JP6166970B2 - オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ - Google Patents

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Description

本発明は、溢水、汚水回収、建設現場での泥水回収、又は糞尿収集に用いられるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ、又はオイル循環式真空ポンプシステムに関する。
従来より、例えば特許文献1に示されているように、真空ポンプから吐出されるオイルをオイルセパレータでエアーから分離して真空ポンプに供給することがなされている。
特許文献1では、オイルセパレータの具体的な構成は開示されていないが、一般的には、バッフルプレートを設けたオイルセパレータや、サイクロン式のオイルセパレータ、又はフィルタ式のオイルセパレータが知られている。
実用新案登録第3077822号公報
例えば、溢水、汚水回収、建設現場での泥水回収、又は糞尿収集に用いられる吸引車に積載するオイル循環式真空ポンプは、吐出されるオイル量が多いため、サイクロン式のオイルセパレータが用いられている。
しかし、サイクロン式のオイルセパレータでは、オイルミストが白煙として視認できることもあって白煙の放出防止の改善が求められている。
本発明は、オイルの分離効果が高く、オイルミストによる白煙の放出を防止できるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータを提供することを目的とする。
また本発明は、オイルミストによる白煙の放出を防止できるとともに、真空ポンプから吐出されたオイルのほとんどを真空ポンプに循環することができ、オイルを補給することなく、長時間の運転を実現することができるオイル循環式真空ポンプシステムを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータは、真空ポンプから吐出されるオイルをエアーから分離して前記真空ポンプに供給するオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータであって、オイル溜まり部より上方にオイル分離部を設け、前記オイル分離部を、前記エアーを旋回させて前記エアーから前記オイルを分離するサイクロン分離部と、フィルタによって前記エアーから前記オイルを分離するフィルタ分離部とによって構成し、外筒と内筒との間で前記サイクロン分離部を形成し、前記内筒の内部に前記フィルタ分離部を形成し、前記真空ポンプからの前記エアーを導入する導入口と、前記オイルを分離した前記エアーを導出する導出口とを前記外筒の上部に配置し、前記導入口を前記外筒と前記内筒との間に開口させ、前記導出口を前記内筒の内部に開口させ、前記サイクロン分離部と前記フィルタ分離部とを前記内筒の下部に形成した第1連通路で連通させ、前記フィルタを筒状に配置し、前記サイクロン分離部を通過した前記エアーは、筒状に配置した前記フィルタの内部に導かれた後に、前記フィルタを通過し、前記フィルタと前記内筒との間を上昇して前記導出口に導かれることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータにおいて、前記フィルタ分離部を前記サイクロン分離部よりも下流に配置したことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータにおいて、前記オイル溜まり部に第1オイル排出口を設け、前記フィルタより下流に第2オイル排出口を設けたことを特徴とする
求項記載の本発明は、請求項に記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータにおいて、前記内筒の下部で前記第1連通路の外周部に低圧側オイル溜まり部を形成し、前記低圧側オイル溜まり部に前記第2オイル排出口を設けたことを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項に記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータにおいて、前記フィルタに過度の圧力が加わった場合には、前記フィルタを移動させることで、前記フィルタを通過することなく、前記フィルタと前記内筒との間に前記エアーを導くことを特徴とする。
請求項記載の本発明のオイル循環式真空ポンプシステムは、請求項1から請求項のいずれかに記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータを、前記真空ポンプの吐出配管に配置し、前記オイル溜まり部に溜まった前記オイルを前記真空ポンプに供給することを特徴とする
発明のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータによれば、サイクロン分離部とフィルタ分離部とによってエアーからオイルを分離するため、オイルの分離効果が高く、オイルミストによる白煙の放出を防止できる。
また本発明のオイル循環式真空ポンプシステムによれば、サイクロン分離部とフィルタ分離部とによってエアーからオイルを分離するため、オイルミストによる白煙の放出を防止できるとともに、真空ポンプから吐出されたオイルのほとんどを真空ポンプに循環することができるので、オイルを補給することなく、長時間の運転を実現することができる。
本発明の一実施例によるオイル循環式真空ポンプシステムの構成図 本実施例に用いるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータの上面断面図及び側面断面図
本発明の第1の実施の形態によるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータは、オイル溜まり部より上方にオイル分離部を設け、オイル分離部を、エアーを旋回させてエアーからオイルを分離するサイクロン分離部と、フィルタによってエアーからオイルを分離するフィルタ分離部とによって構成し、外筒と内筒との間でサイクロン分離部を形成し、内筒の内部にフィルタ分離部を形成し、真空ポンプからのエアーを導入する導入口と、オイルを分離したエアーを導出する導出口とを外筒の上部に配置し、導入口を外筒と内筒との間に開口させ、導出口を内筒の内部に開口させ、サイクロン分離部とフィルタ分離部とを内筒の下部に形成した第1連通路で連通させ、フィルタを筒状に配置し、サイクロン分離部を通過したエアーは、筒状に配置したフィルタの内部に導かれた後に、フィルタを通過し、フィルタと内筒との間を上昇して導出口に導かれるものである。本実施の形態によれば、サイクロン分離部とフィルタ分離部とによってエアーからオイルを分離するため、オイルの分離効果が高く、オイルミストによる白煙の放出を防止できる。また、導入口から導入されたエアーは、サイクロン分離部では、旋回しながら下方への流れとなるため、オイル分離機能を高めることができ、第1連通路ではエアーの流れの向きが変わるため、オイルを分離しやすい。また、フィルタで分離されたオイルは重力によって下方に向かうため、オイルミストが極めて少ないエアーを導出口に導くことができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態によるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータにおいて、フィルタ分離部をサイクロン分離部よりも下流に配置したものである。本実施の形態によれば、サイクロン分離部でオイルを分離した後のエアーをフィルタに導くため、フィルタでのオイル分離負担を軽減でき、ミスト化したオイルを確実にフィルタで分離できるため、オイルミストによる白煙の放出を、より確実に防止できる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態によるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータにおいて、オイル溜まり部に第1オイル排出口を設け、フィルタより下流に第2オイル排出口を設けたものである。本実施の形態によれば、フィルタより下流ではオイル溜まり部より低圧であるため、フィルタで分離したオイルをオイル溜まり部ではなく、第2オイル排出口から排出することで、確実にオイルを排出できる。
本発明の第の実施の形態は、第の実施の形態によるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータであって、内筒の下部で第1連通路の外周部に低圧側オイル溜まり部を形成し、低圧側オイル溜まり部に第2オイル排出口を設けたものである。本実施の形態によれば、フィルタで分離したオイルを第2オイル排出口から確実に排出することができる。
本発明の第の実施の形態は、第の実施の形態によるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータであって、フィルタに過度の圧力が加わった場合には、フィルタを移動させることで、フィルタを通過することなく、フィルタと内筒との間にエアーを導くものである。本実施の形態によれば、フィルタが目詰まりした際にも、運転を安全に継続することができる。
本発明の第の実施の形態によるオイル循環式真空ポンプシステムは、本発明の第1から第のいずれかの実施の形態によるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータを、真空ポンプの吐出配管に配置し、オイル溜まり部に溜まったオイルを真空ポンプに供給するものである。本実施の形態によれば、真空ポンプから吐出されたオイルのほとんどを真空ポンプに供給することができるので、オイルを補給することなく、長時間の運転を実現することができる
下本発明の一実施例によるオイル循環式真空ポンプシステムについて説明する。
図1は本実施例によるオイル循環式真空ポンプシステムの構成図である。
本実施例によるオイル循環式真空ポンプシステムは、液体を貯留するタンク10と、オイルで潤滑及びシールされる真空ポンプ20と、真空ポンプ20から吐出されるオイルをエアーから分離するオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30と、四方切換バルブ40とを備えている。
タンク側配管51は、一端がタンク10の上部に接続され、他端が四方切換バルブ40に接続されている。
大気側配管52は、一端が大気に開放され、他端が四方切換バルブ40に接続されている。
吸入側配管53は、一端が真空ポンプ20に接続され、他端が四方切換バルブ40に接続されている。
吐出側配管54は、一端が真空ポンプ20に接続され、他端がオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30に接続されている。
エアー配管55は、一端がオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30に接続され、他端が四方切換バルブ40に接続されている。
タンク10の上部には、マンホール11が設けられ、タンク側配管51の一端はマンホール11に接続されている。マンホール11には気圧安全弁12を設けている。タンク10の下部には、吸排口13を設けている。吸排口13にはコック14を設けている。
大気側配管52の一端には、脱臭器61を設けている。吸入側配管53には、水分を除去するドレンセパレータ62を設けている。吐出側配管54には、オイルをエアーから分離するサブセパレータ63を設けている。
オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30には、オイル溜まり部31と低圧側オイル溜まり部32とを備えている。
オイル溜まり部31は、オイル供給管71で真空ポンプ20と接続されている。また、低圧側オイル溜まり部32は、第1オイル戻し管72で吸入側配管53と接続されている。オイル供給管71には、オイルクリーナ73を設けている。
四方切換バルブ40は、吸排切換レバー41によって切り換えられる。
本実施例によるオイル循環式真空ポンプシステムの動作について以下に説明する。
まず、タンク10への液体の吸入動作を説明する。
四方切換バルブ40によって、エアー配管55を大気側配管52に接続し、吸入側配管53をタンク側配管51に接続する。
真空ポンプ20の運転によって、タンク10内のエアーは、タンク側配管51から吸入側配管53を通って真空ポンプ20に吸引される。
コック14を開放することで、吸排口13から液体をタンク10内に吸引することができる。
真空ポンプ20に吸引されたエアーは、真空ポンプ20内のオイルとともに、吐出側配管54に吐出される。
吐出側配管54に吐出されたエアーとオイルは、サブセパレータ63に導かれ、ここで一部のオイルはエアーから分離される。サブセパレータ63で分離されたオイルは、第2オイル戻り管74によってオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30に設けたオイル導入口63aからオイル溜まり部31に導かれ、オイル供給管71によって真空ポンプ20に供給される。
サブセパレータ63を通過したエアーとオイルとは、オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30に導かれる。オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30のサイクロン分離部33aで分離されてオイル溜まり部31に溜まったオイルは、オイル供給管71によって真空ポンプ20に供給される。なお、オイル供給管71を通過するオイルは、オイルクリーナ73によって不純物が除去される。また、オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30のフィルタ分離部33bで分離されて低圧側オイル溜まり部32に溜まったオイルは、第1オイル戻し管72によって吸入側配管53に導かれ、真空ポンプ20に戻される。
オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30でオイルが分離されたエアーは、エアー配管55及び大気側配管52を通り、脱臭器61で脱臭された後に大気に放出される。
大気に放出されるエアーは、サブセパレータ63及びオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30でほとんどのオイルが分離しているため、オイルミストが大気に放出されることがない。
次に、タンク10からの液体の排出動作を説明する。
四方切換バルブ40によって、エアー配管55をタンク側配管51に接続し、吸入側配管53を大気側配管52に接続する。
真空ポンプ20の運転によって、大気から吸引したエアーは、大気側配管52から吸入側配管53を通って真空ポンプ20に吸引される。
真空ポンプ20に吸引されたエアーは、真空ポンプ20内のオイルとともに、吐出側配管54に吐出される。
吐出側配管54に吐出されたエアーとオイルは、サブセパレータ63に導かれ、ここで一部のオイルはエアーから分離される。サブセパレータ63で分離されたオイルは、第2オイル戻り管74によってオイル溜まり部31に導かれ、オイル供給管71によって真空ポンプ20に供給される。
サブセパレータ63を通過したエアーとオイルとは、オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30に導かれる。オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30のサイクロン分離部33aで分離されてオイル溜まり部31に溜まったオイルは、オイル供給管71によって真空ポンプ20に供給される。なお、オイル供給管71を通過するオイルは、オイルクリーナ73によって不純物が除去される。また、オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30のフィルタ分離部33bで分離されて低圧側オイル溜まり部32に溜まったオイルは、第1オイル戻し管72によって吸入側配管53に導かれ、真空ポンプ20に戻される。
オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30でオイルが分離されたエアーは、エアー配管55及びタンク側配管51を通り、タンク10内に導入される。
タンク10に導入されるエアーは、サブセパレータ63及びオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30でほとんどのオイルが分離しているため、タンク10内の液体にオイルが混入することがない。
コック14を開放することで、吸排口13から液体をタンク10外に排出することができる。
以下に本実施例に用いるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30について説明する。
図2(a)は本実施例によるオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータの上面断面図、図2(b)は同オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータの側面断面図、図2(c)は、同オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ内が過度の加圧状態になった場合の側面断面図である。
オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30は、オイル溜まり部31より上方にオイル分離部33を設けている。
オイル分離部33は、エアーを旋回させてエアーからオイルを分離するサイクロン分離部33aと、フィルタ34によってエアーからオイルを分離するフィルタ分離部33bとによって構成している。サイクロン分離部33aとフィルタ分離部33bとによってエアーからオイルを分離するため、オイルの分離効果が高い。
フィルタ分離部33bはサイクロン分離部33aよりも下流に配置している。本実施例によれば、サイクロン分離部33aでオイルを分離した後のエアーをフィルタ34に導くため、フィルタ34でのオイル分離負担を軽減でき、ミスト化したオイルを確実にフィルタ34で分離できる。
サイクロン分離部33aは、外筒35と内筒36との間に形成している。フィルタ分離部33bは、内筒36の内部に形成している。
サイクロン分離部33aとオイル溜まり部31とは、第1連通路37の下部に形成した
第2連通路39で連通している。
外筒35の上部には、真空ポンプ20からのエアーを導入する導入口54aと、オイルを分離したエアーを導出する導出口55aとを配置している。
導入口54aは、外筒35と内筒36との間に開口し、導出口55aは内筒36の内部に開口している。
サイクロン分離部33aとフィルタ分離部33bとは、内筒36の下部に形成した第1連通路37で連通している。
本実施例によれば、導入口54aから導入されたエアーは、サイクロン分離部33aでは、旋回しながら下方への流れとなるため、オイル分離機能を高めることができ、第1連通路37ではエアーの流れの向きが変わるため、オイルを分離しやすい。
フィルタ34は、内筒36内に筒状に配置している。サイクロン分離部33aを通過したエアーは、筒状に配置したフィルタ34の内部に導かれた後に、フィルタ34を通過し、フィルタ34と内筒36との間を上昇して導出口55aに導かれる。フィルタ34で分離されたオイルは、重力によって下方に向かうため、オイルミストが極めて少ないエアーを導出口55aに導くことができる。
低圧側オイル溜まり部32は、内筒36の下部で第1連通路37の外周部に形成している。
オイル溜まり部31には、第1オイル排出口31aを設け、低圧側オイル溜まり部32には第2オイル排出口32aを設けている。低圧側オイル溜まり部32及び第2オイル排出口32aは、フィルタ34より下流に設けているので、オイル溜まり部31及び第1オイル排出口31aよりも低圧となっている。従って、低圧側オイル溜まり部32のオイルをオイル溜まり部31には導くことができないため、フィルタ34で分離したオイルは第2オイル排出口32aから排出する。
吐出側配管54からのエアーは、サイクロン分離部33aとフィルタ分離部33bとを通過してエアー配管55に吐出される。
オイル溜まり部31に溜められたオイルは、オイル供給管71から真空ポンプ20に供給される。低圧側オイル溜まり部32に溜められたオイルは、第1オイル戻し管72から吸入側配管53に戻される。
このように、サイクロン分離部33aとフィルタ分離部33bとによってエアーからオイルを分離するため、オイルミストによる白煙の放出を防止できるとともに、真空ポンプ20から吐出されたオイルのほとんどを真空ポンプ20に循環することができるので、オイルを補給することなく、長時間の運転を実現することができる。また、フィルタ34で分離したオイルは、第1オイル戻し管72から確実に真空ポンプ20に戻すことができる。
フィルタ34が目詰まりした際には、図2(c)に示すようにフィルタ34を移動させることで、フィルタ34を通過することなく、フィルタ34と内筒36との間にエアーを導くことで、フィルタ34が目詰まりした際にも、運転を安全に継続することができる。
そのために、フィルタ34は、例えばバネのような押圧部材38によって一方向に付勢されており、フィルタ34内の圧力が所定圧を超えると、押圧部材38に対向する圧力が加わることでフィルタ34が移動するように構成されている。そして、フィルタ34の移動によって、エアーは、フィルタ34を通過することなく、フィルタ34と内筒36との間に導かれる。
なお、本実施例では、フィルタ34を移動させる構成を示したが、フィルタ34を移動させる代わりに、オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30内が過度の加圧状態にならないように、オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30の導入口54a又は吐出側配管54に圧力計を設け、フィルタ34の交換時期を知らせるためにブザーやランプによる警報を行ってもよい。また、オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30の導入口54a又は吐出側配管54に圧力センサーを設け、所定圧以上を検知した場合に、ブザーやランプによる警報、又は真空ポンプ20の停止を行ってもよい。
以上のように、本実施例によるオイル循環式真空ポンプシステムは、オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ30を、真空ポンプ20の吐出配管54に配置し、オイル溜まり部31に溜まったオイルを真空ポンプ20に供給することで、オイルを補給することなく、長時間の運転を実現することができる。
本発明は、例えば、溢水、汚水回収、建設現場での泥水回収、又は糞尿収集に用いられる吸引車に積載するオイル循環式真空ポンプシステム、又はオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータとして適している。
10 タンク
20 真空ポンプ
30 オイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ
31 オイル溜まり部
31a 第1オイル排出口
32a 第2オイル排出口
32 低圧側オイル溜まり部
33 オイル分離部
33a サイクロン分離部
33b フィルタ分離部
34 フィルタ
35 外筒
36 内筒
37 第1連通路
38 押圧部材
40 四方切換バルブ
41 吸排切換レバー
51 タンク側配管
52 大気側配管
53 吸入側配管
54 吐出側配管
54a 導入口
55 エアー配管
55a 導出口
61 脱臭器
63 サブセパレータ
63a オイル導入口
71 オイル供給管
72 第1オイル戻し管
73 オイルクリーナ
74 第2オイル戻し管

Claims (6)

  1. 真空ポンプから吐出されるオイルをエアーから分離して前記真空ポンプに供給するオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータであって、
    オイル溜まり部より上方にオイル分離部を設け、
    前記オイル分離部を、
    前記エアーを旋回させて前記エアーから前記オイルを分離するサイクロン分離部と、
    フィルタによって前記エアーから前記オイルを分離するフィルタ分離部と
    によって構成し
    外筒と内筒との間で前記サイクロン分離部を形成し、前記内筒の内部に前記フィルタ分離部を形成し、前記真空ポンプからの前記エアーを導入する導入口と、前記オイルを分離した前記エアーを導出する導出口とを前記外筒の上部に配置し、前記導入口を前記外筒と前記内筒との間に開口させ、前記導出口を前記内筒の内部に開口させ、前記サイクロン分離部と前記フィルタ分離部とを前記内筒の下部に形成した第1連通路で連通させ、
    前記フィルタを筒状に配置し、前記サイクロン分離部を通過した前記エアーは、筒状に配置した前記フィルタの内部に導かれた後に、前記フィルタを通過し、前記フィルタと前記内筒との間を上昇して前記導出口に導かれることを特徴とするオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ。
  2. 前記フィルタ分離部を前記サイクロン分離部よりも下流に配置したことを特徴とする請求項1に記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ。
  3. 前記オイル溜まり部に第1オイル排出口を設け、前記フィルタより下流に第2オイル排出口を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ。
  4. 前記内筒の下部で前記第1連通路の外周部に低圧側オイル溜まり部を形成し、前記低圧側オイル溜まり部に前記第2オイル排出口を設けたことを特徴とする請求項に記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ。
  5. 前記フィルタに過度の圧力が加わった場合には、前記フィルタを移動させることで、前記フィルタを通過することなく、前記フィルタと前記内筒との間に前記エアーを導くことを特徴とする請求項に記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータ。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載のオイル循環式真空ポンプ用オイルセパレータを、前記真空ポンプの吐出配管に配置し、前記オイル溜まり部に溜まった前記オイルを前記真空ポンプに供給することを特徴とするオイル循環式真空ポンプシステム。
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