JP6171359B2 - エポキシ樹脂硬化物微粒子分散液、およびエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の製造方法 - Google Patents
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Description
「[1]エポキシ樹脂と硬化剤を硬化して得られる、平均粒子径が50nm以上900nm未満であるエポキシ樹脂硬化物微粒子と、沸点100℃以上でありかつ水酸基を有するエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリセリン、オクタノール、ラウリルアルコール、テルピネオール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ベンジルアルコールのいずれかの有機溶剤を含むエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液、
[2]前記有機溶剤が、分子内に水酸基を2個以上有することを特徴とする[1]記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液、
[3]エポキシ樹脂硬化物微粒子の平均粒子径が、50nm以上、800nm未満であることを特徴とする[1]〜[2]のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液、
[4]エポキシ樹脂硬化物微粒子分散液が、有機溶剤100質量部に対して、0超〜50質量部の界面活性剤を含有することを特徴とする[1]〜[3]のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液、
[5]界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤のいずれかであることを特徴とする[4]記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液、
[6]ノニオン系界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル又はその誘導体であることを特徴とする[5]記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液、
[7]硬化剤が、アミン系硬化剤であることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液、
[8]金属酸化物微粒子を含有することを特徴とする[1]〜[7]のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
[9]バインダー樹脂を含有することを特徴とする[1]〜[8]のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
[10]エポキシ樹脂と硬化剤をノニルフェノールエチレンオキシド付加物存在下で硬化して得られるエポキシ樹脂硬化物微粒子の水分散液に、沸点100℃以上でありかつ水酸基を有するエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリセリン、オクタノール、ラウリルアルコール、テルピネオール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ベンジルアルコールのいずれかの有機溶剤を加えた後、水を除去することを特徴とする[1]〜[9]のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の製造方法」、である。
本発明におけるエポキシ樹脂とは、分子内にエポキシ基を有する熱硬化性樹脂のことである。
エポキシ樹脂硬化物微粒子を含む分散液を、15000Gで遠心分離した後、上澄み液を取り除き、そこに除去した上澄み液と同量のイオン交換水を加え、エポキシ樹脂硬化物微粒子を再分散させた後、再度15000Gでの遠心分離及び上澄み液の除去を行った。そのようにして得られたペースト状物をナスフラスコに移し、−18℃の冷凍庫内で12時間静置した後、凍結乾燥を12時間行い、エポキシ樹脂硬化物微粒子を回収した。
分析条件
カラム:Inertsil ODS−3 4.6mmI.D.×25cm
カラム温度:40℃
移動相:アセトニトリル/水=0.6/0.4
流速:1.0ml/min
検出:UV254nm。
動的光散乱方式の粒度分布計(大塚電子株式会社 ELS−Z)を用い、粒子径分布および平均粒子径を測定した。
水分測定装置(モイスチャーメーターCA−06 三菱化成株式会社製)を用いて、カールフィッシャー法で測定した。測定の終点は、電気分解の速度が0.2μg/秒以下となる点とした。
100gのビスフェノールA型エポキシ樹脂(三菱化学株式会社製jER(登録商標)828、以下「EP828」と称す。)と10gのノニルフェノールエチレンオキシド付加物(第一工業製薬株式会社製エマルジット9、以下「乳化剤」と称す。)を反応容器に入れ、40℃、攪拌速度320rpmで、20分間の攪拌を行った。次に、攪拌速度を600rpmに調節した後に、20gの脱イオン水を入れ、10分間の攪拌をした。その後、20gの脱イオン水を入れ、引き続き10分間攪拌した後に、さらに20gの脱イオン水を加え、10分間攪拌した。引き続き、14gのピペラジンと111.6gの脱イオン水から構成される硬化剤水溶液を加え、40℃、320rpmの攪拌速度で24時間反応を行い、攪拌硬化させることにより、エポキシ樹脂硬化物微粒子の水分散液295.1gを得た。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子を遠心分離を使ったデカンテーションを3回行った後に、凍結乾燥することにより、エポキシ硬化物微粒子の含有量を算出したところ、38.5質量%であった。得られた微粒子の未反応エポキシ樹脂量は10質量%、平均粒子径は、350nmであった。
100gのビスフェノールA型エポキシ樹脂(EP828)と10gの乳化剤を反応容器に入れ、40℃、攪拌速度は320rpmで20分間の攪拌を行った。次に、攪拌速度を700rpmに調節した後に、20gの脱イオン水を入れ、10分間の攪拌をした。その後、20gの脱イオン水を入れ、引き続き10分間攪拌した後に、さらに20gの脱イオン水を加え、10分間攪拌した。引き続き、14gのピペラジンと111.6gの脱イオン水から構成される硬化剤水溶液を加え、40℃、320rpmの攪拌速度で24時間反応を行い、攪拌硬化させることにより、エポキシ樹脂硬化物微粒子の水分散液295.0gを得た。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子を遠心分離を使ったデカンテーションを3回行った後に、凍結乾燥することにより、エポキシ硬化物微粒子の含有量を算出したところ、38.2質量%であった。得られた微粒子の未反応エポキシ樹脂量は10質量%、平均粒子径は、300nmであった。
100gのビスフェノールA型エポキシ樹脂(EP828)と16gの乳化剤を反応容器に入れ、40℃、攪拌速度は320rpmで20分間の攪拌を行った。次に、攪拌速度を500rpmに調節した後に、20gの脱イオン水を入れ、10分間の攪拌をした。その後、20gの脱イオン水を入れ、引き続き10分間攪拌した後に、さらに20gの脱イオン水を加え、10分間攪拌した。引き続き、14gのピペラジンと111.6gの脱イオン水から構成される硬化剤水溶液を加え、40℃、320rpmの攪拌速度で24時間反応を行い、攪拌硬化させることにより、エポキシ樹脂硬化物微粒子の水分散液301.0gを得た。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子を遠心分離を使ったデカンテーションを3回行った後に、凍結乾燥することにより、エポキシ硬化物微粒子の含有量を算出したところ、37.2質量%であった。得られた微粒子の未反応エポキシ樹脂量は8質量%、平均粒子径は、200nmであった。
100gのビスフェノールA型エポキシ樹脂(EP828)と8gの乳化剤を反応容器に入れ、40℃、攪拌速度は320rpmで20分間の攪拌を行った。次に、攪拌速度を500rpmに調節した後に、20gの脱イオン水を入れ、10分間の攪拌をした。その後、20gの脱イオン水を入れ、引き続き10分間攪拌した後に、さらに20gの脱イオン水を加え、10分間攪拌した。引き続き、14gのピペラジンと111.6gの脱イオン水から構成される硬化剤水溶液を加え、40℃、320rpmの攪拌速度で24時間反応を行い、攪拌硬化させることにより、エポキシ樹脂硬化物微粒子の水分散液293.1gを得た。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子を遠心分離を使ったデカンテーションを3回行った後に、凍結乾燥することにより、エポキシ硬化物微粒子の含有量を算出したところ、37.9質量%であった。得られた微粒子の未反応エポキシ樹脂量は11質量%、平均粒子径は、450nmであった。
100gのビスフェノールA型エポキシ樹脂(EP828)と6gの乳化剤を反応容器に入れ、40℃、攪拌速度は320rpmで20分間の攪拌を行った。次に、攪拌速度を500rpmに調節した後に、20gの脱イオン水を入れ、10分間の攪拌をした。その後、20gの脱イオン水を入れ、引き続き10分間攪拌した後に、さらに20gの脱イオン水を加え、10分間攪拌した。引き続き、14gのピペラジンと111.6gの脱イオン水から構成される硬化剤水溶液を加え、40℃、320rpmの攪拌速度で24時間反応を行い、攪拌硬化させることにより、エポキシ樹脂硬化物微粒子の水分散液291.0gを得た。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子を遠心分離を使ったデカンテーションを3回行った後に、凍結乾燥することにより、エポキシ硬化物微粒子の含有量を算出したところ、38.9質量%であった。得られた微粒子の未反応エポキシ樹脂量は10質量%、平均粒子径は、800nmであった。
製造例1で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子水分散液295gにエチレングリコール(沸点197℃)170gを加え、80℃で30kPaまで減圧し2時間保持後、さらに3kPaまで減圧し1時間保持し、系中から水を除去した。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の平均粒子径は、350nmであり、水分散液での粒子径を維持しており、粒子の凝集等は観測されなかった。得られた分散液中の溶媒を乾固し、その固形分濃度からエポキシ樹脂硬化物濃度を算出したところ、41.0質量%であった。含水率は、0.12%であった。
製造例2で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子水分散液に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、エポキシ樹脂硬化物微粒子分散液を作製した。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の平均粒子径は、300nmであり、水分散液での粒子径を維持しており、粒子の凝集等は観測されなかった。得られた分散液中の溶媒を乾固し、その固形分濃度からエポキシ樹脂硬化物濃度を算出したところ、42.0質量%であった。含水率は、0.08%であった。
製造例3で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子水分散液に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、エポキシ樹脂硬化物微粒子分散液を作製した。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の平均粒子径は、200nmであり、水分散液での粒子径を維持しており、粒子の凝集等は観測されなかった。得られた分散液中の溶媒を乾固し、その固形分濃度からエポキシ樹脂硬化物濃度を算出したところ、41.0質量%であった。含水率は、0.18%であった。
製造例4で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子水分散液に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、エポキシ樹脂硬化物微粒子分散液を作製した。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の平均粒子径は、500nmであり、水分散液での粒子径を維持しており、粒子の凝集等は観測されなかった。得られた分散液中の溶媒を乾固し、その固形分濃度からエポキシ樹脂硬化物濃度を算出したところ、42.0質量%であった。含水率は、0.22%であった。
製造例5で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子水分散液に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、エポキシ樹脂硬化物微粒子分散液を作製した。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の平均粒子径は、800nmであり、水分散液での粒子径を維持しており、粒子の凝集等は観測されなかった。得られた分散液中の溶媒を乾固し、その固形分濃度からエポキシ樹脂硬化物濃度を算出したところ、41.0質量%であった。含水率は、0.14%であった。
エチレングリコールをプロピレングリコール(沸点188℃)に変更した以外は、実施例3と同様の方法で、エポキシ樹脂硬化物微粒子分散液を作製した。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の平均粒子径は、200nmであり、水分散液での粒子径を維持しており、粒子の凝集等は観測されなかった。得られた分散液中の溶媒を乾固し、その固形分濃度からエポキシ樹脂硬化物濃度を算出したところ、39.5質量%であった。含水率は、0.31%であった。
エチレングリコールをブタンジオール(沸点230℃)に変更した以外は、実施例3と同様の方法で、エポキシ樹脂硬化物微粒子分散液を作製した。得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の平均粒子径は、200nmであり、水分散液での粒子径を維持しており、粒子の凝集等は観測されなかった。得られた分散液中の溶媒を乾固し、その固形分濃度からエポキシ樹脂硬化物濃度を算出したところ、39.5質量%であった。含水率は、0.15%であった。
製造例3で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子水分散液を遠心分離し、水を除去した後、エタノール(沸点78℃)を加えたが、エポキシ樹脂硬化物微粒子同士が合一していた。
製造例3で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子水分散液を遠心分離し、水を除去した後、メタノール(沸点65℃)を加えたが、エポキシ樹脂硬化物微粒子同士が合一していた。
実施例3で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液300gに、金属酸化物微粒子として酸化チタン微粒子(粒子径10nm)34gと、バインダーとしてエチルセルロースを14g加え、ホモミキサーで撹拌した。得られた分散液の粒子径分布は、エポキシ樹脂硬化物微粒子由来の粒子径200nmを頂点としたピークと、酸化チタン微粒子由来の粒子径10nmを頂点としたピークからなる2峰性の形状であった。エポキシ樹脂硬化物微粒子や酸化チタン微粒子の凝集等は発生しなかった。
実施例3で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液300gに、金属酸化物微粒子として酸化チタン微粒子(平均粒子径10nm)68gと、バインダーとしてエチルセルロースを28g、有機溶剤としてテルピネオールを170g加え、ホモミキサーで撹拌した。得られた分散液の粒子径分布は、エポキシ樹脂硬化物微粒子由来の粒子径200nmを頂点としたピークと、酸化チタン微粒子由来の粒子径10nmを頂点としたピークからなる2峰性の形状であった。エポキシ樹脂硬化物微粒子や酸化チタン微粒子の凝集等は発生しなかった。
実施例6で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液300gに、金属酸化物微粒子として酸化チタン微粒子(平均粒子径10nm)34gと、バインダーとしてエチルセルロースを14g加え、ホモミキサーで撹拌した。得られた分散液の粒子径分布は、エポキシ樹脂硬化物微粒子由来の粒子径200nmを頂点としたピークと、酸化チタン微粒子由来の粒子径10nmを頂点としたピークからなる2峰性の形状であった。エポキシ樹脂硬化物微粒子や酸化チタン微粒子の凝集等は発生しなかった。
実施例3で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液100gに、トルエン100g、メチルエチルケトン50g、ポリエステルバインダー(東洋紡株式会社製“バイロン”200)25gを加え、塗液を調整した。塗液中で、エポキシ樹脂硬化物微粒子は良好に分散しており、数日間静置しても、微粒子の凝集や沈殿は発生していなかった。ポリエステルフィルムに塗液をコーティングし、乾燥を行った。ポリエステルフィルム表面には粒子が均一に塗布されており、良好な外観であった。本ポリエステルフィルムには、エポキシ樹脂硬化物微粒子が均一にコーティングされ、エポキシ樹脂硬化物微粒子とポリエステルフィルムの接着性も優れているため、アンチブロッキング性などで好適である。
製造例3で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子の水分散液100gに、トルエン100g、メチルエチルケトン50g、ポリエステルバインダー(東洋紡株式会社製“バイロン”200)25gを加え、塗液を調整したところ、粒子が凝集し、沈殿物が発生した。ポリエステルフィルムに塗液をコーティングし、乾燥を行ったが、スジが発生し、外観不良であった。
実施例3で得られたエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液100gに、フェノール樹脂(大日本インキ化学株式会社製フェノライトJ−325)100gを加え、180℃で硬化させ、エポキシ樹脂微粒子がフェノール樹脂硬化物中に分散した基材を作成した。その後、焼成炉にて窒素雰囲気下、1000℃で3時間焼成し、エポキシ樹脂微粒子由来の空孔を有する、多孔質炭素焼結体を作製した。炭素焼結体断面の観察から、エポキシ樹脂硬化物微粒子と同じ200nmサイズの空孔が、均一な間隔で炭素焼結体中に形成されていた。本炭素焼結体は、均一な空孔を有するため、膜用途などにおいて有用である。
比較例2で製造した、エポキシ樹脂微粒子分散液を使用した以外は、実施例12と同様に多孔質炭素焼結体を作製したが、炭素焼結体断面から、エポキシ樹脂硬化物微粒子より大きいサイズの空孔が、不均一な間隔で炭素焼結体中に形成されていた。
Claims (10)
- エポキシ樹脂と硬化剤を硬化して得られる、平均粒子径が50nm以上900nm未満であるエポキシ樹脂硬化物微粒子と、沸点100℃以上でありかつ水酸基を有するエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリセリン、オクタノール、ラウリルアルコール、テルピネオール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ベンジルアルコールのいずれかの有機溶剤を含むエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
- 前記有機溶剤が、分子内に水酸基を2個以上有することを特徴とする請求項1記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
- エポキシ樹脂硬化物微粒子の平均粒子径が、50nm以上、800nm未満であることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
- エポキシ樹脂硬化物微粒子分散液が、有機溶剤100質量部に対して、0超〜50質量部の界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
- 界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤のいずれかであることを特徴とする請求項4記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
- ノニオン系界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル又はその誘導体であることを特徴とする請求項5記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
- 硬化剤が、アミン系硬化剤であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
- 金属酸化物微粒子を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
- バインダー樹脂を含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液。
- エポキシ樹脂と硬化剤をノニルフェノールエチレンオキシド付加物存在下で硬化して得られるエポキシ樹脂硬化物微粒子の水分散液に、沸点100℃以上でありかつ水酸基を有するエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリセリン、オクタノール、ラウリルアルコール、テルピネオール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ベンジルアルコールのいずれかの有機溶剤を加えた後、水を除去することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のエポキシ樹脂硬化物微粒子分散液の製造方法。
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