JP6169291B2 - 操作入力装置および医療用マニピュレータシステム - Google Patents

操作入力装置および医療用マニピュレータシステム Download PDF

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Description

本発明は、操作入力装置および医療用マニピュレータシステムに関するものである。
従来、操作者によって操作されることにより動作指令を入力する多関節の操作部と、該操作部の操作により入力された動作指令によって動作する多関節のマニピュレータとを備える手術用マニピュレータシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1においては、操作部とマニピュレータとの接続および切断が可能であるとともに、操作部の各関節にモータが備えられている。そして、操作部とマニピュレータとが切断されている状態では、モータを使って操作部の各関節をロックすることにより、切断時における操作部とマニピュレータとの位置ズレを防止している。
米国特許第7806891号明細書
しかしながら、特許文献1の手術用マニピュレータシステムのように、操作部にモータを備える場合には、操作部の構造が繁雑になるとともに大型化し、かつ、コストが高くつく。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、操作部の各関節にモータを設けることなく、切断時における操作部とマニピュレータとの位置ズレを防止することができる操作入力装置および医療用マニピュレータシステムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明は以下の手段を提供する。
本発明の第1の態様は、患部の観察または処置を行うマニピュレータへの操作指令を入力する操作入力装置であって、操作者の手により把持される把持部と、2以上のリンク部材と、隣接する一対の前記リンク部材をその長手軸に交差する関節軸回りに揺動可能に連結する1以上の関節とを有し、該把持部を移動可能に支持するアーム部とを備え、該アーム部が、2以上のリンク部材と、隣接する一対の前記リンク部材をその長手軸に交差する関節軸回りに揺動可能に連結する1以上の関節とを備え、各該関節は、前記一対のリンク部材の一方に固定され前記関節軸に沿って延びるシャフト部材と、前記一対のリンク部材の他方に固定され、前記シャフト部材の外周面に巻き付けられて、径方向内方に締め付ける弾性部材とを有し、トルクのかかる方向とは逆方向に摩擦トルクを発生させる摩擦発生部を備える。
本態様によれば、操作者が把持部を把持して移動させると、操作者が把持部に加えた外力が、アーム部の関節にトルクとして作用し、関節の動作によって2以上のリンク部材の相対角度を変化させる。これにより、操作者により把持部への操作指令が入力され、該操作指令に基づいてマニピュレータを作動させることができる。
この場合において、関節にトルクが作用すると、摩擦発生部によりトルクがかかる方向とは逆方向に摩擦トルクが発生する。すなわち、操作者が把持部から手を放すことにより、把持部およびアーム部の自重によって各関節にトルクがかかるが、摩擦発生部によって発生する摩擦トルクを自重によるトルクの最大値より大きく設定しておくことにより、操作者が把持部を支持していなくても、アーム部の各関節が静止した状態に維持される。
したがって、操作入力装置とマニピュレータとの連動が切断された状態で、操作者が把持部から手を放しても、把持部およびアーム部がその場で静止し同じ姿勢に維持されるので、次に操作入力装置とマニピュレータとの連動を再開させるときに、操作入力装置とマニピュレータとの位置ズレの発生を防止して、容易に再開させることができる。
上記態様では、前記摩擦発生部が、前記一対のリンク部材の一方に固定され前記関節軸に沿って延びるシャフト部材と、前記一対のリンク部材の他方に固定され、前記シャフト部材の外周面に巻き付けられて、径方向内方に締め付ける弾性部材とを備えてい
このようにすることで、関節により連結された2つのリンク部材の相対角度を変化させる方向に外力が作用すると、一方のリンク部材に固定されたシャフト部材と他方のリンク部材に固定された弾性部材との間に、両者をシャフト部材の周方向に相対移動させるトルクが作用する。
弾性部材は、シャフト部材の外周面に巻き付けられてシャフト部材を径方向内方に締め付けているので、両者間の静止摩擦力によって、外力によるトルクに対抗する摩擦トルクが発生する。弾性部材による締め付け力を適当に調節しておくことにより、重力によるトルクより大きく、重力を超える外力によるトルクより小さい摩擦トルクを発生させることができる。その結果、操作者が把持部から手を放したときに静止状態に維持され、操作者により把持部に加えられる比較的小さい外力によって容易に各リンク部材の姿勢を変化させることができる。
また、上記態様においては、前記他方のリンク部材に、前記シャフト部材の外周面に前記弾性部材を巻き付けたシャフトユニットをその長手軸方向に挿入させる挿入孔が設けられ、前記弾性部材が、前記シャフト部材の外周面に巻き付けられる略円筒状の締結部と、該締結部から径方向外方に延びる突出部とを備え、前記挿入孔に、前記シャフトユニットを挿入するときに前記突出部が長手軸方向に挿入されて周方向に係止する溝が設けられていてもよい。
このようにすることで、シャフト部材の外周面に弾性部材の略円筒状の締結部を巻き付けると、弾性部材の突出部がシャフト部材の径方向外方に延びたシャフトユニットが構成される。このようにして構成されたシャフトユニットを他方のリンク部材に設けられた挿入孔に長手方向に挿入していくと、挿入孔に設けられた溝に弾性部材の突出部が挿入され、弾性部材が、他方のリンク部材の挿入孔内に周方向に移動しないように固定される。
シャフト部材は一方のリンク部材に固定されているので、2つのリンク部材の間に相対角度変位を生じる方向に外力によるトルクが加わると、シャフト部材と弾性部材の締結部との間の摩擦によって摩擦トルクが発生する。すなわち、このように構成することで、シャフト部材と弾性部材とを組み付けたシャフトユニットを挿入孔に対して挿脱することにより、摩擦トルクを発生する関節の組立・分解を容易に行うことができるとともに、摩擦部材を容易に交換することができる。
また、本発明の第2の態様は、患部の観察または処置を行うマニピュレータへの操作指令を入力する操作入力装置であって、操作者の手により把持される把持部と、2以上のリンク部材と、隣接する一対の前記リンク部材をその長手軸に交差する関節軸回りに揺動可能に連結する1以上の関節とを有し、該把持部を移動可能に支持するアーム部とを備え、前記関節は、隣接する2つの前記リンク部材にそれぞれ固定され相互に噛み合う2つの歯車と、これら2つの歯車の平行な2つの軸線の各々を中心として搖動可能となるように2つの前記リンク部材にそれぞれ取り付けられて、2つの前記リンク部材を連結する連結部材と、前記一対のリンク部材の一方に固定された前記歯車の軸線に沿って延び、前記連結部材および前記一方のリンク部材の一方に固定されたシャフト部材と、前記連結部材および前記一方のリンク部材の他方に固定され、前記シャフト部材の外周面に巻き付けられて、前記シャフト部材を径方向内方に締め付ける弾性部材とを有し、トルクのかかる方向とは逆方向に摩擦トルクを発生させる摩擦発生部と、を備える。
このようにすることで、2つのリンク部材にそれぞれ固定された2つの歯車は、連結部材によって常に噛み合った状態に維持されているので、関節により連結された2つのリンク部材の相対角度を変化させると、一方のリンク部材に対する連結部材の揺動角度と、該連結部材に対する他方のリンク部材の揺動角度とが、2つのリンク部材の相対角度の半分となる。これにより2つの軸線回りに2つのリンク部材を揺動させる、いわゆるダブルジョイント構造の関節が構成される。
この場合に、関節により連結された2つのリンク部材の相対角度を変化させる方向に外力が作用すると、一方の歯車の軸線に沿って延び、連結部材および一方のリンク部材のうち一方に固定されたシャフト部材と、連結部材および一方のリンク部材のうち他方に固定され、シャフト部材の外周面に巻き付けられた弾性部材との間に、両者をシャフト部材の周方向に相対移動させるトルクが作用する。
弾性部材は、シャフト部材の外周面に巻き付けられてシャフト部材を径方向内方に締め付けているので、両者間の静止摩擦力によって、外力によるトルクに対抗する摩擦トルクが発生する。弾性部材による締め付け力を適当に調節しておくことにより、重力によるトルクより大きく、重力を超える外力によるトルクより小さい摩擦トルクを発生させることができる。その結果、ダブルジョイント構造の関節を用いた場合においても、操作者が把持部から手を放したときに静止状態に維持され、操作者により把持部に加えられる比較的小さい外力によって容易に各リンク部材の姿勢を変化させることができる。
また、上記態様においては、前記一方のリンク部材に、前記シャフト部材の外周面に前記弾性部材を巻き付けたシャフトユニットをその長手軸方向に挿入させる挿入孔が設けられ、前記弾性部材が、前記シャフト部材の外周面に巻き付けられる略円筒状の締結部と、該締結部から径方向外方に延びる突出部とを備え、前記挿入孔に、前記シャフトユニットを挿入するときに前記突出部が前記長手軸方向に挿入されて周方向に係止する溝が設けられていてもよい。
このようにすることで、ダブルジョイント構造の関節においてもシャフト部材と弾性部材とを組み付けたシャフトユニットを挿入孔に対して挿脱することにより、摩擦トルクを発生する関節の組立・分解を容易に行うことができるとともに、摩擦部材を容易に交換することができる。
また、上記態様においては、前記連結部材に、前記関節を超えて2つの前記リンク部材間で電気信号を伝達するケーブルを、前記歯車から離れたルートに沿って配線する配線用溝を備えていてもよい。
このようにすることで、ダブルジョイント構造の関節に存在する歯車から離れたルートに沿って、電気信号を伝達するケーブルを配線でき、両者の干渉をなくして、健全な状態に維持することができる。
また、上記態様においては、前記弾性部材が、前記シャフト部材に加わるトルクの方向に応じて締め付け力を増減させる一対の締結部を備え、前記一対の締結部はその締め付け力が増す方向が互いに逆方向となるように配置されていてもよい。
このようにすることで、一方の締結部により一方向のトルクに対抗する摩擦トルクを発生させ、他方の締結部により他方向のトルクに対抗する摩擦トルクを発生させることができる。これにより、関節に対していずれの方向の自重によるトルクが加わっても、いずれかの締結部により発生される摩擦トルクによって、関節を静止した状態に維持することができる。すなわち、操作者が把持部から手を放すときの把持部およびアーム部の姿勢にかかわらず、把持部およびアーム部を静止した状態に維持することができる。
また、上記態様においては、前記弾性部材による締め付け力を調節する調節部を備えていてもよい。
このようにすることで、経時変化等により弾性部材による締め付け力が低下しても、調節部により締め付け力を調節して適正な摩擦トルクを発生させることができる。また、関節が複数存在する場合には、操作者が把持部を把持して移動させる際に、いずれかの関節のみが動作するのではなく、全ての関節がバランスよく動作することでスムーズな操作指令を入力することができる。したがって、調節部により締め付け力を調節することで、関節をバランスよく動作させることができる。
また、上記態様においては、前記アーム部が、3以上の前記リンク部材と、2以上の前記関節とを備え、前記弾性部材のバネ定数が、基端側の前記関節ほど大きく設定されていてもよい。
複数の関節には、該関節よりも先端側に配置されている部材の自重によるトルクがかかるので、基端側の関節ほど大きなトルクがかかる。このようにすることで、基端側の関節ほど大きな摩擦トルクを発生させることができ、把持部から手を放したときに静止状態に維持することができるとともに、先端側の関節においては発生させる摩擦トルクを軽減して、スムーズな操作が可能となる。
また、上記態様においては、前記把持部が、操作者の手に接触しているか否かを検知する接触検知部を備え、各前記リンク部材の相対角度変位を検出するセンサと、該接触検知部により、操作者の手の接触が検知されていない状態で、前記センサにより検出される相対角度変位が所定の閾値以上に変化したときに、その旨を報知する報知部とを備えていてもよい。
このようにすることで、経時変化等により弾性部材が発生する摩擦トルクが低減した場合等に、自重によるトルクを支えきれずに関節が動いてしまうと、センサによりリンク部材間の相対角度変位が検出され、所定の閾値以上相対角度変位が生じた場合に報知部により報知される。これに基づいて、弾性部材を交換し、あるいは、弾性部材による締め付け力を調節すれば、操作入力装置とマニピュレータとの連動を切断した際の位置ズレを防止し、操作を容易にすることができる。
また、本発明の参考例としての発明の参考態様においては、他の前記リンク部材と前記連結部材との相対角度変位を検出するセンサを備えていてもよい。
このようにすることで、一のリンク部材と連結部材との間に摩擦トルクを発生する機構が構成され、他のリンク部材と連結部材との間に、リンク部材間の相対角度変位を検出するセンサが配置されるので、スペースを有効利用することができ、ダブルジョイント構造の関節を小型化できる。上述したように、リンク部材と連結部材との相対角度変位は、リンク部材間の相対角度変位の半分となるので、センサは、リンク部材間の相対角度変位をその半分の値として間接的に検出することができる。
また、本発明の第3の態様は、患部の観察または処置を行うマニピュレータと、上記いずれかの操作入力装置と、該操作入力装置により入力された操作指令に基づいて前記マニピュレータを制御する制御部とを備える医療用マニピュレータシステムを提供する。
上記態様においては、前記マニピュレータが、前記操作入力装置と相似する関節構成となるように一以上の関節を備えていてもよい。
本発明によれば、操作部の各関節にモータを設けることなく、切断時における操作部とマニピュレータとの位置ズレを防止することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る操作入力装置を備える医療用マニピュレータシステムを示す全体構成図である。 図1の医療用マニピュレータシステムに用いられるマニピュレータ、操作入力装置および制御部を示す図である。 図1の医療用マニピュレータシステムに備えられる操作入力装置を示す斜視図である。 図3の操作入力装置の関節の内部構造を示す平面図である。 図3の操作入力装置の関節の内部構造を示す縦断面図である。 図3の操作入力装置の関節に備えられるシャフトユニットの(a)分解斜視図および(b)挿入孔への挿入を示す斜視図である。 図6のシャフトユニットの平面図であり、(a)大きな摩擦トルクを発生するシャフト部材の回転方向、(b)小さな摩擦トルクを発生するシャフト部材の回転方向をそれぞれ示す図である。 図3の操作入力装置に備えられる(a)最も基端側の関節、(b)先端側2つの関節にかかる自重トルクを説明する模式図である。 図3の操作入力装置の第1の変形例であり、摩擦トルクを調節する押しネジを示すリンク部材の部分的な横断面図である。 図3の操作入力装置の第2の変形例であり、摩擦トルクを調節するすり割りを有するシャフト部材とテーパ雌ネジを示すシャフトユニットの部分的な斜視図である。 図1の医療用マニピュレータシステムの変形例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る操作入力装置2および医療用マニピュレータシステム1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る医療用マニピュレータシステム1は、図1に示されるように、操作者Oにより操作される操作入力装置2と、患者Pの体腔内に挿入されるマニピュレータ3と、操作入力装置2の操作に基づいてマニピュレータ3を制御する制御部4と、モニタ5とを備えている。
マニピュレータ3は、例えば、図2に示されるように、患者Pの体腔内に挿入される挿入部6と、該挿入部6の長手方向に貫通形成されたチャネルRを介して患者Pの体内に挿入される先端側動作部7とを備えている。各先端側動作部7は、チャネルR内に長手方向に移動可能に配置される長尺部8と、該長尺部8の先端に備えられた可動部9と、可動部9の先端に設けられた高周波グリッパ11と、長尺部8の基端側に配置され、図示しないワイヤ等の動力伝達部材によって可動部9を駆動する先端駆動部10とを備えている。先端駆動部10は、制御部4からの動作指令に応じてワイヤに張力を付与するモータ等の電気的な駆動源(図示略)を備えている。
各可動部9は、図2に白抜きの矢印で示すように、先端に配置される把持鉗子等の処置部11を長尺部8の長手軸に直交する軸線回りに揺動させる3つの関節12,13,14と、長尺部8の長手軸回りに回転させる1つの関節15とを有している。各可動部9は、これら4つの関節12,13,14,15の動作によって各把持鉗子11の先端位置を3次元的に位置決めすることができるようになっている。
また、マニピュレータ3は、各先端側動作部7の基端側に接続され、各先端側動作部7を挿入部6の長手方向に進退させるとともに、挿入部6の先端近傍において、長尺部8を長手方向に直交する方向に湾曲させる2つの基端側動作部16を備えている。
本実施形態に係る操作入力装置2は、図2および図3に示されるように、操作者Oの手によって操作される第1の操作部19と、操作者Oの手首または腕によって操作される第2の操作部20と、これらの操作部19,20により入力された操作指令をマニピュレータ3に伝達する指令伝達部21とを備えている。
第1の操作部19は、マニピュレータ3の可動部9と相似形に構成されており、操作者Oの手によって把持される把持部25と、可動部9と同じ数の関節J1,J2,J3,Kによって把持部25を支持するアーム部22と、該アーム部22を支持する本体部23とを備えている。
把持部25は、図2および図3に示されるように、操作者Oによって把持される棒状に形成され、その外周面に、スライドセンサ32および3つの押しボタン33,34,35を備えている。
スライドセンサ32は、棒状の把持部25の長手軸方向にスライド可能に設けられており、エンドエフェクタである高周波グリッパ11の主機能の1つであるグリッパの開閉角度を調節するために使用されるようになっている。スライドセンサ32は、スライド可能なスライダ36を備えている。スライダ36は、操作者Oが把持部25を把持した手の人差し指で操作し易い位置に配置され、人差し指を離したときには、その位置に停止した状態に維持されるようになっている。
3つの押しボタン33,34,35のうちの2つの押しボタン33,34は、スライドセンサ32のスライダ36のスライド方向に並んで配列されている。これらの押しボタン33,34は、エンドエフェクタである高周波グリッパ11の他の主機能であるグリッパからの高周波通電を行うためのオンオフスイッチである。2つの押しボタン33,34は、例えば、切開モード、凝固モードでの処置の際に選択的に押されて使用されるようになっている。
他の1つの押しボタン35は、スライドセンサ32等とは把持部25の周方向に90°異なる位置に配列されている。この押しボタン35は、例えば、クラッチボタンであり、押す度に操作入力装置2とマニピュレータ3との連動の接続と切断とを切り替えることができるようになっている。
アーム部22は、4つのリンク部材37,38,39,40と、該4つのリンク部材37,38,39,40を直列に連結する3つの関節J1,J2,J3と、これら全体を本体部23に対して水平軸線回りに回転可能に支持する1つの回転関節Kとを備えている。最先端のリンク部材37の先端には把持部25が固定されている。
先端側の3つの関節J1,J2,J3は、同一の構造を有しているので、関節J1を例に挙げて説明する。関節J1は、図4および図5に示されるように、隣接する2つのリンク部材37,38にそれぞれ固定され相互に噛み合う平歯車(歯車)41,42と、これら2つの平歯車41,42の平行な各々の軸線回りに揺動可能となるように、2つのリンク部材37,38にそれぞれ取り付けられて2つのリンク部材37,38を連結する連結部材51とを備えている。
2つのリンク部材37,38にそれぞれ固定された2つの平歯車41,42は、連結部材51によって常に噛み合った状態に維持される。したがって、関節J1により連結された2つのリンク部材37,38の相対角度を変化させると、一のリンク部材37に対する連結部材51の揺動角度と、連結部材51に対する他のリンク部材38の揺動角度とが、2つのリンク部材37,38の相対角度の半分となる関係で動作するようになっている。これにより2つの軸線回りに2つのリンク部材37,38を揺動させる、いわゆるダブルジョイント構造の関節が構成されている。
例えば、先端側に配置されるリンク部材37を第1のリンク部材、基端側に配置されるリンク部材38を第2のリンク部材とすると、第1のリンク部材37に固定された平歯車41の軸線位置には角度センサ(センサ)47が配置され、第2のリンク部材38に固定された平歯車42の軸線位置にはシャフトユニット(摩擦発生部)48が配置されている。
角度センサ47はエンコーダであって、第1のリンク部材37に固定されたセンサ本体49と、連結部材51に固定された検出軸50とを備え、第1のリンク部材37と連結部材51との間の相対角度を検出するようになっている。上述したように、リンク部材37と連結部材51との相対角度変位は、第1のリンク部材37と第2のリンク部材38との相対角度変位の丁度半分なので、角度センサ47は、2つのリンク部材37,38の相対角度変位を、その半分の角度信号として間接的に検出するようになっている。
シャフトユニット48は、図6(a)に示されるように、連結部材51に固定されるシャフト部材54と、該シャフト部材54の外周面に巻き付けられて該シャフト部材54を径方向内方に締め付ける一対の板バネ部材(弾性部材)55とを備えている。
シャフト部材54は、図5に示されるように、ネジ56によって連結部材51に固定されている。
板バネ部材55は、スリット57を有する円筒状の締結部58と、該締結部58の周方向の一端を径方向外方に折り曲げて突出させた突出部59とを備えている。自由状態における締結部58の内径寸法はシャフト部材54の外径寸法より小さく設定されている。板バネ部材55をシャフト部材54に装着する際には、弾発力に抗してスリット57を押し広げるように締結部58を弾性変形させながら内側にシャフト部材54を嵌合させる。これにより、板バネ部材55は、その締結部58がシャフト部材54の外周面に巻き付いて径方向内方に締め付けるように装着されるようになっている。
シャフトユニット48に備えられた一対の板バネ部材55は、図6(b)に示されるように、突出部59を基準とした締結部58の巻き付け方向を異ならせてシャフト部材54に装着されている。
例えば、締結部58がシャフト部材54の外周面に反時計回りに巻き付けられている場合を例に挙げて説明すると、図7(a)に示されるように、板バネ部材55を固定してシャフト部材54を反時計回りに回転させるトルクが加わった場合には、シャフト部材54の外周面と締結部58の内面との間の摩擦によって締結部58がスリット57を狭める方向に引っ張られるため、摩擦トルクが大きくなる。
逆に、図7(b)に示されるように、板バネ部材55を固定してシャフト部材54を時計回りに回転させるトルクが加わった場合には、シャフト部材54の外周面と締結部58の内面との間の摩擦によって締結部58がスリット57を広げる方向に引っ張られるため、摩擦トルクが小さくなる。
すなわち、一対の板バネ部材55が巻き付け方向を異ならせて同一のシャフト部材54に装着されることにより、シャフト部材54が時計回りまたは反時計回りのいずれの方向に回転しても、いずれかの板バネ部材55による摩擦トルクが増大するようになっている。
関節J1を例に挙げて説明すると、シャフトユニット48は、図5および図6(b)に示されるように、第2のリンク部材38を貫通する挿入孔60に挿入され、第1および第2のリンク部材37,38を平歯車41,42の軸線方向に両側から挟むように着脱可能に取り付けられる2つの連結部材51の少なくとも一方にネジ56により固定されている。第2のリンク部材38に設けられた挿入孔60には、図6(b)に示されるように、周方向に間隔をあけて2カ所に長手方向に沿って形成された溝62が設けられている。
溝62は、板バネ部材55の厚さと略同等の溝幅寸法を有し、シャフトユニット48が挿入孔60に挿入される際に、一対の板バネ部材55の2つの突出部59をそれぞれ収容するようになっている。すなわち、シャフト部材54および一対の板バネ部材55はシャフトユニット48の形態で、挿入孔60に挿入でき、かつ挿入孔60から取り出すことができるようになっている。
そして、突出部59が溝62に収容されることにより、板バネ部材55は締結部58の周方向に移動しないように第2のリンク部材38に係止されるようになっている。
また、本実施形態においては、板バネ部材55による摩擦トルクの大きさは以下のように設定されている。
すなわち、アーム部22を構成する各関節J1,J2,J3には、図8に示されるように、該関節J1,J2,J3より先端側に配置されているリンク部材37,38,39、関節J1,J2,J3および把持部25の自重の合計がそれらの合成重心位置にかかることによるトルクが作用するものと考えることができる。したがって、各関節J1,J2,J3において発生させる摩擦トルクは、これらの自重により関節J1,J2,J3に作用するトルクを超える大きさとなるように設定されている。
各関節J1,J2,J3に作用する自重によるトルクが最も大きくなるのは、関節J1,J2,J3からの合成重心位置が最も遠くなる状態、すなわち、全ての関節J1,J2,J3を延ばした状態である。
最も基端側の関節J3には、図8(a)に示されるように、それより先端側の部材37,38,39の合計自重mJ3が合成重心位置xJ3にかかるため、関節J3に作用するトルクTJ3は、
J3=mJ3×xJ3
となる。
また、図8(b)に示されるように、先端側の2つの関節J1,J2にも、図8(b)に示されるように、各関節J1,J2よりも先端側の部材37,38の合計自重mJ1,mJ2が、合成重心位置xJ1,xJ2にかかるため、関節J1,J2に作用するトルクTJ1,TJ2は、
J1=mJ1×xJ1
J2=mJ2×xJ2
となる。
すなわち、一対の板バネ部材55はシャフト部材54のいずれの方向にトルクが作用してもそれに対抗し得るように、それぞれ上記トルクTJ1,TJ2,TJ3より大きな摩擦トルクを発生させるようにそのバネ定数および締結部58の寸法(自由状態での内径および締結部58の内周面の面積等)が設定されている。つまり、板バネ部材55のバネ定数は、基端側の関節J3ほど大きく設定されている。
連結部材51は、リンク部材37,38にそれぞれ設けられたボス部52に嵌合する凹部53を備え、例えば、スナップフィット式に嵌合されることによって、2つのリンク部材37,38に対して揺動可能に取り付けられ、かつ、2つのリンク部材37,38を連結するようになっている。
また、連結部材51にはその周縁近傍に全周にわたって周溝(配線用溝)65が設けられている。関節J1を例に挙げて説明すると、図4および図5に示されるように、一方のリンク部材37の空洞部を経由して導かれてきたケーブル66をリンク部材37の開口部から連結部材51の周溝65内に取り出し、周溝65を経由した後に他方のリンク部材38の開口部からその空洞部内に導くように配線することができるようになっている。これにより、平歯車41,42との干渉を回避するルートでケーブル66を容易に配線することができるようになっている。
また、アーム部22の最も基端側に配置されている回転関節Kは、本体部23に対して回転可能に支持された回転部(図示略)を備え、本体部23に対する回転部の相対角度変位を検出するエンコーダのような角度センサ(図示略)と、回転部に固定されたシャフト部材(図示略)と、本体部23に固定されシャフト部材の外周面に巻き付けられた一対の板バネ部材(図示略)とを備えている。
この回転関節Kにおける摩擦トルクの設定は、関節J1,J2を延ばし、関節J3を90°に屈曲させた状態で、水平方向にアーム部22を延ばしたときに回転関節Kにかかる自重によるトルクを超える大きさとなるように行われている。
第2の操作部20は、第1の操作部19の本体部23に固定された腕置き台26と、該腕置き台26および第1の操作部19を一体的に移動可能に支持する直動機構27とを備えている。腕置き台26は、操作者Oが第1の操作部19の把持部25を把持したときに、丁度把持部25を把持する手の手首近傍の腕が載せられる位置に配置されている。
直動機構27は、腕置き台26および第1の操作部19を固定するスライダ28と、図2に黒塗りの矢印で示すように、該スライダ28を相互に直交する水平2方向に移動可能に支持する直線ガイド29とを備えている。腕置き台26に乗せた腕によってスライダ28を水平方向に移動させることにより第1の操作部19を把持した姿勢を維持したままで、第1の操作部19の位置を移動させることができるようになっている。これにより、第2の操作部20は、操作者Oの手首または腕により操作指令を入力し、手首または腕により入力した力を、2つのスライダ28の機械的な駆動力として発生することができるようになっている。
指令伝達部21は、第1の操作部19と先端駆動部10とを接続する電気信号伝達部30と、第2の操作部20と基端側動作部16とを接続する機械的動力伝達部31とを備えている。
電気信号伝達部30は、第1の操作部19により発生された電気信号からなる動作指令を制御部4に伝達し、制御部4によって生成された指令信号を先端駆動部10の各モータに供給するようになっている。制御部4は、第1の操作部19により発生した動作指令に基づいて、先端駆動部10の各モータの回転移動量および回転速度を算出し、各モータを制御するようになっている。
また、制御部4は、第1の操作部19の把持部25に設けられたスライドセンサ32のスライダ36のスライド位置に応じて高周波グリッパ11の開閉角度を変更するように、エンドエフェクタを制御するようになっている。また、制御部4は、押しボタン33,34,35が押されたときには、各押しボタン33,34,35に割り当てられた機能、すなわち、切開モードでの通電の入切、凝固モードでの通電の入切、クラッチの断続を制御するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る操作入力装置2および医療用マニピュレータシステム1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る医療用マニピュレータシステム1を用いて患者Pの体内の患部を処置するには、患者Pの体腔内にマニピュレータ3の挿入部6を挿入し、挿入部6のチャネルRを介して患者Pの体内に可動部9および長尺部8を挿入する。
そして、可動部9が体腔内の患部に近接して配置された状態で、操作者Oは、図示しない内視鏡により取得された画像をモニタ5で確認しながら、操作入力装置2を操作する。操作入力装置2を操作するには、操作者Oは、第1の操作部19の把持部25を一方の手で把持し、その手の腕を第2の操作部20の腕置き台26に乗せる。
そして、操作者Oが、腕から腕置き台26に力を加えると、腕置き台26が固定されたスライダ28がその力の方向に移動し、その移動量が、前後進方向の直進移動量と、左右方向の直進移動量とに分解されて、それぞれ、可動部9の先端に位置する高周波グリッパ11の先端位置を手動によって前後進方向および左右方向に大まかに移動させることができる。
一方、操作者Oが手で把持している第1の操作部19の把持部25を移動させると、その移動量が各関節J1,J2,J3,Kに設けられた角度センサ47によって検出され、電気信号として制御部4に伝達される。制御部4においては、角度センサ47によって検出された各関節J1,J2,J3,Kの角度に一致するように可動部9の各関節12,13,14,15を動作させる電気的な動作指令が算出されて、各関節12,13,14,15に接続されたモータに供給される。これにより、可動部9の先端に設けられている高周波グリッパ11の先端位置が、手の動作によって指示された通りに、電動で精密に移動させられる。
そして、操作者Oが、高周波グリッパ11により生体組織を把持するようにスライドセンサ32のスライダ36をスライドさせたときには、制御部4がスライダ36の位置に応じて高周波グリッパ11を開閉させる。この場合に、把持部25を把持している操作者Oの手の人差し指がスライダ36に接触する位置に配置されているので、人差し指の動作によりスライダ36を把持部25の長手方向に容易にスライドさせることができる。
また、操作入力装置2とマニピュレータ3との連動を切断したいときには、操作者Oは親指をスライドさせて押しボタン35を押す。クラッチボタンとしての押しボタン35を、把持部25を把持している状態の親指の位置からずれた位置に配置しているので、クラッチボタンの誤操作を防止することができるとともに、クラッチでの操作中断を意味づけることができる。
そして、操作入力装置2とマニピュレータ3との連動が切断された状態で、操作者Oが把持部25から手を放すと、操作入力装置2の第1の操作部19を構成しているアーム部22の各関節J1,J2,J3,Kには、各関節J1,J2,J3,Kよりも先端側に配置されている部材の自重の合計が、各関節J1,J2,J3,Kを回転させる自重トルクとして作用する。本実施形態に係る操作入力装置2によれば、自重トルクとは逆方向に自重トルクより大きな摩擦トルクを発生させる板バネ部材55が設けられているので、各関節J1,J2,J3,Kは静止状態に維持される。
その結果、操作入力装置2とマニピュレータ3との連動が切断された状態で、操作者Oが把持部25から手を放しても、アーム部22の各関節J1,J2,J3,Kが静止して、把持部25およびアーム部22がその場で静止し同じ姿勢に維持されるので、次に操作入力装置2とマニピュレータ3との連動を再開させるときに、操作入力装置2とマニピュレータ3との位置ズレの発生を防止して、容易に再開させることができるという利点がある。
また、本実施形態においては、連結部材51に固定されたシャフト部材54と、リンク部材38,39,40に固定されシャフト部材54の外周面に巻き付けられた板バネ部材55とにより、自重トルクに対抗する摩擦トルクを発生させるので、簡易な構成によって安定的に、連動切断状態のアーム部22を静止状態に維持することができる。特に、モータ等の大がかりな装置を使用しないので、アーム部22の小型化を図ることができる。
また、シャフト部材54に逆方向に巻き付けられた一対の板バネ部材55を備えるので、自重トルクがいずれの方向に作用してもこれに対抗する摩擦トルクを発生させ、簡易な構成によって安定的に、連動切断状態のアーム部22を静止状態に維持することができる。
さらに、単に大きな摩擦トルクを発生させるだけではなく、各関節J1,J2,J3,Kに作用する自重トルクの最大値に対抗し得る摩擦トルクを発生するように、関節J1,J2,J3,K毎に摩擦トルクを調節しているので、操作者Oが把持部25を操作する際に、把持部25に加えた力によって容易に動作させることができる。
特に、自重トルクを超えるトルクを発生させる外力により把持部25を動かしたときに、いずれかの関節J1,J2,J3,Kのみが動くのではなく、全ての関節J1,J2,J3,Kが動くように摩擦トルクを調節することにより、操作性が低下するのを防止することができる。
また、リンク部材38,39,40に設けた挿入孔60に、その長手方向に沿ってシャフトユニット48を挿入し、シャフト部材54と連結部材51とをネジ56で固定するだけで摩擦トルクを発生する機構を構成できる。逆に、シャフト部材54を連結部材51に固定するネジ56を外し、連結部材51を取り外せば、シャフトユニット48の形態で挿入孔60から取り外すことができる。すなわち、シャフト部材54と板バネ部材55とを組み付けたシャフトユニット48を挿入孔60に対して挿脱することにより、摩擦トルクを発生する関節J1,J2,J3の組立・分解を容易に行うことができるとともに、板バネ部材55を容易に交換することができる。
なお、本実施形態に係る操作入力装置2においては、アーム部22の3つの関節J1,J2,J3としてダブルジョイント構造の関節を例示したが、これに代えて、単一の軸線を有する関節を採用してもよい。関節J1を例に挙げて説明すると、この場合には、一方のリンク部材37にシャフト部材54が固定され、該シャフト部材54に巻き付けられる板バネ部材55が他方のリンク部材38に固定されればよい。
また、本実施形態においては、シャフト部材54の外周面を締め付ける弾性部材として板バネ部材55を例示したが、これに代えて、バネ材を螺旋状に巻いて全体として円筒状に形成されたコイルバネ部材を採用してもよい。
また、図9に示される押しネジ(調節部)61のように、外部から板バネ部材55による締め付け力を調節する機構を採用してもよい。経年変化により締め付け力が低下したときに、押しネジ61によって板バネ部材55を外側から押して締め付け力を増大させたり、複数の関節J1,J2,J3において発生する摩擦トルクのバランスをとるために、押しネジ61により摩擦トルクの大きさを調節したりすることができる。
また、図10に示されるように、シャフト部材54に周方向に間隔をあけて複数のスリットを形成し、中心にテーパ雌ネジ(調節部)67を設けておくことにより、該テーパ雌ネジ67に締結するテーパ雄ねじ(図示略)の締結量を調節して、シャフト部材54の外径を変化させ、板バネ部材55により発生する摩擦トルクの大きさを外部から調節することにしてもよい。
また、本実施形態においては、摩擦トルクの調節を、アーム部22の関節J1,J2,J3を全て延ばした状態において各関節J1,J2,J3,Kに係るトルクを基準に調節することとしたが、さらに、各関節J1,J2,J3,Kの動作範囲の中心位置(スイートスポット)を定義し、そこに力をかけたときに関節J1,J2,J3,Kに発生する摩擦トルクが各関節J1,J2,J3,Kで一致するように摩擦トルクを調節してもよい。これにより、自重トルクを補償しつつ、各関節J1,J2,J3,Kを連動して動作させることができ、高い操作性を達成することができる。
また、図11に示されるように、把持部25に、操作者Oの手が接触しているか否かを検知する接触センサ(接触検知部)63を設け、接触センサ63により操作者Oの手の接触が検知されていない状態で、角度センサ47により検出され制御部4に送られてくる相対角度変位が所定の閾値以上か否かを判定し、所定の閾値以上の場合にその旨を報知する報知部64を備えていてもよい。接触センサ63は、例えば、把持部25を把持したときに、その操作者Oの把持する手の親指が配置されることとなる位置において親指が接触したか否かを検出する。
関節J1を例に挙げて説明すると、経時変化等により弾性部材55が発生する摩擦トルクが低減した場合等に、自重トルクを支えきれずに関節J1が動いてしまうと、角度センサ47によりリンク部材37,38間の相対角度変位が検出され、動きが大きい場合には報知部64により報知される。これに基づいて、板バネ部材55を交換し、あるいは、板バネ部材55による締め付け力を調節すれば、操作入力装置2とマニピュレータ3との連動を切断した際の位置ズレを防止し、操作を容易にすることができる。
また、本実施形態においては、各関節に角度センサ47を配置し、リンク部材37,38,39,40相互の相対角度変位を検出することとしたが、これに限定されるものではなく、他の任意の方法によってリンク部材37,38,39,40相互の相対角度変位を検出することにしてもよい。
1 医療用マニピュレータシステム
2 操作入力装置
3 マニピュレータ
4 制御部
12,13,14,15,J1,J2,J3,K 関節
22 アーム部
25 把持部
37,38,39,40 リンク部材
41,42 平歯車(歯車)
47 角度センサ(センサ)
48 シャフトユニット(摩擦発生部)
51 連結部材
54 シャフト部材
55 板バネ部材(弾性部材)
58 締結部
59 突出部
60 挿入孔
61 押しネジ(調節部)
62 溝
63 接触センサ(接触検知部)
64 報知部
65 周溝(配線用溝)
66 ケーブル
67 テーパ雌ネジ(調節部)
O 操作者

Claims (12)

  1. 患部の観察または処置を行うマニピュレータへの操作指令を入力する操作入力装置であって、
    操作者の手により把持される把持部と、
    2以上のリンク部材と、隣接する一対の前記リンク部材をその長手軸に交差する関節軸回りに揺動可能に連結する1以上の関節とを有し、該把持部を移動可能に支持するアーム部とを備え、
    各該関節は、前記一対のリンク部材の一方に固定され前記関節軸に沿って延びるシャフト部材と、前記一対のリンク部材の他方に固定され、前記シャフト部材の外周面に巻き付けられて、径方向内方に締め付ける弾性部材とを有し、トルクのかかる方向とは逆方向に摩擦トルクを発生させる摩擦発生部を備える操作入力装置。
  2. 前記他方のリンク部材に、前記シャフト部材の外周面に前記弾性部材を巻き付けたシャフトユニットをその長手軸方向に挿入させる挿入孔が設けられ、
    前記弾性部材が、前記シャフト部材の外周面に巻き付けられる略円筒状の締結部と、該締結部から径方向外方に延びる突出部とを備え、
    前記挿入孔に、前記シャフトユニットを挿入するときに前記突出部が前記長手軸方向に挿入されて周方向に係止する溝が設けられている請求項1に記載の操作入力装置。
  3. 前記弾性部材が、前記シャフト部材に加わるトルクの方向に応じて締め付け力を増減させる一対の締結部を備え、前記一対の締結部はその締め付け力が増す方向が互いに逆方向となるように配置されている請求項1に記載の操作入力装置。
  4. 患部の観察または処置を行うマニピュレータへの操作指令を入力する操作入力装置であって、
    操作者の手により把持される把持部と、
    2以上のリンク部材と、隣接する一対の前記リンク部材をその長手軸に交差する関節軸回りに揺動可能に連結する1以上の関節とを有し、該把持部を移動可能に支持するアーム部とを備え、
    前記関節は、
    隣接する2つの前記リンク部材にそれぞれ固定され相互に噛み合う2つの歯車と、
    これら2つの歯車の平行な2つの軸線の各々を中心として搖動可能となるように2つの前記リンク部材にそれぞれ取り付けられて、2つの前記リンク部材を連結する連結部材と、
    前記一対のリンク部材の一方に固定された前記歯車の軸線に沿って延び、前記連結部材および前記一方のリンク部材の一方に固定されたシャフト部材と、前記連結部材および前記一方のリンク部材の他方に固定され、前記シャフト部材の外周面に巻き付けられて、前記シャフト部材を径方向内方に締め付ける弾性部材とを有し、トルクのかかる方向とは逆方向に摩擦トルクを発生させる摩擦発生部と、
    を備える操作入力装置。
  5. 前記一方のリンク部材に、前記シャフト部材の外周面に前記弾性部材を巻き付けたシャフトユニットをその長手軸方向に挿入させる挿入孔が設けられ、
    前記弾性部材が、前記シャフト部材の外周面に巻き付けられる略円筒状の締結部と、該締結部から径方向外方に延びる突出部とを備え、
    前記挿入孔に、前記シャフトユニットを挿入するときに前記突出部が前記長手軸方向に挿入されて周方向に係止する溝が設けられている請求項4に記載の操作入力装置。
  6. 前記連結部材に、前記関節を超えて2つの前記リンク部材間で電気信号を伝達するケーブルを、前記歯車から離れたルートに沿って配線する配線用溝を備える請求項4または請求項5に記載の操作入力装置。
  7. 前記弾性部材が、前記シャフト部材に加わるトルクの方向に応じて締め付け力を増減させる一対の前記締結部を備え、前記一対の締結部はその締め付け力が増す方向が互いに逆方向となるように配置されている請求項5に記載の操作入力装置。
  8. 前記弾性部材による締め付け力を調節する調節部を備える請求項1に記載の操作入力装置。
  9. 前記アーム部が、3以上の前記リンク部材と、2以上の前記関節とを備え、
    前記弾性部材のバネ定数が、基端側の前記関節ほど大きく設定されている請求項1に記載の操作入力装置。
  10. 前記把持部が、操作者の手に接触しているか否かを検知する接触検知部を備え、
    各前記リンク部材の相対角度変位を検出するセンサと、
    該接触検知部により、操作者の手の接触が検知されていない状態で、前記センサにより検出される相対角度変位が所定の閾値以上に変化したときに、その旨を報知する報知部と、を備える請求項1に記載の操作入力装置。
  11. 患部の観察または処置を行うマニピュレータと、
    請求項1に記載の操作入力装置と、
    該操作入力装置により入力された操作指令に基づいて前記マニピュレータを制御する制御部とを備える医療用マニピュレータシステム。
  12. 前記マニピュレータが、前記操作入力装置と相似する関節構成となるように一以上の関節を備える請求項11に記載の医療用マニピュレータシステム。
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