JP2012196321A - バルーンカテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】カッティングブレードがバルーンカテーテルから外れたとしても、血管からカッティングブレードを回収可能な手段を提供する。
【解決手段】バルーンカテーテル10は、先端側から血管へ挿入され、第1ルーメン21及び第2ルーメン22を有するシャフト11と、シャフト11の先端側に設けられており、第2ルーメン22を通じて内部空間へ流入及び流出される流体により膨張及び収縮されるバルーン12と、シャフト11の基端側に設けられたハンドル13と、バルーン12及びシャフト11の外面に沿って延出され、その第1端がバルーン12より先端側のシャフト11に固定され、第2端がハンドル13へ延出された線材14と、バルーン12及び線材14の一部を露出可能に、線材14の外側からシャフト11に外嵌されたカバー15と、を具備してなる。カバー15は、シャフト11に沿ってスライド可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、血管内治療に用いられるバルーンカテーテルに関する。
従来より、血管内において血栓による狭窄を拡張する治療が行われている。このような血管内治療は、インターベンションと呼ばれている。例えば、血栓のような血管の狭窄部分をバルーンカテーテルで拡張するには、まず、ガイドワイヤの先端を狭窄部分付近に位置させ、ガイディングカテーテルを挿入する。このガイドワイヤに導かれるようにして、バルーンカテーテルをガイディングカテーテルに挿入して、そのバルーンを狭窄部分に位置させる。そして、バルーンを膨らませて狭窄部分を拡張させる。
血管の狭窄部分が石灰化などにより硬化していると、バルーンが膨らませられても狭窄部分が拡張しないことがあり得る。狭窄部分が拡張しない状態でバルーンが膨らませられると、バルーンの両端のみが膨らむ所謂ドッグボーニングが生じる。このような硬化した狭窄部分を拡張するために、カッティングブレードと称される金属製の刃がバルーンに設けられたものが公知である(特許文献1参照)。カッティングブレードは、硬化した狭窄部分に切れ目を入れるのみならず、バルーンが狭窄部分から位置ズレすることを防止したり、再狭窄を防止したりする効果も期待されている。
特開2008−519654号公報
前述されたカッティングブレードは、接着などによりバルーンに直接に取り付けられていたり、適当な結合部材を介してバルーンに取り付けられている。しかしながら、使用に際して、或いは保管中に、カッティングブレードがバルーンから脱落することが懸念される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、仮にカッティングブレードがバルーンカテーテルから外れたとしても、血管からカッティングブレードを回収可能な手段を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、カッティングブレードを構成する線材が血管壁を損傷することを防止する手段を提供することにある。
(1) 本発明に係るバルーンカテーテルは、先端側から血管へ挿入され、内部に流体が流通可能な流路を有するシャフトと、上記シャフトの先端側に設けられており、上記流路を通じて内部空間へ流入及び流出される流体により膨張及び収縮されるバルーンと、上記シャフトの基端側に設けられたハンドルと、上記バルーン及び上記シャフトの外面に沿って延出され、その第1端が上記バルーンより先端側の上記シャフトに固定され、第2端が上記ハンドルへ延出された線材と、上記バルーン及び上記線材を露出可能に、上記線材の外側から上記シャフトに外嵌されたカバーと、を具備してなる。上記カバーは、上記シャフトに沿ってスライド可能であり、収縮された上記バルーン及び上記線材を覆う第1姿勢と、上記バルーン及び上記線材を露出させる第2姿勢と、に姿勢変化可能である。
バルーンカテーテルは、バルーンが収縮された状態で、シャフトの先端から血管へ挿入される。ハンドルは、シャフトの操作や流体の流出入などのために血管外に位置される。カバーが線材の外側からシャフトに外嵌されているので、バルーンカテーテルが血管に挿入される際にシャフト及び線材が湾曲されても、シャフトから線材が離れることがない。血栓などの狭窄部位にバルーンが位置された状態において、流体が流入されることにより、バルーンが膨張される。バルーンが膨張されると、線材がバルーンに押されることにより、膨張されたバルーンの形状に沿って撓む。これにより、硬化した狭窄部位に線材が当接され、狭窄部位に切れ目を入れたり、狭窄部位からバルーンが位置ズレすることを防止したりすることができる。
仮に、血管にバルーンカテーテルを挿入した状態で、線材とシャフトとの固定が外れたとしても、線材の第2端がハンドルへ延出されているので、シャフトと共に線材を血管から撤収することができる。
バルーンカテーテルが血管へ挿入されるときに、カバーが第1姿勢にされることにより、バルーンの外側に配置された線材が血管と接触することが防止される。これにより、線材が血管壁を損傷するおそれが防止される。
(2) 上記カバーの基端部分はテーパ形状に拡径されており、上記ハンドルのストレインリリーフの先端部分に嵌着可能であってもよい。
バルーン及び線材の一部を露出される第2姿勢のときに、カバーの基端部分とストレインリリーフの先端部分とが嵌着されると、カバーが軸方向に移動しないので、バルーンカテーテルの操作が一層容易となる。
本発明に係るバルーンカテーテルによれば、バルーンの膨張により撓み得る線材の第2端がハンドルまで延出されているので、仮に、血管にバルーンカテーテルを挿入した状態で、線材とシャフトとの固定が外れたとしても、シャフトと共に線材を血管から撤収することができる。
また、カバーが線材の外側からシャフト及びバルーンに外嵌されているので、バルーンカテーテルが血管に挿入される際にシャフト及び線材が湾曲されても、シャフトから線材が離れることがなく、線材により血管壁が損傷されるおそれが防止される。
図1は、バルーン12が収縮姿勢であり、かつカバー15が第1姿勢である状態のバルーンカテーテル10の外観構成を示す図である。 図2は、バルーン12が収縮姿勢であり、かつカバー15が第2姿勢である状態のバルーンカテーテル10の外観構成を示す図である。 図3は、カバー15を取り除いた状態のバルーンカテーテル10の外嵌構成を示す図である。 図4は、拡張姿勢のバルーン12を示す部分拡大図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。なお、本実施形態は本発明の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様を変更できることは言うまでもない。
図1〜3に示されるように、バルーンカテーテル10は、ダブルルーメン構造を有するシャフト11と、シャフト11の先端側に設けられたバルーン12と、シャフト11の基端側に設けられたハンドル13と、シャフト11に沿って設けられた線材14と、線材14の外側からシャフト11に外嵌されたカバー15と、を有する。
図3,4に示されるように、シャフト11は、その内部に第1ルーメン21及び第2ルーメン22を有するダブルルーメン構造である。第1ルーメン21は、シャフト11の軸線102に沿って中心部分に形成されており、その外側に第2ルーメン22が形成されている。シャフト11は、金属や合金、プラスチックなどの公知の部材からなる。シャフト11は、長手方向101に渡ってほぼ均等な外径である。また、第1ルーメン21及び第2ルーメン22も、各々が長手方向101に渡ってほぼ均等な内径である。第1ルーメン21の内径は、ガイドワイヤが挿入可能な径に設定されている。第2ルーメン22は、生理食塩水や空気などの流体が流通可能な空間である。シャフト11の長手方向101の長さは、ヒトの四肢などのカテーテル挿入部から患部までの長さを考慮して適宜設定されている。第1ルーメン21が、本発明に係るシャフトの内部空間に相当し、第1ルーメン22が、本発明に係るシャフトの流路に相当する。なお、図3,4,6においては、説明の便宜上、カバー15が取り除かれた状態のバルーンカテーテル10が示されている。
シャフト11の先端側には、バルーン12が設けられている。バルーン12は、厚み方向へ血液を通過させないフィルムからなる袋状のものである。袋状のバルーン12の内部空間は、第2ルーメン22と連通されている。バルーン12は、内部空間に流出入される流体によって、拡張姿勢と収縮姿勢とに姿勢変化される。フィルムの素材としては、生体適合性を有する材料が好ましく、具体的には、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等が挙げられる。
図5に示されるように、拡張姿勢のバルーン12は、長手方向101の中央が円柱形状であり、両端がテーパ形状に縮径された形状である。なお、拡張姿勢のバルーン12の外径は、バルーンカテーテル10が挿入される血管の太さに応じて設計されている。図3に示されるように、収縮姿勢のバルーン12は、シャフト11より若干大きな外径である。拡張姿勢のバルーン12の内部空間から流体が流出されると、バルーン12は、周方向の数カ所が畳まれるように内側へ萎む。バルーン12において、内側へ萎む箇所は、癖付けにより予め設定されている。バルーン12において、周方向の数カ所が内側へ萎むことにより、バルーン12は、周方向に山谷が連続するように折りたたまれた状態となり、その山の部分が傘が巻かれるように周方向へ回り込むことにより、バルーン12が収縮姿勢となる。このような、バルーン12の拡張及び収縮は、バルーンカテーテルのバルーンなどにおいて用いられている公知の手段と同様にして実現される。
シャフト11は、バルーン12が設けられた先端側から血管へ挿入される。シャフト11の基端にはハンドル13が設けられている。ハンドル13は、第1ルーメン21及び第2ルーメン22と各々連続する内部空間を有する筒状の部材である。ハンドル13は、ポリプロピレンやABSなどの樹脂の成形体である。ハンドル13は、シャフト11の挿抜などの操作において持ち手となり得る。
ハンドル13の基端には、第1ポート23が設けられている。第1ポート23は、シャフト11の軸線102上に設けられており、第1ルーメン21と通じている。また、ハンドル13には、シャフト11の軸線102に対して交差する方向へ延出された第2ポート24が設けられている。第2ポート24は、第2ルーメン22と通じている。第2ポート24を通じて、他のデバイスから流出入される空気や生理食塩水などの流体が第2ルーメン22へ流出入する。
図3〜5に示されるように、シャフト11の外側には軸線102に沿って線材14が設けられている。線材14は、金属や合金などからなる細長な部材であり、弾性的に撓み得る。線材14の先端(第1端)は、シャフト11においてバルーン12より先端側に設けられた管20に固定されている。管20と線材14とは、溶着や接着により結合されるので、管20は線材14と同じ素材からなるものが好ましい。なお、線材14の先端は、管20以外の部材を介してや、直接にシャフト11に固定されていてもよい。
管20は、シャフト11の先端チップ30に外嵌されて、先端チップ30に溶着や接着により固定されている。先端チップ30は、バルーンカテーテル10の位置を把握するために、X線により確認可能な金属材料が埋め込まれていてもよい。線材14の基端(第2端)は、ハンドル13の内部空間へ延出されている。線材14は、管20及びバネ座18以外においては、シャフト11及びバルーン12とは固定されていない。したがって、線材14の先端及び基端以外の部分は、シャフト11とは別個に撓み得る。
線材14は、シャフト11及びバルーン12の外面に沿って延出されており、図5に示されるように、バルーン12が拡張されると、バルーン12に押されるようにして、線材14がバルーン12が膨張する向き、すなわち軸線102から離れる向きへ弾性的に撓む。
なお、線材14の断面形状は、長手方向に渡って一定である必要はなく、バルーン12に対応する部分や、シャフト11に沿った部分、ハンドル13の内部に対応する部分の格段面形状が異なっていてもよい。例えば、線材14においてバルーン12に対応する部分は、シャフト11の軸線102から離れる向きへ鋭角に尖った形状とされていてもよい。
図6に示されるように、線材14の基端はハンドル13の内部空間へ延出されている。ハンドル13のストレインリリーフ17は円筒形状をなしており、このストレインリリーフ17に、線材14及びシャフト11が挿入されている。シャフト11は、ハンドル13の内部において固定されており、第1ルーメン21が第1ポート23と連通され、第2ルーメン22が第2ポート24と連通されている。シャフト11の外側に配置された線材14は、ストレインリリーフ17に対しては固定されていない。したがって、線材14は、ストレインリリーフ17により、シャフト11の近傍に配置された状態で軸線102方向に移動可能に案内される。
図1,2に示されるように、線材14の外側からシャフト11を覆うようにしてカバー15が設けられている。カバー15は、その内径がシャフト11の外径より大きな管形状をなしている。また、カバー15の基端部分25はテーパ形状に拡径されている。カバー15の基端部分25は、テーパ形状に拡径されているので、ストレインリリーフ17の先端部分に嵌着されることが可能である。バルーン12及び線材14の一部を露出される第2姿勢のときに、カバー15の基端部分25とストレインリリーフ17の先端部分とが嵌着されると、カバー15が軸方向に移動しないので、バルーンカテーテル10の操作が一層容易となる。カバー15の基端部分25の内径は、ハンドル13のストレインリリーフ17を覆うことが可能な寸法に設定されている。カバー15は、シャフト11と共に血管に挿入されるものであり、シャフト11と同様に血管の形状に応じて撓み得る素材からなる。
カバー15は、シャフト11に対して固定されておらず、シャフト11に対して長手方向101へ相対的にスライド可能である。カバー15の長手方向101の長さは、シャフト11の長手方向101の長さより短く、概ね、バルーン12の長手方向101の長さ程度短い。したがって、カバー15は、図1に示されるように、収縮姿勢のバルーン12及び線材14を覆う第1姿勢と、図2に示されるように、バルーン12及び線材14を露出させる第2姿勢と、に姿勢変化可能である。第2姿勢において、カバー15の基端部分25は、ハンドル13のストレインリリーフ17の先端部分の外側を覆う。なお、第1姿勢においては、線材14のハンドル13付近の一部がカバー15から露出されていてもよい。また、カバー15の先端部分は、血管内に挿入しやすい形状として、先端方向に向けてテーパ形状に縮径されていてもよい。
[バルーンカテーテル10の使用方法]
以下に、バルーンカテーテル10の使用方法が説明される。
バルーンカテーテル10は、血栓などの血管の狭窄部分を拡張する際に用いられる。バルーンカテーテル10は、図1に示されるように、バルーン12が収縮姿勢にされた状態であって、カバー15が第1姿勢にされた状態で、ガイドワイヤに沿ってシャフト11の先端から血管へ挿入される。このとき、線材14は、基端がコイルバネ19によりシャフト11の基端向きへ付勢されることにより引っ張られて伸びた状態となる。
バルーンカテーテル10が血管に挿入される過程において、シャフト11、線材14及びカバー15は、血管の湾曲形状に応じて適宜変形する。カバー15が、線材14の外側からシャフト11に外嵌されているので、線材14は、長手方向101に渡って常にシャフト11に近接した位置に保持され、線材14がシャフト11から離れた状態で湾曲することがなく、線材14が血管壁に接触することがない。また、バルーン12及び線材14がカバー15に覆われているので、線材14が血管壁に直接に接触することがなく、線材により血管壁が損傷されることが防止される。
バルーン12が、血管の狭窄部分まで挿入されると、シャフト11の血管への挿入が終了される。シャフト11のハンドル13は、シャフト11の操作や流体の流出入等のために血管外に位置される。ハンドル13付近に位置するカバー15の基端部分25がハンドル13向きへ引かれることにより、図1に示される第1姿勢のカバー15が図2に示される第2姿勢に姿勢変化する。これにより、シャフト11の先端側において、バルーン12及び線材14が露出される。
第2ポート24から第2ルーメン22へ流体が流入されることにより、バルーン12が収縮姿勢から拡張姿勢に姿勢変化される。図5に示されるように、拡張姿勢にされたバルーン12は、線材14の線材14を外側へ押すように撓ませる。このような線材14の撓みによって、線材14の基端は、コイルバネ19の付勢に抗してシャフト11の先端側へ移動する。
バルーン12が拡張されることにより、バルーン12の外側に位置する線材14が血栓に刺さる。石灰化して硬化した血栓は、線材14が食い込むことによって切り込みが形成され、拡張しやすくなる。また、血栓の再狭窄が抑制される。さらには、線材14が血栓に刺さることにより、バルーン12が血栓から位置ズレすることが防止される。
バルーン12によって、狭窄部位が拡張された後、第2ルーメン22から流体が流出されることにより、バルーン12が拡張姿勢から収縮姿勢に姿勢変化される。これに伴い、バルーン12に押されて撓んでいた線材14は、基端がコイルバネ19に付勢されているので、図1に示されるように、再び引っ張られて伸びた状態となる。そして、ハンドル13のストレインリリーフ17を覆っている第2姿勢のカバー15の基端部分25が、ハンドル13から離れる向きへ押し出されることにより、図2に示される第2姿勢のカバー15が図1に示される第1姿勢に姿勢変化される。この状態のバルーンカテーテル10が血管から撤収される。
[本実施形態の作用効果]
前述されたように、バルーンカテーテル10によれば、バルーン12の膨張により撓み得る線材14の基端がハンドル13まで延出されているので、仮に、血管にバルーンカテーテル10が挿入された状態で、線材14の先端がシャフト11の管20から外れたとしても、線材14の基端が血管外に位置されているので、シャフト11と共に線材14を血管から撤収することができる。
また、カバー15が線材14の外側からシャフト11に外嵌されているので、バルーンカテーテル10が血管に挿入される際にシャフト11及び線材14が湾曲されても、シャフト11から線材14が離れることがなく、線材14により血管壁が損傷されるおそれが防止される。
また、バルーンカテーテル10が血管へ挿入されるときに、カバー15が第1姿勢にされることにより、バルーン12の外側に配置された線材14が血管壁と接触することが防止される。これにより、線材14が血管壁を損傷するおそれが防止される。
また、ハンドル13のストレインリリーフ17によって線材14がシャフト11の軸線12に沿ってスライド可能であり、バルーン12の膨張により、線材14の基端がコイルバネ19の付勢に抗してシャフト11の先端向きへスライドし、バルーン12が収縮されると、線材14の基端がコイルバネ19に付勢されてシャフト11の基端向きへスライドするので、線材14がバルーン12の膨張収縮に確実に連動する。
[変形例]
なお、本実施形態では、線材14の基端がコイルバネ19により付勢されているが、線材14の基端はハンドル13まで延出されていれば、必ずしもコイルバネ19などにより付勢されていなくとも、シャフト11と共に線材14を血管から回収することが可能である。また、線材14の基端にスライドレバーなどの操作部材を設けて、ハンドル13において操作部材を操作可能な構成とすることにより、バルーン12に膨張により撓んだ線材14の基端を操作部材によってシャフト11の基端向きへスライドさせて、バルーン12を収縮させたときに線材14を引っ張り伸ばすことができる。
10・・・バルーンカテーテル
11・・・シャフト
12・・・バルーン
13・・・ハンドル
14・・・線材
15・・・カバー
17・・・ストレインリリーフ
18・・・コイルバネ(付勢部材)
21・・・第1ルーメン(内部空間)
22・・・第2ルーメン(流路)
23・・・第1ポート
24・・・第2ポート

Claims (2)

  1. 先端側から血管へ挿入され、内部に流体が流通可能な流路を有するシャフトと、
    上記シャフトの先端側に設けられており、上記流路を通じて内部空間へ流入及び流出される流体により膨張及び収縮されるバルーンと、
    上記シャフトの基端側に設けられたハンドルと、
    上記バルーン及び上記シャフトの外面に沿って延出され、その第1端が上記バルーンより先端側の上記シャフトに固定され、第2端が上記ハンドルへ延出された線材と、
    上記バルーン及び上記線材を露出可能に、上記線材の外側から上記シャフトに外嵌されたカバーと、を具備してなり、
    上記カバーは、上記シャフトに沿ってスライド可能であり、収縮された上記バルーン及び上記線材を覆う第1姿勢と、上記バルーン及び上記線材の一部を露出させる第2姿勢と、に姿勢変化可能であるバルーンカテーテル。
  2. 上記カバーの基端部分はテーパ形状に拡径されており、上記ハンドルのストレインリリーフの先端部分に嵌着可能である請求項1に記載のバルーンカテーテル。
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