JP6163480B2 - 電流分流リング - Google Patents

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Description

本発明は、電荷放散装置に関し、特に、静電電荷をアースへ誘導するための電流分流リングに関し、この静電電荷は、回転機器を使用することで生じる。
回転機器、特に電気モータを十分にメンテナンスすることは、機器のデューティサイクルが極めて高いこと、荷重補正係数が下がること、設計上の問題、ほとんどの加工工場でスペアの回転機器が不足していることが原因で、達成しがたいことである。これは特に、電気モータ、工作機械スピンドル、ウェットエンド用抄紙機ロール、アルミニウム圧延機、スチームクエンチ用ポンプ、および極度に多い不純物を利用して潤滑に影響を及ぼすその他の機器に当てはまることである。
軸受環境の完全保護を試みて、様々な形態の軸シール装置が使用されている。これらの装置は、ゴム製リップシール、クリアランスラビリンスシール、および磁気引力シールを備えている。リップシールまたはその他の接触型の軸シールは、短時間で破損状態になるほどに摩耗することが多く、破損によってロータとステータとの間のインターフェースがシールの径方向端部にある不純物または潤滑剤に曝露される前であっても、過剰量の湿度および他の不純物が動作機器のオイルタンクに侵入してしまうことも知られている。可変周波数ドライブ(VFD)を使用する電気モータに適用される際に起こる軸受の破損および損傷の問題は、VFDを制御するモータに接続される電気を制御するという本質があるために、複雑化している。
VFDは、正弦線の交流電流(AC)電圧を直流電流(DC)電圧に変換し、パルス幅変調した(PWM)可変周波数のAC電圧に戻すことで、モータ速度を調節する。これらのパルスのスイッチング周波数の範囲は、1kHzから20kHzまでであり、この周波数は、「キャリア周波数」と呼ばれる。電圧変化対時間変化の比(ΔV/ΔΤ)は、モータのステータとロータとの間の寄生容量として記載されてきたものを生み出し、これには、ロータ軸の電圧が含まれる。その軸に誘導された電圧(「コモンモード電圧」または「軸電圧」と呼ばれる)が十分なレベルにまで確立された場合、軸受を通じてアースに放電することができる。このようにしてモータの軸受を通じてアースへの通り道を見つけた電流は、「軸受電流」と呼ばれる。
軸受電流が起こる原因は多々あり、電圧パルスのVFD内でのオーバーシュート、モータの磁気回路の非対称性、供給の不均衡、および過渡条件などの原因がある。これらの条件のいずれであっても、独立してまたは同時に発生して、モータ軸から軸受電流を発生させることがある。
軸電圧は、モータ軸受の潤滑油の誘電容量を超えるまでロータに蓄積され、超えた時点で、電圧は、短いパルスで軸受を通じてアースに放電される。放電後、電圧は再び軸に蓄積され、このサイクルがひとりでに繰り返される。このランダムに頻繁に起こる放電には、放電加工(EDM)の作用があり、この作用によって、軸受の転動体とレース軌道にへこみができる。最初に、これらの放電で、表面に「艶消し」効果または「サンドブラスト」効果が生じる。時間が経過すると、この劣化によって軸受レースに「溝削り(fluting)」と呼ばれる溝パターンが生じ、これは、軸受が深刻な損傷に耐えていたことを指している。最終的には、この劣化が軸受の完全な破損へとつながる。
先行技術には、軸電圧が起こす損傷を緩和する数々の方法が教示されており、シールドケーブルを使用すること、軸、絶縁軸受をアースすること、およびファラデーシールドを設置することなどがある。例えば、米国特許第7,193,836号(特許文献2)には、軸電流を制御する装置が開示されており、この装置は、電場が存在する状態でイオン化を誘導するように設計されている。
外部適用のほとんどは、コスト、複雑性、および外環境因子への曝露に加わる。絶縁軸受は、電流を流すための軸受を通じたアースへの経路をなくすことで、内部の対策を提供する。しかしながら、絶縁軸受を設置しても軸電圧は除去されないため、アースへのインピーダンスが最も低い経路を探し続けることになる。そのため、インピーダンス経路が駆動負荷を通っていれば、絶縁軸受は有効ではない。したがって、先行技術は、軸電圧を効果的にアースし、軸受の早期破損につながる軸受の放電加工を回避する、内部における低摩耗性の方法または装置を教示していない。
米国特許出願第13/089,017号 米国特許第7,193,836号 米国特許第7,396,017号 米国特許第7,090,403号 米国特許第6,419,233号 米国特許第6,234,489号 米国特許第6,182,972号 米国特許第5,951,020号 米国特許公報第2007/0138748号
本電流分流リングの目的は、シールまたは軸受絶縁材の改善策を提供して、ロータ内のステータを包囲してロータの径方向端部に軸方向を向いたインターフェースを作り出すことによって、潤滑油の漏洩および不純物の侵入を防ぐことである。蓄積された軸受の電流をアースに導通させて伝送する回転機器用の装置を開示し特許請求することも、本電流分流リングの目的である。
本明細書に開示し、特許請求したように、軸受絶縁材のステータ内に電流分流リングを設置しやすくすることが、軸受絶縁材のもう1つの目的である。電流分流リング内には導電セグメントを定置することができる。このような導電セグメントは、金属または非金属の固体で、機械加工した、あるいは成形したもので作製されてよい。操作条件および冶金条件に見合う任意の材料を選択してよいが、導電性、強度、腐食性および摩耗耐性が高いという点から、青銅、金、炭素、またはアルミニウムが好適な材料と思われる。
青銅で製造されたロータおよびステータを有する軸受絶縁材によって、電荷放散の性質が改善されることがわかっている。好適な青銅の冶金条件は、932(932000または「軸受青銅」とも呼ばれる)の仕様を満たすことである。この青銅は、負担能力および摩擦耐性に優れているため、軸受および軸受絶縁材に好適である。この軸受青銅の合金も良好な機械加工特性を有し、多くの化学物質に耐性がある。明記した青銅は、選択した材料の相対的な電気抵抗が低く(85.9オーム−cmil/ft@68Fまたは14.29マイクロオーム−cm@20C)、導電性が高い(12%IACS@68Fまたは0.07メガジーメンス/cm@20C)ため、偏在する避雷針に匹敵するほどに、軸電圧を収集する特性を増大させると思われる。
電荷放散特性を、通常モータの筐体外部に取り付けられる軸ブラシにみられる特性に比して改善することが、電流分流リングおよび軸受絶縁材のもう1つの目的である。軸受絶縁材を、この軸受絶縁材内にしっかりと取り付けられた同心の電流分流リングと組み合わせる事前テストから、軸電圧およびこれに付随する放電加工が実質的に少なくなったことがわかった。電流分流リングと軸受絶縁材との間を直接着座させることで、先行技術が教示しているように導電部材を組み合わせた単純な筐体の上からのアースへの導通が改善される。当業者は、この改善には、規準通りに、アースする電気モータのベースが必要であることがわかるであろう。
したがって、潤滑剤を保持し、不純物を防ぎ、軸受電流をアースへ導通させて伝送させる軸受絶縁材を有する回転機器用の電気モータを開示し、特許請求することが、電流分流リングおよび軸受絶縁材の目的である。
潤滑剤を保持し、不純物を防ぎ、静電放電(軸電圧)を行って軸受の動作寿命を向上させる回転機器用の軸受絶縁材を提供することが、電流分流リングおよび軸受絶縁材のもう1つの目的である。
軸からモータ筐体へ電荷を誘導し、電荷が軸受を通じてアースへ流れるのを防ぐ、効果的な装置を提供することが、本電流分流リングのもう1つの目的である。
本電流分流リングおよび軸受絶縁材のその他の目的、利点および実施形態は、以下の詳細な説明文を読み、図面を参照すると明らかになるであろう。
本発明の利点を理解しやすくするため、添付の図面に示した特定の実施形態を参照して、上記に簡潔に記載した本発明をさらに詳細に説明していく。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを描いており、よってこれを本発明の範囲を限定するものと考えてはならないことは自明であり、添付の図面を使用してさらに特殊性および詳細を加えて、本発明を記載し、説明していく。
電流分流リングを用いてよい電気モータの1つの実施形態の斜視図である。 ステータの一部を電流分流リングとして作った軸受絶縁材の断面斜視図である。 電流分流リングを軸受絶縁材のステータ部内に受け入れるように構成された軸受絶縁材の断面図である。 電流分流リングの第1の実施形態の斜視図である。 電流分流リングの第1の実施形態の軸方向図である。 電流分流リングの第1の実施形態の断面図である。 電流分流リングの第2の実施形態の組立分解斜視図である。 組み立てた電流分流リングの第2の実施形態の斜視図である。 取り付けクリップを用いて組み立てた電流分流リングの第2の実施形態の斜視図である。 電流分流リングを第2の実施形態で使用するための内側本体の1つの実施形態の詳細斜視図である。 電流分流リングを第2の実施形態で使用するための内側本体の1つの実施形態の軸方向図である。 電流分流リングを第2の実施形態で使用するための内側本体の1つの実施形態の断面図である。 導電性繊維を中に設置した電流分流リングを第2の実施形態で使用するための内側本体の1つの実施形態の断面図である。 電流分流リングを第2の実施形態で使用するための外側本体の1つの実施形態の詳細斜視図である。 電流分流リングを第2の実施形態で使用するための外側本体の1つの実施形態の軸方向図である。 電流分流リングを第2の実施形態で使用するための外側本体の1つの実施形態の断面図である。 組み立てた電流分流リングの第2の実施形態の軸方向図である。 組み立てた電流分流リングの第2の実施形態の断面図である。 電流分流リングの第3の実施形態の斜視図である。 電流分流リングの第3の実施形態の軸方向断面図である。 CDRのいくつかの実施形態で使用してよい導電性アセンブリの1つの実施形態の斜視図である。 電流分流リングの第4の実施形態の斜視図である。 電流分流リングの第4の実施形態の組立分解斜視図である。 電流分流リングの第4の実施形態の軸方向断面図である。 電流分流リングの第4の実施形態の軸方向断面図である。 分割設計を有する電流分流リングの第5の実施形態の斜視図である。 電流分流リングの第5の実施形態の組立分解斜視図である 電流分流リングの第5の実施形態の軸方向断面図である。 電流分流リングの第5の実施形態の詳細断面図である。 適応可能な電流分流リングの1つの実施形態の斜視図である。 適応可能な電流分流リングの1つの実施形態の軸方向断面図である。
本発明の様々な実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、その用途面において、以下の説明文に記載した構成要素または図面に示した構成要素の構図および配列の細部に限定されるものではないことを理解すべきである。本発明は、他の実施形態も可能であり、様々な方法で実行され得る。また、装置または素子の向きを指して本明細書で使用している用語および専門用語(例えば、「前(front)」、「後(back)」、「上(up)」、「下(down)」、「上(top)」、「下(bottom)」などの用語)は、本発明の説明を簡易にするために使用しているだけであって、言及したその装置または素子が特定の向きを有するものであることを、単独で指したり暗示したりするものではないことも理解すべきである。このほか、「第1の(first)」、「第2の(second)」、および「第3の(third)」などの用語は、本明細書および添付の特許請求の範囲では、説明のために使用しているのであって、相対的な重要性または意味を指したり暗示したりするものではない。また、CDR40、径方向CDR80、マルチリングCDR100、および適応型CDR160という用語は、軸受絶縁材10を有する構成の一般性、作製方法および/または作製材料、および/またはその他の全体的な特徴を指す場合は、相互に入れ替え可能なように使用されてよい。
CDR(登録商標)40とともに使用してよい器具筐体16の1つの実施形態を図1に示す。CDR40は、器具筐体16に設けられた開口部の中に圧入されるか、または、後に詳述するように、図1に示したように、ストラップ70および固締具72を用いて器具筐体16の外側に固定されることができる。CDR40は、化学接着剤、溶接、リベット、または特定用途に適したその他の任意の構造および/または方法など、その他の構造および/または方法を介して器具筐体12に固定されてもよい。CDR40は、後に詳述するように、軸受絶縁材10と嵌合するように構成されてもよいし、あるいは軸受絶縁材10を用いて一体的に形成されてもよい。
図2は、器具筐体16を通って軸14から電気インパルスを放出するように構成された軸受絶縁材10の1つの実施形態の斜視図である。図2に示したような軸受絶縁材10は、器具筐体16の片側または両側にある回転軸10に取り付けられてよい。軸受絶縁材10は、CDR40について前述したように、特定用途に適したその他の任意の方法および/または構造を使用して、フランジ取り付け式にするか、(図2に示すように)圧入されるか、あるいは器具筐体16に装着されてよい。いくつかの実施形態では、止めネジ(図示せず)またはその他の構造および/または方法を用いて、ステータ20を器具筐体16に取り付けるか、あるいはロータ30を軸14に取り付けてよい。本明細書には描いていないもう1つの実施形態では、軸14は固定式であり、軸受絶縁材10を取り付ける器具筐体16またはその他の構造は、回転式であってよい。
単一部品のCDRおよび軸受絶縁材の第1の実施形態
もう1つの実施形態では、CDR40および/または軸受絶縁材10は、CDR40および/または軸受絶縁材10のいずれかが1つ以上の方向に浮遊できるように取り付けられてよい。例えば、1つの実施形態では、軸受絶縁材10の一部を囲壁内に設置する。この囲壁は、中に主要開口部を備えた2つの対面するプレートとして作られ、軸14は、この主要開口部を貫通する。囲壁内部は、軸受絶縁材10および/またはCDR40が囲壁内部にある切頭円(すなわち錠剤型)のくぼみ内に設置されるように作られる。軸受絶縁材10および/またはCDR40と囲壁との接触点は、テフロン(登録商標)などの低摩擦物質で形成されてよく、この物質が囲壁に固着される。
CDR40とともに使用してよい軸受絶縁材10の1つの実施形態のさらに詳細な断面図を図3に示す。図2および図3に示した軸受絶縁材10は、ステータ20およびロータ30を備え、一般にラビリンスシールと呼ばれている。通常ラビリンスシールは、当業者に公知のもので、米国特許第7,396,017号(特許文献3);第7,090,403号(特許文献4);第6,419,233号(特許文献5);第6,234,489号(特許文献6);第6,182,972号(特許文献7);および第5,951,020号(特許文献8);ならびに米国特許公報第2007/0138748号(特許文献9)に開示されているものなどがあり、これらをすべてその内容全体を参照することにより本願に援用する。
ステータ20は、全体的に、ステータ主要本体22およびこの本体から軸方向および/または径方向に広がる様々な突出部および/またはこの本体内に構成される軸方向および/または径方向に広がる様々な溝で構成されることができ、これらについては後にさらに詳細に説明する。図2および図3に示した実施形態では、ステータ20は、Oリング18を用いて器具筐体16にしっかりと取り付けられ、このOリングがステータと器具筐体との間のシールを形成する。
ロータ30は、全体的に、ロータ主要本体32およびこの本体から軸方向および/または径方向に広がる様々な突出部および/またはこの本体内に構成される軸方向および/または径方向に広がる様々な溝で構成されることができ、これらについては後にさらに詳細に説明する。図示した実施形態では、1つのステータ軸方向突出部26がロータ軸方向溝39と協働し、1つのロータ軸方向突出部36がステータ軸方向溝29と協働して、軸受絶縁材10の内部と外部環境との間にラビリンス経路を形成する。ロータ30は、軸14にしっかりと取り付けられ、この軸とともに回転するように取り付けられてよい。Oリング18を使用して、ロータと軸との間にシールを形成することができる。ステータ20とロータ30との間の内側インターフェースにシール部材17を設置して、外環境から軸受絶縁材10の内部への不純物の侵入防止を補助できると同時に、軸受絶縁材10の内部の潤滑保持も補助できる。
図2および図3に示した軸受絶縁材10の実施形態では、1つのステータ径方向突出部28が、ステータ20に不純物を収集するための外溝を設ける。ステータ径方向突出部28の径方向外面と、ロータ径方向突出部38の径方向内面との間には、第1の軸方向インターフェースギャップ34aを形成できる。ステータ軸方向突出部26の軸方向外面と、ロータ軸方向溝39の軸方向内面との間には、第1の径方向インターフェースギャップ34bを形成できる。ロータ径方向突出部38とともに形成されたロータ軸方向突出部36を、ステータ軸方向溝29内に適合するように構成して、ステータ20とロータ30との間にもう1つの軸方向インターフェースギャップを設けることができる。
本明細書に描いた軸受絶縁材10の実施形態では、(ロータ軸方向外面33に隣接する)1つのロータ径方向突出部38が、ステータ軸方向突出部26の外径を超えて径方向に延出する。これによって、ロータ30は、ステータ軸方向突出部26を包み込むことができる。米国特許第6,419,233号に完全に記載されているように(この全容を参照により本願に援用する)、この径方向の延出は、本明細書に示した軸受絶縁材10の鍵となる設計特徴である。第1の軸方向インターフェースギャップ34aが軸方向を向いていることで、不純物が軸受絶縁材10の中に入るのが制御される。不純物を削減または除去して、軸受絶縁材10、軸受12、および導電セグメント46の寿命および性能を改善する。第1の軸方向インターフェースギャップ34aの隙間は、後ろ向きに、器具筐体16の方を向いて、不純物の流れから離れた方法を向いている。不純物または冷却の流れは、通常、軸14の軸に沿って器具筐体16の方へ誘導される。
軸14またはこの近辺に放電しやすくするため、軸受絶縁材10は、ステータ20内に設置した少なくとも1つの導電セグメント46を備えることができる。ステータ20は、軸受12に隣接する導電セグメント保持室で構成されてよく、導電セグメント46は、導電セグメント46が軸14と接触するように、この導電セグメント保持室内に設置され固定されてよい。軸14には電荷が蓄積されるため、導電セグメント46は、この電荷を軸受絶縁材10を通って器具筐体16に放散する役割を果たす。導電セグメント保持室の特定のサイズおよび構成は、軸受絶縁材10の用途ならびに各導電セグメント46の種類およびサイズによって異なってくる。したがって、導電セグメントの環状チャネルのサイズおよび構成は、何ら限定的なものではない。
導電セグメント保持室を環状チャネルとして構成することは好ましくない。このように構成すると、とりわけ性能および製造の点で困難が生じる。導電セグメント保持室の好適な構成は、径方向チャネル52であり、図7〜図14に示したCDR40の実施形態に対して記載したもの、または図15A〜図15Cに示した径方向CDR80に対して記載したものなどである。
本明細書に描いた実施形態では、軸受絶縁材10は、受容溝24で形成される。受容溝24は、図3に最良の形で示したように、軸14に隣接する軸受絶縁材10の中央側に作られてよい。一般に、受容溝24は、CDR40を軸受絶縁材10内に設置しやすくするものである。ただし、軸受絶縁材10の特定用途に応じて他の構造を受容溝24内に設置してもよい。
図示して説明したように、図2および図3にある軸受絶縁材10は、ステータ20とロータ30との間に径方向インターフェース経路および軸方向インターフェース経路を複数備え、この経路は、ステータ突出部26、28がロータ溝39と協働し、ロータ突出部36、38がステータ溝29と協働することで生じる。様々な突出部および溝からなる構成および/または向きは無数に存在するため、ステータ20および/またはロータ30内の様々な突出部および溝からなる構成および/または向きは、何ら限定的なものではない。本明細書に開示したような軸受絶縁材10は、どのような構成のステータ20および/またはロータ30とも使用でき、ステータ20は、後に詳述するように、少なくとも1つの導電セグメント46を中に保持するための導電セグメント保持室または受容溝24で構成されてよい。
電流分流リング(CDR)40の第1の実施形態を図4に斜視図で示し、図5にこの軸方向図を示す。CDR40は、その一部に電荷を蓄積する傾向のある任意の回転機器であって、電気モータ、ギアボックス、軸受、またはその他の任意のこのような機器とともに使用されてよい。CDR40の第1の実施形態は、器具筐体16と、この器具筐体16から延出している軸14との間に、両者に対して回転式に設置されるように設計される。
一般に、CDR40は、CDR本体41からなり、この本体は、器具筐体16にしっかりと取り付けられてよい。第1の実施形態では、CDR本体41から第1の壁43および第2の壁44が延出し、この壁が環状チャネル42を規定する。導電セグメント46が軸14と接触して軸14から器具筐体16までの低インピーダンス経路を作製するように、環状チャネル42に少なくとも1つの導電セグメント46がしっかりと保持される。
CDR40の第1の実施形態の断面図を図6に示す。図6に示すように、第1の壁43の軸方向の厚みは、第2の壁44よりも薄い。第1の実施形態では、まず導電セグメント46を環状チャネル42内に設置してから第1の壁43を変形させて、第1の壁と第2の壁43、44の遠位端同士の間にあるクリアランスを減らすことによって、導電セグメント46が環状チャネル42内に保持される。第1の壁43をこのように変形させることで、導電セグメント46を環状チャネル42内に保持する。導電セグメント46の作製に使用する材料によっては、第1の壁43の変形で導電セグメント46の一部が圧縮して導電セグメント46の部分が軸14に対してさらに固定されることがある。
CDRの径方向外面45の詳細図を図6に示す。CDRの径方向外面45は、CDR40を器具筐体16の中に圧入できるように、軸方向の寸法にわずかな角度をなして構成されてよい。第1の実施形態では、この角度は1度だが、本明細書に描いていない他の実施形態では、これ以上でもこれ未満でもよい。また、第1の実施形態では、CDR40が器具筐体16内に設置されると、第1の壁43は、軸受12に隣接して定置される。しかしながら、本明細書に図示していない他の実施形態では、CDR40が器具筐体16内に設置されると、第2の壁44が軸受12に隣接して定置されてよく、この場合、CDRの径方向外面45の角度は、図6に示した角度とは逆になる。CDR本体41、環状チャネル42、第1の壁43、第2の壁44、およびCDR径方向外面45の最適な寸法/向きは、CDR40の特定用途によって変化するため、CDR40の範囲に何ら限定されるものではない。
軸受絶縁材10の場合もそうだったように、環状チャネルとして構成した導電セグメント保持室を有するCDR40は好ましくない。性能および製造上の問題点が、とりわけこのような構成が好ましくない理由である。このようにする代わりに、本明細書で開示する、環状チャネル42および付随する難点のないCDRの他の実施形態が好ましい。
以下に詳述するCDR40の他の実施形態では、CDR40は、CDR40または器具筐体16のいずれかに作られた取り付け用開口部54、ストラップ70、および固締具72を用いて、器具筐体16に取り付けられる。CDR40は、CDR40の精神および範囲を逸脱しない限り、特定用途に適した任意の構造を用いる任意の方法によって、器具筐体16に取り付けられてよい。
図4および図5に示したCDR40の実施形態では、3つの導電セグメント46が環状チャネル42内に定置される。全ての導電セグメント46の最適数および各導電セグメント46のサイズおよび/または形状は、CDR40の用途に応じて変化するため、何ら限定的なものではない。導電セグメント46の最適な全長および軸14と接触する導電セグメント46の全面積は、用途によって変化するため、CDR40の範囲または導電セグメント46で構成された軸受絶縁材10(図2および図3に示した軸受絶縁材など)の範囲に何ら限定されるものではない。
図4〜図6に示した実施形態では、CDR40は、図2および図3に示した軸受絶縁材40のように、受容溝24を有する軸受絶縁材10と嵌合するサイズに決定されてよい。前述したように、図2および図3に示した軸受絶縁材10の1つの実施形態は、CDR40と嵌合するように作られる。受容溝24は、図4〜図6に示したもの、または本明細書で開示したCDR40の他の実施形態と同様のCDR40を受け入れるサイズおよび形状をしたステータ20内のくぼみとして形成されてよい。CDR40は、受容溝24の中に圧入されるか、あるいはCDR40をステータ20にしっかりと取り付けるように操作できる、止めネジ、溶接などだがこれに限定されないその他の任意の方法または構造を用いて、ステータ20に固着されてよい。CDR40がステータ20内の受容溝24に正しく嵌合されると、CDRの径方向外面45は、受容溝24の内面に当接して接触する。
導電セグメント46用いるCDR40または軸受絶縁材10のどの実施形態においても、導電セグメント46は、導電性で本来の潤滑性のある炭素で作製されてよい。1つの実施形態では、導電セグメント46は、チェスタートン社が製造する477−1と称するカーボンメッシュで作製される。他の実施形態では、導電セグメント46は、カーボンメッシュの外側にコーティングがない。メッシュまたは織材料を使用して導電セグメント46を作製すると、軸14と接触する導電セグメント46の表面が摩耗したり凹凸ができたりすることが多く、これは、いくつかの用途では、回転摩擦を低減するために望ましい特性になることがある。軸14が導電セグメント46に対して回転した直後に、導電セグメント46のいくつかの実施形態では軸14の表面から摩耗してすり減っていき、その結果、導電セグメント46と軸14との間の摩擦は最小になる。導電セグメント46は、繊維材料、剛性材料またはその他の制限のない材料であってよい。
一般には、軸14から器具筐体16へのインピーダンスの範囲を0.2から10オームにして、軸14に蓄積された電荷が、軸受12を通るのではなく器具筐体16を通ってモータのベース(図示せず)まで放電されるようにすることが望ましい。軸14から器具筐体16へのインピーダンスは、軸受絶縁材10と器具筐体16との間、軸受絶縁材10とCDR40との間、および/またはCDR40と器具筐体16との間の適合の耐性を極めて小さくすることによって、小さくすることができる。したがって、軸受絶縁材10と器具筐体16との間、軸受絶縁材10とCDR40との間、および/またはCDR40と器具筐体16との間のギャップを小さくするほど、軸14から器具筐体16へのインピーダンスは小さくなる。
本明細書に描いていない他の実施形態では、導電性フィラメント(図示せず)は、CDR40または軸受絶縁材10のいずれかに固着されるか、あるいはCDR40または軸受絶縁材10のいずれかに固着した導電セグメント46に埋め込まれてよい。このようなフィラメントは、アルミニウム、銅、金、炭素、導電性ポリマー、導電性エラストマー、または特定用途に適正な導電性を有するその他の任意の導電性材料で作製されてよい。潤滑性が十分であり、インピーダンスが十分に低い任意の材料を、CDR40および/または軸受絶縁材10内の導電セグメント46に使用してよい。
CDR40本明細書に描いていないもう1つの実施形態では、CDR40は、軸14に固着され、この軸とともに回転する。CDR40の第1の壁および第2の壁43、44は、軸14から拡張し、CDRの主要本体41は、軸14に隣接する。軸14の回転遠心力により、導電セグメント46および/または導電性フィラメントは、軸14が回転するにつれて径方向に拡張する。この拡張によって、グリースまたはその他の不純物および/または潤滑剤(これがインピーダンスを増大させるために、CDR40が軸14から器具筐体16へ電荷を放散させる能力が低下する)がCDR40と器具筐体16との間の領域で集積したとしても、導電セグメント46および/またはフィラメントを器具筐体16と接触させることができる。
本明細書に描いていないもう1つの実施形態では、軸14に導電性スリーブ(図示せず)を定置させてよい。この実施形態は、表面に摩耗や凹凸のある軸14には特に有益であり、そうでなければこのような表面は、導電セグメント46に過度の摩耗を引き起こしかねない。導電性スリーブ(図示せず)は、特定用途に適した任意の導電性材料で作製されてよく、導電性スリーブ(図示せず)は、径方向外面を滑らかな状態に作られてもよい。このようにすると、導電性スリーブ(図示せず)は、軸14からCDR40または軸受絶縁材10のいずれかの導電セグメント46へ電荷を伝送する役割を果たす。外面に摩耗や凹凸のある軸14を用いて使用するのに特に有益となり得るもう1つの実施形態が、導電性フィラメントまたは導電線を導電セグメント46に挿入するという実施形態である。これらの導電性フィラメントまたは導電線は、犠牲となって、軸14の表面のくぼみまたはその他の凹凸部を埋めることができる。
本明細書に描いていないもう1つの実施形態では、適切な導電性材料でできた導電性ネジ(図示せず)を導電セグメント46に挿入してよい。さらに、バネを搭載した剛性の導電性シリンダをCDR40および/または軸受絶縁材10内に径方向に定置して、軸14の径方向外面に接触させることができる。
図4〜図6に示したCDR40は、設計の点では優良であるものの、前述したようにCDR40の好適な実施形態ではない。その他の問題点の中でも特に、この設計にみられる性能および製造上の難点から、他のCDR40の実施形態の方がより望ましいことがわかる。特に、図7〜図14に示し、以下に詳述する2部品からなるCDR40および図15A、15Bに示した径方向CDR80は、この両方の実施形態から生まれたものであり、図4〜図6に示したものよりも優れている。
2部品からなるCDRの例示的実施形態
CDR40の第2の実施形態を図7〜図14に示す。CDR40の第2の実施形態では、CDRは、内側本体50と外側本体60とを嵌合したもので形成され、これは、図7では嵌合していない状態で示しているが、互いに関係するものである。CDR40の第2の実施形態における内側本体50および外側本体60は、スナップ式、締まり嵌め式に互いに嵌合し、これについては以下に詳述する。
全体的にリング型であってよい内側本体50の斜視図を図9に示す。この内側本体50は、内側本体50の外面に作られた少なくとも1つの径方向チャネル52を備えることができ、内側本体は、主要開口部58を備え、この開口部を通って軸14を定置できる。図9に描いた実施形態は、径方向チャネル52を3つ備えているが、他の実施形態で、これよりも多いまたは少ない数の径方向チャネル52を有していてもよく、したがって、径方向チャネルの数は、CDR40の範囲を何ら限定するものではない。各々の径方向チャネル52は、いくつかのタイプの導電セグメント46をより適切に固定するために、このチャネル内に止め部52aが形成されてよい。止め部52aは、変形可能または半変形可能な材料でできた(図14Bに画いたような)導電セグメント46には最も有利になると考えられるが、止め部52aを機械特性の異なる材料で作製された導電セグメント46に使用してもよい。図示したような径方向チャネル52は、主要開口部58に定置された軸14に対して開口部するように構成される。内側本体50は、この内側本体の径方向外面に隆起部56で形成されてよい。隆起部56は、以下に詳述するように、外側本体60に形成された環状溝64と嵌合するように構成されてよい。
内側本体50は、この内側本体に1つ以上の取り付け用開口部54を形成されてよい。図8〜図11に示した実施形態は、3つの取り付け用開口部54で形成されている。取り付け用開口部54は、CDR40を器具筐体16またはその他の図1に示すような構造に固定するために使用されてよい。ネジまたはリベットなどの固締具72を使用して、ストラップ70またはクリップをCDR40に固定し、図1および図8Bに示すように、取り付け用開口部54と嵌合させることができる。取り付け用開口部54の有無は、CDR40の取り付け方法に大きく左右される。例えば、図14Aおよび図14Bに示した実施形態では、内側本体50は、取り付け用開口部54を一切備えていない。器具筐体16またはその他の構造に圧入される軸受絶縁材10および/またはCDR40内で使用するには、このような実施形態が最適であろうと考えられる。
同じく全体的にリング型であってよい外側本体60の斜視図を図12に示す。外側本体60は、この外側本体の径方向内面に形成された環状溝64を有するベース62で形成されてよい。環状溝64は、第1の環状肩部65aおよび第2の環状肩部65bで規定されてよい。径方向突出部66は、第1の肩部および/または第2の肩部65a、65bに隣接するベース62から内側に向かって径方向に広がっていてよい。図示した実施形態では、径方向突出部66は、第1の環状肩部65aに隣接して定置され、この突出部に主要開口部68を備えており、この開口部を通って軸14を定置することができる。
環状溝64は、内側本体50に形成された隆起部56が環状溝64に嵌合して、内側本体50の軸方向の位置を外側本体60に対して実質的に固定するように構成されてよい。図10B、および図14Bに示すように、内側本体50を外側本体60に力を込めて挿入すると、隆起部56が第2の環状肩部65bを通過して環状溝64内にスライドして内側本体50および外側本体60を軸方向に固定するように、隆起部56を傾斜させるかあるいはテーパ状にすることができる。隆起部56と環状溝64とが嵌合することで、その後内側本体50と外側本体60との分離または分解に対抗する。本明細書に図示していない他の実施形態では、隆起部56は、テーパ状構成に限定されない。隆起部56およびベース62は、嵌合と同時に締まり嵌めが起こり、内側本体50と外側本体60との分離または分解に抵抗するように構成されてもよい。
図14Aおよび図14Bに示すように、内側本体50および外側本体60は、径方向突出部66の内周縁部の直径が内側本体50の内周縁部の直径と同じになって、内側本体と外側本体50、60の両方が、設置時に軸14から同じクリアランスを有するように構成されてよい。ほとんどの用途において、CDR40は、図14Aに示した面が器具筐体16またはその他の構造よりも軸方向に外側になるように設置されるであろうと考えられる。しかしながら、CDR40が軸受絶縁材10と嵌合する場合、CDR40は、図14Aに示した面が、軸受絶縁材10を取り付ける器具筐体16またはその他の構造の内側を向くような向きにされてよい。
図11に示すように、導電セグメント46は、各々の径方向チャネル52内に定置されてよい。径方向チャネル52は、図14Aおよび図14Bに示すように、CDR40を組み立てた際に、外側本体60の径方向突出部66に隣接して定置される内側本体50の軸方向の面に作られるであろうと考えられる。このような向きにすると、導電セグメント46の軸方向の位置が固定される。前述したように、導電セグメント52を保持するために径方向チャネル52を用いたCDR40の方が、環状チャネル42を有するCDR40よりも好ましい。典型的には、ただし作製材料に応じて、導電セグメント46のサイズは、内側本体50の内径を超えて主要開口部58の中に延出して、軸14に接触するように決定される。径方向チャネル52のサイズは、内側本体50の外周縁部と交わらないように決定される。こうすることで、導電セグメント46が外側本体60の環状溝64に接触しないようにする。
軸受絶縁材10およびCDR40は、ステンレス鋼、青銅、アルミニウム、金、銅、およびこれらを組み合わせたもの、または低インピーダンスのその他の材料など、任意の機械加工可能な金属で作製されてよい。CDR40または軸受絶縁材10は、フランジ取り付け式にされるか、圧入されるか、あるいはその他の任意の構造または複数のストラップ70および固締具72を介するなどの方法によって、器具筐体16に装着されてよい。
いくつかの用途では、図2および図3に示すように、Oリング18、およびステータ20とロータ30に作られた、このOリングの相方となる溝をなくすことによって、軸受絶縁材10の性能を改善することができる。Oリング18の作製に使用する材料(ゴムおよび/またはシリコンなど)の高インピーダンス性は、軸受絶縁材10と器具筐体16との間の導電性を妨げることがあり、これによって軸受絶縁材10の全体的な電荷放散性能が低下する。しかしながら、Oリング18が低インピーダンス材料で作製されている場合、そのOリングは、CDR40および/または軸受絶縁材10のどのような用途に含まれていてもよい。CDR40、内側本体50、外側本体60の最適な寸法/向き、これらの様々な特徴は、CDR40の特定の用途によって変化するため、CDR40の範囲に何ら限定されるものではない。
1部品からなるCDRの第2の実施形態
径方向CDR80がCDR40のもう1つの実施形態であり、これを、中心に主要開口部88を有するリング型構造として図15A、15Bに示す。本明細書に開示しているCDR40の他の実施形態のように、CDR40は、制限なく任意の構造および/または方法を介して、回転機器に取り付けられてよい。図15Aおよび図15Bに示した径方向CDR80の実施形態は、固締具72を介して径方向CDR80に固着した3つのストラップ70を備えている。他の固締具72を使用してストラップ70を回転機器に固定してもよく、これによって径方向CDR80を回転機器に固定する。径方向CDR80の他の実施形態では、径方向CDR80の径方向外面85aは、回転機器筐体16に圧入される。しかしながら、径方向CDRの取り付け方法は、その範囲に何ら限定されるものではない。本明細書に示した径方向CDR80の実施形態は、径方向外面85aから径方向内面85bに広がる径方向チャネル82を3つ備えている。各々の径方向チャネル82は、径方向チャネル段部83を備えることができ、これは図15Bで最もよくわかる。図示した実施形態では、径方向チャネル段部83は、径方向CDR80の径方向内面85bに隣接して位置する。
導電性アセンブリ86は、径方向チャネル82内にしっかりと適合するように構成されてよい。導電性アセンブリ86の1つの実施形態を図15Cに詳細に示す。導電性アセンブリ86は、主に径方向チャネル82内に位置するバインダ86aと、径方向チャネル82から径方向内側に向かって延出する接触部86bとを含むことができる。バインダ86aは、導電性アセンブリ86の素子を保持する任意の構造として形成されてよく、化学接着剤、構造上のキャップまたはテザー、またこれらを組み合わせたものなどがあるが、これらに限定されない。その他のタイプの導電性アセンブリ86を径方向CDR80に制限なく使用してよい。
径方向CDR80内の導電性アセンブリ86は、交換可能なように構成されてよい。つまり、導電性アセンブリ86の接触部86bが疲弊すれば、あるいは導電性アセンブリ86を交換する必要があれば、ユーザは、導電性アセンブリ86を径方向チャネル82から取り除いて新しい導電性アセンブリ86を挿入してよい。
マルチリングCDRの例示的実施形態
マルチリングCDR100の第1の実施形態を図16A〜図16Dに示す。マルチリングCDR100のこの実施形態は、上記に詳述し図7〜図14Bに示した、2つの部品からなるCDR40と類似している。マルチリングCDR100は、保持子110を備え、この保持子を用いて少なくとも2つのOリング120を固定する。保持子110は、中央に保持子の主要開口部118を有する実質的にリング型とすることができ、この保持子の主要開口部118は、各々のリングの主要開口部128と一致する。
保持子110は、様々なリング120に着座面を提供するために、保持子のベース111の径方向内面に複数の環状溝112a、112b、112c、112dを形成されてよい。本明細書に示したマルチリング100の実施形態は、計4つのリング120および4つの環状溝112を備えている。しかしながら、他の実施形態では、マルチリングCDR100の範囲を限定することなく、これよりも多いまたは少ない数のリング120およびこれに対応する環状溝112であってよい。リング120は、図7〜図14に示したCDR40の実施形態の内側本体50に形成されたものと同様の複数の径方向チャネル122を形成されてよい。径方向チャネル116は、典型的にはリング120の軸方向内面127aに形成される。導電セグメント116は、各々の径方向チャネル122に定置されてよい。このほか、各々の径方向チャネル122は、導電セグメント116をよりよく保持するために、このチャネル内に止め部122aで形成されてよい。
保持子の壁114は、第1の環状溝112aから径方向内側に保持子主要開口部118に向かって広がっていてよく、この保持子の壁114は、図7〜図14に示したCDR40の実施形態の外側本体60の径方向突出部66と類似のものである。本明細書に描いた実施形態では、保持子の壁114は、保持子のベース111に対して実質的に垂直である。保持子の壁114は、図16Cおよび16Dに示すように、最内側のリング120に対するストッパーとしての役割を果たすことができる。最内側のリング120の軸方向内面127aは、保持子の壁114と当接してよく、これによって、リング120と保持子の壁114との間で最内側のリング120の径方向チャネル122内に定置された導電セグメント116を圧縮する。最内側のリング120のリングの径方向外面125は、締まり嵌めによって最内側のリング120を保持子110に固定する方式で、第1の環状溝112aと嵌合することができる。
最内側のリング120のすぐ外側にあるリング120の軸方向内面127aは、最内側のリング120の軸方向外面127bに当接してよく、これによって、そのリング120と最内側のリング120との間にあるリング120の径方向チャネル112内に定置された導電セグメント116を圧縮する。最内側のリング120のすぐ外側にあるリング120のリングの径方向外面125は、締まり嵌めによってリング120を保持子に固定するといったような方式で、第2の環状溝112bと嵌合することができる。これを図16Cおよび図16Dに詳細に示す。この配列を保持子110と嵌合した全リング120に続けることができる。
最外側のリング120は、リングの径方向外面125に隆起部162を備えて構成されてよい。この隆起部162は、軸方向内面127aから軸方向外面127bに向かって上向きに角度をなしていてよく、その結果、隆起部126は、最外側の環状溝112に形成されてよいスナップ溝113(これは、本明細書に示した実施形態の第4の環状溝112d)と嵌合するようになる。したがって、最外側のリング120は、保持子110に固定されることができ、これによって、隆起部126とスナップ溝113との嵌合を介して他のすべてのリング120が固定される。これは、図7〜図14に示したCDR40の内側本体50および外側本体60にそれぞれが位置する隆起部56および環状溝64によって、内側本体50が外側本体60と嵌合するのと類似している。
マルチリングCDR100を分割する実施形態では、リング120は、図17A〜図17Dに示すように、固締具を使用して、保持子110に固定されてよい。この実施形態のリング120は、2つのリングセグメント130で構成されることができ、保持子110は、2つの別部品として形成されることができる。最内側の分割型リングのセグメント130と保持子110との間の相互作用は、マルチリングCDR100の第1の実施形態について前述したものと類似のものである。さらに、隣接する分割型リングのセグメント130と、これに対応して導電セグメント116を分割型マルチリングCDR100に対して保持する行為との間の相互作用は、マルチリングCDR100の第1の実施形態に対して記載した作用と類似のものである。分割型リングのセグメント130を保持するには、最外側の環状溝112にあるスナップ溝113と最外側のリング120にある隆起部126とを共同させて、リングの径方向外面125と個々の環状溝112a、112b、112c、112dとの間を締まり嵌めにする。締まり嵌め式の固定機構を単独でまたは複数の固締具72と組み合わせて用いることができ、あるいは、複数の固締具72を固定機構として単独で用いることができる。固締具72を使用する場合、リングセグメント130には固締具72を受け入れるための開口部132で形成されてもよい。
図17A〜図17Dに示すように、CDR40、80、100のいくつかの実施形態では裏当てリング140を使用してよい。裏当てリング140は、2つの異なる部品で形成されてもよく、この部品は、この部品に対応する複数のアライメントピン受容部142、固締具用孔143、固締具受容部144ならびにこれに対応するアライメントピン141および固締具72を介して、互いに固定されてよい。図17Bに示した実施形態では、2つのアライメントピン141およびこれに対応するアライメントピン受容部142が裏当てリング140の継ぎ目に定置されて、2つの部品を適切に整合する。各々の固締具72の一部がそれぞれの固締具受容部144と嵌合するように、2つの固締具72をそれぞれの固締具用孔143内に設置してもよく、これによって、裏当てリング140の2つの部品を互いに固定する。
裏当てリング140は、2つの部品間のギャップがほとんどなく、不純物が軸受箇所へ侵入するのと軸受箇所から潤滑剤が流出するのとを防ぐように製造されてよい。このようにするために、まず、円をその直径に沿って二分することができる。この2つの部品は、接合されると、切断過程で取り除かれる材料があるために楕円形になる。したがって、この2つの部品は、合わさると完全またはほぼ完全な円を形成するように機械加工されてよい。
アライメントピン受容部142とこれに対応するアライメントピン141および/または固締具用孔143とこれに対応する固締具72は、単独でまたは組み合わせて使用して、機械加工の過程で(前述したような)2つの部品の相対的な位置を固定することができる。2つの部品から完全またはほぼ完全な円を作り出すには、2つの部品の相対的な安定性が求められる。この点で、裏当てリングの主要開口部148およびOリングのチャネル145は、所望の仕様で裏当てリング140に作られてよい。完全またはほぼ完全な円形の裏当てリング140が軸またはその他の構造の中心に適切に来ることができるように、ユーザの要望に応じて裏当てリング140に開口部146を作ってよい。
適応型CDRの例示的実施形態
適応型CDR160の1つの実施形態を図18Aおよび図18Bに示す。この適応型CDR160は、立体形状の異なる多種多様な回転機器に取り付けられるように設計されている。適応型CDRは、径方向外面165aから主要開口部168に隣接する径方向内面165bへ広がる複数の径方向チャネル162を備えることができる。径方向CDR80の径方向チャネル82のように、適応型CDR160の径方向チャネル162は、径方向チャネル段部163を備えることができる。したがって、各々の径方向チャネル162に導電性アセンブリ86を固定することができる。
ユーザは、適応型CDR160に形成された各々のスロット161を固締具72が貫通できるように、回転機器の外部に穴を開けてその穴にネジを立てるであろうと考えられる。適応型CDR160は、様々な回転機器の外部にある差をよりよい形で収容するために、複数のくぼみ164を備えることができる。適応型CDR160は、適応型CDR160を軸またはその他の物体の上から設置しやすくするため、主要開口部168の中に突出した切り欠き部166を有することができる。
器具筐体16とともに用いる軸受絶縁材10および/またはCDR40は、中心点として回転する軸14と同心の安定したシステムを生み出す。図2および図3に示したもののような器具筐体16内にある軸受絶縁材10にCDR40を挿入することで、導電性素子間に比較的一定で安定した空間関係が形成され、これによって、CDR40および軸受絶縁材10の導電性素子を介した軸14からアースへの静電電荷の収集および導通が改善される。この改善されたモータとアース間のシールシステムは、主な素子を一緒に直接着座させ、これが軸14の不完全性(完全に円ではないことなど)を相殺し、CDR40および/または軸受絶縁材10に作用する外力が原因で導電セグメント46から軸14の表面までの距離に生じるばらつきや変化を最小にする。これによって、軸14から器具筐体16への電荷の効果的な導通が促進される。
好適な実施形態を記載したが、CDR40、80、100、160および開示した軸受絶縁材10のその他の特徴は、本明細書で説明したような実施形態に数々の修正および変更が生じるのと同じく、当業者には確実に思いつくことであり、このような修正および変更はすべて、CDR40、80、100、160および/または軸受絶縁材10の精神および範囲を逸脱しない限り達成されてよい。軸受絶縁材10およびCDR40、80、100、140は、本明細書で図示し記載した特定の実施形態に限定されるものではなく、軸14から器具筐体16へ電荷を放散する同様の装置および方法すべてに適用されることを意図するものである点に注意されたい。当業者は、軸受絶縁材10およびCDR40、80、100、140の精神および範囲を逸脱しない限り、記載した実施形態から修正および変更可能である。
10 軸受絶縁材
12 軸受
14 軸
16 器具筐体
17 シール部材
18 Oリング
20 ステータ
22 ステータ主要本体
23 ステータ径方向外面
24 受容溝
26 ステータ軸方向突出部
28 ステータ径方向突出部
29 ステータ軸方向溝
30 ロータ
32 ロータ主要本体
33 ロータ軸方向外面
34a 第1の軸方向インターフェースギャップ
34b 第1の径方向インターフェースギャップ
36 ロータ軸方向突出部
38 ロータ径方向突出部
39 ロータ軸方向溝
40 電流分流リング(CDR)
41 CDR本体
42 環状チャネル
43 第1の壁
44 第2の壁
45 CDR径方向外面
46 導電セグメント
48 CDR主要開口部
50 内側本体
52 径方向チャネル
52a 止め部
54 取り付け用開口部
56 隆起部(ロック用)
58 内側本体主要開口部
60 外側本体
62 ベース
64 環状溝
65a 第1の環状肩部
65b 第2の環状肩部
66 径方向突出部
68 外側本体主要開口部
70 ストラップ
72 固締具
80 径方向CDR
82 径方向チャネル
83 径方向チャネル段部
85a 径方向外面
85b 径方向内面
86 導電性アセンブリ
86a バインダ
86b 接触部
88 主要開口部
100 マルチリングCDR
110 保持子
111 保持子のベース
112a 第1の環状溝
112b 第2の環状溝
112c 第3の環状溝
112d 第4の環状溝
113 スナップ溝
114 保持子の壁
115 保持子の径方向外面
116 導電セグメント
118 保持子の主要開口部
120 リング
122 径方向チャネル
122a 止め部
125 リングの径方向外面
126 隆起部
127a 軸方向内面
127b 軸方向外面
128 リングの主要開口部
130 分割型リングのセグメント
140 裏当てリング
141 アライメントピン
142 アライメントピン受容部
143 固締具用孔
144 固締具受容部
145 Oリングのチャネル
146 開口部
148 裏当てリング固締具
160 適応型CDR
161 スロット
162 径方向チャネル
163 径方向チャネル段部
164 くぼみ
165a 径方向外面
165b 径方向内面
166 切り欠き部
168 主要開口部

Claims (15)

  1. 径方向電流分流リングであって:
    a.略リング型の本体;
    b.前記本体の中心に定置された主要開口部;
    c.筒状の複数の径方向チャネルであって、各々の前記径方向チャネルが、前記本体の径方向外面から前記本体の径方向内面まで広がる複数の径方向チャネル;
    d.径方向チャネル段部であって、前記径方向チャネル段部が、前記主要本体の径方向内面に隣接する前記径方向チャネルのうちの1つに定置される、径方向チャネル段部;および、
    e.前記径方向チャネルのうちの1つに嵌合する導電性アセンブリであって、前記導電性アセンブリの接触部が前記径方向チャネルから径方向内側に向かって前記径方向内面を超えて突出する、導電性アセンブリ
    を含む、径方向電流分流リング。
  2. 前記複数の径方向チャネルは、さらに、4つの径方向チャネルであると定義される、請求項1に記載の径方向電流分流リング。
  3. 前記複数の径方向チャネルは、さらに、6つの径方向チャネルであると定義される、請求項1に記載の径方向電流分流リング。
  4. 前記複数の径方向チャネルは、さらに、前記本体の周りに等間隔に設けられていると定義される、請求項2に記載の径方向電流分流リング。
  5. 前記電流分流リングは、さらに、前記複数の径方向チャネルに対応する複数の導電性アセンブリを含む、請求項1に記載の径方向電流分流リング。
  6. 前記本体の径方向外面は、さらに、前記径方向電流分流リングが、軸受絶縁材に形成された受容溝またはモータ筐体に形成された開口部の中に確実に圧入されてよいように、軸方向に角度をなしていると定義される、請求項1に記載の径方向電流分流リング。
  7. 前記本体は、さらに、前記本体の軸方向面に定置された複数の取り付け用開口部を含み、複数の固締具およびストラップが協働して前記複数の取り付け用開口部と嵌合する、請求項1に記載の径方向電流分流リング。
  8. 前記導電性アセンブリは、炭素系フィラメントを含む、請求項1に記載の径方向電流分流リング。
  9. 前記複数の径方向チャネルは、さらに、軸方向に互いに間隔をあけていると定義される、請求項1に記載の径方向電流分流リング。
  10. 軸受絶縁材であって:
    a.ステータであって、前記ステータが:
    i.主要本体;
    ii.軸方向と径方向の両方に前記主要本体を超えて広がる複数の突出部;
    iii.前記主要本体と嵌合する電流分流リングであって、前記電流分流リングは、筒状の複数の径方向チャネルを有し、各々の前記径方向チャネルが、前記主要本体の径方向外面から前記電流分流リングの径方向内面まで広がり、径方向チャネル段部が、前記電流分流リングの前記径方向内面に隣接する前記径方向チャネルのうちの1つに定置され、導電性アセンブリが、前記径方向チャネルのうちの1つに嵌合し、前記導電性アセンブリの接触部が前記径方向チャネルから径方向内側に向かって前記径方向内面を超えて突出する、電流分流リング;
    を含む、ステータと、
    b.ロータであって、前記軸にしっかりと取り付けられた前記ロータが:
    i.主要本体;および、
    ii.径方向と軸方向の両方に前記主要本体を超えて広がる複数の突出部であって、前記ロータの前記複数の突出部が、前記ステータの前記複数の突出部と互いに噛み合ってラビリンスシールを形成する、複数の突出部;
    を含む、ロータと
    を含む、軸受絶縁材。
  11. マルチリング電流分流リングであって:
    a.保持子であって、前記保持子が:
    i.軸方向に広がる保持子のベースであって、前記保持子のベースの外側が、保持子の径方向外面であると定義される、保持子ベース;
    ii.前記保持子ベースの内側に形成される第1の環状溝;
    iii.前記保持子ベースから径方向内側に向かって広がる保持子の壁;および
    iv.前記保持子ベースの内側に形成される第2の環状溝であって、
    前記第1の環状溝が、前記保持子の壁と前記第2の環状溝との間に軸方向に定置される、第2の環状溝;
    を含む、保持子と、
    b.第1のリングであって、前記第1のリングが:
    i.前記第1のリングの軸方向内面に作られた径方向チャネルであって、前記第1のリングの前記軸方向内面が前記保持子の壁に当接する、径方向チャネル;
    ii.前記第1の環状溝に当接するリングの径方向外面;および
    iii.前記保持子の壁とは反対側の軸方向外面;
    を含む、第1のリングと、
    c.第2のリングであって、前記第2のリングが:
    i.前記第2のリングの軸方向内面に作られた筒状の径方向チャネルであって、前記第2のリングの前記軸方向内面が前記第1のリングの前記軸方向外面に当接する、径方向チャネル;
    ii.前記第2の環状溝に当接するリングの径方向外面;および
    iii.前記第1のリングとは反対側の軸方向外面;
    を含む、第2のリングと、
    d.導電性アセンブリであって、前記第1のリングの前記径方向チャネルに嵌合する、前記導電性アセンブリと
    を含む、マルチリング電流分流リング。
  12. 前記第1のリングは、さらに、分割型リングの2つのセグメントからなると定義される、請求項11に記載のマルチリング電流分流リング。
  13. 前記分割型リングの2つのセグメントは、さらに、該セグメントに形成された開口部を含み、前記開口部は、前記軸方向内面から前記軸方向外面まで広がる、請求項12に記載のマルチリング電流分流リング。
  14. 軸からモータ筐体を通じて電荷を放散する方法であって:
    a.電流分流リングを前記モータ筐体に固定すること;
    b.少なくとも1つの導電性アセンブリを前記電流分流リング内に取り付け、
    前記少なくとも1つの導電性アセンブリが、前記軸の直近にあるまたは前記軸と接触しており、前記導電性アセンブリは前記電流分流リングの本体に形成された筒状の径方向チャネルに嵌合されること;
    c.前記電荷を前記軸から前記少なくとも1つの導電性アセンブリに伝送すること;
    d.前記電荷を前記少なくとも1つの導電性アセンブリから前記電流分流リングに伝送すること;および
    e.前記電荷を前記電流分流リングから前記モータ筐体に伝送すること
    を含む、方法。
  15. 適応型電流分流リングであって:
    a.前記リングに形成された切り欠き部を有する本体;
    b.前記本体の中心に隣接して定置された主要開口部であって、前記本体と交わる主要開口部;
    c.筒状の複数の径方向チャネルであって、各々の前記径方向チャネルが、前記本体の径方向外面から前記本体の径方向内面まで広がる、複数の径方向チャネル;
    d.径方向チャネル段部であって、前記径方向チャネル段部が、前記主要本体の径方向内面に隣接する前記径方向チャネルのうちの1つに定置される、径方向チャネル段部;および、
    e.前記径方向チャネルのうちの1つに嵌合される導電性アセンブリであって、前記導電性アセンブリの接触部が前記径方向チャネルから径方向内側に向かって前記径方向内面を超えて突出する、導電性アセンブリ
    を含む、適応型電流分流リング。
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