JP6164439B2 - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源に接続された入力軸の回転を変速して出力軸に伝達する複数の変速ユニットを軸方向に並置し、前記変速ユニットは、入力軸の軸線からの偏心量が可変であって該入力軸と共に回転する偏心部材と、前記出力軸に相対回転自在に支持された揺動リンクと、前記偏心部材および前記揺動リンクを接続するコネクティングロッドと、前記出力軸および前記揺動リンク間に配置されたワンウェイクラッチとを備える車両用動力伝達装置に関する。
かかるクランク式の変速ユニットを備えた車両用動力伝達装置は出力軸側から入力軸側に駆動力を逆伝達できないため、入力軸および出力軸を変速ユニットとは別個の補助動力伝達手段で接続し、車両の減速走行時に出力軸側から入力軸側に補助動力伝達手段を介して駆動力を逆伝達してエンジンブレーキを作動可能にするとともに、変速ユニットの故障時にエンジンの駆動力を補助動力伝達手段を介して駆動輪に伝達することで、修理工場までの退避走行を可能にするものが、下記特許文献1により公知である。
日本特開2014−35036号公報
ところで、上記従来のものは、補助動力伝達手段の中間部に設けられた遊星歯車機構の軸線上にオイルポンプを備えており、このオイルポンプは入力軸および出力軸を結ぶ直線よりも下方のミッションケースの下部に配置されている。このように、オイルポンプをオイルが貯留されたミッションケースの下部に配置すると、オイルポンプが油面下に漬かるためにオイルの吸入性能が向上するが、オイルポンプと同軸に配置された遊星歯車機構がオイルを攪拌するために動力損失が増加する問題がある。これを回避するために、遊星歯車機構およびオイルポンプをミッションケースの上部に配置すると、油面からのオイルポンプの距離が増加してオイルの吸入性能が低下する懸念がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、クランク式の無段変速機と並列に配置された補助動力伝達手段により駆動されるオイルポンプのレイアウトの自由度を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、駆動源に接続された入力軸の回転を変速して出力軸に伝達する複数の変速ユニットを軸方向に並置し、前記変速ユニットは、入力軸の軸線からの偏心量が可変であって該入力軸と共に回転する偏心部材と、前記出力軸に相対回転自在に支持された揺動リンクと、前記偏心部材および前記揺動リンクを接続するコネクティングロッドと、前記出力軸および前記揺動リンク間に配置されたワンウェイクラッチとを備える車両用動力伝達装置であって、前記入力軸および前記出力軸に対して平行かつ相互に同軸内外に配置された第1中間軸および第2中間軸と、前記入力軸を前記第1中間軸に接続する第1動力伝達経路と、前記出力軸を前記第2中間軸に接続する第2動力伝達経路と、前記第1中間軸および前記第2中間軸を接続する変速機構と、前記第1中間軸に設けた駆動部材およびオイルポンプに設けた従動部材を接続する無端伝動部材とを備え、前記無端伝動部材を軸方向に隣接する二つの前記コネクティングロッドの間に配置したことを第1の特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記入力軸の軸線および前記出力軸の軸線を結ぶ直線の上方に前記第1中間軸および前記第2中間軸を配置し、前記直線の下側に前記オイルポンプを配置したことを第2の特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1または第2の特徴に加えて、前記ワンウェイクラッチのアウター部材は前記無端伝動部材の外周面をガイドするガイド部材を兼ねることを第3の特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第3の何れか1つの特徴に加えて、前記第1動力伝達経路は、前記入力軸上に設けた第1ギヤと、前記第1中間軸の軸方向一端に設けた第2ギヤと、前記第1ギヤおよび前記第2ギヤの両方に噛合するアイドルギヤとからなり、前記第2動力伝達経路は、前記第1中間軸の内周に嵌合する前記第2中間軸の軸方向一端に設けた第3ギヤと、前記出力軸上に設けられて前記第3ギヤに噛合する第4ギヤとからなり、前記第2ギヤおよび前記第3ギヤを軸方向に隣接して配置し、前記第1ギヤ、前記第3ギヤおよび前記第4ギヤを軸方向に重なるように配置し、前記第1ギヤおよび前記第2ギヤを軸方向にずらして配置したことを第4の特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
尚、実施の形態のエンジンEは本発明の駆動源に対応し、実施の形態の偏心ディスク18は本発明の偏心部材に対応し、実施の形態の遊星歯車機構42は本発明の変速機構に対応し、実施の形態の従動スプロケット54は本発明の従動部材に対応し、実施の形態の駆動スプロケット55は本発明の駆動部材に対応し、実施の形態の無端チェーン56は本発明の無端伝動部材に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、クランク式の無段変速機に対して並列に配置された補助動力伝達手段を備え、補助動力伝達手段は、入力軸を第1中間軸に接続する第1動力伝達経路と、出力軸を第2中間軸に接続する第2動力伝達経路と、第1中間軸および第2中間軸を接続する変速機構とを備えるので、車両の減速走行時に駆動輪側から駆動源側に補助動力伝達手段を介して駆動力を逆伝達してエンジンブレーキや回生制動を行うことが可能になるだけでなく、無段変速機の故障時に駆動源側から駆動輪側に補助動力伝達手段を介して駆動力を伝達して退避走行を行うことができる。第1中間軸に設けた駆動部材およびオイルポンプに設けた従動部材を接続する無端伝動部材を、軸方向に隣接する二つの変速ユニットのコネクティングロッドの間に配置したので、無端伝動部材が変速ユニットと干渉するのを防止してオイルポンプのレイアウトの自由度を高めることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、入力軸の軸線および出力軸の軸線を結ぶ直線の上方に第1中間軸および第2中間軸を配置し、前記直線の下側にオイルポンプを配置したので、貯留されたオイルにオイルポンプを近づけて吸入性能を高めることができるだけでなく、貯留されたオイルを第2動力伝達切換機構が攪拌して動力損失が発生するのを防止することができる。
また本発明の第3の特徴によれば、ワンウェイクラッチのアウター部材は無端伝動部材の外周面をガイドするガイド部材を兼ねるので、無端伝動部材とワンウェイクラッチとの干渉を回避してオイルポンプのレイアウトの自由度を更に高めることができる。
また本発明の第4の特徴によれば、第1動力伝達経路は、入力軸上に設けた第1ギヤと、第1中間軸の軸方向一端に設けた第2ギヤと、第1ギヤおよび第2ギヤの両方に噛合するアイドルギヤとからなり、第2動力伝達経路は、第1中間軸の内周に嵌合する第2中間軸の軸方向一端に設けた第3ギヤと、出力軸上に設けられて第3ギヤに噛合する第4ギヤとからなり、第2ギヤおよび第3ギヤを軸方向に隣接して配置し、第1ギヤ、第3ギヤおよび第4ギヤを軸方向に重なるように配置し、第1ギヤおよび第2ギヤを軸方向にずらして配置したので、アイドルギヤの軸方向幅内に第1動力伝達経路および第2動力伝達経路を配置することが可能となり、補助動力伝達手段の軸方向寸法を小型化することができる。
図1は車両用動力伝達装置のスケルトン図である。(第1の実施の形態) 図2は図1の2部詳細図である。(第1の実施の形態) 図3は図2の3−3線断面図(OD状態)である。(第1の実施の形態) 図4は図2の3−3線断面図(GN状態)である。(第1の実施の形態) 図5はOD状態での作用説明図である。(第1の実施の形態) 図6はGN状態での作用説明図である。(第1の実施の形態) 図7は図1の7部詳細図である。(第1の実施の形態) 図8は図1の8−8線矢視図である。(第1の実施の形態)
E エンジン(駆動源)
U 変速ユニット
11 入力軸
12 出力軸
18 偏心ディスク(偏心部材)
19 コネクティングロッド
21 ワンウェイクラッチ
22 アウター部材
26 揺動リンク
35 第1中間軸
36 第2中間軸
37 第1ギヤ
38 アイドルギヤ
39 第2ギヤ
40 第3ギヤ
41 第4ギヤ
42 遊星歯車機構(変速機構)
52 オイルポンプ
54 従動スプロケット(従動部材)
55 駆動スプロケット(駆動部材)
56 無端チェーン(無端伝動部材)
以下、図1〜図8に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態
図1に示すように、エンジンEの駆動力を左右の車軸10,10を介して駆動輪W,Wに伝達する車両用動力伝達装置は、無段変速機Tと、第1動力伝達切換機構S1と、第2動力伝達切換機構S2と、ディファレンシャルギヤDとを備える。第1動力伝達切換機構S1は、ドライブレンジ、リバースレンジ、ニュートラルレンジおよびパーキングレンジを切り換え可能である。第2動力伝達切換機構S2は、通常走行・エンジンブレーキ状態、アイドリングストップ状態およびフェール状態を切り換え可能である。
次に、図1〜図4に基づいて無段変速機Tの変速ユニットUの構造を説明する。
図1に示すように、入力軸11は、入力軸本体部11Aと、入力軸本体部11Aよりも駆動力伝達方向上流側(エンジンE側)の入力軸上流部11Bとからなり、入力軸本体部11Aは無段変速機Tに接続され、入力軸上流部11BはエンジンEに接続される。入力軸上流部11Bと入力軸本体部11Aとの間にはダンパー31およびクラッチ32が設けられる。クラッチ32は通常時には係合状態に維持されるが、後述する無段変速機Tの故障時に係合解除され、入力軸本体部11Aおよび入力軸上流部11Bを切り離すことができる。
また出力軸12は、出力軸本体部12Aと、出力軸本体部12Aよりも駆動力伝達方向下流側(駆動輪W,W側)の出力軸下流部12Bとからなり、出力軸本体部12Aは無段変速機Tに接続され、出力軸下流部12Bは第1動力伝達切換機構S1に接続される。出力軸本体部12Aおよび出力軸下流部12Bは常時一体である。第1動力伝達切換機構S1は、エンジンEから出力軸下流部12Bに伝達された駆動力を正回転のままディファレンシャルギヤDに伝達するドライブレンジと、前記駆動力を逆回転にしてディファレンシャルギヤDに伝達するリバースレンジと、ディファレンシャルギヤDを出力軸下流部12Bから切り離すニュートラルレンジと、出力軸下流部12Bから切り離されたディファレンシャルギヤDを回転不能に拘束するパーキングレンジとを切り換え可能である。
本実施の形態の無段変速機Tは同一構造を有する複数個(実施の形態では4個)の変速ユニットU…を軸方向に重ね合わせたもので、それらの変速ユニットU…は平行に配置された共通の入力軸11および共通の出力軸12を備えており、入力軸11の回転が減速または増速されて出力軸12に伝達される。
以下、代表として一つの変速ユニットUの構造を説明する。エンジンEに接続されて回転する入力軸11は、電動モータのような変速アクチュエータ14の中空の回転軸14aの内部を相対回転自在に貫通する。変速アクチュエータ14のロータ14bは回転軸14aに固定されており、ステータ14cはケーシングに固定される。変速アクチュエータ14の回転軸14aは、入力軸11と同速度で回転可能であり、かつ入力軸11に対して異なる速度で相対回転可能である。
変速アクチュエータ14の回転軸14aを貫通した入力軸11には第1ピニオン15が固定されており、この第1ピニオン15を跨ぐように変速アクチュエータ14の回転軸14aにクランク状のキャリヤ16が接続される。第1ピニオン15と同径の2個の第2ピニオン17,17が、第1ピニオン15と協働して正三角形を構成する位置にそれぞれピニオンピン16a,16aを介して支持されており、これら第1ピニオン15および第2ピニオン17,17に、円板形の偏心ディスク18の内部に偏心して形成されたリングギヤ18aが噛合する。偏心ディスク18の外周面に、コネクティングロッド19のロッド部19aの一端に設けたリング部19bがボールベアリング20を介して相対回転自在に嵌合する。
出力軸12の外周に設けられたワンウェイクラッチ21は、コネクティングロッド19のロッド部19aにピン19cを介して枢支された揺動リンク26(図8参照)の内周に嵌合するリング状のアウター部材22と、アウター部材22の内部に配置されて出力軸12に固定されたインナー部材23と、アウター部材22の内周の円弧面とインナー部材23の外周の平面との間に形成された楔状の空間に配置されてスプリング24…で付勢されたローラ25…とを備える。
図2から明らかなように、4個の変速ユニットU…はクランク状のキャリヤ16を共有しているが、キャリヤ16に第2ピニオン17,17を介して支持される偏心ディスク18の位相は各々の変速ユニットUで90°ずつ異なっている。例えば、図2において、左端の変速ユニットUの偏心ディスク18は入力軸11に対して図中上方に変位し、左から3番目の変速ユニットUの偏心ディスク18は入力軸11に対して図中下方に変位し、左から2番目および4番目の変速ユニットU,Uの偏心ディスク18,18は上下方向中間に位置している。
図1および図7に示すように、無段変速機Tは、上記4個の変速ユニットU…とは別経路で駆動力を伝達可能な補助動力伝達手段33を備えており、補助動力伝達手段33の中間部に第2動力伝達切換機構S2が配置される。補助動力伝達手段33は、上流側(入力軸11側)の第1動力伝達経路と、下流側(出力軸12側)の第2動力伝達経路とに分割され、第1動力伝達経路および第2動力伝達経路間に第2動力伝達切換機構S2が設けられる。
即ち、入力軸11および出力軸12と平行にアイドル軸34、第1中間軸35および第2中間軸36が配置され、第1中間軸35は中空に形成されて第2中間軸36の外周に相対回転自在に嵌合する。第1動力伝達経路は、入力軸上流部11Bに設けられたダンパー31に固設した第1ギヤ37と、アイドル軸34に相対回転自在に支持したアイドルギヤ38と、第1中間軸35に固設した第2ギヤ39とで構成される。第2動力伝達経路は、第2中間軸36に固設した第3ギヤ40と、出力軸下流部12Bに固設した第4ギヤ41とで構成される。
第1ギヤ37、第3ギヤ40および第4ギヤ41は軸方向に重なるように配置されており、第1ギヤ37および第3ギヤ40は幅広のアイドルギヤ38の右半部に噛合する。また第1中間軸35の第2ギヤ39および第2中間軸36の第3ギヤ40は軸方向に隣接して配置されており、第2ギヤ39は幅広のアイドルギヤ38の左半部に噛合する。
第2動力伝達切換機構S2は変速機構を構成する遊星歯車機構42を備えており、そのサンギヤ43は第2中間軸36の外周に相対回転自在に嵌合するスリーブ44に固設され、そのリングギヤ45は第2中間軸36に固設される。そしてクラッチ46を介してケーシング47に結合可能なキャリヤ48は、サンギヤ43およびリングギヤ45に同時に噛合する複数のピニオン49…を備える。従って、クラッチ46を係合解除してキャリヤ63をケーシング47から切り離すと、遊星歯車機構42はキャリヤ63が空転して動力伝達不能になり、クラッチ46を係合してキャリヤ63をケーシング47に結合すると遊星歯車機構42はサンギヤ43およびリングギヤ45間、つまり第1中間軸35および第2中間軸36間で動力伝達可能になる。
遊星歯車機構42のサンギヤ43に結合されたスリーブ44と第1中間軸35との間にワンウェイクラッチ50が配置される。ワンウェイクラッチ50は、サンギヤ43の回転数が第1中間軸35の回転数を上回ると係合し、サンギヤ43の回転数が第1中間軸35の回転数を下回ると係合解除する。
図8に示すように、オイルが貯留されたミッションケース51の底部にオイルポンプ52が配置されており、ポンプ軸53に設けた従動スプロケット54と、第1中間軸35に設けた駆動スプロケット55とが無端チェーン56で接続される。第2動力伝達切換機構S2は入力軸11の軸線および出力軸12の軸線を結ぶ直線の上側に配置され、オイルポンプ52は前記直線の下側に配置される、従って、第2動力伝達切換機構S2と同軸に配置された駆動スプロケット55と、オイルポンプ52に設けられた従動スプロケット54とを接続する無端チェーン56は、隣接する二つの変速ユニットU,Uのコネクティングロッド19,19間を上下方向に通過する。このとき、無端チェーン56の下側の弦部の外周面は、出力軸12の外周に配置したワンウェイクラッチ21のアウター部材22の外周面に摺動可能にガイドされる。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
先ず、無段変速機Tの一つの変速ユニットUの作用を説明する。変速アクチュエータ14の回転軸14aを入力軸11に対して相対回転させると、入力軸11の軸線L1まわりにキャリヤ16が回転する。このとき、キャリヤ16の中心O、つまり第1ピニオン15および2個の第2ピニオン17,17が成す正三角形の中心は入力軸11の軸線L1まわりに回転する。
図3および図5は、キャリヤ16の中心Oが第1ピニオン15(つまり入力軸11)に対して出力軸12と反対側にある状態を示しており、このとき入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量が最大になって無段変速機Tの変速比はOD(オーバードライブ)状態になる。図4および図6は、キャリヤ16の中心Oが第1ピニオン15(つまり入力軸11)に対して出力軸12と同じ側にある状態を示しており、このとき入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量がゼロになって無段変速機Tの変速比はGN(ギヤドニュートラル)状態になる。
図5に示すOD状態で、エンジンEで入力軸11を回転させるとともに、入力軸11と同速度で変速アクチュエータ14の回転軸14aを回転させると、入力軸11、回転軸14a、キャリヤ16、第1ピニオン15、2個の第2ピニオン17,17および偏心ディスク18が一体になった状態で、入力軸11を中心に反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。図5(A)から図5(B)を経て図5(C)の状態へと回転する間に、偏心ディスク18の外周にリング部19bをボールベアリング20を介して相対回転自在に支持されたコネクティングロッド19は、そのロッド部19aの先端にピン19cで枢支されたアウター部材22を反時計方向(矢印B参照)に回転させる。図5(A)および図5(C)は、アウター部材22の前記矢印B方向の回転の両端を示している。
このようにしてアウター部材22が矢印B方向に回転すると、ワンウェイクラッチ21のアウター部材22およびインナー部材23間の楔状の空間にローラ25…が噛み込み、アウター部材22の回転がインナー部材23を介して出力軸12に伝達されるため、出力軸12は反時計方向(矢印C参照)に回転する。
入力軸11および第1ピニオン15が更に回転すると、第1ピニオン15および第2ピニオン17,17にリングギヤ18aを噛合させた偏心ディスク18が反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。図5(C)から図5(D)を経て図5(A)の状態へと回転する間に、偏心ディスク18の外周にリング部19bをボールベアリング20を介して相対回転自在に支持されたコネクティングロッド19は、そのロッド部19aの先端にピン19cで枢支されたアウター部材22を時計方向(矢印B′参照)に回転させる。図5(C)および図5(A)は、アウター部材22の前記矢印B′方向の回転の両端を示している。
このようにしてアウター部材22が矢印B′方向に回転すると、アウター部材22とインナー部材23との間の楔状の空間からローラ25…がスプリング24…を圧縮しながら押し出されることで、アウター部材22がインナー部材23に対してスリップして出力軸12は回転しない。
以上のように、アウター部材22が往復回転したとき、アウター部材22の回転方向が反時計方向(矢印B参照)のときだけ出力軸12が反時計方向(矢印C参照)に回転するため、出力軸12は間欠回転することになる。
図6は、GN状態で無段変速機Tを運転するときの作用を示すものである。このとき、入力軸11の位置は偏心ディスク18の中心に一致しているので、入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量はゼロになる。この状態でエンジンEで入力軸11を回転させるとともに、入力軸11と同速度で変速アクチュエータ14の回転軸14aを回転させると、入力軸11、回転軸14a、キャリヤ16、第1ピニオン15、2個の第2ピニオン17,17および偏心ディスク18が一体になった状態で、入力軸11を中心に反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。しかしながら、偏心ディスク18の偏心量がゼロであるため、コネクティングロッド19の往復運動のストロークもゼロになり、出力軸12は回転しない。
従って、変速アクチュエータ14を駆動してキャリヤ16の位置を図3のOD状態と図4のGN状態との間に設定すれば、最小変速比および最大(無限大)変速比間の任意の変速比での運転が可能になる。
無段変速機Tは、並置された4個の変速ユニットU…の偏心ディスク18…の位相が相互に90°ずつずれているため、4個の変速ユニットU…が交互に駆動力を伝達することで、つまり4個のワンウェイクラッチ21…の何れかが必ず係合状態にあることで、出力軸12を連続回転させることができる。
従って、エンジンEの駆動力を無段変速機Tを介して入力軸11から出力軸12に伝達し、第1動力伝達切換機構S1で出力軸12の回転を正回転あるいは逆回転でディファレンシャルギヤDに伝達することで、車両を前進走行あるいは後進走行させることができる。
次に、通常走行・エンジンブレーキ状態、アイドリングストップ状態およびフェール状態を切り換える第2動力伝達切換機構S2の作用を説明する。
第1動力伝達切換機構S1がドライブレンジあるいはリバースレンジにあって車両が前進走行あるいは後進走行している通常走行・エンジンブレーキ状態では、エンジンEの駆動力は無段変速機Tと並列に配置された補助動力伝達手段33にも伝達される。
即ち、補助動力伝達手段33に介装した第2動力伝達切換機構S2の遊星歯車機構42は、クラッチ46が係合してキャリヤ48がケーシング47に拘束されているため、エンジンEの駆動力は入力軸上流部11Bからダンパー31→第1ギヤ37→アイドルギヤ38→第2ギヤ39→第1中間軸35→ワンウェイクラッチ50→スリーブ44→サンギヤ43→ピニオン49…→リングギヤ45→第2中間軸36→第3ギヤ40→第4ギヤ41の経路で出力軸下流部12Bに伝達されるが、変速ユニットU…の変速比は補助動力伝達手段33の変速比よりも大きく設定されているため、出力軸下流部12Bに接続されたスリーブ44の回転数は、入力軸上流部11Bに接続された第1中間軸35の回転数を上回ることができず、スリーブ44および第1中間軸35間に配置されたワンウェイクラッチ50が係合解除して補助動力伝達手段33を介しての動力伝達は行われず、変速ユニットU…を介しての動力伝達で車両は前進走行あるいは後進走行する。
この状態から車両が減速状態に移行すると、エンジン回転数が低下することで変速ユニットU…のワンウェイクラッチ21…は係合解除し、駆動輪W,Wからの駆動力はディファレンシャルギヤD→第1動力伝達切換機構S1→出力軸下流部12B→第4ギヤ41→第3ギヤ40→第2中間軸36→リングギヤ45→ピニオン49…→サンギヤ43の経路でスリーブ44に伝達されるが、スリーブ44の回転数は入力軸上流部11Bに接続された第1中間軸35の回転数を上回るためにワンウェイクラッチ50が係合し、駆動輪W,Wからの駆動力が補助動力伝達手段33を介してエンジンEに逆伝達され、エンジンブレーキを作動させることができる。
リバースレンジでの後進走行中に車両が減速した場合であっても、出力軸下流部12Bはドライブレンジでの前進走行中と同方向に回転するため、同様にエンジンブレーキを作動させることができる。
エンジンブレーキが作動した状態で車両が更に減速すると、クラッチ46を係合解除することで、キャリヤ48がケーシング47から切り離されて遊星歯車機構42を介しての駆動力の伝達が遮断され、エンジンEが駆動輪W,Wから切り離される。これにより減速走行中にエンジンEをアイドリングストップして燃料消費量の節減が可能になる。
無段変速機Tが故障して車両が走行不能になった場合には、クラッチ32を係合解除して入力軸上流部11Bから入力軸本体部11Aを切り離すことで、入力軸上流部11Bから補助動力伝達手段33を介して出力軸下流部12Bに伝達される駆動力で車両を修理工場まで退避走行させることができる。このとき、クラッチ32により入力軸上流部11Bから入力軸本体部11Aが切り離されるので、無段変速機Tの引きずりによるフリクションロスが回避されるだけでなく、無段変速機Tの変速ユニットU…に固着故障が発生した場合であっても、退避走行を支障なく行うことができる。
この退避走行の間は、エンジンEおよび駆動輪W,Wが補助動力伝達手段33を介して直結されるため、エンジンブレーキを作動させることが可能であるが、車両が停止すると駆動輪W,Wに接続されたエンジンEがストールする問題がある。しかしながら、本実施の形態によれば、車両が停止する前に第2動力伝達切換機構S2のクラッチ46を係合解除することで、車両が停止した状態でもエンジンEをストールさせることなくアイドリング運転することができる。
さて、エンジンEが運転状態にあるとき、エンジンEに接続された第1中間軸35の回転は駆動スプロケット55→無端チェーン56→従動スプロケット54→ポンプ軸53の経路でオイルポンプ52に伝達され、変速や潤滑に必要な油圧を発生することができる。図8に示すように、オイルポンプ52はミッションケース51の下部に配置されているため、オイルの吸入が容易になってオイルポンプ52の性能が向上する。またオイルポンプ52に駆動力を伝達する第2動力伝達切換機構S2はミッションケース51の上部に配置されて無端チェーン56でオイルポンプ52に接続されるため、ミッションケース51の下部に貯留されたオイルが第2動力伝達切換機構S2により攪拌されなくなり、動力損失が増加が防止される。
またオイルポンプ52をミッションケース51の下部に配置し、第2動力伝達切換機構S2をミッションケース51の上部に配置しても、オイルポンプ52および第2動力伝達切換機構S2を接続する無端チェーン56を隣接する2個の変速ユニットU,Uのコネクティングロッド19,19間に配置したので、コネクティングロッド19,19との干渉を回避しながら無端チェーン56をコンパクトに配置することができ、オイルポンプ52のレイアウトの自由度が高められる。しかも無端チェーン56の一方の弦部の外周面が出力軸12の外周に配置したワンウェイクラッチ21のアウター部材22の外周面にガイドされるため、オイルポンプ52がワンウェイクラッチ21と干渉するのが回避されてオイルポンプ52のレイアウトが更に容易になる。
また補助動力伝達手段33の第1動力伝達経路は、入力軸11上に設けた第1ギヤ37と、第1中間軸35の軸方向一端に設けた第2ギヤ39と、第1ギヤ37および第2ギヤ39の両方に噛合するアイドルギヤ38とからなり、第2動力伝達経路は、第1中間軸35の内周に嵌合する第2中間軸36の軸方向一端に設けた第3ギヤ40と、出力軸12上に設けた第4ギヤ41とからなり、第2ギヤ39および第3ギヤ40を軸方向に隣接して配置し、第1ギヤ37、第3ギヤ40および第4ギヤ41を軸方向に重なるように配置し、第1ギヤ37および第2ギヤ39を軸方向にずらして配置したので(図7参照)、アイドルギヤ38の軸方向幅内に第1動力伝達経路および第2動力伝達経路を配置することが可能となり、補助動力伝達手段33の軸方向寸法を小型化することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では第1中間軸35およびオイルポンプ52を駆動スプロケット55、従動スプロケット54および無端チェーン56で接続しているが、駆動プーリ、従動プーリおよび無端ベルトで接続しても良い。
また本発明の変速機構は実施の形態の遊星歯車機構42に限定されるものではない。
また本発明の駆動源は実施の形態のエンジンEに限定されず、電動モータのような他の駆動源であっても良い。

Claims (4)

  1. 駆動源(E)に接続された入力軸(11)の回転を変速して出力軸(12)に伝達する複数の変速ユニット(U)を軸方向に並置し、
    前記変速ユニット(U)は、
    入力軸(11)の軸線からの偏心量が可変であって該入力軸(11)と共に回転する偏心部材(18)と、前記出力軸(12)に相対回転自在に支持された揺動リンク(26)と、前記偏心部材(18)および前記揺動リンク(26)を接続するコネクティングロッド(19)と、前記出力軸(12)および前記揺動リンク(26)間に配置されたワンウェイクラッチ(21)とを備える車両用動力伝達装置であって、
    前記入力軸(11)および前記出力軸(12)に対して平行かつ相互に同軸内外に配置された第1中間軸(35)および第2中間軸(36)と、前記入力軸(11)を前記第1中間軸(35)に接続する第1動力伝達経路と、前記出力軸(12)を前記第2中間軸(36)に接続する第2動力伝達経路と、前記第1中間軸(35)および前記第2中間軸(36)を接続する変速機構(42)と、前記第1中間軸(35)に設けた駆動部材(55)およびオイルポンプ(52)に設けた従動部材(54)を接続する無端伝動部材(56)とを備え、前記無端伝動部材(56)を軸方向に隣接する二つの前記コネクティングロッド(19)の間に配置したことを特徴とする車両用動力伝達装置。
  2. 前記入力軸(11)の軸線および前記出力軸(12)の軸線を結ぶ直線の上方に前記第1中間軸(35)および前記第2中間軸(36)を配置し、前記直線の下側に前記オイルポンプ(52)を配置したことを特徴とする、請求項1に記載の車両用動力伝達装置。
  3. 前記ワンウェイクラッチ(21)のアウター部材(22)は前記無端伝動部材(56)の外周面をガイドするガイド部材を兼ねることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用動力伝達装置。
  4. 前記第1動力伝達経路は、前記入力軸(11)上に設けた第1ギヤ(37)と、前記第1中間軸(35)の軸方向一端に設けた第2ギヤ(39)と、前記第1ギヤ(37)および前記第2ギヤ(39)の両方に噛合するアイドルギヤ(38)とからなり、前記第2動力伝達経路は、前記第1中間軸(35)の内周に嵌合する前記第2中間軸(36)の軸方向一端に設けた第3ギヤ(40)と、前記出力軸(12)上に設けられて前記第3ギヤ(40)に噛合する第4ギヤ(41)とからなり、
    前記第2ギヤ(39)および前記第3ギヤ(40)を軸方向に隣接して配置し、前記第1ギヤ(37)、前記第3ギヤ(40)および前記第4ギヤ(41)を軸方向に重なるように配置し、前記第1ギヤ(37)および前記第2ギヤ(39)を軸方向にずらして配置したことを特徴とする、請求項1〜請求項3に記載の車両用動力伝達装置。
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