JP2002139699A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

Info

Publication number
JP2002139699A
JP2002139699A JP2000336235A JP2000336235A JP2002139699A JP 2002139699 A JP2002139699 A JP 2002139699A JP 2000336235 A JP2000336235 A JP 2000336235A JP 2000336235 A JP2000336235 A JP 2000336235A JP 2002139699 A JP2002139699 A JP 2002139699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixels
image
display
display area
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000336235A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Matsushita
明弘 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000336235A priority Critical patent/JP2002139699A/ja
Publication of JP2002139699A publication Critical patent/JP2002139699A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個のミラーアレイデバイスを使用して、ミ
ラーアレイデバイスが本来持つ画素数より多い、最大2
倍までの解像度の画像を表示する。 【解決手段】 ミラーデバイスの各アクチュエータに印
加される電圧がプラス1Vからプラス10Vまでの+方
向であるときには、各ミラーの傾き角は+方向となり、
入射した光束110は、光束112の方向に反射する。
電圧が+1Vのときは、ミラーの傾き角は0.5度程度
であり、最小輝度レベルすなわち黒表示となり、+10
Vであれば、ミラーがプラス5度傾き、最大輝度レベル
となる。水平方向の画素数1024画素に対して、1画
素目から384画素目までは、黒表示状態となってい
て、385画素目から1024画素目までの領域に、パ
ーソナルコンピュータ202の画像の左半分の640画
素の部分が表示される。画面の右半分を投影するときに
は、マイナス電圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、表示装置に関し、
特に、ミラーアレイデバイスを使用した投射型表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CPUなどのハードウェアの高速
化、高性能化によって、コンピュータやデジタルカメラ
などの画像の高解像度化が急速に進んでいる。
【0003】また、ハイビジョン放送などの解像度の高
いコンテンツも普及してきている。
【0004】これらの高解像度の画像を表示するため、
CRT、PDP、プロジェクションなどの表示装置上に
高解像度のまま美しく表示させたいという要求がある。
【0005】表示装置には、CRT、LCD、PDP、
プロジェクションなど、幾つかの方式がある。
【0006】この中でプロジェクション方式では、画像
を表現するためのデバイスとして、液晶パネルなどが良
く知られているが、近年、DMD(deformabl
emirror device)や、特開平11−07
2724号公報に示されるような、微細なミラーをマト
リクス状に配置したミラーアレイデバイスが開発されて
いる。
【0007】高解像度の画像を表示するために、これら
のデバイスに対しても高解像度が要求されており、デバ
イスの高解像度化が進んでいる。
【0008】デバイスの画素数が増加すれば製造コスト
が高くなるのは当然であるが、現状では、製造上の歩留
まりの問題などから、画素数の増加率に比べて製造コス
トの上昇の方がはるかに高くなってしまう場合が多い。
【0009】その結果、より高解像度のデバイスを使用
することにより、製品が急激に高価になってしまう。
【0010】そこで、コストを抑えて低解像度の表示デ
バイスを使用して、高解像度の画像を表示させるため
に、高解像度の画像を、表示デバイスの解像度に縮小し
て表示させるという方法がある。
【0011】このとき、高解像度の画像を縮小する最も
簡単な方法として、一定間隔で画素の間引きを行うとい
うものがあるが、この方法では、間引きされた画素の情
報が完全に失われてしまい、解像度の劣化が大きい。
【0012】そのため、解像度の縮小の方法として他
に、演算を用いるなどして、解像度の劣化を目立たなく
するような、様々な方法が考えられているが、様々な補
正を行ったとしても、ある程度の情報が失われてしまう
ことは免れない。
【0013】解像度を縮小することなしに、本来の解像
度での表示を行うことが理想的であるから、表示画素数
を増加させるような手段として、複数のデバイスを使用
して表示画面を並べ、表示する画素数を増やすという方
法が有る。
【0014】その他の手段としては、特開平10−07
8623号公報に記載された投射型表示装置がある。こ
の発明は、デバイスからスクリーンまでの間に、特殊な
形状をしたミラーアレイを配し、このミラーアレイを移
動させることにより、画素からの光をスクリーン上の異
なる位置に投射させる、というものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、低解像度のデ
バイスを複数使用する方法では、低解像度デバイスとい
っても高価なことが多く、複数使用するとなると大きな
コストアップとなったり、デバイスごとの色ムラなどの
ばらつきが画面上に現れてしまうなどの可能性がある。
【0016】又、特開平10−078623号公報に開
示された発明では、特殊な形状をしたミラーアレイが必
要であり、一般に知られているものではなく、製造する
場合には、技術的な問題や、製造装置のコストなどの問
題があり、容易に実現できるものではない。
【0017】そこで、本発明は、ミラーアレイデバイス
を使用し、デバイスが本来持つ画素数よりも多い画素数
の画像を、画面上に表示させることを、低コストで可能
とすることを課題としている。
【0018】又、本発明は、2箇所の離れた表示位置
に、それぞれ別の画像表示を行ったり、または同一の画
像表示を行うことを課題としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、傾き角が制御可能なミラーをマトリクス状
に配置したミラーアレイデバイスに光線を入射し、前記
傾き角を変化させ反射光の角度を変化させることにより
輝度を変調し、変調された反射光をスクリーンに投映し
画像を形成する投射型表示装置において、前記ミラー
の、第1の傾き角から第2の傾き角までの第1の角度範
囲における反射光により、スクリーン上の第1の表示領
域に第1の画像を形成し、前記ミラーの、第3の傾き角
から第4の傾き角までの第2の角度範囲における反射光
により、前記スクリーン上の第2の表示領域に第2の画
像を形成し、前記第1の角度範囲と、前記第2の角度範
囲とは、一部を重複しないようにしている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0021】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態による表示装置の一部を示すブロック図
である。図1には、表示装置201の真上から見た内部
構成を示す。図1において、103は、微細なミラーを
縦横にマトリクス状に並べた、ミラーアレイデバイスで
ある。
【0022】ミラーアレイデバイス103は、水平
(横)1024個、垂直(縦)768個のミラーを配し
ており、横1024画素、縦768画素分の、いわゆる
XGA(extended graphics arr
ay)と呼ばれている解像度の画像を表現できる。ミラ
ーは各々アクチュエータに接続されており、アクチュエ
ータは、印加された電圧に応じて変形を起こすような物
質からなっている。アクチュエータに電圧を印加し変形
を起こすことにより、ミラーアレイデバイス103の表
面に対して平行の状態から、横方向に、プラス数度か
ら、マイナス数度の範囲で、連続的に傾き角を持たせる
ことができるようになっている。
【0023】ここでは、アクチュエータに印加する電圧
が0Vのとき、ミラーの傾き角は0度で、アクチュエー
タに印加する電圧をプラス10Vとすると、ミラーがプ
ラス5度傾き、アクチュエータに印加する電圧をマイナ
ス10Vとすると、ミラーはマイナス5度傾くようにな
っているものとする。ミラーに光を入射すると、アクチ
ュエータの印加電圧に応じて、ミラーの傾き角が変化す
るから、その反射光の反射角度が変化する。反射光を、
開口部を通すなどすると、反射角度により、開口部を通
る光量が変化する。このような構成により、アクチュエ
ータの印加電圧を制御することによりその画素の輝度を
連続的にコントロールでき、スクリーン上に投影して画
像を表現することができる。
【0024】図1の、光源ランプ101から出射した光
束は、レンズ102および、カラーフィルタ113を通
過する。
【0025】カラーフィルタ113は、光源ランプ10
1から出射された白色光成分のうちの、赤成分、緑成
分、青成分を選択して通過させるためのフィルタであ
り、ミラーアレイデバイス103に周期的に書き込まれ
る赤、緑、青色の画像信号のタイミングと合うように同
期を取りながら、一定周期毎、ここでは垂直同期信号V
STの2周期毎に、通過させる色成分を切り換えてい
る。カラーフィルタ113を通過した光束110は、ミ
ラーアレイデバイス103に入射する。
【0026】画面の左半分のデータであるか右半分のデ
ータであるかを識別させる識別信号FRがハイレベル、
すなわち、ミラーアレイデバイス103上に、画像の左
半分のデータが形成されているときには、各アクチュエ
ータに印加される電圧はプラス1Vからプラス10Vま
でのプラス方向であるので、各ミラーの傾き角はプラス
方向となり、入射した光束110は、光束112の方向
に反射する。
【0027】このとき、アクチュエータに印加する電圧
がプラス1Vのときは、ミラーの傾き角は0.5度程度
であり、最小輝度レベルすなわち黒表示を表現すること
になり、アクチュエータに印加する電圧がプラス10V
であれば、ミラーがプラス5度傾き、最大輝度レベルを
表現することになる。
【0028】光束112は、絞り105を通過したの
ち、ミラー106により反射され、レンズ108を通
り、スクリーン109上の左半分部分に投映される。
【0029】このとき、横方向の画素数1024画素に
対して、1画素目から384画素目までは、黒表示状態
となっていて、385画素目から1024画素目までの
領域に、パーソナルコンピュータ202の画像の左半分
の640画素の部分が表示される。
【0030】識別信号FRがローレベル、すなわち、ミ
ラーアレイデバイス103上に、画像の左半分のデータ
が形成されているときには、各アクチュエータに印加さ
れている電圧はマイナス1Vからマイナス10Vまでの
マイナス方向であるので、各ミラーの傾き角はマイナス
方向であり、光束110は、光束111の方向へ反射す
る。
【0031】このとき、アクチュエータに印加する電圧
がマイナス1Vであれば、ミラーの傾き角は0.5度程
度であり、最小輝度レベルすなわち黒表示を表現するこ
とになり、アクチュエータに印加する電圧がマイナス1
0Vであれば、ミラーがマイナス5度傾き、最大輝度レ
ベルを表現することになる。
【0032】光束111は、絞り104を通過したの
ち、レンズ107を通過し、スクリーン109上の右半
分部分に投映される。
【0033】このときは、横方向の画素数1024画素
に対して、1画素目から640画素目までの領域に、パ
ーソナルコンピュータ202の画像の右半分の640画
素が表示され、641画素目以降は黒表示状態となる。
【0034】このとき、スクリーン109上に投映され
た、横1024画素、縦768画素の左右の各表示領域
は、左側の表示領域の右端と、右側の表示領域の左端と
を接するように横方向に接続されて、横2048画素、
縦768画素の連続した表示領域となるように光学的設
計がなされている。
【0035】従って、スクリーン109の中央部分に、
横1280画素、縦768画素からなるパーソナルコン
ピュータ202の画像が表示される。
【0036】以上の構成により、スクリーン109上
に、横2048画素、縦768画素までの画素数の画像
を、縮小などを行うことなしに表示することが可能であ
る。
【0037】いいかえると、本発明の投射型表示装置に
おいては、水平方向にN個の画素を投射する際、第1の
表示領域上に(N−M)個の画素を投射し、第2の表示
領域上にM個の画素を投射する。黒表示に関して言え
ば、水平方向にN個の画素を投射する際、前記第1の表
示領域上に(N−M)個の画素を投射するとともにM個
の全黒画素を表示し、前記第2の表示領域上にM個の画
素を投射するとともに(N−M)個の全黒画素を表示す
る。
【0038】尚、水平方向の画素の一部を全て黒表示に
するには、ミラーを駆動しないことによって、又は、ミ
ラーを駆動することによって、投影光線を絞り104、
105の開口の外に偏向させればよい。
【0039】図2は、本表示装置と、外部機器の接続状
態の外観を示した外観図である。表示装置201の外部
には、パーソナルコンピュータ202が接続されてい
る。パーソナルコンピュータ202は、横1280画
素、縦768画素からなる解像度の画像を、表示装置2
01に対して出力する。
【0040】図3は、表示装置201の、内部の信号処
理部の概略を表すブロック図である。
【0041】パーソナルコンピュータ202から入力さ
れた画像306は、PC信号処理部301に入力され
る。PC信号処理部301は、パーソナルコンピュータ
から出力された、各種のアナログ、デジタル画像信号を
入力することが出来るようになっている。PC信号処理
部301おいては、入力されたアナログやデジタル画像
信号を、解像度処理部302へ受け渡すため、デジタル
RGB信号への変換を行う。
【0042】また、PC信号処理部301では、必要に
応じて、入力された画像のコントラスト、ブライトなど
の画像の調整を行う。PC信号処理部301から出力さ
れたデジタルRGB信号307は、解像度処理部302
に入力される。解像度処理部302では、入力された画
像信号307の解像度を判別し、必要に応じて、解像度
を装置の表示領域に合わせて変換する。入力された解像
度が、縦768画素であって、表示デバイスの表示領域
の画素数と一致している場合には、解像度の変換は行わ
れない。また、解像度処理部302では、ミラーアレイ
デバイス304に階調性の良い画像を表示するため、ガ
ンマ補正などを行う。その後、解像度処理部302は、
受け取ったデジタルRGB画像データを、メモリ305
に保存する。
【0043】図4に、メモリ305に保存された画像デ
ータを示す。画像データの最上ラインの左半分の640
画素分のデータをL1、右半分640画素分のデータを
R1、2ライン目の左半分640画素分のデータをL
2、右半分640画素分のデータをR2、・・・とす
る。
【0044】解像度処理部302は、ミラーアレイデバ
イス304に書き込むデジタルRGB画像信号308
と、デジタルRGB画像信号308のタイミングを示す
同期信号309と、ミラーアレイデバイス304が画像
を生成する面を指定する識別信号310を出力する。
【0045】解像度処理部302が出力する各信号のタ
イミングチャートを図5、図6、図7に示す。同期信号
309は、図5のVST及びHST及び図6のPCKか
らなり、VSTは、画像の垂直方向の開始位置を示す同
期信号であり、HSTは、画像の水平方向の開始位置を
示す同期信号、PCKは、画像信号の画素に同期した同
期信号である。
【0046】図5は画像信号の読み出しについて説明す
るためのタイミングチャートである。画像信号308
は、図5のVIDEOであり、1つ目のVST出力で、
画像の左半分のデータであるL1からL768までの赤
成分画像データをメモリ305から読み出し、1つ目の
HSTで1ライン目の画像データであるL1、2つ目の
HSTで2ライン目の画像データであるL2・・・、と
いうようにHSTに同期させて出力する。同様に、2つ
目のVST出力から、R1からR768までの、右半分
の赤成分画像データを、HSTに同期させて出力する。
【0047】図示しないが、3つ目のVST以降では、
画像の左半分の緑成分、4つ目のVSTで、画像の右半
分の緑成分、5つ目のVSTで画像の左半分の青成分、
6つ目のVSTで画像の右半分の青成分、というように
順次出力し、VST6周期で、1画面分を出力すること
になる。
【0048】また、識別信号310は、図5のFRであ
り、1画面目の、左半分画像データの出力時はハイレベ
ル、2画面目の、右半分画像データ出力時はローレベル
・・・、というように、VST毎に反転するような信号
を出力する。
【0049】図6は、図5中の、画像データL1の出力
時のタイミングチャートの拡大図である。まず、HST
の出力によって、ラインの左端からの画像データの出力
開始を示し、PCKの1つ目の立ち上がりで1画素目の
画像データを出力、PCKの2つ目の立ち上がりで2画
素目の画像データを出力、というように、画像データを
PCKに同期させて出力していく。
【0050】本実施形態では、パーソナルコンピュータ
202の出力である横1280画素の画像を、表示装置
201の中央に表示させるために、PCKの1画素目か
ら384画素目までは、画像データを出力せず、データ
0、すなわち、黒のデータを出力する。そして、PCK
の385番目から、1024番目までの640画素に対
して、画像データL1の出力を行う。
【0051】L2からL768までの出力も同様に、3
85画素目から、1024画素目までの位置に画像デー
タを出力する。
【0052】図7は、図5中の、画像データR1の出力
時のタイミングチャートの拡大図である。画像データR
1は、PCKの1画素目から640画素目までの640
画素に対して出力される。641画素目から1024画
素目までは、画像データを出力せず、データ0、すなわ
ち、黒のデータを出力する。
【0053】R2からR768までの出力も同様に、1
画素目から、640画素目までの位置に画像データを出
力する。
【0054】デバイス駆動処理部303は、受けとった
デジタルRGB画像信号308を、ミラーアレイデバイ
ス304に印加するためのアナログ電圧にD/A変換す
る。このとき生成するアナログ電圧は、識別信号310
がハイレベルの時には、画像が黒レベルの時にプラス1
V、最高輝度レベルの時にプラス10Vとなるように、
また、識別信号310がローレベルの時には、黒レベル
でマイナス1V、最高輝度レベルでマイナス10Vとな
るように、D/A変換を行う。
【0055】また、デバイス駆動処理部303は、同期
信号309から、ミラーアレイデバイス304の駆動に
必要な各種駆動信号312を生成し、D/Aされた画像
信号311と共に出力し、ミラーアレイデバイス304
を駆動する。
【0056】ミラーアレイデバイス304の各画素に書
き込まれた信号電圧に応じて各ミラーの傾き角が制御さ
れ、輝度レベルが決定され、画像を形成する。
【0057】このとき、印加された電圧はミラーアレイ
デバイス304内の画素毎に構成されたキャパシタなど
の電圧保持手段により保持され、次回その画素に書き込
みが行われるまでの間は、ミラーの傾き角は保持される
ようになっている。
【0058】以上のように本実施形態では、ミラーアレ
イデバイスの持つ画素数に対して、横方向の画素数を2
倍増加させた解像度の表示を行うことが可能である。な
お本実施の形態では、2つの表示領域を横方向に接する
ようにして、横方向の画素数をちょうど2倍としたが、
本発明は、本実施の形態に限定されるものではない。
【0059】例えば、2つの表示領域の一部を重ねるよ
うにして、スクリーン上の解像度を1倍以上から2倍未
満の範囲で任意の画素数に設計することも、本発明から
容易に実施可能である。
【0060】また、ミラーが縦方向に駆動するようなミ
ラーアレイデバイスを用いることにより、2つの表示領
域を縦方向に対して接するか、一部を重ねるようにし
て、縦方向に1倍以上2倍以下の解像度を持たせること
も、容易に実施可能である。
【0061】[第2の実施の形態]図8は、本発明の第
2の実施の形態による表示装置の一部を示すブロック図
である。
【0062】また図9は、本表示装置の外観と、外部機
器の接続状態を示した外観図である。
【0063】表示装置501は、スクリーン502とス
クリーン503の2箇所に、横に並んだ表示領域を持っ
ている。また、外部には、パーソナルコンピュータ50
4と、DVDプレイヤー505が接続されている。パー
ソナルコンピュータ504は、リフレッシュレートが7
0Hzである画像を出力しているものとする。一方で、
DVDプレイヤー505は、フィールド周波数が60H
zである、NTSC信号を出力する。
【0064】図10は、表示装置501の、内部の信号
処理部の概略を表すブロック図である。パーソナルコン
ピュータ504から入力された画像607は、まずPC
信号処理部601に入力される。PC信号処理部601
は、パーソナルコンピュータから出力される各種のアナ
ログ、デジタル画像信号を入力することが出来るように
なっている。PC信号処理部601おいては、入力され
たアナログやデジタルの信号を、画像処理部603へ受
け渡すため、デジタルRGB信号への変換を行う。ま
た、PC信号処理部601では、入力された画像のコン
トラスト、ブライトなどの調整を、必要に応じて行う。
一方、DVDプレイヤー505からの出力画像608
は、ビデオ信号処理部602に入力される。ビデオ信号
処理部602においては、入力されたNTSC信号を、
画像処理部603へ受け渡すため、デジタルRGB信号
への変換を行う。また、ビデオ信号処理部602では、
入力された画像のコントラスト、ブライト、ノイズリダ
クションなどの調整を、必要に応じて行う。PC信号処
理部601から出力されたデジタルRGB信号609及
び、ビデオ信号処理部602から出力されたデジタルR
GB信号610は、解像度及びフレーム処理部603に
入力される。解像度及びフレーム処理部603では、入
力されたそれぞれの画像データの解像度を、ミラーアレ
イデバイス606の解像度である、横1024画素、縦
768画素への変換を行い、各画像データをいったんメ
モリ604に保存する。
【0065】解像度及びフレーム処理部603では、ミ
ラーアレイデバイス606を駆動するフレーム周波数
を、パーソナルコンピュータ504のリフレッシュレー
トである70Hzと、DVDプレイヤー505からの6
0Hzのうち、高い方である70Hzに設定する。
【0066】ビデオ信号処理部602から入力されるR
GB信号610は60Hzであるため、解像度及びフレ
ーム処理部603において、60Hzの画像から、フレ
ーム間の補間を行うなどして、70Hzに変換する。
【0067】そして、解像度及びフレーム処理部603
から、1/420秒間隔で、パーソナルコンピュータ5
04の赤成分画像、DVDプレイヤー505の赤成分画
像、パーソナルコンピュータ504の緑成分画像、DV
Dプレイヤー505の緑成分画像、パーソナルコンピュ
ータ504の青成分画像、DVDプレイヤー505の青
成分画像、という順番で画像信号611として出力して
いく。
【0068】同時に、解像度及びフレーム処理部603
からは、画像信号611の水平、垂直開始位置などのタ
イミングを示す各種同期信号612を出力する。
【0069】さらに、画像信号611を、2つのスクリ
ーンのうちどちらに表示するのかを指定する、識別信号
613を出力する。たとえば、画像信号611がパーソ
ナルコンピュータ504の画像であるとき、識別信号6
13はハイレベル、画像信号611がDVDプレイヤー
505の画像であるときには識別信号613はローレベ
ルを出力する。
【0070】デバイス駆動処理部605では、受け取っ
た画像信号611と同期信号612に基づいて、画像信
号611をミラーアレイデバイス606を駆動するタイ
ミングに変換し、画像信号614として出力し、同時に
ミラーアレイデバイス606を駆動するための各種駆動
信号615を出力する。
【0071】ミラーアレイデバイス606には、ミラー
が、横方向に1024個、縦方向に768個並べられて
おり、各々のミラーに接続されているアクチュエータに
電圧を与えることにより、ミラーアレイデバイス606
の表面に対して平行の状態から、横方向に、プラス数度
から、マイナス数度の範囲で、ミラーの傾き角を連続的
に動かすことができるようになっている。
【0072】ここでは、アクチュエータの電極間に印加
する電圧を、プラス10Vとすると、ミラーがプラス1
0度傾き、アクチュエータに印加する電圧を、マイナス
10Vとすると、ミラーはマイナス10度傾くようにな
っているものとする。
【0073】識別信号613がハイレベル、すなわち、
画像信号611がパーソナルコンピュータ504の画像
であることを示すときは、画像信号614の電圧を0V
からプラス10Vの範囲として、各アクチュエータに印
加する電圧をプラス方向とし、識別信号613がローレ
ベル、すなわち、画像信号611がDVDプレイヤー5
05の画像であることを示すときは、画像信号614の
電圧を0Vからマイナス10Vの範囲として、各アクチ
ュエータに印加する電圧をマイナス方向にする。
【0074】光源ランプ401から出射し、レンズ40
2を通った光束は、カラーフィルタ413を通過する。
【0075】カラーフィルタ413は、解像度及びフレ
ーム処理部603が出力する画像信号611に同期し
て、画像信号611に対応した色のみを通過させるよう
に制御されている。
【0076】カラーフィルタ413を通過し、画像信号
611に対応した、赤、緑、青いづれかの単色成分とな
った光束410は、ミラーアレイデバイス403に入射
する。
【0077】表示画像がパーソナルコンピュータ504
の画像のときには、ミラーの傾き角はプラス方向となる
よう制御されるので、入射した光束410は、光束41
2の方向に反射する。
【0078】光束412は、絞り405を通過したの
ち、レンズ407を通り、スクリーン409上に投影さ
れる。スクリーン409は、図9のスクリーン502で
ある。同じように、表示画像がDVDプレイヤー505
の画像のときには、ミラーの傾き角はマイナス方向にな
るよう制御され、光束410は、光束411の方向へ反
射する。光束411は、絞り404を通過したのち、レ
ンズ406を通過し、スクリーン408上、すなわち図
9のスクリーン503上に投映される。
【0079】パーソナルコンピュータ504の画像とD
VDプレイヤー505の画像は、1/140秒毎に交互
に切り換わるから、パーソナルコンピュータ504の画
像がスクリーン502上に、DVDプレイヤー505の
画像がスクリーン503上に、それぞれリフレッシュレ
ート70Hzで表示されることになる。
【0080】また、必要に応じて、識別信号613を反
転させることにより、2箇所の表示画像を容易に入れ替
えることができる。
【0081】さらにまた、解像度及びフレーム処理部6
03の出力である画像信号611を、2種類の入力画像
のうち、どちらか一方の画像に固定することにより、2
つの表示領域に同一の画像を投映することも、可能であ
る。
【0082】以上のように本実施の形態においては、1
個のミラーアレイデバイスを使用して、2箇所の表示領
域上にそれぞれ別の画像を表示したり、または同じ画像
を2箇所に表示することが可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、1個のミ
ラーアレイデバイスを使用して、ミラーアレイデバイス
が本来持つ画素数より多い、最大2倍までの解像度の画
像を表示することが可能である。従って、表示装置を高
解像度の画像の表示に対応させる場合に、よりコストの
安い、低解像度のデバイスを使用できるので、コストダ
ウンが可能となる。また、1個のミラーアレイデバイス
で、独立した2箇所の表示領域を持ち、それぞれ別の画
像を表示することが可能であり、より多くの情報を表示
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投射型表示装置の第1の実施の形
態の光学系の構成の一部を示す図である。
【図2】第1の実施の形態の表示装置と、外部機器の接
続状態の外観を示した外観図である。
【図3】第1の実施の形態の信号処理回路の構成の一部
を示すブロック図である。
【図4】メモリ305に保存される画像データを示す図
である。
【図5】解像度処理部302が出力する各信号のタイミ
ングチャートである。
【図6】図5の一部を拡大したタイミングチャートであ
る。
【図7】図5の一部を拡大したタイミングチャートであ
る。
【図8】本発明に係る投射型表示装置の第2の実施の形
態の光学系の構成の一部を示す図である。
【図9】第2の実施の形態の表示装置と、外部機器の接
続状態の外観を示した外観図である。
【図10】第2の実施の形態の信号処理回路の構成の一
部を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 光源ランプ 102 レンズ 103 ミラーアレイデバイス 104 絞り 105 絞り 106 ミラー 107 投射レンズ 108 投射レンズ 109 スクリーン 110 デバイス入射光 111 デバイス反射光 112 デバイス反射光 113 カラーフィルタ 201 投射型表示装置 202 パーソナルコンピュータ 301 PC信号処理部 302 解像度処理部 303 デバイス駆動処理部 304 ミラーアレイデバイス 305 メモリ 306 パーソナルコンピュータ画像 307 デジタルRGB画像信号 308 デジタルRGB画像信号 309 同期信号 310 識別信号 311 画像信号 312 デバイス駆動信号 401 光源ランプ 402 レンズ 403 ミラーアレイデバイス 404 絞り 405 絞り 406 投射レンズ 407 投射レンズ 408 スクリーン 409 スクリーン 410 デバイス入射光 411 デバイス反射光 412 デバイス反射光 413 カラーフィルタ 501 投射型表示装置 502 表示領域1 503 表示領域2 504 パーソナルコンピュータ 505 DVDプレイヤー 601 PC信号処理部 602 ビデオ信号処理部 603 解像度及びフレーム処理部 604 メモリ 605 デバイス駆動処理部 606 ミラーアレイデバイス 607 パーソナルコンピュータ画像 608 NTSCビデオ信号 609 デジタルRGB画像信号 610 デジタルRGB画像信号 611 デジタルRGB画像信号 612 同期信号 613 識別信号 614 画像信号 615 デバイス駆動信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾き角が制御可能なミラーをマトリクス
    状に配置したミラーアレイデバイスに光線を入射し、前
    記傾き角を変化させ反射光の角度を変化させることによ
    り輝度を変調し、変調された反射光をスクリーンに投映
    し画像を形成する投射型表示装置において、 前記ミラーの、第1の傾き角から第2の傾き角までの第
    1の角度範囲における反射光により、スクリーン上の第
    1の表示領域に第1の画像を形成し、 前記ミラーの、第3の傾き角から第4の傾き角までの第
    2の角度範囲における反射光により、前記スクリーン上
    の第2の表示領域に第2の画像を形成し、 前記第1の角度範囲と、前記第2の角度範囲とは、一部
    を重複しないようにすることを特徴とする投射型表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の傾き角における反射光が第1
    の最小輝度を表現し、 前記第2の傾き角における反射光が第1の最大輝度を表
    現し、 前記第3の傾き角における反射光が第2の最小輝度を表
    現し、 前記第2の傾き角と異なる前記第4の傾き角における反
    射光が第2の最大輝度を表現し、 前記第1の傾き角と、前記第3の傾き角は、前記第2の
    傾き角と、前記第4の傾き角との間にあることを特徴と
    する請求項1記載の投射型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の表示領域の周辺の一部と、前
    記第2の表示領域の周辺の一部とを接することを特徴と
    する請求項1又は2記載の投射型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の表示領域と、前記第2の表示
    領域とは、一部を重ねることを特徴とする請求項1又は
    2記載の投射型表示装置。
  5. 【請求項5】 水平方向にN個の画素を投射する際、 前記第1の表示領域上に(N−M)個の画素を投射し、 前記第2の表示領域上にM個の画素を投射することを特
    徴とする請求項3又は4記載の投射型表示装置。
  6. 【請求項6】 水平方向にN個の画素を投射する際、 前記第1の表示領域上に(N−M)個の画素を投影する
    とともにM個の全黒画素を表示し、 前記第2の表示領域上にM個の画素を投射するとともに
    (N−M)個の全黒画素を表示することを特徴とする請
    求項3又は4記載の投射型表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の表示領域の周辺の一部と、前
    記第2の表示領域の周辺の一部とは離間していることを
    特徴とする請求項1又は2記載の投射型表示装置。
JP2000336235A 2000-11-02 2000-11-02 投射型表示装置 Pending JP2002139699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000336235A JP2002139699A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 投射型表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000336235A JP2002139699A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 投射型表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002139699A true JP2002139699A (ja) 2002-05-17

Family

ID=18811845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000336235A Pending JP2002139699A (ja) 2000-11-02 2000-11-02 投射型表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002139699A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006053463A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Nec Viewtechnology Ltd 副投射機能付きプロジェクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006053463A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Nec Viewtechnology Ltd 副投射機能付きプロジェクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4701589B2 (ja) 液晶装置と投射型表示装置
US20040041784A1 (en) High-resolution display including pixel moving optical system
KR100608401B1 (ko) 전기 광학 장치와 그 구동 방법, 투사형 표시 장치, 및전자기기
US10991286B2 (en) Electro-optical device including a light path shifting element and method for controlling the same
JP4581488B2 (ja) 表示装置およびその駆動方法、並びに投射型表示装置
US20060139239A1 (en) Liquid crystal display device and projector
US7733317B2 (en) Image display apparatus and alternative current drive method
JP4543633B2 (ja) 画像表示装置とその駆動方法ならびに投射型表示装置
JP2005250382A (ja) 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置および電子機器
TWI394131B (zh) 顯示驅動電路、以及影像顯示裝置
EP1543490A1 (en) Temporal dithering to increase dynamic range of images in sequentially illuminated displays
JP2002139699A (ja) 投射型表示装置
JP4635704B2 (ja) 液晶装置、駆動方法、直視型表示装置及びプロジェクタ
JP2004233808A (ja) 液晶装置及びその駆動方法並びに電子機器
JPH11231822A (ja) 画像表示装置およびその駆動方法
US11837186B2 (en) Liquid crystal projector
US20240179277A1 (en) Projection system
JP5494196B2 (ja) 表示装置、電子機器および投射型表示装置
JP4581836B2 (ja) 液晶装置、液晶装置の駆動方法、プロジェクタ及び直視型表示装置
JPH1114967A (ja) 表示制御方法および液晶表示装置、投写型表示装置並びに電子機器
JPH03198037A (ja) 高精細投影型表示装置
JP2021026195A (ja) 投射型ディスプレイ装置
JP2021081666A (ja) 投射型ディスプレイ装置
JP2020112682A (ja) 電気光学装置、および電気光学装置の駆動方法
JP2004233968A (ja) 液晶装置及びその駆動方法並びに電子機器