JP6164408B2 - 照明装置及び照明システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、照明装置及び照明システムに関する。
LEDなどの発光素子を用いた照明装置と、照明装置に電気的に接続され、発光素子に直流電圧を印加して発光素子を点灯させる制御装置と、を含む照明システムがある。こうした照明システムでは、照明装置と制御装置とを接続する際に、直流電圧の極性を間違えてしまう場合がある。この場合、発光素子に逆方向の電流が流れ、発光素子を破損させてしまう恐れがある。また、メタルハライドランプや水銀灯の安定器などに誤って照明装置を接続してしまう場合もある。この場合には、発光素子に過電流が流れ、やはり発光素子を破損させてしまう恐れがある。このため、発光素子を用いた照明装置及びこれを含む照明システムにおいては、誤接続が生じた場合にも、発光素子を保護できるようにすることが望まれる。
特開2012−169198号公報
本発明の実施形態は、誤接続が生じた場合にも発光素子を保護できる照明装置及び照明システムを提供する。
本発明の実施形態によれば、第1基板と、第2基板と、接続部と、複数の発光素子と、配線部と、電流制限部と、を備えた照明装置が提供される。前記第1基板は、表面と、前記表面と反対側の裏面と、を有する。前記第2基板は、前記第1基板の前記表面と対向しない位置に配置される。前記接続部は、直流電圧を出力する制御装置と電気的に接続される。前記複数の発光素子は、前記第1基板の前記表面に設けられ、第1端子と第2端子とを有し、前記第1端子から前記第2端子に向かう順方向に電流が流れた際に発光する。前記配線部は、前記複数の発光素子及び前記接続部と電気的に接続され、前記接続部を介して入力される電圧を前記複数の発光素子のそれぞれに印加する。前記電流制限部は、前記第2基板に設けられ、前記複数の発光素子のそれぞれと電気的に接続され、前記複数の発光素子のそれぞれにおいて、前記第2端子から前記第1端子に向かう逆方向に流れる電流と、前記順方向に流れる電流と、の少なくとも一方を制限する。
誤接続が生じた場合にも発光素子を保護できる照明装置及び照明システムが提供される。
第1の実施形態に係る照明システムを模式的に表すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る照明装置を模式的に表す斜視図である。 図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係る照明装置を表す模式図である。 図4(a)及び図4(b)は、光源ユニットを模式的に表す斜視図である。 第2の実施形態に係る照明システムを模式的に表すブロック図である。 第3の実施形態に係る照明システムを模式的に表すブロック図である。 図7(a)及び図7(b)は、第4の実施形態に係る照明システムを表す模式図である。 図8(a)及び図8(b)は、第5の実施形態に係る照明システムを表す模式図である。 図9(a)及び図9(b)は、第6の実施形態に係る照明システムを表す模式図である。 図10(a)〜図10(c)は、第6の実施形態に係る別のヒューズを模式的に表す断面図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る照明システムを模式的に表すブロック図である。
図1に表したように、照明システム2は、照明装置10と、制御装置12と、ソケット14と、を備える。照明装置10は、ソケット14を介して制御装置12と電気的に接続される。制御装置12は、照明装置10に直流電圧を出力する。照明装置10は、制御装置12からの直流電圧の印加に応じて点灯する。照明装置10は、例えば、配線などを介して制御装置12と電気的に接続してもよい。すなわち、照明装置10と制御装置12との間の電気的な接続は、ソケット14に限らない。ソケット14は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
照明装置10は、口金20(接続部)と、複数の発光素子22と、配線部24と、電流制限部26と、を含む。
口金20は、制御装置12との電気的な接続に用いられる。口金20は、例えば、E26型である。すなわち、口金20は、外側面にネジ山が設けられた円柱状である。口金20の形状は、これに限ることなく、任意の形状でよい。
各発光素子22は、第1端子22aと、第2端子22bと、を有する。各発光素子22は、第1端子22aから第2端子22bに向かう順方向に電流が流れた際に発光する。各発光素子22には、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)が用いられている。すなわち、この例において、照明装置10は、LEDランプである。第1端子22aは、アノードであり、第2端子22bは、カソードである。各発光素子22は、LEDに限ることなく、例えば、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)や、レーザダイオード(Laser Diode)などでもよい。発光素子22は、電流を流す方向に極性を持つ任意の素子でよい。
図1には、8つの発光素子22が図示されている。実際には、より多数の発光素子22が設けられる。但し、発光素子22の数は、任意でよい。また、図1では、4つの発光素子22が直列に接続されている。そして、直列に接続された4つの発光素子22同士が並列に接続されている。各発光素子22の接続は、任意でよい。例えば、各発光素子22のそれぞれを直列に接続してもよいし、各発光素子22のそれぞれを並列に接続してもよい。
配線部24は、各発光素子22及び口金20と電気的に接続される。配線部24は、口金20を介して入力される電圧を各発光素子22のそれぞれに印加する。配線部24は、例えば、第1基板31と、一対の配線34、35と、を含む。第1基板31には、配線パターン31pが設けられている。すなわち、第1基板31は、いわゆるプリント配線基板である。各発光素子22は、第1基板31に設けられている。各発光素子22は、第1基板31に実装され、配線パターン31pと電気的に接続されている。各配線34、35は、第1基板31の配線パターン31pと口金20とに電気的に接続されている。これにより、第1基板31及び各配線34、35を介して、各発光素子22が、口金20と電気的に接続される。なお、配線部24は、これに限ることなく、各発光素子22と口金20とを電気的に接続することができるものであればよい。
口金20には、図示を省略した陽極及び陰極が設けられている。配線34の一端は、口金20の陽極に電気的に接続される。配線34の他端は、直列に接続された4つの発光素子22のうちの最初の発光素子22の第1端子22a(アノード)に電気的に接続される。配線35の一端は、口金20の陰極に電気的に接続される。配線35の他端は、直列に接続された4つの発光素子22のうちの最後の発光素子22の第2端子22b(カソード)に電気的に接続される。口金20の陰極に共通電位(例えば接地電位)に設定し、口金20の陽極に共通電位よりも高い電位に設定する。これにより、各発光素子22に順方向の電流が流れ、各発光素子22が点灯する。
電流制限部26は、各発光素子22のそれぞれと電気的に接続される。電流制限部26は、各発光素子22のそれぞれにおいて、第2端子22bから第1端子22aに向かう逆方向に流れる電流及び過電流の少なくとも一方を制限する。
この例において、電流制限部26は、逆方向に流れる電流を制限する整流素子40を含む。整流素子40は、例えば、ダイオードである。整流素子40は、各発光素子22のそれぞれに対して並列に接続される。また、整流素子40の順方向は、各発光素子22のそれぞれの順方向に対して逆向きである。このように、整流素子40は、順方向を逆向きにして各発光素子22に並列に接続される。
整流素子40の逆方向の耐電圧は、各発光素子22の順方向の降下電圧よりも高い。整流素子40の順方向の降下電圧は、各発光素子22の逆方向の耐電圧よりも低い。これにより、各発光素子22に順方向の電圧が印加された場合には、各発光素子22に順方向の電流が流れて、各発光素子22が発光する。一方、各発光素子22に逆方向の電圧が印加された場合には、整流素子40に電流が流れて、各発光素子22に流れる逆方向の電流が制限される。これにより、例えば、逆方向の電流に起因する各発光素子22の破損を抑制することができる。
ソケット14は、口金20を着脱可能に保持する。ソケット14には、口金20の形状に応じた嵌合部14aが設けられている。嵌合部14aは、口金20と嵌合する。この例において、嵌合部14aは、内側面にネジ溝が設けられた円柱状の穴である。例えば、口金20を嵌合部14aに挿し込んで回転させ、口金20の外側面に設けられたネジ山と嵌合部14aの内側面に設けられたネジ溝とを噛み合わせる。これにより、口金20が、嵌合部14aと嵌合し、口金20と嵌合部14aとによって、照明装置10がソケット14に保持される。嵌合部14aの形状は、溝状や穴状など口金20を保持可能な任意の形状でよい。
ソケット14には、図示を省略した陽極及び陰極が設けられている。ソケット14の陽極は、口金20が嵌合部14aに保持された状態において、口金20の陽極と電気的に接続される。ソケット14の陰極は、口金20が嵌合部14aに保持された状態において、口金20の陰極と電気的に接続される。このように、ソケット14は、照明装置10を機械的に保持するとともに、照明装置10との電気的な接続を得る。
制御装置12は、一対の配線12a、12bを介してソケット14と電気的に接続される。より具体的には、制御装置12は、ソケット14の陽極及び陰極に電気的に接続される。例えば、配線12aが、ソケット14の陽極に電気的に接続され、配線12bが、ソケット14の陰極に電気的に接続される。ソケット14には、例えば、配線を挿し込むための一対の挿し込み口が設けられている。各配線12a、12bのそれぞれの先端を、ソケット14の各挿し込み口のそれぞれに挿し込む。これにより、各配線12a、12bが、ソケット14の陽極及び陰極と電気的に接続される。また、制御装置12には、交流電源16が電気的に接続されている。制御装置12には、交流電源16から交流電圧が印加される。交流電源16は、例えば、交流100Vの商用電源である。
制御装置12は、電力変換部80と、電圧検出部82と、制御部84と、を含む。電力変換部80は、交流電源16の交流電圧を各発光素子22に対応した直流電圧に変換する。電力変換部80は、例えば、100Vの交流電圧を例えば60V(50V以上70V以下)の直流電圧に変換する。電力変換部80は、変換した直流電圧を各配線12a、12bの間に印加する。これにより、制御装置12から出力された直流電圧が、各配線12a、12b、及び、ソケット14を介して照明装置10に入力される。電力変換部80から直流電圧を出力することにより、各発光素子22が発光する。すなわち、照明装置10が点灯する。また、電力変換部80は、例えば、定電流制御を行い、各発光素子22に実質的に一定の電流を流す。
電圧検出部82は、電力変換部80から出力される直流電圧の電圧値を検出する。制御部84は、電圧検出部82の検出結果に基づいて、電力変換部80の動作を制御する。制御部84は、電圧検出部82の検出結果を基に、直流電圧が下限値以下か否かを判定する。下限値は、例えば、5Vである。制御部84は、直流電圧が下限値以下であると判定した場合に、電力変換部80に直流電圧の出力を停止させる。また、制御部84は、電圧検出部82の検出結果を基に、直流電圧が上限値以上か否かを判定する。上限値は、例えば、80Vである。制御部84は、直流電圧が上限値以下であると判定した場合に、電力変換部80に直流電圧の出力を停止させる。このように、制御装置12は、直流電圧が下限値以下の時に直流電圧の出力を停止する機能と、直流電圧が上限値以上の時に直流電圧の出力を停止する機能と、を有する。
図2は、第1の実施形態に係る照明装置を模式的に表す斜視図である。
図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係る照明装置を表す模式図である。
図3(a)は、図2に示すAの位置で切断した断面を模式的に表す断面図である。図3(b)は、支持部を模式的に表す斜視図である。
図4(a)及び図4(b)は、光源ユニットを模式的に表す斜視図である。
図4(a)は、光源ユニットの斜視図である。図4(b)は、光源ユニットの分解斜視図である。
図2に表したように、照明装置10は、支持体60と、複数の光源ユニット70と、をさらに含む。支持体60は、口金20と、各光源ユニット70と、を支持する。口金20は、支持体60の一端に取り付けられる。各光源ユニット70は、口金20を露呈させた状態で支持体60に取り付けられる。各光源ユニット70は、例えば、支持体60において口金20と反対側に取り付けられる。各光源ユニット70は、例えば、支持体60の他端側に設けられる。
この例では、各光源ユニット70が、略直方体状である。そして、この例では、口金20と反対側に延びるように、各光源ユニット70の一端が、支持体60に取り付けられる。換言すれば、各光源ユニット70は、口金20と反対側に突出するように、支持体60に取り付けられる。
照明装置10は、複数の光源ユニット70による多面での発光を行う。照明装置10は、例えば、同じ型式の口金20を用いた電球と置き換えて使用される。照明装置10は、例えば、メタルハライドランプなどのHID(High Intensity Discharge)ランプ、白熱電球、及び、水銀ランプなどと置き換えて使用される。
軸axは、例えば、口金20をソケット14の嵌合部14aに嵌合させる際の回転中心である。軸axは、例えば、照明装置10の中心軸である。本実施形態では、軸axに沿った方向をZ軸方向、Z軸方向と直交する方向のうちの1つをX軸方向、Z軸方向及びX軸方向に直交する方向をY軸方向とする。
図3(b)に表したように、支持体60は、ケース部61と、取り付け部62と、を含む。ケース部61は、例えば、筒状である。口金20は、例えば、ケース部61の内側に挿入された状態で、支持体60に保持される。また、ケース部61の内部には、例えば、図示を省略した基板などが設けられる。例えば、各光源ユニット70と口金20との電気的な接続が、この基板を介して行われる。取り付け部62は、ケース部61の上に取り付けられる。ケース部61には、光源ユニット70を固定するための固定面62aが設けられる。
支持体60には、例えば、熱伝導率の高い材料が用いられる。支持体60には、例えば、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、銅(Cu)、及び、これらの合金などの金属が用いられる。ただし、これらの材料に限定されるわけではなく、高熱伝導性樹脂などの有機材料などを用いてもよい。
図2及び図3(a)に表したように、複数の光源ユニット70のそれぞれは、軸axを中心とした軸周りに配置される。光源ユニット70は、支持体60の取り付け部62に設けられた固定面62aに、例えばネジによって固定される。取り付け部62には孔62hが設けられる。この孔62hを介して光源ユニット70の配線(図示せず)をケース部61内に引き込む。配線はケース部61に内蔵された基板と接続される。
この例では、取り付け部62に4つの固定面62aが設けられる。隣り合う2つの固定面62aの向きは、互いに90度相違する。4つの固定面62aのそれぞれに、4つの光源ユニット70のそれぞれが固定される。これにより、4つの光源ユニット70が、90度ずつ角度を変えて、軸axを中心とした軸周りに配置される。
固定面62aは、軸axと直交する方向に突出して設けられる。これにより、固定面62aに光源ユニット70を固定した状態で、取り付け部62と光源ユニット70との間に隙間62dが設けられる。この隙間62dは、照明装置10の外部から内部に空気を導く通気経路になる。
複数の光源ユニット70のそれぞれは、複数の発光素子22と、第1基板31と、台座部71と、複数の突起75と、を含む。すなわち、照明装置10には、各光源ユニット70に1枚ずつ、計4枚の第1基板31が設けられる。そして、各第1基板31のそれぞれに、複数の発光素子22が設けられる。突起75の形状は、例えば柱状である。
台座部71は、第1基板31を支持する。第1基板31は、台座部71の第2面71bに取り付けられる。第1基板31は、例えば、略長方形の板状である。第1基板31は、表面31aと、表面31aと反対側の裏面31bと、を有する。各発光素子22は、第1基板31の表面31aの上に設けられる。第1基板31は、裏面31bを第2面71bに対向させた状態で、台座部71に取り付けられる。すなわち、第1基板31は、各発光素子22を外側に向けた状態で台座部71に取り付けられる。
台座部71には、例えば、熱伝導率の高い材料が用いられる。台座部71には、例えば、Al、Mg、Cu、及び、これらの合金などの金属が用いられる。ただし、台座部71の材料は、これらの材料に限定されるわけではなく、例えば、高熱伝導性樹脂などの有機材料などを用いてもよい。
台座部71は、例えば鋳型成型によって製造される。台座部71は、支持体60と接する第1面71aと、第1面71aとは反対側の第2面71bと、を有する。台座部71は、第1面71aの下部において固定面62aと接する。固定面62aにはネジ山が設けられる。台座部71には孔が設けられ、この孔を介して固定面62aのネジ山にネジ(図示せず)が取り付けられる。
台座部71及び支持体60には、塗装や化成処理等の表面処理が施されていてもよい。外気へ放熱するために、台座部71及び支持体60の表面は輻射率が高いことが好ましい。塗装する場合、塗料に含まれる有機材料により、金属表面が露出する場合よりも輻射率は高くなる。選択しうる種々の色調の中で、塗料を構成する顔料に金属フィラーを含まないことがより好ましい。例えば、白色塗装の場合には、顔料に金属酸化物の、酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)、硫酸バリウム(BaSO)、酸化マグネシウム(MgO)等の白色顔料を少なくとも1種以上含むもの、また、ポリエステル樹脂系の白色塗料、アクリル樹脂系の白色塗料、エポキシ樹脂系の白色塗料、シリコーン樹脂系の白色塗料、ウレタン樹脂系の白色塗料、あるいは、これらから選択される2種以上の白色塗料を組合せたものなどが例示される。化成処理する場合、金属表面を酸化処理することが好ましい。化成処理には、例えば、陽極酸化皮膜を形成するアルマイト処理、等が選択される。
第1基板31には、例えば、熱伝導率の高い材料が用いられる。第1基板31の材料には、例えば、Al、Cu、鉄(Fe)、及び、これらの合金などの金属が用いられる。配線パターン31pは、例えば、図示を省略した絶縁層を介して第1基板31の表面31aに設けられる。なお、第1基板31の材料は例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。例えば、第1基板31は、樹脂を用いた基材の表面に配線パターンを設けたものでもよい。第1基板31の材料は、例えば、窒化アルミニウム(AlN)などの無機材料、高熱伝導性樹脂などの有機材料などでもよい。熱伝導率の高い材料を第1基板31に用いることにより、例えば、各発光素子22において発生した熱を第1基板31を介して外部に放出することが容易となる。
第1基板31と台座部71との間には、例えば、絶縁シート76が設けられる。第1基板31は、絶縁シート76を介して台座部71の第2面71bの上に設けられる。この際、第1基板31から延出する配線(図示せず)は、台座部71に設けられた貫通孔71hを介して第2面71bから第1面71a側に通される。
第1基板31の縁部及び絶縁シート76の縁部の上には枠部材73が被せられる。枠部材73は、ネジによって台座部71に固定される。これにより、枠部材73によって第1基板31及び絶縁シート76が台座部71に固定される。
この例において、光源ユニット70は、グローブ74をさらに含む。グローブ74は、透光性を有し、光源ユニット70から照射された光を照明装置10の外部に出射することができるようになっている。グローブ74は、例えば、各発光素子22を塵や湿気から保護する。また、グローブ74は、各発光素子22から放出される光を拡散させる役目を有していてもよい。グローブ74には、例えば透光性を有する材料が用いられる。グローブ74の材料としては、例えば、ポリカーボネートなどの透明樹脂、ガラス、及び、透光性セラミックスなどが用いられる。また、必要に応じてグローブ74の内面に拡散剤や蛍光体などを塗布したり、グローブ74の内部に拡散剤や蛍光体などを含ませたり(透光性の材料に拡散剤や蛍光体を練り込んだり)してもよい。グローブ74は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
複数の突起75は、台座部71の第1面71aに設けられる。複数の突起75のそれぞれは、第1面71aから垂直な方向に延びる。複数の突起75は、台座部71の放熱性を高める。各突起75を設けることにより、例えば、各発光素子22で生じた熱を効率良く放熱することができる。突起75の形状は、三角柱型、四角柱型、多角柱型、円筒型、三角錘型、四角錐型、多角錘型、円錐型、円錐台型、多角錘台型などである。突起75の表面に凹凸を設けて表面積をさらに増加させてもよい。
照明システム2を設置する際に、各配線12a、12bの極性を間違えて制御装置12とソケット14とを接続してしまう場合がある。この場合、照明装置10の各発光素子22には、逆方向の電圧が印加される。電流制限部26を持たない照明装置において各発光素子に逆方向の電圧が印加された場合には、各発光素子に逆方向の電流が流れ、各発光素子が破損してしまう恐れがある。
これに対して、本実施形態に係る照明装置10では、各発光素子22に逆方向の電圧が印加された場合に、電流制限部26の整流素子40に順方向の電流が流れて、各発光素子22に流れる逆方向の電流が制限される。
また、整流素子40に順方向の電流が流れた場合、制御装置12の電力変換部80から出力される直流電圧の電圧値は、整流素子40の順方向の降下電圧分のみとなる。例えば、直流電圧の電圧値が、0.6V〜0.7V程度となる。すなわち、実質的に負荷短絡状態となる。このため、制御部84が、下限値以下と判断し、電力変換部80からの直流電圧の出力を停止させる。従って、各発光素子22に逆方向の電圧が印加され続けることを抑制することができる。
このように、本実施形態に係る照明システム2及び照明装置10では、逆方向の電流に起因する各発光素子22の破損を抑制することができる。例えば、照明装置10と制御装置12との間で誤接続が生じた場合にも、各発光素子22を保護することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る照明システムを模式的に表すブロック図である。
図5に表したように、照明システム102の照明装置110では、電流制限部26が、ツェナーダイオード41を含む。
ツェナーダイオード41の電気的な接続は、第1の実施形態の整流素子40と実質的に同じである。すなわち、ツェナーダイオード41は、各発光素子22に対して逆向きに並列に接続される。また、ツェナーダイオード41の順方向の降伏電圧は、各発光素子22の正常な動作電圧よりも大きく、各発光素子22の順方向の耐電圧よりも小さい。例えば、各発光素子22の発光する適切な順方向電圧が60Vである場合には、ツェナーダイオード41の降伏電圧が、80V程度に設定される。
電流制限部26にツェナーダイオード41を用いた場合にも、第1の実施形態と同様に、逆方向の電流に起因する各発光素子22の破損を抑制することができる。また、電流制限部26にツェナーダイオード41を用いた場合には、各発光素子22に順方向の過大な電圧が印加された際に、ツェナーダイオード41に逆方向の電流が流れ、各発光素子22の順方向の過電流が制限される。このように、本実施形態に係る照明システム102及び照明装置110では、順方向の過電流に起因する各発光素子22の破損を抑制することもできる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る照明システムを模式的に表すブロック図である。
図6に表したように、照明システム103の照明装置111では、電流制限部26が、スイッチング素子42と、抵抗43、44と、を含む。
スイッチング素子42は、第1電極42aと、第2電極42bと、制御電極42cと、を有する。また、スイッチング素子42は、第1電極42aと第2電極42bとの間に電流が流れる第1状態と、第1電極42aと第2電極42bとの間に電流が第1状態よりも小さい第2状態と、を有する。制御電極42cは、第1状態と第2状態との切り替えに用いられる。
スイッチング素子42は、例えば、npnトランジスタである。第1電極42aは、例えば、コレクタである。第2電極42bは、例えば、エミッタである。制御電極42cは、例えば、ベースである。第1状態は、例えば、オン状態であり、第2状態は、例えば、オフ状態である。スイッチング素子42は、これに限ることなく、例えば、FETなどでもよい。
第1電極42aは、各発光素子22のそれぞれに対して直列に接続される。第2電極42bは、例えば、配線35に電気的に接続される。すなわち、第2電極42bは、口金20の陰極に電気的に接続される。抵抗43の一端は、配線34に電気的に接続される。すなわち、抵抗43の一端は、口金20の陽極に電気的に接続される。抵抗43の他端は、抵抗44の一端に電気的に接続される。抵抗44の他端は、配線35に電気的に接続される。そして、制御電極42cは、抵抗43と抵抗44との接続点に電気的に接続される。これにより、制御電極42cには、制御装置12から出力された直流電圧を抵抗43、44で分圧した電圧が印加される。
抵抗43、44の分圧比は、各発光素子22に順方向の電圧が印加される時に第1状態となり、各発光素子22に逆方向の電圧が印加される時に第2状態となるように設定される。
これにより、各発光素子22に順方向の電圧が印加された場合には、各発光素子22に順方向の電流が流れて、各発光素子22が発光する。一方、各発光素子22に逆方向の電圧が印加された場合には、各発光素子22に実質的に電流が流れなくなる。すなわち、各発光素子22に流れる逆方向の電流が制限される。
また、逆方向の電圧が印加されてスイッチング素子42が第2状態になった場合には、各抵抗43、44にのみ電流が流れる。このため、電力変換部80に対する負荷が大きくなる。前述のように、電力変換部80は、定電流制御を行う。従って、負荷が大きくなると、その抵抗値に応じて電力変換部80から出力される直流電圧の電圧値が上昇する。このため、制御部84が、上限値以上と判断し、電力変換部80からの直流電圧の出力を停止させる。従って、各発光素子22に逆方向の電圧が印加され続けることを抑制することができる。
このように、本実施形態に係る照明システム103及び照明装置111においても、逆方向の電流に起因する各発光素子22の破損を抑制することができる。照明装置111と制御装置12との間で誤接続が生じた場合にも、各発光素子22を保護することができる。
(第4の実施形態)
図7(a)及び図7(b)は、第4の実施形態に係る照明システムを表す模式図である。
図7(a)は、照明システム104を模式的に表すブロック図であり、図7(b)は、照明装置112の一部を模式的に表す断面図である。
図7(a)に表したように、照明システム104の照明装置112は、第2基板32をさらに備える。そして、照明装置112では、電流制限部26が、第2基板32に設けられている。この例では、整流素子40を含む電流制限部26を例示している。第2基板32に設ける電流制限部26は、これに限ることなく、例えば、ツェナーダイオード41を含む電流制限部26でもよいし、スイッチング素子42を含む電流制限部26でもよい。
図7(b)に表したように、ケース部61は、筒状である。取り付け部62は、一端が塞がれた筒状である。第2基板32は、ケース部61及び取り付け部62の内側の空間に配置される。すなわち、この例において、第2基板32は、支持体60の内部に設けられる。
このように、第2基板32は、第1基板31の表面31aと対向しない位置に配置される。第2基板32は、複数の第1基板31のそれぞれの表面31aと対向しない位置に配置される。具体的には、支持体60と口金20とで画定される空間内に配置されている。これにより、電流制限部26が、外部に露呈してしまうことを抑制することができる。例えば、照明装置112の意匠性の低下を抑制することができる。
なお、第2基板32を配置する位置は、支持体60の内部に限ることなく、表面31aと対向しない任意の位置でよい。換言すれば、第2基板32を配置する位置は、電流制限部26が外側から視認し難い任意の位置でよい。
(第5の実施形態)
図8(a)及び図8(b)は、第5の実施形態に係る照明システムを表す模式図である。
図8(a)は、照明システム105を模式的に表すブロック図であり、図8(b)は、照明装置113の一部を模式的に表す断面図である。
図8(a)に表したように、照明システム105の照明装置113では、電流制限部26が、第1基板31に設けられている。この例では、整流素子40を含む電流制限部26を例示している。第1基板31に設ける電流制限部26は、これに限ることなく、例えば、ツェナーダイオード41を含む電流制限部26でもよいし、スイッチング素子42を含む電流制限部26でもよい。
図8(b)に表したように、整流素子40(電流制限部26)は、第1基板31の表面31aの上に設けられる。そして、整流素子40は、各発光素子22のそれぞれよりも表面31aの外縁31eに寄せて配置される。これにより、電流制限部26を第1基板31に設けた場合にも、電流制限部26を外側から視認し難くすることができる。
この例では、電流制限部26が、口金20側に寄せて配置されている。これにより、電流制限部26をより外側から視認し難くすることができる。
表面31a上における電流制限部26の位置は、電流制限部26が外側から視認し難い任意の位置でよい。例えば、枠部材73などの不透明な部材で覆われる位置に、電流制限部26を配置してもよい。これにより、電流制限部26を表面31a上に設けた場合にも、電流制限部26をより外側から視認し難くすることができる。
例えば、第1基板31を両面実装基板とし、電流制限部26を第1基板31の裏面31bの上に設けてもよい。これにより、電流制限部26をより外側から視認し難くすることができる。
(第6の実施形態)
図9(a)及び図9(b)は、第6の実施形態に係る照明システムを表す模式図である。
図9(a)は、照明システム106を模式的に表すブロック図であり、図9(b)は、電流制限部26を模式的に表す断面図である。
図9(a)に表したように、照明システム106の照明装置114では、電流制限部26が、ヒューズ50を含む。ヒューズ50は、各発光素子22のそれぞれに対して直列に接続される。
図9(b)に表したように、ヒューズ50は、第1導電部51と、第2導電部52と、ケース53と、エレメント54と、を含む。ケース53は、筒状である。第1導電部51は、ケース53の一端に設けられる。第2導電部52は、ケース53の他端に設けられる。第1導電部51及び第2導電部52には、金属などの導電性の材料が用いられる。第1導電部51及び第2導電部52は、いわゆる金属口金である。ケース53には、樹脂などの絶縁性の材料が用いられる。
エレメント54は、ケース53に挿通されている。すなわち、エレメント54は、ケース53に覆われる。エレメント54は、ケース53に挿通された状態で、第1導電部51と第2導電部52とに電気的に接続されている。エレメント54の一端は、例えば、半田55を介して電気的かつ機械的に第1導電部51に接続される。エレメント54の他端は、例えば、半田56を介して電気的かつ機械的に第2導電部52に接続される。この例では、半田55、56が、第1導電部51と第2導電部52とケース53とで囲まれた空間CSに設けられている。すなわち、この例では、エレメント54が、第1導電部51及び第2導電部52のそれぞれに対して、空間CS内で半田接続されている。エレメント54は、例えば、可溶体とも呼ばれる。
第1導電部51と第2導電部52との間の距離D1は、3mm以上である。距離D1は、より詳しくは、第1導電部51と第2導電部52との間の最短の距離である。エレメント54が断線した時に、最短の距離D1が3mm以上確保されるとさらに望ましい。すなわち、第1導電部51と第2導電部52の間の距離が十分に長いヒューズ50の場合、エレメント54の断線後は半田55と半田56の間の距離が最短の距離D1となりうる。
例えば、HIDランプに置き換えて照明システム106を設置する際に、制御装置12の置き換えを忘れ、照明装置114を間違えてHIDランプの安定器に接続してしまう場合が有る。この場合、例えば、約5kVのパルス電圧が、照明装置114の各発光素子22に印加される。電流制限部26を持たない照明装置において各発光素子に5kVなどの高電圧が印加された場合には、各発光素子に過電流が流れ、各発光素子が破損してしまう恐れがある。
これに対して、本実施形態に係る照明装置114では、各発光素子22に高電圧が印加された場合に、ヒューズ50のエレメント54が溶断し、各発光素子22に順方向または逆方向の過電流が流れることが制限される。
また、第1導電部51と第2導電部52との間の距離D1が近い場合には、例えば、高電圧が印加された時に、アーク放電が発生し、エレメント54の溶断後も各発光素子22に電流が流れ続けてしまう恐れがある。例えば、半田接続では、半田の大きさや形状などを管理することが難しい。このため、空間CS内でエレメント54を半田接続する際に、半田55と半田56との間の距離が、不意に近くなってしまう恐れがある。例えば、エレメント54が溶断した後に、半田55と半田56との間でアーク放電が発生してしまう恐れがある。
本実施形態に係る照明装置114では、第1導電部51と第2導電部52との間の距離D1を3mm以上にしている。これにより、例えば、HIDランプの安定器などから出力される数kVの高電圧が印加された場合においても、第1導電部51と第2導電部52との間にアーク放電が生じることを抑制することができる。例えば、エレメント54が溶断した後に、半田55と半田56との間にアーク放電が生じることを抑制することができる。従って、各発光素子22に過電流が流れることをより適切に制限することができる。
このように、本実施形態に係る照明システム106及び照明装置114では、過電流に起因する各発光素子22の破損を抑制することができる。例えば、制御装置12と異なる装置に照明装置114を接続してしまう誤接続が生じた場合にも、各発光素子22を保護することができる。
なお、エレメント54が太いと、エレメント54が溶断した際に、例えば、エレメント54の材料に起因する導電性の微粒子などが空間CS内に充満し、空間CS内においてアーク放電が発生し易くなってしまう。従って、エレメント54は、なるべく細くすることが好ましい。これにより、空間CS内でのアーク放電の発生をより抑えることができる。
本実施形態に係る照明装置114では、電流制限部26が、ヒューズ50を含む。電流制限部26は、例えば、整流素子40とヒューズ50とを含んでもよい。電流制限部26は、例えば、ツェナーダイオード41とヒューズ50とを含んでもよい。電流制限部26は、例えば、スイッチング素子42とヒューズ50とを含んでもよい。これにより、各発光素子22に対する逆方向の電流と過電流との双方を抑制することができる。また、ヒューズ50は、第2基板32に設けてもよい。ヒューズ50は、第1基板31の表面31aの上に設け、各発光素子22のそれぞれよりも表面31aの外縁31eに寄せて配置してもよい。
図10(a)〜図10(c)は、第6の実施形態に係る別のヒューズを模式的に表す断面図である。
図10(a)に表したように、ヒューズ50aでは、エレメント54の一端が、溶接部57を介して電気的かつ機械的に第1導電部51に接続される。そして、エレメント54の他端が、溶接部58を介して電気的かつ機械的に第2導電部52に接続される。このように、ヒューズ50aでは、エレメント54が、空間CS内において第1導電部51及び第2導電部52のそれぞれに溶接されている。
溶接では、接続部分の大きさや形状などが、半田接続に比べて管理し易い。従って、溶接部57、58を介してエレメント54を第1導電部51及び第2導電部52に接続した場合には、例えば、エレメント54が溶断した後に、溶接部57、58の間にアーク放電が生じることを抑制することができる。
エレメント54を溶接する場合には、第1導電部51と第2導電部52との間の距離D1を必ずしも3mm以上にしなくてもよい。但し、エレメント54を溶接し、かつ距離D1を3mm以上にする。これにより、例えば、アーク放電の発生をより抑えることができる。例えば、過電流に起因する各発光素子22の破損をより抑制することができる。
図10(b)に表したように、ヒューズ50bでは、エレメント54が、第1導電部51及び第2導電部52のそれぞれに対して、第1導電部51と第2導電部52とケース53とで囲まれた空間CSの外側で半田接続されている。これにより、エレメント54が溶断した後に、半田55と半田56との間にアーク放電が生じることをより適切に抑制することができる。
エレメント54を空間CSの外側で半田接続する場合には、第1導電部51と第2導電部52との間の距離D1を必ずしも3mm以上にしなくてもよい。但し、エレメント54を空間CSの外側で半田接続し、かつ距離D1を3mm以上にする。これにより、例えば、アーク放電の発生をより抑えることができる。例えば、過電流に起因する各発光素子22の破損をより抑制することができる。
図10(c)に表したように、ヒューズ50cでは、ケース53が、不燃性材料NCMを含む。すなわち、ヒューズ50cにおいては、ケース53が、不燃性である。不燃性材料NCMは、不燃性を有するとともに、絶縁性を有する。不燃性材料NCMには、例えば、ガラスやセラミックなどを用いることができる。
このように、ケース53に不燃性材料NCMを用いることにより、例えば、アーク放電が生じた際に、ケース53が熱変形したり、発火したりすることを抑制することができる。
例えば、ケース53に不燃性材料NCMを用い、かつ第1導電部51と第2導電部52との間の距離D1を3mm以上にする。これにより、例えば、アーク放電の発生を抑え、かつアーク放電によるケース53の変形や発火を抑えることができる。但し、ケース53に不燃性材料NCMを用いる場合、距離D1は、必ずしも3mm以上にしなくてもよい。
ヒューズ50cでは、空間CS内でエレメント54を半田接続している。これに限ることなく、例えば、ケース53に不燃性材料NCMを用いた場合に、エレメント54を溶接してもよいし、空間CSの外側でエレメント54を半田接続してもよい。
なお、「不燃性」とは、継続して燃焼しない性質である。本願明細書において、「不燃性」は、例えば、JIS K6911の規格に準拠する。「不燃性」とは、例えば、長さ127mm(5inch)、幅および厚み12.7mm(1/2inch)の試験片に30秒間炎を当て、炎を取り去った後に試験片の燃焼が180秒以内に消え、かつ燃焼した長さが25mm以下であることをいう。
上記各実施形態では、口金20を有し、口金20を介して外部からの電力供給を受ける照明装置を示している。すなわち、上記各実施形態では、いわゆる照明ランプを照明装置として示している。照明装置は、ランプに限ることなく、例えば、配線を介して外部からの電力供給を受ける照明モジュールでもよい。すなわち、制御装置12と電気的に接続するための接続部は、配線でもよい。照明装置を照明モジュールとする場合、照明装置と制御装置12との間の電気的にな接続は、例えば、端子台を介して行ってもよい。照明システムは、例えば、照明装置(照明モジュール)と、制御装置12と、端子台と、を含んでもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2、102〜106…照明システム、 10、110〜114…照明装置、 12…制御装置、 12a、12b…配線、 14…ソケット、 14a…嵌合部、 16…交流電源、 20…口金(接続部)、 22…発光素子、 22a…第1端子、 22b…第2端子、 24…配線部、 26…電流制限部、 31…第1基板、 31a…表面、 31b…裏面、 31e…外縁、 31p…配線パターン、 32…第2基板、 34、35…配線、 40…整流素子、 41…ツェナーダイオード、 42…スイッチング素子、 42a…第1電極、 42b…第2電極、 42c…制御電極、 43、44…抵抗、 50、50a〜50c…ヒューズ、 51…第1導電部、 52…第2導電部、 53…ケース、 54…エレメント、 55、56…半田、 57、58…溶接部、 60…支持体、 61…ケース部、 62…取り付け部、 62a…固定面、 62d…隙間、 62h…孔、 70…光源ユニット、 71…台座部、 71a…第1面、 71b…第2面、 71h…貫通孔、 73…枠部材、 74…グローブ、 75…突起、 76…絶縁シート、 80…電力変換部、 82…電圧検出部、 84…制御部

Claims (7)

  1. 表面と、前記表面と反対側の裏面と、を有する第1基板と、
    前記第1基板の前記表面と対向しない位置に配置された第2基板と、
    直流電圧を出力する制御装置と電気的に接続される接続部と、
    前記第1基板の前記表面に設けられ、第1端子と第2端子とを有し、前記第1端子から前記第2端子に向かう順方向に電流が流れた際に発光する複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子及び前記接続部と電気的に接続され、前記接続部を介して入力される電圧を前記複数の発光素子のそれぞれに印加する配線部と、
    前記第2基板に設けられ、前記複数の発光素子のそれぞれと電気的に接続され、前記複数の発光素子のそれぞれにおいて、前記第2端子から前記第1端子に向かう逆方向に流れる電流と、前記順方向に流れる電流と、の少なくとも一方を制限する電流制限部と、
    を備えた照明装置。
  2. 前記制御装置は、前記直流電圧が下限値以下の時に前記直流電圧の出力を停止する機能を有し、
    前記電流制限部は、前記逆方向に流れる電流を制限する整流素子を含み、
    前記整流素子は、前記複数の発光素子のそれぞれに対して並列に接続され、
    前記整流素子の順方向は、前記複数の発光素子のそれぞれの順方向に対して逆向きである請求項1記載の照明装置。
  3. 前記整流素子は、ツェナーダイオードである請求項2記載の照明装置。
  4. 前記制御装置は、前記直流電圧が上限値以上の時に前記直流電圧の出力を停止する機能を有し、
    前記電流制限部は、前記逆方向に流れる電流を制限するスイッチング素子を含み、
    前記スイッチング素子は、
    第1電極と、
    第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電流が流れる第1状態と、前記第1電極と前記第2電極との間に流れる電流が前記第1状態よりも小さい第2状態と、を切り替えるための制御電極と、
    を有し、前記複数の発光素子のそれぞれに対して前記第1電極が直列に接続され、前記複数の発光素子のそれぞれに前記順方向の電圧が印加される時に前記第1状態となり、前記複数の発光素子のそれぞれに前記逆方向の電圧が印加される時に前記第2状態となる請求項1記載の照明装置。
  5. 前記複数の発光素子と、前記第1基板と、を含む光源ユニットと、
    前記光源ユニットを支持する支持体と、
    をさらに備え、
    前記第2基板は、前記支持体の内部に設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載の照明装置。
  6. 前記電流制限部は、前記複数の発光素子のそれぞれに対して直列に接続されるヒューズを含み、
    前記ヒューズは、
    第1導電部と、
    第2導電部と、
    前記第1導電部と前記第2導電部とに電気的に接続されたエレメントと、
    を含み、
    前記第1導電部と前記第2導電部との間の距離が、3mm以上である請求項1〜5のいずれか1つに記載の照明装置。
  7. 直流電圧を出力する制御装置と、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載の照明装置と、
    を備えた照明システム。
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