JP6163060B2 - 衝撃吸収装置 - Google Patents
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そこで、例えば特許文献1に記載の衝撃吸収装置では、図7に示すように、エネルギー吸収部材(FRP円筒)の端面に周方向に沿ったV溝を形成し、このV溝と係合する突起部を押圧部材(蓋体)に設けている。この特許文献1に記載の衝撃吸収装置によれば、エネルギー吸収部材の破断片がV溝の中心から内周側及び外周側へ分かれて生じることとなるため、V溝と係合する突起部によって破断片を拘束することがない。
樹脂を繊維で強化した複合材料で構成され、所定の圧潰方向へ圧潰して衝撃エネルギーを吸収するエネルギー吸収部材と、
前記エネルギー吸収部材の前記圧潰方向の一端面に当接配置され、前記エネルギー吸収部材を前記圧潰方向へ押圧して圧潰させる押圧部材と、
を備える衝撃吸収装置であって、
前記エネルギー吸収部材は、前記一端面が前記圧潰方向と直交する平面状に形成され、
前記押圧部材は、
前記エネルギー吸収部材の前記一端面と当接する当接部が、前記圧潰方向の他端側へ所定の傾斜角で先細り状に突出する形状に形成され、
前記当接部の先端が前記エネルギー吸収部材の前記一端面のうちの中央部に当接するように配置されて、
前記エネルギー吸収部材の押圧初期時には、当該エネルギー吸収部材の繊維を破断させることなく、前記当接部の先端を前記一端面の中央部に喰い込ませるようにして当該一端面を破壊し、前記圧潰方向への変位に伴って前記当接部の前記傾斜角に応じた荷重で前記エネルギー吸収部材を押圧するように構成されていることを特徴とする。
前記エネルギー吸収部材は、前記圧潰方向に沿った中心軸を有する円筒状に形成されるとともに、前記一端面が前記圧潰方向と直交する平面状に形成され、
前記押圧部材の前記当接部は、
前記エネルギー吸収部材の前記一端面に対応する円環状に形成されて当該一端面に対向配置されるとともに、その中心軸を含んで前記圧潰方向に沿った各断面での形状がV字状に形成され、
その先端が前記エネルギー吸収部材の前記一端面のうちの肉厚の中央部に全周に亘って当接していることを特徴とする。
前記複合材料は炭素繊維強化プラスチックであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
樹脂を繊維で強化した複合材料で構成され、所定の圧潰方向へ圧潰して衝撃エネルギーを吸収するエネルギー吸収部材と、
前記エネルギー吸収部材の前記圧潰方向の一端面に当接配置され、前記エネルギー吸収部材を前記圧潰方向へ押圧して圧潰させる押圧部材と、
を備える衝撃吸収装置であって、
前記エネルギー吸収部材は、前記一端面が所定の肉厚を有する環状かつ平面状に形成され、
前記押圧部材は、
前記エネルギー吸収部材の前記一端面と当接する当接部が、前記圧潰方向の他端側へ所定の傾斜角で先細り状に突出する形状であって、前記エネルギー吸収部材の前記一端面に対応する環状に形成され、
前記当接部の先端が前記エネルギー吸収部材の前記一端部のうちの肉厚の中央部に全周に亘って当接するように配置されていることを特徴とする。
図1は、本実施形態における衝撃吸収装置1を搭載した車両100の斜視図であり、図2(a)は、衝撃吸収装置1の断面図であり、図2(b)は、図2(a)のC部を拡大した図である。
なお、以下の説明では、「前」「後」との記載は、特に断りのない限り、衝撃吸収装置1が搭載される車両100から見た方向を意味するものとする。
突起部31は、クラッシュボックス2の前端面2aに対応して同一の直径を有する円環状に形成され、その中心軸がクラッシュボックス2の中心軸Axと一致するように前端面2aに対向配置されている。より詳細には、図2(b)に示すように、突起部31は、中心軸Axを含んで前後方向に沿った各断面での形状が、前後方向と直交する面に対する所定の傾斜角αで後側へ先細り状に突出するV字状に形成されている。そして、この突起部31の先端(後端)が、クラッシュボックス2の前端面2aのうちの肉厚の中央部に、全周に亘って当接している。また、突起部31は、その基端部での径方向の幅wがクラッシュボックス2の肉厚tと略同一に形成されている。
図3は、衝撃吸収装置1のエネルギー吸収態様を説明するための図であり、図4は、衝撃吸収装置1の荷重−変位線図である。
例えば、図5(a)に示すように、突起部31の径方向の幅wをクラッシュボックスの肉厚tよりも大きく、当該突起部31の傾斜角αをより小さなものにした場合には、荷重−変位特性の初期の立ち上がりは、より急峻なものとなる。具体的には、この場合、押圧部材3の突起部31は、径方向の幅wと肉厚tとが略同一のものよりも、少ない変位でクラッシュボックス2の前端面2aの全面に亘って喰い込むこととなる。したがって、このときの荷重−変位特性は、図6に破線で示すように、突起部31の径方向の幅wと肉厚tとが略同一のときに比べ、より少ない変位で安定荷重領域に到達するものとなるため、その初期の立ち上がりは、より急峻なものとなる。
2 クラッシュボックス(エネルギー吸収部材)
2a 前端面
Ax 中心軸
t 肉厚
3 押圧部材
31 突起部(当接部)
w 幅
α 傾斜角
4 支持部材
Claims (4)
- 樹脂を繊維で強化した複合材料で構成され、所定の圧潰方向へ圧潰して衝撃エネルギーを吸収するエネルギー吸収部材と、
前記エネルギー吸収部材の前記圧潰方向の一端面に当接配置され、前記エネルギー吸収部材を前記圧潰方向へ押圧して圧潰させる押圧部材と、
を備える衝撃吸収装置であって、
前記エネルギー吸収部材は、前記一端面が前記圧潰方向と直交する平面状に形成され、
前記押圧部材は、
前記エネルギー吸収部材の前記一端面と当接する当接部が、前記圧潰方向の他端側へ所定の傾斜角で先細り状に突出する形状に形成され、
前記当接部の先端が前記エネルギー吸収部材の前記一端面のうちの中央部に当接するように配置されて、
前記エネルギー吸収部材の押圧初期時には、当該エネルギー吸収部材の繊維を破断させることなく、前記当接部の先端を前記一端面の中央部に喰い込ませるようにして当該一端面を破壊し、前記圧潰方向への変位に伴って前記当接部の前記傾斜角に応じた荷重で前記エネルギー吸収部材を押圧するように構成されていることを特徴とする衝撃吸収装置。 - 前記エネルギー吸収部材は、前記圧潰方向に沿った中心軸を有する円筒状に形成されるとともに、前記一端面が前記圧潰方向と直交する平面状に形成され、
前記押圧部材の前記当接部は、
前記エネルギー吸収部材の前記一端面に対応する円環状に形成されて当該一端面に対向配置されるとともに、その中心軸を含んで前記圧潰方向に沿った各断面での形状がV字状に形成され、
その先端が前記エネルギー吸収部材の前記一端面のうちの肉厚の中央部に全周に亘って当接していることを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収装置。 - 前記複合材料は炭素繊維強化プラスチックであることを特徴とする請求項1又は2に記載の衝撃吸収装置。
- 樹脂を繊維で強化した複合材料で構成され、所定の圧潰方向へ圧潰して衝撃エネルギーを吸収するエネルギー吸収部材と、
前記エネルギー吸収部材の前記圧潰方向の一端面に当接配置され、前記エネルギー吸収部材を前記圧潰方向へ押圧して圧潰させる押圧部材と、
を備える衝撃吸収装置であって、
前記エネルギー吸収部材は、前記一端面が所定の肉厚を有する環状かつ平面状に形成され、
前記押圧部材は、
前記エネルギー吸収部材の前記一端面と当接する当接部が、前記圧潰方向の他端側へ所定の傾斜角で先細り状に突出する形状であって、前記エネルギー吸収部材の前記一端面に対応する環状に形成され、
前記当接部の先端が前記エネルギー吸収部材の前記一端部のうちの肉厚の中央部に全周に亘って当接するように配置されていることを特徴とする衝撃吸収装置。
Priority Applications (1)
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JP2013188926A JP6163060B2 (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | 衝撃吸収装置 |
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JP2013188926A JP6163060B2 (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | 衝撃吸収装置 |
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---|---|
JP2015055295A JP2015055295A (ja) | 2015-03-23 |
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ID=52819850
Family Applications (1)
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JP2013188926A Active JP6163060B2 (ja) | 2013-09-12 | 2013-09-12 | 衝撃吸収装置 |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3473145B2 (ja) * | 1994-12-19 | 2003-12-02 | いすゞ自動車株式会社 | エネルギー吸収部材 |
-
2013
- 2013-09-12 JP JP2013188926A patent/JP6163060B2/ja active Active
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