JP6166759B2 - 寝具用形状測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者の身体の形状を測定する寝具用形状測定装置に関する。
特開2001−299545号公報には、枕の購入者に最適な枕を提供できるようにアドバイザーが購入者にアドバイスを行う枕の選択アドバイスシステムが記載されている。この選択アドバイスシステムでは、アドバイザーが購入者の頭部を触って後頭部の形状を確認すると共に、購入者の頸部の深さを測定器で測定する。この測定器は、購入者の後頭部及び頸部に当てられる複数の棒状体を備えており、これらの棒状体は、その長手方向に移動可能となっている。アドバイザーは、複数の棒状体の一端を後頭部及び頸部に当てて、各棒状体の変位を目視で確認することによって後頭部及び頸部の形状を測定する。そして、アドバイザーは、測定した後頭部及び頸部の形状を基に枕を選択して購入者に提供する。
特開2001−299545号公報
前述した寝具の選択では、複数の棒状体の変位を目で見て被検者の後頭部及び頸部の形状を測定し、この結果に基づいてアドバイザーが寝具を選択している。このように棒状体を目で見ることによって被検者の身体形状を測定しているので測定精度の点で改善の余地がある。また、棒状体を見たアドバイザーが測定結果から熟考して寝具を選択するので、寝具を効率よく選択することができないという問題がある。
本発明は、身体の形状の測定精度を高めると共に寝具を効率よく選択することができる寝具用形状測定装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る寝具用形状測定装置は、被検者の身体に当てられる一端と該一端から長手方向に離れた他端とを有し、長手方向に交差する交差方向に並設してなる複数の棒状体と、複数の棒状体の各々を長手方向に移動可能に支持する支持部と、複数の棒状体の各々に対応して設けられ、対応する棒状体の長手方向における位置を検出する複数のセンサと、各棒状体の長手方向の他端側において、複数のセンサが固定されたベースと、複数のセンサによって検出された棒状体の位置から、身体の形状データを取得するデータ取得部と、を備える。
この寝具用形状測定装置では、複数の棒状体のそれぞれに対応して設けられて各棒状体の長手方向における位置を検出する複数のセンサと、複数のセンサによって得られた複数の棒状体の位置から身体の形状データを取得するデータ取得部とを備えている。このように複数のセンサが検出した棒状体の位置から身体の情報を形状データとして取得することによって、各棒状体の位置から形状データを自動的に取得することができる。従って、目視で棒状体の位置を確認した場合と比較して、身体の形状の測定精度を高めることができる。また、棒状体の一端を被検者の身体に当てることによって自動的に身体の形状を取得することができるので、被検者に適した寝具の選択を効率よく行うことができる。
また、センサは、赤外線を棒状体の他端に出力すると共に他端で反射される赤外線を受光して他端と交差方向に延在する基準面との距離を検出することによって、棒状体の長手方向における位置を検出し、棒状体の他端には、赤外線を反射させる拡張部が形成されていてもよい。このように棒状体と基準面との距離を赤外線で検出することにより、赤外線以外の手段を用いた場合と比較してセンサにかかるコストの上昇を抑えることができる。また、棒状体の他端に拡張部が設けられることによって赤外線の反射面積を大きくすることができるので、赤外線をより確実にセンサに反射させることができる。従って、身体の形状測定の品質を一層高めることができる。
また、複数の棒状体の長手方向への移動を規制するブレーキを備え、ブレーキは、複数の棒状体が挿通される複数の挿通孔を有するブレーキ板と、ブレーキ板を交差方向に引っ張るワイヤと、ワイヤを介してブレーキ板の移動を操作する操作部と、を有し、操作部は、寝具用形状測定装置を把持するハンドルを兼ねていてもよい。この場合、操作部を操作することによって、身体の形状の測定後に棒状体の位置を固定させることができる。従って、身体の形状の測定後に意図せず棒状体が移動してしまう事態を回避することができるので、一層高精度な身体形状の測定が可能となる。
本発明によれば、身体の形状の測定精度を高めると共に寝具を効率よく選択することができる。
実施形態に係る寝具用形状測定装置を示す平面図である。 図1の寝具用形状測定装置を示すシステム構成図である。 図1の寝具用形状測定装置においてセンサが基準面と棒状体との距離を検出する状態を示す図である。 (a)は、図1の寝具用形状測定装置の複数の棒状体を被検者の身体に当てている状態を示す図である。(b)は、被検者の身体の形状データを表示した状態の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る寝具用形状測定装置の実施形態について説明する。以下の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態の寝具用形状測定装置1は、枕の購入者等に適正な枕を選択できるデジタル計測器であり、枕の販売員又は枕を選択するアドバイザー等の使用者が最適な枕を選択可能とする装置である。寝具用形状測定装置1は、枕の購入者である被検者M(図4参照)の後頭部P1及び頸部P2(身体)の形状を形状データとして取得する。ここで、枕を選択するときに被検者Mの後頭部P1及び頸部P2の形状データを取得することは重要であるが、特に、後頭部P1の最も突出した部分の突出高さと、頸部P2の最も窪んだ部分の窪み深さを取得することが重要である。寝具用形状測定装置1は、取得した被検者Mの身体の形状データを基に、被検者Mに適した枕を自動的に選択して表示する機能を有する。
図1に示されるように、寝具用形状測定装置1は、被検者Mの後頭部P1及び頸部P2に当てられる複数の棒状体2と、各棒状体2の長手方向の一方側に配置された複数のセンサ3と、複数のセンサ3が固定されたベース部4と、複数の棒状体2が挿通された第1支持部5(支持部)、ブレーキ板6及び第2支持部7(支持部)とを備えている。第1支持部5及び第2支持部7は、複数の棒状体2の各々を長手方向に移動可能に支持している。
第1支持部5、ブレーキ板6及び第2支持部7は、この順でベース部4から近い順に配置されている。換言すれば、第2支持部7はセンサ3から見て最も遠い位置に配置されており、第1支持部5はセンサ3から見て最も近い位置に配置されており、ブレーキ板6は第1支持部5と第2支持部7の間に配置されている。ベース部4、第1支持部5、ブレーキ板6及び第2支持部7は、棒状体2の並設方向(図1の上下方向)における棒状体2の両側(上下側)に位置する2本の連結部材8によって互いに連結されている。
連結部材8は、棒状体2の長手方向に延びる棒状のボルト8aと、第2支持部7の外側に位置する袋ナット8bとを備えており、ボルト8aは筒状の保護部材に覆われている。また、第1支持部5及び第2支持部7は、棒状体2の並設方向における棒状体2の一方側(上側)で連結部材9を介して互いに連結されている。以下では、便宜上、棒状体2から見て連結部材9が設けられる方向を上方向、その反対方向を下方向として「上」及び「下」と方向を定めて説明を行う。なお、これらの方向は単に説明の便宜上のものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
棒状体2は、例えば丸棒状となっており15本並んで配置されている。15本の棒状体2の長さは、例えば互いに同一となっている。棒状体2の一端2aは、被検者Mの身体に当てられる部位であり、例えば長円状に拡張している。棒状体2の他端2bには拡張部2cが形成されている。拡張部2cは、例えば、フランジ状に拡径した拡径部であり、拡張部2cの直径は、一般部2d(拡張部2cが設けられていない部分)の直径よりも5mm程度大きくなっている。拡張部2cのセンサ3側の面は平坦状となっており、この面には光沢を低下させる部材が設けられている。また、拡張部2cの内側には、拡張部2cよりも直径が小さいワッシャ2eが配置されている。ワッシャ2eは、例えばゴム製であり、比較的弾性の高い材料によって構成されている。
棒状体2の一般部2dの直径は、第1支持部5、ブレーキ板6及び第2支持部7に形成された各挿通孔5a,6a,7aの直径よりも小さいので、棒状体2は挿通孔5a,6a,7aに挿通された状態で棒状体2の長手方向に移動可能となっている。また、棒状体2の一端2aに設けられた拡張部の直径、及び他端2bに設けられた拡張部2cの直径は、共に挿通孔5a,6a,7aの直径よりも大きい。従って、棒状体2をセンサ3から離れる方向に移動させていくと拡張部2c及びワッシャ2eが第1支持部5に当接し、棒状体2をセンサ3に近づく方向に移動させていくと一端2aの拡張部が第2支持部7に当接する。
また、棒状体2の他端2bとセンサ3との距離は、拡張部2c及びワッシャ2eが第1支持部5に当接した状態で最も長くなり、一端2aの拡張部が第2支持部7に当接した状態で最も短くなる。他端2bとセンサ3との距離の最小値は例えば4cmであり、他端2bとセンサ3との距離の最大値は例えば12cmである。ただし、他端2bとセンサ3との距離の最小値及び最大値は適宜変更可能である。
ベース部4における棒状体2の反対側には、寝具用形状測定装置1を把持する把持部10が固定されており、この把持部10を使用者が持って簡単に寝具用形状測定装置1を持ち上げられるようになっている。把持部10には、複数の棒状体2の長手方向への移動を規制するブレーキBが設けられている。
ブレーキBは、前述したブレーキ板6と、使用者が手で持って操作する操作部11と、操作部11から上方に延びると共に連結部材9の貫通孔9aを通ってブレーキ板6の上端にまで延在するワイヤ11aと、ワイヤ11aを覆って保護すると共に把持部10から連結部材9にまで延びるアウターケーブル11bと、連結部材9の貫通孔9aに通されると共にアウターケーブル11bを連結部材9に固定する固定部材11cとを備えている。
操作部11は、寝具用形状測定装置1を把持するハンドルを兼ねている。ワイヤ11aはブレーキ板6の上端に固定されている。使用者が操作部11を握って引くとワイヤ11aがブレーキ板6を引っ張り上げて、各挿通孔6aに挿通されている全ての棒状体2に下から挿通孔6aの内面が当接する。このように操作部11が握られると全ての棒状体2に下から挿通孔6aの内面が当接するので、当該内面と棒状体2との摩擦力によって棒状体2の長手方向への移動が規制される。この操作部11により、棒状体2の長手方向への移動を規制して、棒状体2の位置を固定させることが可能となる。なお、操作部11から手を離すと、ブレーキBの付勢力によって操作部11、ワイヤ11a及びブレーキ板6が自動的に元の位置に戻り、棒状体2の位置固定が解除される。
把持部10は、操作部11を引いた状態で保持する保持部12を備えている。保持部12は、2個のローラ部材12a(図1では紙面の奥行方向に2個のローラ部材12aが並んでいる)で構成されており、2個のローラ部材12aの間に操作部11を挟み込むことによって操作部11を引いた状態で保持する。
この保持部12が設けられることにより操作部11が引いた状態で保持されるので、使用者が操作部11から手を離しても、操作部11を引いた状態を維持することが可能である。このように操作部11を引いた状態で維持することにより、棒状体2の長手方向への移動を規制して全ての棒状体2の位置を固定させることが可能である。また、2個のローラ部材12aからは、操作部11を押し出すことによって、保持部12による操作部11の保持を解除することができる。
ブレーキ板6の上端にはワイヤ11aの張力を調整する調整部材13が設けられており、この調整部材13を使用者が回転操作することによって操作部11の効き具合を調整することが可能である。
図1及び図2に示されるように、前述した複数のセンサ3からは、ベース部4の裏側にケーブル3aが延びており、また、ベース部4の把持部10側には箱状のケーブル収容部14が固定されている。ケーブル収容部14に収容された複数のケーブル3aは複数の棒状体2の下方に位置する基板15に接続されている。基板15は箱状の基板収容部材16に収容されており、この基板収容部材16は例えばベース部4に固定されている。ただし、基板15及び基板収容部材16の配置位置は適宜変更可能である。基板15は、例えばBluetooth(登録商標)モジュールであり、離れた位置に存在する情報端末17と通信可能となっている。情報端末17としては、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末又はスマートフォン等の携帯電話が挙げられる。
図2及び図3に示されるように、センサ3は、棒状体2の他端2bに赤外線Lを出力すると共に他端2bで反射された赤外線Lを受光することによって、棒状体2と基準面Sとの距離D1,D2,…D15をそれぞれ検出する赤外線センサである。距離D1,D2,…D15は、各センサ3によって検出された距離を示しており、棒状体2の本数分検出される。本実施形態では、15の距離D1,D2,…D15が検出される。このように、各センサ3は、棒状体2と基準面Sとの距離D1,D2,…D15を検出することによって、各棒状体2の長手方向における位置を検出する。また、基準面Sは、棒状体2の長手方向に交差(例えば直交)する交差方向(上下方向)に延在する面であり、例えばセンサ3の赤外線の出射面である。
センサ3は、赤外線Lを出力する出力部と、赤外線Lを受光する受光部とを有する。各センサ3は、その出力部が赤外線Lを他端2bに出力してから受光部が他端2bからの赤外線Lを受光するまでの時間を計測することによって、各距離D1,D2,…,D15をリアルタイムで検出する。このように各センサ3によって検出された距離D1,D2,…,D15の値は、被検者Mの身体の形状データを含む電気信号として各ケーブル3aを介して基板15(データ取得部)に取得される。
基板15によって取得された距離D1,D2,…,D15の値は、例えばBlueToothによって基板15から情報端末17にリアルタイムで送信される。また、基板収容部材16には、基板15をON/OFFするスイッチが設けられている。そして、基板収容部材16のスイッチがON操作されることによって情報端末17への通信が可能となり、OFF操作されることによって情報端末17への通信が遮断される。
情報端末17は、複数のセンサ3によって検出された距離D1,D2,…,D15から被検者Mの身体の形状データを取得する。情報端末17には、例えば、予めソフトウェアがインストールされており、このソフトウェアが受信した距離D1,D2,…,D15から被検者Mの身体形状をディスプレイ17aに表示する。更に、情報端末17は、取得した被検者Mの身体の形状データから被検者Mに適した枕を選択し、選択した枕のリストをディスプレイ17aに表示する。
以上のように構成される寝具用形状測定装置1を用いて被検者Mの身体の形状を測定する方法について説明する。まず、基板収容部材16のスイッチをONにした状態で情報端末17のソフトウェアを起動させる。そして、基板15と情報端末17との通信が可能であることを確認した後に、図4(a)に示されるように、使用者が把持部10を手で持って複数の棒状体2の一端2aを被検者Mの後頭部P1及び頸部P2に当てる。
複数の棒状体2の一端2aを被検者Mの後頭部P1及び頸部P2に当てると、各棒状体2の長手方向の位置が後頭部P1及び頸部P2の形状に沿って移動する。この移動によって、各棒状体2の他端2bが並ぶ形状も後頭部P1及び頸部P2に沿った形状となる。また、棒状体2の各々に対応するセンサ3は自動的に他端2bと基準面Sとの距離D1,D2,…,D15を検出して、これらの距離D1,D2,…,D15の値を基板15を介して情報端末17に送信する。従って、棒状体2の移動に伴って後頭部P1及び頸部P2の形状データが情報端末17にリアルタイムに取得される。情報端末17が取得した形状データは、例えば、図4(b)の高さ表示部17bに示されるように、敷き布団の上面(ゼロ点)に対する高さを示すグラフとしてリアルタイムに表示される。
また、複数の棒状体2の一端2aを被検者Mの後頭部P1及び頸部P2に当てた後には操作部11を引いて保持部12で操作部11を保持することにより、全ての棒状体2の位置を固定する。そして、情報端末17で取得された後頭部P1及び頸部P2の形状データを確定させる。
その後、例えば、被検者Mからヒアリング等で入手した枕の硬さの情報に応じて、「柔らかめ」ボタン17c、「普通」ボタン17d及び「硬め」ボタン17eのいずれかを押して「決定」ボタン17fを押すと、後頭部P1及び頸部P2の高さと枕の硬さの情報に応じた枕のリストがディスプレイ17aに表示される。更に、得られた被検者Mの形状データは情報端末17に保存される。
なお、「柔らかめ」ボタン17c、「普通」ボタン17d及び「硬め」ボタン17eに代えて、別の情報を入力するボタン等がディスプレイ17aにあってもよい。また、寝具用形状測定装置1は、枕の硬さの情報を入手せず、被検者Mの後頭部P1及び頸部P2の高さのみに応じた枕のリストをディスプレイ17aに表示してもよい。
更に、情報端末17は、Xcm以上が「高い」、Ycm未満が「低い」といった閾値(X及びYは、X>Yを満たす正の実数)を保持すると共に、後頭部P1及び頸部P2の高さの値に応じて、「高い」、「普通」、「低い」といった分類を行ってもよい。この例の場合、高さの値がXcm以上のときに「高い」、Ycm以上且つXcm未満のときに「普通」、Ycm未満のときに「低い」と分類される。
以上、本実施形態の寝具用形状測定装置1では、複数の棒状体2のそれぞれに対応して設けられて各棒状体2の長手方向における位置を検出する複数のセンサ3と、複数のセンサ3によって得られた複数の棒状体2の位置から後頭部P1及び頸部P2の形状データを取得する基板15とを備えている。このように複数のセンサ3が検出した棒状体2の位置から後頭部P1及び頸部P2の情報を形状データとして取得することによって、各棒状体2の位置から形状データを自動的に取得することができる。従って、目視で棒状体2の位置を確認した場合と比較して、後頭部P1及び頸部P2の形状の測定精度を高めることができる。
また、棒状体2の一端2aを被検者Mの後頭部P1及び頸部P2に当てることによって自動的に且つリアルタイムで後頭部P1及び頸部P2の形状を取得することができるので、被検者Mに適した枕の選択を効率よく行うことができる。更に、後頭部P1及び頸部P2の形状が自動的に取得されるので、枕のアドバイザー等の使用者が熟練しているか否かにかかわらず、提供する枕の品質のばらつきを低減させることができる。
また、センサ3は、赤外線Lを棒状体2の他端2bに出力すると共に他端2bで反射された赤外線Lを受光して他端2bと基準面Sとの距離D1,D2,…,D15を検出することによって、棒状体2の長手方向における位置を検出し、棒状体2の他端2bには、赤外線Lを反射させる拡張部2cが形成されている。このように棒状体2と基準面Sとの距離D1,D2,…,D15を赤外線Lで検出することにより、赤外線以外の手段を用いた場合と比較してセンサ3にかかるコストの上昇を抑えることができる。
また、棒状体2の他端2bに拡張部2cが設けられることによって赤外線Lの反射面積を大きくすることができるので、赤外線Lをより確実にセンサ3に反射させることができる。従って、後頭部P1及び頸部P2の形状測定の品質を一層高めることができる。
更に、拡張部2cは、第1支持部5からの棒状体2の抜けを防止するストッパでもあるため、ストッパとしての拡張部2cを赤外線Lの反射部として兼用することができる。また、拡張部2cのセンサ3側の面には光沢を低下させる部材が設けられているので、赤外線Lの反射を一層良好に行うことができる。
また、寝具用形状測定装置1は、複数の棒状体2の長手方向への移動を規制するブレーキBを備え、ブレーキBは、複数の棒状体2が挿通される複数の挿通孔6aを有するブレーキ板6と、ブレーキ板6を上方に引っ張るワイヤ11aと、ワイヤ11aを介してブレーキ板6の移動を操作する操作部11とを有し、操作部11は、寝具用形状測定装置1を把持するハンドルを兼ねている。従って、操作部11を操作することによって、後頭部P1及び頸部P2の形状の測定後に棒状体2の位置を固定させることができる。このため、後頭部P1及び頸部P2の形状の測定後に意図せず棒状体2が移動してしまう事態を回避することができるので、一層高精度な身体形状の測定が可能となる。
更に、寝具用形状測定装置1は、測定した被検者Mの後頭部P1及び頸部P2の高さに応じて枕のリストを情報端末17に表示させる。すなわち、複数の棒状体2の一端2aを後頭部P1及び頸部P2に当てて所定の操作を行うだけで枕のリストが表示されるので、枕の購入者等に最適な枕を一層効率よく提供することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形してもよい。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、前述の実施形態において、センサ3は、赤外線Lによって棒状体2と基準面Sとの距離D1,D2,…D15を検出した。しかしながら、棒状体2と基準面Sとの距離D1,D2,…D15を検出する手段は、赤外線でなくてもよく、適宜変更可能である。例えば、赤外線センサであるセンサ3に代えて、棒状体2の他端2bに超音波を発信し他端2bからの反射波を受信器で受信することによって距離D1,D2,…D15を検出する超音波センサを用いてもよい。また、光源と受光素子とを有し、光源から他端2bに光を照射すると共に他端2bから反射された光を受光素子が受光することによって距離D1,D2,…D15を検出する光センサを用いてもよい。
更に、センサ3に代えて、例えば、棒状体2に複数のスリットを形成すると共に、棒状体2の一方側に発光素子、棒状体2の他方側に受光素子、をそれぞれ配置してもよい。そして、この発光素子からスリットに光を照射して、この光を受光素子で検出することによって、棒状体2の長手方向における位置を検出してもよい。このように、棒状体2の長手方向における位置を検出する手段としては種々のものが挙げられる。
また、前述の実施形態では、棒状体2が15本設けられ且つセンサ3が15個設けられる例について説明したが、棒状体及びセンサの個数は適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、基板15が情報端末17とBluetoothによって通信を行う例について説明したが、例えば無線LAN又は赤外線通信等、他の通信方式を利用することも可能である。
また、前述の実施形態では、情報端末17に予めソフトウェアがインストールされており、このソフトウェアが被検者Mの身体形状をディスプレイ17aに表示する例について説明したが、情報端末17にインストールされているソフトウェアの機能は適宜変更可能である。すなわち、情報端末17は、受信した距離D1,D2,…,D15の値からどのような処理を行ってもよい。更に、情報端末17は、前述のソフトウェア自体がインストールされていなくてもよく、単に距離D1,D2,…,D15の値を形状データとして受信するだけでもよい。
また、前述の実施形態では、寝具用形状測定装置1が、枕の購入者である被検者Mの後頭部P1及び頸部P2の形状を形状データとして取得する例について説明した。しかしながら、寝具用形状測定装置1は、例えば被検者Mの背中の形状等、後頭部P1又は頸部P2以外の部分における身体形状を測定してもよい。
更に、前述の実施形態では、寝具用形状測定装置1が被検者Mに適した枕を自動的に選択する例について説明した。しかしながら、寝具用形状測定装置1は、例えば被検者Mの背中の形状を測定して被検者Mに適したマットレスを選択する等、枕以外の寝具を自動的に選択してもよい。
1…寝具用形状測定装置、2…棒状体、2a…一端、2b…他端、2c…拡張部、2d…一般部、2e…ワッシャ、3…センサ、3a…ケーブル、4…ベース部、5…第1支持部(支持部)、5a,6a,7a…挿通孔、6…ブレーキ板、7…第2支持部(支持部)、8…連結部材、8a…ボルト、8b…袋ナット、9…連結部材、9a…貫通孔、10…把持部、11…操作部、11a…ワイヤ、11b…アウターケーブル、11c…固定部材、12…保持部、12a…ローラ部材、13…調整部材、14…ケーブル収容部、15…基板(データ取得部)、16…基板収容部材、17…情報端末、17a…ディスプレイ、17b…高さ表示部、17c,17d,17e,17f…ボタン、B…ブレーキ、D1,D2,…,D15…距離、L…赤外線、M…被検者、P1…後頭部(身体)、P2…頸部(身体)、S…基準面。

Claims (3)

  1. 被検者の身体に当てられる一端と該一端から長手方向に離れた他端とを有し、前記長手方向に交差する交差方向に並設してなる複数の棒状体と、
    前記複数の棒状体の各々を前記長手方向に移動可能に支持する支持部と、
    前記複数の棒状体の各々に対応して設けられ、対応する前記棒状体の前記長手方向における位置を検出する複数のセンサと、
    各前記棒状体の前記長手方向の他端側において、複数の前記センサが固定されたベースと、
    前記複数のセンサによって検出された前記棒状体の位置から、前記身体の形状データを取得するデータ取得部と、
    を備えた寝具用形状測定装置。
  2. 前記センサは、赤外線を前記棒状体の他端に出力すると共に前記他端で反射される赤外線を受光して前記他端と前記交差方向に延在する基準面との距離を検出することによって、前記棒状体の前記長手方向における位置を検出し、
    前記棒状体の他端には、前記赤外線を反射させる拡張部が形成されている、
    請求項1に記載の寝具用形状測定装置。
  3. 前記複数の棒状体の前記長手方向への移動を規制するブレーキを備え、
    前記ブレーキは、
    前記複数の棒状体が挿通される複数の挿通孔を有するブレーキ板と、
    前記ブレーキ板を前記交差方向に引っ張るワイヤと、
    前記ワイヤを介して前記ブレーキ板の移動を操作する操作部と、を有し、
    前記操作部は、前記寝具用形状測定装置を把持するハンドルを兼ねている、
    請求項1又は2に記載の寝具用形状測定装置。
JP2015194342A 2015-09-30 2015-09-30 寝具用形状測定装置 Active JP6166759B2 (ja)

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