JP2001175602A - 通信端末接続確立方法および通信システム - Google Patents

通信端末接続確立方法および通信システム

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JP2001175602A
JP2001175602A JP36014199A JP36014199A JP2001175602A JP 2001175602 A JP2001175602 A JP 2001175602A JP 36014199 A JP36014199 A JP 36014199A JP 36014199 A JP36014199 A JP 36014199A JP 2001175602 A JP2001175602 A JP 2001175602A
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JP36014199A
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Sukekazu Kanda
祐和 神田
Ryohei Yamamoto
量平 山本
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 識別情報を入力する際の手間の軽減とミスを
回避し、しかも特定の端末との接続だけを許容し、以っ
て使い勝手の向上を図りつつ利用可能な端末を限定でき
るようにする。 【解決手段】 一方の端末(MASTER10)に表示
されたパスワードと、他方の端末(SLAVE(i)2
0)でユーザ入力されたパスワードとの一致を判定し
て、その判定結果が真(一致)の場合に、一方の端末と
他方の端末と間の接続確立を行なう。端末間の接続確立
を行なうためには一方の端末に表示されたパスワードを
見てそのパスワードと同一のパスワードを他方の端末に
入力する必要がある。両端末の位置が離れていたり壁な
どの障害物が間にあったりした場合はパスワードを見る
ことができないかパスワードを入力することができない
から、そのような端末との接続確立を確実に拒否でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末接続確立
方法および通信システムに関し、詳しくは、共通の伝送
路を利用する複数の通信端末間において一時的に一対一
の接続を確立する際に用いて好適な通信端末接続確立方
法および通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、PDA(Personal Di
gital Assistants)等の携帯情報端末
と、各種外部装置との間をワイヤレス(例えば無線)で
接続することが行われている。この場合、携帯情報端末
および各種外部装置は、共通の伝送路、すなわち無線に
よる伝送路を利用する複数の通信端末に相当する。これ
によれば、ケーブルを用いることなく、任意の外部装置
との間で一対一の接続を確立してその機能を携帯情報端
末で利用することができる。
【0003】従来の接続確立の手順は、次のようなもの
であった。なお、以下の説明において「マスター(MA
STER)」とは接続を要求する側の端末、「スレーブ
(SLAVE)」とは接続される側の端末のことをいう。
まず、マスターは、エリア内のすべてのスレーブに対し
て識別情報(以下「ID」という)要求を送信する。各
々のスレーブは、この要求に応答して自己のID(以下
「スレーブID」という)をマスター宛てに送信する。
次に、マスターは、受信したすべてのスレーブIDを記
録するとともに、任意のスレーブIDのユーザ入力を促
す。ユーザは、マスターのキーボタンを操作しながら利
用を希望する特定スレーブのIDを手動で入力する。マ
スターは、記録されているスレーブIDの中にユーザ入
力されたIDと一致するものが含まれているか否かを調
べ、含まれている場合に、そのスレーブIDを用いて接
続を確立し、以降、マスターから特定スレーブ(ユーザ
入力されたIDと一致するIDを持つスレーブ)を利用
できるようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の接続確立方法にあっては、各端末に割り当てられた
スレーブIDを手入力しているが、このスレーブIDが
ユニークな識別情報であって桁数(または文字数)が多
いため、入力が面倒であるうえ、入力ミスを起こし易
く、きわめて使い勝手が悪いという問題点があった。
【0005】例えばMAC(Media Access
Control)アドレスは、世界中で用いられるネ
ットワーク機器に重複なく割り当てられたユニークな値
を持っており、このMACアドレスをスレーブIDに使
用できるが、MACアドレスは48ビットもの情報量を
持つため、最大で248、10進表記に直しても「2.8
14749767107e+14」もの大きな値になり
得るから、到底、容易にミスなく手入力できるものでは
ない。
【0006】なお、マスターですべての受信スレーブI
Dをリスト表示し、その中からユーザに選ばせるように
すれば、手入力の手間を省けて好ましいが、反面、エリ
ア内のすべての端末が接続可能になってしまうため、端
末ごとの接続許容と接続拒否を管理できなくなるという
問題点がある。特にこの問題点は、伝送路に無線を使用
する場合に看過し得ない欠点をもたらす。無線は壁など
の障害物を通り抜けるため、例えば隣室にある端末(多
くの場合その端末は接続拒否の対象になる)にも自由に
接続できてしまうからである。
【0007】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、識別情報を入力する際の手間の軽減とミスを回避
し、しかも、特定の端末との接続だけを許容し、以っ
て、使い勝手の向上を図りつつ、利用可能な端末を限定
できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、伝送路を共有
する複数の通信端末の一つである第一端末と他の一つで
ある第二端末との間で接続を確立する際に、前記第一端
末または前記第二端末の一方でパスワードを生成して目
視可能に表示し、もしくは、前記第一端末または前記第
二端末の一方でパスワードを生成するとともに、他方で
該パスワードを目視可能に表示し、且つ、前記第一端末
または前記第二端末のうち前記パスワードを表示しない
方でユーザによるパスワード入力を受付けた後、前記第
一端末または前記第二端末のいずれか一方で該ユーザ入
力されたパスワードと前記生成したパスワードとの一致
を判定して、その判定結果が真の場合に前記第一端末と
前記第二端末との間で接続確立を行うことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明は、伝送路を共有する複数の
通信端末の一つである第一端末と他の一つである第二端
末とを含む通信システムであって、第一端末および第二
端末はそのいずれも、(a)伝送路を介してデータを送
受信する送受信部、を備えるとともに、第一端末および
第二端末はそのいずれかに、(b)パスワードを生成す
るパスワード生成手段、(c)パスワードを目視可能に
表示する表示手段、(d)ユーザによるパスワード入力
を受付ける入力手段、(e)入力手段によってユーザ入
力されたパスワードとパスワード生成手段によって生成
されたパスワードとの一致を判定する判定手段、(f)
判定手段の判定結果が真の場合に第一端末と第二端末と
の間で接続確立を行う接続確立手段、を備え、且つ、少
なくとも、前記(c)を備える端末と前記(d)を備え
る端末とを異ならせたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、一方の端末に表示されたパスワー
ドと、他方の端末でユーザ入力されたパスワードとの一
致を判定して、その判定結果が真(一致)の場合に、一
方の端末と他方の端末と間の接続確立が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、伝送路を共有する
複数の通信端末を示す図であり、MASTER10は、
例えばPDA等の携帯情報端末で、SLAVE(1)2
0〜SLAVE(m)20は、例えばこの携帯情報端末
によって利用可能な機能を有する電話端末、プリンタそ
の他の外部装置である。なお、SLAVE(1)20〜
SLAVE(m)20は、括弧内の数値で示すように合
計m台備えられており、以下、これらを総称する場合、
1〜mをiで代表し、SLAVE(i)20と表記する
ことにする。MASTER10は発明の要旨に記載の第
一端末に相当し、SLAVE(i)20は発明の要旨に
記載の第二端末に相当する。ここに、本実施の形態にお
ける伝送路は、特に限定しないが無線による伝送路であ
る。この例示(無線)の意図は、前述の問題点、すなわ
ち「無線は壁などの障害物を通り抜けるため、例えば隣
室にある端末(多くの場合その端末は接続拒否の対象に
なる)にも自由に接続できてしまう」の解消に有益であ
ることを示すことにある。なお、先にも定義したとお
り、MASTERとは接続を要求する側の端末(例えば
ベーシック伝送制御手順における制御局に相当)のこと
をいい、SLAVEとは接続される側の端末のことをい
う。
【0012】実施の形態のMASTER10およびSL
AVE(i)20は、以下に説明する構成を有してお
り、待ち受け状態にある任意の一台のSLAVE(i)
20とMASTER10との間で伝送路を介した一対一
の接続を確立して、例えばMASTER10のメール送
受信機能と接続先のSLAVE(i)20の電話機能と
を有機的に結合させてインターネットメールや商用メー
ルの送受信をワイアレスで行ったり、または、MAST
ER10の文章作成機能と接続先のSLAVE(i)2
0の印刷機能とを有機的に結合させて作成文書のプリン
トアウトをワイアレスで行ったり、さらに、MASTE
R10のファイル管理機能と接続先のSLAVE(i)
20のファイル管理機能とを接続してファイル転送ある
いはデータ転送を行ったりすることができるものであ
る。特に、実施の形態のSLAVE(i)20は、ユー
ザを固定せずに一時的にMASTER10に接続して利
用される汎用端末であり、例えば会議室やホテルの客室
などに備えられた電話端末、プリンタその他の外部装置
であって、MASTER10を持ち歩く人達により一時
的に利用される可能性のあるものである。
【0013】図2はMASTER10およびSLAVE
(i)20の一例の構成図である。なお、図ではマイク
ロプログラム制御方式の構成を例示するが、これに限定
されない。少なくとも、共通の伝送路を介して相互にデ
ータ通信が可能な送受信機能を有し、この送受信機能を
利用して互いに有機的に結合することにより、例えばメ
ールの送受信や作成文書の印刷その他のユーザアプリケ
ーションを実現する機能を搭載し、且つ、そのデータ通
信の開始に際して後述の「接続確立シーケンス」と同一
の処理もしくはその思想を充足する類似の処理を行うも
のであればよい。図2において、MASTER10は、
所定の制御プログラムに従って全体の動作を制御するC
PU(発明の要旨に記載のパスワード生成手段、判定手
段、接続確立手段、送信手段に相当)11、同制御プロ
グラムやシステムデータ等を格納するプログラムROM
12、CPU11の主記憶として機能するワークRAM
(発明の要旨に記載の記録手段に相当)13、ユーザデ
ータを格納する不揮発性半導体メモリや磁気ディスク等
の外部記憶装置14、文字列(望ましくは複数行にわた
る文字列)を表示可能な解像度を持つ例えば液晶ディス
プレイ等の表示部(発明の要旨に記載の表示手段に相
当)15、文字列入力用キーや各種の機能キーなどを含
むキー入力部16、無線によるデータ伝送を行う通信部
(発明の要旨に記載の送受信部に相当)17、所定の無
線キャリア周波数帯に同調したアンテナ18および各部
を接続するバス19を備える。また、SLAVE20
は、所定の制御プログラムに従って全体の動作を制御す
るCPU(発明の要旨に記載のパスワード生成手段、判
定手段、接続確立手段、送信手段に相当)21、同制御
プログラムやシステムデータ等を格納するプログラムR
OM22、CPU11の主記憶として機能するワークR
AM(発明の要旨に記載の記録手段に相当)23、不図
示の公衆回線網(アナログ回線、ディジタル回線、PH
S回線または自動車電話回線)に接続する公衆回線接続
部24、文字列(望ましくは複数行にわたる文字列)を
表示可能な解像度を持つ例えば液晶ディスプレイ等の表
示部25、文字列入力用キーや各種の機能キーなどを含
むキー入力部(発明の要旨に記載の入力手段に相当)2
6、無線によるデータ伝送を行う通信部(発明の要旨に
記載の送受信部に相当)27、所定の無線キャリア周波
数帯に同調したアンテナ27および各部を接続するバス
29を備える。なお、SLAVE(i)20の公衆回線
接続部24は一例にすぎない。そのSLAVE(i)2
0が電話端末として機能する場合に必要となる構成要素
である。それ以外の機能、例えばプリンタとして機能す
る場合は公衆回線接続部24は印刷部に置き換えられ、
且つ、CPU21で実行する制御プログラムも印刷機能
に適合したものに置き換えられる。
【0014】MASTER10は、プログラムROM1
2に格納された制御プログラムをワークRAM13にロ
ードして実行し、バス19を介して、外部記憶装置1
4、表示部15、キー入力部16および通信部17を適
宜にアクセスしながら、当該制御プログラムに従って各
種機能を有機的に実現する。また、SLAVE(i)2
0は、プログラムROM22に格納された制御プログラ
ムをワークRAM23にロードして実行し、バス29を
介して、公衆回線接続部24、表示部25、キー入力部
26および通信部27を適宜にアクセスしながら、当該
制御プログラムに従って各種機能を有機的に実現する。
【0015】MASTER10で実現可能な機能のうち
のいくつかは他の外部装置、すなわちSLAVE(i)
20の1台を必要とする。例えば文章作成機能(いわゆ
るエディタ機能もしくはワープロ機能)に注目すると、
この機能は、文章の新規作成や既存文章の編集を行うこ
とができるとともに、必要に応じて作成文書のプリント
アウトを行うことができるものであるが、プリントアウ
トを行う際には印刷機能を有する特定のSLAVE
(i)20を必要とする。一般に可搬型の情報端末は携
帯性を重視して使用頻度の低い構成部分を外付けにして
いる。何を外付けするかはその端末の用途等によって一
概にいえないが、少なくともプリンタは外付け構成品で
あることが多い。また、メール機能を搭載した端末の場
合、電話回線網(アナログ回線網、ディジタル回線網、
PHS回線網または自動車電話回線網)やLAN(Lo
cal Area Network)に接続するための
インターフェースを必要とするが、同インターフェース
の全部または一部を外付けとすることも多い。本実施の
形態においては、これらの外付け構成部品をSLAVE
(i)20としてMASTER10のユーザに提供す
る。例えばSLAVE(i)を事務所や会議室あるいは
ホテルの客室等に設置し、MASTER10から自由に
利用できるようにすることにより、作成文章のプリント
アウトやメールの送受信を行う際の便宜を図る。
【0016】図3はMASTER10のCPU11で実
行される制御プログラムの要部を示すフローチャートで
ある。また、図4はSLAVE(i)20のCPU21
で実行される制御プログラムの要部を示すフローチャー
トである。これらのフローチャートは、互に協調しなが
ら、MASTER10とSLAVE(i)20との間で
データ通信を開始する際の「接続確立シーケンス」を実
現する。以下、同シーケンスの流れを説明するが、協調
部分については図中丸付き数字(1〜5)で示すことと
する。
【0017】まず、MASTER10で例えば印刷や通
信などを行う場合、その動作に応じた外部機器(SLA
VE(i)20の一つ)との間で無線による接続確立を
行うための接続確立シーケンスを開始する。この開始動
作は、例えば文章作成機能を実行中であれば、キー入力
部16の所定の機能キー(印刷動作が割り当てられた機
能キー)を押し下げ操作することによって起動すること
ができる。接続確立シーケンスを開始すると、まず、M
ASTER10の通信部17からアンテナ18を介して
MASTER10の識別情報を送信する(ステップS1
1)。ここで、識別情報とは、MASTER10に割り
当てられたユニークな情報のことであり、すなわち、M
ACアドレス等のIdentification(以下
「ID」という)である。このIDは、MASTER1
0だけでなく、すべてのSLAVE(i)20にも割り
当てられており、以降、説明の便宜上、MASTER1
0に割り当てられたIDを「M_ID」、SLAVE
(i)20に割り当てられたIDを「S_ID」として
区別することにする。
【0018】MASTER10のアンテナ18から送信
された無線電波を所定レベル以上で受信可能なエリア内
に位置し、且つ、待ち受け状態にあるすべてのSLAV
E(i)20は、MASTER10から送信されたM_
IDを受信すると(ステップS31)、そのM_IDを
ワークRAM22の所定領域に書き込んで登録(ステッ
プS32)するとともに、自分自身のS_IDを通信部
27からアンテナ28を介して送信する(ステップS3
3)。MASTER10は、SLAVE(i)20から
送信されたS_IDをワークRAM12の所定領域に書
き込んで登録(ステップS12)し、その登録動作を応
答のあったすべてのSLAVE(i)20について繰り
返し実行する。今、例えばm台のSLAVE(i)20
のすべてから応答があったとすると、MASTER10
のワークRAM12には、m個のS_IDが登録される
こととなる。なお、このS_IDの登録ステップ(ステ
ップS12)においては、図では省略しているが、いず
れのSLAVE(i)20からも応答がない場合に備え
て、例えば所定の時間を経過しても応答が得られない場
合にフローを終了する(END)ルーチンが組み入れら
れている。
【0019】上記登録ステップ(ステップS12)によ
って、少なくとも1個以上のS_IDの登録が行われた
場合、MASTER10はパスワードを生成(ステップ
S13)するとともに、その生成パスワードを表示部1
5に目視可能に表示する(ステップS14)。ここで、
パスワード(Pass Word)とは一般に数列、文
字列、記号列またはこれらの組み合わせからなる任意の
暗証符号であって、特にコンピュータ等の資源にアクセ
スする際に用いられる認証用の合い言葉と解されている
が、本実施の形態におけるパスワードは認証用の合い言
葉の点で一致するものの、あらかじめパスワードを登録
しておくか否かの点で相違する。すなわち、本実施の形
態のパスワードは「接続確立シーケンス」の起動の度に
乱数等の手法を用いてランダムに生成される(ステップ
S13)点で相違する。パスワードの符号数は、認証の
正確性を高める点では多い方が望ましく、一方、後述の
ユーザ入力の際の手間の軽減とミスの回避を図る点では
少ない方が望ましい。例えば一般に4桁程度の数列は人
間にとって短期記憶できることが知られており、この程
度のパスワードであれば、それほどの手間をかけずに、
しかもミスなく入力することが可能である。しかも、4
桁の数列であっても0000〜9999までの1万通り
の組み合わせがあるので、この数列をランダムに発生す
ることによって、少なくとも数十メートル程度のエリア
内に位置する複数のMASTER10(その数は数台な
いし数10台程度であろう)の個体識別を行なうことが
できる。なお、偶然のパスワード一致を回避するために
は、例えば乱数の元になる値(基数)に時間値(現在時
刻等)を使用したり、MASTER10の識別情報(M
_ID)の一部(例えばMACアドレスの一部)を使用
したりしてもよい。また、パスワードの予測を困難にす
るためには、SLAVE(i)20の用途等から類推さ
れる文字列等(例えばそのSLAVE(i)が電話端末
の場合、同端末の電話番号)をパスワード生成の際の対
象外とすることが望ましい。
【0020】MASTER10は、パスワードの生成と
表示を行うと、次に、応答のあったすべてのSLAVE
(i)20に対して、上記パスワードを送信する(ステ
ップS15)。各々のSLAVE(i)20はMAST
ER10から送信されたパスワードを受信し(ステップ
S34)、そのパスワードをワークRAM23の所定領
域に書き込んで記録する(ステップS35)。そして、
各々のSLAVE(i)20は、キー入力部26からの
パスワード入力を待ち、所定の待機時間を経過してタイ
ムアウトが発生した場合は(ステップS37)、ワーク
RAM23の所定領域に記録されたM_IDとパスワー
ドを消去して(ステップS38)、待機状態(M_ID
の待ち受け状態;ステップS31)に復帰する。
【0021】今、MASTER10のユーザの近くに、
当該ユーザが利用を希望する、例えば印刷機能を備えた
SLAVE(i)20(以下「SLAVE(1)20」
とする)があった場合、当該ユーザは、MASTER1
0の表示部15に表示されているパスワードと同一のパ
スワードを、そのSLAVE(1)20のキー入力部2
6を用いて入力する。SLAVE(1)20は、入力さ
れたパスワードとワークRAM23に記録されているパ
スワードとの一致を判定し(ステップS39)、もし、
その判定結果が“偽”(一致していない)であれば、リ
トライ回数nを超えているか否かを判定し(ステップS
40)、超えていなければパスワード入力以降のステッ
プを繰り返し、超えていれば、パスワードエラーを示す
NCK信号を送信(ステップS41)した後、ワークR
AM23に記憶されているM_IDとパスワードを消去
して(ステップS42)、待機状態(M_IDの待ち受
け状態;ステップS31)に復帰する一方、パスワード
の判定結果が“真”(一致している)であれば、パスワ
ード一致を示すACK信号を送信する(ステップS4
3)。
【0022】その間、MASTER10は、ACK信号
またはNCK信号の待ち受け状態にあり(ステップS1
6、ステップS17)、所定のタイムアウト時間が経過
した場合(ステップS18の“YES”)または同時間
内であってもNCK信号が受信された場合(ステップS
17の“YES”)は、ワークRAM13に記録されて
いるすべてのS_IDを消去して「接続確立シーケン
ス」を終了するが、ACK信号が受信された場合(ステ
ップS16の“YES”)は、そのACK信号を送信し
たSLAVE、上記例示では、印刷機能を有するSLA
VE(1)20のS_ID以外のS_IDをワークRA
M13から消去(ステップS20)した後、ワークRA
M13に残ったS_ID、すなわち、印刷機能を有する
SLAVE(1)20のS_IDを用いて、当該SLA
VE(1)20との間の接続を確立し(ステップS2
1)、以降、図示は略すが、MASTER10からSL
AVE(1)20の機能を利用して、例えばMASTE
R10で作成された文書情報のプリントアウトを実行す
る。
【0023】以上、MASTER10とSLAVE
(i)20の間の「接続確立シーケンス」について、そ
の説明を行ったが、要点を抜き出して説明すると以下の
とおりとなる。 (A)接続確立シーケンスの起動権限はMASTER1
0にあり、MASTER10は同シーケンスの起動に伴
って、自分自身のID(M_ID)をエリア内のすべて
のSLAVE(i)20に送信する。 (B)エリア内にある待ち受け状態のすべてのSLAV
E(i)20は、MASTER10からのM_IDを受
信して記録するとともに、自分自身のID(S_ID)
を送信する。 (C)MASTER10は応答のあったすべてのSLA
VE(i)20からのS_IDを記録するとともに、パ
スワードを生成して表示部15に表示し、且つ、そのパ
スワードを応答のあったすべてのSLAVE(i)20
に送信する。 (D)各々のSLAVE(i)20はMASTER10
からのパスワードを記録した後、キー入力部26を用い
たパスワード入力待ちの状態に入る。(C)そして、M
ASTER10の表示部15に表示されているパスワー
ドと同一のパスワードが入力されたSLAVE(i)2
0からはACK信号が送信され、間違ったパスワードを
入力されたSLAVE(i)20からはNCK信号が送
信されるほか、パスワードが入力されなかった他のSL
AVE(i)20からは何も応答が返されない。 (D)最後に、MASTER10は、ACK信号を送信
したSLAVE(i)20のS_IDを用いて一対一の
接続を確立し、以降、そのSLAVE(i)20とMA
STER10の間で通信を開始する。
【0024】以上の(A)〜(D)において、重要な点
は「パスワードの表示とパスワードの入力を別々の端末
で行っている」ことにある。これは、MASTER10
を所持する特定のユーザにだけパスワードを知らせ(報
知し)、且つ、その特定のユーザによる直接的な操作に
よってのみパスワードの入力を行わせるための工夫であ
る。このような工夫により、例えば隣室にあるSLAV
E(i)20との間で誤って接続を確立してしまうこと
もなく、または、他のユーザのMASTER10からの
接続要求に誤って応えてしまうこともない。
【0025】図5は、例えばホテルの客室のような異な
る空間31〜34にそれぞれ1台ずつのSLAVE
(i)20(図では「S1」〜「S4」と略記)を設け
ている場合の使用例を示す図であり、図6はそのタイム
ランを示す図である。なお、MASTER10(図では
「M」と略記)を所持するユーザ35は便宜的に3番目
の空間33に居るものとする。また、この空間33には
「S3」が設けられており、ユーザ35は「M」と「S
3」の接続を確立して、この「S3」の機能(例えば電
話端末機能または印刷機能など)を利用するものとす
る。
【0026】まず、ユーザ35は「M」の「接続確立シ
ーケンス」(図3のフローチャート)を実行する。これ
により、「M」の表示部15にパスワードが表示される
ので、次に、ユーザ35は「S3」のキー入力部26を
操作して「M」の表示部15に表示されたパスワードと
同一のパスワードを入力する。そして、パスワードが一
致していれば「S3」から「M」にACK信号が送信さ
れ、以降、「M」と「S3」との間で接続が確立され、
ユーザ35は「S3」の機能を利用することができる。
【0027】ここで、「M」の交信エリア内に「S1」
〜「S4」のすべてが位置しているとすると、「M」
は、これらすべての「S1」〜「S4」のいずれとも接
続可能であるが、「M」の表示部15に表示されたパス
ワードを知り得る者は、空間33に居る特定のユーザ3
5だけである。したがって、仮に空間31、32または
34に他のユーザが居たとしても、これらのユーザは正
しいパスワードを知ることができないから、空間33以
外の空間31、32、34に位置する「S1」、「S
2」、「S4」と「M」との間の接続を行なうことはで
きない(接続の拒否)。また、パスワードを知っている
ユーザ35であっても、壁で隔てられた他の空間31、
32、34に位置する「S1」、「S2」、「S4」へ
のパスワード入力は物理的に不可能であるから、この点
においても、空間33以外の空間31、32、34に位
置する「S1」、「S2」、「S4」と「M」との間の
接続を行なうことはできない(接続の拒否)。しかも、
パスワードは、例えば4桁程度の簡易なものでよく、端
末の識別情報(ID)に比べて符号数が少ないため、入
力の手間の軽減とミスを回避することができ、使い勝手
の向上を図ることができる。
【0028】なお、上記実施の形態では、パスワードの
生成とパスワードの表示をMASTER10で行い、パ
スワードの入力とパスワードの一致判定をSLAVE
(i)20で行っているが、この態様に限定されない。
要は、MASTER10とSLAVE(i)20の一方
でパスワードの表示を行い、他方でパスワードの入力を
行うようにすればよく、他の要件(パスワードの生成や
パスワードの一致判定など)はどちらで行っても構わな
い。例えば以下のような変形態様であってもよい。
【0029】図7および図8は第一の変形態様を示す図
であり、破線で囲んだ部分が上記実施の形態との相違箇
所である。なお、上記実施の形態と同一の処理部分につ
いては、同一のステップ番号を付し、その説明を省略す
る。図7および図8において、MASTER10は、パ
スワードを生成する点(ステップS13)およびそのパ
スワードを表示部15に表示する点(ステップS14)
などで上記実施の形態と共通するが、生成したパスワー
ドをSLAVE(i)20に送信しない点(当然ながら
該当ステップ無し)、SLAVE(i)20からのパス
ワードを所定のタイムアウト時間を待ち時間として受信
する点(ステップS51、ステップS52)、その受信
パスワードと先に生成したパスワードとの一致を判定す
る点(ステップS53)、一致を判定したときにSLA
VE(i)20にACK信号を送信するとともに、パス
ワード送信元のSLAVE(i)20以外のS_IDを
消去し、且つ、パスワード送信元のS_IDを用いて接
続を確立する点(ステップS56、ステップS57、ス
テップS58)、および、一致を判定しなかったときに
NCK信号を送信するとともに、リトライn回以内であ
ればパスワードの受信ステップ以降を繰り返す点(ステ
ップS54、ステップS55)で相違する。一方、SL
AVE(i)20は、キー入力部26からのパスワード
の入力待ちステップ(ステップS36)を有する点など
で上記実施の形態と共通するが、MASTER10から
のパスワードを受信するステップ、受信したパスワード
を記録するステップ、および、パスワードの一致を判定
するステップなどを有しない点で相違するとともに、キ
ー入力部26から入力されたパスワードをMASTER
10に送信するステップを有する点(ステップS6
1)、および、パスワードの送信後にMASTER10
からのACK信号やNCK信号を所定のタイムアウト時
間の経過まで待ち続けるステップなどを有する点(ステ
ップS62〜ステップS65)で相違する。
【0030】すなわち、この第一の変形態様では、MA
STER10でパスワードを生成して表示するとともに
(ステップS13、ステップS14)、SLAVE
(i)20でパスワードを入力し(ステップS34)、
そのパスワードをMASTER10に送り(ステップS
61)、MASTER10で一致を判定している(ステ
ップS53)。したがって、パスワードの表示をMAS
TER10で行なう点、およびパスワードの入力をSL
AVE(i)20で行なう点については、上記実施の形
態と同一であるから、この第一の変形態様においても上
記実施の形態と同様の作用効果が得られるうえ、生成し
たパスワードをMASTER10以外に送信しないた
め、セキュリティ性に優れているという特有の効果が得
られる。
【0031】図9および図10は第二の変形態様を示す
図であり、第一の変形態様と同様に破線で囲んだ部分が
上記実施の形態との相違箇所である。なお、上記実施の
形態と同一の処理部分については、第一の変形態様と同
様に同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。
図9および図10において、MASTER10は、SL
AVE(i)20からのACK信号やNCK信号を受信
するなどの点(ステップS16〜ステップS21)で上
記実施の形態と共通するが、パスワードの生成を行なわ
ない点(該当ステップ無し)、SLAVE(i)20か
らのS_IDとパスワードを所定のタイムアウト時間を
待ち時間として受信する点(ステップS71、ステップ
S72)、受信したS_IDを登録し、さらに、受信し
たパスワードを表示部15に表示する点(ステップS7
3、ステップS74)で相違する。一方、SLAVE
(i)20は、キー入力部26からのパスワードの入力
待ちステップ(ステップS36)を有する点、パスワー
ド一致を判定する点(ステップS39)、およびその判
定結果に従ってACK信号やNCK信号を送信したりす
る点(ステップS40〜ステップS43)などで上記実
施の形態と共通するが、パスワードを生成する点(ステ
ップS81)およびS_IDとパスワードをMASTE
R10に送信する点(ステップS82)で相違する。
【0032】すなわち、この第二の変形態様では、SL
AVE(i)20でパスワードを生成し(ステップS8
1)、そのパスワードをMASTER10に送り(ステ
ップS82)、MASTER10の表示部15に表示す
るとともに(ステップS74)、SLAVE(i)20
でパスワードを入力し(ステップS36)、そのパスワ
ードの一致をSLAVE(i)20で判定している(ス
テップS39)。したがって、パスワードの表示をMA
STER10で行なう点、およびパスワードの入力をS
LAVE(i)20で行なう点については、上記実施の
形態と同一であるから、この第一の変形態様においても
上記実施の形態と同様の作用効果が得られるうえ、パス
ワードの生成と一致の判定をSLAVE(i)20で集
約的に行なっているため、MASTER10の処理負担
を軽減できるという特有の効果が得られる。
【0033】なお、上記実施の形態では、MASTER
10とSLAVE(i)20の間の伝送路として無線に
よるものを例示したが、これに限定されない。例えばL
ANなどのネットワークによるもの、光によるもの、ま
たは商用電源などの既設配線に周波数多重されたものな
どであってもよい。これらの伝送路であっても、例えば
隣室(光による伝送路の場合は同一室内の他のパーティ
ション区画など)にある端末(多くの場合その端末は接
続拒否の対象になる)にも自由に接続できてしまうとい
う不都合があるからである。また、上記実施の形態で
は、接続確立シーケンスを再実行する場合についての説
明をしなかったが、接続確立シーケンスの再実行は、例
えば不本意な通信切断を生じた場合や同一環境下での再
接続を行なう場合などにしばしば発生するから、以下の
ような対策を講じておけば、オーバヘッドを軽減して速
やかに再接続を確立できるようになるので好ましい。
(イ)通信切断を生じた場合の対策は、接続確立先のI
DをワークRAMに保持しておき、通信再開時にそのI
Dを用いて接続確立を実行する。IDの取得やパスワー
ドの生成、表示および一致判定等の処理をパスできる。
(ロ)同一環境下で再接続する場合の対策は、例えばホ
テルの部屋に置かれたSLAVE(i)の種類やその位
置は、通常の滞在期間内であれば殆ど変化しないことを
考慮し、一般的な滞在期間(典型的にはチェックアウト
時間まで)を有効期限として、すでに接続済みのIDを
保持しておき、再接続時にそのIDをパスワード不要の
接続先とする。上記(イ)と同様に、IDの取得やパス
ワードの生成、表示および一致判定等の処理をパスでき
る。また、上記実施の形態では、ユーザによるパスワー
ドの入力をキー入力としているが、これに限らない。例
えば、音声入力であってもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、一方の端末に表示され
たパスワードと、他方の端末でユーザ入力されたパスワ
ードとの一致を判定して、その判定結果が真(一致)の
場合に、一方の端末と他方の端末と間の接続確立が行わ
れる。したがって、一方の端末と他方の端末と間の接続
確立を行なうためには、一方の端末に表示されたパスワ
ードを見て、そのパスワードと同一のパスワードを他方
の端末に入力する必要があり、例えば両端末の位置が離
れていたり、または、壁などの障害物が間にあったりし
た場合は、パスワードを見ることができないか、また
は、パスワードを入力することができないから、そのよ
うな端末との接続確立を確実に拒否することができる。
その結果、特定の端末との接続だけを許容し、以って、
利用可能な端末を限定することができる。しかも、パス
ワードは、従来のようにすべての端末を識別する必要が
ないので、桁数(または文字数)を少なくすることがで
き、パスワードを入力する際の手間の軽減とミスを回避
し、以って、使い勝手の向上を図ることもできる。
【0035】また、パスワードの生成と一致の判定を一
方の端末で集約して行なうようにすれば、他方の端末に
パスワードが流れないため、セキュリティ性の向上を図
ることができるし、あるいは、パスワードの生成と一致
の判定を他方の端末で集約して行うようにすれば、一方
の端末の処理負担を軽減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝送路を共有する複数の通信端末を示す図であ
る。
【図2】MASTERおよびSLAVE(i)の一例の
構成図である。
【図3】MASTERで実行される制御プログラムの要
部を示すフローチャートである。
【図4】SLAVE(i)で実行される制御プログラム
の要部を示すフローチャートである。
【図5】異なる空間にそれぞれ1台ずつのSLAVE
(i)を設けた場合の使用例を示す図である。
【図6】図5の使用例に対応するタイムランを示す図で
ある。
【図7】MASTERで実行される制御プログラムの第
一の変形態様を示すその要部フローチャートである。
【図8】SLAVE(i)で実行される制御プログラム
の第一の変形態様を示すその要部フローチャートであ
る。
【図9】MASTERで実行される制御プログラムの第
二の変形態様を示すその要部フローチャートである。
【図10】SLAVE(i)で実行される制御プログラ
ムの第二の変形態様を示すその要部フローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 MASTER(第一端末) 11 CPU(パスワード生成手段、判定手段、接続確
立手段、送信手段) 13 ワークRAM(記録手段) 15 表示部(表示手段) 17 通信部(送受信部) 20 SLAVE(i)(第二端末) 21 CPU(パスワード生成手段、判定手段、接続確
立手段、送信手段) 23 ワークRAM(記録手段) 26 キー入力部(入力手段) 27 通信部(送受信部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 303 H04L 13/00 307A Fターム(参考) 5B085 AE03 BC01 5J104 AA07 GA03 KA02 KA06 KA09 KA21 NA05 5K034 AA06 FF16 HH01 HH02 LL01 MM37 MM39 5K067 AA21 BB02 BB03 BB04 BB08 BB41 DD17 EE22 FF02 KK13 KK15 5K101 KK20 LL11 NN01 NN17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路を共有する複数の通信端末の一つ
    である第一端末と他の一つである第二端末との間で接続
    を確立する際に、 第一端末または第二端末の一方でパスワードを生成して
    目視可能に表示し、もしくは、第一端末または第二端末
    の一方でパスワードを生成するとともに、他方で該パス
    ワードを目視可能に表示し、 且つ、第一端末または第二端末のうちパスワードを表示
    しない方でユーザによるパスワード入力を受付けた後、 第一端末または第二端末のいずれかで、ユーザ入力され
    たパスワードと生成されたパスワードとの一致を判定し
    て、その判定結果が真の場合に第一端末と第二端末との
    間で接続確立を行うことを特徴とする通信端末接続確立
    方法。
  2. 【請求項2】 伝送路を共有する複数の通信端末の一つ
    である第一端末と他の一つである第二端末との間で接続
    を確立する際に、 第一端末でパスワードを生成して目視可能に表示すると
    ともに、該パスワードを他の通信端末に送信し、 他の通信端末で前記パスワードを受信して記録し、 第二端末で、ユーザ入力されたパスワードと記録された
    パスワードとの一致を判定してその判定結果を第一端末
    に通知し、 通知された判定結果が真の場合に第一端末と第二端末と
    の間で接続確立を行うことを特徴とする通信端末接続確
    立方法。
  3. 【請求項3】 伝送路を共有する複数の通信端末の一つ
    である第一端末と他の一つである第二端末との間で接続
    を確立する際に、 第一端末でパスワードを生成して目視可能に表示すると
    ともに、 第二端末でユーザ入力されたパスワードを第一端末に送
    信し、 第二端末で、生成されたパスワードと第一端末から送信
    されたパスワードとの一致を判定してその判定結果が真
    の場合に第一端末と第二端末との間で接続確立を行うこ
    とを特徴とする通信端末接続確立方法。
  4. 【請求項4】 伝送路を共有する複数の通信端末の一つ
    である第一端末と他の一つである第二端末との間で接続
    を確立する際に、 第二端末でパスワードを生成して第一端末に送信し、 第一端末で該パスワードを目視可能に表示するととも
    に、 第二端末で、ユーザ入力されたパスワードと生成された
    パスワードとの一致を判定してその判定結果を第一端末
    に通知し、 通知された判定結果が真の場合に第一端末と第二端末と
    の間で接続確立を行うことを特徴とする通信端末接続確
    立方法。
  5. 【請求項5】 伝送路を共有する複数の通信端末の一つ
    である第一端末と他の一つである第二端末とを含む通信
    システムであって、 第一端末および第二端末はそのいずれも、(a)伝送路
    を介してデータを送受信する送受信部、を備えるととも
    に、 第一端末および第二端末はそのいずれかに、(b)パス
    ワードを生成するパスワード生成手段、(c)パスワー
    ドを目視可能に表示する表示手段、(d)ユーザによる
    パスワード入力を受付ける入力手段、(e)入力手段に
    よってユーザ入力されたパスワードとパスワード生成手
    段によって生成されたパスワードとの一致を判定する判
    定手段、(f)判定手段の判定結果が真の場合に第一端
    末と第二端末との間で接続確立を行う接続確立手段、 を備え、且つ、少なくとも、前記(c)を備える端末と
    前記(d)を備える端末とを異ならせたことを特徴とす
    る通信システム。
  6. 【請求項6】 伝送路を共有する複数の通信端末の一つ
    である第一端末と他の一つである第二端末とを含む通信
    システムであって、 第一端末および第二端末はそのいずれも伝送路を介して
    データを送受信する送受信部を備えるとともに、 第一端末は、 パスワードを生成するパスワード生成手段と、 パスワード生成手段によって生成されたパスワードを目
    視可能に表示する表示手段と、 パスワード生成手段によって生成されたパスワードを送
    受信部から送信する送信手段と、を備え、 第二端末は、 送受信部を介して受信された第一端末からのパスワード
    を記録する記録手段と、 ユーザによるパスワード入力を受付ける入力手段と、 入力手段によってユーザ入力されたパスワードと記録手
    段によって記録されたパスワードとの一致を判定する判
    定手段と、を備え、 第一端末は、さらに、 判定手段の判定結果が真の場合に第一端末と第二端末と
    の間で接続確立を行う接続確立手段を備えることを特徴
    とする通信システム。
  7. 【請求項7】 伝送路を共有する複数の通信端末の一つ
    である第一端末と他の一つである第二端末とを含む通信
    システムであって、 第一端末および第二端末はそのいずれも伝送路を介して
    データを送受信する送受信部を備えるとともに、 第一端末は、 パスワードを生成するパスワード生成手段と、 パスワード生成手段によって生成されたパスワードを目
    視可能に表示する表示手段と、を備え、 第二端末は、 ユーザによるパスワード入力を受付ける入力手段と、 入力手段によって入力されたパスワードを送受信部から
    送信する送信手段と、を備え、 第一端末は、さらに、 送受信部を介して受信された第二端末からのパスワード
    を記録する記録手段と、記録手段によって記録されたパ
    スワードとパスワード生成手段によって生成されたパス
    ワードとの一致を判定する判定手段と、 判定手段の判定結果が真の場合に第一端末と第二端末と
    の間で接続確立を行う接続確立手段と、を備えることを
    特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 伝送路を共有する複数の通信端末の一つ
    である第一端末と他の一つである第二端末とを含む通信
    システムであって、 第一端末および第二端末はそのいずれも伝送路を介して
    データを送受信する送受信部を備えるとともに、 第二端末は、 パスワードを生成するパスワード生成手段と、 入力手段によって入力されたパスワードを送受信部から
    送信する送信手段と、を備え、 第一端末は、 送受信部を介して受信された第二端末からのパスワード
    を目視可能に表示する表示手段を備え、 第二端末は、さらに、 ユーザによるパスワード入力を受付ける入力手段と、 入力手段によって入力されたパスワードとパスワード生
    成手段によって生成されたパスワードとの一致を判定す
    る判定手段と、を備え、 第一端末は、さらに、 判定手段の判定結果が真の場合に第一端末と第二端末と
    の間で接続確立を行う接続確立手段を備えることを特徴
    とする通信システム。
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