JP6172932B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置や携帯電話機等の電子機器に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置や携帯電話機等の電子機器では、機器本体に対して、表示ユニットがヒンジ部を介して開閉方向に回動可能に支持されるとともに、開き状態で回転可能に支持されるものがある。
従来のこの種の電子機器では、機器本体に対する表示ユニットの回転状態をヒンジ部に取り付けた磁石と磁気センサの相対位置に基づき検出する技術が開示されている(特許文献1)。
特許第4697256号公報
しかし、上記特許文献1では、ヒンジ部を構成する略コ字状の部材に磁石が接触して取り付けられるため、かかる部材は非磁性である必要があり、材料選択の自由度が低下する。また、磁石は、略コ字状の部材の内側面に取り付けられるため、磁気センサとの距離が遠くなる。このため、磁気検出に必要な磁束を確保するために磁石が大型化してヒンジ部ひいては電子機器の大型化やコストアップを招く問題がある。
そこで、本発明は、ヒンジ部の磁石が配置される部材の材料選択の自由度を高めるとともに、磁石の小型化を可能してヒンジ部ひいては電子機器の小型化を図る仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、機器本体と、前記機器本体に対してヒンジ部を介して回転可能に支持される表示ユニットと、磁石、及び磁気センサから構成され、前記磁石と前記磁気センサとの相対位置に基づき前記表示ユニットの回転状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記表示ユニットに表示された画像の向きを変更する制御手段と、を備え、前記ヒンジ部は、前記機器本体に取り付けられ、前記表示ユニットを向く側が開放される切り欠き部が形成されたベース部材と、前記ベース部材を覆うカバー部材と、前記表示ユニットが固定され、前記ベース部材に対して回転軸を介して前記表示ユニットとともに回転可能に支持される支持部材と、を有し、前記検出手段を構成する前記磁石が前記ベース部材の前記切り欠き部に配置されるとともに、前記磁気センサが前記支持部材に配置され、前記カバー部材には、前記磁石を付勢した状態で保持する磁石保持部が設けられ、前記表示ユニットは、前記磁気センサと前記磁石とが接近する位置と離間する位置との間を移動することを特徴とする。
本発明によれば、ヒンジ部の磁石が配置される部材の材料選択の自由度を高めることができるとともに、磁石の小型化を可能してヒンジ部ひいては電子機器の小型化を図ることができる。
本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタルビデオカメラの制御系の概略ブロック図である。 (a)は本実施形態に係るデジタルビデオカメラを正面側から見た外観斜視図である。(b)は本実施形態に係るデジタルビデオカメラのカメラ本体に対して表示ユニットを開いた状態を示す外観斜視図である。 (a)は図2(b)に示すデジタルビデオカメラを背面側から見た外観斜視図である。(b)は本実施形態に係るデジタルビデオカメラのカメラ本体に対して表示ユニットを反転収納した状態を示す外観斜視図である。 表示ユニットの開閉状態及び回転状態に応じたCPUによる画像の向きの変更制御について説明するためのフローチャート図である。 (a)は表示ユニットの外観斜視図である。(b)は(a)に示す状態からヒンジ部の内側カバー及び外側カバーを取り外した状態を示す外観斜視図である。 図5(b)に示す状態から表示ユニットの裏側カバーを取り外した状態を示す外観斜視図である。 図5(b)に示す状態での表示ユニットの分解斜視図である。 (a)は外側カバーを内面側から見た斜視図である。(b)は外側カバーを内面側から見た平面図である。 (a)は内側カバーを内面側から見た斜視図である。(b)は内側カバーを内面側から見た平面図である。 外側カバーの磁石保持部に磁石を取り付けた状態を示す図である。 (a)はヒンジ機構に内側カバーを取り付けた状態を示す斜視図である。(b)はヒンジ機構に内側カバー、外側カバー、及び磁石を取り付けた状態を示す斜視図である。 図11(b)のC−C線断面図である。 図11(b)のD−D線断面図である。 (a)は表示ユニットがカメラ本体に対して図2(b)に示す開き状態にあるときのヒンジ機構の斜視図である。(b)は(a)の側面図である。 (a)は表示ユニットが図14(a)に示す状態から矢印G方向に約120°回転したときのヒンジ機構の斜視図である。(b)は(a)に示したヒンジ機構の側面図である。 (a)は表示ユニットが図15(a)に示す状態から更に回転して約180°回転したときのヒンジ機構の斜視図である。(b)は(a)に示したヒンジ機構の側面図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタルビデオカメラの制御系の概略ブロック図である。
図1において、CPU109は、プログラム・データ記憶部110からプログラムを読み込み、読み込まれたプログラムに従ってデジタルビデオカメラ全体の動作を制御する。プログラム・データ記憶部110から読み込まれたプログラムは、CPU109に複数のタスクを並列に実行させるための機能を備えている。CPU109の制御によってこのプログラムを実行させると、モード制御タスク、カメラ制御タスク、レコーダ制御タスク、及び表示制御タスクが動作する。また、一次記憶部103の一部は、CPU109のワーク領域として機能する。このワーク領域として機能する一次記憶部103の一部は、動画用フレームバッファ、及びOSD用フレームバッファを提供する。
カメラ部101は、被写体光を結像させるための撮影レンズ、撮影レンズによって結像された被写体像を光電変換する撮像素子、撮像素子を駆動する回路などを備えている。撮像素子は、被写体像を光電変換することによりアナログ映像信号を生成する。
映像処理部102は、カメラ部101から出力されるアナログ映像信号をデジタル信号に変換し、所定の信号処理を施して動画データを生成する。カメラ部101及び映像処理部102の動作は、CPU109が実行する上述したカメラ制御タスクによって制御される。
エンコーダ・デコーダ部104は、映像処理部102からの動画データを符号化する。エンコーダ・デコーダ部104によって符号化された動画データは、一次記憶部103に一旦記憶されたのち、付随する管理データとともに動画記憶部105に記憶される。動画記憶部105は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの内蔵メモリや、メモリーカードなどの着脱可能な記録媒体からなる。
動画再生時は、動画記憶部105から読みだされた符号化された画像データが一次記憶部103を介してエンコーダ・デコーダ部104で復号化され、再び一次記憶部103の動画用フレームバッファに展開される。エンコーダ・デコーダ部104、及び動画記憶部105の制御は、CPU109が実行する上述したレコーダ制御タスクによって制御される。
動画記憶部105から読みだされた管理データは、OSD(On Screen Display)データ、すなわち、撮影画像もしくは再生画像に重畳して表示される文字やGUI(Graphical User Interface)の生成に利用される。そして、生成されたOSDデータは、一次記憶部103のOSD用フレームバッファに描画される。
表示ユニット201には、タッチパネル108及びLCD等の表示パネル112が内蔵される。表示パネル112は、表示制御部111で重畳された動画用フレームバッファ、及びOSD用フレームバッファの各内容を表示する。OSDデータに関する制御、及び表示制御部111と表示パネル112の制御は、CPU109が実行する上述した制御タスクによって制御される。
パネル状態検出部106は、カメラ本体202に対する表示ユニット201の図3(a)の軸線Y回りの開閉動作及び軸線X回りの回転動作の双方を検出し、検出結果をCPU109に出力する。CPU109は、パネル状態検出部106からの出力信号に基づいて表示制御部111を駆動し、表示パネル112に表示する画像の向きを変更制御する。カメラ本体202に設けられた操作キー107や、表示ユニット201におけるタッチパネル108は、いずれも操作者による操作指示を受け付けるための操作手段である。
図2(a)は、デジタルビデオカメラを正面側から見た外観斜視図である。図2(b)は、デジタルビデオカメラのカメラ本体202に対して表示ユニット201を開いた状態を示す外観斜視図である。図3(a)は、図2(b)に示すデジタルビデオカメラを背面側から見た外観斜視図である。図3(b)は、デジタルビデオカメラのカメラ本体202に対して表示ユニット201を反転収納した状態を示す外観斜視図である。
図2及び図3に示すように、デジタルビデオカメラは表示ユニット201を有する。表示ユニット201は、カメラ部101を有するカメラ本体202と、ヒンジ部206を介してカメラ本体202に対して図3(a)の軸線Y回りに開閉可能に支持される。ヒンジ部206は、後述するヒンジ機構401が内側カバー204及び外側カバー205によって覆われている。ここで、カメラ本体202は、本発明の機器本体の一例に相当する。
また、表示ユニット201は、開き状態で、図3(a)の軸線X回りに回転可能とされている。従って、表示ユニット201は、図3(b)に示すように、カメラ本体202に対して反転させた状態で収納することも可能である。なお、表示ユニット201の軸線Y回りの開閉状態の検出は、公知のメカニカルスイッチを用いて行うものとし、その説明は省略する。また、表示ユニット201の軸線X回りの回転状態の検出は、ヒンジ部206に配置した磁石と磁気センサとの相対位置に基づき行うものとし、これについての詳細は、後述する。
表示ユニット201には、表示パネル112とタッチパネル108とが一体に内蔵される。タッチパネル108は、例えば光の透過率が表示パネル112の表示を妨げないように構成され、表示パネル112の表示面の上層に設けられる。そして、タッチパネル108における入力座標と、表示パネル112の表示座標とを対応付ける。これにより、操作者が表示パネル112に表示された画面を直接的に操作できるGUIを構成する。
次に、図4を参照して、表示ユニット201の開閉状態及び回転状態に応じたCPU109による画像の向きの変更制御について説明する。
まず、ステップS301では、CPU109は、カメラ本体202の電源が投入されると、ステップS302に進む。
ステップS302では、CPU109は、パネル状態検出部106からの出力信号に基づき表示ユニット201の開閉検出を行う。ステップS302において、表示ユニット201が開いていることを検出すると、ステップS303に進む。
ステップS303では、CPU109は、撮影モードが再生モードかを判別する。そして、CPU109は、撮影モードと判別した場合は、カメラ部101から得られた動画データを表示画像として選択する。そして、ステップS304に進む。また、CPU109は、再生モードと判別した場合は、動画記憶部105から読み出した動画データを表示画像として選択する。そして、ステップS309に進む。
ステップS304では、CPU109は、パネル状態検出部106からの出力信号に基づいて表示ユニット201の回転検出を行う。そして、CPU109が表示ユニット201の回転を検出した場合は、ステップS305に進む。CPU109が表示ユニット201の回転を検出しない場合は、ステップS307に進む。そして、ステップS303で選択したカメラ部101から得られた動画像を表示パネル112に表示して処理を終了する。
ステップS305では、CPU109は、ステップS303で選択したカメラ部101から得られた動画像を180°回転させる。そして、ステップS306に進む。
ステップS306では、CPU109は、ステップS305で180°回転させた動画像を反転させて、ステップS307に進む。そして、CPU109は反転させた動画像を表示パネル112に表示して処理を終了する。
一方、ステップS309では、CPU109は、パネル状態検出部106からの出力信号に基づいて表示ユニット201の回転検出を行う。そして、CPU109が表示ユニット201の回転を検出した場合は、ステップS310に進む。CPU109が表示ユニット201の回転を検出しない場合は、ステップS307に進む。そして、CPU109は、ステップS303で選択した動画記憶部105から読み出した動画像を表示パネル112に表示して処理を終了する。
ステップS310では、CPU109は、ステップS303で選択した動画記憶部105から読み出した動画像を180°回転させる。そして、ステップS307に進む。ステップS307にて、CPU109は、回転させた動画像を表示パネル112に表示して処理を終了する。
以上の処理により、撮影時に被写体側に表示ユニット201の表示パネル112が向いた場合(反転した場合)は、表示パネル112にミラー画像が表示される。また、再生時に同方向に表示ユニット201の表示パネル112が向いた場合は、表示パネル112に通常の再生画像が表示される。
次に、図5乃至図7を参照して、表示ユニット201とヒンジ部206の構造について説明する。
図5(a)は、表示ユニット201の外観斜視図である。図5(b)は、図5(a)に示す状態からヒンジ部206の内側カバー204及び外側カバー205を取り外した状態を示す外観斜視図である。図6は、図5(b)に示す状態から表示ユニット201の裏側カバー402を取り外した状態を示す外観斜視図である。図7は、図5(b)に示す状態での表示ユニット201の分解斜視図である。なお、図5乃至図7では、表示ユニット201がカメラ本体202に対して図2(a)に示す収納状態にあるときのヒンジ部206と表示ユニット201との関係を示している。
図5乃至図7に示すように、ヒンジ部206の内側カバー204及び外側カバー205の内部には、ヒンジ機構401が設けられている。ヒンジ機構401は、ベース部材404を有している。ベース部材404の両端には、軸線Yに沿って延びる回動軸413がそれぞれ固定されている。
ベース部材404の両端側の回動軸413の先端には、それぞれ固定部403a,403bが取り付けられている。各回動軸413は、固定部403a,403bに対して回転可能に支持されている。固定部403a,403bは、カメラ本体202にビス等により固定されている。これにより、ベース部材404は、カメラ本体202に対して回動軸413を中心に、すなわち、軸線Y回りに回動可能とされている。
また、ベース部材404には、軸線Xに沿って延びる回転軸405が回転可能に支持されている。回転軸405には、支持部材407が固定されている。支持部材407には、表示ユニット201が一体に固定されている。これにより、表示ユニット201は、カメラ本体202に対して、軸線Y回りに開閉方向に回動可能とされるとともに、開き状態で、軸線X回りに回転可能とされている。
なお、本実施形態では、ベース部材404は、強度を確保するため、強磁性体である鉄系の材料によって形成される。また、回転軸405も、加工精度及び強度を確保するため、強磁性体である鉄系の材料によって形成される。
また、ベース部材404には、切り欠き部414が形成される。切り欠き部414には、外側カバー205の後述する磁石保持部602が配置される。磁石保持部602には、磁石408が保持されて固定される。かかる固定状態で、磁石408は、軸線Xと直交する平面に対して支持部材407側にN極が向くように配置される。なお、本実施形態では、支持部材407は、磁石408の磁気の影響を受けないように非磁性体又は磁性の弱い材料で形成される。
表示ユニット201は、図7に示すように、タッチパネル108、表側カバー412、LCD等の表示パネル112、シールド板金410、及び裏側カバー402を有する。表側カバー412には、タッチパネル108が固定される。タッチパネル108の裏側には、表示パネル112が配置される。表示パネル112の裏側には、表示パネル112を略覆うようにシールド板金410が配置される。シールド板金410は、表示パネル112や表示パネル112を駆動する不図示のドライバICなどから放出される高周波ノイズを抑制する。
表示パネル112の回動軸413側の短辺部には、ヒンジ機構401の支持部材407が当該短辺部と略平行に配置される。支持部材407には、切り欠き部411が形成される。、磁気センサ409は、切り欠き部411によって形成される空間に磁気センサ409が入る様に、支持部材407に取り付けられている。
磁気センサ409は、例えばMRセンサ等が用いられ、磁束密度の大小、磁束の向きによってオン/オフを判別する。磁気センサ409は、不図示のFPC、基板、及び配線部材等を介してカメラ本体202の制御基板に電気的に接続される。また、磁気センサ409は、表示ユニット201がカメラ本体202に対して図2に示す状態にあるとき、回転軸405の軸線Xを間に挟んで磁石408と反対側に配置される。このとき、軸線Xと磁気センサ409との距離と、軸線Xと磁石408との距離は、略同一とされている。
裏側カバー402は、表示パネル112及びシールド板金410等を表側カバー412との間に配置した状態で表側カバー412に係合される。そして、係合状態で、裏側カバー402の回動軸413側の側面からビス406a,406bを支持部材407のビス穴501a,501bに締め付けることで、裏側カバー402がシールド板金410及び表側カバー412とともに支持部材407に固定される。
次に、図8及び図9を参照して、ヒンジ部206の外側カバー205及び内側カバー204について説明する。
図8(a)は、外側カバー205を内面側から見た斜視図である。図8(b)は、外側カバー205を内面側から見た平面図である。図8に示すように、外側カバー205の内面側には、ヒンジ機構401のベース部材404に対する位置決め部601、磁石408を保持する磁石保持部602、係合爪603、及び係合凹部604が設けられている。
図9(a)は、内側カバー204を内面側から見た斜視図である。図9(b)は、内側カバー204を内面側から見た平面図である。図9に示すように、内側カバー204の内面側には、ヒンジ機構401のベース部材404に対する位置決め部701、磁石押さえ部702、係合爪703、及び係合凹部704が設けられている。係合爪703は、外側カバー205の係合凹部604に係合する。係合凹部704には、外側カバー205の係合爪603が係合する。
図10は、外側カバー205の磁石保持部602に磁石408を取り付けた状態を示す図である。
図10及び図8(a)に示すように、磁石保持部602は、磁石408の外形の三面を覆った状態で磁石408を保持する略コ字状の固定部605と、固定部605に保持された磁石408を固定部605側に向けて付勢する可撓部606とを有する。
つまり、磁石保持部602の固定部605と可撓部606との間の寸法をL1(図8(b))とし、磁石408の幅寸法をL2(図10)とすると、L1<L2の関係になる。これにより、磁石408の外形寸法にバラツキがあったとしても、かかるバラツキを吸収することが可能となる。そして、磁石408は、常に固定部605側に押し付けられた状態で磁石保持部602に保持される。ここで、外側カバー205は、本発明のカバー部材の一例に相当する。
次に、図11乃至図13を参照して、ヒンジ機構401に外側カバー205及び内側カバー204を取り付ける方法について説明する。
図11(a)は、ヒンジ機構401に内側カバー204を取り付けた状態を示す斜視図である。図11(b)は、ヒンジ機構401に内側カバー204、外側カバー205、及び磁石408を取り付けた状態を示す斜視図である。図12は、図11(b)のC−C線断面図である。図13は、図11(b)のD−D線断面図である。
まず、図11(a)に示すように、ヒンジ機構401に、内側カバー204を取り付ける。かかる取り付け状態では、ヒンジ機構401のベース部材404に対して内側カバー204が位置決め部701で位置決めされる。内側カバー204の磁石押さえ部702は、ベース部材404に形成された貫通穴415を貫通してベース部材404の内側に突出する。
次に、図11(b)に示すように、磁石保持部602に磁石408が保持され、外側カバー205をヒンジ機構401及び内側カバー204に取り付ける。かかる取り付け状態では、ヒンジ機構401のベース部材404に対して外側カバー205が位置決め部601で位置決めされる。また、外側カバー205の係合凹部604に内側カバー204の係合爪703が係合し、外側カバー205の係合爪603が内側カバー204の係合凹部704に係合する。これにより、ヒンジ機構401に、外側カバー205及び内側カバー204が固定される。
このとき、ベース部材404の貫通穴415を貫通した内側カバー204の磁石押さえ部702は、図12及び図13に示すように、磁石保持部602に保持された磁石408に対して固定部605及び可撓部606で覆われていない面に配置される。これにより、磁石408がヒンジ機構401の所定の位置に位置決め保持された状態で、磁石保持部602からの脱落が確実に防止される。
また、外側カバー205の磁石保持部602は、ヒンジ機構401のベース部材404に形成された切り欠き部414に配置される。これにより、磁石保持部602に保持された磁石408に対して磁気的な障壁が無くなるため、磁気検出に必要な磁束密度を確保することが可能となる。
次に、図14乃至図16を参照して、表示ユニット201の回転軸405の軸線X回りの回転動作(反転動作)について説明する。
図14(a)は、表示ユニット201が開き状態にあるときのヒンジ機構401の斜視図である。開き状態では、ヒンジ機構401がカメラ本体202に対して図2(b)に示す状態にある。図14(b)は、図14(a)の側面図である。図15(a)は、表示ユニット201が図14(a)に示す状態から矢印G方向に約120°回転したときのヒンジ機構401の斜視図である。図15(b)は、図15(a)の側面図である。図16(a)は、表示ユニット201が図15(a)に示す状態から更に回転して約180°回転したときのヒンジ機構401の斜視図である。図16(b)は、図16(a)の側面図である。
図14に示す状態では、磁気センサ409が、磁石408に対して離間した位置に配置されている。磁石408のN極から放出された磁力線は、矢印E方向に進み、支持部材407の磁気センサ409とは反対側の端部に到達する。支持部材407は、上述したように、磁気の影響を受けにくい非磁性材料等で形成されている。このため、磁気センサ409は、支持部材407に到達した磁気を検出することなく、オフ状態となる。
図15に示す状態では、磁石408のN極から矢印F方向に放出された磁力線は、支持部材407に配置された磁気センサ409に到達する。そして、磁気センサ409は、オン状態を検出する。そして、磁気センサ409のオン検出(表示ユニット201の回転検出)に基づき、カメラ本体202のCPU109は、表示ユニット201に表示された動画像を180°回転させる。
このとき、磁石408のN極から放出された磁力線がベース部材404に遮断されないのは、切り欠き部414に磁石408が配置されることで、ベース部材404が強磁性体であっても磁力線が引き寄せられることなく、磁界を形成できるからである。これにより、磁石408の小型化が可能になる。
また、切り欠き部414は、表示ユニット201を回転動作した際に、磁気センサ409が接近してくる方向に開放されている。このため、磁石408の磁界が磁気センサ409の検出方向と重なるように形成される。これによって、磁気センサ409は磁石408の磁界をより検出しやすいい。。表示ユニット201の表示画像を180°回転させた状態は、図16に示す状態、ずなわち、表示ユニット201が軸線X回りに180°回転するまで維持される。なお、各図の磁力線の向きは一例であり、図示した向きのみに限定されない。
以上説明したように、本実施形態では、ヒンジ部206の磁石408が配置される部材の材料選択の自由度を高めることができるとともに、磁石408の小型化を可能してヒンジ部206ひいてはデジタルビデオカメラの小型化を図ることができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、磁気センサ409として、MRセンサを例示したが、これに代えて、磁界の向きによる強さを検出する所謂ホール素子などを用いることも可能である。
また、上記実施形態では、支持部材407に形成した切り欠き部411に磁気センサ409を設けることで、表示ユニット201の薄型化を実現しているが、必ずしも支持部材407に切り欠き部411を設ける必要はない。
また、上記実施形態では、支持部材407に形成した切り欠き部411を凹形状としているが、これに限定されず、例えば、回転軸405の軸線Xと平行な軸線を有する孔状の切り欠き部411であってもよい。
また、上記実施形態では、磁石408及び磁気センサ409のうちの一方を磁石408としてベース部材404の切り欠き部414に配置し、他方を磁気センサ409として支持部材407の側に配置した場合を例示したが、これに限定されない。すなわち、ベース部材404の切り欠き部414に磁気センサ409を配置し、支持部材407の側に磁石408を配置してもよい。
201 表示ユニット
202 カメラ本体
206 ヒンジ部
401 ヒンジ機構
404 ベース部材
405 回転軸
407 支持部材
408 磁石
409 磁気センサ
414 切り欠き部
602 磁石保持部

Claims (4)

  1. 機器本体と、
    前記機器本体に対してヒンジ部を介して回転可能に支持される表示ユニットと、
    磁石、及び磁気センサから構成され、前記磁石と前記磁気センサとの相対位置に基づき前記表示ユニットの回転状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて前記表示ユニットに表示された画像の向きを変更する制御手段と、を備え、
    前記ヒンジ部は、前記機器本体に取り付けられ、前記表示ユニットを向く側が開放される切り欠き部が形成されたベース部材と、前記ベース部材を覆うカバー部材と、前記表示ユニットが固定され、前記ベース部材に対して回転軸を介して前記表示ユニットとともに回転可能に支持される支持部材と、を有し、
    前記検出手段を構成する前記磁石が前記ベース部材の前記切り欠き部に配置されるとともに、前記磁気センサが前記支持部材に配置され、
    前記カバー部材には、前記磁石を付勢した状態で保持する磁石保持部が設けられ、
    前記表示ユニットは、前記磁気センサと前記磁石とが接近する位置と離間する位置との間を移動することを特徴とする電子機器。
  2. 前記切り欠き部は、前記磁石と前記磁気センサが接近する方向に開放されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ベース部材は、強磁性体で形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記機器本体は、被写体を撮像するカメラ部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
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