JP6171985B2 - 光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、透明板に光を照射する発光素子と、発光素子を制御する制御部と、透明板で反射された反射光を受光する受光素子と、を備える光装置に関する。
特許文献1に記載のように、ウインドシールドの内壁面に配置されるとともに、LEDとPDと演算処理回路を備える雨滴検出装置が知られている。LEDの光がウインドシールドの外壁面で反射され、その反射光がPDに入射される。ウインドシールドの外壁面に雨滴が付着していると、この雨滴のためにPDに入射する反射光の光量が減少する。PDは、入射した光量に応じた信号を演算処理回路に送信し、演算処理回路は、その信号に基づいて雨滴量を演算する。
また、特許文献2に記載のように、車室内に配置され、LEDを備えるセキュリティインジケータが知られている。セキュリティインジケータは、外部から視認しやすい場所に配置される。
特開2006−71491 特開2006−62401
雨滴検出装置及びセキュリティインジケータそれぞれのLEDを共用化することで、雨滴検出装置とセキュリティインジケータとを一体化することも考えられる。これによれば、外部の人から視認可能な光の照射、及び、雨滴の検出を行うことができる。
しかしながら上記構成によれば、雨滴の検出を行うためにLEDを照射した場合、外部にセキュリティインジケータ用の光を照射する必要のないときでも、外部に光を照射することとなる。このように、雨滴検出装置としての機能と、セキュリティインジケータとしての機能とを独立して機能させることが叶わない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、外部への光の照射と雨滴検出とをそれぞれ独立して行う光装置を提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として下記の実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、透明板(200)の内面(200a)に配置される光装置(10)であって、透明板の内面に向かって光を照射する発光素子(20)と、発光素子に制御信号としてパルス信号を出力することで、発光素子をPWM制御する制御部(40)と、発光素子から出射され、透明板の内面と反対の外面(200b)によって反射された反射光を受光するとともに、受光した光の強度に応じた第1検出信号を生成する第1受光素子(30)と、を備え、発光素子が照射する光は可視光であり、制御部は、発光素子が照射する光を透明板の外部の人から視認可能なパルス幅及びパルス周期を有するパルス信号を発光素子に出力して発光素子をPWM制御することで、透明板の外部の人へ光を照射する第1制御と、発光素子が照射する光を透明板の外部の人から視認不可能なパルス幅及びパルス周期を有するパルス信号を発光素子に出力して発光素子をPWM制御するとともに、第1検出信号に基づいて雨滴を検出する第2制御と、を行うことを特徴とする。
これによれば、雨滴を検出する場合に、発光素子の光を透明板の外部の人が視認することを抑制することができる。したがって、外部への光の照射と雨滴検出とをそれぞれ独立して行うことができる。
第1実施形態に係る光装置の構造を示す断面図である。 光装置の機能を示すブロック図である。 制御部の制御動作を説明するためのフローチャート図である。 制御部の制御動作を説明するためタイミングチャート図である。 第2実施形態に係る光装置の構造を示す断面図である。 制御部の機能を示すブロック図である。 第1検出信号の強度の時間変化を示す図である。 制御部の制御動作を説明するためのフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す各実施形態において、共通乃至関連する要素には同一の符号を付与するものとする。また、図1及び図5において、鉛直方向をZ方向、Z方向に直交する特定の水平方向をX方向、Z方向及びX方向の両方向に直交する水平方向をY方向と示す。
(第1実施形態)
先ず、図1及び図2に基づいて本実施形態に係る光装置10の概略構成について説明する。光装置10は、外部への光の照射、及び、雨滴検出を行うものである。図1に示すように光装置10は車両に設けられた透明板200の内面200aに配置される。光装置10は発光素子20と、第1受光素子30と、制御部40と、を有する。発光素子20から透明板200に向かって可視光が照射される。図1に破線矢印で示すように、その光の一部は透明板200を介して車両外部である透明板200の外部へと透過し、残りの一部は反射される。透明板200を透過した光(以下、透過光と示す。)は透明板200の外部へと照射され、透明板200における内面200aと反対の外面200bで反射された光(以下、反射光と示す。)の一部は第1受光素子30へと入射される。図1に示すように透明板200の外面200bに雨滴RWが付着していた場合、その雨滴RWによって本来であれば反射される光が透明板200の外部へと透過される。これにより第1受光素子30が受光する光の量(強度)が減少する。したがって、反射光に基づく第1受光素子30が生成する第1検出信号は、雨滴RWに応じて変動する。制御部40はこの第1検出信号に基づいて雨滴RWを検出する。
なお制御部40は、発光素子20のPWM制御も行う。上記したように発光素子20は可視光を照射する。したがって、透過光を車両外部に位置する人(以下、単に人と示す。)が視認可能となっている。しかしながら制御部40は発光素子20に出力するパルス信号のパルス幅及びパルス周期を調整することで、発光素子20の光を人が視認不可能にも調整する。後で詳説するように、制御部40は人に光を照射する第1制御においては人が視認可能となるように発光素子20をPWM制御し、雨滴を検出する第2制御においては人が視認不可能となるように発光素子20をPWM制御する。
以上が光装置10の概略である。以下、光装置10の構成要素を個別に詳説する。なお、本実施形態に係る光装置10は上記した構成要素20〜40の他に、拡散レンズ部60、雨滴レンズ部70、第2受光素子80、フィルタ90、第1集光レンズ部100、及び、第2集光レンズ部110を備える。さらに、本実施形態に係る光装置10は、ハウジング120、シート130、基板140、遮光壁150、遮光板160、及び、コネクタ170を備える。
発光素子20は、上記したように制御部40によりPWM制御され、透明板200の内面200aに向けて可視光を照射する。発光素子20は、透明板200に対し広範囲に光を照射する。詳しく言えば、発光素子20は、透明板200の外面200bで反射及び透過する照射角度から、外面200bで全反射する照射角度を超える範囲に光を照射する。なお、発光素子20としては、例えばLEDが採用される。
第1受光素子30は、上記したように反射光を受光し、反射光の強度に応じた第1検出信号を制御部40に出力する。第1受光素子30は、発光素子20が照射する光と同等の波長の光に対して高い受光感度を有する。なお、第1受光素子30としては、例えばPDが採用される。
制御部40は、発光素子20に制御信号としてパルス信号を出力することで、発光素子20をPWM制御する。制御部40は、PWM制御として、発光素子20の光を人へ照射する第1制御と、雨滴RWを検出する第2制御と、を行う。制御部40は、第1制御において図4に示すような、第1パルス信号を発光素子20に出力する。第1パルス信号は、発光素子20が照射する光を人が視認可能なパルス幅τ1及びパルス周期T1を有するパルス信号である。例えば、パルス周期T1は33msec以上とされ、パルス幅τ1は後述するパルス幅τ2よりも大きい値とされる。これにより、光装置10は視認可能な透過光を人に照射する。また、制御部40は、第2制御において図4に示すような第2パルス信号によって発光素子20を制御する。第2パルス信号は、発光素子20が照射する光を人が視認不可能なパルス幅τ2及びパルス周期T2を有するパルス信号である。例えば、パルス幅τ2は17msec以下、パルス周期T2は20msec以下とされる。また、制御部40は、後述する第2受光素子80が出力する第2検出信号に基づいて車両外部の明るさを検出する。制御部40の機能及び制御動作については、後で詳説する。
拡散レンズ部60は、入射した光を拡散して出射する。拡散レンズ部60は、発光素子20と透明板200との間に配置されるとともに、発光素子20が照射する光を透明板200の内面200aに向けて拡散することで、拡散した光を透明板200の外部に向けて出射する。車両外部の人は、拡散レンズ部60が拡散した透過光を視認することとなる。この拡散レンズ部60が拡散した透過光を人に視認させることで、例えば光装置10をセキュリティ用のインジケータとして機能させる。詳しく言えば、車両において監視カメラ等のセキュリティ機能が作動していることを、光装置10が拡散した透過光により車両外部に知らせる。これにより、車両盗難のリスクを低減する。この場合、車両がセキュリティ機能を有することを強調するために、拡散レンズ部60を赤色のレンズとして、透過光を赤色としてもよい。
雨滴レンズ部70は、入射した光を屈折して出射する。雨滴レンズ部70は、発光素子20と透明板200との間に配置される。雨滴レンズ部70は、発光素子20が照射する光が入射され、入射した光を透明板200の外面200bで全反射させるように屈折することで、屈折された光が透明板200の内面200aに出射する。雨滴レンズ部70がない構成では透明板200の外部に透過していた光が、雨滴レンズ部70により透明板200の外面200bで全反射させる。
第2受光素子80は、透明板200の外部から入射した外光(以下、単に外光と示す。)を受光するとともに、受光した光の強度に応じた第2検出信号を生成する。このように、第2検出信号の強度は、外光の強度を示す。第2受光素子80は第2検出信号を制御部40に出力し、制御部40は第2検出信号に基づいて車両外部の明るさを検出する。第2受光素子80は、可視光に対して高い受光感度を有する。なお、第2受光素子80としては、例えばPDが採用される。
フィルタ90は、発光素子20が照射する光と異なる波長の光を除去する。図1に示すようにフィルタ90は、フィルム形状とされ、第1受光素子30の受光面に貼着されている。第1受光素子30には、フィルタ90を介して光が入射される。このため、発光素子20が照射する光と異なる波長の光を第1受光素子30が受光することが、フィルタ90により抑制される。
第1集光レンズ部100は、反射光を集光することで、集光した反射光を第1受光素子30に向けて出射する。これにより、第1集光レンズがない構成に較べ、第1受光素子30が受光する反射光の光量を増やすことができる。なお、第1集光レンズ部100と雨滴レンズ部70とは、1つの導光体として一体に成形されている。
第2集光レンズ部110は、透明板200及びシート130を介して入射した外光を集光して第2受光素子80に出射する。これにより、第2集光レンズ部110がない構成に較べ、第2受光素子80が受光する反射光の光量を増やすことができる。したがって、車両外部の明るさの検出精度の低下を抑制することができる。
ハウジング120は、一面が開口する箱状をなし、構成要素20〜110を内部空間に収容する。ハウジング120は、透過光が透過する透光材料からなる。そのため、透過光の一部が、ハウジング120を介して透明板200の外部に透過する。ハウジング120の内壁面には、拡散レンズ部60及び第2集光レンズ部110を固定するための固定部(図示略)が形成されている。
シート130は、ハウジング120における透明板200の内面200a側の一面を塞ぐように、内面200aと接触して配置されている。シート130における内面200aと接触する面と反対の面に、雨滴レンズ部70及び第1集光レンズ部100を構成する導光体が接触して固定されている。また、シート130は、発光素子20が照射する光、及び、透明板200を介して入射する外光のそれぞれを透過する透光材料からなる。
基板140は、発光素子20、第1受光素子30、制御部40、第2受光素子80を、透明板200の内面200aとの対向面に実装するとともに、それぞれを電気的に接続する。基板140はハウジング120における内壁面に固定される。なお、基板140としては、例えばプリント基板が採用される。
遮光壁150は、第1受光素子30と第2受光素子80とを仕切るように設けられる。遮光壁150は、ハウジング120に固定されるとともに、一端が基板140に接触し、他端がシート130と接触している。遮光壁150は、透過光及び反射光を遮光する遮光材料からなり、第2受光素子80が反射光を受光することを抑制する。
遮光板160は、発光素子20と第1受光素子30とを仕切るようにハウジング120の内部空間に設けられる。遮光板160は、ハウジング120に固定されるとともに、一端が基板140と接触し、他端が雨滴レンズ部70と対向している。遮光板160は、発光素子20が照射した光を遮光する遮光材料からなり、発光素子20が照射した光が透明板200を介さずに第1受光素子30により受光されることを抑制する。
コネクタ170は、ハウジング120の外壁面に設けられ、外部機器と基板140とを電気的に中継する。コネクタ170は、ケース172と端子174とを有する。ケース172は、筒状をなし、一方の開口部と他方の開口部を有する。一方の開口部には外部機器が挿入され、他方の開口部はハウジング120の外壁により閉塞されている。端子174は、一端がケース172の中空に位置して外部機器と接続され、他端がハウジング120の内部空間に位置して基板140に接続される。これにより、端子174を介して外部機器と基板140が電気的に接続される。
次に、図2に基づいて制御部40の機能について説明する。制御部40は、上記したように発光素子20をPWM制御するとともに、第1受光素子30の出力する第1検出信号に基づいて雨滴RWを検出する。制御部40は、イグニッション情報取得部42(IG情報取得部42)と、制御モード選択部46と、パルス信号生成部48と、雨滴検出部50とを有する。
イグニッション情報取得部42は、イグニッションスイッチ300と電気的に接続され、イグニッションスイッチ300のオンオフ情報を取得する。また、イグニッション情報取得部42は、取得したオンオフ情報に応じたIG信号を制御モード選択部46に出力する。図4に示すようにIG信号は、イグニッションスイッチ300がオンのときHighであって、オフのときLowの信号である。
外光検出部44は、第2受光素子80から出力された第2出力信号と閾値Thとを比較して、比較結果に応じた外光信号を制御モード選択部46に出力する。図4に示すように、外光信号は、第2出力信号が閾値Thより大きいときHighであって、第2出力信号が閾値Thより小さいときLowの信号である。
制御モード選択部46は、イグニッション情報取得部42が出力するIG信号及び外光検出部44が出力する外光信号に基づいて制御モードを選択する。詳しく言えば、制御モード選択部46は、制御モードとして、第1制御モードと、第2制御モードとを有し、上記した2つの信号に基づいて、いずれか一方の制御モードを選択する。制御モード選択部46は、選択した制御モードに応じたモード信号をパルス信号生成部48に出力する。制御モード選択部46は、第1制御モードを選択した場合にモード信号として第1モード信号をパルス信号生成部48に出力し、第2制御モードを選択した場合にモード信号として第2モード信号をパルス信号生成部48に出力する。
パルス信号生成部48は、制御モード選択部46により出力されたモード信号に基づいてパルス信号を生成し、パルス信号を発光素子20に出力する。これにより、制御部40によって発光素子20がPWM制御される。第1モード信号がパルス信号生成部48に出力された場合、パルス信号生成部48は第1パルス信号を発光素子20に出力する。これにより、人から視認可能な光が発光素子20から照射される。また、第2モード信号がパルス信号生成部48に出力された場合、パルス信号生成部48は第2パルス信号を発光素子20に出力する。これにより、人から視認不可能な光が発光素子20から照射される。
上記した視認不可能な光が発光素子20から照射されている際に第1受光素子30から出力される第1検出信号に基づいて、雨滴検出部50は雨滴RWを検出する。上記の通り、透明板200の外面200bに雨滴RWが付着している場合、雨滴RWが付着していない場合に較べ、反射光の強度が減少する。雨滴検出部50は、この減少量に基づいて、外面200bに付着した雨滴RWを検出する。雨滴検出部50は、検出した雨滴RWに応じた信号をワイパ制御部400に出力する。これにより、ワイパ制御部400は、外面200bに付着する雨滴RWに基づいて車両のワイパ装置を制御する。
次に、図3及び図4に基づいて、制御部40の制御動作について説明する。
制御部40の制御動作は、例えば、光装置10に電源が供給されたときにスタートし、電源が供給されている間は繰り返し処理を実行する。本実施形態において、光装置10には電源が常時供給される。そのため、制御部40の制御動作も常時実行される。
先ず、制御モード選択部46は、IG信号に基づいて、イグニッションスイッチがオンかオフかを判定する(ステップS10)。詳しく言えば、図4に示すIG信号がHighの場合にイグニッションスイッチ300がオン、IG信号がLowの場合にイグニッションスイッチ300がオフと判定する。
ステップS10において、イグニッションスイッチ300がオンの場合、制御モード選択部46は制御モードとして第2制御モードを選択する(ステップS12)。そして、制御モード選択部46は、第2モード信号をパルス信号生成部48に出力する。
次に、パルス信号生成部48は、制御モード選択部46により出力された信号に基づいて、図4に示すような第2パルス信号を生成し、発光素子20に出力する(ステップS14)。これにより、制御部40は第2制御により発光素子20を制御し、発光素子20は人から視認不可能な光を照射する。上記したように、この視認不可能な光が透明板200の外面200bで反射されて、反射光を第1受光素子30が受光する。第1受光素子30は、受光した光の強度に応じた第1検出信号を雨滴検出部50に出力する。
次に、雨滴検出部50は、第1検出信号に基づいて雨滴RWを検出する(ステップS16)。雨滴RWを検出した後は、制御モード選択部46が、再度イグニッションスイッチ300がオンかオフかを判定する(ステップS10)。
これに対し、ステップS10において、イグニッションスイッチ300がオフの場合、制御モード選択部46は、第2検出信号が閾値Thより小さいか否かを判定する(ステップS18)。詳しく言えば、図4に示すように、制御モード選択部46は、外光信号がHighの場合に、第2検出信号が閾値Thより大きいと判定し、外光信号がLowの場合に、第2検出信号が閾値Thより小さいと判定する。上記のように、第2受光素子80は外光を受光し、受光した光の強度に応じた第2検出信号を制御モード選択部46に出力するため、第2検出信号の強度は外光の強度を示す。
ステップS18において、第2検出信号が閾値Thよりも小さい場合、制御モード選択部46は、制御モードとして第1制御モードを選択する(ステップS20)。そして、制御モード選択部46は、第1モード信号をパルス信号生成部48に出力する。
次に、パルス信号生成部48は、制御モード選択部46により出力された信号に基づいて、第1パルス信号を生成し、発光素子20に出力する(ステップS22)。これにより、制御部40は第1制御により発光素子20を制御し、発光素子20は人から視認可能な光を照射する。パルス信号生成部48が第1パルス信号を発光素子20に出力した後、制御モード選択部46は再度イグニッションスイッチがオンかオフかを判定する(ステップS10)。これに対し、ステップS18において第2検出信号が閾値Th以上の場合、制御モード選択部46が、再度イグニッションスイッチ300がオンかオフかを判定する(ステップS10)。
次に、上記した光装置10の効果について説明する。本実施形態において、制御部40は、透明板200の外部に光を照射する第1制御において第1パルス信号によって発光素子20を制御する。第1パルス信号は、人から視認可能なパルス幅τ1及びパルス周期T1を有する。また、制御部40は、雨滴RWを検出する第2制御において第2パルス信号によって発光素子20を制御する。第2パルス信号は、人から視認不可能なパルス幅τ2及びパルス周期T2を有する。
これによれば、雨滴RWを検出する場合に、発光素子20の光を人が視認することを抑制することができる。したがって、外部への光の照射と雨滴検出とをそれぞれ独立して行うことができる。
本実施形態において光装置10は拡散レンズ部60を備える。これによれば、拡散レンズ部60がない構成に較べ、発光素子20の光を外部の人から視認できる範囲を拡大することができる。
本実施形態において光装置10は雨滴レンズ部70を備える。上記したように雨滴レンズ部70は、雨滴レンズ部70がない構成では透明板200の外部に透過していた光を、透明板200の外面200bで全反射させることができる。また、受光した反射光に応じて第1受光素子30が第1検出信号を生成し、第1検出信号に基づいて制御部40が雨滴検出を行う。したがって、制御部40の雨滴検出精度の低下を抑制することができる。
イグニッションスイッチ300がオンの場合には、人が車両に乗車している可能性が高く、雨滴検出が必要と期待される。本実施形態において制御部40は、イグニッションスイッチ300がオンの場合に第2制御を行う。したがって、雨滴検出が必要と期待される場合に雨滴検出を行うことができる。
車両外部が明るい場合に、人は透過光を視認し難い可能性が高い。これに対して、本実施形態における制御部40は、車両外部が所定の明るさよりも暗い場合に第1制御を行う。したがって、人が視認し易い場合に、外部に光を照射することができる。
第1受光素子30は、発光素子20が照射して透明板200で反射される反射光だけでなく、雨滴検出に不要な光を受光する虞がある。具体的には、発光素子20の光と異なる波長の光が、雨滴検出に不要な光である。これに対し、本実施形態において光装置10はフィルタ90を備える。上記したようにフィルタ90は、発光素子20の光と異なる波長の光を除去する。これによれば、雨滴検出に不要な光を第1受光素子30が受光することを抑制することができる。したがって、雨滴検出精度の低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
本実施形態において、第1実施形態に示した光装置10と共通する部分についての説明は割愛する。本実施形態において、図5及び図6に示すように、光装置10は第2受光素子80を備えず、第1受光素子30が反射光だけではなく外光を受光する。制御部40は、第1検出信号の強度の時間変化する成分を反射光による反射光成分Irとみなし、反射光成分Irに基づいて雨滴RWを検出する。また、制御部40は、第1検出信号の強度の時間変化しない成分を外光による外光成分Ioとみなし、外光成分Ioに基づいて車両外部の明るさを検出する。これにより、制御部40は、車両外部の明るさが所定の明るさよりも暗い場合に、第1制御を行う。
図6に示すように制御部40は、第1検出信号処理部52を有する。第1検出信号処理部52は、図7に示す第1検出信号の強度の時間変化しない成分を外光による外光成分Ioとみなし、外光成分Ioを外光検出部44に出力する。外光検出部44は、外光成分と閾値Thとを比較し、比較結果に応じた外光信号を制御モード選択部46に出力する。図3に示した第1実施形態の制御動作に対し、図8に示す本実施形態の制御動作では、第2検出信号が閾値Thより小さいか否かを判定する処理(ステップS18)に換えて、外光成分Ioが閾値Thより小さいか否かを判定する処理(ステップS24)を行う。
また、第1検出信号処理部52は、図7に示す第1信号の強度の時間変化する成分を外光による反射光成分Irとみなし、反射光成分Irを雨滴検出部50に出力する。雨滴検出部50は、反射光成分Irに基づいて雨滴RWを検出する。つまり、本実施形態では、第1検出信号そのものではなく、それに含まれる反射光成分Irに基づいて雨滴検出部50が雨滴RWを検出する。
本実施形態によれば、第1受光素子30は、反射光だけではなく外光を受光する。このため、第1検出信号には、反射光による反射光成分Irと外光による外光成分Ioとが含まれることとなり、雨滴検出に不要な外光成分Ioが第1検出信号に含まれる。しかしながら、発光素子20はPWM制御されているので、発光素子20の光の強度は時間変化する。これに対し、外光の強度は、発光素子20の光に較べて時間変化し難いと期待される。このため、制御部40が、第1検出信号の強度の時間変化する成分を反射光成分Irとみなすことで、反射光成分Irと外光成分Ioとを区別することができる。これにより、第1受光素子30が外光を受光する場合であっても、反射光成分Irに基づいて雨滴RWを検出することで、外光による雨滴検出精度の低下を抑制することができる。
本実施形態において制御部40は、第1検出信号の強度の時間変化しない成分を外光成分Ioとみなすことで、外光成分Ioと反射光成分Irとを区別する。これにより、車両外部の明るさを反射光成分Irに基づいて制御部40が検出することができる。
また、本実施形態において制御部40は、第2検出信号ではなく第1検出信号の外光成分Ioに基づいて、車両外部が暗い場合に第1制御を行う。これにより、第2受光素子80を有さずとも、第2受光素子80を有する第1実施形態と同様の効果を奏することができる。したがって、第2受光素子80を有する第1実施形態に較べ、コストを削減することができ、且つ、省スペース化することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態において光装置10が車両に配置される例を示したが、これに限定するものではない。光装置10は、透明板200に配置されるものであれば採用することができる。
上記実施形態において、制御部40が構成要素42〜50を有する例を示したがこれに限定するものではない。制御部40は、上記とは異なる構成要素からなってもよい。
上記実施形態において、光装置10が拡散レンズ部60を備える例を示したが、これに限定するものではない。拡散レンズ部60を備えず、発光素子20の照射する光が拡散されることなく透明板200の外部に透過する構成を採用することもできる。
上記実施形態において、光装置10が雨滴レンズ部70を備える例を示したが、これに限定するものではない。発光素子20が、透明板200の外面200bで反射及び透過する照射角度から、外面200bで全反射する照射角度を超える範囲に光を照射する構成であれば、光装置10が雨滴レンズ部70を備えない構成を採用することもできる。また、拡散レンズ部60と雨滴レンズ部70とが別体で成形される例を示したが、一体で成形される構成を採用することもできる。
上記実施形態において、光装置10がフィルタ90を備える例を示したが、これに限定するものではない。また、上記実施形態において、フィルタ90がフィルム状である例を示したが、これに限定するものではない。フィルタ90は、第1受光素子30と透明板200との間に配置され、発光素子20が照射する光と異なる波長の光を除去するものであれば採用することができる。
上記実施形態において、ハウジング120が透光材料からなる例を示したが、これに限定するものではない。ハウジング120が遮光材料からなる構成を採用することもできる。
上記実施形態において、光装置10が構成要素20〜170を備える例を示したが、これに限定するものではない。光装置10は、構成要素60〜170を備えなくてもよく、少なくとも発光素子20、第1受光素子30、及び、制御部40を備えるものであれば採用することができる。
10・・・光装置、20・・・発光装置、30・・・第1受光素子、40・・・制御部、42・・・イグニッション情報取得部、44・・・外光検出部、46・・・制御モード選択部、48・・・パルス信号生成部、50・・・雨滴検出部、52・・・第1検出信号処理部、60・・・拡散レンズ部、70・・・雨滴レンズ部、80・・・第2受光素子、90・・・フィルタ、100・・・第1集光レンズ部、110・・・第2集光レンズ部、120・・・ハウジング、130・・・シート、140・・・基板、150・・・遮光壁、160・・・遮光板、170・・・コネクタ、172・・・ケース、174・・・端子、200・・・透明板、200a・・・内面、200b・・・外面、300・・・イグニッションスイッチ、400・・・ワイパ制御部

Claims (8)

  1. 透明板(200)の内面(200a)に配置される光装置(10)であって、
    前記透明板の前記内面に向かって光を照射する発光素子(20)と、
    前記発光素子に制御信号としてパルス信号を出力することで、前記発光素子をPWM制御する制御部(40)と、
    前記発光素子から出射され、前記透明板の前記内面と反対の外面(200b)によって反射された反射光を受光するとともに、受光した光の強度に応じた第1検出信号を生成する第1受光素子(30)と、を備え、
    前記発光素子が照射する光は可視光であり、
    前記制御部は、
    前記発光素子が照射する光を前記透明板の外部の人から視認可能なパルス幅及びパルス周期を有する前記パルス信号を前記発光素子に出力して前記発光素子をPWM制御することで、前記透明板の外部の人へ光を照射する第1制御と、
    前記発光素子が照射する光を前記透明板の外部の人から視認不可能なパルス幅及びパルス周期を有する前記パルス信号を前記発光素子に出力して前記発光素子をPWM制御するとともに、前記第1検出信号に基づいて雨滴を検出する第2制御と、を行うことを特徴とする光装置。
  2. 入射した光を拡散して出射する拡散レンズ部(60)を備え、
    前記拡散レンズ部は、前記発光素子と前記透明板との間に配置されるとともに、前記発光素子が照射する光を前記透明板の前記内面に向けて拡散することで、拡散した光を前記透明板の外部に向けて出射することを特徴とする請求項1の光装置。
  3. 入射した光を屈折して出射する雨滴レンズ部(70)を備え、
    前記雨滴レンズ部は、前記発光素子と前記透明板との間に配置されるとともに、前記発光素子が照射する光が入射され、入射した光を前記透明板の前記外面で全反射させるように屈折することで、屈折した光を前記透明板の前記内面に出射することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光装置。
  4. 車両に配置され、
    前記制御部は、前記車両のイグニッションスイッチ(300)のオンオフ情報を取得するとともに、前記イグニッションスイッチがオンの場合に、前記第2制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光装置。
  5. 前記透明板の外部から入射した外光を受光するとともに、受光した光の強度に応じた第2検出信号を生成する第2受光素子(80)を備え、
    前記制御部は、前記第2検出信号に基づいて、前記透明板の外部の明るさを検出するとともに、前記透明板の外部の明るさが所定の明るさよりも暗い場合に前記第1制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光装置。
  6. 前記第1受光素子は、前記透明板の外部から入射した外光を受光し、
    前記制御部は、前記第1検出信号の強度の時間変化する成分を前記反射光による反射光成分とみなし、前記反射光成分に基づいて雨滴を検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光装置。
  7. 前記制御部は、前記第1検出信号の強度の時間変化しない成分を前記外光による外光成分とみなし、前記外光成分に基づいて前記透明板の外部の明るさを検出するとともに、前記透明板の外部の明るさが所定の明るさよりも暗い場合に、前記第1制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の光装置。
  8. 前記第1受光素子と前記透明板との間に配置されるフィルタ(90)を備え、
    前記フィルタは、前記発光素子が照射する光と異なる波長の光を除去することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光装置。
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