JP6165794B2 - スレイブ機器および接続確立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マスター機器との無線通信を行うスレイブ機器、および、マスター機器とスレイブ機器との間で無線通信を行うための接続確立方法に関する。
血圧計等のヘルスケア機器の中には、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))による通信機能に対応したものがある。このようなヘルスケア機器であれば、計測した血圧値等のデータを、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置へ転送して、その情報処理装置を用いて管理することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−216723号公報
ところで、近年では、機器間で省電力無線通信を行う規格として、ブルートゥースローエナジー(Bluetooth Low Energy、以下「BLE」という。)が知られている。ただし、BLEのコネクションに関しては、ペアリングせずに接続できてしまう。そのため、BLEによる通信機能をヘルスケア機器に搭載して情報処理装置との間の通信を行おうとすると、以下のような問題が生じてしまうおそれがある。
BLE対応のヘルスケア機器から情報処理装置へデータを転送する場合には、情報処理装置の側でアプリケーションプログラムを立ち上げ、ヘルスケア機器の側を通信接続モードの状態にすると、それぞれの間の接続が完了してデータ転送が開始されてしまう。そのため、例えば、通信可能範囲内に複数のヘルスケア機器が存在すると、これらのヘルスケア機器のいずれかが情報処理装置と接続するが、どのヘルスケア機器との接続が成立したか分からず、接続するヘルスケア機器の特定ができないといったことが起こり得る。また、これに伴い、情報処理装置と接続した際のセキュリティが確保できないことも懸念される。
この点については、例えば、情報処理装置で動作するアプリケーションプログラムに高度なセキュリティ機能を構築することが考えられる。ところが、高度なセキュリティ機能を構築しようとすると、アプリケーションプログラムの開発期間の長期化や、アプリケーションプログラムを立ち上げた際の情報処理装置の処理負荷増大等を招いてしまうため、必ずしも現実的であるとは言えない。
また、接続先の特定を可能にしつつセキュリティを確保するためには、高度なセキュリティ機能に依らなくても、例えば、接続を確立させる都度、何らかの接続キー情報の入力を必要とすることが考えられる。ところが、例えば、接続キー情報として機器固有の製造シリアル番号や通信アドレス情報等をそのまま用いると、これらの情報は多くの桁の英数字列からなることが一般的であるため、入力の手間が過大なものとなってしまい、利用者にとっての利便性が損なわれるおそれがある。
本発明は、機器間で無線によるデータ通信を行う場合に、接続先の特定を可能にしつつセキュリティを確保することができ、しかも利用者にとっての利便性が損なわれてしまうことがないスレイブ機器および接続確立方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出されたものである。
本発明の第1の態様は、マスター機器との無線通信を行うための無線通信モジュールと、前記無線通信モジュールに固有のアドレス情報の一部を数字列に変換した上で当該数字列の所定桁を抽出してコネクション情報とする情報生成手段と、前記マスター機器との接続状態確立のために前記コネクション情報の出力を行う情報出力手段と、を備えることを特徴とするスレイブ機器である。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の発明において、前記無線通信モジュールは、ブルートゥースローエナジーの規格に準拠して無線通信を行うものであることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様に記載の発明において、前記スレイブ機器は、ヘルスケア機器あることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、マスター機器とスレイブ機器との間で無線通信を行うために、当該マスター機器と当該スレイブ機器との接続状態を確立させる接続確立方法であって、前記スレイブ機器に搭載された無線通信モジュールに固有のアドレス情報の一部を数字列に変換した上で当該数字列の所定桁を抽出してコネクション情報とし、前記コネクション情報を用いて前記マスター機器と前記スレイブ機器との接続状態を確立させることを特徴とする接続確立方法である。
本発明によれば、マスター機器とスレイブ機器との間で無線通信を行う場合に、接続先の特定を可能にしつつセキュリティを確保することができ、しかも利用者にとっての利便性が損なわれてしまうこともない。
本発明が適用されるマスタースレイブシステムの一具体例を示す説明図である。 本発明に係るスレイブ機器として機能する血圧計の概略構成例を示すブロック図である。 本発明に係る接続確立方法の手順の一具体例を示すフローチャートである。 本発明に係る接続確立方法の一ステップにおけるスレイブ機器の状態の具体例を示す説明図(その1)である。 本発明に係る接続確立方法の一ステップにおけるスレイブ機器の状態の具体例を示す説明図(その2)である。 本発明に係る接続確立方法の一ステップにおけるマスター機器での画面表示の具体例を示す説明図(その1)である。 本発明に係る接続確立方法の一ステップにおけるマスター機器での画面表示の具体例を示す説明図(その2)である。 本発明に係る接続確立方法の一ステップにおけるマスター機器での画面表示の具体例を示す説明図(その3)である。 本発明に係る接続確立方法の一ステップにおけるスレイブ機器の状態の具体例を示す説明図(その3)である。 本発明に係る接続確立方法の一ステップにおけるマスター機器での画面表示の具体例を示す説明図(その4)である。
以下、図面に基づき本発明に係るスレイブ機器および接続確立方法について説明する。
本実施形態では、以下の順序で項分けをして説明を行う。
1.マスタースレイブシステムの概要
2.血圧計の構成例
3.接続確立方法の手順
4.本実施形態の効果
5.変形例
<1.マスタースレイブシステムの概要>
本実施形態では、先ず、本発明が適用されるマスタースレイブシステムの概要を説明する。
マスタースレイブシステムは、マスター機器とスレイブ機器との間で無線通信を行うように構成されたシステムである。マスタースレイブシステムでは、一群の機器の中の少なくとも一つがマスター機器となり、他がスレイブ機器となってマスター機器による制御の下で動作することになる。
図1は、本発明が適用されるマスタースレイブシステムの一具体例を示す説明図である。図例のマスタースレイブシステムは、スレイブ機器100とマスター機器200との間でBLEの規格に準拠する無線通信を行うように構成されたものである。
スレイブ機器100としては、例えば、ヘルスケア機器が挙げられる。ヘルスケア機器は、被検体(例えば人体)の生体データを計測するためのものである。具体的には、ヘルスケア機器として、人体の血圧値を測定する血圧計、人体の脈拍数を測定する脈拍計、人体の歩数等の活動量を測定して消費カロリーを求める活動量計等が挙げられる。マスタースレイブシステムでは、これらのヘルスケア機器のいずれかをスレイブ機器100とすることが考えられるが、必ずしもこれに限定されることはなく、他の情報処理機器をスレイブ機器100としても構わない。なお、本実施形態では、スレイブ機器100が血圧計である場合を例に挙げて以下の説明を行う。
マスター機器200としては、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯型情報処理端末装置が挙げられる。すなわち、マスター機器200としては、後述するアプリケーションプログラムの動作が可能となるように、いわゆるコンピュータ装置としての機能を備えた情報処理端末装置を用いる。ただし、必ずしも携帯型のものである必要はなく、デスクトップタイプやノート型タイプ等のパーソナルコンピュータ装置を用いても構わない。なお、本実施形態では、マスター機器200がスマートフォンである場合を例に挙げて以下の説明を行う。
<2.血圧計の構成例>
続いて、スレイブ機器として機能する血圧計について詳しく説明する。
図2は、本発明に係るスレイブ機器として機能する血圧計の概略構成例を示すブロック図である。
図例の血圧計100は、装置本体101の他に、血圧が測定される被検者の測定部位に装着されるカフ(ただし不図示)を備えている。
装置本体101には、コネクタ102を介して、カフ内に空気を送り込むポンプ103と、カフ内の空気を微調整しながら抜くECV(Electrical Control Valve)104と、が接続される。さらに、装置本体101には、コネクタ102を介して電池105が接続されるとともに、DCジャック&スイッチ106を介してACアダプタ107が接続される。これにより、装置本体101には、ACアダプタ107が接続されている状態では当該ACアダプタ107から電源供給が行われるが、そうでなければ電池105から電源供給が行われることになる。
また、装置本体101には、血圧計100の全体の動作制御を行う制御部としてのメインマイコン110が設けられている。メインマイコン110は、所定プログラムを実行する情報処理機能や必要に応じて情報記憶を行うメモリ機能等(すなわちコンピュータ装置としての機能)を備えたものである。さらに、装置本体101には、メインマイコン110が動作するためのクロック信号を発振する発振子111と、メインマイコン110からの制御指示に従いつつポンプ103への印加電圧をコントロールする第一ドライバ112と、メインマイコン110からの制御指示に従いつつECV104への印加電圧をコントロールする第二ドライバ113と、ACアダプタ107または電池105からの電圧を変換してメインマイコン110等に供給するレギュレータ114と、カフ内の圧力と脈をモニタする半導体センサからなる圧力センサ115と、が設けられている。これらの構成を備えることで、血圧計100は、被検者の血圧値を測定することが可能となる。なお、血圧測定の詳細については、公知であるため、ここではその説明を省略する。
また、装置本体101には、被検者に対する情報表示出力を行うためのディスプレイであるLCD(Liquid Crystal Display)116と、被検者が操作するための押しボタンスイッチ等からなるタクトスイッチ117と、が設けられている。これらの構成を備えることで、被検者(すなわち血圧計100の操作者)は、血圧計100に所望の動作を行わせたり、血圧計100の状態や測定結果等を認識したりすることが可能となる。
また、装置本体101には、マスター機器であるスマートフォン200との間で無線通信を行うための無線通信モジュールであるBTマイコン120が設けられている。BTマイコン120を備えることで、BLEの規格に準拠する無線通信を行うことになる。
BTマイコン120には、当該BTマイコン120に固有のアドレス情報が予め付与されている。BLEのアドレス情報には、固定値であるパブリック・アドレスと可変値であるランダム・アドレスがあるが、ここではパブリック・アドレスのことをBTマイコン120に固有のアドレス情報と呼ぶ。BTマイコン120に固有のアドレス情報としては、例えば、16進表記の所定桁数(例えば12桁)の英数字列からなるものが用いられる。
このようなBTマイコン120は、メインマイコン110による動作制御に従いつつ、スマートフォン200との間の無線通信を行うことになる。メインマイコン110は、予め設定されている所定プログラムに基づいてBTマイコン120に対する動作制御を行うが、その動作制御には、BTマイコン120とスマートフォン200との接続状態を確立させるための動作制御が含まれる。かかる動作制御を行うために、メインマイコン110は、所定プログラムを実行することで、情報生成手段110aおよび情報出力手段110bとして機能するようになっている。
情報生成手段110aは、BTマイコン120に固有のアドレス情報に基づいて、新たな情報であるコネクション情報を生成するための機能である。具体的には、情報生成手段110aは、BTマイコン120に固有のアドレス情報である16進表記の所定桁数(例えば12桁)の一部を10進表記の数字列に変換した上で、その数字列の所定桁を抽出してコネクション情報とするようになっている。
情報出力手段110bは、スマートフォン200との接続状態確立のために、情報生成手段110aが生成したコネクション情報の出力を行うための機能である。具体的には、情報出力手段110bは、情報生成手段110aが生成したコネクション情報をLCD116で表示出力するように、当該LCD116に対して制御指示を与えるようになっている。また、情報出力手段110bは、情報生成手段110aが生成したコネクション情報をBTマイコン120で送信出力するように、当該BTマイコン120に対して制御指示を与えるようになっている。
<3.接続確立方法の手順>
次に、上述した構成の血圧計100を用いてスマートフォン200との接続状態を確立させるための手順、すなわち本発明に係る接続確立方法の手順について説明する。
図3は、本発明に係る接続確立方法の手順の一具体例を示すフローチャートである。図4、図5および図9は、図3の接続確立方法の一ステップにおける血圧計100の状態の具体例を示す説明図である。図6、図7、図8および図10は、図3の接続確立方法の一ステップにおけるスマートフォン200での画面表示の具体例を示す説明図である。
図3に示すように、血圧計100とスマートフォン200との接続状態を確立させるためには、スレイブ機器側である血圧計100での処理(ステップ101〜112、以下ステップを「S」と略す。)と、マスター機器側であるスマートフォン200での処理(S201〜217)とを、それぞれ連携させて行うことが必要である。
血圧計100の側では、先ず、図4に示すように、当該血圧計100の操作者が所定のタクトスイッチ(以下「BTキー」という。)117を長押しする(図3:S101)。これにより、血圧計100は、BLEによる通信機能を発揮させるためのモード(以下「BLEモード」という。)に移行する。なお、BTキー117は、他機能のために共用されるものであってもよい。その場合には、当該他機能との区別のために長押しを要することになるが、他機能のために共用されなければ必ずしも長押しを必要とはしない。
BTキー117が長押しされると、血圧計100は、図5に示すように、LCD116に所定のBTマーク121を点滅表示し(図3:S102)、BLEモードに移行したことを操作者に対して報知する。さらに、血圧計100は、LCD116にコネクション情報122を表示する(図3:S102)。コネクション情報122は、例えば4桁の数字列からなるものであり(図5中における「※※※※」参照)、メインマイコン110の情報生成手段110aによって以下に述べるようにして生成されたものである。
メインマイコン110の情報生成手段110aは、コネクション情報122の生成にあたり、BTマイコン120からアドレス情報を読み出す。アドレス情報は、16進表記された例えば12桁の英数字列からなる。情報生成手段110aは、このような英数字列を基にした加工、生成または抽出を行うことで、当該英数字列の一部を構成する所定桁(以下「第一の所定桁」という。)の英数字列について、これを10進表記の数字列に変換する。アドレス情報を構成する全ての英数字列ではなく、その英数字列の一部を10進表記に変換するのは、必要十分なセキュリティを担保しつつ、処理負荷の軽減(処理に要するメモリ容量の削減等)を実現するためである。そして、情報生成手段110aは、10進表記の数字列への変換を行うと、その数字列における所定桁(以下「第二の所定桁」という。)の数字列を抽出し、その抽出した数字列をコネクション情報122とする。第一の所定桁と第二の所定桁は、予め設定されているものであればよく、その桁数や位置(下数桁や上数桁等)が限定されるものではない。また、第一の所定桁と第二の所定桁は、いずれも複数桁とすることが考えられるが、それぞれが同じ桁数であってもよいし、互いに異なる桁数であってもよい。
このように、コネクション情報122は、最終的には第二の所定桁(例えば4桁)の数字列によって構成されるので、処理負荷の軽減(処理に要するメモリ容量の削減等)が可能になることに加え、血圧計100のLCD116でも十分に表示出力可能な程度の情報量のものとなる。さらには、後述するようにスマートフォン200の側でコネクション情報122の入力を行う場合に、その入力を行う操作者の作業の簡易化も図れるようになる。しかも、BTマイコン120に固有のアドレス情報に依拠するものなので、セキュリティを担保する上では必要十分であり、また血圧計100に装置独自の識別情報を与えて管理する場合のような煩雑な管理作業等を要してしまうこともない。
なお、メインマイコン110の情報生成手段110aが生成したコネクション情報122は、当該メインマイコン110の情報出力手段110bによって、LCD116で表示出力されるとともに、BLEモードへの移行時にパケットに入れられてBTマイコン120から外部へ送出される。また、コネクション情報122の生成は、BLEモードに移行する度に行ってもよいが、一度生成したものをメインマイコン110のメモリ機能で記憶保持しておき、次のモード移行時にはメモリ機能から読み出したものを用いるようにしても構わない。
一方、スマートフォン200の側では、先ず、図6に示すように、当該スマートフォン200の操作者が当該スマートフォン200のタッチパネル201上に表示された専用アイコン202をタップしてアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリ」という。)を起動する(図3:S201)。起動するアプリは、血圧計100と連携する機能をスマートフォン200にて実現するためのもので、予め当該スマートフォン200内にインストールされているものとする。
アプリを起動すると、スマートフォン200のタッチパネル201には、図7に示すように、受信開始アイコン203および数字列入力窓204を有する表示画面が出力される。この表示画面における受信開始アイコン203がタップされると(図3:S202)、スマートフォン200では、起動したアプリが認証実績の有無を判断する(図3:S203)。ここでいう認証実績とは、過去に数字列入力窓204にコネクション情報122が入力されて接続状態が確立された実績のことである。このような認証実績の有無は、スマートフォン200におけるメモリ内の記憶情報(既入力のコネクション情報122が記憶保持されているか)を検索することで判断することができる。
認証実績がなければ、スマートフォン200では、起動したアプリが数字列入力窓204へのコネクション情報122の入力を、当該スマートフォン200の操作者に行わせる(図3:S204)。コネクション情報122の入力は、スマートフォン200のタッチパネル201における情報入力機能を利用して行えばよい。このとき、数字列入力窓204には、コネクション情報122として第二の所定桁(例えば4桁)の数字列(図7中における「※※※※」参照)を入力すればよいため、アドレス情報の全てを入力する場合に比べると当該入力の手間が掛からない。したがって、スマートフォン200の操作者にとっては、利便性に優れたものとなる。
認証実績があると、または数字列入力窓204にコネクション情報122が入力されると、スマートフォン200では、起動したアプリが接続対象となるスレイブ機器の検索を行う(図3:S205)。このとき、スマートフォン200のタッチパネル201には、図8に示すような表示画面が出力される。接続対象となるスレイブ機器は、既入力または新規入力のコネクション情報122によって特定される血圧計100である。接続対象機器の検索は、BLEの規格に準拠して行えばよい。具体的には、BLEモードに移行した血圧計100からはコネクション情報122を含むパケットが送出されてくるので、スマートフォン200にて既入力または新規入力のコネクション情報122と合致するものがあるかに基づいて、接続対象機器の検索を行えばよい。
検索の結果、スマートフォン200の側で接続対象機器となる血圧計100を検出すると(図3:S206)、当該血圧計100と当該スマートフォン200とは、BLEによる通信を行い得る接続状態となる(図3:S103,S207)。そして、血圧計100とスマートフォン200との間では、BLEの規格に準拠しつつ、スマートフォン200の側が認証を求め(図3:S208)、これを血圧計100の側で承認し(図3:S104)、その結果がスマートフォン200の側に返送されてくると(図3:S209)、それぞれの間の接続状態が確立されることになる。
それぞれの間の接続状態が確立されると、血圧計100の側では、図9に示すように、LCD116に表示されるBTマーク121が点滅状態から点灯状態となる(図3:S105)。
その後は、接続状態が確立された血圧計100とスマートフォン200との間で、BLEの規格に準拠したデータ通信を開始する。具体的には、血圧計100で測定してメインマイコン110のメモリ機能に記憶保持されていたデータについて、スマートフォン200の側への転送を開始する。このとき、スマートフォン200のタッチパネル201には、図10に示すような表示画面が出力される(図3:S210)。かかる表示画面には、接続中のスレイブ機器である血圧計100に関する情報(例えば、当該血圧計100の機種名や型番等)205が明示されることが好ましい。これにより、スマートフォン200の操作者は、どの血圧計100と接続中であるかを明確に把握し得るようになる。
データ通信を開始すると、先ず、スマートフォン200の側からは、血圧計100に対して時刻データを送信する(図3:S211)。そして、血圧計100の側では、時刻データを受信すると(図3:S106)、当該血圧計100が内蔵する時計機能による時刻データを更新する(図3:S107)。このようにすれば、血圧計100よりも高性能であるスマートフォン200の情報処理機能に基づき血圧計100における時計機能の時刻合わせを自動で行えるので、結果として当該血圧計100における時計機能を低コストで高精度化することが可能となる。
また、データ通信の開始後は、スマートフォン200の側から血圧計100に対してメモリ記録情報を要求する(図3:S212)。メモリ記録情報とは、血圧計100のメインマイコン110におけるメモリ機能にどの程度の量のデータが記憶保持されているかを特定する情報である。この要求に応じて血圧計100がメモリ記録情報を送信すると(図3:S108)、続いて、スマートフォン200の側からは、血圧計100に対してメモリ内に記憶保持されている全データの送信を要求する(図3:S213)。この要求に応じて、血圧計100は、メモリ内のデータのスマートフォン200への送信を開始する(図3:S109)。そして、スマートフォン200の側では、既に送られているメモリ記録情報を基に、血圧計100からの最終データを受信したか否かを判断する(図3:S214)。このように、メモリ記録情報を利用してデータ授受を行うことで、血圧計100の側のメモリ機能に例えば複数(例えば10〜20)の個人ID別に複数(例えば50〜100)の血圧測定結果データを記憶保持し得る場合であっても、当該メモリ機能に記憶保持されている全てのデータを、BLEの規格に準拠しつつ、スマートフォン200の側に転送することが可能となる。
血圧計100からの最終データを受信すると、スマートフォン200の側からは、血圧計100に対して通信終了コマンドを送信する(図3:S215)。この通信終了コマンドを血圧計100の側で受信すると(図3:S110)、血圧計100とスマートフォン200とは、BLEによる接続状態を切断する(図3:S111,S216)。そして、血圧計100の側では、LCD116に表示されるBTマーク121が消灯される(図3:S112)。また、スマートフォン200の側では、血圧計100から取得したデータが、タッチパネル201の表示画面に例えばテキスト(TEXT)データとして出力される(図3:S217)。ただし、テキストデータではなく、図表化されたグラフィックデータによる出力であっても構わない。また、このようなデータ出力にあたっては、データ編集処理やデータ加工処理等を経るようにしても構わない。このようなデータ出力の結果を参照することで、血圧計100での測定結果について、スマートフォン200を用いて管理することが可能となる。なお、データ出力やデータ管理の具体的な態様については、公知技術を利用したものであればよく、ここではその詳細な説明を省略する。
<4.本実施形態の効果>
本実施形態によれば、以下に述べる一つまたは複数の効果を奏する。
本実施形態では、血圧計100に搭載されたBTマイコン120に固有のアドレス情報である16進表記の英数字列の一部を構成する第一の所定桁の英数字列を、10進表記の数字列に変換した上で、その数字列における第二の所定桁をコネクション情報122とし、そのコネクション情報122を用いて血圧計100とスマートフォン200との間の接続状態を確立させる。
したがって、例えば、通信可能範囲内に複数の血圧計100が存在する場合であっても、それぞれに固有の情報となるコネクション情報122のマッチングが図れなければ、スマートフォン200との接続状態が確立されないことになる。つまり、どの血圧計100との接続が成立したか分からずに接続状態の血圧計100を特定できないといったことがなく、接続状態を確立する際のセキュリティを必要十分に確保することができる。
また、第二の所定桁の数字列からなるコネクション情報122を接続キー情報として用いるため、開発期間の長期化や処理負荷増大等を招いてしまう高度なセキュリティ機能を必要とすることがない。
しかも、接続キー情報であるコネクション情報122が第二の所定桁の数字列によって構成されているので、必要十分なセキュリティを担保しつつ、処理負荷の軽減(処理に要するメモリー容量の削減等)を実現することができる。さらには、血圧計100のLCD116でも十分に表示出力可能な程度の情報量のものとなり、また接続キー情報として機器固有の製造シリアル番号や通信アドレス情報等をそのまま用いる場合に比べると入力の手間が掛からない。したがって、利用者にとっては、非常に利便性に優れたものとなる。
その上、第二の所定桁の数字列からなるコネクション情報122は、BTマイコン120に固有のアドレス情報に依拠するものなので、セキュリティを担保する上では必要十分であり、また血圧計100に装置独自の識別情報を与えて管理する場合のような煩雑な管理作業等を要してしまうこともない。
以上のように、本実施形態によれば、血圧計100とスマートフォン200との間で無線通信を行う場合に、接続先の特定を可能にしつつセキュリティを確保することができ、しかも利用者にとっての利便性が損なわれてしまうこともない。
また、本実施形態では、血圧計100に搭載されたBTマイコン120が、BLEの規格に準拠して無線通信を行う。BLEのコネクションに関してはペアリングという概念がないが、その場合であっても、本実施形態によれば、接続先の特定を可能にしつつセキュリティを確保することができ、しかも利用者にとっての利便性が損なわれてしまうこともない。つまり、本実施形態は、BLEの規格に準拠して無線通信を行う場合に適用されて非常に好適なものであると言える。
また、本実施形態では、血圧計100に代表されるヘルスケア機器をスレイブ機器とする。ここでいうヘルスケア機器には、血圧計100の他に、脈拍計または活動量計等が含まれる。これらのヘルスケア機器は、例えば健康診断会場での血圧計やランニング大会での活動量計等のように、通信可能範囲内に複数台が存在する状態で用いられることが多い。その場合であっても、本実施形態によれば、接続先の特定を可能にしつつセキュリティを確保することができ、しかも利用者にとっての利便性が損なわれてしまうこともない。つまり、本実施形態は、スレイブ機器がヘルスケア機器である場合に適用されて非常に好適なものであると言える。
<5.変形例>
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態では、コネクション情報122の生成にあたり、英数字列または数字列の具体的な桁数を例示したが、本発明がこれに限定されることはない。つまり、本発明は、アドレス情報の一部を数字列に変換した上で当該数字列の所定桁を抽出してコネクション情報とするものであればよく、具体的な桁数については予め設定されたものであれば特に限定されるものではない。
また、本実施形態では、BLEの規格に準拠して無線通信を行う場合を例に挙げて説明したが、本発明は、例えばブルートゥース(登録商標)クラシックのような他の規格により無線通信を行う場合に適用することも可能である。
また、本実施形態では、スレイブ機器が血圧計100等のヘルスケア機器であり、マスター機器がスマートフォン200等の携帯型情報処理端末装置である場合を例に挙げたが、本発明がこれに限定されることはない。つまり、本発明は、マスター機器とスレイブ機器との間で無線通信を行うマスタースレイブシステムに適用することが可能である。
100…血圧計(スレイブ機器)、110…メインマイコン、110a…情報生成手段、110b…情報出力手段、116…LCD、117…タクトスイッチ(BTキー)、120…BTマイコン、122…コネクション情報、200…スマートフォン(マスター機器)、204…数字列入力窓

Claims (4)

  1. マスター機器との無線通信を行うための無線通信モジュールと、
    前記無線通信モジュールに固有のアドレス情報の一部を構成する第一の所定桁の英数字列を数字列に変換した上で当該数字列における第二の所定桁の数字列を抽出してコネクション情報とする情報生成手段と、
    前記マスター機器との接続状態確立のために前記コネクション情報の出力を行う情報出力手段と、
    を備えることを特徴とするスレイブ機器。
  2. 前記無線通信モジュールは、ブルートゥースローエナジーの規格に準拠して無線通信を行うものである
    ことを特徴とする請求項1記載のスレイブ機器。
  3. 前記スレイブ機器は、ヘルスケア機器である
    ことを特徴とする請求項1または2記載のスレイブ機器。
  4. マスター機器とスレイブ機器との間で無線通信を行うために、当該マスター機器と当該スレイブ機器との接続状態を確立させる接続確立方法であって、
    前記スレイブ機器に搭載された無線通信モジュールに固有のアドレス情報の一部を構成する第一の所定桁の英数字列を数字列に変換した上で当該数字列における第二の所定桁の数字列を抽出してコネクション情報とし、
    前記コネクション情報を用いて前記マスター機器と前記スレイブ機器との接続状態を確立させる
    ことを特徴とする接続確立方法。
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