JP6172979B2 - 超電導装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超電導マグネットを備える超電導装置に関し、特に、電流リードを用いて供給された電流によって超電導コイルが励磁される超電導装置に関する。
超電導磁石(超伝導磁石)を備える超電導装置においては、超電導特性を発揮させるために、超電導磁石を、例えば4.2K程度の絶対零度に近い極低温に冷却する必要がある。超電導磁石を極低温に冷却する方法としては、液体ヘリウム等の冷媒中への浸漬や、極低温冷凍機を用いた冷却などがある。
図5に、従来から用いられている、液体ヘリウム等の冷媒に浸漬される超電導磁石101を備えた超電導装置100の構成を示す。冷媒に浸漬される超電導磁石101は、冷媒型超電導磁石101とも呼ばれる。冷媒型超電導磁石(超電導コイル)101を励磁するには、冷媒型超電導磁石101に対して、電気伝導度の高い銅などの金属を導体に用いたガス冷却型電流リード102が取り付けられ、このガス冷却型電流リード102を介して超電導装置100の外部から電流が供給される。
この際、通電によってガス冷却型電流リード102の導体が発熱するので、ガス冷却型電流リード102は、超電導磁石101を浸漬している冷媒の蒸発ガスを導体の周囲に導入し、そのガスの潜熱によって導体の熱を取り除く構成を有している。
特許文献1は、このような冷媒型超電導磁石を冷却する超電導コイル冷却装置を開示している。
特許文献1の超電導コイル冷却装置は、超電導コイルと寒剤を収容する寒剤槽と、その外周において前記寒剤槽を真空状態で包囲する真空槽とを備え、前記寒剤槽に前記寒剤の供給を行う供給管が設けられた超電導コイル冷却装置において、前記供給管に、前記寒剤の蒸発ガスと同一の寒剤ガスを供給するガス導入手段を設けたことを特徴とするものである。
次に、図6に、従来から用いられている、GM(ギフォード・マクマホン)冷凍機などの極低温冷凍機(以下、単に冷凍機202という)を用いて冷却される超電導磁石201を備える超電導装置200の構成を示す。冷凍機202に接続される超電導磁石201は、無冷媒型超電導磁石(超電導コイル)201とも呼ばれる。図6に示すように、無冷媒型超電導磁石201を励磁するには、無冷媒型超電導磁石201を収納する真空容器203内に配置された電流リード204に超電導装置200の外部から電流が供給される。
無冷媒型超電導磁石201に接続される電流リード205も電気伝導度の高い銅などの金属を導体に用いているので、通電によって発熱する。無冷媒型超電導磁石201を励磁するための通電による電流リード204,205の発熱は、無冷媒型超電導磁石201を冷却するために設けられた冷凍機202によって取り除かざるをえない構成となっている。
特許文献2は、このような無冷媒型超電導磁石を有する超伝導装置を開示している。
特許文献2に開示の超伝導装置は、真空容器の排気可能な内室内に配置された超伝導機器と、真空容器の内室内に突入し極低温側端部が超伝導機器に良熱伝導結合して超伝導機器を間接冷却する冷凍機と、室温と極低温との間に延在し超伝導機器に電気的に接続されかつ真空容器の内室内に電気式断路器を有する電流供給装置とを備えた超伝導装置において、電流供給装置の断路器がその室温側端部の領域に設けられていることを特徴とするものである。
特開平3−235306号公報 特開平9−223621号公報
特許文献1に開示される冷媒型超電導磁石を励磁する場合、図5の超電導装置100に示すように、電源からの電流が電流リード102を通じて超電導コイル101に供給される。しかし、電流供給時に電流リード102の電気抵抗によって発生するジュール熱が、液体ヘリウムに侵入してその蒸発量を増加させてしまうという問題がある。
これに加えて、電流供給時以外にも、外部(室温)からの熱が電流リード102を伝わって液体ヘリウムに侵入するという問題があるので、超電導磁石101が励磁された永久電流モードとなった後は、電流リード102は超電導コイル101から切り離されて超電導装置100から引き抜かれることが多い。このような着脱可能な電流リードを用いる場合、超電導コイル側の接続端子と電流リード側の接続端子の間の接触抵抗が大きくなり、通電中のジュール発熱が大きくなるという問題がある。さらに、超電導装置に対して電流リードを抜き差しする際に超電導装置内に空気が侵入するので、空気中の水分によって電流リード側の接続端子が凍りついてしまい、電流リードと超電導コイルの接続ができなくなるという問題も生じうる。
また、特許文献2に開示される無冷媒型超電導磁石では、冷媒型超電導磁石と異なり超電導コイルが真空槽の中に設置されるため、脱着式の電流リードを真空容器内の超電導コイルに対して脱着する際には真空容器の真空を破る必要がある。従って、無冷媒型超電導磁石を備える超電導装置は、超電導磁石が励磁された永久電流モードとなって超電導磁石への電流供給が終了した後であっても、真空槽の真空を保つために電流リードが装着されたままの状態で運転されている。このように電流リードが装着されたままの状態では、室温からの熱が電流リードを介して真空槽内へ継続的に侵入するという問題が生じる。
これら問題に加えて、特許文献2のように無冷媒型超電導磁石を採用する超伝導装置は、無冷媒型超電導磁石の冷却源として小型の極低温冷凍機を用いることが多い。この冷凍機は、熱力学温度にして4Kといった極低温域までの冷却を行うものであり、このような極低温域ではエネルギー効率は非常に低くならざるを得ない。そのため、小型冷凍機の冷凍能力は、非常に小さなものであって、電流リードの発熱や超伝導装置の外部から侵入する熱を吸収するだけの余力を十分には備えていない。
このため、無冷媒型超電導磁石の冷却に冷凍機を採用する超伝導装置では、外部から超伝導装置への熱侵入を極力抑制する設計が要求される。特許文献2が開示する技術は、超伝導装置への熱侵入を極力抑制するという観点からなされたものであり、図6に示すように超電導コイル201を収納する真空容器203の内部に電気式断路器を設け、その断路器の接続部材に電流リード204を接続するという方法が考案されている。
しかし、特許文献2に開示の断路器を用いた方法でも、特許文献1と同様に超電導コイル側の端子と電流リード側の端子の間の接触抵抗は大きく、通電中のジュール発熱が大きくなるという問題がある。また、上述の断路器は、伸縮ベローズの伸縮によって断続されるが、ベローズを縮めるには内部を排気する必要があり、断路器を閉じるためには真空近くまで排気してベローズを縮ませる必要がある。このため、ベローズに対する応力負荷が大きくなり、ベローズの機能を劣化させずに維持することが難しいという問題もある。
このように従来の超伝導装置では、通電時及び非通電時の両方において電流リードが原因となる超伝導装置への熱の侵入を抑制することが困難である。
そこで本発明は、電流リードを用いて供給された電流によって超電導コイルが励磁される超電導装置であって、通電時及び非通電時の両方において電流リードが原因となる超伝導装置への熱の侵入を抑制することができる超電導装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明に係る電流供給装置は、収納容器と、前記収納容器に収納されて超電導転移温度以下に冷却される超電導コイルと、前記超電導コイルに電気的に接続されて電流を外部から供給する電流リードとを有する超電導装置であって、前記超電導装置は、前記収納容器の内部から空間的に隔離された別槽を備え、前記電流リードは、前記超電導コイルに電気的に接続されると共に、前記別槽内において前記収納容器の外部に露出する第1の面接触部を有する内部電流リードと、前記内部電流リードとは別体であって、前記別槽内におい
て前記内部電流リードの第1の面接触部と接続可能な第2の面接触部を有する外部電流リードと、を備え、前記内部電流リードと外部電流リードは、前記第1の面接触部と前記第2の面接触部が面接触することによって、互いに接続されることを特徴とする。
ここで、前記電流リードは、前記第1の面接触部と前記第2の面接触部を締結することで前記第1の面接触部と前記第2の面接触部の間の面接触に圧力を加える締結手段を備えるとするとよい。
また、前記別槽は、前記収納容器の外部に向かう開口を有し、前記別槽内に露出する第1の面接触部は、前記収納容器の外部から前記別槽の開口を経て目視可能な状態にあるとするとよい。
さらに、前記別槽を排気する排気手段を備えるとするとよい。
また、本発明に係る超電導装置の最も好ましい形態は、収納容器と、前記収納容器に収納されて超電導転移温度以下に冷却される超電導コイルと、前記超電導コイルに電気的に接続されて電流を外部から供給する電流リードとを有する超電導装置であって、前記超電導装置は、前記収納容器の内部から空間的に隔離されると共に隔壁を介して収納容器の内部に対する気密性が保持された別槽を備え、前記電流リードは、前記超電導コイルに電気的に接続されると共に、前記別槽内において前記収納容器の外部に露出する第1の面接触部を有する内部電流リードと、前記内部電流リードとは別体であって、前記別槽内において前記内部電流リードの第1の面接触部と接続可能な第2の面接触部を有する外部電流リードと、を備え、前記内部電流リードと外部電流リードは、前記第1の面接触部と前記第2の面接触部が面接触することによって、互いに接続されるものであって、前記別槽は、前記収納容器の外部に向かう開口を有すると共に、前記収納容器を覆う真空容器よりも外側に突出していて、前記別槽内であって前記真空容器より外側に、前記内部電流リードに供えられた第1の面接触部が露呈しており、前記別槽内に露出する第1の面接触部は、前記真空容器の外部から前記別槽の開口を経て目視可能な状態にあることを特徴とする。
本発明による超電導装置によれば、通電時及び非通電時の両方において電流リードが原因となる超伝導装置への熱の侵入を抑制することができる。
本発明の第1実施形態による超電導装置の非通電時における概略構成を示す図である。 本発明の第1実施形態による超電導装置の通電時における概略構成を示す図である。 本発明の第2実施形態による超電導装置の非通電時における概略構成を示す図である。 本発明の第2実施形態による超電導装置の通電時における概略構成を示す図である。 従来の超電導装置の概略構成を示す図である。 従来の超電導装置の概略構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。従って、本発明の技術的範囲は、本実施形態に開示内容に限定されるものではない。また、以下に説明する各実施形態において、同一の構成部材には、同一の符号及び同一の名称を付すこととする。従って、同一の符号及び同一の名称が付された構成部材については、同じ説明を繰り返さない。
[第1実施形態]
図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態による超電導装置10について説明する。図1及び図2は、MRI(磁気共鳴画像)装置やNMR(核磁気共鳴)装置などに用いられる磁場発生装置である超電導装置10の概略構成を示す図である。
まず、図1を参照して、超電導装置10の構成を説明する。
超電導装置10は、収納容器1と、収納容器1に収納された超電導コイル2と、超電導コイル2を超電導転移温度以下に冷却する冷却手段3と、収納容器1を包囲する冷却シールド11と、冷却シールド11で包囲された収納容器1を真空の内部に保持する真空容器4と、真空容器4から収納容器1の内部へ貫通する通電用チューブ12と、超電導コイル2に電気的に接続されると共に通電用チューブ12内に配置される内部電流リード5と、通電用チューブ12内で内部電流リード5に接続されて電流を外部から超電導コイル2に供給する外部電流リード6とを有する。
収納容器1は、例えば薄肉のステンレス鋼など、機械強度及び耐腐食性に優れた材料で形成された中空の容器である。収納容器1は、後に説明する超電導コイル2を収納すると共に冷却手段3も収納し、これによって、収納容器1内の超電導コイル2が超電導転移温度以下にまで冷却される。
超電導転移温度とは、熱力学温度にして数K(ケルビン)といった極低温である。従って、ステンレス鋼など熱伝導性の高い材料で形成された収納容器1を室温に置いた場合、室温から収納容器1内へ熱が侵入するので、収納容器1の内部を超電導転移温度以下に保
つのは困難である。そこで収納容器1は、外表面が室温の大気と触れないように、内部が真空となった真空容器4内に保持されると共に、後述する冷却シールド11で包囲され覆われる。
真空容器4は、収納容器1と同様に、例えばステンレス鋼など、機械強度及び耐腐食性に優れた材料で形成された中空の容器であり、超電導コイル2を収納する収納容器1を内部に保持する。真空容器4は、内部が超電導転移温度以下といった極低温となる収納容器1の外表面が室温の大気と触れないように、真空に保った内部に収納容器1を保持する。
冷却シールド11は、例えばアルミの薄板やアルミ蒸着フィルムなどで形成されており、超電導コイル2を収納する収納容器1の外周全体を包囲し覆うものである。冷却シールド11は、内部が超電導転移温度以下といった極低温となる収納容器1の外表面を包囲することで、超電導装置10が設置された環境からの輻射熱が収納容器1内に侵入しないように遮蔽する。
超電導コイル2は、超電導体(超電導物質)からなる線材を巻回して得られるコイルであり、収納容器1内に収容される。超電導転移温度以下で超電導コイル2に電流が供給されると、供給された電流は、いわゆる永久電流として電気抵抗がほぼゼロとなった超電導コイル2を流れ続ける。超電導コイル2は、この永久電流が引き起こす電磁誘導によって磁場を発生する。
また、超電導コイル2は、収納容器1の外部から電流の供給を受けるための導線(ケーブル)13と、ケーブル13の先端に設けられた後述する内部電流リード5とを有しており、ケーブル13及び内部電流リード5とも収納容器1内に収納される。ケーブル13と内部電流リード5のうち、少なくともケーブル13は、超電導コイル2と同様に超電導体から形成されるのが好ましい。
冷却手段3は、例えば、沸点4.22Kのヘリウムが液化された液体ヘリウムであり、超電導コイル2を冷却する。冷却手段3である液体ヘリウム(以下、液体ヘリウム3という)は、超電導コイル2を収納する収納容器1内に注入される。図1に示すように、液体ヘリウム3を超電導コイル2が完全に浸漬されるまで注入することで、例えば4Kといった超電導転移温度以下にまで超電導コイル2を冷却することができる。このとき、超電導コイル2のケーブル13の全体と内部電流リード5の一部も液体ヘリウム3に浸漬されるのが望ましい。
上述のように、超電導コイル2は、収納容器1、冷却シールド11、及び真空容器4で3重に密閉されているが、超電導コイル2に電流を供給するには、超電導装置10の外部から、つまり真空容器4の外部から電流を供給しなくてはならない。そこで、超電導装置10は、収納容器1内の超電導コイル2に、真空容器4の外部の電源から電流を供給するための電流リード(内部電流リード5及び外部電流リード6)を設ける通電用チューブ12を備えている。
図1に示すように、通電用チューブ12は、例えば薄肉のステンレス鋼など、機械強度及び耐腐食性に優れた材料で形成されており、例えば円筒形状などの中空で両端が開放された長尺の筒状や管状の管体である。管状の通電用チューブ12は、真空容器4から収納容器1へ向かって、真空容器4、冷却シールド11、及び収納容器1を貫通するように設けられる。
図1に示すように、通電用チューブ12は、当該チューブ12の内部空間を一方端側と他方端側とに分割する隔壁14を有している。隔壁14は、通電用チューブ12の内径とほぼ同じ径を有する円板状の部材であり、通電用チューブ12の内壁と一体となって中空の内部空間を2分割する。この隔壁14を有する通電用チューブ12を、図1に示すように真空容器4、冷却シールド11、及び収納容器1を貫通するように設けると、通電用チューブ12内部で隔壁14によって2分割された内部空間の一方は、収納容器1の内部の空間と連続し、該内部空間の他方は、真空容器4の外部の空間と連続する別槽15となる。この別槽15は、収納容器1の内部から空間的に隔離されて収納容器1の外部に向かう開口を有し、通電用チューブ12の内部において、収納容器1の内部の空間と隔壁14で隔てられ隣り合う。
隔壁14は、上述のように通電用チューブ12内において、収納容器1の内部から空間的に隔離された別槽15を形成するが、後述する内部電流リード5を設けるための貫通孔を形成している。この貫通孔については後述する。
超電導装置10は、超電導コイル2に外部の電源から電流を供給するための導体である電流リードを備える。電流リードは、上述の通電用チューブ12を通じて、外部の電源と収納容器1内の超電導コイル2を電気的に接続する導体であり、内部電流リード5及び外部電流リード6の2つの導体が電気的に接続されることで構成される。
内部電流リード5は、銅などの良導電性の金属で形成された長尺の棒状又は線状の部材であって、一端が、超電導コイル2のケーブル13に電気的に接続されており、他端は、通電用チューブ12の隔壁14に形成された貫通孔を通り、別槽15内において収納容器1の外部に向かって露出している。このとき、内部電流リード5と貫通孔の間は、内部電流リード5と隔壁14を絶縁かつ断熱しつつ気密を保持し、且つ隔壁14に対して内部電流リード5を保持するシール部材(絶縁真空シール)7で満たされる。
内部電流リード5は、図1に示すように、別槽15に露出した端部に、後述する外部電流リード6と電気的に接続する接続端子としての凸形状の内部端子8を形成しており、内部端子8の凸形状の外表面に面接触部(第1の面接触部)9を有している。この面接触部9を有する内部端子8は、別槽15内に露出することで、超電導装置10のオペレータにとって、収納容器1の外部から別槽15の開口を経て目視可能な状態となっている。面接触部9の形状は、後述する外部電流リード6が有する面接触部(第2の面接触部)17の形状と共に、後に説明する。
外部電流リード6は、銅などの良導電性の金属で形成された長尺の棒状又は線状の部材であって、図1に示すように、一端に、内部電流リード5の面接触部9と電気的に接続する接続端子としての凹形状の外部端子(二股形状の外部端子)16を有しており、外部端子16の凹形状の内表面に面接触部(第2の面接触部)17を有している。外部電流リード6は、面接触部17が設けられた凹形状の外部端子16の2つの脚部の内表面を、面接触部9が設けられた凸形状の内部端子8の外表面に噛み合わせるように接続することで、内部電流リード5と一体となった電流リードを構成する。
電流リードは、内部電流リード5の面接触部9と外部電流リード6の面接触部17が面接触することによって、互いに接続される。この面接触とは、外部電流リード6の面接触部17(又は内部電流リード5の面接触部9)が、内部電流リード5の面接触部9(又は外部電流リード6の面接触部17)の形状に沿った形状を有し、面接触部9,17が互いに密に重なり合うように接触することである。例えば、内部電流リード5の面接触部9が平面であれば、外部電流リード6の面接触部17も平面であり、また、面接触部9が湾曲面であれば、面接触部17も同様の曲率で湾曲した湾曲面である。
図2に示すように、内部電流リード5と外部電流リード6からなる電流リードは、互いに面接触する内部端子8と外部端子16を締結することで、内部端子8の面接触部9と外部端子16の面接触部17の面接触に圧力を加える締結手段18を備える。締結手段18は、互いに面接触する面接触部9と面接触部17に対して、面接触する相手に向かう押圧力を付与する手段であって、面接触部9と面接触部17に圧力を加えて密着させて、面接触部9と面接触部17の接触部分で生じる電気抵抗を低減させる。
締結手段18は、外部電流リード6の凹形状の外部端子16において、面接触部17を貫通するように該凹形状の2つの脚部にそれぞれ設けられた第1のボルト穴と、内部電流リード5の内部端子8において、外部端子16の第1のボルト穴に対応する位置に、面接触部9を貫通するように設けられた第2のボルト穴と、第1のボルト穴に螺合されるボルトとを有する。尚、外部端子16の脚部に設けられた2つの第1のボルト穴のうち、一方の第1のボルト穴にはボルト用のタップが切られているが、第2のボルト穴にはボルト用のタップが切られていない。
ここで、第1のボルト穴が設けられた外部端子16の内表面を、第2のボルト穴が設けられた内部端子8の外表面に噛み合わせて、第1のボルト穴と第2のボルト穴が連通するように外部端子16と内部端子8を位置合わせし、内部端子8の面接触部9と外部端子1
6の面接触部17を面接触させる。このとき、内部端子8と外部端子16は、凸状の内部端子8が凹状の外部端子16の2つの脚部に挟まれるように互いに接続され、第2のボルト穴も2つの第1のボルト穴に挟まれる。このように内部端子8と外部端子16を接続した後に、ボルトを第1のボルト穴に螺合させると共に第2のボルト穴を貫通させる。このボルトを締めれば、互いに面接触する内部端子8と外部端子16を締結することができ、さらに締めると、内部端子8の面接触部9と外部端子16の面接触部17の面接触に圧力を加えて密着させることができる。
ボルトを十分に締め付けた後、ボルトを挿入した第1のボルト穴とは反対側の第1のボルト穴から突き出したボルトの先端をナットで留めれば、より確実に内部端子8の面接触部9と外部端子16の面接触部17の面接触に圧力を加えて密着させることができる。尚、第1のボルト穴にも第2のボルト穴にもボルト用のタップを切らない場合であっても、第1のボルト穴と第2のボルト穴にボルトを挿入し、ナットを用いて外部端子16を内部端子8に向かって締め付ければ、内部端子8の面接触部9と外部端子16の面接触部17の面接触に圧力を加えて密着させることができる。
ここで、ボルト及びナットは、内部電流リード5及び外部電流リード6の面接触部9,17と同じ材質の導電性の金属で構成されていると好ましい。また、上述の説明では、内部端子8と外部端子16をボルト及びナットで締結する例を説明したが、面接触部9と面接触部17の面接触に圧力を加えて密着させることができれば、ボルト及びナットを用いる必要はない。
例えば、凹形状の外部端子16の2つの脚部の内表面に設けられた面接触部17を肉盛して、2つの脚部の間隔を凸状の内部端子8の幅とほぼ同じになる程度にまで狭める。このように構成された外部端子16の2つの脚部の間に内部端子8を押し込めば、外部端子16の2つの脚部の弾性によって内部端子8を挟むことができ、ボルト及びナットを用いなくとも面接触部9と面接触部17の面接触に圧力を加えて密着させることができる。
図1を参照して、通電用チューブ12の構成について、説明を補足する。通電用チューブ12の隔壁14よりも収納容器1側には、収納容器1内のヘリウムガスを排出するヘリウムガス排出管19Aが設けられている。超電導コイル2を冷却する液体ヘリウムは、収納容器1内で徐々に気化して蒸発する。気化したヘリウムガスは、通電用チューブ12内を上昇しながら、通電用チューブ12内の、内部電流リード5を冷却し、ヘリウムガス排出管19Aから排出される。
これに加えて、別槽15には、別槽15内を排気するための真空ポンプが真空排気管19Bを介して設けられており、真空排気管19Bの途中には、別槽15内に不活性ガスである窒素ガスを供給する窒素ガス供給管19Cが接続されている。真空排気管19B及び窒素ガス供給管19Cには、それぞれ開閉バルブが設けられており、窒素ガス供給管19Cは、真空排気管19Bの開閉バルブよりも別槽15寄りに接続されている。内部電流リード5と外部電流リード6を接続しないときは、別槽15の開口を気密に閉じるための蓋である真空シール蓋Lで別槽15の開口を閉じて、真空ポンプによって別槽15を排気する。
以下、図1及び図2を参照して、上述の構成を有する超電導装置10の動作について説明する。
まず、図1に示すように、超電導装置10は、液体ヘリウムによって超電導転移温度以下にまで冷却された超電導コイル2がまだ励磁されておらず、別槽15は真空シール蓋Lで閉じられて真空に排気されている状態にある。この状態の超電導装置10において、内部電流リード5の内部端子8は、真空の別槽15内に露出しているので、別槽15の外部の室温が内部端子8に伝わることはない。つまり、超電導装置10は、室温が内部電流リード5を介して収納容器1内へ侵入することのほとんどない状態にある。
この状態の超電導装置10において、窒素ガス供給管19Cから別槽15内に窒素ガスを供給して別槽15内の真空を解き、別槽15の開口から真空シール蓋Lを取り除いて、別槽15を超電導装置10の外部に開放する。この別槽15の開放によって、別槽15内の内部端子8は、超電導装置10及び収納容器1の外部から別槽15の開口を経て目視可
能な状態となる。
続いて、図2に示すように、電源に接続された外部電流リード6の外部端子16が、別槽15内に露出した内部端子8に接続され、締結手段18によって、外部端子16の面接触部17と内部端子8の面接触部9が密に接すると共に固定される。
外部電流リード6が内部電流リード5に接続されると、電源から超電導コイル2に電流が供給され、超電導コイル2が励磁される。この際、電流が流れる電流リードは、外部端子16と内部端子8の接触部分での電気抵抗を含む電流リード自体の電気抵抗によるジュール熱で温度が上昇するが、内部電流リード5は、収納容器1内で徐々に気化して蒸発したヘリウムガスによって冷却される。
超電導コイル2の励磁が完了して永久電流モードとなれば、電源から超電導コイル2への電流の供給を停止して、再び外部電流リード6を内部電流リード5から切り離す。図1に示すように、外部電流リード6を切り離した後、別槽15の開口を真空シール蓋Lで閉じて真空ポンプによって別槽15を排気し、別槽15内を再び真空にする。こうすることで、内部電流リード5の内部端子8の温度を室温より下げることが可能となると共に、内部電流リード5を介した室温の収納容器1内への侵入を抑制することができる。
以上に述べたとおり、本実施形態による超電導装置10は、外部電流リード6と内部電流リード5に分けられた電流リードを、真空に排気できる別槽15内で接続するように構成したことで、非通電時において、内部電流リード5を介した室温の収納容器1内への侵入を抑制することができる。また、電流リードを、内部電流リード5の内部端子8と外部電流リード6の外部端子16を締結手段18で接続及び固定するように構成したことで、外部端子16と内部端子8の接触部分での電気抵抗を低減することができ、通電時におけるジュール熱の発生を減少させることができる。特に、別槽15は、別槽15の外部から別槽15内の内部端子8が目視可能となっているので、超電導装置10のオペレータは、容易かつ確実に締結手段18を操作して、内部電流リード5の内部端子8と外部電流リード6の外部端子16を接続及び固定し確認することができる。
[第2実施形態]
図3及び図4を参照して、本発明の第2実施形態による超電導装置20について説明する。図3及び図4は、MRI(磁気共鳴画像)装置やNMR(核磁気共鳴)装置などに用いられる磁場発生装置である超電導装置20の概略構成を示す図である。
まず、図3を参照して、超電導装置20の構成を説明する。
超電導装置20は、収納容器1と、収納容器1に収納された超電導コイル2と、収納容器1の外表面が室温の大気と触れないように収納容器1を内部に保持する真空容器4と、超電導コイル2を超電導転移温度以下に冷却する冷却手段21とを有する。また、超電導装置20は、超電導コイル2に対して外部の電源から電流を供給するために、第1実施形態で説明した電流リードとほぼ同様の構成の電流リードを備えている。本実施形態による収容容器1、超電導コイル2、真空容器4、及び電流リードは、第1実施形態で説明したものと同様の構成であるので説明を省略する。
冷却手段21は、例えば、GM(ギフォード・マクマホン)冷凍機などの極低温冷凍機(以下、単に冷凍機という)である。冷却手段21である冷凍機(以下、冷凍機21という)は、棒状かつ長尺であって、一端側に圧縮機等を含む駆動部22が設けられ、さらに、駆動部22から他端に向かう中途部に熱交換を行う第1段ステージ23を有し、他端側に第2段ステージ24を有する2段構成となっている。第1段ステージ23は、例えば30K程度にまで冷却可能な熱交換部であり、第2段ステージ24は、4K程度にまで冷却可能な熱交換部である。
図3に示すように、冷凍機21は、真空容器4の外部から真空容器4と収納容器1を貫通して、第2段ステージ24を収納容器1の内部で保持している。冷凍機21の駆動部22は真空容器4の貫通孔の周囲で気密に保持され、第1段ステージ23は収納容器1に密に接続され、第2段ステージ24は収納容器1の内部で超電導コイル2に密に接続されている。図3に示すように、超電導コイル2が第2段ステージ24に接続されることで、例えば4Kといった超電導転移温度以下にまで超電導コイル2を冷却することができる。
ここで、図3に示すように、超電導コイル2は、電流を超電導コイル2へ供給するためのリード線25、及び内部電流リード5に接続するケーブル26とリード線25を電気的に結合する結合素子27を有している。結合素子27は、リード線25に接続されると共にケーブル26にも接続されて、リード線25とケーブル26を電気的に接続する。この結合素子27は、冷凍機21に接合されることで、いわゆる熱アンカーとして機能するものであり、真空容器4の外部の室温から内部電流リード5及びケーブル26を伝わって侵入する熱を冷凍機21へ誘導することで、超電導コイル2への室温の伝導を抑制する。ここで、ケーブル26は、超電導体から形成される必要はなく、銅などの良導電性の金属で形成されていればよい。
図3を参照して、超電導装置20は、第1実施形態で説明した電流リードと同様の構成を有する電流リード(内部電流リード5及び外部電流リード6)を有しており、超電導装置20の内部に、ケーブル26に電気的に接続された内部電流リード5を設けている。
内部電流リード5は、真空容器4に設けられた貫通孔を通り、真空容器4の外部に向かって露出している。このとき、内部電流リード5と貫通孔の間は、内部電流リード5と真空容器4を絶縁かつ断熱しつつ気密を保持し、且つ真空容器4に対して内部電流リードを保持するシール部材(絶縁真空シール)7で満たされる。
真空容器4の内部から突き出した内部電流リード5の内部端子8を、例えば円筒形状などの中空で筒状や管状の管体として形成された隔壁28で包囲する。この隔壁28は、真空容器4と同様に、例えばステンレス鋼など、機械強度及び耐腐食性に優れた材料で形成されており、内部電流リード5の内部端子8を包囲しつつ真空容器4と一体となっている。この隔壁28で取り囲まれた真空容器4の外面と隔壁28は、真空容器4の外部の空間と連続する別槽15を形成する。この別槽15は、第1実施形態で説明した別槽15と同様のものであり、超電導装置20の内部から空間的に隔離されて超電導装置20の外部に向かう開口を有し、超電導装置20の内部の空間と真空容器4の壁面で隔てられ隣り合う。
これによって超電導装置20は、内部で内部電流リード5の内部端子8が露出する別槽15を備えると共に、超電導装置20のオペレータにとって、超電導装置20の外部から別槽15の開口を経て内部端子8を目視可能な状態となっている。
この別槽15に対して、第1実施形態と同様に、別槽15内を排気するための真空ポンプを真空排気管19Bを介して設け、真空排気管19Bの途中に、不活性ガスである窒素ガスを別槽15内へ供給する窒素ガス供給管19Cを接続する。さらに、超電導装置20は、内部電流リード5と外部電流リード6を接続しないときに別槽15の開口を気密に閉じるための真空シール蓋Lを備えることで、第1実施形態の超電導装置10と同様の動作で超電導コイル2を励磁できる。
以下、図3及び図4を参照して、上述の構成を有する超電導装置20の動作について説明する。
まず、図3に示すように、超電導装置20は、冷凍機21によって超電導転移温度以下にまで冷却され超電導コイル2がまだ励磁されておらず、別槽15は真空シール蓋Lで閉じられて真空に排気されている状態にある。この状態の超電導装置20において、内部電流リード5の内部端子8は、真空の別槽15内に露出しているので、別槽15の外部の室温が内部端子8に伝わることはない。つまり、超電導装置20は、室温が内部電流リード5を介して収納容器1内へ侵入することのほとんどない状態にある。
この状態の超電導装置20において、窒素ガス供給管19Cから別槽15内に窒素ガスを供給して別槽15内の真空を解き、別槽15の開口から真空シール蓋Lを取り除いて、別槽15を超電導装置20の外部に開放する。この別槽15の開放によって、別槽15内の内部端子8は、超電導装置20及び収納容器1の外部から別槽15の開口を経て目視可能な状態となる。
続いて、図4に示すように、電源に接続された外部電流リード6の外部端子16が、別槽15内に露出した内部端子8に接続され、締結手段18によって、外部端子16の面接触部17と内部端子8の面接触部9が密に接すると共に固定される。
外部電流リード6が内部電流リード5に接続されると、電源から超電導コイル2に電流が供給され、超電導コイル2が励磁される。この際、電流が流れる電流リードは、外部端子16と内部端子8の接触部分での電気抵抗を含む電流リード自体の電気抵抗によるジュール熱で温度が上昇するが、内部電流リード5が発生するジュール熱は、ケーブル26及び結合素子27を伝わって冷凍機21へ吸収される。
超電導コイル2の励磁が完了して永久電流モードとなれば、電源から超電導コイル2への電流の供給を停止して、再び外部電流リード6を内部電流リード5から切り離す。図3に示すように、外部電流リード6を切り離した後、別槽15の開口を真空シール蓋Lで閉じて真空ポンプによって別槽15を排気し、別槽15内を再び真空にする。こうすることで、内部電流リード5の内部端子8の温度を室温より下げることが可能となると共に、内部電流リード5を介した室温の収納容器1内への侵入を抑制することができる。
以上に述べたとおり、本実施形態による超電導装置20は、第1実施形態による超電導装置10と同様に、外部電流リード6と内部電流リード5に分けられた電流リードを、真空に排気できる別槽15内で接続するように構成したことで、非通電時において、内部電流リード5を介した室温の収納容器1内への侵入を抑制することができる。また、電流リードを、内部電流リード5の内部端子8と外部電流リード6の外部端子16を締結手段18で接続及び固定するように構成したことで、外部端子16と内部端子8の接触部分での電気抵抗を低減することができ、通電時におけるジュール熱の発生を減少させることができる。特に、別槽15は、別槽15の外部から別槽15内の内部端子8が目視可能となっているので、超電導装置20のオペレータは、容易かつ確実に締結手段18を操作して、内部電流リード5の内部端子8と外部電流リード6の外部端子16を接続及び固定し確認することができる。
ところで、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、動作条件や測定条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
1 収納容器
2 超電導コイル
3 冷却手段
4 真空容器
5 内部電流リード
6 外部電流リード
7 シール部材(絶縁真空シール)
8 内部端子
9 面接触部(第1の面接触部)
10,20 超電導装置
11 冷却シールド
12 通電用チューブ
13 導線(ケーブル)
14 隔壁
15 別槽
16 外部端子
17 面接触部(第2の面接触部)
18 締結手段
19A ヘリウム排気管
19B 真空排気管
19C 窒素ガス供給管
21 冷凍機
22 駆動部
23 第1段ステージ
24 第2段ステージ
25 リード線
26 ケーブル
27 結合素子
28 隔壁
L 真空シール蓋

Claims (3)

  1. 収納容器と、前記収納容器に収納されて超電導転移温度以下に冷却される超電導コイルと、前記超電導コイルに電気的に接続されて電流を外部から供給する電流リードとを有する超電導装置であって、
    前記超電導装置は、前記収納容器の内部から空間的に隔離されると共に隔壁を介して収納容器の内部に対する気密性が保持された別槽を備え、前記電流リードは、前記超電導コイルに電気的に接続されると共に、前記別槽内において前記収納容器の外部に露出する第1の面接触部を有する内部電流リードと、前記内部電流リードとは別体であって、前記別槽内において前記内部電流リードの第1の面接触部と接続可能な第2の面接触部を有する外部電流リードと、を備え、前記内部電流リードと外部電流リードは、前記第1の面接触部と前記第2の面接触部が面接触することによって、互いに接続されるものであって、
    前記別槽は、前記収納容器の外部に向かう開口を有すると共に、前記収納容器を覆う真空容器よりも外側に突出していて、
    前記別槽内であって前記真空容器より外側に、前記内部電流リードに供えられた第1の面接触部が露呈しており、
    前記別槽内に露出する第1の面接触部は、前記真空容器の外部から前記別槽の開口を経て目視可能な状態にある
    ことを特徴とする超電導装置。
  2. 前記電流リードは、前記第1の面接触部と前記第2の面接触部を締結することで前記第1の面接触部と前記第2の面接触部の間の面接触に圧力を加える締結手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の超電導装置。
  3. 前記別槽を排気する排気手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の超電導装置。
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