JP6165010B2 - 庇板および庇 - Google Patents

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Description

この発明は、押出成形により形成された複数本の中空の板材を幅方向に連ねて構成される庇板と、その庇板を用いて構成される庇とに関する。
従来、その種の庇は、図10に示すように、幅方向の中間に位置する複数本の中空の板材(以下「中間板材」という。)91と、両側に位置する2本の中空の板材(以下「側板材」という。)92,93とで庇板9が構成されている。各中間板材91の両側端部には、図11に示すように、側端面を突き合わせるように互いに連結することが可能な第1、第2の各連結部94,95がそれぞれ形成されている。一方の側板材92の内側端部には、一側位置の中間板材91aの外側端面に内側端面を突き合わせるように中間板材91aの第1の連結部94と連結することが可能な第2の連結部95が、また、他方の側板材93の内側端部には、他側位置の中間板材91bの外側端面に内側端面を突き合わせるように中間板材91bの第2の連結部95と連結することが可能な第1の連結部94が、それぞれ形成されている。上記した庇板9の後端部は、建物の外壁面に取り付けられた長手状の保持具100により全幅にわたって保持されている(例えば、特許文献1参照)。
庇板9の前端部には前縁板96が全幅にわたって装着されている。この前縁板96は、庇板9を構成する全ての中間板材91および側板材92,93の前端面に当接させてネジ止めされるもので、全幅にわたる上面開口の樋溝部97を有している。樋溝部97はその両端が塞ぎ板98a,98bにより塞がれている。各塞ぎ板98a,98bには開口部99が設けてあり、樋溝部97に流れ込んだ雨水は各塞ぎ板98a,98bの開口部99より外部へ放出される。
特開2010−185217号公報
上記した構成の庇において、庇板9の上面に沿って流下した雨水は、庇板9の前端において前縁板96の樋溝部97に流れ込むが、降水量が多いと、流下途中で庇板9の両側より溢れ出し、庇板9の下面に回り込んで随所で滴下する。また、張出し量の大きい庇では、降水量がそれ程でなくても、庇板9の上面に沿って流下した雨水は、前端部近くになると、流量が増して両側より溢れ出し、庇板9の下面に回り込んで随所で滴下する。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、降水量が多くても、また張出し量が大きな庇であっても、庇板の両側より溢れ出た雨水が庇板の下面に回り込んで随所で滴下することのない庇板と、その庇板を用いて構成された庇とを提供することを目的とする。
この発明による庇板は、押出成形により形成された複数本の中空の板材を幅方向に連ねて構成されている。前記複数本の中空の板材は、中間に位置する複数本の中間板材と、両側に位置する2本の側板材とから成り、各中間板材は側端面を突き合わせるように互いに連結することが可能な連結部を両側端部に有する。各側板材は両側位置の中間板材の外側端面に内側端面を突き合わせるように前記連結部と連結することが可能な連結部を内側端部に有するとともに、外側端部には全長にわたる上面開口の樋溝部が形成されている。
上記の庇板を用いて構成されるこの発明による庇は、押出成形により形成された複数本の中空の板材を幅方向に連ねて構成される庇板の後端部が、建物の外壁面に取り付けられた保持具により全幅にわたって保持されて成るものである。前記複数本の中空の板材は、中間に位置する複数本の中間板材と、両側に位置する2本の側板材とから成り、各中間板材は側端面を突き合わせるように互いに連結することが可能な連結部を両側端部に有する。各側板材は両側位置の中間板材の外側端面に内側端面を突き合わせるように前記連結部と連結することが可能な連結部を内側端部に有するとともに、外側端部には全長にわたる上面開口の樋溝部が形成されている。上記の庇板の前端部には前縁板が全幅にわたって装着されている。
この発明による庇板を用いて構成された庇では、庇板を構成する両側板材の外側端部に上面開口の樋溝部が全長にわたって形成されているので、降水量が多い場合や庇の張出し量が大きい場合でも、庇板の両側より溢れ出た雨水は樋溝部に流れ込むことで、雨水が庇板の下面に回り込んで随所で滴下することがない。
この発明の好ましい実施態様においては、前記前縁板は、庇板の全幅にわたる上面開口の樋溝部を有している。その樋溝部の開口面は庇板の上面の前端の下方に位置し、庇板を構成する全ての中間板材および側板材の中空内部と両側板材の樋溝部とは庇板の前端において前記前縁板の樋溝部に連通している。
上記した実施態様の庇によると、庇板の上面に沿って流下した雨水は前端より前縁板の樋溝部に流れ込む。また、中間板材および側板材の中空内部を流下した雨水は各板材の前端より前縁板の樋溝部に流れ込む。さらに、両側板材の樋溝部に流れ込んだ雨水は樋溝部を流下し、前端より前縁板の樋溝部に流れ込む。
この発明の一実施態様においては、前記前縁板の樋溝部の両端は塞ぎ板により塞がれ、前縁板の樋溝部には竪樋を連通させている。この実施態様によると、樋溝部に流れ込んだ雨水は竪樋を通して外部へ導出される。なお、竪樋を用いることに代えて、両端の塞ぎ板に開口部を設けてもよく、その場合は開口部より雨水が外部へ放出される。
この発明の好ましい実施態様においては、前記前縁板は、樋溝部が仕切板により前溝と後溝とに区分されている。前記仕切板は、上端部が庇板の前端部にねじ止めされ、下端部には前記前溝と後溝とを連通させる連通孔が形成されている。前記前溝の開口面は庇板の上面の前端の下方に位置し、全ての中間板材および側板材の中空内部と両側板材の樋溝部とは庇板の前端において前記後溝に連通している。
この実施態様によると、庇板の上面に沿って流下した雨水は前端より前縁板の樋溝部の前溝に流れ込み、中間板材および側板材の中空内部を流下した雨水は各板材の前端の開口部分より前縁板の樋溝部の後溝に流れ込む。また、両側板材の樋溝部に流れ込んだ雨水は樋溝部を流下し、前端の開放部分より前縁板の樋溝部の後溝に流れ込む。前溝と後溝とは連通孔により連通しているので、雨水の流入量が前溝と後溝とが違っても、水位が同一になるように雨水が前溝と後溝との間を行き来し、樋溝部からの溢水を抑止し得る。
この発明によると、庇板の両側より溢れ出た雨水は側板材の樋溝部に流れ込むので、雨水が庇板の下面に回り込んで随所で滴下することがない。
この発明の一実施例である庇の中間部分を省略した平面図である。 図1の庇の側面図である。 庇板の中間部分を省略した正面図である。 中間板材の第1の連結部と側板材の第2の連結部との連結方法を示す正面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 他の実施例の塞ぎ板が用いられた庇の側面図である。 他の実施例の前縁板の一部分を示す平面図である。 図8のC−C線に沿う断面図である。 従来の庇の斜視図である。 従来の庇板の中間部分を省略した正面図である。
図1および図2は、この発明の一実施例である庇1の外観を示している。図示例の庇1は、建物の外壁面10から前方へ張り出すように設置される庇板2と、建物の外壁面10に固着され庇板2を前下がりの姿勢で庇板2の後端部を保持する保持具4と、庇板2の前端部に全幅にわたって装着される前縁板5とで構成されている。庇板2を構成する各中間板材3および各側板材31,32や前縁板5はアルミニウムの押出成形により形成されている。なお、図2において、48は保持具4の両端面に装着される目隠し用の端板、8は前縁板5の後述する樋溝部50の両端を塞ぐ塞ぎ板である。
庇板2は、図1および図3に示すように、側端面を互いに突き合わせるようにして幅方向へ連結される複数の中間板材3と、両側位置の中間板材3a,3bの外側端面に内側端面を突き合わせるようにして幅方向へ連結される側板材31,32とで構成されている。各中間板材3および各側板材31,32は、上下に対向する上板部21と下板部22との間が全長にわたって中空となっている。
各中間板材3の内部には、左右対称位置に2箇所づつ補強のためのリブ33a,33bが一体に設けられている。また、内側のリブ33aには必要に応じて鉄板製の補強板(図示せず)を縦向きにして挿入することが可能な取付溝34が長さ方向に沿って形成されている。補強板は、長さ方向の強度を保つためのもので、中間板材3の厚さおよび長さに応じた幅および長さのものが用いられる。なお、図3において、38はリブ33a,33bも一体形成されたビス止め孔であり、後述する前縁板5を庇板2の前端部にビス止めするのに用いられる。
各中間板材3は、一方の側端部に第1の連結部6を、他方の側端部に第2の連結部7を、それぞれ有している。第1の連結部6と第2の連結部7とは側端面を突き合わせるように互いに連結することが可能な構造のものである。
また、各側板材31,32のうち、一方の側板材31は内側端部に第2の連結部7を有し、他方の側板材32は内側端部に第1の連結部6を有している。中間板材3の第1の連結部6は他の中間板材3または側板材31の第2の連結部7と互いに連結することが可能である。中間板材3の第2の連結部7は他の中間板材3または側板材32の第1の連結部6と互いに連結することが可能である。
図4は、一側位置の中間板材3aの第1の連結部6の構成と一方の側板材31の第2の連結部7の構成とを示している。なお、中間板材3の第2の連結部7は上記の側板材31の第2の連結部7と同様の構成のものであり、また、他方の側板材31の第1の連結部6は上記の中間板材3の第1の連結部6と同様の構成のものであり、ここでは説明を省略する。
第1の連結部6は、上板部21の側端縁を下方へ直角に折り曲げて形成された嵌合片61と、嵌合片61の下端部を斜め上方へ折り返して形成された係合片62と、係合片62の先端部を折り曲げて形成された当接部63とを一連に備えたものである。
第2の連結部7は、下板部22の側端縁を上方へ直角に折り曲げて形成された嵌合片71と、嵌合片71の上端部を斜め下方へ折り返して形成された係合片72と、係合片72の先端部を折り曲げて形成された当接部73とを一連に備えたものである。
中間板材3aの第1の連結部6と側板材31の第2の連結部7とを連結するには、図4(1)に示すように、中間板材3aと側板材31とを上下にずらせかつ側縁部分を重ねた状態に位置決めした後、図4(2)に示すように、中間板材3aを押し下げるか、側板材31を押し上げるかして、第1の連結部6の嵌合片61と第2の連結部7の嵌合片71とを嵌合させると、図4(3)に示すように、双方の係合片62,72は先端の当接部63,73が突き当たった状態で係合する。なお、図4(3)に示す係合状態で中間板材3aまたは側板材31を上記と反対方向へ押圧すると、係合状態が外れて中間板材3aと側板材31とが分離する。
各側板材31,32の外側端部には、上面開口の樋溝部35がそれぞれ全長にわたって形成されている。この樋溝部35は、庇板2の両側より溢れ出た雨水を流入させて前縁板5の後述する樋溝部50まで導く。図示例の樋溝部35は下板部22の側端縁を上板部21の位置まで上方へ直角に折り曲げて形成されているが、雨水を流入し易くするために、上拡がりの形状に形成してもよい。また、図示例の樋溝部35は溝形状が矩形状であるが、これに限らず、湾曲した形状であってもよい。
図5は、庇板2の後端部を全幅にわたって保持する保持具4の構成を示している。図示例の保持具4は、建物の外壁面10に沿ってアンカーボルト110により止め固定される背板部41と、背板部41の前面のほぼ中央部に保持溝40を挟んで上下に対向するように庇板2の全幅に対応する長さに一体形成された一対の保持板部42,43とを備えている。背板部41および保持板部42,43はアルミニウムの押出成形により形成されており、各保持板部42,43は庇板2が前下がりの姿勢になるようにやや下向きに形成されている。背板部41には、上側の保持板部42の上方位置と上下の保持板部42,43の間とに、アンカーボルト110が挿入されるボルト挿通孔41aがそれぞれ一定間隔毎に横一列に設けられている。
前記保持溝40は、庇板2を構成する各中間板材3および各側板材31,32の後端部を前方より差し込むことが可能な溝幅を有し、前面が全長にわたって開放されている。上側の保持板部42はわずかに上開きとなるように、また、下側の保持板部43はわずかに下開きとなるように、それぞれ背板部41の前面より突出しており、上下の保持板部42,43間の保持溝40は、溝底から溝開口に向けて次第に広がった溝形状になっている。
保持具4は、庇板2の後端部を上方および下方より覆って後述するボルト46Aおよびナット46Bなどを外部から見えないようにするための上カバー44および下カバー45を備えている。上カバー44や下カバー45はアルミニウムの押出型材である。なお、保持具4の両側端面は目隠し用の端板48により塞がれている(図1および図2)。
上下の各保持板部42,43には、長さ方向に沿う複数の対向する位置に、各保持板部42,43を上下に貫通するボルト止め孔42a,43aがそれぞれ形成されるとともに、庇板2を構成する各側板材31,32および各中間板材3の後端部であって保持板部42,43の各ボルト止め孔42a,43aに対応する位置に、ボルト止め孔42a,43aに連通するボルト通し孔36,37が各板材の上板部21および下板部22を貫通して形成されている。
前記のボルト46Aは、上側の保持板部42の上方よりボルト止め孔42aへ挿入され、上側の保持板部42のボルト止め孔42a、側板材31,32または中間板材3のボルト通し孔36,37、および下側の保持板部43のボルト止め孔43aを一連に貫通する。下側の保持板部43の下方へ突出したボルト46Aの先端部にはナット46Bがネジ込まれて締め付けられる。
各保持板部42,43は可撓性を有し、ボルト46Aおよびナット46Bによる内向きの締付力が作用したとき、内側へわずかに撓んで弾性変形するようにその厚みや突出長さが設定されている。ナット46Bを締め付けた状態のとき、上下の保持板部42,43は内側へわずかに撓んで弾性変形するもので、各保持板部42,43は庇板2を構成する側板材31,32や中間板材3の上板部21および下板部22にかなり広範囲にわたり接触して各板材を挟持する。
なお、図5において、111は上カバー44の上端縁と建物の外壁面10との間に庇板2の全幅にわたって嵌め込まれるコーキング材、112は上カバー44の下端縁と庇板2の上面との間に庇板2の全幅にわたって嵌め込まれるコーキング材である。これらのコーキング材111,112によって雨水の浸入が阻止される。また、47は前記端板48,49をビス止めするために上下の各カバー44,45に設けられたビス止め孔である。
図6は、庇板2の前端部に全幅にわたって装着される前縁板5を示している。この実施例の前縁板5は、庇板2の全幅にわたる上面開口の樋溝部50を有している。この実施例の前縁板5は、樋溝部50が仕切板51により前溝52と後溝53とに区分されている。前溝52の開口面は庇板2の上面の前端の下方に位置し、庇板2の上面を流下した雨水が前溝52に流れ込むようになっている。仕切板51は、上端部が庇板2の前端部にビス54により止着されている。各ビス54は、庇板2を構成する各中間板材3および各側板材31,32に形成されているビス止め孔38にネジ込まれる。
仕切板51と庇板2の前端との間には、各中間板材3および各側板材31,32の中空内部を流下してきた雨水と両側板材31,32の樋溝部35を流下してきた雨水とを流出させる隙間55が形成されている。前記隙間55は後溝53の上方に位置しており、中間板材3および側板材31,32の中空内部を流下してきた雨水と側板材31,32の樋溝部35を流下してきた雨水とが隙間55を介して連通する後溝53に流れ込むようになっている。
仕切板51の下端部には前溝52と後溝53とを連通させる複数個の連通孔56が一定間隔毎に形成されている。前溝52に溜まる雨水と後溝53に溜まる雨水とは、液面の高い方から低い方へ流れ込むもので、これにより樋溝部50からの溢水を抑止している。前溝52および後溝53より成る樋溝部50の両端は塞ぎ板8により塞がれ、樋溝部50の前溝52には竪樋57を連通させている。
なお、この実施例の塞ぎ板8は、図2に示すように、樋溝部50に溜まった雨水が塞ぎ板8より溢れ出ないように樋溝部50の開口面にまで達する高さのものを用いているが、図7に示すように、樋溝部50に溜まった雨水が過剰なときには両端部より溢れさせて放出し得るように高さの低い溢水部81を設けてもよい。
また、この実施例では、側板材31,32の樋溝部35は庇板2の前端において隙間55を介して前縁板5の樋溝部50と連通させているが、図8および図9に示すように、仕切板51の両端部を側板材31,32の樋溝部35に相当する幅だけに切り欠いて樋溝部35の前端を開放することもできる。図8および図9において、Xは仕切板51が切り欠かれた開放部分を示しており、側板材31,32の樋溝部35に流入した雨水が多量であっても、雨水は開放部分Xより前縁板5の樋溝部50へ速やかに導出させることが可能である。
上記した構成の庇板2を用いて構成された庇1では、庇板2を構成する両側板材31,32の外側端部に全長にわたる上面開口の樋溝部35が形成されているので、降水量が多い場合や庇1の張出し量が大きい場合でも、庇板2の両側より溢れ出た雨水は樋溝部35に流れ込むので、雨水が庇板2の下面に回り込んで随所で滴下することがない。
庇板2の上面に沿って流下した雨水は前端より前縁板5の樋溝部50に流れ込み、中間板材3および側板材31,32の中空内部を流下した雨水は各板材の前端より前縁板5の樋溝部50に流れ込む。また、両側板材31,32の樋溝部35に流れ込んだ雨水は樋溝部35を流下し、前端より前縁板5の樋溝部50に流れ込む。
上記した実施例では、庇板2の上面に沿って流下した雨水は前端より前縁板5の樋溝部50の前溝52に流れ込み、中間板材3および側板材31,32の中空内部を流下した雨水は各板材の前端の開口部分より前縁板5の樋溝部50の後溝53に流れ込む。また、両側板材31,32の樋溝部35に流れ込んだ雨水は樋溝部35を流下し、前端の開放部分より前縁板5の樋溝部50の後溝53に流れ込む。前溝52と後溝53とは連通孔56により連通しているので、雨水の流入量が前溝52と後溝53とで違っても、水位が同じになるように雨水が前溝52と後溝53との間で行き来するので、樋溝部50から雨水が溢れ出るのを抑止し得る。
1 庇
2 庇板
3 中間板材
4 保持具
5 前縁板
6,7 連結部
8 塞ぎ板
31,32 側板材
35 樋溝部
50 樋溝部
51 仕切板
52 前溝
53 後溝
56 連通孔

Claims (3)

  1. 押出成形により形成された複数本の中空の板材を幅方向に連ねて構成される庇板と、前記庇板の前端部に全幅にわたって装着された前縁板とを有し、前記庇板の後端部が、建物の外壁面に取り付けられた保持具より全幅にわたって保持されて成る庇であって、
    前記複数本の中空の板材は、中間に位置する複数本の中間板材と、両側に位置する2本の側板材とから成り、前記各中間板材および前記各側板材は、上下に対向する上板部と下板部との間が全長にわたって中空となっており、前記各中間板材は側端面を突き合わせるように互いに連結することが可能な連結部を両側端部に有し、前記各側板材は両側位置の中間板材の外側端面に内側端面を突き合わせるように前記連結部と連結することが可能な連結部を内側端部に有するとともに、外側端部には前記下板部の側端縁を上方へ折り曲げて形成された上面開口の樋溝部が全長にわたって形成されており、
    前記前縁板は、前記庇板の全幅にわたる上面開口の樋溝部と、前記樋溝部を前溝と後溝とに区分する仕切板を有し、
    前記仕切板は、上端部が前記庇板の前端部にねじ止めされ、前記前溝の開口面は前記庇板の上面の前端の下方に位置し、全ての中間板材および側板材の中空内部は前記庇板の前端において前記後溝に連通しており、
    前記仕切板は、両端部を前記側板材の前記樋溝部に相当する幅だけ切り欠いて前記両側板材の樋溝部の前端を開放した開放部分を有している庇。
  2. 請求項に記載された庇であって、前記前縁板の樋溝部の両端は塞ぎ板により塞がれ、前縁板の樋溝部には竪樋を連通させている庇。
  3. 前記前縁板仕切板の下端部には前記前溝と後溝とを連通させる連通孔が形成されている請求項1に記載の庇。
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