JP6162634B2 - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クリーニング装置及び画像形成装置に関する。
従来、像担持体のクリーニングを行うクリーニング装置を備える画像形成装置が知られている。例えば、像担持体は、トナー像を担持する感光体ドラムであり、クリーニング装置は、感光体ドラム上に残留するトナー(以下「残留トナー」という)を除去する。クリーニング装置は、感光体ドラムに当接して残留トナーを除去する除去部材として、例えばブラシローラーやクリーニングブレードを備える。
ここで、クリーニング装置に関して、例えば以下のような問題がある。すなわち、除去部材には、紙粉等の異物が挟まることがある。除去部材に挟まった異物は、除去部材の同じ位置に留まり続けると、感光体ドラム上の同じ位置に接触し続けてそこに筋状の傷をつける。感光体ドラム上の筋状の傷は、用紙に形成された画像に模様として現れ、画像品質の低下を引き起こす。
上記問題を解決するために、除去部材又は感光体ドラムを感光体ドラムの軸方向に往復運動させ、異物が除去部材の同じ位置に留まり続けないようにする画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−11798号公報
また、除去部材がブラシローラーである場合、例えば以下のような問題も生じる。すなわち、ブラシローラーは、例えば、多数の毛、繊維、合成樹脂等が植え付けられた板状の部材が、鉄の回転軸に巻かれていくことにより製作される。従って、ブラシローラーには、一般に、その製作時にできる目、すなわち板状の部材の継目がある。ブラシローラーは、そのブラシ部分が感光体ドラムに当接しながら回転されることにより残留トナーを除去する。しかし、感光体ドラム上のブラシローラーの目に対向する位置においては、残留トナーがきれいに除去されにくい。残留トナーが除去されずに感光体ドラム上に長時間残り続けると、その残った残留トナーは、感光体ドラム上において筋状の痕となる。感光体ドラム上の筋状の痕は、用紙に形成された画像に模様として現れ、画像品質の低下を引き起こす。
上記ブラシローラーに関する問題は、特許文献1等に開示の技術、すなわち除去部材又は感光体ドラムを感光体ドラムの軸方向に往復運動させる技術を採用することにより解決し得る。しかし、除去部材又は感光体ドラムを往復運動させるためには、往復運動させるための装置が別途必要となり、クリーニング装置の構成が複雑になる。また、除去部材又は感光体ドラムを往復運動させると、除去部材又は感光体ドラムに対して何らかの悪影響が及ぶ場合がある。例えば、除去部材又は感光体ドラムが、摩擦や衝撃等によって劣化する可能性がある。従って、除去部材又は感光体ドラムをむやみに何度も動かすことは好ましくない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成により像担持体のクリーニング不良による画像品質の低下を防止できるクリーニング装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一観点に係るクリーニング装置は、トナー像を担持する像担持体のクリーニングを行う。前記クリーニング装置は、除去部材と、第1の支持部材と、第2の支持部材とを備える。前記除去部材は、前記像担持体に当接し、前記像担持体に残留する残留トナーを除去する。前記第1の支持部材は、前記除去部材の第1の端部において前記除去部材を支持し、前記除去部材に対して、前記第1の端部から前記除去部材の第2の端部へ向けた付勢力を付与する。前記第2の支持部材は、前記第2の端部において前記除去部材を支持し、前記付勢力を受ける受け部を有する。前記受け部は、前記付勢力の方向に所定の厚みを有する。前記受け部の厚みが時間の経過に伴い変化し、前記像担持体に対する前記除去部材の相対位置が変化する。
本発明の別の観点に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成装置であってクリーニング装置を備える。前記クリーニング装置は、トナー像を担持する像担持体のクリーニングを行う。前記クリーニング装置は、除去部材と、第1の支持部材と、第2の支持部材とを備える。前記除去部材は、前記像担持体に当接し、前記像担持体に残留する残留トナーを除去する。前記第1の支持部材は、前記除去部材の第1の端部において前記除去部材を支持し、前記除去部材に対して、前記第1の端部から前記除去部材の第2の端部へ向けた付勢力を付与する。前記第2の支持部材は、前記第2の端部において前記除去部材を支持し、前記付勢力を受ける受け部を有する。前記受け部は、前記付勢力の方向に所定の厚みを有する。前記受け部の厚みが時間の経過に伴い変化し、前記像担持体に対する前記除去部材の相対位置が変化する。
本発明によると、簡易な構成により像担持体のクリーニング不良による画像品質の低下を防止できる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 図2は、実施形態に係る画像形成部の内部構成を示す図である。 図3は、実施形態に係るドラムユニットの斜視図である。 図4は、図3のIV−IV断面図である。 図5は、実施形態に係るクリーニング装置のブラシローラーに関する部分の構成を示す図である。 図6は、実施形態に係るブラシローラーの第1の端部側の構成を示す図である。 図7は、実施形態に係るブラシローラーの第2の端部側の構成を示す図である。 図8は、実施形態に係る第2の支持部材の構成を示す図である。 図9は、ブラシローラーの位置の変化を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態において説明する要素の全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。複数の図面を通じて同一の符号は、同一の構成要素を示している。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、例えば複合機(MFP:Multi Function Peripheral)である。画像形成装置1は、スキャナー、複写機、プリンター、及びファクシミリ(FAX)の各機能を有する。画像形成装置1は、原稿の読み取りを行う画像読取部2と、用紙(シート)への画像の形成を行う画像形成部3とを備える。
画像読取部2は、カバー部21と、本体部22とを備える。カバー部21は、本体部22上面に配置される原稿台を覆う原稿台カバーである。カバー部21は、例えば本体部22の後部上端に設けられる回動部材、例えばヒンジを介して本体部22に取り付けられる。すなわち、カバー部21は、回動部材の回転軸を中心に本体部22に開閉可能に取り付けられる。カバー部21が上側後方に持ち上げられることにより原稿台が開放され、原稿台への原稿の載置が可能となる。
本体部22の前面には、操作パネル4が設けられる。操作パネル4は、表示部41と、操作キー42とを備える。表示部41は、例えばタッチパネル機能を有する液晶ディスプレーである。表示部41には、画像形成装置1の状態や各種のメッセージ等が表示される。また、表示部41には、機能の選択及び設定、文字入力等を行うためのキーが表示される。操作キー42は、ユーザーが画像形成装置1に対して情報を入力するためのハードキーである。操作キー42としては、例えば、コピー等の各種機能の実行開始を指示するためのスタートキーや、印刷部数等を入力するためのテンキーがある。
図2は、実施形態に係る画像形成部の内部構成を示す図である。図2中の右側が画像形成装置1の正面視した場合の右側に対応し、図2中の左側が画像形成装置1の正面視した場合の左側に対応する。
画像形成部3は、給紙カセット31と、ピックアップローラー32と、給紙ローラー33と、搬送ローラー34(34A及び34B)と、画像形成ユニット35と、定着ユニット36と、排出ローラー37と、排出トレイ38とを備える。
給紙カセット31は、複数枚の用紙を収容する。ピックアップローラー32及び給紙ローラー33は、給紙カセット31から用紙を1枚ずつ繰り出す。搬送ローラー34Aは、ピックアップローラー32及び給紙ローラー33が繰り出した用紙を画像形成ユニット35へ搬送する。
画像形成ユニット35は、給紙カセット31から搬送されてきた用紙に画像を形成する。画像形成ユニット35は、感光体ドラム51と、帯電装置52と、クリーニング装置53と、露光装置354と、現像装置355と、転写ローラー356と、トナーコンテナ357とを備える。感光体ドラム51、帯電装置52、及びクリーニング装置53は、それらが一体となったドラムユニット5として、画像形成部3の所定位置に配置される。ドラムユニット5の詳細については、図3及び図4を参照して後述する。
感光体ドラム51は、略円筒形状を有し、その周面(円筒面)にトナー像を担持する像担持体である。感光体ドラム51は、所定の方向に回転駆動する。帯電装置52は、感光体ドラム51を所定の電位に帯電させる。露光装置354は、画像データに基づきレーザー光を出力して感光体ドラム51を露光することで、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム51上に形成する。画像データとしては、例えば、画像読取部2が原稿を読み取って生成した画像データや、通信ネットワークを介して外部のコンピューターから受信した画像データが用いられる。
現像装置355は、感光体ドラム51上の静電潜像にトナーを供給して現像し、感光体ドラム51上にトナー像を形成する。転写ローラー356は、感光体ドラム51上のトナー像を用紙に転写する。具体的には、転写ローラー356が感光体ドラム51に圧接され、第1ニップ部が形成される。そして、用紙が第1ニップ部を通過する際、所定の電圧が転写ローラー356に印加され、感光体ドラム51上のトナー像が用紙に転写される。クリーニング装置53は、転写後に感光体ドラム51に残留する残留トナーを除去する。
定着ユニット36は、転写されたトナー像を用紙に定着させる。定着ユニット36は、発熱体を内蔵する加熱ローラー361と、加圧ローラー362とを備える。加熱ローラー361と加圧ローラー362とが圧接され、第2ニップ部が形成される。そして、用紙が第2ニップ部を通過することで、用紙表面のトナーが溶融及び加熱され、トナー像が用紙に定着する。トナー定着後の用紙は、搬送ローラー34Bにより搬送され、排出ローラー37により排出トレイ38に排出される。
図3は、実施形態に係るドラムユニットの斜視図である。図4は、図3のIV−IV断面図である。ドラムユニット5の前後方向は、画像形成装置1の正面視した場合の前後方向に対応し、ドラムユニット5の左右方向は、画像形成装置1の正面視した場合の左右方向に対応する。図3及び図4を参照して、実施形態に係るドラムユニット5の構成を説明する。
上述したように、ドラムユニット5は、感光体ドラム51、帯電装置52、及びクリーニング装置53が一体となったユニットである。ドラムユニット5は、その前後方向、すなわち感光体ドラム51の回転軸の軸方向に長い形状を有する。ドラムユニット5は、その前後方向の両端に、ユニット前壁50Fと、ユニット後壁50Rとを備える。ユニット前壁50Fは、ドラムユニット5の前端に配置され、ユニット後壁50Rは、ドラムユニット5の後端に配置される。ユニット前壁50F及びユニット後壁50Rは、ドラムユニット5のハウジング(以下「ユニットハウジング」という)の一部であり、感光体ドラム51を回転可能に支持する。
帯電装置52は、帯電ローラー521と、帯電クリーニングローラー522と、帯電ハウジング520とを備える。帯電ハウジング520は、ユニットハウジングの一部であり、帯電ローラー521及び帯電クリーニングローラー522を収容する。帯電ローラー521及び帯電クリーニングローラー522は、ユニット前壁50F及びユニット後壁50Rにより回転可能に支持される。
帯電ローラー521は、その周面が例えばゴム材料により形成される略円筒形状の部材である。帯電ローラー521には、所定の帯電電圧が印加される。帯電ローラー521は、感光体ドラム51の周面に当接することで、感光体ドラム51に従動しながら回転される。帯電電圧が印加された帯電ローラー521により、感光体ドラム51の周面が一様に帯電される。帯電クリーニングローラー522は、帯電ローラー521の周面に当接しながら回転されることにより、帯電ローラー521の周面に付着したトナーや異物等を除去する。
クリーニング装置53は、ブラシローラー531(除去ローラー)と、クリーニングブレード532と、搬送スクリュー533と、クリーナーハウジング530とを備える。クリーナーハウジング530は、ユニットハウジングの一部であり、クリーニング装置53の各部材を収容する。ブラシローラー531及びクリーニングブレード532は、感光体ドラム51上の残留トナーを除去する除去部材である。
ブラシローラー531は、例えば毛、繊維又は合成樹脂により形成されるブラシ部531Aと、回転軸531Bとを備える。ブラシローラー531は、そのブラシ部531Aが感光体ドラム51の周面に当接しながら、回転軸531Bを中心に回転されることにより、感光体ドラム51の周面に残留する残留トナーを除去する。ブラシローラー531は、その回転軸531Bの両端が、ユニットハウジングにより回転可能に支持される。具体的には、ブラシローラー531の回転軸531Bの一端部(以下「第1の端部」という)が、第1の支持部材及びユニット後壁50Rにより回転可能に支持される。ここで、第1の端部は、ドラムユニット5における後側の端部である。また、ブラシローラー531の回転軸531Bの他端部(以下「第2の端部」という)が、第2の支持部材及びユニット前壁50Fにより回転可能に支持される。ここで、第2の端部は、ドラムユニット5における前側の端部である。ブラシローラー531、第1の支持部材、及び第2の支持部材の詳細については、図5〜8を参照して後述する。
クリーニングブレード532は、例えばゴム材料により形成される板状の部材である。クリーニングブレード532は、その先端部が感光体ドラム51の周面に当接することにより、感光体ドラム51の周面に残留する残留トナーを除去する。搬送スクリュー533は、クリーニングブレード532によって掻き取られ、クリーニングブレード532上に堆積した回収トナーを感光体ドラム51の回転軸の軸方向に搬送する。
図5は、実施形態に係るクリーニング装置のブラシローラーに関する部分の構成を示す図である。図5は、感光体ドラム51及び帯電ローラー521が取り除かれたドラムユニット5を下方から見た図である。図5中の右側がドラムユニット5の後側、すなわち第1の端部側に対応し、図5中の左側がドラムユニット5の前側、すなわち第2の端部側に対応する。また、図6は、実施形態に係るブラシローラーの第1の端部側の構成を示す図である。図5及び図6を参照して、実施形態に係るブラシローラー531の第1の端部側の構成を説明する。
クリーニング装置53は、ブラシローラー531の第1の端部側に、駆動ギア534を含む駆動機構と、第1のブッシュ535Aと、第1の支持部材536とをさらに備える。駆動機構は、ブラシローラー531を回転させるための装置である。駆動機構は、駆動ギア534に加えて、例えばモーター(図示しない)をさらに含む。第1のブッシュ535Aは、回転軸531Bを支える軸受筒である。第1の支持部材536は、ユニット後壁50Rとともに、第1の端部においてブラシローラー531を支持する。第1の支持部材536は、ブラシローラー531に対して、第1の端部から第2の端部へ向けた付勢力6を付与する。本実施形態において、第1の支持部材536は、付勢力6の方向に平行な支持方向、すなわち回転軸531Bの軸方向に伸縮可能な弾性部材、例えばスプリングである。
図7は、実施形態に係るブラシローラーの第2の端部側の構成を示す図である。図8は、実施形態に係る第2の支持部材の構成を示す図である。図5、図7、及び図8を参照して、実施形態に係るブラシローラー531の第2の端部側の構成を説明する。
クリーニング装置53は、ブラシローラー531の第2の端部側に、第2のブッシュ535Bと、第2の支持部材537とをさらに備える。第2のブッシュ535Bは、回転軸531Bを支える軸受筒である。第2の支持部材537は、ユニット前壁50Fとともに、第2の端部においてブラシローラー531を支持する。第2の支持部材537は、付勢力6を受ける受け部537Aを有する。受け部537Aは、付勢力6の方向に所定の厚みを有する。本実施形態において、第2の支持部材537は、ユニットハウジングの一部、例えばユニットハウジングのリブ部分である。このように、ユニットハウジングの一部を第2の支持部材537として機能させることで、第2の支持部材537を新たな部材として設ける必要がなくなる。これにより、クリーニング装置53におけるクリーニング不良の防止のための構成を簡素化することができる。
第2の支持部材537は、その受け部537Aの厚みが時間の経過に伴い変化する。本実施形態では、受け部537Aの厚みが、時間の経過に伴って薄くなる。具体的には、以下のとおりである。すなわち、受け部537Aは、ブラシローラー531を支持するために常に付勢力6を受けている。また、クリーニング装置53が稼働されると、ブラシローラー531が回転され、第2の端部が、受け部537Aに接触しながら回転する。そのため、クリーニング装置53が何度も稼働され続けていくことで、付勢力6とブラシローラー531の回転による力とにより、受け部537Aにおける第2の端部に接触する部分(以下「接触部分」という)が、徐々に削られていく。ここで、ブラシローラー531の回転による力は、ブラシローラー531の回転時における第2の端部と接触部分との間の摩擦力を含む。これにより、受け部537Aの厚みが、時間の経過に伴って徐々に薄くなる。
一方、第1の支持部材536は、回転軸531Bの軸方向に伸縮可能な弾性部材である。そのため、第1の支持部材536が付勢力6を付与する位置(以下「付勢力付与位置」という)は、受け部537Aの厚みの変化に応じて、回転軸531Bの軸方向に変化する。例えば、受け部537Aの厚みが薄くなった場合は、付勢力付与位置が、その薄くなった分だけ付勢力6の方向に移動する。その結果、ブラシローラー531の位置が、その薄くなった分だけ付勢力6の方向に移動する。一方で、感光体ドラム51は、ユニット前壁50F及びユニット後壁50Rに支持され、その位置は、ドラムユニット5内で変化しない。従って、受け部537Aの厚みが変化することにより、感光体ドラム51に対するブラシローラー531の相対位置が変化する。
図9は、ブラシローラーの位置の変化を示す図である。図9(a)は、クリーニング装置53が初めて稼働された時点(以下「第1の時点」という)における感光体ドラム51とブラシローラー531との位置関係を示す図である。図9(b)は、クリーニング装置53が初めて稼働されてから或る程度の期間が経過した時点(以下「第2の時点」という)における感光体ドラム51とブラシローラー531との位置関係を示す図である。
図9において、符号7は、ブラシローラー531の目を示している。図9(a)に示すように、第1の時点において、ブラシローラー531の目7の中心の位置は、位置X1である。また、第1の時点において、付勢力付与位置は、位置X2である。
ここで、ブラシローラー531の目7に関して、次のような問題がある。すなわち、感光体ドラム51上のブラシローラー531の目7に対向する位置(以下「ブラシ目対向位置」という)においては、残留トナーがきれいに除去されにくい。残留トナーが除去されずに感光体ドラム51上に長時間残り続けると、その残った残留トナーは、感光体ドラム51上において筋状の痕となり、画像品質の低下を引き起こす。この問題を解決するためには、例えばブラシ目対向位置を定期的に又は徐々に変化させて、残留トナーがブラシ目対向位置に長時間残り続けないようにすることが有効である。
本実施形態において、受け部537Aの厚みは、時間の経過に伴って薄くなる。図9(b)に示すように、第1の時点から第2の時点までの時間の経過に伴い、受け部537Aの厚みがΔLだけ薄くなった場合、第2の時点において、付勢力付与位置は、位置X4となる。ここで、位置X4は、受け部537Aの厚みが薄くなった分、すなわち変化分ΔLだけ、位置X2から付勢力6の方向に移動した位置である。よって、第1の時点から第2の時点までの時間の経過に伴い、ブラシローラー531の位置が、変化分ΔLだけ付勢力6の方向に移動する。そして、ブラシローラー531の位置の移動に伴い、ブラシローラー531の目7の位置も移動する。第2の時点において、ブラシローラー531の目7の中心の位置は、位置X3となる。ここで、位置X3は、変化分ΔLだけ位置X1から付勢力6の方向に移動した位置である。
一方、感光体ドラム51は、ユニット前壁50F及びユニット後壁50Rに支持され、その位置は、ドラムユニット内で変化しない。従って、第1の時点から第2の時点までの時間の経過に伴い、ブラシローラー531の目7の中心に対向する位置は、位置X1に対向する位置から位置X3に対向する位置へ変化する。つまり、第1の時点から第2の時点までの時間の経過に伴い、ブラシ目対向位置が変化する。
このように、本実施形態によれば、受け部537Aの厚みが時間の経過に伴い変化し、それにより、感光体ドラム51に対するブラシローラー531の相対位置が変化し、ブラシ目対向位置が変化する。これにより、残留トナーがブラシ目対向位置に長時間残り続けることを防止できる。従って、本実施形態によれば、残留トナーがブラシ目対向位置に長時間残り続けることにより引き起こされる画像品質の低下を防止することができる。
また、本実施形態によれば、時間の経過に伴って感光体ドラム51に対するブラシローラー531の相対位置を変化させることができるので、ブラシローラー531に挟まった異物がブラシローラー531の同じ位置に留まり続けることを防止できる。従って、異物がブラシローラー531の同じ位置に留まり続けることにより引き起こされる画像品質の低下を防止することもできる。
また、本実施形態において、感光体ドラム51に対するブラシローラー531の相対位置の変化は、ブラシローラー531が第1の支持部材536及び第2の支持部材537によって支持されることにより実現される。ここで、第1の支持部材536は、弾性部材である。また、第2の支持部材537は、その受け部537Aの厚みが時間の経過に伴い変化する部材であり、例えばユニットハウジングの一部である。すなわち、本実施形態によれば、ブラシローラー531又は感光体ドラム51を移動させるための特別な装置を設けることなく、簡易な構成により感光体ドラム51に対するブラシローラー531の相対位置を変化させることができる。このように、本実施形態によれば、簡易な構成により感光体ドラム51のクリーニング不良による画像品質の低下を防止することができる。
また、感光体ドラム51に対するブラシローラー531の相対位置の変化の程度は、好ましくは次のとおりである。すなわち、ブラシローラー531のブラシ部531Aは、その回転軸531Bの軸方向の長さが、感光体ドラム51の軸方向の長さよりも所定長だけ長く設計される。そして、ブラシローラー531は、クリーニング装置53のおおよその寿命の期間、例えば10年間が経過するまでに、上記所定長又はそれより若干短い距離だけ移動する。すなわち、クリーニング装置53の寿命の期間をかけて、ブラシ部531Aの全面又はほぼ全面が使い切られるようにする。これにより、ブラシローラー531が長い期間をかけてゆっくりと移動されるので、ブラシローラー531の移動によるブラシローラー531又は感光体ドラム51に対する悪影響、例えば摩擦や衝撃等による劣化を低減することができる。
なお、感光体ドラム51に対するブラシローラー531の相対位置の変化の程度は、第2の支持部材537の材質、回転軸531Bの材質、第2の端部の形状等により調整し得る。例えば、変化の程度を早めるために、第2の端部が凸形状とされてもよい。
以上、本発明の一つの実施形態を説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。なお、図面は、理解しやすくするためにそれぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は、一例であってこれらに限定されるものではない。
本実施形態では、付勢力6とブラシローラー531の回転による力とにより、受け部537Aの厚みが、時間の経過に伴って徐々に薄くなったが、これに限られない。例えば、第2の支持部材537は、付勢力6を受けることによってその受け部537Aの厚みが徐々に薄くなるような部材であってもよい。すなわち、受け部537Aは、除去部材の回転による力を受けなくとも、付勢力6によって徐々に薄くなってもよい。この場合、除去部材として、回転しない除去部材、例えばクリーニングブレード532を採用することができる。そして、回転しない除去部材を採用しても、感光体ドラム51に対する除去部材の相対位置を徐々に変化させることができ、簡易な構成により感光体ドラム51のクリーニング不良による画像品質の低下を防止できる。
また、例えば、第2の支持部材537は、その受け部537Aの厚みが時間の経過に伴い徐々に厚くなるような部材であってもよい。この場合、受け部537Aの厚みが時間の経過に伴って厚くなり、それにより、付勢力付与位置が、その厚くなった分だけ付勢力6の方向と逆向きの方向へ移動する。その結果、除去部材の位置が、その厚くなった分だけ付勢力6の方向と逆向きの方向へ移動する。従って、この場合でも、感光体ドラム51に対する除去部材の相対位置を徐々に変化させることができ、簡易な構成により感光体ドラム51のクリーニング不良による画像品質の低下を防止できる。
また、本実施形態において、駆動機構は、第1の端部側に設けられたが、これに限らず、第2の端部側に設けられてもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置1として複合機を例示して説明したが、画像形成装置1は、複合機に限られず、画像形成機能を有するその他の装置であってもよい。
1 画像形成装置
2 画像読取部
3 画像形成部
4 操作パネル
5 ドラムユニット
51 感光体ドラム
53 クリーニング装置
531 ブラシローラー
531B 回転軸
536 第1の支持部材
537 第2の支持部材
537A 受け部
6 付勢力

Claims (5)

  1. トナー像を担持する像担持体のクリーニングを行うクリーニング装置であって、
    前記像担持体に当接し、前記像担持体に残留する残留トナーを除去する除去部材と、
    前記除去部材の第1の端部において前記除去部材を支持し、前記除去部材に対して、前記第1の端部から前記除去部材の第2の端部へ向けた付勢力を付与する第1の支持部材と、
    前記第2の端部において前記除去部材を支持し、前記付勢力を受ける受け部を有する第2の支持部材と
    を備え、
    前記受け部は、前記付勢力の方向に所定の厚みを有し、
    前記受け部の厚みが時間の経過に伴い変化し、前記像担持体に対する前記除去部材の相対位置が変化し、
    前記受け部が前記付勢力を受けることにより、前記受け部の厚みが徐々に薄くなる、クリーニング装置。
  2. 前記第1の支持部材は、前記付勢力の方向に平行な支持方向に伸縮可能な弾性部材であり、
    前記受け部の厚みの変化に応じて、前記付勢力を付与する位置が前記支持方向に変化し、前記除去部材の位置が前記支持方向に変化する、請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. トナー像を担持する像担持体のクリーニングを行うクリーニング装置であって、
    前記像担持体に当接し、前記像担持体に残留する残留トナーを除去する除去部材と、
    前記除去部材の第1の端部において前記除去部材を支持し、前記除去部材に対して、前記第1の端部から前記除去部材の第2の端部へ向けた付勢力を付与する第1の支持部材と、
    前記第2の端部において前記除去部材を支持し、前記付勢力を受ける受け部を有する第2の支持部材と
    を備え、
    前記受け部は、前記付勢力の方向に所定の厚みを有し、
    前記受け部の厚みが時間の経過に伴い変化し、前記像担持体に対する前記除去部材の相対位置が変化し、
    前記除去部材は、前記像担持体に当接しながら回転されることにより前記残留トナーを除去する除去ローラーであり、
    前記第1の端部及び前記第2の端部は、前記除去部材の回転軸の端部であり、
    前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材は、前記除去部材を回転可能に支持し、
    前記付勢力の方向に平行な支持方向は、前記回転軸の軸方向であり、
    前記受け部が前記付勢力を受けるとともに前記除去部材が回転されることにより前記受け部における前記第2の端部に接触する部分が削られ、前記受け部の厚みが薄くなる、クリーニング装置。
  4. 前記除去部材を覆うハウジングをさらに備え、
    前記第2の支持部材は、前記ハウジングの一部である、請求項1〜のうちのいずれかに記載のクリーニング装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1〜のうちのいずれかに記載のクリーニング装置を備える、画像形成装置。
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