及び顔照明LEDを制御する少なくとも1つのコントローラを含む。コントローラは、昼光検知信号、及びユーザセグメント存在検知信号を受信する。ユーザセグメント存在検知信号は、タスクエリアに隣接する複数のユーザセグメントのうち、人によって占有されているユーザセグメントを示す。昼光検知信号が閾値未満の光レベルを示す場合、コントローラは、複数のタスク照明LEDを起動する。コントローラは、複数の顔照明LEDを第1のモード及び第2のモードで起動し、第2のモードにおいて、顔照明LEDによって生成された光出力の顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は、第1のモードにおける当該比の少なくとも2倍である。コントローラは、人が存在するユーザセグメントに向けて顔照明出力を供給する顔照明LEDのみを起動する。
[0025] 一部の実施形態では、照明器具は、更に、昼光検知信号を供給する少なくとも1つの昼光センサと、存在検知信号を供給する少なくとも1つの存在センサとを含む。
[0026]本開示の目的で本明細書において使用される場合、「LED」との用語は、任意のエレクトロルミネセンスダイオード、又は、電気信号に呼応して放射を発生できる、その他のタイプのキャリア注入/接合ベースシステム(carrier injection/junction-based system)を含むものと理解すべきである。したがって、LEDとの用語は、次に限定されないが、電流に呼応して発光する様々な半導体ベースの構造体、発光ポリマー、有機発光ダイオード(OLED)、エレクトロルミネセンスストリップ等を含む。特に、LEDとの用語は、赤外スペクトル、紫外スペクトル、及び(通常、約400ナノメートルから約700ナノメートルまでの放射波長を含む)可視スペクトルの様々な部分のうちの1つ又は複数における放射を発生させることができるすべてのタイプの発光ダイオード(半導体及び有機発光ダイオードを含む)を指す。LEDのいくつかの例としては、次に限定されないが、様々なタイプの赤外線LED、紫外線LED、赤色LED、青色LED、緑色LED、黄色LED、アンバー色LED、橙色LED、及び白色LED(以下に詳しく述べる)がある。また、LEDは、所与のスペクトルに対して様々な帯域幅(例えば半波高全幅値(FWHM:full widths at half maximum))(例えば狭帯域幅、広帯域幅)、及び所与の一般的な色分類内で様々な支配的波長を有する放射を発生させるように構成及び/又は制御することができることを理解すべきである。
[0027]例えば、本質的に白色光を生成するLED(例えば白色LED)の一実施態様は、組み合わされることで混合して本質的に白色光を形成する様々なスペクトルのエレクトロルミネセンスをそれぞれが放射する複数のダイを含み得る。別の実施態様では、白色光LEDは、第1のスペクトルを有するエレクトロルミネセンスを異なる第2のスペクトルに変換する蛍光体材料に関連付けられ得る。この実施態様の一例では、比較的短波長で狭帯域幅スペクトルを有するエレクトロルミネセンスが、蛍光体材料を「ポンピング(pump)」して、当該蛍光体材料は、いくぶん広いスペクトルを有する長波長放射を放射する。
[0028]なお、LEDとの用語は、LEDの物理的及び/又は電気的なパッケージタイプを限定しないことを理解すべきである。例えば、上述した通り、LEDは、(例えば個々に制御可能であるか又は制御不能である)それぞれが異なるスペクトルの放射を放射する複数のダイを有する単一の発光デバイスを指すこともある。また、LEDは、LED(例えばあるタイプの白色LED)の一体部分と見なされる蛍光体に関連付けられることもある。一般に、LEDとの用語は、パッケージLED、非パッケージLED、表面実装LED、チップ・オン・ボードLED、TパッケージマウントLED、ラジアルパッケージLED、パワーパッケージLED、あるタイプのケーシング及び/又は光学的要素(例えば拡散レンズ)を含むLED等を指す。
[0029]「光源」との用語は、次に限定されないが、LEDベース光源(上記に定義した1つ以上のLEDを含む)、白熱光源(例えばフィラメント電灯、ハロゲン電灯)、蛍光光源、りん光性光源、高輝度放電光源(例えばナトリウム蒸気ランプ、水銀蒸気ランプ及びメタルハライドランプ)、レーザー、その他のタイプのエレクトロルミネセンス源を含む、様々な放射源のうちの任意の1つ以上を指すと理解すべきである。
[0030]所与の光源は、可視スペクトル内、可視スペクトル外、又は両者の組合せでの電磁放射を発生する。したがって、「光」及び「放射」との用語は、本明細書では同義で使用される。さらに、光源は、一体構成要素として、1つ以上のフィルタ(例えばカラーフィルタ)、レンズ、又はその他の光学的構成要素を含んでもよい。また、光源は、次に限定されないが、指示、表示、及び/又は照明を含む様々な用途に対し構成されることを理解すべきである。「照明源」とは、内部空間又は外部空間を効果的に照射するのに十分な強度を有する放射を発生するように特に構成された光源である。このコンテキストにおいて、「十分な強度」とは、周囲照明(すなわち、間接的に知覚され、また、例えば、全体的に又は部分的に知覚される前に1つ以上の様々な介在面から反射される光)を提供するために空間又は環境において発生される可視スペクトルにおける十分な放射強度(放射強度又は「光束」に関して、全方向における光源からの全光出力を表すために、単位「ルーメン」がよく使用される)を指す。
[0031]用語「スペクトル」又は「スペクトル組成」は、1つ以上の光源によって生成される放射線の任意の1つ以上の周波数(又は波長)を指すと理解されたい。したがって、用語「スペクトル」は、可視範囲内の周波数(又は波長)だけでなく、赤外線、紫外線、及び電磁スペクトル全体の他の領域内の周波数(又は波長)も指す。また、所与のスペクトルは比較的狭い帯域幅(例えば、実質的に少数の周波数又は波長成分を有するFWHM)又は比較的広い帯域幅(様々な相対的強度を有するいくつかの周波数又は波長成分)を有し得る。また、所与のスペクトルは2つ以上の他のスペクトルの混合物であり得る(例えば、複数の光源からそれぞれ放射された放射線の混合)。
[0032]本開示の目的のために、用語「色」は用語「スペクトル」及び「スペクトル組成」と同義に使用される。しかし、用語「色」は、通常、観察者によって知覚可能な放射線の特性を指すために主に用いられる(但し、この使用はこの用語の範囲を限定するものではない)。したがって、用語「異なる色」は、異なる波長成分及び/又は帯域幅を有する複数のスペクトルを示唆する。また、用語「色」は、白色及び非白色光のどちらにも関連して使用され得ると理解されたい。
[0033]本明細書において、用語「色温度」は、通常、白色光に関連して使用されるが、この使用はこの用語の範囲を限定しない。色温度は、本質的には白色光の特定の純色量(color content)又は色合い(例えば、赤味がかった、青味がかった)を指す。所与の放射線サンプルの色温度は、慣用的には、当該放射線サンプルと本質的に同じスペクトルを放射する黒体放射体の絶対温度(K)に従って特徴づけられる。黒体放射体色温度は、通常、約700K(人間の目が最初に見ることができる典型的に考えられる)から10,000K以上までの範囲内であり、白色光は通常、1500−2000K以上の色温度において知覚される。
[0034]「照明器具」との用語は、本明細書では、特定の形状因子、アセンブリ又はパッケージの1つ以上の照明ユニットの実施態様又は配置を指すために使用される。「照明ユニット」との用語は、本明細書では、同じ又は異なるタイプの1つ以上の光源を含む装置を指して使用される。所与の照明ユニットは、様々な光源の取付け配置、筐体/ハウジング配置及び形状、並びに/又は、電気及び機械的接続構成の何れか1つを有してもよい。更に、所与の照明ユニットは、光源の動作に関連する様々な他の構成要素(例えば制御回路)に任意選択的に関連付けられてもよい(例えば含む、結合される、及び/又は一緒にパッケージされる)。「LEDベースの照明ユニット」とは、上記した1つ以上のLEDベースの光源を、単独で又はその他の非LEDベースの光源との組合せで含む照明ユニットを指す。「マルチチャネル」照明ユニットは、それぞれが異なるスペクトルの放射線を生成するよう構成された少なくとも2つの光源を含むLEDベース又は非LEDベース照明ユニットを指し、異なる光源スペクトルのそれぞれがマルチチャネル照明ユニット「チャネル」と呼ばれ得る。
[0035]本明細書において、用語「コントローラ」は、1つ以上の光源の動作に関連する多様な装置を説明するために使用される。本明細書において論じられる多様な機能を実行するために、コントローラは多数の方法で実装され得る(例えば、専用ハードウェアによって等)。「プロセッサ」は、本明細書において論じられる多様な機能を実行するためにソフトウェア(例えば、マイクロコード)を使用してプログラミンされ得る1つ以上のマイクロプロセッサを使用するコントローラの一例である。コントローラは、プロセッサを使用して又は使用せずに実装されてもよいし、また、一部の機能を実行するための専用ハードウェアと他の機能を実行するためのプロセッサとの組み合わせ(例えば、1つ以上のプログラミングされたマイクロプロセッサ及び付随する回路)として実装されてもよい。本開示の多様な実施形態において使用され得るコントローラ部品の例は、限定はされないが、従来のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、及びFPGA(field-programmable gate array)を含む。
[0036]多様な実装形態において、プロセッサ又はコントローラは1つ以上の記憶媒体(本明細書において、通常「メモリ」と呼ばれ、例えばRAM、PROM、EPROM、EEPROM、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク、光学ディスク、磁気テープ等の揮発性及び非揮発性コンピュータメモリ)に関連付けられ得る。一部の実装形態において、記憶媒体は、1つ以上のプロセッサ及び/又はコントローラ上で実行されると、本明細書で説明される機能のうちの少なくとも一部を実行する1つ以上のプログラムによって符号化され得る。様々な記憶媒体がプロセッサ若しくはコントローラ内に固定されてもよく、又は移動可能でもよく、記憶媒体上に記憶された1つ以上のプログラムがプロセッサ若しくはコントローラにロードされて、本明細書に説明される本発明の多様な側面を実行してもよい。本明細書において、用語「プログラム」又は「コンピュータプログラム」は広義の意味で使用され、1つ以上のプロセッサ又はコントローラをプログラミングするために用いることができるあらゆる種類のコンピュータコード(例えば、ソフトウェア又はマイクロコード)を指す。
[0037]本明細書において、用語「ネットワーク」は、ネットワークに接続される任意の2つ以上のデバイス間及び/又は複数のデバイス間での情報の輸送(例えば、デバイス制御、データ保存、データ交換のため等)を容易にする2つ以上のデバイス(コントローラ又はプロセッサを含む)のあらゆる相互接続を指す。容易に理解されるように、複数のデバイスを相互接続するのに適した様々なネットワークの実施形態は、あらゆる多様なネットワークトポロジーを含み得り、また、あらゆる多様な通信プロトコルを用い得る。また、本開示に係る様々なネットワークによれば、任意の2つのデバイス間の1つの接続は、2つのシステム間の専用接続、又は非専用接続を表し得る。かかる非専用接続は、2つのデバイス用の情報を運ぶのに加えて、必ずしも2つのデバイスのいずれも対象としない情報を運んでもよい(例えば、オープンネットワーク接続)。また、本明細書で説明されるデバイスの多様なネットワークは、ネットワーク全体に渡る情報輸送を容易にするために、無線、有線/ケーブル、及び/又は光ファイバーリンクの1つ以上を使用し得ることが容易に理解されるであろう。
[0038]本明細書において、用語「ユーザインターフェース」は、ユーザとデバイスとの間の通信を可能にする、人間のユーザ又はオペレータと1つ以上のデバイスとの間のインターフェースを指す。本開示の多様な実施形態に使用され得るユーザインターフェースの例は、限定はされないが、スイッチ、ポテンショメータ、ボタン、ダイヤル、スライダ、マウス、キーボード、キーパッド、様々な種類のゲームコントローラ(例えば、ジョイスティック)、トラックボール、ディスプレイ画面、様々な種類のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)、タッチスクリーン、マイク、及び、人によって生成された何らかの形態の刺激を受信し、それに応じて信号を生成する他の種類のセンサを含む。
[0039]上記概念、及び下記において詳細に説明される他の概念の組み合わせの全てが(かかる概念が互いに矛盾しないことを前提として)、本明細書が開示する主題の一部として考えられることを理解されたい。特に、本開示の末尾に表す特許請求の主題の組み合わせの全ては、本開示の主題の一部として考えられる。また、本明細書で明確に使用され、また、参照によって組み込まれる開示内に現れ得る用語は、本開示が開示する特定の概念と最も調和する意味を与えられるべきであると理解されたい。
[0040]図面において、同様の参照符号は、通常、異なる図を通して同じ部分(部品)を指す。また、図面は必ずしも縮尺通りではなく、通常、本発明の原理を説明することに重点が置かれている。
[0041]図1は、照明システムの一実施形態を有する会議室の平面図を示す;人工光は存在せず、顔照明要素を有する照明器具はオフであり、通常の照明器具もオフである。 [0042]図2は、会議室及び照明システムの第1の実施形態の平面図を示す;顔照明要素を有する照明器具のタスク照明要素はオンであり、通常の照明器具はオフである。 [0043]図3は、会議室及び照明システムの第1の実施形態の平面図を示す;顔照明要素を有する照明器具のタスク照明要素はオフであり、顔照明要素を有する照明器具の顔照明要素はオンであり、通常の照明器具はオフである。 [0044]図4は会議室の側面図である;顔照明要素を有する照明器具のタスク照明要素はオフであり、顔照明要素を有する照明器具の顔照明要素はオンであり、通常の照明器具はオフである。 [0045]図5は、図1−図4の照明システムの実施形態の顔照明要素を有する照明器具のブロック図を示す。 [0046]図6は、図1−図4の照明システムの実施形態の顔照明要素を有する照明器具の側面図を示す。 [0047]図7は、方向的に調整可能な顔照明要素を有する照明器具の他の実施形態を示す。 [0048]図8は、顔照明要素を有する照明器具の他の実施形態を有する会議室の他の実施形態を示す。
[0049]下記の説明において、限定ではなく説明を目的として、特許請求の発明の完全な理解を与えるために、具体的な詳細を開示する代表的な実施形態が記載される。しかし、本開示の利益を享受した当業者にとって、開示の具体的な詳細から逸脱する、本開示の教示に従う他の実施形態が添付の特許請求の範囲の範囲内に留まることは明らかであろう。更に、代表的な実施形態の説明を不明瞭にしないために、良く知られた装置及び方法の説明は省略され得る。このような方法及び装置は、明らかに特許請求の発明の範囲内に含まれる。例えば、本明細書に開示されるアプローチの様々な実施形態は、少なくとも2つのモードに従ってタスク照明及び顔照明を選択的に供給するために、顔照明要素、タスク照明要素、及び少なくとも1つのセンサを含む照明システムに特に適している。したがって、説明を目的として、特許請求の発明はこのような照明システムに関連して論じられる。しかし、特許請求の発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、他の構成及び用途も考慮される。例えば、いくつかの側面は、単一のモードしか有さない他の照明システム内に実装され得る。また、例えば、いくつかの側面は、顔照明要素しか有さない他の照明システム内に実装され得る。
[0050]図1−図3を参照すると、会議室の平面図が示されている、会議室は、第1の壁の一部に沿う、プレゼンテーションのためのプロジェクタースクリーンとして使用され得るスクリーン101を含む。更に、会議室は、第2の壁の一部に沿う、会議室の外部に位置する屋外環境を見ることを可能にする窓103を含む。存在する場合、屋外環境からの自然昼光が、窓103を通過して会議室に照光を供給する。会議室内には、長方形のテーブル107の周囲に配置された8つのイス105A−Hが配置されている。
[0051]会議室内には、長方形のテーブル107の上方に配置された照明器具120が存在する。図5を参照して、照明器具120は、少なくとも1つの昼光センサ124及び少なくとも1つの存在センサ126と通信する少なくとも1つのコントローラ122を含む。更に、照明器具は、コントローラ122と通信する複数のタスク照明LED130、及びコントローラ122と通信する複数の顔照明LED140を含む。タスク照明LED130は、テーブル107の少なくとも一部に向かって照明する光出力を選択的に生成する。顔照明LED140は、椅子105A−Dに隣接する領域(例えば、少なくとも、椅子105A−Dに座る人の顔によって占有されるであろう領域)の少なくとも一部に向かって照明する光出力を選択的に生成する。
[0052]コントローラ122は、タスク照明LED130及び顔照明LED140の状態を制御する。例えば、コントローラ122は、タスク照明LED130が光出力を生成するか否かを制御するために、タスク照明130に給電する1つ以上のLEDドライバと通信してもよく、光出力を生成する場合、任意で、タスク照明LED130によって生成される光出力の1つ以上の特性を制御してもよい。また、例えば、コントローラ122は、顔照明LED140が光出力を生成するか否かを制御するために、顔照明LED140に給電する1つ以上のLEDドライバと通信してもよく、光出力を生成する場合、任意で、顔照明LED140によって生成される光出力の1つ以上の特性を制御してもよい。一部の実施形態において、コントローラ122のいくつかの側面が、LED130及び/又は140に給電する1つ以上のLEDドライバに少なくとも部分的に組み込まれてもよい。
[0053]一般的には、昼光センサ124は、テーブル107近傍の昼光レベルを示す1つ以上の値を測定し、かかる値を示す信号をコントローラ122に伝送する。また、一般的には、存在センサ126は、席105A−Dの1つ以上に人間が存在するか否かを示す1つ以上の値を測定し、かかる値を示す信号をコントローラ122に伝送する。昼光センサ124は、1つ以上の光センサを含み得る。一部の実施形態では、存在センサ126は1つ以上の受動型赤外線(PIR:passive infrared)センサを含み得る。一部の実施形態では、存在センサ126は、照明器具120によって生成されるコード化された光における変化を検出する1つ以上のセンサを含み得る(例えば、顔照明LED140によって生成されるコード化された光における変化)。例えば、存在センサ126は、椅子105A−Dに誰も座っていない場合に対して、椅子105A−Dの1つに人が座っている場合、顔照明LED140によって生成されるコード化された光の反射において変化を検出し得る。顔照明LED140は、任意で、椅子105A−Dのどの椅子又はグループが占有されているかを決定するために、複数のコード化された光伝達を生成してもよい。例えば、椅子105Aに向けられる光出力を生成する照明LED140のLEDは、第1のコード化光を生成し得り、椅子105Bに向けられる光出力を生成する顔照明LED140のLEDは、第2のコード化光を生成し得り、椅子105Cに向けられる光出力を生成する顔照明LED140のLEDは、第3のコード化光を生成し得り、椅子105Dに向けられる光出力を生成する顔LED140のLEDは、第4の符号化光を生成し得る。どの椅子105A−Dが占有されているかを決定するために、各コード化光における変化が1つ以上のセンサにより個別にモニタリングされ得る。一部の実施形態では、存在センサ126は、赤外線ビデオカメラ等の1つ以上のビデオカメラを含んでもよい。
[0054]一部の実施形態において、コントローラ122、昼光センサ124、及び存在センサ126は、照明器具120の結合部分として統合されもよい。例えば、昼光センサ124は、照明器具120の外部環境にさらされ、テーブル107近傍の光レベルの検知を可能にするために、概して照明器具120の下方のテーブル107に向けられてもよく、且つ/又は概して窓103に向けられてもよい。また、例えば、存在センサ126は、照明器具120の外部環境にさらされ、上記のような1つ以上の椅子105A−Dにおける人の存在の検知を可能にするために、1つ以上の椅子105A−Dの1つ以上に向けられてもよい。他の実施形態では、昼光センサ124及び/又は存在センサ126は、照明器具120の他の要素から物理的に分離されてもよい。例えば、昼光センサ124はテーブル107上に配置されてもよいし、テーブル107内に組み込まれてもよく、又は会議室の天井に配置されてもよい。また、例えば、存在センサ126は椅子105A−D内に配置されてもよいし、又は会議室の天井に配置されてもよい。本開示の利益を享受した当業者は、1つ以上の照明器具からのタスク照明及び/又は顔照明の適用を援助するために、1つ以上の昼光センサ及び/又は存在センサの様々な実装形態及び/又は構成が用いられ得ることを認識及び理解するであろう。
[0055]再び図1−図3を参照して、会議室内には顔照明部品を有さない照明器具110が更に存在し、長方形のテーブル107の上方に配置されている。一部の実施形態では、照明器具110は照明器具120から独立して制御されてもよい。例えば、一部の実施形態では、照明器具110は調光スイッチを介して手動で制御されてもよい。また、例えば、一部の実施形態では、照明器具110が独自の昼光センサを備え、その昼光センサからの読み取り値に応じて自身の光出力を調整してもよい。一部の実施形態では、照明器具110及び照明器具120が連動して制御されてもよい。例えば、一部の実施形態では、照明器具110、120が互いにネットワーク通信し、昼光センサ読み取り値及び/又は光設定を共有してもよい。
[0056]図1において、会議室内には人工的な光は存在せず、照明器具120はオフにされ、照明器具110も同様にオフにされている。これは、例えば、会議室に誰も存在しない場合、及び/又はスクリーン103上でプレゼンテーションが行われている場合、所望の状態であり得る。照明器具110、120を図1の状態にするために、ユーザインターフェース(例えば、コントロールパネル)が使用されてもよい。照明器具110、120は、更に又は代わりに、1つ以上の存在センサ(例えば、存在センサ126)によって室内の人間の存在が検出されないことに応答して図1の状態になり得る。
[0057]図2において、照明器具120のタスク照明要素がオンにされ、照明器具110がオフにされている。照明器具120のタスク照明LED130は、テーブル107に所望の照明を供給している。昼光センサ124がテーブル107上の光レベルを測定し(又は、代わりに会議室内の他の場所の光レベルを測定してもよい)、コントローラ122が、光レベルを所望のレベルに維持するためにタスク照明LED130の光出力強度を調整してもよい。例えば、一部の実施形態において、LED130の1つ以上のLEDの光出力は、テーブル107上の光レベルを約500ルクスに維持するよう、昼光センサ124からの値に基づいて調整されてもよい。図2の状態は、会議室内に人が存在し、テーブル107上にタスク照明が望まれ、窓103を通して供給される昼光だけではテーブル107を望ましく照らすのに不十分な場合、所望な状態であり得る。任意で、照明器具110、120を図2の状態にするために、ユーザインターフェース(例えば、コントロールパネル)が用いられてもよい。一部の実施形態では、コントローラ122は、存在センサ126及び/又は昼光センサ124からの読み取り値に基づいて、照明器具120を自動的に図2の状態に設定する。更に又は代わりに、照明器具110が照明されてもよい。例えば、一部の実施形態では、照明器具110が照明される場合、タスク照明LED130をそれほど明るく照明する必要がない、更に/又はタスク照明LED130を全く起動しなくてもよい可能性がある。
[0058]図3において、照明器具120のタスク照明LED130はオフにされ、照明器具120の顔照明LED140はオンにされ、照明器具110はオフにされている。窓103を介して、望ましい照光がテーブル107に供給されている。昼光センサ124がテーブル107上の光レベルを測定して(又は、代わりに会議室内の他の場所の光レベルを測定してもよい)、コントローラ122がタスク照明LED130による更なる照明が必要か否かを判定することを可能にしてもよい。また、昼光センサ124がテーブル107上の光レベルを測定して、コントローラ122が、窓103からの光強度が顔照明LED140を起動するのに十分であるときを判定することを可能にしてもよい。コントローラ122は、更に又はあるいは、タスク照明LED130及び/若しくは照明器具110からの光出力の状態及び特性(例えば、窓103からの寄与を推測するために)、並びに/又は他の昼光センサ(例えば、窓103を直接対象とする)を参照してもよい。顔照明LED140は、網掛けの長方形141によって概して示される顔光出力を生成している。顔光出力は、椅子105A−Dに隣接する領域(例えば、少なくとも、椅子105A−Dに座っている人の顔によって占有されるであろう領域)に向けられる。図3の状態は、椅子105A−Dの1つ以上に人が座っており、顔照明LED140からの照明が無ければ、窓103から差し込む昼光と椅子105A−Dに座っている人の顔の前面との間に高いコントラストをもたらす程度に窓103を通して昼光が供給され、他の人(例えば、椅子105E−Hのいずれかに座っている人)が顔を見るのを困難にする場合、所望の状態であり得る。
[0059]顔照明LED140によって生成される顔光出力は、椅子105A−Dに座る人へのぎらつきを最小にするために、拡散であり得る。一部の実施形態では、顔光出力は、椅子105A−Dに座る人によって占有されるであろう領域に光出力を概して制限するビーム角を有し得る。このようなビーム角は、タスク照明LED130のルーメン出力の大部分が、椅子105A−Dに座る人の顔を照らすために用いられることを可能にし得る。一部の実施形態では、実際に人によって占有されている椅子105A−Dのみに向けて照明を供給するために、顔照明LED140の一部のみが照明されてもよい。例えば、椅子105A及び105Dのみが占有されている場合(例えば、存在センサ126による判定に基づいて)、顔照明LED140の、椅子105A及び105Dに向けて光出力を生成するLEDのみが照明され得る。一部の実施形態では、顔の造形(形状及び陰影の見え方)を強調するために、椅子105A−Dのうちの1つに向けられる光が、人の顔の複数の部分(例えば、左側及び右側)に向けられてもよい。例えば、少なくとも2つの別々の拡散顔照明要素が人の顔に向けられてもよい(例えば、互いに空間的に離され、且つ/又は互いに平行でない2つの別々の軸を中心として主に方向づけられる2つの要素)。
[0060]顔光出力の光出力は、所望の通りに設定され得る。例えば、一部の実施形態では、顔光出力の光出力強度は、椅子105A−Dのうちの1つに座る人の顔において約200ルクスを実現するよう設定され得る。また、例えば、一部の実施形態では、エネルギー節約モード中、顔光出力の光出力強度は、椅子105A−Dのうちの1つに座る人の顔において、テーブル107におけるルクス値の約25%以下を実現するよう設定され得る。例えば、コントローラ122は昼光センサ124からの入力を用いて顔照明LEDの光出力強度を調整し、所定の距離離れた位置において、昼光センサ124により測定されたルクスの約20%のルクスを生成してもよい。一部の実施形態では、顔光出力の光出力強度は、更に又は代わりに、ユーザインターフェース(例えば、調光器)を介してユーザにより、及び/又は自動的に(例えば、窓103を通じて供給される昼光の明るさに比例して調整可能)調整可能であり得る(例えば、エネルギー節約モードでは0%−25%)。一部の実施形態では、エネルギー節約モードは、所定の期間中に利用されてもよく(例えば、ユーザによるユーザインターフェースを介した設定に従って、慣例的にエネルギー需要が高い時間中)、コントローラ122に伝送されたデマンドレスポンスイベントに応じて利用されてもよく、及び/又はユーザによって選択可能な複数のモードのうちの1つとして利用されてもよい。
[0061]また、一部の実施形態では、顔光出力の光出力は、光治療モードに設定されてもよい。光治療モード中、顔光出力の光出力強度は、椅子105A−Dのうちの1つに座っている人の顔において、エネルギー節約モード中の光出力強度より高いルクス値を実現するよう設定されてもよい。更に又は代わりに、例えば、色、ビーム角、及び/又は周波数等、治療モード又はエネルギー節約モードにおいて顔光出力の他の光出力特性が変更されてもよい。一部の実施形態では、窓103から差し込む昼光と椅子105A−Dに座る人の顔の前面との間のコントラストを下げ、顔を見やすくすることが望ましい状況において、光治療モードが利用されてもよい。一部の実施形態では、光治療モードは窓103からの昼光とは無関係に起動されてもよい。一部の実施形態では、光治療モード中、顔照明LED140の一部のみが照明され、人が実際に占有している椅子105A−Dに向かってのみ照明を供給してもよい。例えば、椅子105A及び105Dのみが占有されている場合(例えば、存在センサ126によって判定されて)、顔照明LED140のうち、椅子105A及び105Dに向けて光出力するLEDのみが照明され得る。
[0062]一部の実施形態では、光治療モード中、顔光出力の光出力強度は、椅子105A−Dの1つに座っている人の顔において、テーブル107におけるルクス値の約200%以下のルクス値を実現するよう設定されてもよい。例えば、コントローラ122が昼光センサ124からの入力を利用して顔照明LED140の光出力強度を調整し、昼光センサ124を介して測定されたルクスの約200%のルクスを所定の距離離れた位置に生成してもよい。一部の実施形態では、更に又は代わりに、光治療モード中の顔光出力の光出力強度が、ユーザインターフェース(例えば、GUI)を介してユーザによって及び/又は自動的に調整可能でもよい(例えば、0%−200%)。一部の実施形態では、光治療モードが所定の期間中利用されてもよい(例えば、ユーザインターフェースを介してユーザによる設定に従って、光治療において慣例的に利用される時間中、会議の開始時)。一部の実施形態では、光治療モードは、複数のユーザ選択可能モードのうちの1つとして使用されてもよい。
[0063]一部の実施形態では、1つ以上のセンサからのフィードバックに応じて光出力モードが使用されてもよい。例えば、1人以上の人に向けられた顔照明LEDの光治療モードを自動的にオンにするために、それらの人からの1つ以上のバイオフィードバック信号を利用してもよい。例えば、眼球運動及び/又は瞳孔径の画像の解析に基づくバイオフィードバック信号が解析されてもよい。したがって、テーブルの周りに座っている人の集中力が落ちたり又は眠くなった場合、そのような人に向けられる顔照明が変更され得る(例えば、任意で他の人に向けられた顔照明レベルを他のレベル(例えば、異なる光治療モードレベル、エネルギー節約モードレベル、又は完全にオフ)に維持したまま、1つ以上高い強度に切り替えられる、1つ以上異なる色に切り替えられる)。一部の実施形態では、照明治療は、上記とは異なり、1人以上の人のために個別に適合されてもよい。例えば、一部の実施形態では、ユーザインターフェースを使用して、特定の椅子105A−Dに関して所望の光治療特性を設定してもよい。また、例えば、コントローラ122に所望の光治療設定を伝えるRFIDタグ又は他のデバイスをユーザが有してもよい。
[0064]図面において、テーブル107の片側だけが顔照明LED140から顔照明を供給されるが、他の実施形態では、望ましい場合はテーブル107の他の辺にも顔照明が供給され得る。例えば、一部の実施形態では、顔照明が椅子105E−Hに向けて、及び/又は(人が立つか、又は追加の椅子に座る可能性がある)テーブル107の椅子が無い両端に向けて供給されてもよい。このような追加の顔照明は、照明器具120の顔照明LED140によって、及び/又は顔照明を有する1つ以上の追加の照明器具から生成されてもよい。このような追加の照明器具は、いずれも任意で照明器具120とネットワーク通信し得る。
[0065]図4は、図3に示すような状態における照明器具110、120を有する会議室の側面図を示す。照明器具120の顔照明LED140は、椅子105Aに座っている人102の顔に向けて顔光出力106を向ける。顔光出力106は、人102の顔をテーブル107の反対側に座る人に見やすくし、窓103から入る昼光104と人102の顔の前面との間のコントラストを最小にする。
[0066]図6は、照明器具120の側面図を示す。タスク照明LED130は、通常はテーブル107に面する照明器具120の底部に設けられる。顔照明LED140は、底部に対して上向きの角度で配置される照明器具の側部に設けられる。一部の実施形態では、LED140の取り付け角度は、照明器具120の周辺の所望の領域に光出力を向けるよう選択されてもよい。LED130及び/又は140は、所望の出力特性を実現するために、1つ以上の反射板、拡散板、光学的部品(optical pieces)、及び/又は他の光学的要素と組み合わせられてもよい。
[0067]図7は、照明器具の他の実施形態220を示す。照明器具220は、その底部のタスク照明LED230、及び、機械的に方向的に調整可能な複数のLED240を含む顔照明要素を含む。方向的に調整可能なLED240は、照明の微調整を可能にし、様々な環境に適合可能にし得る。例えば、異なるサイズのテーブルに対応するよう、異なる照明器具設置位置に対応するよう、及び/又はテーブル又は他のタスクエリアに隣接する異なる着席及び/又は立ち位置に対応するよう、LED240の方向が調整され得る。一部の実施形態では、全てのLED240が均一に調整可能である。一部の実施形態では、LED240の各セグメントが個別に調整可能であり得る。例えば、複数のセグメントが設けられ、各セグメントが概して椅子又は椅子のグループ等に向けられ、各セグメントが個別に調整可能でもよい。
[0068]図8は、照明器具の他の実施形態320を有する会議室の他の実施形態を示す。会議室は、プレゼンテーションスクリーン201を含む。会議室内には椅子があり、そのうちの4つ(305A−D)が図示され、そのうちの2つ(305B、305C)に人302B、302Cが座っている。また、会議室には窓が存在する。窓は図示されていないが、2人の人302B、302Cの背後(言い換えれば、ページから出る方向)にある。屋外環境からの自然昼光が窓を通過し、会議室の一部に照光を供給し得る。
[0069]照明器具320は、第1の顔照明セグメント340A、第2の顔照明セグメント340B、第3の照明セグメント340C、及び第4の顔照明セグメント340Dを含む顔照明を含む。更に、4つの存在センサ326A、326B、326C、及び326Dが設けられ、それぞれが対応する照明セグメント340A−Dと組み合わせられる。存在センサ326Aは席305Aに座る人の存在を監視し、存在センサ326Bは席305Bに座る人の存在を監視し、存在センサ326Cは席305Cに座る人の存在を監視し、存在センサ306Dは席305Dに座る人の存在を監視する。椅子305A及び305Dには誰もいないので、照明セグメント340A及び340Dは光出力を生成していない。椅子305B及び305Cには人302B及び302Cがいるので、照明セグメント340B及び340Cは照明され、光出力306B及び306Cを人302B及び302Cの顔に向ける。
[0070]1つ以上のコントローラが存在センサ326A−Dと通信して、どの顔照明セグメント340A−Dが照明されるかを制御するためにそれらからの出力を利用してもよい。例えば照明器具120に関連して上記したように、セグメント340A−Dは、任意で、エネルギー節約モード及び/又は光治療モードで動作可能であり得る。例えば照明器具120に関連して上記したように、顔照明セグメント340A−Dは、更に又はあるいは、任意で、1つ以上の昼光センサからの読み取り値に少なくとも部分的に基づいて調整及び/又は起動されてもよい。また、例えば照明器具120に関連して上記したように、照明器具320は、任意で、1つ以上のタスク照明源を含むタスク照明要素を備えてもよい。
[0071]いくつかの発明的実施形態を記載及び図示したが、当業者は、開示の機能を実行するための、並びに/又は開示の結果及び/若しくは1つ以上の利益を得るための様々な他の手段及び/又は構造に容易に想到するであろう。また、かかる変形例及び/又は改変例は、開示の発明的実施形態の範囲に含まれるとみなされる。より一般的には、開示される全てのパラメータ、寸法、材料、及び構成は例示的であり、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成は、発明的な教示が適用される特定の用途に依存することを、当業者は容易に理解するであろう。当業者は、通常の実験以上を要することなく、開示の特定の発明的実施形態の多数の均等物を認識又は確認できるであろう。したがって、上記実施形態はあくまで例として提示されており、特許請求の範囲及び均等物の範囲内において、発明的実施形態は明確に記載及び請求された態様以外の態様で実施され得る。
[0072]本明細書で定義及び使用される全ての定義が、辞書の定義、参照によって組み込まれる文献内の定義、及び/又は定義される用語の通常の意味を支配すると理解されたい。
[0073]本明細書及び特許請求の範囲において、明らかに反して示されていない限り、要素は「少なくとも1つの」要素を意味すると理解すべきである。
[0074]本明細書及び特許請求の範囲で使用される語句「及び/又は」は、結合されている要素の「一方又は両方」、すなわち、ある場合には接続的(共同的)に存在し、他の場合には離接的(分離的)に存在する要素を意味すると理解すべきである。「及び/又は」によって列挙される複数の要素も同様に解されるべきであり、すなわち、接続される要素の「1つ以上」と解されるべきである。「及び/又は」の句によって具体的に特定される要素以外の要素が任意で存在してもよく、具体的に特定される要素に関係しても無関係でもよい。
[0075]本明細書及び特許請求の範囲において、1つ以上の要素の列挙に関連する語句「少なくとも1つ」は、要素の列挙内の任意の1つ以上の要素から選択される少なくとも1つの要素を意味すると理解されるべきであり、必ずしも要素の列挙内に具体的に列挙される全ての要素を少なくとも1つ含まず、要素の列挙内の要素のあらゆる組み合わせを除外しない。
[0076]また、明らかに反するよう示されない限り、1つ以上のステップ又は動作を含むあらゆる特許請求の方法において、方法のステップ又は動作の順番は必ずしも方法のステップ又は動作が列挙されている順番に限定されない。また、請求項において括弧内に参照符号がある場合、それらは単に便宜上設けられたものであり、特許請求の範囲を如何なる意味でも限定しないと解されるべきである。

Claims (16)

  1. 少なくとも1つの照明器具のタスク照明要素及び顔照明要素を制御する方法であって、
    タスクエリアの近傍の光レベルを監視するステップと、
    前記タスクエリアの近傍の前記光レベルに基づき、前記タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具から前記タスクエリアにタスク照明を供給するステップと、
    複数のユーザセグメントのそれぞれにおける人の存在を監視するステップであって、前記ユーザセグメントは前記タスクエリアに隣接し、前記タスクエリアとのユーザインタラクションのために使用される、ステップと、
    前記ユーザセグメントのうちの所与のユーザセグメントに人が存在することに基づき、前記タスクエリアの上方の前記少なくとも1つの照明器具から前記所与のユーザセグメントに顔照明を供給するステップと
    を含み、
    前記顔照明及び前記タスク照明の1つ又は複数の特性は互いに独立して調整可能であり、
    入ってくる昼光の所定の強度、及び前記入ってくる昼光の所定の方向のうちの少なくとも1つが認識されると、前記顔照明が、前記照明器具の前記昼光が発生する側の前記ユーザセグメントに自動的に供給される、
    方法。
  2. 前記タスク照明は、強度、スペクトル組成、及び動特性のうちの少なくとも1つにおいて前記顔照明から異なる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記顔照明の前記特性は、ユーザインターフェースを介して、前記ユーザセグメントの少なくとも1つに関して独立して設定可能である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記タスクエリアの近傍の前記光レベルに基づき、前記タスク照明を供給するステップは、前記タスクエリアの近傍の前記光レベルに比例する前記タスク照明のタスク照明レベルを供給するステップを含む、請求項1乃至3の何れか一項に記載の方法。
  5. 少なくとも1つの照明器具のタスク照明要素及び顔照明要素を制御する方法であって、
    タスクエリアの近傍の光レベルを監視するステップと、
    前記タスクエリアの近傍の前記光レベルに基づき、前記タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具から前記タスクエリアにタスク照明を供給するステップと、
    複数のユーザセグメントのそれぞれにおける人の存在を監視するステップであって、前記ユーザセグメントは前記タスクエリアに隣接し、前記タスクエリアとのユーザインタラクションのために使用される、ステップと、
    前記ユーザセグメントのうちの所与のユーザセグメントに人が存在することに基づき、前記タスクエリアの上方の前記少なくとも1つの照明器具から前記所与のユーザセグメントに顔照明を供給するステップと
    を含み、
    前記顔照明及び前記タスク照明の1つ又は複数の特性は互いに独立して調整可能であり、
    前記ユーザセグメントのそれぞれに向けられる前記顔照明の発生方向は、調整可能である方法。
  6. 少なくとも1つの照明器具のタスク照明要素及び顔照明要素を制御する方法であって、
    タスクエリアの近傍の光レベルを監視するステップと、
    前記タスクエリアの近傍の前記光レベルに基づき、前記タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具から前記タスクエリアにタスク照明を供給するステップと、
    複数のユーザセグメントのそれぞれにおける人の存在を監視するステップであって、前記ユーザセグメントは前記タスクエリアに隣接し、前記タスクエリアとのユーザインタラクションのために使用される、ステップと、
    前記ユーザセグメントのうちの所与のユーザセグメントに人が存在することに基づき、前記タスクエリアの上方の前記少なくとも1つの照明器具から前記所与のユーザセグメントに顔照明を供給するステップと
    を含み、
    前記顔照明及び前記タスク照明の1つ又は複数の特性は互いに独立して調整可能であり、
    前記ユーザセグメントのそれぞれに向けられる前記顔照明の発生方向は、主に第1の軸を中心として向けられる第1の成分と、主に第2の軸を中心として向けられる第2の成分とを少なくとも含む方法。
  7. 前記複数のユーザセグメントのそれぞれにおける人の存在を監視する前記ステップは、前記複数のユーザセグメントのそれぞれに向けられるコード化された光の反射を監視するステップを含む、請求項1乃至6の何れか一項に記載の方法。
  8. 前記ユーザセグメントのそれぞれは、前記タスクエリアに隣接する少なくとも1つの椅子着席エリアを含む、請求項1乃至7の何れか一項に記載の方法。
  9. 少なくとも1つの照明器具のタスク照明要素及び顔照明要素を制御する方法であって、
    タスクエリアの近傍の光レベルを監視するステップと、
    前記タスクエリアの近傍の前記光レベルに基づき、前記タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具から前記タスクエリアにタスク照明を供給するステップと、
    複数のユーザセグメントのそれぞれにおける人の存在を監視するステップであって、前記ユーザセグメントは前記タスクエリアに隣接し、前記タスクエリアとのユーザインタラクションのために使用される、ステップと、
    前記ユーザセグメントのうちの所与のユーザセグメントに人が存在することに基づき、前記タスクエリアの上方の前記少なくとも1つの照明器具から前記所与のユーザセグメントに顔照明を供給するステップと
    を含み、
    前記顔照明及び前記タスク照明の1つ又は複数の特性は互いに独立して調整可能であり、
    第1のモードにおいて、人が存在し、前記タスクエリアと前記光レベルに寄与する窓との間に位置する前記ユーザセグメントにのみ前記顔照明が供給される方法。
  10. 第2のモードにおいて、人が存在する全ての前記ユーザセグメントに前記顔照明が供給される、請求項に記載の方法。
  11. 前記第1のモードにおいて、顔表面ルクスのタスク表面ルクスに対する比は1未満であり、前記顔表面ルクスは前記ユーザセグメントのそれぞれにおいて顔表面で取得され、前記タスク表面ルクスはタスク表面で取得され、前記第2のモードにおいて、前記顔表面ルクスの前記タスク表面ルクスに対する比は第2の範囲内で調整可能であり、前記第2の範囲は1より大きい値を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記タスク照明は、前記タスクエリアに面する第1のグループのLEDから生成され、前記顔照明は、前記ユーザセグメントに面する第2のグループのLEDから生成される、請求項1乃至11の何れか一項に記載の方法。
  13. 互いに独立して調整可能な前記顔照明及び前記タスク照明の前記1つ又は複数の特性は、強度、スペクトル組成、及び動特性からなる群から選択される、請求項1乃至12の何れか一項に記載の方法。
  14. 少なくとも1つの照明器具のタスク照明要素及び顔照明要素を制御する方法であって、
    タスクエリアの近傍の光レベルを監視するステップと、
    前記タスクエリアの近傍の前記光レベルに基づき、前記タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具から前記タスクエリアにタスク照明を供給するステップと、
    複数のユーザセグメントのそれぞれにおける人の存在を監視するステップであって、前記ユーザセグメントは前記タスクエリアに隣接し、前記タスクエリアとのユーザインタラクションのために使用される、ステップと、
    前記ユーザセグメントのうちの所与のユーザセグメントに人が存在することに基づき、前記タスクエリアの上方の前記少なくとも1つの照明器具から前記所与のユーザセグメントに顔照明を供給するステップと
    を含み、
    前記顔照明及び前記タスク照明の1つ又は複数の特性は互いに独立して調整可能であり、
    前記ユーザセグメントのうちの所与のユーザセグメントに人が存在することに基づき、前記タスクエリアの上方の前記少なくとも1つの照明器具から前記所与のユーザセグメントに前記顔照明を供給するステップは、人が存在する前記ユーザセグメントにのみ前記顔照明を供給するステップを含む方法。
  15. 前記タスクエリアの近傍の前記光レベルに基づき、前記タスクエリアの上方の少なくとも1つの照明器具から前記タスクエリアにタスク照明を供給するステップは、前記光レベルが閾値未満である場合にのみ前記タスク照明を供給するステップを含む、請求項1乃至14の何れか一項に記載の方法。
  16. 前記タスク照明の特性は、第1の基準に基づき調整され、前記顔照明の特性は、第2の基準に基づき調整され、前記第2の基準は前記第1の基準に対してユニークである、請求項1乃至15の何れか一項に記載の方法。
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