JP6173256B2 - 群管理エレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、身体障害に配慮した群管理エレベータ装置に関する。
身体障害に配慮した群管理エレベータ装置に関する従来技術として、特許文献1および特許文献2に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の技術においては、エレベータ利用客が、乗場近くに設置されるフロア選択用スイッチボタンを操作すると、行き先階または行き先階群のアナウンスが開始される。利用客が目的とする行き先階または行き先階群がアナウンスされたら、利用客は再度ボタンを操作する。この時、群管理エレベータ装置は、利用客によるボタンの再操作前において最後にアナウンスされた行き先階または行き先階群を、エレベータ群内のいずれかのエレベータ号機に割り当て、そのエレベータ号機を特定するための音をかご特定装置から発生させる。
また特許文献2に記載の技術においては、利用客によって専用乗場ボタンが操作されたら、2台並設される視覚障害対応エレベータ号機の内、どちらに乗場呼びが登録されたかを音声にて案内する。
特表2007−537962号公報 特開平9−216776号公報
上記のような従来の群管理エレベータ装置では、利用客が、自分が登録した行き先階あるいは乗場呼びが割り当てられたエレベータ号機を音声案内により確認することができる。しかしながら、乗場に到着した乗りかごへの乗りこみについては配慮されていないため、乗り場の混雑状況などによっては、利用客が乗りかごに円滑に乗り込むことが難しくなる。
そこで、本発明は、利用客が乗りかごに円滑に乗り込むことを可能にする、身体障害に配慮した群管理エレベータ装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明による群管理エレベータ装置は、複数のエレベータ号機と、乗場階床に位置する行き先階登録装置と、行き先階登録装置の操作によって登録される行き先階に複数のエレベータ号機のいずれかを割り当てる群管理制御装置とを備えるものであって、乗場階床に備えられる、利用客の視覚障害を確認する身体障害確認手段と、身体障害確認手段によって視覚障害が確認された時、群管理制御装置によって割り当てられたエレベータ号機の乗場において、視覚障害への配慮を促す案内を出力する複数の案内出力装置を備え、案内の内容は、利用者の優先乗車である。さらに、案内出力装置の出力部は複数のエレベータ号機の各々に設けられ、案内は、割当てられたエレベータ号機の位置に応じて音声が聞こえる方向が異なるように、割り当てられたエレベータ号機に配置される出力部から音声によって出力される。もしくは、案内出力装置の出力部は複数のエレベータ号機の内、隣接するエレベータ号機間に設けられ、案内は、割当てられたエレベータ号機の位置に応じて音声が聞こえる方向が異なるように、割り当てられたエレベータ号機に隣接する出力部から音声によって出力される。さらに、行き先階登録装置は音声出力部を備え、身体障害確認手段によって視覚障害が確認された時、音声出力部は、割り当てられたエレベータ号機の識別情報および割当てられたエレベータ号機に向かう移動方向の音声案内を出力し、次に、割り当てられたエレベータ号機に配置される出力部が利用客の優先乗車である案内を音声によって出力する。
本発明による群管理エレベータ装置によれば、身体障害への配慮を促す案内を出力する案内出力装置を備えることにより、利用客が乗りかごに円滑に乗り込むことが可能になる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1である群管理エレベータ装置の乗り場を示す斜視図である。 実施例1の群管理エレベータ装置の制御システムを示すブロック図である。 図1の行き先階登録装置における操作面の構成例を示す正面図である。 図1に示した群管理エレベータ装置における行き先階登録の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2である群管理エレベータ装置における行き先階登録の処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例1である群管理エレベータ装置の乗場を示す斜視図である。
本実施例の群管理エレベータ装置は、複数(図1では4台)のエレベータ号機(A〜D)と、乗場階床における乗場内あるいは乗場入口の近辺に固定的に配置される集中配置型の行き先階登録装置2と、乗り場呼びに応答したエレベータ号機の乗りかごの到着を上下方向別に知らせる到着灯3と、各エレベータ号機の乗場ドア上に配置され、音声あるいは文字表示によって情報を出力する号機出力装置4とを有している。なお、乗場呼びは、後述するように、行き先階登録のために行き先階登録装置2の操作面1が操作される時に登録される。
本実施例においては、乗場空間の両側に、2台ずつエレベータ号機が配置される。隣り合う2台のエレベータ号機の間に位置する壁面には、行き先階登録装置10が設けられる。エレベータ利用客は、行き先階登録装置2による行き先階登録を失念した場合や、行き先階登録装置2により登録した行き先階を変更したい場合などに、行先階登録装置10によって、行き先階を登録すること、あるいは登録し直すことができる。
図2は、本実施例の群管理エレベータ装置の制御システムを示すブロック図である。制御システム20は、行き先階登録装置2,10と、各エレベータ号機(図1中のA〜D号機)の運転や、到着灯などの各種機器の動作を制御する号機制御装置22と、行き先階登録装置2,10からの行き先階信号などのデータ信号や各号機制御装置22から送信される各エレベータ号機の運転状態データなどに基づいて、行き先階登録装置2,10や各エレベータ号機制御装置22に与える制御指令を作成する群管理制御装置21を含む。後述するように、群管理制御装置21は、行き先階登録装置2,10からの信号により利用客の身体障害を確認すると、身体障害に配慮した制御用ソフトウェアを作動させて制御指令を作成し、本制御指令によって身体障害に配慮した制御を実行する。
次に、行き先階登録装置2を用いた行き先階の登録について説明する。ここで、行き先階登録装置2は、利用客の身体障害を確認する確認装置としての機能を兼ね備える。
図3は、図1の行き先階登録装置2における操作面1の構成例を示す正面図である。行き先階登録装置2の操作面1には、行き先階を登録する際に利用客が押す複数の数値ボタン(図2ではテンキー)からなる階床ボタン5と、行き先階の登録を行う利用客が身体障害を通知する場合に押す身体障害通知ボタン6と、利用客が押した行き先階を表示したり、登録された行き先階、および行き先階登録装置2が設置された階床の乗場呼びに割り当てられたエレベータ号機を示す文字や記号を表示したりする表示出力部7と、身体障害通知ボタン6が操作されたとき、前記のようにして行き先階および乗場呼びに割り当てられたエレベータ号機を示す音声案内を出力する音声案内出力部8と、利用客が視覚障害を通知するための視覚障害通知ボタン9を有している。
これらのボタンはいずれも押しボタン式のボタンスイッチであり、ボタン押圧面の表面には、数字あるいは記号が印刷などにより表示されると共に、点字が付加されている。
行き先階登録装置2は、階床ボタン5が操作された場合、表示出力部7に、階床ボタン5によって入力された行き先階の階床数字を表示すると共に、入力された行き先階床を示す信号を群管理制御装置21(図2参照)に送信する。群管理制御装置21は、行き先階床を示す信号を受信して、行き先階が登録されると、各エレベータ号機の運転状態を考慮して、利用客の待ち時間を短縮するのに適したエレベータ号機を選択し、選択したエレベータ号機を、登録された行き先階およびその行き先階が入力された階床の乗場呼びに割り当てる。そして、群管理制御装置21は、行き先階登録装置2の表示出力部7に、行き先階および乗場呼びに割り当てられたエレベータ号機を示す文字や記号を表示したり、音声出力部8によって、割り当てられたエレベータ号機を音声案内したりする。なお、本音声案内は、身体障害通知ボタン6および視覚障害通知ボタン9が操作されたか否かに関わらず実行される一般音声案内であっても良い。そして、本音声案内は、例えば「C号機をご利用ください」というように、エレベータ号機に関する情報として、エレベータ号機を識別するための番号あるいは名称のみを含む。
また、身体障害通知ボタン6や視覚障害通知ボタン9が操作されると、通知信号が、行き先階登録装置2から群管理制御装置21に送信される。群管理制御装置21は、この通知信号を受信して、利用客の身体障害あるいは視覚障害を確認した場合、上記一般音声案内に加え、あるいは上記一般放送案内を実行せずに、身体障害あるいは視覚障害に配慮した音声案内を実行する。
なお、群管理制御装置21は、身体障害通知ボタン6や視覚障害通知ボタンが操作された場合、操作した利用客が行き先階登録装置2の設置場所からエレベータ号機前まで移動するのに要する時間をも考慮して、利用客が、到着した乗りかごに確実に乗り込め、かつ待ち時間がより少ないエレベータ号機を選択して、選択したエレベータ号機を、登録された行き先階および乗場呼びに割り当てても良い。
なお、身体障害や視覚障害に配慮した音声案内は、身体障害通知ボタン6や視覚障害通知ボタン9が操作されたか否かに関わらず実行されても良い。この場合でも、群管理制御装置21は、身体障害通知ボタン6や視覚障害通知ボタン9が操作されたら、利用客の移動時間を考慮して、行き先階および乗場呼びを割り当てるエレベータ号機を選択しても良い。
図4は、本実施例の群管理エレベータ装置における行き先階登録の処理動作を示すフローチャートである。本図4は、利用客が、行き先階を登録するために、行き先階登録装置2の階床ボタン5および身体障害通知ボタン6を操作する場合における処理動作を示す。
本実施例の群管理エレベータ装置の群管理制御装置21は、エレベータ装置が稼働している時には行き先階登録装置2を監視しており、一監視動作として、行き先階登録装置2からの通知信号の有無に基づいて、身体障害通知ボタン6が押圧操作されたか否かを判定している(ステップS1)。身体障害通知ボタン6が押圧操作されたと判定されると、視覚障害に配慮した制御用ソフトウェアが作動される(ステップS1,YES)。身体障害通知ボタン6が押圧操作されたことが検出されなければ、行き先階登録装置2の監視が継続される(ステップS1,NO)。
群管理制御装置21は、身体障害通知ボタン6が押圧操作されたと判定すると(ステップS1,YES)、次に、行き先階登録装置2からの行き先階信号の有無に基づいて、行き先階登録装置2の階床ボタン5が押圧操作されたか否かを判定する(ステップS2)。階床ボタン5が押圧操作されたと判定すると(ステップS2,YES)、群管理制御装置21は、行き先階信号を受け付けて、各エレベータ号機の運転状態や、利用客が移動に要する時間を考慮しながら、最適なエレベータ号機を選択し、選択したエレベータ号機を、行き先階および乗場呼びに割り当て、割り当てられたエレベータ号機を行き先階登録装置2に通知する(ステップS3)。この通知を受信した行き先階登録装置2は、割り当てられたエレベータ号機に関する情報を、表示出力部7に表示する。さらに、本情報は音声出力部8から前述の一般音声案内によって出力されても良いし、一般音声案内を出力することなく次のステップS4に移行しても良い。なお、群管理制御装置21は、階床ボタン5が押圧操作されたと判定されない場合(ステップS2,NO)、再度ステップS2を実行する。
次に、群管理制御装置21は、音声出力部8が発する音声によって利用客の移動を促す案内放送を行う(ステップS4)。ここで、群管理制御装置21は、行き先階登録装置2の位置と乗場内における各エレベータ号機の位置との組み合わせと、放送内容とを関係づけるデータテーブルを予め記憶している。そして、群管理制御装置21は、利用客によって操作された行き先階登録装置2の位置情報と割り当てられたエレベータ号機の組み合わせに対する放送内容をデータテーブルから抽出し、抽出した放送内容を音声出力部8から出力する。
本放送内容は、行き先階登録装置2の設置位置に居る利用客に対し、割り当てられたエレベータ号機に向かう移動方向を案内するものであり、例えば「斜め右5mのC号機に乗車ください。」という内容である。ここで、本内容には、例えば「C号機」というように、割り当てられたエレベータ号機の識別情報が含まれているので、本内容から、利用客は、割り当てられた号機およびそれに向かう方向を知ることができる。また、本内容に先立って、エレベータ号機に関する情報としてエレベータ号機の識別情報のみを含む上記一般音声案内を出力すれば、利用客は、より確実に、割り当てられたエレベータ号機を確認できる。なお、利用客によって操作された行き先階登録装置2の位置情報は、行き先階登録装置の識別情報として、行き先階登録装置2のいずれかの押しボタンが操作された時に群管理制御装置に送信される信号に含まれている。
次に、群管理制御装置21は、割り当てられたエレベータ号機の乗場ドア上に配置される号機出力装置4(図1参照)を作動させて、他の利用客に対して、視覚障害への配慮を促す案内情報を出力する(ステップS5)。なお、群管理制御装置21は、予め案内情報の内容を記憶している。案内情報の内容は、例えば、「優先乗車の方が来られます。ドアの前を開けてお待ちください。」というような、優先乗車を促す音声案内、または表示案内である。また、割り当てられたエレベータ号機に配置される号機出力装置4(図1参照)から音声を発生させることにより、利用客が、音声が聞こえる方向の違いによって、割り当てられたエレベータ号機の正確な位置を確認することができる。
利用客は、行き先階登録装置2の音声出力部8から出力される案内放送に従って、割り当てられたエレベータ号機、例えば斜め右5mのC号機の前へ、容易に移動することができる。このとき、割り当てられたエレベータ号機の乗場ドア周辺に他の利用客が待機していても、号機出力装置4による案内放送または文字表示によって視覚障害への配慮を促すことにより、利用客が、到着した乗りかごに優先乗車し易くなる。
なお、ステップS5における案内情報は、行き先階登録装置10が備える音声出力部11(図1参照)から出力されても良い。行き先階登録装置10は、隣接するエレベータ号機間に設置されるので、乗場内において音声が聞こえる方向の違いによって、利用客が、割り当てられたエレベータ号機の正確な位置を確認することができる。
このように、本実施例によれば、行き先階登録から乗りかごへの乗車の段階まで視覚障害に配慮した制御動作により、利用客がエレベータを円滑に利用することが可能になる。
本実施例の群管理エレベータ装置では、行き先階登録装置2の身体障害通知ボタン6が押されたとき、視覚障害に配慮した制御用ソフトウェアが作動されたが、視覚障害通知ボタン9を、視覚障害を通知するための専用ボタンとして、視覚障害通知ボタン9が押されたとき、視覚障害に配慮した制御用ソフトウェアが作動されるようにしてもよい。また、エレベータ乗場に設置されるカメラによって取得される乗場の画像を画像処理して、視覚障害を確認する画像処理装置からなる視覚障害確認装置を設け、この確認装置によって杖を使用している利用客が検知されたら、群管理制御装置21が、視覚障害を確認して、上述したような視覚障害に配慮した制御動作を実行しても良い。
図5は、本発明の実施例2である群管理エレベータ装置における行き先階登録の処理動作を示すフローチャートである。本実施例では、携帯端末装置(図示せず)を用いて行き先階が登録される。本携帯端末装置は、行き先階データや利用客識別データを予め記憶し、これらのデータを無線信号に乗せて送信する。この無線信号は、乗場に設けられるアンテナを含む受信装置によって受信される。受信された信号から、群管理制御装置21は、各データを取得する。
本実施例の群管理制御装置21は、エレベータ利用客が予め所持する行き先階登録用の携帯端末装置からの発信信号を検出したときに、利用客識別データによって視覚障害を確認すると、視覚障害に配慮した制御動作を実行する。すなわち、群管理制御装置21は、携帯端末装置からの発信信号によって利用客の現在位置情報と行き先階情報を取得すると共に、これらの取得情報に基づいて、利用客の行き先階および乗場呼びに割り当てられたエレベータ号機への移動を促す音声案内を、携帯端末装置が備える音声出力部から出力する。本実施例における具体的な制御動作は次のとおりである。
図5に示すように、群管理制御装置21は、携帯端末装置からの信号を監視しており、一監視動作として、携帯端末からの信号を受信したか否かを判定している(ステップS6)。携帯端末装置からの信号を受信したと判定されると、視覚障害に配慮した制御用ソフトウェアが作動される(ステップS6,YES)。携帯端末装置からの信号を受信したと判定されなければ、携帯端末装置の監視が継続される(ステップS6,NO)。
ここで、群管理制御装置21は、ステップS6における誤判断を防ぐために、携帯端末装置からの信号を監視する場合、受信している信号の発信源すなわち携帯端末装置が乗場に対して遠ざかっているか近づいているかを判断しても良い。携帯端末装置が乗場に近づいている場合、群管理制御装置21は、携帯端末装置の所持者がエレベータ利用客であると判定し、携帯端末装置からの信号に基づいて、ステップS7以降の処理を実行する。携帯端末装置が乗場から遠ざかっている場合、群管理制御装置21は、携帯端末装置の所持者がエレベータ利用客ではないと判定し、携帯端末装置からの信号の監視(ステップS6)を継続する。
なお、携帯端末装置が乗場に対して遠ざかっているか近づいているかは、携帯端末装置から発信される信号の強度の変化や、乗場に設けられる複数の受信装置の受信状態の変化によって検知することができる。
群管理制御装置21は、携帯端末装置からの利用客識別情報などの信号情報と行き先階情報が関係づけられたデータテーブルを記憶している。そして、群管理制御装置21は、携帯端末装置からの信号を受信したと判定すると(ステップS6,YES)、受信信号情報に対応する行き先階情報をデータテーブルから抽出して、行き先階を登録する(ステップS7)。
さらに、群管理制御装置21は、登録した行き先階と、携帯端末装置すなわち利用客が位置する階床の乗場呼びに対し、実施例1と同様に最適なエレベータ号機を割り当て、割り当てたエレベータ号機を携帯端末装置に通知する(ステップS8)。この通知を受信した携帯端末装置は、割り当てられたエレベータ号機に関する情報(例えば、号機の番号や名称)を携帯端末装置が備える音声出力部から前述した一般音声案内によって出力する。これにより、利用客は自己の行き先階登録に対して割り当てられたエレベータ号機を知ることができる。なお、実施例1と同様に、一般音声案内を実行せずに、次のステップS9に移行しても良い。
次に、群管理制御装置21は、携帯端末装置の音声出力部からの音声によって、利用客に対し、割り当てられたエレベータ号機前の移動を促す音声案内を行う(ステップS9)。ここで、群管理制御装置21は、携帯端末装置の位置と乗場内における各エレベータ号機の位置との組み合わせと、放送内容とを関係づけるデータテーブルを予め記憶している。そして、群管理制御装置21は、携帯端末装置から受信した信号に応じた携帯端末装置の位置情報と割り当てられたエレベータ号機の組み合わせに対する放送内容をデータテーブルから抽出し、抽出した放送内容を携帯端末装置が備える音声出力部から出力する。本放送内容は、携帯端末装置を所持する利用客に対し、割り当てられたエレベータ号機に向かう移動方向を案内するものであり、例えば「斜め右5mのC号機に乗車ください。」という内容である。これにより、利用客は、携帯端末装置の音声出力部からの案内に従って、割り当てられたエレベータ号機の前へと容易に移動することができる。
上記内容を放送後、群管理制御装置は、引き続き受信する携帯端末装置からの信号に含まれる携帯端末装置の位置情報に基づいて、ナビゲーション情報を携帯端末装置へ送信しても良い。このナビゲーション情報は、携帯端末装置の音声出力部から音声によって出力されるが、その内容は、例えば、「そのまま斜め右にお進みください。あと、3mでC号機に到着します。」のように、割り当てられたエレベータ号機へ利用客を誘導するための内容である。これにより、利用客は、割り当てられたエレベータ号機の前へと容易かつ確実に移動することができる。
なお、複数の放送内容データを予め携帯端末装置に格納し、携帯端末が、群管理制御装置21からの放送指令に応じた放送内容を抽出して、音声出力部から出力しても良い。この時、群管理制御装置21は、ステップS8において、携帯端末装置の位置情報と割り当てられたエレベータ号機の位置情報に基づいて放送指令を作成して、携帯端末装置へ送信する。
群管理制御装置21は、ステップS9を実行後、実施例1と同様に、割り当てられたエレベータ号機の乗場ドア上に配置される号機出力装置4(図1参照)を作動させて、他の利用客に対して、視覚障害に対する配慮を促す案内情報を、音声放送または文字表示によって出力する(ステップS10)。これにより、携帯端末装置を所持する利用客は、割り当てられたエレベータ号機の乗場ドア周辺に他の利用客が待機していても、号機出力装置4による案内放送または文字表示によって、視覚障害に対する配慮を他の利用客に知らしめることにより、到着した乗りかごに乗車し易くなる。
このように、本実施例によれば、行き先階登録から乗りかごへの乗車の段階まで、視覚障害に配慮した制御動作により、利用者がエレベータを円滑に利用することが可能になる。特に、視覚障害を検知し、自動で視覚障害に配慮した制御を行う事により、動作自動で利用者によるボタン操作が不要になる事や、割り当てられたエレベータ号機に対して誘導案内がされることにより、利用者にとってエレベータが容易に利用可能になる。
また、携帯端末装置から、行き先階情報を含む信号を発信させ、この信号に基づいて、行き先階が登録されるので、利用客の機器操作の負担が軽減される。
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。またある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
例えば、群管理エレベータ装置の制御動作は、視覚障害のみならず、車椅子利用,杖などの歩行補助器具使用,心肺や呼吸の障害などの身体障害に配慮したものであっても良い。
また、携帯端末装置の表示画面に、図3で示したような行き先階登録装置の操作面を表示して、タッチパネル式で操作するようにしても良い。
1 操作面
2 行き先階登録装置
3 到着灯
4 号機出力装置
5 階床ボタン
6 身体障害通知ボタン
7 表示出力部
8 音声出力部
9 視覚障害通知ボタン
10 行き先階登録装置
11 音声出力部
20 制御システム
21 群管理制御装置
22 号機制御装置

Claims (6)

  1. 複数のエレベータ号機と、乗場階床に位置する行き先階登録装置と、前記行き先階登録装置の操作によって登録される行き先階に前記複数のエレベータ号機のいずれかを割り当てる群管理制御装置とを備える群管理エレベータ装置において、
    前記乗場階床に備えられる、利用客の視覚障害を確認する身体障害確認手段と、
    前記身体障害確認手段によって視覚障害が確認された時、前記群管理制御装置によって割り当てられたエレベータ号機の乗場において、前記視覚障害への配慮を促す案内を出力する複数の案内出力装置と、
    を備え、
    前記案内の内容は、前記利用客の優先乗車であり、
    前記複数の案内出力装置の出力部は前記複数のエレベータ号機の各々に設けられ、
    前記案内は、前記割当てられたエレベータ号機の位置に応じて音声が聞こえる方向が異なるように、前記割り当てられたエレベータ号機に配置される前記出力部から音声によって出力され
    前記行き先階登録装置は音声出力部を備え、前記身体障害確認手段によって視覚障害が確認された時、前記音声出力部は、前記割り当てられたエレベータ号機の識別情報および前記割当てられたエレベータ号機に向かう移動方向の音声案内を出力し、次に、前記割り当てられたエレベータ号機に配置される前記出力部が前記利用客の優先乗車である前記案内を音声によって出力することを特徴とする群管理エレベータ装置。
  2. 複数のエレベータ号機と、乗場階床に位置する行き先階登録装置と、前記行き先階登録装置の操作によって登録される行き先階に前記複数のエレベータ号機のいずれかを割り当てる群管理制御装置とを備える群管理エレベータ装置において、
    前記乗場階床に備えられる、利用客の視覚障害を確認する身体障害確認手段と、
    前記身体障害確認手段によって視覚障害が確認された時、前記群管理制御装置によって割り当てられたエレベータ号機の乗場において、前記視覚障害への配慮を促す案内を出力する複数の案内出力装置と、
    を備え、
    前記案内の内容は、前記利用客の優先乗車であり、
    前記複数の案内出力装置の出力部が、前記複数のエレベータ号機の内、隣接するエレベータ号機間に設けられ、
    前記案内は、前記割当てられたエレベータ号機の位置に応じて音声が聞こえる方向が異なるように、前記割り当てられたエレベータ号機に隣接する前記出力部から音声によって出力され
    前記行き先階登録装置は音声出力部を備え、前記身体障害確認手段によって視覚障害が確認された時、前記音声出力部は、前記割り当てられたエレベータ号機の識別情報および前記割り当てられたエレベータ号機に向かう移動方向の音声案内を出力し、次に、前記割り当てられたエレベータ号機に配置される前記出力部が前記利用客の優先乗車である前記案内を音声によって出力することを特徴とする群管理エレベータ装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記身体障害確認手段は、カメラによって取得される乗場の画像に基づいて視覚障害を確認する画像処理装置であることを特徴とする群管理エレベータ装置。
  4. 請求項1または請求項2において、前記行き先階登録装置は前記乗場階床において固定的に配置されることを特徴とする群管理エレベータ装置。
  5. 請求項1または請求項2において、前記行き先階登録装置は利用客が所持する携帯端末装置であることを特徴とする群管理エレベータ装置。
  6. 請求項5において、
    前記携帯端末装置は、予め行き先階データおよび利用客識別データを記憶するとともに、前記行き先階データおよび利用客識別データを無線信号によって発信し、
    前記群管理制御装置は、受信した前記行き先階データによって行き先階を登録すると共に、受信した前記利用客識別データによって視覚障害を確認することを特徴とする群管理エレベータ装置。
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