JP6162594B2 - セグメントの構造 - Google Patents
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Description
その場合に複数の円弧状のセグメントを組み立ててセグメントリングを構成するから、安価なセグメントであること、組み立てが容易であることが要求される。
しかしこのようなセグメントの構造にあっては次のような問題が存する。
<1> いずれの継手もその構造が複雑であるために、継手の鋼材自体が高価なものとなる。
<2> リング継手が、軸方向のスリットを持つ円錐台形状の金具の先端に爪を設けた金物と、この金物の先端の爪を収納する壁を備えた金物の組み合わせであるためにリング間結合力が小さい。
<3> リング継手間の結合力が小さい結果、大深度、高水圧下ではKセグメントが押し出されてセグメントリングから抜け出る可能性がある。ここで「Kセグメント」とは、セグメントリングの組み立ての際に最後に押し込むセグメントであり、平面的に見た場合に台形であって、その継手面が末広がりに傾斜したセグメントのことである。
また上記の構成において、セグメント継手面のメス継手がトンネル軸方向にスライドして、オス継手の係合窓に挿入しやすいように、オス継手とメス継手が接触してスライドする面を、斜面として形成したことを特徴としたものである。
また上記の構成において、リング継手面のメス継手がトンネル軸方向にスライドして、オス継手の係合窓に挿入しやすいように、オス継手とメス継手が接触してスライドする面を、斜面として形成したことを特徴としたものである。
本発明のセグメントは、シールド掘進機の内部で組み立ててジャッキでシールド掘進機の前進のための反力を取るセグメントである。
なお前記したように、セグメント間の継手は「セグメント継手」と、セグメントリング間の継手は「リング継手」と称する。
そしてセグメント間の接合面は「セグメント継手面」、セグメントリング間の接合面は「リング継手面」、両者を含めてセグメントの「側面」と称する。
本発明のセグメントは、既設のセグメントと新設するセグメントの継手面を接触させたら、新設するセグメントをトンネル軸方向にスライドさせるだけで、セグメント継手の接合と、リング継手面の接合を同時に完了できる構造を備えている。
そのために次のような構造を有する。
セグメントのセグメント継手面には、継手面より内側に位置するオス継手1と、継手面から突出したメス継手2を備えている。
オス継手1をセグメントの内側に位置させるために、セグメント継手面には収納室3を開口してあり、その内部にオス継手1を設置する。
リング継手面は、ジャッキで加圧する側とその反対側があるが、ジャッキで加圧する側には突出する継手を設けることは不適当である。
そのためにジャッキで加圧する側には、継手面より内側に位置するオス継手1を設ける。
その場合にも、オス継手1をセグメントの内側に位置させるために、セグメント継手面には収納室3を開口してあり、その内部にオス継手1を設置する。
リング継手面の反対側には、継手面から突出させた状態でメス継手2を設ける。
メス継手2は、対向する爪板21より構成する。
両爪板21は、バネ板22の先端に対向して位置しており、バネ板22の弾性によって元の形状に戻る継手である。
この両爪板21の間に、オス継手1を強く挿入すると爪板21の間隔が広がる。
さらにオス継手1を強く爪板21の間に挿入することで、爪板21がオス継手1の係合窓11に嵌合して両者の接合を行う。
オス継手1は、メス継手2端面に位置する爪板21間に挿入する板体である。
この板体には、メス継手2の爪板21が挿入可能な係合窓11を開口する。
この係合窓11の内部にメス継手2の爪板21が嵌合することで、オス継手1とメス継手2の係合が完了する。
したがってオス継手1の係合窓11の長さは、メス継手2の爪板21の長さ以上の寸法を備えていることが必要である。
ここで「長さ」とは、トンネル軸方向の長さのことである。
オス継手1を収納した収納室3の幅は、オス継手1の幅以上の幅を備えていることが必要である。
ここに収納室3の「幅」とはトンネル軸方向の長さのことである。
この幅は、オス継手1の幅とメス継手2の幅を足した寸法より広く構成する。
したがって収納室3には、オス継手1とメス継手2を平面的に並べて位置させることができる。
セグメント継手面におけるメス継手2およびオス継手1の移動距離Lと、リング継手面におけるメス継手2の移動距離Lは同一寸法に構成する。
ここで「移動」とはトンネル軸方向への移動である。
この距離Lは、メス継手2の中心線と、オス継手1の係合窓11の中心線との距離Lと表現することもできる。
セグメント継手面におけるメス継手2およびオス継手1の移動距離Lと、リング継手面におけるメス継手2の移動距離Lが一致している結果、セグメント継手面において収納室3に挿入したメス継手2およびオス継手1が距離Lだけ移動して係合窓11に係合すると、同時にリング継手面においてもまたメス継手2の爪板21がオス継手1の係合窓11に挿入して嵌合することになる。
セグメント継手面のメス継手2がトンネル軸方向にスライドして、オス継手1の係合窓11に挿入しやすいように、オス継手1とメス継手2が接触してスライドする面を、斜面23として形成する。
その場合のスライド面とは、トンネル軸方向に直交する面になる。
一方、リング継手面のメス継手2がトンネル軸方向にスライドして、オス継手1の係合窓11に挿入しやすいように、オス継手1とメス継手2が接触してスライドする面を、斜面23として形成する。
この場合の斜面23も、トンネル軸方向に直交する面となる。
次に本発明のセグメントを、セグメント継手面と、リング継手面とを接合する工程について説明する。
セグメント継手の接合に際しては、既設、および新設のセグメントの収納室3の内部に、新設、および既設のセグメントのメス継手2を挿入しておく。
この段階ではメス継手2は収納室3に挿入するだけで、メス継手2とオス継手1は収納室3の内部で平面的に平行に並んだ状態にあり、メス継手2の爪板21とオス継手1の係合窓11は係合していない。
次に新設のセグメントをトンネルの軸方向に移動させる。(図6中、下段)
すると、各オス継手1は、各メス継手2の斜面23をすべって距離Lだけスライドして、各オス継手1の係合窓11に、各メス継手2の爪板21が嵌合する。
上記したようにセグメント継手のメス継手2およびオス継手1の移動可能な距離Lと、リング継手面のメス継手2の移動距離とを等しく構成してある。
そのために、セグメント継手において、メス継手2の爪板21が、オス継手1の係合窓11に嵌合すると同時に、リング継手においてもメス継手2の爪板21が、オス継手1の係合窓11に嵌合することになる。(図5)
その結果、新設するセグメントをトンネル軸方向にスライドすることで、セグメント継手の接合と、リング継手の接合を同時に完了することができる。
11:係合窓
2:メス継手
21:爪板
22:バネ板
23:斜面
3:収納室
Claims (3)
- シールド掘進機の内部で組み立ててジャッキでシールド掘進機の前進のための反力を取るセグメントの構造であって、
セグメントのセグメント継手面には、継手面より内側に位置するオス継手と、継手面から突出したメス継手を備え、
リング継手面のジャッキで加圧する側には、継手面より内側に位置するオス継手を、反対側には、継手面から突出したメス継手を備え、
メス継手は、対向する爪板より構成し、両爪板には、弾性によって元の形状に戻る継手であり、
オス継手は、メス継手端面に位置する爪板間に挿入する板体であり、メス継手の爪板が挿入可能な係合窓が開口している継手であり、
セグメント継手面に設けたオス継手の収納室は、そこへ挿入するメス継手の幅よりもトンネル軸方向に広い空間を形成してあり、
セグメント継手面のメス継手およびオス継手が、トンネル軸方向に移動する距離と、
リング継手面のメス継手が、リング継手面のオス継手に挿入して嵌合する距離とを等しく構成したことを特徴とする、
セグメントの構造。 - 上記のセグメントの構成において、
セグメント継手面のメス継手がトンネル軸方向にスライドして、オス継手の係合窓に挿入しやすいように、
オス継手とメス継手が接触してスライドする面を、斜面として形成したことを特徴とする、
請求項1記載のセグメントの構造。 - 上記のセグメントの構成において、
リング継手面のメス継手がトンネル軸方向にスライドして、オス継手の係合窓に挿入しやすいように、
オス継手とメス継手が接触してスライドする面を、斜面として形成したことを特徴とする、
請求項1記載のセグメントの構造。
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