JP6161978B2 - 樋装置 - Google Patents

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本発明は、連棟型ビニールハウスの谷部を形成する谷樋部材の下方に配設される樋装置に関する。
従来、連棟型ビニールハウスでは、屋根との屋根との間に形成される谷部に谷樋部材を取り付けて、これらの水を所定位置に排水するようにしている(例えば特許文献1,2参照。)。また、ビニールハウスでは、内外の温度差による結露現象によって屋根の樹脂フィルム材の内面に大量の水滴が付着し、これが樹脂フィルム材を伝いながらビニールハウス内に落下すると、作物の根腐れが発生したり、湿度が高くなって作物に病気が発生したりする。同様に、金属製の谷樋部材にも結露によって水滴が付着し、ビニールハウス内に落下することがある。そのため、従来、谷部の谷樋部材の下方にも樋を設ける二重樋を採用し、落下する水滴を受けて排水するようにしている(特許文献1参照。)。
実公昭61−37244号公報 実開平6−46439号公報
ところが、二重樋の場合、結露現象により屋根の樹脂フィルム材の内面に付着した水滴のうち、途中で落下する水滴以外の水滴は全て受容して所定位置に排水することはできるものの、樋の真上から落下する水滴以外は受容することができないという欠点がある。
そこで、本発明においては、樋の真上から落下する水滴だけでなく、より広範囲から落下する水滴を受容して所定位置に排水することが可能な樋装置を提供することを目的とする。
本発明の樋装置は、連棟型ビニールハウスの屋根と屋根との間に形成される谷部を構成する谷樋部材の下方に配設される樋装置であって、谷部に沿ってその下方に配される樹脂フィルム材と、谷部の下方に、谷部の形成方向に沿って延設される樋部材であって、樹脂フィルム材の下端部が内挿される断面凹状の耳部を備えた樋部材と、耳部内に樹脂フィルム材の上から挿入され、樹脂フィルム材を固定する固定部材とを有するものである。
本発明の樋装置によれば、屋根と屋根との間に形成された谷部に沿ってその下方に配された樹脂フィルム材により、屋根の内面および谷樋部材の下面から落下する水滴を受け、谷部の下方に谷部の形成方向に沿って延設された樋部材に導き、所定位置に排水することが可能となる。また、本発明の樋装置では、固定部材を樋部材の耳部内に挿入するだけで簡単に樹脂フィルム材を固定することができるとともに、不要時には固定部材を樋部材の耳部内から取り外すだけで簡単に樹脂フィルム材の固定を解くことができる。
また、本発明の樋装置では、屋根から降りてくる冷気が、その下方に配された樹脂フィルム材によって遮断される。さらに、本発明の樋装置では、屋根の谷部とその下方に配された樹脂フィルム材との間のわずかな空間だけを暖めるだけで、屋根と屋根との間に形成された谷部に溜まった雪を溶かすことが可能である。
ここで、樋部材は、谷部を挟んで両側に並設されたものであり、谷部に沿ってその下方に配される樹脂フィルム材は、並設された樋部材の外側の耳部に内挿されたものであり、さらに、並設された樋部材の間に配され、この樋部材の内側の耳部内に配される樹脂フィルム材と、この樹脂フィルム材の上から挿入され、この樹脂フィルム材を固定するゴム紐材とを有するものであることが望ましい。
これにより、屋根と屋根との間に形成された谷部に沿ってその下方に配された樹脂フィルム材により、屋根の内面および谷樋部材の下面から落下する水滴を受け、谷部の下方に谷部の形成方向に沿って谷部を挟んで両側に並設された樋部材にそれぞれ導き、所定位置に排水することが可能となる。
(1)本発明の樋装置は、谷部に沿ってその下方に配される樹脂フィルム材と、谷部の下方に、谷部の形成方向に沿って延設される樋部材であって、樹脂フィルム材の下端部が内挿される断面凹状の耳部を備えた樋部材と、耳部内に樹脂フィルム材の上から挿入され、樹脂フィルム材を固定するゴム紐材とを有することにより、樋の真上から落下する水滴だけでなく、より広範囲から落下する水滴を、谷部に沿ってその下方により配された樹脂フィルム材により受け、樋部材に導いて所定位置に排水することが可能となる。
(2)また、本発明の樋装置では、固定部材を樋部材の耳部内に挿入するだけで簡単に樹脂フィルム材を固定することができるとともに、不要時には固定部材を樋部材の耳部内から取り外すだけで簡単に樹脂フィルム材の固定を解くことができるので、必要に応じて谷部の下方に配される樹脂フィルム材の取り付けおよび取り外しを容易に行うことができる。
(3)また、本発明の樋装置では、屋根から降りてくる冷気が、その下方に配された樹脂フィルム材によって遮断されるため、ビニールハウス内の環境へ悪影響を及ぼすのを防止することができる。さらに、本発明の樋装置では、寒冷地において屋根と屋根との間に形成された谷部に溜まった雪を溶かすために、この屋根の谷部とその下方に配された樹脂フィルム材との間のわずかな空間だけを暖めれば良いため、効率良く短時間で融雪することができる。
本発明の実施の形態における樋装置の使用例を示す縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1の樋部材の斜視図である。 図1の支持部材の斜視図である。
図1は本発明の実施の形態における樋装置の使用例を示す縦断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1の樋部材の斜視図、図4は図1の支持部材の斜視図である。
図1において、本発明の実施の形態における樋装置1は、連棟型ビニールハウスの屋根2aと屋根2bとの間に形成される谷部3を構成する谷樋部材4の下方に配設されている。屋根2a,2bは、アーチパイプ5、樹脂フィルム材6や、図示しないシート材止め条材等を用いて形成されている。また、図2に示すように、谷部3の下方には、谷部3の形成方向に所定間隔で支柱7が配置されている。谷樋部材4は、例えば、押し出し成形、ロールフォーミング成形やベンダー成形等により製造されたアルミニウム製やスチール製等の金属製である。
樋装置1は、谷部3に沿ってその下方に配される樹脂フィルム材10と、谷部3の下方に谷部3の形成方向に沿って延設される樋部材11とを有する。図3に示すように、樋部材11は、断面半円状の樋本体部11aと、樹脂フィルム材10の下端部が内挿される断面凹状の耳部11bとを備える。樋部材11は、例えば、押し出し成形、ロールフォーミング成形やベンダー成形等により製造されたアルミニウム製やスチール製等の金属製である。樋部材11が配置される連棟型ビニールハウスの谷部3付近は高温になるため、金属製とすることで熱による変形や膨張等を防ぐことができる。
耳部11bは、樋本体部11aの両上端部に設けられ、樋部材11の内側に向かって断面凹状の開口面が形成されている。また、耳部11bの上縁部には、耳部11b内に嵌合される固定部材12が容易に抜け出さないように鉤状の抜止部11cが形成されている。固定部材12は、耳部11bに内挿された樹脂フィルム材10の上から挿入され、樹脂フィルム材10を固定するものである。固定部材12は、耳部11b内に着脱可能に嵌合されるように、例えば、ゴム、プラスチックや金属等により紐状や棒状に形成されたものである。
また、樋部材11は、支柱7に対し、谷部3を挟んで両側に並設されている。樋部材11は、図4に示す支持部材13を用いて支柱7に支持される。支持部材13は、支柱7に固定される固定プレート部13aと、固定プレート部13aに一体成形され、樋部材11を支持する断面半円状の樋支持部13bと、樋部材11の耳部11bの外側に嵌合される凹部13cとを備えている。なお、支持部材13は、支柱7に樋部材11を固定可能であれば良く、他の形状のものや、他の固定手段を用いることも可能である。
上記構成の樋装置1では、屋根2aと屋根2bとの間に形成された谷部3に沿ってその下方に樹脂フィルム材10が配され、この樹脂フィルム材10の下端部が樋部材11の耳部11b内に内挿され、この耳部11b内の樹脂フィルム材10の上から固定部材12が挿入されることにより、樹脂フィルム材10が樋部材11の耳部11b内に固定される。一方、樹脂フィルム材10の上端部は、パッカー8等の固定具によりアーチパイプ5に固定されている。これにより、屋根2a,2bの内面および谷樋部材4の下面から落下する水滴を、樋部材11の真上からだけでなく、樹脂フィルム材10により広範囲から受けて、樋部材11に導き、所定位置に排水することが可能となっている。
また、本実施形態における樋装置1では、支柱7と支柱7との間であって、並設された樋部材11の間にも、同様に樹脂フィルム材14を配することが可能である。この樹脂フィルム材14の端部は、それぞれの樋部材11の内側の耳部11b内に内挿され、この耳部11b内の樹脂フィルム材14の上から固定部材12が挿入されることにより、樹脂フィルム材14が樋部材11の耳部11b内に固定される。したがって、この樹脂フィルム材14によっても、屋根2a,2bの内面および谷樋部材4の下面から落下する水滴を受けて樋部材11にそれぞれ導き、所定位置に排水することが可能となっている。
また、本実施形態における樋装置1では、固定部材12を樋部材11の耳部11b内に挿入するだけで簡単に樹脂フィルム材10,14を固定することができるとともに、不要時には固定部材12を樋部材11の耳部11b内から取り外すだけで簡単に樹脂フィルム材10,14の固定を解くことができるので、必要に応じて谷部3の下方に配される樹脂フィルム材10,14の取り付けおよび取り外しを容易に行うことが可能となっている。
また、本実施形態における樋装置1では、屋根2a,2bから降りてくる冷気が、その下方に配された樹脂フィルム材10,14によって遮断されるため、ビニールハウス内の環境へ悪影響を及ぼすのを防止することができる。
さらに、本実施形態における樋装置1では、寒冷地において屋根2aと屋根2bとの間に形成された谷部3に溜まった雪を溶かすために、屋根2a,2bの谷部3とその下方に配された樹脂フィルム材10,14との間のわずかな空間だけを暖めるだけで良いため、効率良く短時間で融雪することが可能となっている。
本発明の樋装置は、連棟型ビニールハウスの谷部を形成する谷樋部材の下方に配設される装置として有用である。
1 樋装置
2a,2b 屋根
3 谷部
4 谷樋部材
5 アーチパイプ
6,10,14 樹脂フィルム材
7 支柱
8 パッカー
11 樋部材
11a 樋本体部
11b 耳部
11c 抜止部
12 固定部材
13 支持部材
13a 固定プレート部
13b 樋支持部
13c 凹部

Claims (1)

  1. 連棟型ビニールハウスの屋根と屋根との間に形成される谷部を構成する谷樋部材の下方に配設される樋装置であって、
    前記谷部に沿ってその下方に配される樹脂フィルム材と、
    前記谷部を挟んで両側に並設され、前記谷部の下方に、前記谷部の形成方向に沿って延設される樋部材であって、前記並設された樋部材の外側に前記樹脂フィルム材の下端部が内挿される断面凹状の耳部を備えた樋部材と、
    前記耳部内に前記樹脂フィルム材の上から挿入され、前記樹脂フィルム材を固定する固定部材と
    前記並設された樋部材の間に配され、この樋部材の内側の耳部内に配される樹脂フィルム材と、
    この樹脂フィルム材の上から挿入され、この樹脂フィルム材を固定する固定部材と
    を有する樋装置。
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