JP6170700B2 - 医療具 - Google Patents
医療具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6170700B2 JP6170700B2 JP2013070273A JP2013070273A JP6170700B2 JP 6170700 B2 JP6170700 B2 JP 6170700B2 JP 2013070273 A JP2013070273 A JP 2013070273A JP 2013070273 A JP2013070273 A JP 2013070273A JP 6170700 B2 JP6170700 B2 JP 6170700B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter member
- medical device
- opening
- housing member
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Prostheses (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Description
このようにしてフィルタ部材を設置した後は、搬送用チューブのみを手元に手繰って収容部材ごと回収する。
次いで、フィルタ部材に接続されているワイヤを伝わらせて、バルーンカテーテルやステントを狭窄箇所にまで送り込み、狭窄箇所を治療する。
一方、治療が終わってバルーンカテーテルを回収した後は、フィルタ部材を回収する必要がある。
このようなものであれば、例えば医療具本体を目的箇所まで搬送した後、この外管を留置したままこれに沿わせてバルーンカテーテル等の別の医療具を挿入し、施術することができる。つまり、芯材及び外管が、医療具本体の搬送、駆動及び他医療具の挿入・回収に係る案内に亘る全ての機能を担うので、芯材及び外管を1回だけ挿脱すればよく、その操作が飛躍的に容易になる。
すなわちフィルタ部材が、前記開口に沿うように取り付けられ、自身の弾性復元力によって該開口を開成させる弾性リングをさらに具備し、前記弾性リングの複数箇所と前記芯材の一箇所に設定した取付箇所とを結ぶ複数の支持線材によって前記芯材に取り付けられたものであって、芯材における支持線材の取付箇所よりも手元側にスライド可能に嵌挿した第2チューブをさらに具備し、前記外管を芯材に対して相対的に前進させることによって、前記展開状態にあるフィルタ部材に向かって前記収容部材を接近させると、該収容部材は圧縮変形しながら第2チューブを押し、この押された第2チューブが前記支持線材を内部に引き込むことによってフィルタ部材の弾性リングに収縮力を作用させ、その開口を閉止するとともに該フィルタ部材を回収可能な折り畳み状態にするものである。
前記フィルタ部材が、前記開口に沿うように取り付けられ、自身の弾性復元力によって該開口を開成させる弾性リングをさらに具備し、前記弾性リングの複数箇所と前記芯材の一箇所に設定した取付箇所とを結ぶ複数の支持線材によって前記芯材に取り付けられたものであって、外管を芯材に対して相対的に前進させることにより、該収容部材を体内の目的箇所において収容部材から出され展開状態にあるフィルタ部材に向かって再接近させると、該収容部材が支持線材に当接して圧縮変形するとともに該支持線材を内部に引き込み、前記弾性リングに収縮力を作用させてその開口を閉止するとともに、該フィルタ部材を回収可能な折り畳み状態にすることを特徴とするものである。
このようなものであれば、第2チューブが不要なので、構造の簡単化を図れる。
<第1実施形態>
<構成>
具体的に、この血管内遊離片捕獲器具100の各部を説明する。
このような構成のフィルタ部材2は、複数本(ここでは4本)の支持線材3を介して前記外管11の先端から突出させた芯材12に取り付けてある。
<使用方法>
次に、このような構成の血管内遊離片捕獲器具100の使用例を以下に説明する。
(第1ステップ)
(第2ステップ)
(第3ステップ)
(第4ステップ)
(第5ステップ)
(第6ステップ)
(第7ステップ)
<効果>
加えて、フィルタ部材の搬送と回収に必要であった2つの別チューブを1つにできるので、構造の簡単化や省部品化をも図れる。
<第2実施形態>
<第3実施形態>
この第3実施形態では、図17に示すように、ストッパとして、支持線材3とスライダ9との間に架け渡された離間防止糸7を用いている。
<第4実施形態>
具体的に説明する。
なお、癖付け用円筒管201を内径が均一の単純円筒形にして、収容部材6に上述した段差が付かないような構成にしても構わない。
使用方法は、前記各実施形態とほぼ同じである。
ただし、スライダが存在しないので、回収時、フィルタ部材2は、圧縮された収容部材6を外側から咥え込むことになる。
その後の回収過程は前記第1実施形態と同様である。
また、フィルタ部材以外の医療具本体、例えば、現段階では内視鏡手術に用いられている把持鉗子、はさみ、縫合器等にも適用可能であり、その最小化が可能となる。例えば図28に、はさみ2’を医療具本体とした模式図を示す。外管11には二股に分かれた芯材たる弾性ワイヤ12が2本取り付けられており、その先端部がはさみ2’の各刃の基端部に取り付けられている。はさみ2’は収容部材6に収容されて運ばれ、収容部材6から出されたあとは、外管11を操作して収容部材6を進退させることで、はさみ2’を駆動できるようにしてある。治療終了後は収容部材を押し進めて、はさみを閉じた状態にして、そのまま又は収容部材内に回収して、体外に回収する。なお、はさみは図示しない弾性体で開く方向に付勢されている。
その他、本発明は、前記各実施形態や図示例の一部要素を適宜組みあわせることも可能である。
Claims (9)
- 体内に挿入される外管と、該外管内を進退可能に挿通する芯材と、該芯材の外管から突出した部位に取り付けられて、所定の駆動力を与えられることにより動作する医療具本体と、前記外管の先端に取り付けられて体内への挿入時には前記医療具本体を収容する先端が開口した筒状の収容部材とを具備し、体内の目的箇所において外管を芯材に対して相対的に後退させることによって、前記収容部材から前記医療具本体が出るように構成した医療具であって、
前記外管を芯材に対して相対的に前進させることにより、前記収容部材を体内の目的箇所において収容部材から出された医療具本体に向かって再接近させると、該再接近に伴って前記収容部材がその進行方向に圧縮変形し、圧縮変形した収容部材によって前記駆動力が医療具本体に作用するように構成してあることを特徴とする医療具。 - 前記外管の外径が、0.3048mm、0.3556mm又は0.4064mmである請求項1記載の医療具。
- 前記医療具本体が、開口を有し、該開口から内部に入った血栓等の遊離片を捕獲する袋状のフィルタを具備したフィルタ部材であり、
該フィルタ部材が、血管への挿入時には折り畳まれた状態で前記収容部材内に収容されており、血管の目的箇所において収容部材から出されると開口が開いた展開状態で設置される一方、前記外管を芯材に対して相対的に前進させることにより前記収容部材を該フィルタ部材に向かって再接近させると、該収容部材によって前記駆動力である閉止力が前記フィルタ部材の開口に作用するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2記載の医療具。 - 前記フィルタ部材が、前記開口に取り付けられ、自身の弾性復元力によって該開口を開成させる弾性リングをさらに具備し、前記弾性リングの複数箇所と前記芯材の一箇所に設定した取付箇所とを結ぶ複数の支持線材によって前記芯材に取り付けられたものであって、
芯材における支持線材の取付箇所よりも手元側にスライド可能に嵌挿した第2チューブをさらに具備し、
前記外管を芯材に対して相対的に前進させることにより、前記収容部材を前記展開状態にあるフィルタ部材に向かって再接近させると、該収容部材は圧縮変形しながら第2チューブを押し、この押された第2チューブが前記支持線材を内部に引き込むことによってフィルタ部材の弾性リングに収縮力を作用させ、その開口を閉止するとともに該フィルタ部材を回収可能な折り畳み状態にすることを特徴とする請求項3記載の医療具。 - 前記回収可能な折り畳み状態において、前記弾性リングが山谷交互に4つ折りに折り畳まれて、その手元側が第2チューブを径方向外側から咥え込むように構成したものであって、
前記弾性リングが第2チューブを咥え込んだ状態における咥え込み部の先端部外径寸法よりも、圧縮変形した前記収容部材の外径寸法を同じか又は大きく設定している請求項4記載の医療具。 - 前記フィルタ部材が、前記開口に取り付けられ、自身の弾性復元力によって該開口を開成させる弾性リングをさらに具備し、前記弾性リングの複数箇所と前記芯材の一箇所に設定した取付箇所とを結ぶ複数の支持線材によって前記芯材に取り付けられたものであって、
外管を芯材に対して相対的に前進させることにより、前記収容部材を体内の目的箇所において収容部材から出されて展開状態にあるフィルタ部材に向かって再接近させると、該収容部材が支持線材に当接して圧縮変形するとともに該支持線材を内部に引き込み、前記弾性リングに収縮力を作用させてその開口を閉止するとともに、該フィルタ部材を回収可能な折り畳み状態にすることを特徴とする請求項5記載の医療具。 - 前記回収可能な折り畳み状態において、前記弾性リングが山谷交互に4つ折りに折り畳まれて、その手元側が圧縮変形した収容部材を径方向外側から咥え込むように構成したものであって、
圧縮変形した収容部材において、弾性リングに咥え込まれるフィルタ部材側の半部の概略半径が、その逆側の半部の概略半径よりも小さくなるように設定してある請求項6記載の医療具。 - 前記圧縮変形した収容部材において、前記逆側の半部の概略半径から前記フィルタ部材側の半部の概略半径を引いた値が弾性リングの線径以上に設定してあることを特徴とする請求項7記載の医療具。
- 体内に挿入される外管と、該外管内を進退可能に挿通する芯材と、該芯材の外管から突出した部位に取り付けられて、所定の駆動力を与えられることにより動作する医療具本体と、前記外管の先端に取り付けられて体内への挿入時には前記医療具本体を収容する先端が開口した筒状の収容部材とを具備し、体内の目的箇所において外管を芯材に対して相対的に後退させることによって、前記収容部材から前記医療具本体が出るように構成した医療具であって、
前記医療具本体が、開口を有し、該開口から内部に入った血栓等の遊離片を捕獲する袋状のフィルタを具備したフィルタ部材であり、
該フィルタ部材が、血管への挿入時には折り畳まれた状態で前記収容部材内に収容されており、血管の目的箇所において収容部材から出されると開口が開いた展開状態で設置される一方、前記外管を芯材に対して相対的に前進させることにより前記収容部材を該フィルタ部材に向かって再接近させると、該収容部材によって前記フィルタ部材の開口に閉止力が作用し、該フィルタ部材は収容部材に収容されることなくその開口が閉止され、回収可能な折り畳み状態にすることを特徴とする医療具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013070273A JP6170700B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | 医療具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013070273A JP6170700B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | 医療具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014193204A JP2014193204A (ja) | 2014-10-09 |
JP6170700B2 true JP6170700B2 (ja) | 2017-07-26 |
Family
ID=51838974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013070273A Expired - Fee Related JP6170700B2 (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | 医療具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6170700B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114916993B (zh) * | 2022-07-19 | 2022-12-16 | 深圳佰特微医疗科技有限公司 | 取栓装置和取栓系统 |
CN115634074B (zh) * | 2022-12-12 | 2023-03-21 | 乐普(北京)医疗器械股份有限公司 | 一种用于肺栓塞的易输送血管过滤器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6537295B2 (en) * | 2001-03-06 | 2003-03-25 | Scimed Life Systems, Inc. | Wire and lock mechanism |
DE60138969D1 (de) * | 2001-09-28 | 2009-07-23 | Kanji Inoue | Werkzeug zum einfangen freier thromben |
WO2011144240A1 (en) * | 2010-05-20 | 2011-11-24 | Joline Gmbh & Co. Kg | Embolic protection catheter |
-
2013
- 2013-03-28 JP JP2013070273A patent/JP6170700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014193204A (ja) | 2014-10-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6027508A (en) | Stent retrieval device | |
US11648021B2 (en) | Retrieval apparatus and methods for use | |
CN108113734B (zh) | 用于从血管中移除急性堵塞物的装置和方法 | |
EP1861156B1 (en) | Access catheter having dilation capability | |
US10939932B1 (en) | Expandable surgical devices and methods for making and using them | |
US6027509A (en) | Stent retrieval device | |
US7128752B2 (en) | Emboli and thrombi filter device and method of using the same | |
US20070173918A1 (en) | Apparatus and methods for locating an ostium of a vessel | |
KR20170046058A (ko) | 카테터 | |
JP2005506105A (ja) | 駆動可能な拡張端部を有する血管内フィルター回収装置 | |
JP2007508903A (ja) | 基端側の塞栓を予防するための展開バルーンカテーテル | |
JP2016016197A (ja) | 医療具 | |
EP2227188B1 (en) | Stent placement system | |
JP6170700B2 (ja) | 医療具 | |
CN108366804B (zh) | 内窥镜用处置器具 | |
JP6899482B2 (ja) | 身体内腔から障害物を除去するための普遍的な回収デバイス | |
CN114449966A (zh) | 从血管清除阻塞物质的装置 | |
CN113056243A (zh) | 医疗用支架和支架输送装置 | |
JP2012196321A (ja) | バルーンカテーテル | |
JP2019170521A (ja) | 医療用バスケット型処置器具 | |
JP2024036751A (ja) | 医療デバイス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161019 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170309 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170331 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6170700 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |