JP6171350B2 - 映像処理装置、表示装置、半導体装置及び映像処理方法 - Google Patents

映像処理装置、表示装置、半導体装置及び映像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、映像データをアップスケールする技術に関する。
高精細パネルを備えたプロジェクターやテレビジョン等の表示装置では、入力された映像データをアップスケールしてから映像を表示する。特許文献1は、HD画像データを記録したパッケージメディアを使用し、インターネットから取得したHD画像データと4K2K画像データとの差分データを用いて、4K2K画像を再生することを開示している。特許文献1に記載の発明では、差分データを生成する際には、互いに異なるアップスケール処理モードの複数のアップスケーラーを用いて、HD画像データをアップスケール処理して4K2Kの解像度とし、4K2K画像データと各アップスケーラーからの画像データとの差分を求めている。
特開2010−11154号公報
映像データをアップスケールするスケーラーでは、入出力の映像データのフレーム周波数が、特定のフレーム周波数に制限されることがある。よって、この種のスケーラーを備える表示装置では、入力映像データよりも低いフレーム周波数の映像データに基づいて、映像を表示しなければならない場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、スケーラーによって制限されるフレーム周波数よりも高いフレーム周波数で、入力映像データをアップスケールするための技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る映像処理装置は、供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーと、時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給する第1処理部と、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記第1処理部が供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量の差分に基づいて前記フレームの順番を規定してから出力する第2処理部とを備え、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーは、各々、自機における前記処理遅延量を測定し、前記第2処理部は、前記第1スケーラーにより測定された前記処理遅延量と、前記第2スケーラーにより測定された前記処理遅延量との差分に基づいて、前記処理後の映像データを、前記フレームの順番で出力する
本発明によれば、入力映像データを、フレームの順番に従って第1スケーラー及び第2スケーラーに対して順次交互に供給し、各々のスケーラーによるアップスケール処理後の映像データを、入力映像データと同じフレームの順番で出力するので、スケーラーによって制限されるフレーム周波数よりも高いフレーム周波数で、入力映像データをアップスケールすることができる。
本発明に係る映像処理装置において、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーは、各々、自機における前記処理遅延量を測定し、前記第2処理部は、前記第1スケーラーにより測定された前記処理遅延量と、前記第2スケーラーにより測定された前記処理遅延量との差分に基づいて、前記処理後の映像データを、前記フレームの順番で出力するようにしてもよい。
本発明によれば、自機の処理遅延量を測定する機能を有するスケーラーを用いることにより、第1スケーラー及び第2スケーラーにおいて実測した処理遅延量の差分に基づいて、映像データのフレームの順番を規定することができる。
また、本発明に係る映像処理装置供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーと、時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給する第1処理部と、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記第1処理部が供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量に基づいて、前記フレームの順番で出力する第2処理部と、フレームメモリーを備え前記第1スケーラーと前記第2スケーラーとの前記処理遅延量の差分が、閾値を超える場合に、前記第2処理部は、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーのうち、前記処理遅延量が小さい一方による前記処理後の映像データを、前記フレームメモリーに格納し、前記差分に応じたタイミングで読み出して出力する。
本発明によれば、第1スケーラーと第2スケーラーとの処理遅延量の差分が、閾値、例えば、1フレーム分のアップスケール処理による処理遅延量を超える場合であっても、スケーラーによって制限されるフレーム周波数よりも高いフレーム周波数で、入力映像データをアップスケールすることができる。
本発明に係る映像処理装置において、前記入力映像データは、フレーム周波数が60Hzの1080pの映像データであってもよい。
本発明によれば、入出力のフレーム周波数が例えば30Hzに制限されるスケーラーを用いた場合であっても、フレーム周波数が60Hzである1080pの入力映像データを、フレーム周波数が60Hzの映像データにアップスケールすることができる。
本発明に係る映像処理装置において、前記処理後の映像データは、4K2Kの映像データであってもよい。
本発明によれば、入出力のフレーム周波数が例えば30Hzに制限されるスケーラーを用いた場合であっても、フレーム周波数が60Hzである1080pの入力映像データを、フレーム周波数が60Hzの4K2Kの映像データにアップスケールすることができる。
本発明に係る表示装置は、供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーと、時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給する第1処理部と、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記第1処理部が供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量の差分に基づいて前記フレームの順番を規定してから出力する第2処理部と、前記第2処理部により出力された映像データに基づいて映像を表示する表示部とを備え、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーは、各々、自機における前記処理遅延量を測定し、前記第2処理部は、前記第1スケーラーにより測定された前記処理遅延量と、前記第2スケーラーにより測定された前記処理遅延量との差分に基づいて、前記処理後の映像データを、前記フレームの順番で出力する
本発明によれば、入力映像データを、フレームの順番に従って第1スケーラー及び第2スケーラーに対して順次交互に供給し、各々のスケーラーによるアップスケール処理後の映像データを、入力映像データと同じフレームの順番で出力するので、スケーラーによって制限されるフレーム周波数よりも高いフレーム周波数で、入力映像データをアップスケールした映像を表示することができる。
また、本発明に係る表示装置は、供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーと、時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給する第1処理部と、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記第1処理部が供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量に基づいて、前記フレームの順番で出力する第2処理部と、前記第2処理部により出力された映像データに基づいて映像を表示する表示部とフレームメモリーとを備え、前記第1スケーラーと前記第2スケーラーとの前記処理遅延量の差分が、閾値を超える場合に、前記第2処理部は、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーのうち、前記処理遅延量が小さい一方による前記処理後の映像データを、前記フレームメモリーに格納し、前記差分に応じたタイミングで読み出して出力する。
なお、本発明は、映像処理装置及び表示装置のほか、半導体装置や映像処理方法としても概念することが可能である。
本発明の一実施形態に係るプロジェクターの全体構成を示すブロック図。 同実施形態に係る映像処理回路のハードウェア構成を示すブロック図。 同実施形態に係る第1処理部の動作の説明図。 同実施形態に係る第1処理部の動作の説明図。 同実施形態に係る第2処理部の動作の説明図。 処理遅延量が大きい場合の動作不具合の説明図。 映像処理回路のハードウェア構成の他の例を示すブロック図。 図7に示す映像処理回路に係る第2処理部の動作の説明図。
図1は、本発明の一実施形態に係るプロジェクター1の全体構成を示す図である。図1に示すように、プロジェクター1は、ここでは液晶プロジェクターであり、外部装置からの入力映像データに基づく映像を、スクリーン又は壁面に投写して表示する表示装置である。プロジェクター1は、画像投射部10と、信号入力部20と、映像処理回路30とを備える。
画像投射部10は、スクリーンSに画像(映像)を投写する表示部である。画像投射部10は、光源11と、色光分離光学系12と、ライトバルブ13R、13G及び13Bと、色光合成光学系14と、投写光学系15と、液晶駆動回路16とを有する。ライトバルブ13R、13G及び13Bの各々を特に区別する必要のないときには、以下では、単に「ライトバルブ13」と称する。光源11は、投写光の光源であり、超高圧水銀ランプ又はメタルハライドランプ等の光源装置を有する。色光分離光学系12は、光源11から射出した光を、複数の色成分、ここでは、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色成分に分離する。各色成分に分離された光は、各々対応するライトバルブ13に入射する。
ライトバルブ13は、光変調装置であり、例えば透過型の液晶パネルを有する。液晶パネルにおいて、一対の透明電極間に液晶が封入されている。透明電極のうち一方は、マトリクス状に二次元配置された複数の画素に区分されている。各画素の液晶は、透明電極間に印加される電圧に応じた光学特性(例えば透過率)を示す。ライトバルブ13では、各画素への印加電圧を制御することにより、入射光を画素毎に変調することができる。色光分離光学系12で3つの色成分に分離された光は、ライトバルブ13R、13G及び13Bによって色成分毎に画像が形成される。色光合成光学系14は、ライトバルブ13R、13G、及び13Bによって形成された色成分毎の画像を合成し、カラー画像を形成する。投写光学系15は、色光合成光学系14によって形成されたカラー画像をスクリーンSに投写する装置であり、投写レンズを有する。液晶駆動回路16は、映像処理回路30から入力された映像データに基づいて、ライトバルブ13を駆動する装置である。
信号入力部20は、外部装置(図示略)から同期信号と入力映像データVid−inとの入力を受け付け、入力を受け付けた同期信号と入力映像データVid−inとを映像処理回路30に出力する。外部装置は、例えば、ビデオ再生装置又はパーソナルコンピューターである。
同期信号は、垂直同期信号VSと、水平同期信号HSと、データイネーブル信号DEとを含む。垂直同期信号VSは、1垂直走査期間を規定する信号である。1垂直走査期間は、ここでは、垂直同期信号VSが立ち上がった後の、立ち下がりエッジにより規定される。水平同期信号HSは、1水平走査期間を規定する信号である。1水平走査期間は、ここでは、水平同期信号HSが立ち上がった後の、立ち下がりエッジにより規定される。データイネーブル信号DEは、入力映像データVid−inが有効か否かを示す信号である。データイネーブル信号DEがHレベルの期間の入力映像データVid−inは、有効であることを示し、データイネーブル信号DEがLレベルの期間の入力映像データVid−inは、無効であることを示す。
入力映像データVid−inは、ライトバルブ13が有する複数画素の各画素の階調レベルを指定するデジタルデータ(階調データ)であり、例えば、1画素が3ドットで構成される。よって、入力映像データVid−inは、1画素につき、R成分の階調データ、G成分の階調データ及びB成分の階調データを、各々8ビットのデジタルデータとして含んでいる。入力映像データVid−inは、時間軸上で連続する複数フレームの映像データ(つまり動画を示す映像データ)で構成され、本実施形態では、フレーム周波数が60Hzの1080pの映像データである。ここにおいて、「1080p」とは、1920画素×1080画素、又は、1440画素×1080画素の解像度の画像のことをいう。
映像処理回路30は、信号入力部20から入力された同期信号と入力映像データとに基づいて所定の映像処理を行い、処理後の同期信号と映像データとを、画像投射部10(より具体的には、図1に示す液晶駆動回路16)に出力する映像処理装置である。
図2は、映像処理回路30のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、映像処理回路30は、第1処理部31と、第1スケーラー32と、第2スケーラー33と、CPU(Central Processing Unit)34と、第2処理部35とを有する。
第1処理部31は、入力映像データVid−inを、フレームの順番に従って、第1スケーラー32及び第2スケーラー33に対して、順次交互に供給する。第1処理部31は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)で例示されるIC(つまり半導体装置)によって構成される。
図3は、第1処理部31に入力される各信号の時系列変化を表すタイミングチャートを示す図である。図3に示すように、第1処理部31に入力される垂直同期信号VS、水平同期信号HS及びデータイネーブル信号DEは、複数フレームの各フレームで、信号レベルが「H」となる期間を含んでいる。例えば、垂直同期信号VSは、第1〜第4フレームを含む各垂直走査期間(フレーム)の開始タイミングで、HレベルからLレベルに立ち下がる。ここでは、垂直同期信号VSは、1/60秒毎にHレベルからLレベルに立ち下がる。入力映像データVid−inにおいても、複数フレームの各フレームの映像を表す映像信号を含んでいる。
図4は、第1処理部31から供給される各信号の時系列変化を表すタイミングチャートを示す図である。図4に示すように、第1処理部31は、入力された同期信号(つまり、垂直同期信号VS、水平同期信号HS及びデータイネーブル信号DE)及び入力映像データVid−inを、各々、奇数フレームに対応する信号と、偶数フレームに対応する信号とに分離し、分離した信号を互いに異なる系統で供給する。具体的には、第1処理部31は、奇数フレームに対応する信号として、垂直同期信号VS1、水平同期信号HS1、データイネーブル信号DE1及び映像データVid1−aを、第1スケーラー32に対して供給する。第1処理部31は、偶数フレームに対応する信号として、垂直同期信号VS2、水平同期信号HS2、データイネーブル信号DE2及び映像データVid2−aを、第2スケーラー33に対して供給する。
図4に示すように、垂直同期信号VS1、水平同期信号HS1、データイネーブル信号DE1及び映像データVid1−aは、各々、第1、3、・・・、(2n−1)フレーム(nは1以上の整数。以下同じ。)という奇数フレームに対応する信号を含む。例えば、垂直同期信号VS1は、奇数フレームの開始タイミングのみで、HレベルからLレベルに立ち下がる。すなわち、垂直同期信号VS1は、1/30秒毎に、HレベルからLレベルに立ち下がる。
一方で、垂直同期信号VS2、水平同期信号HS2、データイネーブル信号DE2及び映像データVid2−aは、各々、第2、4、・・・、2nフレームという偶数フレームに対応する信号を含む。例えば、垂直同期信号VS2は、偶数フレームの開始タイミングのみで、HレベルからLレベルに立ち下がる。すなわち、垂直同期信号VS2は、1/30秒毎に、HレベルからLレベルに立ち下がる。
以上のとおり、第1処理部31は、所定のフレーム周波数で入力された信号を、その周波数で時分割し、時分割した信号の供給先を、第1スケーラー32と第2スケーラー33とに交互に切り替えて供給する。よって、第1スケーラー32又は第2スケーラー33に供給される各信号は、フレーム周波数が30Hzの場合の信号と同等である。
第1スケーラー32及び第2スケーラー33は、各々、第1処理部31から供給された映像データのアップスケール処理を行うスケーラー(すなわちアップスケーラー)である。第1スケーラー32及び第2スケーラー33は、ここでは、入出力のフレーム周波数が30Hzに制限され、1080pの映像データを4K2Kの映像データにアップスケールする。第1スケーラー32は、映像データVid1−aのアップスケール処理を行って、アップスケール処理後の映像データVid1−bを、第2処理部35に供給する。第2スケーラー33は、映像データVid2−aのアップスケール処理を行って、アップスケール処理後の映像データVid2−bを、第2処理部35に供給する。
ここにおいて、「4K2K」とは、4096画素×2043画素、又は、4096画素×2160画素の解像度の画像のことをいう。また、第1スケーラー32及び第2スケーラー33は、自機で行ったアップスケール処理に応じて、垂直同期信号、水平同期信号及びデータイネーブル信号を含む同期信号を、第2処理部35に供給する(図示略)。第2処理部35に供給される同期信号は、フレーム周波数が30Hzの場合の同期信号に対応している。
第1スケーラー32及び第2スケーラー33は、アップスケール処理以外にも、自機における処理遅延量を測定し、測定した処理遅延量をCPU34に供給する機能を有している。
第1スケーラー32及び第2スケーラー33は、水平同期信号及び垂直同期信号を計測するカウンターを内部に有し、このカウンターを用いて、水平同期信号及び垂直同期信号の周波数を各々計測する。具体的には、第1スケーラー32は、垂直同期信号VS1の供給に同期してカウンターのカウント値をリセットし、この垂直同期信号VS1の供給タイミングを、遅延処理量の測定の基準タイミングとする。そして、第1スケーラー32は、水平同期信号HS1の供給に同期してカウント値を更新し、1フレームの映像データについてアップスケール処理を行ったときのカウント値を、自機における処理遅延量とする。第2スケーラー33においても、第1スケーラー32と同じ方法で、垂直同期信号VS2と水平同期信号HS2とに基づき、自機における処理遅延量を測定する。すなわち、第1スケーラー32及び第2スケーラー33は、自機において1フレームの映像データのアップスケール処理に要する時間を、処理遅延量として測定する。本実施形態では、第1スケーラー32が供給した処理遅延量を「delay1」と表し、第2スケーラー33が供給した処理遅延量を「delay2」と表す。
なお、第1スケーラー32及び第2スケーラー33は、例えば、垂直同期信号が供給される度に、処理遅延量を測定する。この場合、第1スケーラー32及び第2スケーラー33は、毎フレームについて処理遅延量を測定することとなる。
CPU34は、映像処理回路30の各部を制御する制御回路である。CPU34は、例えば、第1スケーラー32から供給された処理遅延量delay1と、第2スケーラー33から供給された処理遅延量delay2との差分Δdに基づいて、第2処理部35を制御する。CPU34が差分Δdに基づいて行う制御について、詳しくは後述する。
なお、CPU34は、映像処理回路30における他の部分を制御する制御信号も供給するが、図2ではその図示を省略している。
第2処理部35は、第1スケーラー32及び第2スケーラー33の各々から、アップスケール処理後の映像データVid1−b及びVid2−bが供給されると、供給された映像データVid1−b及びVid2−bを合成した映像データVoを画像投射部10へ出力する出力処理を行う。第2処理部35は、例えば、FPGAで例示されるIC(半導体装置)によって構成される。
具体的には、第2処理部35は、CPU34から供給された差分Δdに基づき、映像データVid1−b及びVid2−bを、入力映像データVid−inにおけるフレームの順番に一致させるように合成して、映像データVoを出力する。映像データVoのフレーム周波数は、入力映像データVid−inと同じ、60Hzである。第2処理部35は、映像データVoと同期して、垂直同期信号VSo、水平同期信号HSo及びデータイネーブル信号DEoを出力する。垂直同期信号VSo、水平同期信号HSo及びデータイネーブル信号DEoは、フレーム周波数が60Hzの場合の信号と同等である。垂直同期信号VSo、水平同期信号HSo、データイネーブル信号DEo及び映像データVoの時系列変化は、各々、垂直同期信号VS、水平同期信号HS、データイネーブル信号DE及び映像データVid−inとは厳密には異なるが、図3に示す時系列変化に近い変化を示す。
次に、第2処理部35が差分Δdに基づいて行う映像データVoの出力処理について、図5を参照して説明する。以下、映像データVoの出力処理を説明するが、映像データVoと同期して、垂直同期信号VSo、水平同期信号HSo及びデータイネーブル信号DEoの各信号も、第2処理部35により出力される。
図5は、第2処理部35により出力される映像データVoの時系列変化を表すタイミングチャートを示す図である。図5に示すように、ここでは、差分Δdが、閾値、つまり1フレームのアップスケール処理による処理遅延量を超えない場合を考える。この場合の差分ΔdをΔd1と表す。差分Δd1は、映像データVid1−b及びVid2−bにおける、1フレーム(ここでは、1/30秒)よりも短い。
この場合、第1スケーラー32からの映像データVid1−bと、第2スケーラー33からの映像データVid2−bとが、フレーム毎に、第2処理部35に順次交互に供給される。よって、第2処理部35は、第1スケーラー32から供給された映像データVid1−bと、第2スケーラー33から供給された映像データVid2−bとを、自機に供給された順番に従って順次出力することにより、入力映像データVid−inと同じフレームの順番で映像データVoを出力することができる。
映像処理回路30では、入力映像データVid−inが別の映像データに変更されたりするまでは、第1スケーラー32及び第2スケーラー33が有するフレームロック機能を用いること等によって、差分Δdを一定させることができる。よって、CPU34は、アップスケール処理の開始時に差分Δdを求めて、この差分Δdに基づく映像データVoの出力処理を継続して行えばよい。ただし、映像処理回路30において、1又は複数フレーム毎に差分Δdを求めて、映像データVoの出力処理を行ってもよい。
ところで、第1スケーラー32における処理遅延量delay1と、第2スケーラー33における処理遅延量delay2との処理遅延量の差分Δdが、何らかの原因により、1フレーム分のアップスケール処理による処理遅延量を超えた場合、第2処理部35において以下のような動作不具合が発生することがある。
図6は、処理遅延量の差分Δdが大きい場合の動作不具合を説明する図である。図6に示すように、ここでは、delay2>delay1の場合であって、差分Δd(=Δd2)が、映像データVid1−bとVid2−bとの1フレーム(ここでは、1/30秒)を超える場合を考える。
この場合、第2処理部35には、第1スケーラー32からの映像データVid1−bが、2フレーム分続けて供給されることがある(図6の例では、第(2n−1)フレーム及び第(2n+1)フレーム)。この場合、第2処理部35が、映像データVid1−bと、映像データVid2−bとを、自機に供給された順で出力すると、映像データVoにおけるフレームの順番は、第(2n−1)、(2n+1)、2n、(2n+3)、(2n+2)、(2n+5)、(2n+4)フレーム、・・・となり、入力映像データVid−inにおけるフレームの順番と異なる。この種の動作不具合が発生しないように、第2処理部35は、差分Δdに基づいて、以下のとおりに映像データVoの出力処理を行えばよい。
図7は、映像処理回路30の他の例のハードウェア構成を示すブロック図である。図7に示すように、この映像処理回路30は、第1処理部31と、第1スケーラー32と、第2スケーラー33と、CPU34と、第2処理部35と、フレームメモリー36とを有する。第1処理部31と、第1スケーラー32と、第2スケーラー33と、CPU34と、第2処理部35とは、図2に示す映像処理回路30の場合と同じハードウェア構成であってよい。
フレームメモリー36は、1フレーム分の映像データを格納するための記憶領域を有するメモリーである。フレームメモリー36は、CPU34の制御の下で、第2処理部35から供給された映像データを記憶したり、記憶した映像データを第2処理部35に供給したりする。
図8は、図7に示す第2処理部35により出力される映像データVoの時系列変化を表すタイミングチャートを示す図である。図8に示すように、ここでも、図6に示す場合と同様、差分Δd=Δd2の場合を考える。
第2処理部35は、第(2n−1)フレームの映像データVid1−bが供給されると、これを画像投射部10に出力する。次に、第2処理部35には、第(2n+1)フレームの映像データVid1−bが供給される。ここで、第2処理部35は、差分Δdに基づいて、第(2n+1)フレームの映像データVid1−bを画像投射部10に出力せずに、フレームメモリー36に格納する(図8の「手順a」)。次に、第2処理部35は、第2スケーラー33から第2nフレームの映像データVid2−bが供給されると、この映像データVid2−bを、第(2n−1)フレームの映像データVid1−bに続けて出力する(図8の「手順b」)。
第2nフレームの映像データVid1−bを出力すると、第2処理部35は、第(2n+1)フレームの映像データをフレームメモリー36から読み出して、画像投射部10に出力する(図8の「手順c」)。ここにおいて、第2処理部35は、第2nフレームの映像データVid2−bを出力してから、次のフレームの映像データを出力するまでに、第(2n+1)フレームの映像データを、画像投射部10に出力すればよい。
以降においても、第2処理部35では前述した動作が繰り返される。
例えば、第2処理部35は、第(2n+1)フレームの映像データVid1−bを画像投射部10に出力した後、第(2n+3)フレームの映像データVid1−bが供給されると、これを画像投射部10に出力せずに、フレームメモリー36に格納する(図8の「手順d」)。ここでの映像データVid1−bの格納は、既に読み出された第(2n+1)フレームの映像データへの上書きによって行われてよい。
次に、第2処理部35は、第2スケーラー33から、第(2n+2)フレームの映像データVid2−bが供給されると、この映像データVid2−bを、第(2n+1)フレームの映像データVid1−bに続けて、画像投射部10に出力する(図8の「手順e」)。第(2n+2)フレームの映像データVid1−bを出力すると、第2処理部35は、第(2n+3)フレームの映像データを、フレームメモリー36から読み出して、画像投射部10に出力する(図8の「手順f」)。ここにおいて、第2処理部35は、第(2n+2)フレームの映像データVid2−bを出力してから、次のフレームの映像データを出力するまでに、第(2n+3)フレームの映像データをフレームメモリー36から読み出して出力する。
以上の手順の出力処理により、映像処理回路30では、差分Δdが1フレーム分の処理遅延量を超えた場合であっても、フレームの順番を変更することなく、映像データVoを出力することができる。
以上説明したように、プロジェクター1では、入力映像データを、フレーム順に従って、2つのスケーラーに対して順次交互に供給し、各々のスケーラーによりアップスケール処理が行われた後の映像データを合成して、出力する。例えば1080pの映像データを4K2Kの映像データにアップスケールするスケーラーでは、入出力のフレーム周波数が30Hzに制限されている場合がある。この場合であっても、プロジェクター1によれば、60Hzのフレーム周波数の1080pの入力映像データを、実質的に、60Hzのフレーム周波数の4K2Kの映像データにアップスケールして、映像を表示することができる。
また、プロジェクター1では、自機の処理遅延量を測定することのできるスケーラーを用いることにより、各々のスケーラーで実測された処理遅延量の差分に基づいて、アップスケール処理後の映像データのフレームの順番を規定することができる。
また、一方のスケーラーにおける処理遅延量が、他方のスケーラーにおける処理遅延量に比べて大きい場合であっても、プロジェクター1では、フレームメモリーを用いて、各フレームの映像データの出力タイミングを調整する(つまり遅延させる)ことにより、入力映像データと異なるフレームの順番で、アップスケール処理後の映像データのフレームの順番が規定されるのを防止することができる。
また、本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、映像処理回路30は、1080pの映像データを4K2Kの映像データにアップスケールしていたが、アップスケール前後の映像データの解像度(画素数)は、この例に限らない。
例えば、映像処理回路30は、480iのコンポジット映像信号やS端子映像を表す入力映像データの解像度を、720p、1080i又は8K4K等の解像度の映像データにアップスケールしてもよい。本発明では、スケーラーが持つ機能に応じたアップスケールを行って、アップスケール処理後の映像データを出力することができる。また、本発明では、アップスケール処理の具体的なアルゴリズムについても特に問わない。
上述した実施形態の映像処理回路30では、第1スケーラー32及び第2スケーラー33が、各々、自機における処理遅延量を測定し、CPU34に測定結果を供給する機能を有していた。これに対し、第1スケーラー32及び第2スケーラー33が、処理遅延量の測定機能を有さないものであってもよい。例えば、第1スケーラー32及び第2スケーラー33における処理遅延量の差分Δdが、1フレーム分の処理遅延量以上とならないように、CPU34による制御が行われれば、スケーラーによる処理遅延量の測定機能を用いなくとも、フレームの順番を維持して映像データを出力することが可能である。
仮に、第1スケーラー32及び第2スケーラー33における処理遅延量の差分Δdが、2フレーム分以上になったと仮定しても、プロジェクター1では、2フレーム分以上の映像データを格納することができるフレームメモリーを用いることによって、入力映像データVid−inにおけるフレームの順番で、映像データVoを出力することができる。
また、第2処理部35が、CPU34による制御なしに、差分Δdに基づいて映像データVoの出力処理を行うことができる場合には、CPU34は差分Δdを第2処理部35に通知するだけでもよい。
本発明の情報処理装置では、3つ以上のスケーラーを並行動作させて、アップスケール処理を行ってもよい。この場合であっても、本発明の情報処理装置の2つのスケーラーに着目すると、第1処理部は、入力映像データを、フレームの順番に従って、2つのスケーラーに対して順次交互に供給する。第2処理部は、アップスケール処理後に、2つのスケーラーにより各々供給された映像データを、これらの2つのスケーラーにおける処理遅延量に基づいて、入力映像データと同じフレームの順番で出力する。
また、映像処理回路30における詳細な構成は、図2及び図7で説明したものに限定されない。映像処理回路30に、図2で説明したものの一部が省略されてもよいし、図2にない処理部が追加されてもよい。
また、本発明の情報処理装置が実現する機能は、ハードウェア資源若しくはソフトウェア資源の一方、又は、それらの協働によって実現することが可能である。例えば、本発明は、コンピュータが実行するプログラムとして提供することも可能である。
また、プロジェクター1は、各色成分に対応する複数のライトバルブ13を有するものに限定されない。プロジェクター1は、単一のライトバルブ13を有していてもよい。この場合、光学フィルター等を用いて画素毎に対応する色が設定される。また、ライトバルブ13は、透過型の液晶パネルを用いたものに限定されない。プロジェクター1は、反射型の液晶パネル、又は、有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の液晶以外の電気光学素子、若しくはデジタルミラーデバイス等を用いたものであってもよい。また、光源11は、LED(Light Emitting Diode)やレーザー等の固体光源であってもよい。
本発明の表示装置は、プロジェクターに限定されない。本発明の表示装置は、テレビジョン、カーナビゲーション装置、テレビ電話、デジタルスチルカメラ、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末又はパーソナルコンピューター等であってもよい。
1…プロジェクター、10…画像投射部、20…信号入力部、30…映像処理回路、31…第1処理部、32…第1スケーラー、33…第2スケーラー、34…CPU、35…第2処理部、36…フレームメモリー。

Claims (10)

  1. 供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーと、
    時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給する第1処理部と、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記第1処理部が供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量の差分に基づいて前記フレームの順番を規定してから出力する第2処理部と
    を備え
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーは、各々、自機における前記処理遅延量を測定し、
    前記第2処理部は、前記第1スケーラーにより測定された前記処理遅延量と、前記第2スケーラーにより測定された前記処理遅延量との差分に基づいて、前記処理後の映像データを、前記フレームの順番で出力する
    映像処理装置。
  2. 供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーと、
    時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給する第1処理部と、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記第1処理部が供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量に基づいて、前記フレームの順番で出力する第2処理部と、
    フレームメモリーと
    を備え、
    前記第1スケーラーと前記第2スケーラーとの前記処理遅延量の差分が、閾値を超える場合に、
    前記第2処理部は、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーのうち、前記処理遅延量が小さい一方による前記処理後の映像データを、前記フレームメモリーに格納し、前記差分に応じたタイミングで読み出して出力する
    映像処理装置。
  3. 前記入力映像データは、フレーム周波数が60Hzの1080pの映像データである
    請求項1または2に記載の映像処理装置。
  4. 前記処理後の映像データは、4K2Kの映像データである
    請求項に記載の映像処理装置。
  5. 供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーと、
    時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給する第1処理部と、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記第1処理部が供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量の差分に基づいて前記フレームの順番を規定してから出力する第2処理部と、
    前記第2処理部により出力された映像データに基づいて映像を表示する表示部と
    を備え
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーは、各々、自機における前記処理遅延量を測定し、
    前記第2処理部は、前記第1スケーラーにより測定された前記処理遅延量と、前記第2スケーラーにより測定された前記処理遅延量との差分に基づいて、前記処理後の映像データを、前記フレームの順番で出力する
    表示装置。
  6. 供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーと、
    時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給する第1処理部と、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記第1処理部が供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量に基づいて、前記フレームの順番で出力する第2処理部と、
    前記第2処理部により出力された映像データに基づいて映像を表示する表示部と
    フレームメモリーと
    を備え、
    前記第1スケーラーと前記第2スケーラーとの前記処理遅延量の差分が、閾値を超える場合に、
    前記第2処理部は、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーのうち、前記処理遅延量が小さい一方による前記処理後の映像データを、前記フレームメモリーに格納し、前記差分に応じたタイミングで読み出して出力する
    表示装置。
  7. 供給された映像データのアップスケール処理を行い、各々、自機における処理遅延量を測定する第1スケーラー及び第2スケーラーに対して、時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データが、フレームの順番に従って順次交互に供給され、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記供給された映像データの前記アップスケール処理が行われると、
    当該処理後の映像データを、前記第1スケーラーにより測定された前記処理遅延量と、前記第2スケーラーにより測定された前記処理遅延量との差分に基づいて、前記フレームの順番で出力する
    半導体装置。
  8. 供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーに対して、時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データが、フレームの順番に従って順次交互に供給され、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記供給された映像データの前記アップスケール処理が行われると、
    当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量に基づいて、前記フレームの順番で出力し、
    前記第1スケーラーと前記第2スケーラーとの前記処理遅延量の差分が、閾値を超える場合に、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーのうち、前記処理遅延量が小さい一方による前記処理後の映像データを、フレームメモリーに格納し、前記差分に応じたタイミングで読み出して出力する
    半導体装置。
  9. 供給された映像データのアップスケール処理を行、各々、自機における処理遅延量を測定する第1スケーラー及び第2スケーラーを用いた映像処理方法であって、
    時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給するステップと、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラーにより測定された前記処理遅延量と、前記第2スケーラーにより測定された前記処理遅延量との差分に基づいて、前記フレームの順番で出力するステップと
    を有する映像処理方法。
  10. 供給された映像データのアップスケール処理を行う第1スケーラー及び第2スケーラーを用いた映像処理方法であって、
    時間軸上で連続する複数フレームの入力映像データを、フレームの順番に従って、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーに対して、順次交互に供給するステップと、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにより、前記供給した映像データの前記アップスケール処理が行われると、当該処理後の映像データを、前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーにおける処理遅延量に基づいて、前記フレームの順番で出力するステップと
    を有し、
    前記第1スケーラーと前記第2スケーラーとの前記処理遅延量の差分が、閾値を超える場合に、
    前記出力するステップにおいて、
    前記第1スケーラー及び前記第2スケーラーのうち、前記処理遅延量が小さい一方による前記処理後の映像データを、フレームメモリーに格納し、前記差分に応じたタイミングで読み出して出力する
    映像処理方法。
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