JP6169264B2 - ブラシレス直流モータの動作時の線故障検出方法及び当該方法を実施するための装置 - Google Patents

ブラシレス直流モータの動作時の線故障検出方法及び当該方法を実施するための装置 Download PDF

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Description

本発明は、ブラシレス直流モータの動作時の線故障検出方法に関する。ここでこのブラシレス直流モータは、三相固定子巻線を有しており、パルス幅変調器によって制御される。さらに本発明は、この方法を実施するための装置に関する。
高性能ブラシレス直流モータの使用時には、モータの制御システムが、モータの線故障、例えば相巻線間の、または、モータ給電線内の接続切断を検出することが可能なことが極めて重要である。
従来技術から、例えば、スイッチオフ状態のモータでの線故障を検出する方法が既知である。ここでは、モータの1つの相接続が電流源と接続され、残りの相接続が、プルダウン抵抗と接続されて、全ての相接続において電圧が測定される。モータにエラーが無い状態では、全ての相接続において電圧は等しい。他方で、線故障によって電圧の変化が生起され、これによって線故障が検出される。しかしこの方法は、モータの動作中に実施不可能である。
択一的な方法では、線故障がモータの総電力消費を低減させるので、モータの測定された電力消費が予期されている電力消費よりも格段に低いことが検出される、という事実が利用される。しかし、このような方法は、幅広い負荷領域にわたって動作するモータには不適切である。なぜなら、低い負荷での動作時に、線故障が生じているかのように思われてしまうことがあるからである。さらに、この方法は、線故障を検出するために比較的長い検証時間を必要とするので、線故障に対して迅速な反応を必要とする、安全に関する用途には不向きである。
さらに、それぞれ2つのMOSFET(MOSFET=金属酸化物半導体電解効果トランジスタ)を有するハーフブリッジを用いたモータ位相の駆動制御時には、1つのハーフブリッジの2つのMOSFETが同時にオフされたときに、この2つのMOSFETのうちの1つのMOSFETのボディダイオードを通って流れるフリーホイール電流が原因で、モータ相電流がダイオード順方向電圧ぶんだけアースレベルから下回る、または、供給電圧がダイオード順方向電圧ぶんだけ上昇する、という事実が利用可能である。線故障は、フリーホイール電流が流れるのを阻止するので、基本的に、モータ相電圧がアースレベルを下回らず、かつ、供給電圧が上昇しないことによって検出可能である。しかし測定信号が小さいので、この方法は高い測定製造を必要とし、さらに、ダイオード順方向電圧の温度依存性によって、強く温度に依存してしまう。
本発明の課題は、ブラシレス直流モータの動作時に線故障を検出する、改善された方法を提供することである。さらに本発明の課題は、この方法を実施する装置を提供することである。
この課題は、本発明に従って、方法に関しては、請求項1の特徴部分に記載されている構成によって、装置に関しては、請求項8の特徴部分に記載されている構成によって解決される。
本発明の有利な構成は、従属請求項に記載されている。
三相固定子巻線を有し、PWM(パルス幅変調)によって制御されるブラシレス直流モータの動作時に線故障を検出する本発明の方法では、固定子巻線の少なくとも1つの固定子巻線相に対して、各PWMクロック周期の間、スイッチオフ電位からスイッチオン電位への、固定子巻線相に印加されている電気的な相電位の移行のスイッチオン遅延時間と、スイッチオン電位からスイッチオフ電位への相電位の移行のスイッチオフ遅延時間とが記録される。さらに、記録されたスイッチオン遅延時間からの、記録されたスイッチオフ遅延時間の偏差に対して偏差下方限界が規定され、記録されたスイッチオン遅延時間からの、記録されたスイッチオフ遅延時間の偏差がこの偏差下方限界を下回ると、線故障が推測される。
本発明は、ブラシレス直流モータの線故障の無い動作時には、スイッチオン遅延時間とスイッチオフ遅延時間(ここでは、1つのPWMクロック周期の間、固定子巻線に印加された電気的な相電位がそれぞれ、PWM信号の変化に、時間遅延を伴って反応する)とが大幅に相違し、固定子巻線相に関する線故障時には、スイッチオン遅延時間とスイッチオフ遅延時間とが完全に同一である、または、ほぼ同一である、という事実を利用する。これを以降で詳細に説明する。従って、スイッチオン遅延時間とスイッチオフ遅延時間の記録および評価は、次のことによって線故障の検出を可能にする。すなわち、スイッチオン遅延時間とスイッチオフ遅延時間とが実質的に相違していないことによってである。
この方法は一方で、線故障がモータの動作中に迅速かつ確実に検出される、という利点を有している。さらに、この方法は、幅広い負荷領域を有するモータにも使用可能であり、信号ノイズに相対的に依存しない。さらにこの方法は、ほぼ温度に依存しない線故障検出を可能にする。なぜならこれは、ダイオード順方向電圧の温度依存性にほぼ影響されないからである。さらに、この方法は、デジタル論理回路によって低コストで実装することが可能である。これを以降で説明する。
本発明の1つの形態では、各PWMクロック周期に対して、遅延差が、PWMクロック周期において記録されたスイッチオン遅延時間と、PWMクロック周期において記録されたスイッチオフ遅延時間との間の差の絶対値として求められる。
このような遅延差は、スイッチオフ遅延時間からのスイッチオン遅延時間の偏差に対する容易かつ効果的な尺度であり、従って、有利には、このような偏差を評価するのに適している。遅延差内に含まれている絶対値形成は、モータ制御部のスイッチング状態に応じて、線故障の無いモータ動作において、スイッチオン遅延時間がスイッチオフ遅延時間よりも短くなる、または、スイッチオフ遅延時間がスイッチオン遅延時間よりも短くなることを考慮する。これについては以降で、詳細に説明する。
この形態の発展形態では、差の閾値がこの遅延差に対して事前に設定され、遅延差がそれぞれ差の閾値以下であった、先行する、連続するPWMクロック周期の目下の閾値下回りカウント数が継続的に記録される。
このようにして求められた閾値下回りカウント数は、スイッチオン遅延時間からのスイッチオフ遅延時間の偏差の判断に対する、適切な、量的な尺度である。
遅延差が目下のPWMクロック周期において差の閾値以下である場合には、目下の閾値下回りカウント数は有利には1つ増分され、遅延差が目下のPWMクロック周期において差の閾値よりも大きい場合には、目下の閾値下回りカウント数はゼロにセットされる。
これは有利には、閾値下回りカウント数の特定の特に容易な実行を可能にする。これは例えば、カウントレジスタを用いて行われる。
本発明の上述した構成の発展形態では、閾値下回りカウント数に対するカウント数閾値が設定され、目下の閾値下回りカウント数がカウント数閾値と等しいことが偏差下方限界として規定されるので、目下の閾値下回りカウント数がカウント数閾値を上回ると、線故障が推測される。
このような判断基準は、特に有利に線故障の検出に適している。なぜなら、これは、線故障ではなく、電流変動または電圧変動または電動機反作用によって生じているスイッチオン遅延持続からのスイッチオフ遅延持続の僅かな偏差をフィルタリングして除外するからである。これは、僅かな偏差が緩慢にかつ体系的に生じたときにはじめて線故障が推測されることによって実現される。これによって有利には、線故障の検出時の誤り率が低減される。
本発明の他の形態では、固定子巻線相に対するスイッチオン遅延時間として、相電位のスイッチオン電位の設定を開始するための、属するPWM信号のスイッチオン切り替えから、このスイッチオン電位に実際に到達するまでの持続時間が記録される、および/または、これに相応して、スイッチオフ遅延時間として、相電位のスイッチオフ電位の設定を開始するためのPWM信号のスイッチオフ切り替えから、このスイッチオフ電位に実際に到達するまでの持続時間が記録される。
この形態は、有利には、スイッチオン遅延時間および/またはスイッチオフ遅延時間の規定および検出のためにPWM信号の可用性を利用する。
本発明の装置は、1つのPWMクロック周期の間の、固定子巻線相に対するスイッチオン遅延時間およびスイッチオフ遅延時間を記録する時間記録ユニットと、PWMクロック周期の間に記録されたスイッチオン遅延時間からの、このPWMクロック周期の間に記録されたスイッチオフ遅延時間の偏差を求めるコンパレータユニットと、このコンパレータユニットによって求められた偏差を評価する評価ユニットとを含んでいる。
この装置は、上述した利点を有する本発明の方法の実施を可能にする。
時間記録ユニットはここで、有利には、PWM信号と相電位とを受信するための入力側を有しており、時間サイクル式のカウンティングループを実行する。このカウンティングループによって、相電位のスイッチオン電位の設定を開始するためのPWM信号のスイッチオン切り替え後に、このスイッチオン電位に実際に達するまでの連続するタイムステップのスイッチオンカウント数が求められ、さらに、相電位のスイッチオフ電位の設定を開始するためのPWM信号のスイッチオフ切り替えの後、このスイッチオフ電位に実際に達するまでの連続するタイムステップのスイッチオフカウント数が求められる。
これによって、スイッチオン遅延時間とスイッチオフ遅延時間とが、有利には、カウンティングループを実現する簡易なデジタルの論理回路を用いて求められる。
コンパレータユニットは、さらに、有利には、遅延差を、PWMクロック周期内で記録されたスイッチオン遅延時間と、PWMクロック周期内で記録されたスイッチオフ遅延時間との間の差の絶対値として求める。
これによって有利には、記録されたスイッチオン遅延時間とスイッチオフ遅延時間との、上述した量的な評価が可能になる。
評価ユニットはここで、有利には、コンパレータユニットによって求められた遅延差を、事前に定められた差の閾値と比較し、遅延差が、目下のPWMクロック周期において差の閾値以下である場合に閾値下回りカウント数を1つ増分し、遅延差が目下のPWMクロック周期において、差の閾値を上回る場合に閾値下回りカウント数をゼロにセットする。
これによって有利には、線故障の検出のための上述した判断基準の実現が可能になる。この判断基準は、線故障が原因でない、スイッチオン遅延時間からの、スイッチオフ遅延時間の僅かな差をフィルタリングして除外する。
本発明の実施例を以下で、図面に基づいて詳細に説明する。
ブラシレス直流モータのためのモータ制御装置の概略図 ハーフブリッジの第1のスイッチング状態における、ブラシレス直流モータの相電位を制御するための電気的なハーフブリッジの電圧の時間経過の概略図 ハーフブリッジの第2のスイッチング状態における、ブラシレス直流モータの相電位を制御するための電気的なハーフブリッジの電圧の時間経過の概略図 線故障の場合の、ブラシレス直流モータの相電位を制御するための電気的なハーフブリッジの電圧の時間経過の概略図 ブラシレス直流モータの動作時の線故障検出のための方法のフローチャート ブラシレス直流モータの動作時の線故障検出のための装置のブロックダイヤグラム
全ての図面において、相応する部分には同じ参照符号が付与されている。
図1は、回転子と三相固定子巻線とを備えた、詳細に示されていないブラシレス直流モータ2を整流するためのモータ制御装置1を概略的に示している。
モータ制御装置1は、変換器3を含んでいる。この変換器3は、モータ2の固定子巻線の3つの固定子巻線相のそれぞれに対して、電気的なハーフブリッジ3.1、3.2、3.3を有している。各ハーフブリッジ3.1、3.2、3.3は、第1の電子スイッチH1、H2、H3と第2の電子スイッチL1、L2、L3とを有している。これらの間には、モータ2の各固定子巻線相が、ハーフブリッジ出力側SH1、SH2、SH3を介して接続されている。第1の電子スイッチH1、H2、H3は相互に並列に接続されており、変換器3の電圧供給部の正極と接続されている。第2の電子スイッチL1、L2、L3は同様に、相互に並列接続されており、電圧供給部の負極と接続されている。これらの電子スイッチH1、H2、H3、L1、L2、L3は、変換器3の図示の実施形態において、それぞれ、制御端子(ゲート)GH1、GH2、GH3、GL1、GL2、GL3とボディダイオードとを備えたMOSFET(金属酸化物半導体電解効果トランジスタ)として形成されている。
さらにモータ制御装置1は、PWM(パルス幅変調)によって電子スイッチH1、H2、H3、L1、L2、L3を制御する制御ユニット4を含んでいる。制御ユニット4は、モータ制御信号、特に、個々の固定子巻線相に対するPWM信号PWM1、PWM2、PWM3を受信する、および、図示されていないシステムマイクロコントローラのSPI通信信号9(SPI=シリアル・ペリフェラル・インタフェース)を受信する少なくとも1つのインタフェース7を有している。
図2は、モータ2の線故障の無い動作における、時間tに依存した電圧Uの経過を、複数のハーフブリッジ3.1、3.2、3.3のうちの1つに対して概略的に示している。図示されているのは、ハーフブリッジ3.1、3.2、3.3のむだ時間インターバルtdeadxの間(ここでは、ハーフブリッジ3.1、3.2、3.3の両方の電子スイッチH1、H2、H3、L1、L2、L3がスイッチオフされている)に、フリーホイール電流が、ハーフブリッジ3.1、3.2、3.3の第1の電子スイッチH1、H2、H3のボディダイオードを通って流れるスイッチング状態に対する経過である。
PWMxは、各固定子巻線相の制御のためのPWM信号PWM1、PWM2、PWM3を表している(xは、数字1、2、3を表している)。PWMxは、上方のPWMレベルと下方のPWMレベルとの間で切り替わり、第1のPWM時間間隔PWMx_HIGHの間は上方のPWMレベルをとり、第2のPWM時間間隔PWMx_LOWの間は下方のPWMレベルをとる。下方のPWMレベルから上方のPWMレベルへのスイッチオン切り替え11は、各ハーフブリッジSH1、SH2、SH3に印加されている、ひいては、各固定子巻線相(およびこれに属するモータ端子)に印加されている電気的な相電位SHxのスイッチオン電位Vbattの設定を開始する。上方のPWMレベルから下方のPWMレベルへのスイッチオフ切り替え13は、相電位SHxのスイッチオフ電位GNDの設定を開始する。ここでVbattはこの場合、供給電圧の電位であって、GNDは、電位ゼロレベルを規定するアース電位である。スイッチオンおよびスイッチオフ時には、相電位SHxは、むだ時間インターバルtdeadxの間、それぞれ短時間、スイッチオン電位Vbattを、第1の電子スイッチH1、H2、H3のボディダイオードのダイオード順方向電圧Vdぶんだけ上回る。これは、ボディダイオードを通って流れるフリーホイール電流によるものである。
GLxは、各ハーフブリッジ3.1、3.2、3.3の第2の電子スイッチL1、L2、L3の制御端子GL1、GL2、GL3に印加されている制御電位を示している。GHxは、ハーフブリッジ3.1、3.2、3.3の第1の電子スイッチH1、H2、H3、L1、L2、L3の制御端子GH1、GH2、GH3に印加されている制御電位を示している。GLxとGHxは、PWMxに依存して、上方の電位レベルと下方の電位レベルとの間で切り替わる。むだ時間インターバルtdeadxは、GLxとGHxとが同時に下方の電位レベルをとる時間インターバルである。
相電位SHxは、PWMxの変化に、時間的な遅延を伴って反応する。スイッチオン切り替え11と、スイッチオン切り替え11によって開始された、スイッチオン電位Vbattへの到達との間は、スイッチオン遅延時間td_ONxとなる。スイッチオフ切り替え13と、スイッチオフ切り替え13によって開始された、スイッチオフ電位GNDへの到達との間は、スイッチオフ遅延時間td_OFFxとなる。第1の電子スイッチH1、H2、H3のボディダイオードを通って流れるフリーホイール電流によって、スイッチオン遅延時間td_ONxは、スイッチオフ遅延時間td_OFFxを大幅に下回る。
図3は、図2と同様に、フリーホイール電流がむだ時間インターバルtdeadxの間、ハーフブリッジ3.1、3.2、3.3の第2の電子スイッチL1、L2、L3のボディダイオードを通って流れるスイッチング状態の間の、モータ2の線故障の無い動作におけるPWMx、GLx、GHxおよびSHxの時間的な経過を、複数のハーフブリッジ3.1、3.2、3.3のうちの1つに対して概略的に示している。
第2の電子スイッチL1、L2、L3のボディダイオードを通ってフリーホイール電流が流れることによって、SHxは、むだ時間インターバルtdeadxの間、短時間、スイッチオフ電位GNDを、ダイオード順方向電圧Vdぶん下回り、スイッチオフ遅延時間td_OFFxが、スイッチオン遅延時間td_ONxを大幅に下回る。
図4は、図2および3と同様に、相応するモーターリード線に関する線故障の場合の、モータ2の動作時のPWMx、GLx、GHxおよびSHxの時間経過をハーフブリッジ3.1、3.2、3.3のうちの1つに対して概略的に示している。この場合には、フリーホイール電流は流れず、この結果として、遅延時間td_OFFxはスイッチオン遅延時間td_ONxと完全に一致する、または、ほぼ一致する。
図5は、ブラシレス直流電流モータ2の動作時に線故障を検出するための方法のフローチャートを示している。この方法は、固定子巻線相に関連する線故障の場合に、遅延時間td_OFFxがスイッチオン遅延時間td_ONxとほぼ、または、完全に一致し、また、線故障が無い場合には、これが、スイッチオン遅延時間td_ONxと大幅に異なる、ということを利用する。これは図2〜4に基づいて説明された。
この方法では、タイムサイクルでステップS1〜S15が実行される。ここで、クロック周波数は、PWMのPWM周波数よりも格段に高いので、連続するステップS1〜S15の間のタイムステップは、PWMクロック周期よりも格段に小さい。
方法呼び出しS0の後、第1のステップS1において、PWMxのスイッチオン切り替え11が行われたか否かが検査される。スイッチオン切り替え11が行われていない場合には、第2のステップS2において、スイッチオフ切り替え13が行われたか否かが検査される。スイッチオフ切り替え13も行われていない場合には、第1のステップS1が繰り返される。
第1のステップS1において、スイッチオン切り替え11が検出されると、第3のステップS3において、スイッチオンカウント数ON_COUNTERxが、値ゼロで初期化される。次に第4のステップS4においては、相電位SHxが、スイッチオン電位Vbattに達したか否かが検査される。達していない場合には、第5のステップS5において、スイッチオンカウント数ON_COUNTERxが1つ増分され、その後、第4のステップS4が繰り返される。
従ってステップS4およびS5は、第4のステップS4において、相電位SHxがスイッチオン電位Vbattに達したことが検出されるまで繰り返される。相電位SHxがスイッチオン電位Vbattに達したことが検出されると、目下のスイッチオンカウント数ON_COUNTERxは、各PWMクロック周期におけるスイッチオン遅延時間td_ONxに対する直接的な尺度になる。これは、連続する2つのステップS1〜S15の間のタイムステップの単位で測定される。
第2のステップS2で、スイッチオフ切り替え13が行われたことが検出された場合には、これと同様に、方法が実施される。この場合には、第6のステップS6において、スイッチオフカウント数OFF_COUNTERxが値ゼロで初期化される。次に第7のステップS7では、相電位SHxがスイッチオフ電位GNDに達したか否かが検査される。相電位SHxがスイッチオフ電位GNDに達していない場合、第8のステップS8において、スイッチオフカウント数OFF_COUNTERxが1つ増分され、その後、第7のステップS7が繰り返される。従ってステップS7およびS8は、第7のステップS7において、相電位SHxがスイッチオフ電位GNDに達したことが検出されるまで繰り返される。相電位SHxがスイッチオフ電位GNDに達したことが検出されると、目下のスイッチオフカウント数OFF_COUNTERxは、各PWMクロック周期におけるスイッチオフ遅延時間td_OFFxに対する直接的な尺度になる。これは、連続する2つのステップS1〜S15の間のタイムステップの単位で測定される。
第9のステップS9では、スイッチオンカウント数ON_COUNTERxは、S4において検出された、スイッチオン電位Vbattへの到達後、スイッチオン遅延時間td_ONxとして格納され、スイッチオフカウント数OFF_COUNTERxはS7において検出された、スイッチオフ電位GNDへの到達後、スイッチオフ遅延時間td_OFFxとして格納される。さらに、遅延差Δtdxが、差td_ONx−td_OFFxの絶対値|td_ONx−td_OFFx|として形成される。
第10のステップS10では、遅延差Δtdxが、事前に定められた差の閾値OL_thresholdよりも大きいか否かが検査される。遅延差Δtdxが、事前に定められた差の閾値OL_thresholdよりも大きい場合、閾値下回りカウント数OL_COUNTERxが、第11のステップS11において、値ゼロにセットされる。遅延差Δtdxが、事前に定められた差の閾値OL_thresholdよりも大きくない場合、閾値下回りカウント数OL_COUNTERxが第12のステップS12において1だけ増分される(閾値下回りカウント数OL_COUNTERxは、方法呼び出しS0において、値0で初期化される)。
次に第13のステップS13では、閾値下回りカウント数OL_COUNTERxが、予め設定されたカウント数閾値OL_FILTERよりも大きいか否かが検査される。閾値下回りカウント数OL_COUNTERxが、予め設定されたカウント数閾値OL_FILTERよりも大きい場合、第14のステップS14において、線故障信号OL_ERRORxが、値1にセットされ、これによって、線故障が、各固定子巻線相に対してシグナリングされる。閾値下回りカウント数OL_COUNTERxが、予め設定されたカウント数閾値OL_FILTERよりも大きくない場合、第15のステップS15において、線故障信号OL_ERRORxが、値ゼロにセットされる。
図5に基づいて説明された方法は、モータ2の各固定子巻線相に対して、ないしは、変換器3の各ハーフブリッジ3.1、3.2、3.3に対して別個に実施される。
図6は、ブラシレス直流モータ2の動作時に線故障を検出する、図5に示された方法を実施するための装置15のブロックダイヤグラムを示している。
装置15は、PWMクロック周期の間の、固定子巻線相に対するスイッチオン遅延時間td_ONxとスイッチオフ遅延時間td_OFFxとを記録する時間記録ユニット17と、あるPWMクロック周期の間に記録されたスイッチオン遅延時間td_ONxからの、このPWMクロック周期の間に記録されたスイッチオフ遅延時間td_OFFxの偏差を求めるコンパレータユニット19と、コンパレータユニット19によって求められた偏差を評価する評価ユニット21とを含んでいる。
時間記録ユニット17は、PMWxを受信するための第1の入力側23と、レベル変換器27によって適切に整合された相電位SHxを受信するための第2の入力側25とを有している。時間記録ユニット17は、上述したステップS1〜S8を実施するように構成されており、相応に、PWMxおよびSHxに依存して、各PWMクロック周期の間、スイッチオン遅延時間td_ONxとスイッチオフ遅延時間td_OFFxとを記録し、コンパレータユニット19に、記録されたスイッチオン遅延時間td_ONxと、記録されたスイッチオフ遅延時間td_OFFxとを供給する。さらに、時間記録ユニット17は、評価ユニット21に、時間記録ユニット17による新たな測定信号の記録をシグナリングする通知信号new_counter_valuesを供給する。
コンパレータユニット19は、上述したステップS9を実行する。すなわち、遅延差Δtdxを、差td_ONx−td_OFFxの絶対値|td_ONx−td_OFFx|として求め、求められた遅延差Δtdxを評価ユニット21に供給する。
評価ユニット21は、上述したステップS10〜S15を実行する。すなわち、評価ユニット21は、コンパレータユニット19によって求められた遅延差Δtdxを、予め定められた、自身に供給された差の閾値OL_thresholdと比較し、遅延差Δtdxが差の閾値OL_threshold以下である場合に、閾値下回りカウント数OL_COUNTERxの値を1だけ増分する、ないしは、遅延差Δtdxが目下のPWMクロック周期において差の閾値OL_thresholdよりも大きい場合、閾値下回りカウント数OL_COUNTERxの値をゼロにセットする。さらに、評価ユニット21は、閾値下回りカウント数OL_COUNTERxが、予め定められたカウント数閾値OL_FILTERよりも大きいか否かを求め、これに相応して、線故障信号OL_ERRORxをセットし、これを出力する。
図6に示されている装置15は、モータ2の各固定子巻線相ないしは変換器3の各ハーフブリッジ3.1、3.2、3.3に対して別個に実装される。
1 モータ制御装置1、 2 ブラシレス直流モータ、 3 変換器、 3.1、3.2、3.3 ハーフブリッジ、 4 制御ユニット、 7 インタフェース、 9 SPI−通信信号、 11 スイッチオン切り替え、 13 スイッチオフ切り替え、 15 装置、 17 時間記録ユニット、 19 コンパレータユニット、 21 評価ユニット、 23 第1の入力側、 25 第2の入力側、 27 レベル変換器、 Δtdx 遅延差、 GH1、GH2、GH3、GL1、GL2、GL3 制御端子(ゲート)、 GHx、GLx 制御電位、 GND スイッチオフ電位、 H1、H2、H3 第1の電子スイッチ、 L1、L2、L3 第2の電子スイッチ、 new_counter_values 通知信号、 OFF_COUNTERx スイッチオフカウント数、 OL_COUNTERx 閾値下回りカウント数、 OL_ERRORx 線故障信号、 OL_FILTER カウント数閾値、 OL_threshold 差の閾値、 ON_COUNTERx スイッチオンカウント数、 PWM1、PWM2、PWM3、PWMx PWM信号、 PWMx_HIGH 第1のPWM時間インターバル、 PWMx_LOW 第2のPWM時間インターバル、 S0 方法呼び出し、 S1〜S5 ステップ、 SH1、SH2、SH3 ハーフブリッジ出力側、 SHx 相電位、 t 時間、 tdeadx むだ時間インターバル、 td_OFFx スイッチオフ遅延時間、 td_ONx スイッチオン遅延時間、 U 電圧、 Vbatt スイッチオン電位、 Vd ダイオード順方向電圧

Claims (11)

  1. ブラシレス直流モータ(2)の動作時に線故障を検出するための方法であって、
    前記ブラシレス直流モータ(2)は、三相固定子巻線を有しており、かつ、パルス幅変調によって制御され、
    ・前記固定子巻線の少なくとも1つの固定子巻線相に対して、各パルス幅変調クロック周期の間、スイッチオフ電位(GND)からスイッチオン電位(Vbatt)への、前記固定子巻線相に印加されている電気的な相電位(SHx)の移行のスイッチオン遅延時間(td_ONx)と、前記スイッチオン電位(Vbatt)から前記スイッチオフ電位(GND)への、前記相電位(SHx)の移行のスイッチオフ遅延時間(td_OFFx)とを記録し、
    ・記録されたスイッチオン遅延時間(td_ONx)からの、記録されたスイッチオフ遅延時間(td_OFFx)の偏差に対して、偏差下方限界を規定し、
    ・記録された前記スイッチオン遅延時間(td_ONx)からの、記録された前記スイッチオフ遅延時間(td_OFFx)の前記偏差が前記偏差下方限界を下回っている場合に、線故障を推測する、
    ことを特徴とする、ブラシレス直流モータ(2)の動作時の線故障を検出するための方法。
  2. 各パルス幅変調クロック周期に対して、当該パルス幅変調クロック周期において記録された前記スイッチオン遅延時間(td_ONx)と、当該パルス幅変調クロック周期において記録された前記スイッチオフ遅延時間(td_OFFx)との間の差の絶対値として遅延差(Δtdx)を求める、請求項1記載の方法。
  3. 前記遅延差(Δtdx)に対する差の閾値(OL_threshold)を予め設定し、前記遅延差(Δtdx)がそれぞれ前記差の閾値(OL_threshold)以下であった、先行する、連続したパルス幅変調クロック周期の目下の閾値下回りカウント数(OL_COUNTERx)を継続的に記録する、請求項2記載の方法。
  4. 前記遅延差(Δtdx)が目下のパルス幅変調クロック周期において、前記差の閾値(OL_threshold)以下である場合には、前記目下の閾値下回りカウント数(OL_COUNTERx)を1だけ増分し、
    前記遅延差(Δtdx)が目下のパルス幅変調クロック周期において、前記差の閾値(OL_threshold)よりも大きい場合には、前記目下の閾値下回りカウント数(OL_COUNTERx)をゼロにセットする、請求項3記載の方法。
  5. 前記閾値下回りカウント数(OL_COUNTERx)に対してカウント数閾値(OL_FILTER)を予め設定し、かつ、前記目下の閾値下回りカウント数(OL_COUNTERx)が前記カウント数閾値(OL_FILTER)と等しいことを偏差下方限界として規定し、
    前記目下の閾値下回りカウント数(OL_COUNTERx)が前記カウント数閾値(OL_FILTER)を上回ると、線故障を推測する、請求項3または4記載の方法。
  6. 前記相電位(SHx)の前記スイッチオン電位(Vbatt)の設定を開始するための、各固定子巻線相の制御のためのパルス幅変調信号(PWM1、PWM2、PWM3、PWMx)のスイッチオン切り替え(11)から、当該スイッチオン電位(Vbatt)に実際に到達するまでの時間を、固定子巻線相に対するスイッチオン遅延時間(td_ONx)として記録する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記相電位(SHx)の前記スイッチオフ電位(GND)の設定を開始するための、各固定子巻線相の制御のためのパルス幅変調信号(PWM1、PWM2、PWM3、PWMx)のスイッチオフ切り替え(13)から、当該スイッチオフ電位(GND)に実際に到達するまでの時間を、スイッチオフ遅延時間(td_OFFx)として記録する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項記載の方法を実施するための装置(15)であって、
    ・パルス幅変調クロック周期の間、固定子巻線相に対する前記スイッチオン遅延時間(td_ONx)とスイッチオフ遅延時間(td_OFFx)とを記録する時間記録ユニット(17)と、
    ・パルス幅変調クロック周期の間に記録された前記スイッチオン遅延時間(td_ONx)からの、当該パルス幅変調クロック周期の間に記録された前記スイッチオフ遅延時間(td_OFFx)の偏差を求めるコンパレータユニット(19)と、
    ・コンパレータユニット(19)によって求められた前記偏差を評価する評価ユニット(21)とを含んでいる、
    ことを特徴とする装置(15)。
  9. 前記時間記録ユニット(17)は、パルス幅変調信号(PWM1、PWM2、PWM3、PWMx)および相電位(SHx)を受信するための入力側(23、25)を有しており、かつ、タイムサイクルで行われるカウンティングループを実行し、当該カウンティングループによって、前記相電位(SHx)のスイッチオン電位(Vbatt)の設定を開始するための、前記パルス幅変調信号(PWM1、PWM2、PWM3、PWMx)のスイッチオン切り替え(11)後、当該スイッチオン電位(Vbatt)に実際に達するまでの、連続するタイムステップのスイッチオンカウント数(ON_COUNTERx)が求められ、前記相電位(SHx)のスイッチオフ電位(GND)の設定を開始するための前記パルス幅変調信号(PWM1、PWM2、PWM3、PWMx)のスイッチオフ切り替え(13)後、当該スイッチオフ電位(GND)に実際に達するまでの、連続するタイムステップのスイッチオフカウント数(OFF_COUNTERx)が求められる、請求項8記載の装置(15)。
  10. 前記コンパレータユニット(19)は、前記パルス幅変調クロック周期において記録された前記スイッチオン遅延時間(td_ONx)と、前記パルス幅変調クロック周期において記録された前記スイッチオフ遅延時間(td_OFFx)との間の差の絶対値として遅延差(Δtdx求める、請求項8または9記載の装置(15)。
  11. 前記評価ユニット(21)は、
    前記コンパレータユニット(19)によって求められた前記遅延差(Δtdx)を予め設定された差の閾値(OL_threshold)と比較し、
    前記遅延差(Δtdx)が目下のパルス幅変調クロック周期において、前記差の閾値(OL_threshold)以下である場合には、閾値下回りカウント数(OL_COUNTERx)を1だけ増分し、
    前記遅延差(Δtdx)が目下のパルス幅変調クロック周期において、前記差の閾値(OL_threshold)よりも大きい場合には、前記閾値下回りカウント数(OL_COUNTERx)をゼロにセットする、請求項10記載の装置(15)。
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